保守車両

申请号 JP2014503009 申请日 2012-03-10 公开(公告)号 JP6038118B2 公开(公告)日 2016-12-07
申请人 ローベル バーンバウマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; ROBEL Bahnbaumaschinen GmbH; 发明人 ペーター ヘヒェンベアガー;
摘要
权利要求

車両長手方向(5)で延在する車両フレーム(8)であって、各フレーム端部(6,7)に、軌道(3)のレール(2)上を走行可能なレール走行装置(4)を備え、互いに間隔を置いて配置された前記両レール走行装置(4)間に位置する領域(9)に、前記軌道(3)に向かって開かれた作業空間(10)が設けられている、車両フレーム(8)を備えた、レール交換のための保守車両(1)において、 前記各フレーム端部(6,7)にはそれぞれ、前記車両フレーム(8)を、前記レール走行装置(4)が走行可能な前記軌道(3)の前記レール(2)に摩擦により結合するために形成されたクランプ装置(13)が配置されており、両クランプ装置(13)のうち少なくとも一方は、駆動装置(17)によって車両長手方向(5)で、車両フレーム(8)に対して相対的に調節可能に形成されていて、嵌合レールの交換の際に維持すべき前記レール(2)の長手方向張力を保持することができるようになっていることを特徴とする、保守車両。前記駆動装置(17)は液圧シリンダ(20)として形成されている、請求項1記載の保守車両。前記クランプ装置(13)は前記レール走行装置(4)に結合されており、該レール走行装置(4)は駆動装置(17)を介して長手方向調節可能に車両フレーム(8)に結合されている、請求項1又は2記載の保守車両。

说明书全文

本発明は、車両長手方向で延在する車両フレームであって、各フレーム端部に、軌道のレール上を走行可能なレール走行装置を備え、互いに間隔を置いて配置された前記両レール走行装置間に位置する領域に、前記軌道に向かって開かれた作業空間が設けられている、車両フレームを備えた保守車両に関する。

欧州特許第1789299号明細書により、このような形式の車両が公知である。この車両は、上方に向かって曲げられて形成された車両フレームの下方に作業空間を有しており、この作業空間は、車両の両長手方向側面で、軌道横方向で調節可能な側壁によって制限若しくは保護されており、種々様々な軌道保守作業を行うために、摺動可能な持ち上げ・作業装置を備えている。嵌合レールを交換する際には、切断されたレールにおける長手方向張を保持するために、付加的に公知のようにレール緊締装置が使用される。

日本国特許第2555508号明細書によれば、レールの突き合わせ接合間隔を修正するための軌道走行可能な装置が公知である。この目的で、機械フレームにはレール走行装置の間のほぼ真ん中に2つのレールクランプ装置が懸吊されており、これらのレールクランプ装置は、駆動装置によって軌道長手方向で互いにかつ機械フレームに対して相対的に調節可能である。

本発明の課題は、レール交換のために最適に使用可能であるような、冒頭で述べた形式の車両を提供することである。

この課題は、本発明によれば、前記各フレーム端部にそれぞれ、前記車両フレームを前記レールに摩擦接続的に結合するために形成されたクランプ装置が配置されており、両クランプ装置のうち少なくとも一方は、駆動装置によって車両長手方向で、車両フレームに対して相対的に調節可能に形成されていることを特徴とする、冒頭で述べた形式の車両により解決される。

このような特徴を備えた車両によっては好ましくは、本発明により、別個のレール緊締装置を使用する比較的手間のかかる作業ステップを完全に省くことができるので、嵌合レールの交換を迅速かつ簡単に行うことができる。レール部分の分離取り除き後に維持しなければならないレールにおける長手方向張力は、クランプ装置を介して伝わる力を案内する安定した車両フレームによって簡単に受容することができる。クランプ装置の長手方向の調節のための駆動装置に基づき、必要な引張り応力又は圧縮応力を人間工学的に良好かつ確実にレールにもたらすことができる。

本発明によるさらなる利点は、長手方向で緊締及び固定された軌道が、付加的かつ同時に、保守車両の自重によりレール走行装置を介して鉛直方向で負荷され、これによりさらに安定的に、特に側方の位置に関しても保持されることにある。これは、この場合、平方向に作用する力も考慮され、若しくは補償されるので、軌道カーブにおける作業の際には特に、極めて容易になることがわかっている。

本発明のさらなる利点は従属請求項及び図面に基づく説明に記載されている。

以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。

本発明により形成された保守車両の側面図である。

クランプ装置の詳細を示す図である。

クランプ装置の詳細を示す図である。

本発明の別の実施例を示す図である。

機能が同じ構成部分はこの場合、同じ符号を付与している。

図1に略示された車両1は、レール2を有する軌道3の保守作業のために働き、この軌道3上を2つのレール走行装置4によって走行することができる。これら2つのレール走行装置4は車両長手方向5で互いに間隔を置いて配置されていてそれぞれ、車両フレーム8のフレーム端部6,7に配置されている。両レール走行装置4間に位置する領域9には、車両フレーム8の下方に作業空間10が設けられており、この作業空間10は軌道3に向かう方向で開かれて形成されていて、車両長手方向5で延在する2つの側壁11によって制限されている。作業空間10を必要に応じて拡大することができるように、側壁11は公知の形式で軌道横方向で駆動装置によって調節可能である。

各フレーム端部6,7ではさらに、それぞれ1つのクランプ装置13が車両フレーム8に配置されている。各フレーム端部6,7に、横方向で互いに間隔を置いて位置する2つのクランプ装置13が配置されているならば特に好ましい。図2によりさらに明瞭に示されているように、クランプ装置13は高さ調節可能なレールキャッチ14から成っており、レールキャッチ14は、(好ましくは液圧的な)クランプ駆動装置15によって摩擦力によりレール2のレール頭部16に結合可能である。さらに、両クランプ装置13の少なくとも1つは、別の駆動装置17によって車両長手方向5で車両フレーム8に対して相対的に調節可能に形成されている。この目的で車両フレーム8には長手方向ガイド18が設けられていて、長手方向ガイド18内には、曲げ及びねじれ剛性的に形成された保持体19が支承されており、この保持体19上にはレールキャッチ14が高さ調節可能に組み付けられており、保持体19は、液圧シリンダ20として形成された長手方向調節のための駆動装置17に接続されている。

選択的には、クランプ装置13若しくはレールキャッチ14を車両フレーム8に直接配置せずに、図3(若しくは図1の一点鎖線)で示したように、レール走行装置4に配置することもできる。この場合、好ましくは、レール走行装置4は車両長手方向5で調節可能に車両フレーム8に支承されており、長手方向ガイド18において長手方向で調節するための駆動装置17に接続されている。

図4に極めて概略的に示された、本発明の別の構成では、車両フレーム8は、両レール走行装置4間の領域で、作業空間10を制限する横方向調節可能な側壁11から成っていて、これら側壁11はこのために特に中実かつ堅牢に形成されている。クランプ装置13は側壁11の下方領域で高さ調節可能に側壁11に結合されており、同時に車両長手方向5で駆動装置17によって、側壁11に対して(即ち、車両フレーム8に対して)相対的に調節可能に形成されている。好ましくは、両クランプ装置13は、作業を行う際に、両レールキャッチ14間で最大の長さを有する嵌合レールを取り外すことができるように、互いに最大の間隔を置いて配置されている。

車両1の作業の際には、各レール2は、1つの嵌合レール部分が分離される前に、両クランプ装置13によって位置固定される。この場合、駆動装置17によって、必要なレール応力(引張り又は圧縮)を維持すること、若しくは所望の緊張力を、周囲の温度又はその他の重要なファクタに応じてレール2に加えることができる。

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