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吊り下げ式レールの間の台車移送用装置及び当該装置を具備する、吊り下げ式レールシステム

申请号 JP2014557601 申请日 2013-02-15 公开(公告)号 JP2015508680A 公开(公告)日 2015-03-23
申请人 ハンディカレ アクティエボラーグ; ハンディカレ アクティエボラーグ; 发明人 ブレンストレーム マグヌス; ブレンストレーム マグヌス; ホルムバリ マグヌス; ホルムバリ マグヌス;
摘要 第1の吊り下げ式レール1と第2の吊り下げ式レール2が互いに端部と端部が面する 位置 にある時に、レール1とレール2の間における台車の安全な移送のための装置で、レール1とレール2が互いに整列しない位置にある時における台車の安全な運転のための装置。該装置は、昇降可能な第1停止部材7と、昇降可能な第2停止部材8と、二対の係合部材とを具備する。第1停止部材7と第2停止部材8は、レール1とレール2が整列しない位置にある時に台車がレール1を誤って離れることを阻止し、且つレール1とレール2が端部と端部が面する位置にある時にレール1を塞がないように形成される。2つの一対の係合部材の中の係合部材は、レール1とレール2が端部と端部が面する位置にある時に、互いに係合するように配置され、第1停止部材7と第2停止部材8を持ち上げ、レール1とレール2の間における移送を可能にするために、レール1とレール2を塞がない。【選択図】図1
权利要求
  • 第1の吊り下げ式レール(1)と第2の吊り下げ式レール(2)が互いに端部と端部が面する位置にある時に、第1の吊り下げ式レール(1)と第2の吊り下げ式レール(2)の間における台車の安全な移送のための装置であって、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が互いに整列しない位置にある時における前記台車の安全な運転のための装置において、該装置は、
    前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が前記整列しない位置にある時に前記台車が前記第1の吊り下げ式レール(1)を誤って離れることを阻止し、且つ前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が前記端部と端部が面する位置にある時に前記第1の吊り下げ式レールを塞がないように形成される、昇降可能な第1の停止部材(7)と、
    前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が前記整列しない位置にある時に前記台車が前記第2の吊り下げ式レール(2)を誤って離れることを阻止し、且つ前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が前記端部と端部が面する位置にある時に前記第2の吊り下げ式レールを塞がないように形成される、昇降可能な第2の停止部材(8)と、
    前記第1の吊り下げ式レール(1)に取り付けられるように形成された、第1の係合部材(5)と、前記第2の停止部材(8)に取り付けられた、第2の係合部材(9)と、を有する、一対の係合部材と、
    前記第2の吊り下げ式レールに取り付けられるように形成された、第3の係合部材(6)と、前記第1の停止部材(7)に取り付けられた、第4の係合部材(10)と、を有する、一対の係合部材と、を具備する、装置において、
    2つの前記一対の係合部材の中の前記係合部材は、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)が前記端部と端部が面する位置にある時に、互いに係合するように配置されて、前記第1の停止部材(7)と前記第2の停止部材(8)を持ち上げ、それにより、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)の間における移送を可能にするために、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)を塞がないことを特徴とする装置。
  • 前記第1の係合部材(5)と第3の係合部材(6)はそれぞれ、ガイド(5b、6b)を有しており、
    前記第2の係合部材(9)と第4の係合部材(10)はそれぞれ、それぞれのガイド内で移動するように形成された、突出部を具備しており、
    前記各ガイドは、前記突出部を上昇させて、前記第1の停止部材(7)と前記第2の停止部材(8)を持ち上げるために、少なくとも一つの隆起部を具備する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  • 前記第1の係合部材(5)の前記隆起部は、第3の係合部材(6)とは異なる立ち上がり部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  • 前記第2の係合部材と第4の係合部材はそれぞれ、ガイドを有しており、
    前記第1の係合部材と第3の係合部材はそれぞれ、各々のガイドにおいて移動するように形成された突出部を具備しており、
    前記ガイドはそれぞれ、前記第2の係合部材と第4の係合部材を持ち上げて前記第1の停止部材(7)と前記第2の停止部材(8)を上昇させるために、少なくとも1つの落下部を具備する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  • 前記突出部は、車輪部又はピン部であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の装置。
  • 前記ガイド(5b、6b)は、溝であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の装置。
  • 第1の吊り下げ式レールと、第2の吊り下げ式レールと、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置と、を具備する吊り下げ式レールシステムにおいて、
    前記第1の係合部材(5)は、前記第1の吊り下げ式レール(1)に取り付けられており、
    前記第3の係合部材(6)は、前記第2の吊り下げ式レール(2)に取り付けられる、ことを特徴とする吊り下げ式レールシステム。
  • 前記第1の係合部材(5)の前記ガイド(5b)と前記第3の係合部材(6)の前記ガイド(6b)は、互いに対して垂直方向において偏倚する、ことを特徴とする請求項2又は3に従属する請求項7に記載のシステム。
  • 前記第1の係合部材と前記第3の係合部材は、互いに対して垂直方向において偏倚する、ことを特徴とする請求項4に従属する請求項7に記載のシステム。
  • 前記突出部は互いに対面している、ことを特徴とする請求項8又は9に記載のシステム。
  • 前記第1の停止部材(7)と前記第2の停止部材(8)は、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)に対して基本的に直角に昇降可能である、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のシステム。
  • 前記第1の停止部材(7)と前記第2の停止部材(8)は、前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)の頂部を介して前記第1の吊り下げ式レール(1)と前記第2の吊り下げ式レール(2)内に延びる、ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載のシステム。
  • 说明书全文

    本発明は、患者用リフトのための吊り下げ式レールシステムの分野に関する。 特には、本発明は、2つの吊り下げ式レールの間の患者用リフト台車の安全な移送を可能にするためのシステムに関する。

    吊り下げ式レールシステムに搭載される、患者用リフトは、持ち上げ、下げ降ろし、移動等の補助が必要な人、例えば、患者、高齢者又は障害者等を、持ち上げ、下げ降ろし、移動するための支援として通常使用される。 患者用リフトは、通常、吊り下げ式レールシステムのレールに搭載される台車に結合される。 その様な吊り下げ式レールシステムは、非可動であって且つ、例えば、天井に取り付けられる、一次レールと、一次レールから吊り下げられていて且つ一次レールに対して相対的に移動可能である、1つ以上の二次レールと、を具備してもよい。 患者用リフトを、1つの二次レールから別のものへ、又は二次レールと固定されたレールとの間で、又は任意の2つのレールの間で、移動する必要が生じる場合がある。 このタイプの移送は、2つのレールの端部と端部を位置決めし、その後、台車を一方のレールからもう一方へ滑らせることにより達成してもよい。 しかし通常の動作中において、レールは、患者用リフト台車が誤ってレールから離れることを防止する、停止手段を有することが望ましい。 移送状態において、停止手段の手動の取り外しにおける時間の浪費を回避するために、停止手段を自動解除して、移送を可能にするための機構が提案されてきた。

    「トランジションゲート(Transition gate)」と呼ばれる、1つのそのような機構が、プリズム・メディカル(Prism Medical)社によって提供される。 「トランジションゲート」は、その端部の近傍のレールに延びる、棒状の停止部材を具備する。 停止部材は、レールの長さ方向対して直に可動であり、レールを介して台車の移動を阻止すること又は可能にすることの何れかが可能である。 車輪部材は、直角に各停止部材に連結される。 車輪は、停止部材が持ち上げられるように、ガイドと相互作用するように構成される。 2つのレールの間の患者用リフト台車の移送は、ガイドが一次レールに取付けられる、特定の位置だけで可能である。 この位置において、第1のレールの停止部材に取り付けられた車輪は、一次レールに取り付けられたガイドに係合しており、第2のレールの停止部材に取り付けられた車輪は、第1のレールに取り付けられたガイドに係合する。 それにより、2つの停止部材が持ち上げられて移送が可能になる。 このような機構の一つの問題は、2つの二次レールが、移送を可能にするために、ガイドが一次レールに取り付けられる、所定の位置に移動させられる必要があることであってもよい。 別の問題は、台車が誤ってレールの内の1つを離れる可能性があり、それにより、事故を引き起こすことであり、その理由は、別のレールが端部と端部を位置決めされない状態で、例えば、一次レールに取り付けられる、ガイドにその停止部材車輪が係合するように、レールが位置決めされる時に、停止部材が持ち上げられる可能性があるためである。

    (原文に記載なし)

    本発明は、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レールの間における台車の移送を可能にし、且つ誤って台車がレールから離れることを防止するための、時間効率的で且つ安全な装置を提供し、同時に、その様な装置を、簡単で費用効果の高い製造方法で提供することを目的とする。 本発明の別の目的は、その様な装置を具備する、吊り下げ式レールシステムを提供することである。

    本発明のこれらの目的及び別の目的は、独立請求項に定義される特徴を有する、装置及び吊り下げ式レールシステムにより達成される。 本発明の実施の形態は、従属請求項において特徴付けられる。

    本発明の第1の態様によれば、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レールが互いに端部と端部が面する位置にある時に、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レールの間における台車の安全な移送のための装置であって、且つレールが互いに対して整列しない位置にある時に台車の安全な動作のための装置が提供される。 装置は、昇降可能又は可動な第1の停止部材と、昇降可能又は可動な第2の停止部材と、2対の係合又は作動部材とを具備する。

    昇降可能な第1の停止部材は、レールが整列していない位置にある時に台車が誤って第1のレールから離れること阻止するように、更にレールが端部と端部が面する位置にある時に、第1のレールを塞がないように形成される。 昇降可能な第2の停止部材は、レールが整列していない位置にある時に台車が誤って第2のレールから離れること阻止するように、更にレールが端部と端部が面する位置にある時に、第2のレールを塞がないように形成される。 一対の係合部材は、第1のレールに取り付けるように形成された第1の係合部材と、第2の停止部材に取り付けられた第2の係合部材と、を有する。 一対の係合部材は、第2のレールに取り付けるように形成された第3の係合部材と、第1の停止部材に取り付けられた第4の係合部材と、を有する。 対の係合部材の係合部材は、レールが端部と端部が面する位置にあって停止部材を持ち上げる時に、互いに係合するように配置されており、それにより、レールの間の移送を可能にするために、レールを塞がない。

    本発明の第2の態様によれば、第1の吊り下げ式レールと、第2の吊り下げ式レールと、本発明の第1の態様に係る装置と、を具備する、吊り下げ式レールシステムが提供される。

    本発明は、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レールの間における台車の安全な移送が、対の係合部材間の互いの係合により実現されてもよいという洞察に基づくものであり、この場合、係合部材の内の1つは、レールの1つに取り付けられており、もう一方はもう一方のレールの停止部材に取り付けられて、レールが端部と端部が面する位置に設置されるという、任意の絶対的な位置にレールが存在する時に、停止部材を解放するか又は持ち上げることを可能にする。 本発明は更に、対の係合部材間のその様な相互係合を使用することにより、停止部材は、レールが端部と端部が面する位置に設置される時にだけ、解放されるか又は持ち上げられても良いという洞察にのみ基づく。

    換言すれば、本発明の第1の態様によれば、装置は、レール又は軌道が互い整列している時に、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レール又は軌道間における台車又は患者用リフト台車の移行又は移送又は移動を可能にするように形成されており、更に、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レールが互い整列していない時に誤ってレール又は軌道から台車又は患者用リフト台車が離れることを防止するように形成される。 言い換えると、第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置される時に、第1の吊り下げ式レールと第2の吊り下げ式レール又は軌道間において台車又は患者用リフト台車が移送又は移動されることを可能にするための装置であって、第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置されない時に、第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部を介して、及び/又は第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部を介して、台車又は患者用リフト台車がレールから離れることを阻止するための装置が提供される。

    装置は、昇降可能又は可動な第1の停止部材と、昇降可能又は可動な第2の停止部材と、第1の対の係合又は作動部材と、第2の対の係合又は作動部材と、を具備する。 レール又は軌道が整列していないか又は相互に整列していない時、あるいは第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面しない時に、昇降可能又は可動な第1の停止部材は、第1のレールの一方の端部を部分的に塞ぐか、又は第1のレール又は軌道内に延びるように形成される。 それにより、台車又は患者用リフト台車は、第1のレール又は軌道から離れることを阻止又は防止される。 昇降可能又は可動な第1の停止部材は、レールが互いに整列している時、又は第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置される時に、第1のレール又は軌道を塞がないように更に形成される。 即ち、第1の停止部材は、レール又は軌道が端部と端部が面する状態か又はそうでない状態で配置されているかどうかによって、阻止位置と阻止しない位置との間で移動可能である。

    昇降可能又は可動な第2の停止部材は、レール又は軌道が整列しないか又は互いに整列しない時、又は第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面しない時に、第2のレール又は軌道の一方の端部を部分的に塞ぐか又は第2のレール又は軌道内に延びるように形成される。 それにより、台車又は患者用リフト台車は、第2のレール又は軌道から離れることを阻止又は防止される。 昇降可能又は可動な第2の停止部材は、レールが互いに整列する時、又は第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置される時に、第2のレール又は軌道を塞がないように更に形成される。 即ち、第2の停止部材は、レール又は軌道が端部と端部が面する状態か又はそうでない状態で配置されるかどうかによって、阻止位置と阻止しない位置との間で移動可能である。

    第1の対の係合又は作動部材は、第1のレール又は軌道に取り付け又は結合されるように形成される、第1の係合又は作動部材と、第2の停止部材に取り付け又は結合される、第2の係合又は作動部材と、を具備する。 第2の対の係合又は作動部材は、第2のレール又は軌道に取り付け又は結合されるように形成される、第3の係合又は作動部材と、第1の停止部材に取り付け又は結合される、第4の係合又は作動部材と、を具備する。 第1の係合又は作動部材は、レールが互いに整列する時、又は第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置される時に、第2の係合又は作動部材と協働又は係合するように構成されており、それにより第2のレール又は軌道を塞がず、それにより台車又は患者用リフト台車が第2のレール又は軌道の一方の端部を介して移動することを可能にして、レールの間における移行、移送又は移動を可能する。

    第2の係合又は作動部材は、レールが互いに整列する時、又は第1の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部が第2の吊り下げ式レール又は軌道の一方の端部に対面するように配置される時に、第4の係合又は作動部材と協働又は係合するように構成されており、それにより第1のレール又は軌道を塞がず、それにより台車又は患者用リフト台車が第2のレール又は軌道の一方の端部を介して移動することを可能にして、レール又は軌道間における移行、移送又は移動を可能する。

    停止部材は、対の係合部材が互いに係合する時に、持ち上げられ、それ以外では、重により、持ち上げられない又は阻止する位置に留まることが理解される。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の一実施の形態において、第1の係合部材と第3の係合部材は各々、ガイドを有し、第2の係合部材と第4の係合部材は各々、それぞれのガイドにおいて移動するように形成された、突出部を有する。 各ガイドは、突出部を上昇させて停止部材を持ち上げるために、少なくとも一つの隆起部を有する。 換言すれば、第2の係合部材と第4の係合部材の突出部はそれぞれ、第1の係合部材と第3の係合部材のガイドに対して滑動し、移動し、結合するように形成される。 各ガイドが、少なくとも一つの隆起部を有するので、突出部及びそれに取り付けられる停止部材は、対の係合部材が互いに係合又は相互作用する時に、上昇させられるか又は持ち上げられる。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の別の実施の形態において、各ガイドは、落下部を更に有していてもよい。 落下部は、隆起部に対して対称であってもよい。 それにより、台車は、第1のレールと第2のレールの間において相対的運動の方向に係わらず、即ち、突出部がガイドに進入する方向が、係合部材のどちらの側からに係わらず、同じ状態で昇降する。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の別の実施の形態において、第2の係合部材と第4の係合部材の突出部は、互いに対面するように配置されてもよい。 第1の係合部材の隆起部は、第3の係合部材とは異なる立ち上がりを有してもよい。 これは、第2の係合部材と第4の係合部材の突出部間の衝突又は干渉が、隆起部の異なる立ち上がりによって、それらの異なる垂直位置により回避されてもよいので有利である。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、第1の係合部材と第3の係合部材が第1のレールと第2のレールにそれぞれ取り付けられる時に、第1の係合部材のガイド及び第3の係合部材のガイドは、互いに垂直方向において偏倚してもよい。 垂直方向の偏倚は、同一である第1の係合部材と第3の係合部材を垂直方向に偏倚する状態で、第1のレールと第2のレールにそれぞれ取り付けることにより実現されてもよい。 これとは別に、第1の係合部材は、第3の係合部材のガイドの垂直位置と比較して偏倚する、第1の係合部材の垂直位置に配置される、ガイドを有してもよい。 突出部間の衝突又は干渉が回避されてもよいので、この様な偏倚を有することは有利である。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、第2の係合部材と第4の係合部材は各々、ガイドを有し、第1の係合部材と第3の係合部材は各々、それぞれのガイドにおいて移動するように形成される、突出部を有する。 各ガイドは、第2の係合部材と第4の係合部材を上昇させるために、少なくとも一つの落下部を有する。 換言すれば、第1のレールと第2のレールにそれぞれ取り付けられるように形成された、第1の係合部材と第3の係合部材は各々、レールに対して結果的に可動ではない、突出部を有する。 第1の停止部材と第2の停止部材にそれぞれ取り付けられた、第2の係合部材と第4の係合部材は各々、少なくとも1つの落下部を備える、ガイドを有する。 突出部が、対応するガイドの落下部に入ると、第2の係合部材と第4の係合部材は、上昇させられるか又は持ち上げられる。 それにより、第2の係合部材と第4の係合部材に連結する停止部材もまた、上昇させられるか又は持ち上げられる。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、第1の係合部材と第3の係合部材は、互いに対して垂直方向において偏倚してもよい。 突出部間の衝突又は干渉が回避されてもよいので、この様な変位を有することは、有利である。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、突起部は、車輪部である。 それにより、突出部がそれぞれのガイドにおいて移動する場合に、低摩擦が実現されてもよい。 別の実施形態において、突出部は、ピン部又はスタッド部である。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、ガイドは、停止部材がその最も上昇した位置にある時の位置に、突出部が保持されるように、ガイドの頂点に凹部を具備してもよい。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、ガイドは、溝であるか又は溝部を具備する。 第2の係合部材と第4の係合部材の車輪部の直径は、第1の係合部材と第3の係合部材又は第2の係合部材と第4の係合部材のそれぞれの溝又は溝部の幅又は高さに、基本的に等しくてもよい。 それにより、車輪部が溝又は溝部において移動する場合に、停止部材は、垂直方向に基本的に固定される。 溝又は溝部は、基本的にガウス形状であってもよい。 別の実施の形態において、溝又は溝部は、隆起部と落下部とを具備してもよい。 一つ又は複数の隆起部及び/又は落下部は、線形の、指数関数的な又は対数関数的な隆起又は落下を有してもよい。 溝又は溝部は、隆起部と落下部との間に平面部又は凸部を更に具備してもよい。

    第1の態様及び/又は第2の態様に係る本発明の更に別の実施の形態において、ガイドは、カム又はカムガイドであってもよく、即ち、ガイドは、突出部が移動するように形成される、隆起面及び落下面を有してもよい。 カム又はカムガイドは、基本的にガウス形状であってもよい。 隆起面及び/又は落下面は、線形の、指数関数的な又は対数関数的な隆起又は落下を有してもよい。 カム又はカムガイドは、隆起部と落下部との間に平面又は凸面を更に具備してもよい。

    本発明のこれら及び他の態様は、本発明の現在の好適な実施の形態を示す、添付図面を参照しながら、より詳細に以下で説明される。

    図1は、本発明の第2の態様に係わる実施の形態に従うシステムの図であり、レールは整列しない位置にある。

    図2は、図1のシステムの図であり、レールは、端部と端部が面する位置にある。

    図3は、図1と2のシステムの図であり、レールは、整列しない位置にある。

    図4は、本発明の第2の態様に係る実施の形態に従うシステムの図であり、レールは整列しない位置にある。

    図5は、図4のシステムの図であり、レールは、端部と端部が面する位置にある。

    図6は、図4と5のシステムの図であり、レールは、整列しない位置にある。

    以下の説明では、本発明の実施の形態は、第1のレールと第2のレールと、第1のレールと第2のレールの間において台車の安全な移送のための装置と、を有する、吊り下げ式レールシステムを参照して説明する。

    図1は、本発明の実施の形態に係る吊り下げ式レールシステムを示す。 平行に配置され矩形断面を有する、第1のレール1と第2のレール2が図示される。 別の実施の形態において、レールは、二次又は部分的に湾曲した断面を有してもよい。 レール1、2は、台車がその中に搭載されることを可能にするように形成される。 台車は、その底部に取り付けられた、取付ブラケットを有するタイプのものであってもよい。 取付ブラケットは、携帯式患者用リフトがそこから吊り下げられてもよいように、それに取り付けられたフック又は保持具を有するように形成される。 これとは別に、患者を昇降させるためのモータ装置は、直接的に、あるいはフック又は保持具を介して取付けブラケットに結合されてもよい。 各レールは、例えば、携帯式患者用リフト又はそれ(台車)に結合されたモータ装置を有する、台車が移動するか又はレール内に搭載されてもよいように、レールの長さに沿って延びるそれら(レール)の底面にスリットを有する。 第1のレール1は、端面3を有し、第2のレール2は、端面4を有する。 図1において、レールは、相互に整列されていないか、又は端部と端部が面する位置に配置されない、即ち、端面3、4が互いに対面しない。

    第1のレール1の頂部上に、第1の係合部材5が取り付けられており、第2のレール2の頂部上に、第3の係合部材6が取り付けられる。 第1の係合部材5と第2の係合部材6は、上方から見ると、T字形断面を有しており、レール1、2が、端部と端部が面する位置に配置された時に互いに対面するように形成される、平らな前面5a、6aを有する。 平らな前面5a、6aは、レールの伸長方向に対して直角である。 T字形断面は、レールに対して安定した取り付けの可能性を確保するように選択されており、その形状は、当業者により実現されるような、任意の適切な方法で選択されてもよい。 係合部材5、6はそれぞれ、前面5a、6aに切り込まれた、溝5b、6bを有する。 溝5b、6bは、ガウス形状の伸長部を有し、それぞれの係合部材5、6のいずれかの側部で開始及び終了する。 溝は、幅の約3分の1の深さを有する矩形断面を有する。 溝6bは、溝5bに比べてより大きな立ち上がり部を有する。

    第1の係合部材と第2の係合部材それぞれは、前面5a、6aに切り込まれた縦溝5c、6cを更に有する。 縦溝5c、6cは、ガウス形状の溝5b、6bに比べてより深いものであり、前面5a、6aの下側部分を、切り込まれない状態で残して、第1の係合部材と第2の係合部材の高さに沿って部分的に延びる。

    第1の停止部材7は、縦溝5c内において及び第1のレール1の頂部の孔を介して移動可能に配置される。 第2の停止部材8は、縦溝6c内において及び第2のレール2の頂部の孔を介して移動可能に配置される。 停止部材はこのように、レールに対して基本的に直角に移動するように配置される。 第1の停止部材7と第2の停止部材8は、レールが端部と端部が面するように配置されていない時に、第1の停止部材と第2の停止部材が、レールの高さの約50%まで、対応するレール内で下に延びるような長さを有する。 第1の停止部材7と第2の停止部材8はそれぞれ、円筒状の本体を有する。 別の実施の形態において、停止部材は、例えば、板状体又は矩形断面を有する、本体を有してもよい。 第2の係合部材9及び第4の係合部材10は各々、対応する停止部材7、8に軸部を介して直角に取り付けられた、車輪部を具備する。 別の実施の形態において、第2の係合部材と第4の係合部材は、車輪部の代わりに、ピン又はスタッド部を具備してもよい。 第2の係合部材9と第4の係合部材10は、第1の係合部材と第2の係合部材の前面5a、6aから離れて直角に反対方向を向いている。 軸部は、縦溝5c,6cの下部に支えられている。 停止部材7、8は、端部と端部が面する状態でレールが配置されない限り、重力によってこの阻止位置に留まる。

    図2は、吊り下げ式レールシステムの、図1と同じ実施の形態を示す。 図2において、レールは、互いに整列するか、又は端部と端部が面する位置にあり、即ち、端面3、4が互いに対面している。 第2の係合部9と第4の係合部10の車輪部は、図示の位置、即ち各溝5b、6bの最も高い位置に達するまで、事前に溝内を移動して、図示の上昇した位置まで上昇する。 停止部材7、8が第2の係合部材と第4の係合部材に結合されるので、停止部材もまた、上昇した位置にあり、レール1、2内に延びない。 これにより、両方のレール1、2は、妨げられず、第1のレールから第2のレールへの台車の移送又は移行、又はその逆の動作が可能である。 溝15bに比べて異なる溝16bの立ち上がりにより、第2の係合部材と第4の係合部材の車輪は、衝突が防止される。

    図3は、吊り下げ式レールシステムの、図1及び図2と同じ実施の形態を示す。 図3において、レールは、もはや互いに整列しないか又は端部と端部が面する位置にはない。 端面3、4は、互いに部分的に重なるか又は対面するが、しかし移送又は移行を可能にするために十分に整列されない。 車輪部は、溝5b、6bの途中ほどに達している。 従って、停止部材7、8は、部分的に上昇した位置にあるが、しかし台車が誤ってレールの何れかから離れることを阻止するために、レール1、2内に十分に延びる。

    図4は、本発明の別の実施の形態に係る吊り下げ式レールシステムを示す。 レール11、12は、上記で説明し且つ図1〜図3に示すものと同じタイプである。 図4において、レールは、互いに整列していないか、又は端部と端部が面する位置になく、即ち、端面13、14は、互いに対面していない。

    第1のレール11の頂部上に、第1の係合部材15が取り付けられ、第2のレール12の頂部上に、第3の係合部材16が取り付けられる。 第1の係合部材と第2の係合部材15、16は、上から見るとT字形断面を有しており、レール11、12が端部と端部が面する位置に配置された時に、互いに対面するように形成される、平らな前面15a、16aを有する。 前面15a、16aは、レールの伸長方向に対して直角である。 T字形断面は、レールに対して安定した取り付けの可能性を確保するように選択されており、その形状は、当業者により実現されるような、任意の適切な方法で選択されてもよい。 係合部材15、16はそれぞれ、前面15a、16aに切り込まれた、溝15b、16bを有する。 溝15b、16bは、ガウス形状の伸長部を有し、それぞれの係合部材15、16のいずれかの側部で開始及び終了する。 溝は、幅の約3分の1の深さを有する矩形断面を有する。 溝16bは、溝15bと同じ形状を有しており、溝は、互いに対して垂直方向において偏倚している。 溝16bは、このように、溝部15bに比べてより高い位置で偏倚している。

    第1の係合部材と第2の係合部材それぞれは、前面15a、16aに切り込まれた縦溝15c、16cを更に有する。 縦溝15c、16cは、ガウス形状の溝15b、16bに比べてより深いものであり、前面15a、16aの下側部分を切り込まれない状態で残して、第1の係合部材と第2の係合部材の高さに沿って部分的に延びる。

    第1の停止部材17は、縦溝15c内において及び第1のレール11の頂部の孔を介して移動可能に配置される。 第2の停止部材18は、縦溝16c内において及び第2のレール12の頂部の孔を介して移動可能に配置される。 停止部材はこのように、レールに対して基本的に直角に移動するように配置される。 第1の停止部材17と第2の停止部材18は、レールが端部と端部が面するように配置されていない時に、第1の停止部材と第2の停止部材が、レールの高さの約50%まで、対応するレール内で下に延びるような長さを有する。 第1の停止部材17と第2の停止部材18はそれぞれ、円筒状の本体を有する。 第2の係合部材19及び第4の係合部材110は各々、停止部材17、18の内の1つに軸部を介して直角に取り付けられた、車輪部を具備する。 第2の係合部材19と第4の係合部材110は、第1の係合部材と第2の係合部材の前面15a、16aから離れて反対方向を向いている。 軸部は、縦溝15c,16cの下部に支えられている。

    停止部材17、18は、レールが端部と端部が面する状態で配置されない限り、重力によってこの阻止位置に留まる。

    図5は、吊り下げ式レールシステムの、図4と同じ実施の形態を示す。 図5において、レールは、互いに整列するか、又は端部と端部が面する位置にあり、即ち、端面13、14が互いに対面している。 第2の係合部19と第4の係合部110の車輪部は、図示の位置、即ち各溝15b、16bの最も高い位置に達するまで、事前に溝内を移動して、図示の上昇した位置まで上昇する。 停止部材17、18が第2の係合部材と第4の係合部材に結合されるので、停止部材もまた、上昇した位置にあり、レール11、12内に延びない。 これにより、両方のレール11、12は、妨げられず、第1のレールから第2のレールへの台車の移送又は移行、又はその逆の動作が可能である。 溝15b、16b間の垂直方向の偏倚により、第2の係合部材と第4の係合部材の車輪は、衝突が防止される。

    図6は、吊り下げ式レールシステムの、図4及び図5と同じ実施の形態を示す。 図6において、レールは、もはや互いに整列しないか又は端部と端部が面する位置にはない。 端面13、14は、互いに部分的に重なるか又は対面するが、しかし移送又は移行を可能にするために十分に整列されない。 車輪部は、溝15b、16bの途中ほどに達している。 従って、停止部材17、18は、部分的に上昇した位置にあるが、しかし台車が誤ってレールの何れかから離れることを阻止するために、レール11、12内に十分に延びる。

    本発明の例示的な実施の形態が示され、説明されたが、多くの変更及び修正、又は本明細書に記載される本発明の代替形態が実施されてもよいことが、当業者には明らかであろう。 特には、第1の係合部材と第3の係合部材は、第2の係合部材と第4の係合部材と位置を交換してもよく、即ち、第2の係合部材と第4の係合部材がそれぞれ、第1のレールと第2のレールに取り付けられるように交換してもよく、第1の係合部材と第3の係合部材は、持ち上げ可能な停止部材に取り付けられ、それらと共に可動である。 当業者であれば、係合部材の正確な形状が上記に示される実施の形態に限定されるものではないことを更に理解する。 従って、本発明の上記の説明及び添付図面は、その非限定的な例と見なされるべきであり、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲において定義されることが理解されるべきである。

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