Athletic snow sled

申请号 JP17954198 申请日 1998-05-22 公开(公告)号 JPH11334603A 公开(公告)日 1999-12-07
申请人 Yoshinobu Unno; 義信 海野; 发明人 UNNO YOSHINOBU; RICHARD ALLEN JOHNSON;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a turning in the cornering from being structurally restricted for an athletic snow sled with which the speed thereof made by the traction force of a dog on the snow is competed.
SOLUTION: In this athletic snow sled, at a middle and rear portion of two sliding plates 1, 1 of a snow sled main body 15, main arms 2, 2, that are inclined in the forward direction at about 60 degrees are fixed respectively. Further, movable connecting portions 6 are axially engaged moveably with free connecting rods 4 with bolt axis 5 at two points respectively on each of the left and right pair of main arms 2, 2 and edge portions 3, 3 of the sliding plates 1, 1. These moveable connecting portions 6 form sliding portions at which the two sliding plates 1, 1 synchronize with each other at a constant interval. In addition, bearings 7, 7 are provided at upper end portions of the two main arms 2, 2. Further, an U-shaped main frame 9 with a handle portion 8 is axially moveably engaged with the two bearings 7, 7.
COPYRIGHT: (C)1999,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 雪ぞり本体を形成する2枚の滑走板の中程部位に、メインアームを立設させて相互に同調すべく、左右に位置する滑走板の先端部とメインアーム部それぞれを、自在連結棒で可動軸止した滑走部を形成し、
    かつ前記、メインアーム上端部の軸受を介してハンドルを有するメインフレームを可動軸止して成る構成を特徴とする競技用雪ぞり。
  • 【請求項2】 滑走板に立設させるメインアームが、前方向にほぼ60度位い傾斜させた構成である請求項1に記載の競技用雪ぞり。
  • 【請求項3】 メインアームの軸受に可動動軸止して取り付けられるメインフレームの先端側が、下方に傾斜して可動軸止される構成である、請求項1に記載の競技用雪ぞり。
  • 【請求項4】 2枚の滑走板の先端部及びメインアーム部それぞれを繋ぐ自在連結棒が、長さを可変させることができる調整具を有した構成である、請求項1〜請求項3の一つの項に記載の競技用雪ぞり。
  • 【請求項5】 併設されるメインアームに可動軸止されるメインフレームに、長さが可変できる調整具を設けた構成である、請求項1〜請求項4の一つの項に記載の競技用雪ぞり。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明が属する技術分野】本発明は、上面を犬の牽引によってスピードを競う競技用の雪ぞりに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、雪面を利用して馬や複数の犬の牽引力による荷物の運搬手段として利用される雪ぞりがあり、そり本体の形態は一定間隔離して配設した2枚の滑走板を複数本の連結棒で梯子状に形成した雪ぞりであり、それに荷物を載せたり人が乗用する台座やバスケットが備えられているものが基本的なものである。 加えて、最近は古くから欧米で多く行なわれている、スポーツとして楽しむ競技用犬ぞりレースなども国内でも行なわれるようになってきている。

    【0003】それらのレース用に使用される雪ぞりは、
    従来より荷物運搬用として使われる雪ぞりと基本的には同じものを採用しているのが現状であるが、速く滑ることを目的とするものでもあるので、とりわけコーナリングに対する操作性や安定性を高めるべく各連結部位をルーズにして、接地対応性を持たせた雪ぞりを形成する2
    枚の滑走板の後部に競技者が握るハンドルを備え、かつ軽くきわめてシンプルな構成を成した雪ぞりなどが採用されている。 尚、国内に於けるレース用雪ぞりも、さらに改良されたタイプも提供されているが、その多くは海外から輸入されるものも多い。

    【0004】また数は少なく特に競技用とは言えないが、公開されている技術に於ては次のような雪ぞりも公知されている。 まず、特開昭46−1411に見られるものは、前後に分離して位置させた二枚の滑走板の前部にハンドルを備え、後部側に乗用サドルを形成したものであり、乗用者はバイクに乗るようにサドルに股がって雪斜面を、犬などの牽引力無しでスキー様に滑走するタイプの雪ぞりである。 さらに、特開昭48−51450
    に示される雪ぞりは、複数個連結した雪ぞりをかじ取り可能なものとして提供されるものであり、その構成は多くの荷物を載せたり乗用者が乗れる複数個の平ボードがワイヤー連結され、かつ先端のボードにかじ取り機構を備えた連結雪ぞりの各ボード下面には、横滑りを防ぐ波状のランナーエレメントが施された雪ぞりである。

    【0005】またレース用などに多く見られる輸入されているタイプには、左右に位置するランナーを形成するサイドフレームに、自在性のジョイント機構を施すことでサイドフレームに横方向の傾斜作用が得られるものとして、コーナリングフォースに対応した細かい工夫が施された雪ぞりも見られる。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】以上のような雪ぞりが提供されたり様々な技術が公知されているが、雪面はもとよりコーナーを安定して少しでも速く滑れることが良い雪ぞりの条件である。 とりわけ速さを競う犬ぞりレースなどの場合は、スピードを余り落さずにコーナリングできることはユーザーの求める一致した希望である。 しかし、従来提供されている競技用の雪ぞりは、前記したように古くから荷物運搬用として使用されている2枚の滑走板を併設した上面に、荷台やバスケットを備えたタイプの雪ぞりを採用しているのが一般的であるが、さらにその操作性やコーナリングに対する追随性を高めるために、各接合部をルーズにすることで解決する手段を講じているものも見られて一定の有効性は期待できるが、
    他方、ルーズにすることによる次のような欠点や課題が発生する。

    【0007】まず、この方法は目的とする雪ぞりの動きに対して多くの異なる回転軸が生れ、その結果、初期動作とその限界点を越えた動きが全く違う力が発生し、滑走板の雪面への接地性も期待されるほど高いものが得られない。 そのために、コーナ回転時に発生する力(コーナリングフォース)に打ち勝つために、牽引力(犬)による解決方法に頼らなければならないのが現状であった。 加えて横斜面の通過時に起こり易い横滑りに対しても犬の牽引力による力や、操作する乗員のバランス動作による上半身の移動や傾きにより雪ぞりの傾きや操作をしなければならないため、時には転倒する要因を招いたり、また接地面から受ける衝撃を効果的に受ける大腿部の筋力を有効に使うことが出来ないなど、欠点や不便が多い雪ぞりであり一層の改善が求められているが、機能的にして操作性のよい対処が施された具体的な雪ぞりは提供されていない。

    【0008】また、公知されている技術に於ける特開昭46−1411に示されるタイプは、オートバイクや自転車様に形成されたサドル部分に股がって、ハンドル操作による雪の斜面滑走を楽しめるものであるが、滑走板は前後に分離して形成される構成であるので、滑走時に於けるコーナリング時はハンドルを操作しながら上半身の移動や両足のカバーリングでかなりのスピードでもコーナリングに打ち勝てる力が得られるが、そのためには相当の訓練が必要であり、また慣れても上半身や両足のバランス移動など激しい動きが常に求められるため、高度なテクニックが求められ、また体力の消耗も避けられないものである。

    【0009】他方、特開昭48−51450に示す雪ぞりは、複数個の平ボードがワイヤーで連結された先頭ボードにハンドルを備え、かつ各ボード下面には横滑りを防ぐ波状のランナーエレメントを施した雪ぞりであるが、これはスピードを競う競技用として使われるものではないが、複数個の平ボードをワイヤーで繋いだり、ブレーキやハンドル機構を含めて複雑であることは否めず、コスト高はもとより操縦安定性も十分とは言えないが、荷物運搬を主とする雪ぞりでもあるので実用的ではあるが、競技用には向かないものである。

    【0010】また、現在国内で使用される競技用の雪ぞりの多くは海外からの輸入製品が採用され、それらに関するものの中には滑走効率のよい工夫や機能が施されたもの等も見られるが、従来のそりに於けるいずれの技術も基本的には、そりに乗る競技者の上半身の体重移動やそり本体に傾斜を与える、すなわち2枚のランナー(滑走板)を中心軸とした操作を行なって滑走する方法であるので、上半身が安定した効率良いコーナリングができなかった。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明に於ける雪ぞり(単にそりとも称す)は、左右2本の滑走板にメインアーム立設し、それを自在連結棒やメインフレームにより可動軸止するそり本体を形成することで、メインフレームや軸部を支点として、下部のメインアーム及び滑走板が左右や前後に自在に動くのを構造的に規制を与えないことで、スキーヤーの滑降時に於けるような、上半身を安定させた状態で雪ぞり操作が自在にできる雪ぞりを形成することで、滑走時に於ける変化に飛んだ起伏やコーナーリング走行時の重心安定や維持対応が速やかに行なえ、かつコーナリング時の横スベリ等によるスピードロスなどを損なうことなく、牽引力(犬)による力を最大限無駄なく、効率がよい安定した雪面滑走ができる雪ぞりを構成する。

    【0012】

    【発明の実施の形態】この発明に於ける雪ぞり本体15
    は、左右に分離形成される二本の滑走板1に取り付けられたメインアーム2や先端部3それぞれを自在連結棒4
    や、メインフレーム9をベアリング内蔵の軸受7部により可動軸止してそり体を構成しているので、滑走時に於ける回転動作を、構造的に規制しないことを特徴とする雪ぞり本体15を構成するものである。

    【0013】次に、このそり体の滑走時に於ける作用や機能を、図2〜図4に示す作動例図や説明図を参照しながら詳述する。 まず、図2及び図3に示すものは、雪ぞり本体15のコーナー滑走時に於けるそり体の背面及び平面状態を示す作動例図で、図4の(イ)〜(ハ)に示すように、そり体のメインスレーム9又は軸受7部を支点にして、例えば進行方向に対して右方向に曲がる場合は外側(左方向)にメインアーム2及び滑走板1を滑らかに回転させて移動させられる。 この作用は同様に左回転時に際しても同様の作用を成すものである。

    【0014】さらに図4を基にして詳述すると、そり体の片側滑走板1の長軸の動きや、メインフレーム9及びベアリング軸受7と滑走板1との関係は、(B,C)をメインフレーム9と滑走板1の軸線として、(a,
    a′)を滑走板のセンター軸、(c)を軸交点として説明すると、まず進行方向(F)に対して、(B,C)軸を連続回転させると、(a)軸は(c)点を頂点とする円錐を作り出す。 即ち滑走板1の滑走面は、(B,C)
    軸に直な断面円の接線(d)(滑走面)であり、その回転により滑走板1の進行角度を変化させられる。

    【0015】ゆえに、滑走板1のセンター軸(a,
    a′)をベアリング軸の軸線(B,C)でメインフレーム9を進行方向に頂点をもつ円錐側面上を動かすことにより、図4の(ロ)図に示すようなローリング角(横揺れ角)や、(ハ)図に示すヨー角(縦軸と進路との間の偏角)を同時に作る出すものである。 したがって2本の滑走板1,1に前傾させたメインアーム2に、操作するメインフレーム9を繋ぐことによりメインアーム2の動きを同調させられる。 よって従来は図8に示すように牽引力(D)によるコーナリングであったが、図7に示す本発明のそり体は、、構造的に同時に生み出されるヨー角及びローリング角と牽引力(D)との相乗効果とでスムーズに回転できるものである。

    【0016】

    【実施例】実施例1 本発明の実施例1を、図1に示す斜視図と図2に示す雪ぞり本体の作動例背面図、図3に示す本体の作動例平面図を参照して説明する。 実施例1に示すそり体は、まず2本の滑走板1,1の中ほど後部位に、前方にほぼ60
    度前後に傾斜させたメインアーム2,2をそれぞれ固着し、さらにその左右2本のメインアーム2,2及び滑走板1,1先端部3.3のそれぞれ二ケ所には、自在連結棒4をボルト軸5でそれぞれを可動軸止した可動連結部6により、2本の滑走板1,1が相互に同調する滑走部を形成する。

    【0017】次に、前記の滑走板1,1の2本のメインアーム2,2上端部には、ベアリングの軸受7,7を設けて、これにハンドル部8を有するコの字型のメインフレーム9を、二つの軸受7,7に回動自在に軸止してそり本体を構成する。 さらに、メインアーム2,2の根元部位にはフック10設け、それに曳き綱11付き元綱1
    2を取り付け、さらに滑走板1,1後部位には乗用者のスベリ止め足載せ板13を、先端部には犬の巻込み防止をする防護板14それぞれを備えて、本発明による雪ぞり本体15を構成する。

    【0018】本実施例に於ける雪ぞり本体15は以上のような構成を成すことで、左右に分離形成した滑走板1,1及びそり本体の構成部材は、自在連結棒4とボルト軸5で可動軸止される構成としているので、メインフレーム9の軸受7部を支点として、下部のメインアーム2及び滑走板1は左右及び前後に可変自在に動く構成としているので、図2又は図3に示すようなコーナリング時の作動例図や、図4の説明図に示すような作用を成すことが可能となる。

    【0019】実施例2 実施例2を図5に示す斜視図及び図6に示す各そり本体の作動例図を参照しながら説明する。 実施例2に示すそり体は、滑走部を初めとする基本構成は実施例1と同様であるが、さらに各部の微調節ができる調整機構(アジャスター)を組み合わせた構成としている。 雪ぞり本体15に形成される曳き綱11付き元綱12が繋れるフック10、先端部の防護板14及び足載せ板13は実施例1と同様に形成されるが、そり本体を形成する2本の滑走板1,1が一定間隔を成して可動軸止される各メインアーム2,2及び先端部3,3には、前記タイプ同様にボルト軸5止めによる可動連結部6で可動軸止される自在連結棒4a,4aが、伸縮可能な調整具16(アジャスター機構)を備えたものを採用し、かつメインアーム2,2後部寄りには軸受7,7を有する補助メインアーム2a,2aを併設している。 さらに、ハンドル部8にも補助調整具16aを有する矩形状のメインフレーム9
    aを、それぞれの軸受7,7部に掛け渡すようにして可動軸止して、実施例2の雪ぞり本体15を構成する。

    【0020】本実施例に於ける雪ぞり本体15は、長さを調節できるアジャスター機構を備えた調整具16付き自在連結棒4や、補助調整具16aを有するメインフレーム9aにより、左右に独立して形成されるそり体を構成しているので、分離形成されるメインアーム2,2や滑走板1,1の幅や角度の微調節が可能となるので、図6(イ),(ロ)に示すように、左右の構成部材の微調整ができる雪ぞり本体15を構成することを特徴とする。

    【0021】本発明は、以上のような競技用の雪ぞり本体15を構成しているが、各実施例に示した部材の形成方法は一つの例を示すものであり、例えばメインアーム2の傾斜角度は、約60度くらい前傾させるのが操作性の点で最も好ましいが、メインアームは垂直でも、また軸受7部を傾斜させてメインフレーム9を前傾させる方法でも構わないし角度も任意設定でよい。 またメインアーム2,2に取り付ける自在連結棒4は、単体や調整具16付きいずれも一本で連結しているが、強度を高めるために二本設けてもよい。 加えてハンドル部8に設ける補助調整具16aも対向側のメインフレーム9a部にも設けてよいものであり、いずれも特に限定するものではない。

    【0022】

    【発明の効果】本発明に於ける雪ぞりは以上のような構成を成しているので、従来に比べて次のような効果や長所を提供することができる。 2枚の滑走板を左右に位置させて雪ぞり本体を形成する自在連結棒及びメインフレームなどの連結部材は、自在に動く可動軸止する手段を採用した構成であるので、滑走時に於ける雪面の起伏やコーナリングに対して重心の安定を維持し、かつメインフレーム軸部を支点とすることで、ヨー角とローリング角を同時に生み出すことで、構造的に回転時の規制を与えない機能を成すそり体である。 したがって、スキー滑降時に於けるような上半身を安定させながらスムーズに操作できるので、あたかも高粘度・高比重の流体の上に浮いているような状態にして滑走操作することが可能な雪ぞりである。

    【0023】さらに微調節ができるアジャスト機構を備えると、サイドに分離形成される構成部材の幅や角度の調節が容易にできるため、滑走コースの雪面状況や滑走方法、その他の条件にきめ細かく対応した雪ぞり設定も可能となり、雪面の複雑な起伏やコーナリング時の衝撃吸収効果も得られることと、前記の機構と合せた相乗効果を最大限に発揮することで、従来のような犬の牽引力による回転に頼らないスムーズな滑走が可能である。 また特に熟練したテクニックを持たない者であっても、安定した操作性によるレース滑走が楽しめるものであり、
    構成的にもシンプルにして操作性のよい雪ぞりを構成するものである。 加えて、その構成もシンプルにして簡易なものとしているので、取り扱いはもとより製造コストも安価にして広く提供できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による実施例1を示す斜視図。

    【図2】実施例1を示す作動例背面図。

    【図3】実施例1を示す作動例平面図。

    【図4】実施例1及び2に於けるそり体の各作動例の説明図。

    【図5】実施例2を示す斜視図。

    【図6】実施例2の調節具作動例を示す背面図及び平面図。

    【図7】本発明の雪ぞりによるコーナリング滑走例図。

    【図8】従来の雪ぞりによるコーナリング滑走例図。

    【符号の説明】

    1・・・滑走板 2・・・メインアーム 2a・・補助メインアーム 4・・・自在連結棒 6・・・可動連結部 8・・・ハンドル部 9・・・メインフレーム 15・・雪ぞり本体 16・・調整具 16a・補助調整具

    QQ群二维码
    意见反馈