A mobile device for the rail cutting repair

申请号 JP2002548240 申请日 2001-12-06 公开(公告)号 JP3916564B2 公开(公告)日 2007-05-16
申请人 リンズィンガー マシーネンバウ ゲゼルシャフト エム.ベー.ハー.; 发明人 クノル,ヨハン; ノイバウアー,ヴァルター;
摘要
权利要求
  • 敷設されたレール(2)、特に鉄道レールの、少なくとも走行面(1)を切削修復するための移動装置であって、
    上記レール(2)の上へ持ち上げたり、上記レール(2)の上に下ろしたりできる少なくとも1つの切削手段(13,14)と、
    上記レール(2)に沿って移動可能なレール車台(17,18)とを備え、
    道路用車台(10,11)を備えた道路用車両として構成され、
    上記道路用車台(10,11)に対して上記切削手段(13,14)を上げたり下げたりできる駆動装置が備えられており、
    上記道路用車両が、切削手段(13,14)の支持構造として橋構造(25)を備え、上記切削手段(13,14)支持する上記橋構造(25)の中間部分(26)は、 レール車台(17,18)を支持する橋構造(25)の末端部分(27,28)よりも高く突き出ていることを特徴とする装置。
  • 上記道路用車両が、前後にそれぞれ2つの車軸(8,9)を有する道路用車台(10,11)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  • 上記道路用車台の最大軸荷重が10tであることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  • 上記道路用車両が、通常のトラック車両の前端と後端との間で引き寄せられた橋構造(25)をシャシ(26,27,28)として備えていることを特徴とする請求項1〜3の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記橋構造(25)が、上記道路用車両の少なくとも2つの側面に配置された長手支柱(26)によって構成されており、該長手支柱が、前後でそれぞれ2つの車軸(8,9)で支えられたシャシ(27,28)上に搭載されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  • 上記橋構造(25)は、上記道路用車両の長手方向に横たわっている車軸の周りのねじれ剛性を高めるための支柱部(29)を備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の装置。
  • 上記支柱部(29)は、コンクリート、特に、上記橋構造(25)の上記長手支柱(26)に連結されたコンクリートブロックより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  • 上記レール車台(17,18)が2つの回転台を備え、上記回転台のうちの一 つが 、上記道路用車両の進行方向に対して、上記切削手段(13,14)の前方に配置され、もう一 つが 、上記切削手段(13,14)の後方に配置されていることを特徴とする請求項1〜7の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記 一つの回転 台が 、上記道路用車台(9,10)の前方の2つの車軸(8)のすぐ後ろに配置され、上記 もう一つの回転 台が 、上記道路用車台(9,10)の後方2つの車軸(9)のすぐ後ろに配置されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  • 上記少なくとも1つの回転 台、好ましくは後方の回転 台が 、垂直軸(19)に対して90°回転可能であることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
  • 線路の上記レール(2)の間に上記前方の回転 台を固定するために、進行方向に対して上記前方の回転 台を回転でき、回転した位置に固定でき、および/または、上記レール(2)に対して所定の力を加えて固定できることを特徴とする請求項8〜10の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記回転 台が弾力性を有することを特徴とする請求項8〜11の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記道路用車両を、カルダンシャフトを介してディーゼルモーター(4)に連結された前方車輪を介して駆動可能であることを特徴とする請求項1〜12の いずれか1つに記載の装置。
  • 全ての車輪に駆動装置を備え、上記後方車輪を、水力駆動装置を用いて駆動できることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  • 上記レール車台(17,18)のための駆動装置が、水力または電気駆動装置によって構成されることを特徴とする請求項1〜14の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記切削手段(13,14)を支える主軸(12)を、上記レール車台(17,18)に対して、上げたり下げたりでき、高い位置で固定できることを特徴とする請求項1〜15の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記主軸(12)を、上記レール車台(17,18)に対して水平に調整可能であることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  • 上記主軸(12)が、ほぼ垂直に延びる回転軸の周りを回転可能であることを特徴とする請求項16または17に記載の装置。
  • 線路の両方の上記レール(2)を同時に修復するために、上記移動装置の両側に、少なくとも1つの切削手段(13,14)が備えられていることを特徴とする請求項1〜18の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記切削手段を交換するために、切削手段交換用クレーン(32)、および、特に、切削手段保管庫(33)および切削手段調節装置を備えた切削手段交換装置が備えられていることを特徴とする請求項1〜19の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記レールに対して圧力を加えることができ、上記切削手段(13,14)のために、工具供給装置に連結されている倣い車輪止め(24)が備えられていることを特徴とする請求項1〜20の いずれか1つに記載の装置。
  • 切削手段として、フライス工具(13)および/または切削手段(14)が備えられていることを特徴とする請求項1〜21の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記レール(2)の実際の溝を、キー頭部(T)のような測定装置で測量できることを特徴とする請求項1〜22の いずれか1つに記載の装置。
  • 修復されるレールの溝を、キー頭部(T)のような測定装置で測量できることを特徴とする請求項1〜23の いずれか1つに記載の装置。
  • 並んで配置された少なくとも2つの手段の間、例えば、フライス手段(13)と切削手段(14)との間に、少なくとも2つの主軸(12)が設けられていることを特徴とする請求項1〜24の いずれか1つに記載の装置。
  • 吸い取り装置(30)、吸い取り管、および、削りくず貯蔵庫(31)を備えた、削りくずおよびホコリ除去装置が備えられていることを特徴とする請求項1〜25の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記レール上で後進するために上記道路用車両の運転室に備えられたスクリーンに連結されたカメラ(34)が、上記道路用車両の後端に配置されていることを特徴とする請求項1〜26の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記道路用車両の運転室の助手席側が、上記レール(2)の上での走行、および、上記レール(2)を切削修復するための操作室として構成されていることを特徴とする請求項1〜27の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記レール(2)の修復中に、上記切削手段(13,14)が上記橋構造の支持台部材の間で支えられていることを特徴とする請求項1〜28の いずれか1つに記載の装置。
  • 上記道路用車両の上記駆動装置が、上記レール車台を駆動するためのエネルギー、および、上記切削手段(13,14)を駆動するためのエネルギーを供給することを特徴とする請求項1〜29の いずれか1つに記載の装置。
  • 請求項1〜30のいずれか1つに記載の装置にトラック車両を改造する方法であって、
    車両シャシを、前方車軸(8)の後から後方車軸(9)の前にかけて取り除き、上記車両シャシを、少なくとも2つの長手支柱(26)で補強し、該長手支柱を、上記前方車軸(8)を支える前方車両シャシ(27)、または、上記後方車軸(9)を支える後方車両シャシ(28)によって、直接的または間接的に支えることを特徴とす るトラック車両の改造方法。
  • 上記長手支柱(26)を、支柱部(29)を介して互いに連結することを特徴とする請求項31に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、敷設されたレール、特に鉄道レールの、少なくとも走行面(Fahrspiegels)を切削修復するための移動装置に関するものである。 この装置は、レールの上へ持ち上げたり、レールの上に下ろしたりできる少なくとも1つの切削手段と、レールに沿って移動可能なレール車台(Schinenfarhwerk)とを備えている。
    【0001】
    この移動装置は、道路用車台(Strassenfahrwerk)を備えた道路用車両(Strassenfahrzeug)として構成され、道路用車台に対して切削手段(Schienenfahrwerk)を上げたり下げたりできる駆動装置を備えている。
    【0002】
    レール、特に鉄道線路のレールは、運転中に、消耗される、特に、レール頭部(Schienenkopf)の変形および/または腐食(Abtragungen)が起こり、走行中に、レールが上がったり下がったり(がたがた音を立ててしまったり)する。 さらに、レール車両の、車輪のフランジの方向に丸く形成されているレール頭部の部分に沿って、材料の除去(Materialverdraengungen)および磨耗が生じる。 そのようなレールの交換をできる限り先延ばしするために、例えば、フライスおよび/または切削によって再び溝をつける(reprofilieren)というように、レールの消耗が容認できないときには、レールを再修復する、つまり、新しい走行面を設けることが知られている。 このために、フライス頭部(Fraeskoepfen)および/または切削装置が備えられたレール車両がレールに沿って走行し、通過中に、レールの切削修復が行われる(AT234134およびAT388002A)。
    【0003】
    しかし、台(Bett)に敷設されたレールをそのように再修復するためには、このレール上を走行する列車の運行を長く停止する必要がある。 そのような停止の初めに、あるいは停止の始まる前に、修復に適したレール車両を運び込むか、あるいは、その車両を副線路(Nebengleis)に停める必要がある。 このために必要な、修復されるレール区間の走行時間は、本来の修復時間とは異なっている(abgeht)。 特に、距離が離れている場合は、とりわけ通常通りに運行している列車の障害になってはならないので、そのような修復されるレール区間に移動するためのレール車両を運行表に組み込むことが困難な場合もある。
    【0004】
    さらなる問題は、レールの修復が、ある時期(Jahreszeit)の間は不可能であることにあり、例えば冬、気温が氷点下以下であると、切削時に、湿式修復(Nassbearbeitung)を行うことはもはや不可能になる。 このような時期には、適したレールの修復を、温度の比較的高い土地で行える可能性がある。 しかし、このために、長距離にわたってレール車両をこのような土地に移動する必要がある。 これによって、このレール車両の運行時間は、しばしば国を超えて、同様に様々な運行表へ組み込まれる。 他に、様々な国の線路を走行するために必要な通行許可証(Ueberstellungsgenehmigungen)を取得する必要がある。 このことは、移動する際に車輪間隔の異なる線路を走行しなければならない場合、さらに複雑になる。
    【0005】
    この不都合を防止するために、切削装置を備える道路用車両にレール車台を設けること、および、レール切削工程で、レール車台に備えられた切削装置で、レールに沿って修復することが知られている(US - - 5,525,098、および、EP - A1 - 0955411)。 この場合の不都合は、道路用車両に積載して運搬できるように、切削装置を比較的小さくかつ軽量に構成する必要があるという点にある。 加えて、道路用車両と切削装置との両方のレール車台を設計するのは複雑であり、重くなってしまい、費用も莫大になる。
    【0006】
    さらに、どのレール車台にも駆動装置を備える必要がある。 レール修復の精度を上げるため、例えば、振動を回避するために、切削装置をできるだけ硬く、従って、重くすべきであり、費用も高くなる。 道路上を移動可能な車両は、切断が極めて高いので、フライスの使用には適していない。 フライスを用いることによって起こる振動により、フライスの耐用期間は非常に短い、あるいは、フライスの刃が予想外に早く破損してしまう。
    【0007】
    本発明は、これらの不都合および困難を防止することを目的としており、その課題は、簡単な構造ではあるが、切削手段の耐用期間が長く、特に、装置の構造を頑丈にすることにある。 特に、切削手段の磨耗を抑え、切削手段の破損およびこれによって、修復されるレール表面に欠陥が生じるのを防止することにある。
    【0008】
    本発明にかかる道路用車両が、切削手段の支持構造として橋構造を備えることによってこれらの課題を解決する。 この切削手段を支える橋構造の中間部分は、車台を支持する橋構造の末端部分よりも高く突き出ている。
    【0009】
    この道路用車両は、前後にそれぞれ2つの車軸を有する道路用車台を備えていることが好ましく、その際、道路用車台の最大軸荷重が10tであり、最大許容長(zulaessige Laenge)を超えないことが実用的である。 これによって、特別な許可証(Sondergenehmigung)を必要とせずに、通常の道路通行のための道路用車両として使用されることが保証される。
    【0010】
    特に、本発明の課題は、切削手段の耐用期間を長くし、特に、装置に振動が発生することで、修復不能となるような切削手段の破損を回避することにある。
    【0011】
    この課題を解決するための特に有利な構成は、レールを欠陥なく修復できるよう、道路用車両が、切削手段を支える橋構造(Brueckenkonstruktion)を備えていることにある。
    【0012】
    このために、例えば、高速区間(Hochgeschwindigkeitsstrecken)に必要であるように、許容差をわずかにするために、レールの修復中、切削手段が橋構造の支持台部材(Auflagestellen)の間で支えられていることが有利である。
    【0013】
    設計上の簡単な解決法は、道路用車両が、通常のトラックの車両の前端と後端との間に設けられ、切削手段の支持構造として備えられている橋構造をシャシ(Rahmen)として備えていることを特徴としている。
    【0014】
    さらに、橋構造は、道路用車両の長手方向に横たわっている車軸(Achse)の周りのねじれ剛性を高めるための支柱部(Aussteifung)を備えていることが実用的である。
    【0015】
    また、支柱部は、コンクリート、特に、橋構造の長手支柱に連結されたコンクリートブロックより構成されていることが好ましい。
    【0016】
    レール車台が2つの回転台を備えている場合、優れた切断力(Schnittkraefte)を提供することができる。 なお、回転台のうちの1つは、道路用車両の進行の進行方向に対して、切削手段の前方に配置され、もう1つは、道路用車両の後方に配置されている。 回転台のうちの1つが、道路用車両の前方の2つの車軸のすぐ後に配置され、もう1つが、道路用車両の後方の2つの車輪のすぐ後に配置されている場合が有利である。
    【0017】
    道路用車両を簡単に線路に乗せたり、線路から出したりするために、少なくとも1つの回転台、好ましくは後方の回転台が、垂直軸に対して90°回転可能であることが有利である。
    【0018】
    切削手段を操作しやすくするためには、線路のレール間に回転台を固定するために、進行方向に対して前方の回転台を回転でき、回転した位置に固定でき、および/または、レールに対して所定の力を加えて固定できることが有利である。
    【0019】
    道路用車両の前方の車軸と後方の車軸との間に切削手段を配置しているために、道路用車両を、カルダンシャフト(Kardanwelle)を介してディーゼルユニット(Dieselaggregat)に連結された前方車輪(Vorderraeder)を介して駆動可能であることが有利である。 全輪駆動(Allradantrieb)を備えた道路用車両の万一の場合に備えて、後方車輪は、力駆動装置(Hydroantriebes)を用いて駆動可能である。 したがって、後方車輪のために、カルダンシャフトを遮断(untergebracht)する必要はない。
    【0020】
    道路用車両の駆動装置(Antriebsaggregat)が、レール車台を駆動するためのエネルギー、および、切削手段を駆動するためのエネルギーを供給することが有利である。
    【0021】
    レール車台のための駆動装置が、水力または電気駆動装置によって構成されることが有利である。
    【0022】
    切削手段は、主軸に取り付けられている。 この主軸は、レール車台に対して、上げたり下げたりでき、水平方向に調節可能であり、また、垂直に延びる回転軸の周りを回転することもできることが有利である。
    【0023】
    線路の両方のレールを同時に修復するために、道路用車両の両側に、少なくとも1つの切削手段が備えられている。
    【0024】
    また、停止時間を最小限にするために、道路用車両には、切削手段を交換するために、切削手段交換クレーン(Werkzeugwechselkran)、および、特に、切削手段保管庫(Werkzeugmagazin)、および、切削手段調節装置(Werkzeugeinstellvorrichtung)を備えた切削手段交換装置が備えられている。
    【0025】
    切削修復を調節するために、レールに対して圧力を加えることができ、切削手段のために、工具供給装置(Werzeugzustelleinrichtung)に連結されている倣い車輪止め(Kopierschuh)が備えられていることが有利である。
    【0026】
    切削手段として、フライス手段および/または切削手段が備えられている。 フライス手段を、荒削りを行うために用いてもよい。
    【0027】
    レールの実際の溝(Ist-Profil)、および、修復されるレールの溝を、キー頭部(Tastkopf)のような測定装置で測量できることが有利である。
    【0028】
    レールを同時に修復するには、少なくとも2つの、前後に並んで配置された手段、例えば、フライス手段および切削手段を用いることが有利である。 これらの手段のために、車両のそれぞれの側面に、2つの主軸が備えられている。
    【0029】
    環境保護のために、道路用車両には、吸い取り装置(Saugeinrichtung)、吸い取り管(Saugeleitungen)、および、削りくず貯蔵庫(Spaenebehaelter)を備えた削りくずおよびホコリ除去装置(Spaene-und Staubentsorgungseinrichtung)が備えられている。
    【0030】
    第2運転室(Fahrerkabine)を縮小するために、レール上で後進するために道路用車両の運転室に備えられたスクリーン(Bildschirm)に連結されたカメラが、道路用車両の後方の端に配置されている。
    【0031】
    道路用車両の運転室の助手席側は、レール上での走行、および、レールを切削修復するための、操作室(Bedingungsstand)として構成されていることが有利である。 道路用車両用として、全ての車両を独自の構造として構成する必要はなく、むしろ、本発明にかかる道路用車両は、トラック車両を改造するだけで十分である。 この場合、車両シャシを、前方車軸の後から後方車軸の前にかけて取り除き、車両シャシを、少なくとも2つの長手支柱で補強する。 この長手支柱は、前方車軸を支える前方車両シャシ、または、後方車軸を支える後方車両シャシによって、直接的または間接的に支えられている。 またさらに、長手支柱を、支柱部を介して互いに連結する。
    【0032】
    次に、本発明を、複数の実施例に沿って図面に基づいてより詳しく説明する。 図1は、本発明の道路用車両を示す側面図である。 図2は、部分的に解体された(つまり車体(Aufbauten)を示さない)、本発明にかかる道路用車両を示す側面図である。 図3は、道路用車両を示す正面図である。 図1〜図3が、道路用車両を、道路を走行するために配置したときの状態を示す図であるのに対して、図4は、線路上に配置された道路用車両を示す図である。 図5は、道路用車両を下から見た図である。 図6は、車体のない道路用車両を上から見た図である。 図7は、互いに並んで配置された2つの切削手段を車両の側面に備えた、本発明の道路用車両を示す図である。
    【0033】
    図1では、本発明にかかる道路用車両が、道路上を走行している状態、つまり、再び溝がつけられる線路部分に移動しようとしている状態を具体的に示している。 この道路用車両は、基本構想では、4軸のトラックであり、後述するように、該トラックは、敷設されたレール2の少なくとも1つの走行面1を切削修復するように改造されている。 該トラックの軸荷重は約10tであり、その長さは約12mである。 したがって、このトラックは、大型トラックが通行する、ヨーロッパ全ての道路3で、特別な許可証を必要とせずに往来できる。
    【0034】
    駆動のために、前輪を駆動するディーゼルモーター4が備えられている。 さらに、ディーゼルモーター4は、発電機5と、場合によっては後輪を駆動する水圧装置(Hydraulikaggregat)6とに連結されている。
    【0035】
    走行面1、または、レール2の走行面よりも突出した部分もまた切削修復するために、トラックの道路用車台(10,11)の前車軸9の後方側の車軸と、後車軸9の前方側の車軸との間を連結する修復部(Bearbeitungseinheit)7が取り付けられている。 この修復部7は、両矢印の方向に上げたり下げたりできる主軸12を備えている。 修復部7は、フライス13または切削盤14を備えていてもよい。 このように連結した修復部7が、本発明にかかる道路用車両の両側に配置されている。 2つの主軸12の間の距離15は、レール構成のレール2間の距離15に相当する。 したがって、各々の主軸によって、修復されるレール頭部16の上に、切削手段13,14を持ってくることができる。
    【0036】
    さらに、切削手段13,14を最適な噛み合せ度(Eingriffswinkel)に設定するために、主軸12を水平に調節でき、修復部に対して回転することもできる。
    【0037】
    道路用車両をレール上で走行させるために、前車軸8の後方の車軸と、連結された修復部7との間、および、後車軸9の後方には、レール車台17,18が、それぞれ1つずつ備えられている。 これらのレール車台17,18は、上げたり下げたりでき、上げたり下げたりした位置で固定できる、回転台から構成されている。
    【0038】
    後方の回転台18は、垂直な車軸19を約90°回転可能である。 これによって、この回転台18を、レールと道路との交点、つまり、踏切において、レール2の上に載せることができる。 前方の回転台17は、垂直な車軸20の周りを、数度だけ回転できる必要がある。 その目的は、この回転台17の車輪22のフランジ21を、レール2の修復中に、線路のレール2にできる限り隙間がないように隣接させる、あるいは、レールに対して押し付けるためである。 これによって、回転台17を線路に固定でき、それによって、隙間を設けることなく道路用車両の側面を有効に使用できる。
    【0039】
    道路用車両は、カルダンシャフトを介して、前輪駆動装置(Vorderradantrieb)を備えている。 また、全ての車輪を駆動するには、後車軸9を、水で駆動可能であることが望ましい。 ディーゼルモーター4に接続可能な水圧装置5を介して、水圧供給が行われる。
    【0040】
    レール2上を走行するための回転台17および18の駆動は、水力駆動装置、または電気駆動装置を用いて行われる。 このために、水圧装置6、および、場合によっては発電機5が用いられる。
    【0041】
    道路用車両の運転室23には、道路3上での走行に必要な操作全ての構成が配置されている。 助手席には、レール2上の走行、および、切削手段13,14、つまり、フライス手段および/または切削手段を操作するために必要な構成が備えられている。 運転室23には、スクリーンおよびキーボード(Tastatur)を備えたPCも設置されている。 さらに、レール2の修復領域をビデオによって監視するために、もう1つのスクリーンが備えられている。 このPCは、工業用PCとして実施されており、NCプログラムが主軸12を制御し、部分データ(Schnittdaten)を計算する。 NCプログラムには、レール測定装置、例えば、倣い指(Kopierfinger)または他の道路測量装置(Wegaufnehmer)のデータが供給される。 修復されていないレール頭部溝も、修復されたレール頭部溝も、例えば、キー頭部Tで測定される。 こうすることによって、少なくとも走行面1を修復する前後の実際の溝を、常に制御することができる。 測量装置から得た測定データを、PCのスクリーンに示し、そこで基準溝と比較する。
    【0042】
    また、主軸12のための駆動装置を、フライスまたは切削盤のような各々の修復技術に合わせて、伝動装置(Getriebe)を有する主軸モーター(Hauptspindelmotor)を介して制御できる。 修復の深さは、倣い車輪止め24によって制御される。 この倣い車輪止め24を、主軸12と対向する側に設定することができ、また、修復されるレール2に、きちんと合わせることができる。 また、切削修復のために、主軸12には、切削盤14を自動で引き上げる装置が取り付けられている。
    【0043】
    重要なのは、切削手段13,14が、回転台17および18に対して正確に、厳密には、水平方向にも垂直方向にも正確に、位置を調節できることである。 このために、積載量が非常に多い精密線処理部(Praezisionslinearfuehrungen)が備えられており、この精密線処理部は、修復力を、水平方向にも垂直方向にも、測量できる。 移動走行中に、レール2上、または道路3上で、主軸12、または切削手段13,14を、機械的に高い位置に留めることができる。
    【0044】
    道路用車両の特に有利な実施形態では、上方へ引き寄せられた橋構造25が備えられている。 この橋構造25に、修復部7が取り付けられており、この修復部7には、切削手段13,14が、駆動装置および調節装置とともに配置されている。 図2および図6に示されたこの橋構造25は、4つの長手支柱26によって形成されている。 この長手支柱26は、前車軸8を支える前方トラック車両シャシ27と、後車軸9を支える後方トラック車両シャシ28とを連結している。 これらの長手支柱26は、道路用車両の各々の長手方向側、および、中間領域に位置しており、支柱部29によって互いに連結されている。 この支柱部は、それぞれ、全ての車両シャシに対して高いねじれ剛性を与えるコンクリートから構成するのが好ましいが、ハーフティンバー(Fachwerken)からも構成することができる。
    【0045】
    橋構造25を備えて構成されたこのような道路用車両を製造するために、従来の4軸トラックのシャシを分割することが有利である。 前方車両部分27と、後方車両部分28との間に位置する部分を除去し、高い所に位置する長手支柱26を、残りの車両シャシ27,28と連結(例えば溶接)する。
    【0046】
    また、フライスの削りくずまたは切削によるホコリを処理するために、道路用車両には、削りくずおよびほこり除去装置が備えられている。 この装置には、駆動装置、送風機得たフィルター(Geblaeseluftfilter)、配電盤装置(Verteileinrichtung)および吸い取り管を有する吸い取り装置30と、削りくず貯蔵庫31とが備えられている。
    【0047】
    また、切削手段13,14を交換するために、道路用車両には、切削手段交換用クレーン32が備えられている。 この切削手段交換用クレーン32と共に、切削手段保管庫33の予備の切削手段13,14を、主軸12上に設置することができる。 切削手段13,14の位置を正確にするために、正確な、好ましくは円錐形の切削手段調節装置が備えられている。
    【0048】
    また、道路用車両の長さを制限できるように、道路用車両の後方端に、特に、レール上で後進するために、カメラ34が備えられている。 運転室23からの監視は、スクリーンを介して行われる。
    【0049】
    さらになお、道路用車両の車体は、配電盤(Elektroschraenken)35を備えている。 この配電盤には、空気調節機器によって保護されることで、温度変化に対する感度の高い機器が格納されている。
    【0050】
    本発明にかかる道路用車両の機能を以下に示す。
    【0051】
    移動走行、つまり、修復される線路領域への走行は、可能な限り、道路3で行われる。 これによって、非常に高い柔軟性が保証される。 駆動状態にある間、つまり、線路に沿ってレール車台17,18が走行している際に、線路の第1の走行によって、どのレール2にも、接したフライス(Umfangsfraesen)によって再び溝をつけることができる。 これによって、横方向の溝の偏差(Querprofilabweichungen)、長波(Laengswellen)、および、レール表面の損傷を、作業中に取り除くことができる。 このフライスは、例えば、出願番号A1241/2000に記載されているフライス手段13を用いて行われる。 引き続いて、第2の作業工程、つまり、すでにフライス盤で切削されたレール2上の第2の走行が行われる。 レール表面が、接した切削(Umfangsschleifen)によって、レール表面は最適に改良される。 これは、乾式研磨方法(Trockenschliffverfahren)によって行うことが好ましい。 その際、例えば、オーストリア特許出願番号A1242/2000に記載されているような切削方法が用いられる。
    【0052】
    これら両方の作業の組み合わせによって、レール頭部の質は向上(erreicht)される。 レール頭部の精度は、新しいレールと比較できないばかりではなく、新しいレールよりも高い精度である。 2つの作業の間に、フライス手段13と切削盤14との交換が、切削手段交換用クレーン32を用いて行われる。 この作業は、両側とも約10分で実施することができる。
    【0053】
    1度の走行によってこれら2つの作業を実行できるように、本発明にかかる道路用車両のどちらの車両側にも、互いに並んで配置された2つの主軸12を備えることができる。 第1主軸には、フライス手段13が備えられ、第2主軸には、切削盤14が備えられている(図7参照)。
    【0054】
    フライスおよび切削のための、1度だけの作業は、サービスマン(Bedienungspersonal)によって実施される必要があり、その作業は同一である。 初めに、主軸12の駆動装置を始動する。 次に、切削手段13または14の水平方向の位置調整を、好ましくは光電子位置調節システム(fotoelektrischen Positioniersystems)を用いて行う。 その後、切削手段13または14を有する主軸12を、水圧で下降させる。 切削手段13または14の垂直方向の微調整を、倣い指で行う。 続いて、回転台17および18のための駆動装置を始動させる。 必要な修復深度は、測量された測定値に基づいて実現する。 この深度を、レール2の修復中に、オンライン処理された測定値に基づいて、あるいは、倣い車輪止め24によって、一定に調整する。
    【0055】
    上述した修復作業(つまり、初めにフライス、次に切削を用いる)は、通常行われているものである。 しかし、修復をフライスのみによって、または、切削のみによって実施することも可能である。 例えば、初めに、粗削りし、次に細かくフライスすることも考えられる。 この変形例は、線路に対する要求に応じて設定されるものであり、特に、レール車両などの走行速度が異なるために、副線路に対しては、主線路とは異なる要求がなされる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明の道路用車両を示す側面図である。
    【図2】 部分的に解体された(つまり車体を示さない)本発明にかかる道路用車両を示す側面図である。
    【図3】 道路用車両を示す正面図である。
    【図4】 線路上に配置された道路用車両を示す図である。
    【図5】 道路用車両を下から見た図である。
    【図6】 車体のない道路用車両を上から見た図である。
    【図7】 互いに並んで配置された2つの切削手段を車両の側面に備えた、本発明の道路用車両を示す図である。

    QQ群二维码
    意见反馈