Connector mounting structure

申请号 JP19206396 申请日 1996-07-22 公开(公告)号 JP3287535B2 公开(公告)日 2002-06-04
申请人 矢崎総業株式会社; 发明人 治義 室伏; 昇 山口; 泰義 芹澤;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 一方の電線側のコネクタを他方の電線側
    のコネクタに接続させるためのコネクタの取付構造であ
    って、前記一方の電線の端末部と該一方の電線側のコネ
    クタとを覆うカバーを設け、該カバーの、該一方の電線
    の端末部を覆う部分をカバー支持部に電線周方向回動自
    在に保持させたことを特徴とするコネクタの取付構造。
  • 【請求項2】 前記カバーが、前記一方の電線側のコネ
    クタに嵌合するコネクタ嵌合部と、該コネクタ嵌合部か
    ら直交して続き、前記一方の電線の端末部を覆う電線導
    出用の筒状部とを備え、該筒状部が前記カバー支持部に
    回動自在に係合し、且つコネクタ回動軸線方向に延びて
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタの取付構造。
  • 【請求項3】 前記カバー支持部が一対の可撓湾曲片で
    略環状に構成されていることを特徴とする請求項2記載
    のコネクタの取付構造。
  • 【請求項4】 前記一対の可撓湾曲片の対向する先端部
    に、前記筒状部に対する挿入用の案内部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のコネクタの取付構造。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドア側と車両ボディ本体側のワイヤハーネスのコネクタ接続や、電気接続箱と外部ワイヤハーネスとのコネクタ接続等に際して、コネクタを回動自在として、電線の無理な屈曲や引張をなくしたコネクタの取付構造に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図11〜12は従来の自動車ドア用ワイヤハーネスにおけるコネクタの取付構造を示すものである(実開昭61−32730号)。 図11でワイヤハーネス(電線)115はドアトリム116の裏面に配索固定され、車両ボディ本体117側のワイヤハーネス(電線)118(図12)に対する接続コネクタ119がドアトリム116の前端方に突出して配設される。 該コネクタ119はドアパネル120前端の凹部121に組み込まれる。

    【0003】図12の如くドアトリム116をドアパネル120に組み付けた状態で、接続コネクタ119はドア前端に固定される。 車両ボディ本体側の電線118はゴム製の防グロメット122を介して車両ボディ本体117にしっかりと固定され、先端のコネクタ123がドア側のコネクタ119に接続される。

    【0004】しかしながら、上記従来の構造にあっては、ドアの開閉に伴って車両ボディ本体側の電線118
    がグロメット122内の短い範囲で繰り返し屈曲するために痛みやすいという問題があった。

    【0005】一方、図13は従来の電気接続箱125におけるコネクタの取付構造を示すものである(実開平5
    −39124号)。 合成樹脂製の接続箱本体126の内部には図示しないブスバー回路が配設され、ブスバー回路にフレキシブルフラット回路(電線)128が接続されて接続箱本体126の外部に導出されている。 フラット回路128の先端にはコネクタ129が配設され、該コネクタ129は図示しない外部のワイヤハーネスのコネクタに接続される。 フラット回路128に代えて複数本の丸型の被覆電線を使用することもある。 電気接続箱125は自動車の内部に固定される。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構造にあっては、外部ワイヤハーネスをコネクタ1
    29に接続した後に、ワイヤハーネスに引張等のが繰り返し作用した場合や、ワイヤハーネスが規定よりも短い場合に無理にコネクタ接続させた場合等において、電気接続箱125側のフラット回路128の付け根が屈曲して痛みやすいという問題があった。

    【0007】本発明は、上記各例の問題点に鑑み、ドアの開閉やワイヤハーネスの引張等に伴って、電線が屈曲して痛むことのないコネクタの取付構造を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、 一方の電線側のコネクタを他方の電線側
    のコネクタに接続させるためのコネクタの取付構造であ
    って、前記一方の電線の端末部と該一方の電線側のコネ
    クタとを覆うカバーを設け、該カバーの、該一方の電線
    の端末部を覆う部分をカバー支持部に電線周方向回動自
    在に保持させたことを基本とする。 前記カバーが、前記
    一方の電線側のコネクタに嵌合するコネクタ嵌合部と、
    該コネクタ嵌合部から直交して続き、前記一方の電線の
    端末部を覆う電線導出用の筒状部とを備え、該筒状部が
    前記カバー支持部に回動自在に係合し、且つコネクタ回
    動軸線方向に延びていることも有効である。 また、前記
    カバー支持部が一対の可撓湾曲片で略環状に構成されて
    いることも有効である。 また、前記一対の可撓湾曲片の
    対向する先端部に、前記筒状部に対する挿入用の案内部
    が形成されていることも有効である

    【0009】

    【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。 図1は自動車のドアハーネスに適用したコネクタの取付構造の一実施例を示すものである。 自動車ドア1のドアパネル2にはスライドガイド3が水平方向に固定して設けられ、該スライドガイド3に合成樹脂製のプロテクタ4がスライド自在に係合している。 例えば、プロテクタ4の後端方に図示しない突起部が設けられ、該突起部がスライドガイド3の長手方向のガイド孔5にスライド自在に係合している。

    【0010】略矩形筒状に形成されたプロテクタ4の内側にはワイヤハーネス(電線)6が挿通され、プロテクタ4の先端部には接続コネクタ7が固定して設けられている。 該接続コネクタ7は車両ボディ本体8側のワイヤハーネス(電線)9のコネクタ10に嵌合接続されている。 プロテクタ4やスライドガイド3の構造については別件で提案済である。

    【0011】車両ボディ本体側のコネクタ10は、ドア開閉時のプロテクタ4の揺動に伴って回動自在に設けられている。 この点が本発明の特徴とするところである。
    すなわち車両ボディ本体8の内壁11にコネクタ支持部としての金属製のブラケット12が固定して設けられ、
    該ブラケット12内にコネクタ10が上下の回動ピン1
    3で回動自在に支持されている。

    【0012】該回動ピン13はコネクタ10に設けてもよく、あるいはブラケット12に設けてもよい。 またはボルトのようにして単品でブラケット12とコネクタ1
    0を連結してもよい。 該コネクタ10にはプロテクタ側のコネクタ7がブラケット12を貫通して接続している。 なお、コネクタ10を図示しない第一ブラケットやケース等に嵌合固定し、第一ブラケットやケース等を図示しない第二ブラケット(コネクタ支持部)に回動自在に支持させてもよい。

    【0013】車両ボディ本体側のコネクタ10から導出された電線9は例で下方に垂直に垂れ下げられ、次いで水平に屈曲して延びている。 電線9の垂直部9aはやや長めに形成されている。 ドア開閉時のコネクタ10の回動に伴って電線9の垂直部9aがツイストし、ハーネス周方向に捩じられるため、従来のような電線の屈曲が起こらず、電線14が痛まない。 垂直部9aは、コネクタ10から垂れ下げずに上に延ばしてもよい。

    【0014】図1で、ドア側のワイヤハーネス(電線)
    6はドアパネル2に沿って配索される。 また、プロテクタ4は略矩形筒状に形成されている。 スライドガイド3
    は防水シート15を介してドアパネル2に固定されている。 プロテクタ4及びコネクタ7はドア閉時にウェザストリップ16,17よりも車室側に位置し、これにより防水性が確保される。 ドアパネル2に接合するドアトリム18にはプロテクタ収容部19が膨出形成されている。

    【0015】図2は本発明に係るコネクタの取付構造の第二実施例を示すものである。 本構造は基本的に図1の構造と同様であるが、プロテクタ20側の接続コネクタ21がコネクタ支持部としてのブラケット22を貫通せずにブラケット22の側部から車両ボディ24側のコネクタ25と嵌合するものである。

    【0016】該ブラケット22は一枚の金属板を折り曲げて形成され、車両ボディ本体24に固定される固定部26と、固定部26から傾斜して突出した傾斜部27
    と、該傾斜部27の上下両端から突出した一対の突出部28とで構成される。

    【0017】該突出部28のほぼ中央に、コネクタ25
    の回動ピン29に対する支持孔30が形成されている。
    また支持孔30から突出部28の先端にかけてテーパ状の切欠部31が連通形成され、回動ピン29を切欠部3
    1から支持孔30にワンプッシュでスナップ嵌合可能である。 該切欠部31の最小幅は回動ピン29の外径よりもやや小さく、支持孔30から回動ピン29が抜け出さないようになっている。 回動ピン29をテーパ状の切欠部31に押し込むことで、突出部28が両側に撓んで切欠部31が拡幅し、回動ピン29を支持孔30内に容易に挿入できる。

    【0018】車両ボディ本体側のコネクタ25には、合成樹脂性のコネクタハウジング32の上下の各壁部33
    の外側面のほぼ中央に短円柱状の前記回動ピン29が一体に突出形成されている。 コネクタハウジング32内には、ワイヤハーネス34(電線)に接続された複数の雄端子35が収容されている。 電線34には前例同様にコネクタ25から垂下したツイスト用の垂直部34aが形成されている。 該コネクタハウジング32の側壁36には、ドア側の接続コネクタ21の可撓ロックアーム37
    に対する係合孔37が形成されている。

    【0019】ドア側の接続コネクタ21は、プロテクタ20の先端方に一体に拡幅形成されたコネクタ嵌合部3
    8にコネクタ後半部が嵌合係止され、コネクタ前半部はコネクタ嵌合部38から突出して位置する。 該コネクタ21のハウジング外壁39には、コネクタ嵌合部38の係合孔40に対する係止突起41が形成され、該係止突起41によりコネクタ21がプロテクタ20に係止されている。

    【0020】図3〜図4はコネクタの取付構造の第三実施例を示すものである。 この構造は、前記車両ボディ本体8(図1)の内壁11に隣接するインストルメントパネル(インパネ)42の側壁43の内側にコネクタ支持部であるブラケット44を設け、該側壁43に開口45
    を貫設して、該開口45からドア側のコネクタ46を挿入して車両ボディ本体側のコネクタに接続させるものである。

    【0021】該ブラケット44は略コの字状に形成され、上下の壁部47に、コネクタ46に対する前例同様の支持孔48と切欠部49を有している。 該切欠部49
    はインパネ42の側壁43とほぼ平行に形成され、側壁43に沿ってコネクタ46をブラケット44内に収容可能である。 該ブラケット44はインパネ42と一体に樹脂成形してもよく、あるいは金属で別体に成形してインパネ42に固定してもよい。

    【0022】車両ボディ本体側のコネクタ46には、前例同様に支持孔48に係合可能な一対の回動ピン50が突設されている。 コネクタ46に続く電線51にはツイスト用の垂直部51aが形成されている。 インパネ42
    の開口45は、ブラケット44へのコネクタ46の挿入方向に対し直交方向に位置している。 コネクタ46は、
    電線51の導出方向とは直交する方向でドア側コネクタ(図示せず)に嵌合するものが好ましい。 インパネ42
    は固定部52で車両ボディ本体にねじ止め固定される。

    【0023】本実施例によればインパネ42内のデッドスペースを利用してコネクタ支持部44を設けることができ、スペースの有効活用が図られる。 また、車両ボディ本体側のコネクタ46がインパネ42内に収容され、
    外部に露出しないから、見栄えが良く、ドア開時におけるコネクタ46の保護も図られる。

    【0024】図5はコネクタの取付構造の第四実施例を示すものである。 この構造は、インパネ53内において電気接続箱(ジャンクションブロック)54にコネクタ支持部であるブラケット55を一体に設け、該ブラケット55に車両ボディ本体側のコネクタ56を回動自在に支持させたものである。

    【0025】インパネ53には前例同様、側壁57に、
    ドア側コネクタ挿通用の開口58が形成されている。 該電気接続箱54は二つの固定部59でインパネ53にねじ止めされている。 電気接続箱54には複数のコネクタ60が接続されており、車両ボディ本体側のコネクタ5
    6は電気接続箱54に対する外部コネクタの形態を呈する。 ブラケット55は合成樹脂製の接続箱本体61と一体に上下一対突出形成されている。 なお、ブラケット5
    5を金属で別体に形成して接続箱本体61に固定してもよい。 前例同様、ブラケット55には一対の軸孔62及び切欠部63が設けられ、コネクタ56には一対の回動ピン64が突設されている。

    【0026】本実施例によれば、インパネ53に電気接続箱54を取り付けることでインパネ53内にブラケット55が配置されるから、インパネ53に対するブラケット55の固定作業が不要となる。

    【0027】図6はコネクタの取付構造の第五実施例を示すものである。 この構造は、車両ボディ本体66に略環状のブラケット(カバー支持部)67を設けると共に、車両ボディ本体側のワイヤハーネス(電線)68の端末部に合成樹脂製のカバー69を設けて、該カバー6
    9の筒状部(本例で円筒部)70を該ブラケット67に回動自在に支持させたものである。

    【0028】該ブラケット67は金属ないし合成樹脂で形成され、カバー69を支持する環状部71と、該環状部71の上下に連成された固定部72とで構成される。
    該環状部71は左右一対の円弧状に湾曲した可撓湾曲片73で構成され、一対の湾曲片73,73の間にカバー
    挿入用の隙間74が構成されている。 該湾曲片73の先端は外側にカールして、カバー69ないし電線68の垂直部68aに対する案内部75となっている。 前記固定部72はボルト孔76を有し、小ねじ77で車両ボディ本体66に固定される。

    【0029】前記カバー69は、車両ボディ本体側のコネクタ78の後半部を覆うコネクタ嵌合部79と、該コネクタ嵌合部79から直交方向に垂下した前記筒状部7
    0とで構成される。 該筒状部70内に電線68の垂直部68aが挿通収容される。 なお、該カバー69に電線挿通用のスリット(図示せず)を設けてもよい。

    【0030】該カバー69の筒状部70は隙間74からブラケット67内にワンタッチで挿着される。 その際、
    一対の湾曲片73は外側に開き、筒状部70の挿通と同時に閉じて筒状部70をガタつきなく保持する。 あるいは隙間74から電線68の垂直部68aを挿通し、筒状部70を上方から環状部71内に挿入してもよい。 また、筒状部70 一部に、コネクタ嵌合部79の背面8
    0に続く平坦部(図示せず)を切欠形成し、該平坦部に沿ってブラケット67の隙間74に低力で挿入してもよい。

    【0031】そしてカバー69の筒状部70がブラケット67内に回動自在に支持される。 コネクタ嵌合部79
    の下端面79aはブラケット67の湾曲片73の上端面73aに当接し、カバー69が抜け落ちなく支持される。 筒状部70に湾曲片係合溝(図示せず)を周設しても構わない。 筒状部70から導出された電線68の垂直部68aは、コネクタ78の回動に伴ってコネクタ78
    と屈曲部68bとの間でツイストし、コネクタ回動時の電線の撓みを吸収する。

    【0032】本実施例によれば、コネクタ78がブラケット67の上側に位置するから、回動時にブラケット6
    7が邪魔にならず、回動度も大きく設定できる。 また、カバー69が大きいから、ブラケット67への挿着作業が容易であり、且つ湾曲片73のばね性により、回動時のカバー69の抜け出しが防止される。 また、カバー69で導出電線68が保護されると共に、コネクタ7
    8の後部で導出電線が強制的に真下(コネクタの回動軸線方向すなわちイ方向)に向けて配索されるから、垂直部68aの垂直精度が向上し、コネクタ回動時のツイスト動作が確実に行われる。

    【0033】なお、カバー69の筒状部70を上向きに配置することも可能である。 この場合は、カバー抜け落ち防止用の前記湾曲片係合溝やストッパ(図示せず)等が必要である。

    【0034】上記各実施例の構造は剛性のプロテクタ4
    (図1)を用いる場合のみならず、ドア側のワイヤハーネス6のコネクタ7をプロテクタ4を用いずに直接、車両ボディ本体側のコネクタ10に接続させる場合にも有効である。 また、車両ボディ本体側ではなくドア側のコネクタ7を上記構造により回動自在とすることも可能である。

    【0035】図7〜図8は本発明に係るコネクタの取付構造の第六実施例を示すものである。 この構造は、自動車等の内部に配設する電気接続箱81と図示しないワイヤハーネス(コネクタを有する電線)との接続のためのものである。 電気接続箱側のコネクタ(本例で雌コネクタ)82は接続箱本体83の外壁側に回動自在に設けられている。 すなわち、合成樹脂製の接続箱本体83の側壁84に一対のアーム状ないし板状のブラケット(コネクタ支持部)85が垂直に突出形成され、該一対のブラケット85の水平方向の軸孔86にコネクタ82の回動ピン87が回動自在に係合している。

    【0036】回動ピン87は図8の如く合成樹脂製のコネクタハウジング88の嵌合室89側の側壁90に短円柱状に一体に突設されている。 前記ブラケット85はある程度の可撓性を有しており、外側に開かせた状態で軸孔86に回動ピン87を嵌合可能である。 勿論、前記実施例のような軸孔に続く切欠部を形成してもよい。 あるいは、回動ピン87をブラケット85側に設けてもよい。

    【0037】本例でコネクタ82の嵌合室開口89aは図7の如く電気接続箱82に対して上向きに配置されており、相手側のワイヤハーネスのコネクタは上方から嵌合室89内に挿入される。 その際、コネクタ82は回動ピン87を支点として前後に揺動可能であり、コネクタ接続作業が容易である。

    【0038】コネクタ82内の端子91は丸型被覆電線92で電気接続箱81内の回路(図8)93に接続されている。 該回路93は、下側の接続箱本体(下カバー)
    94の基板95に配線され、圧接端子96を介して下カバー94のコネクタ97に接続している。 該コネクタ9
    7には下方からワイヤハーネス98がコネクタ接続される。 基板95上にはブスバー回路基板99が配設される。 本例でブラケット85は上側の接続箱本体83に設けられている。

    【0039】回路93から分岐接続した電線92は図7
    の如く接続箱本体83の孔(電線取出部)100から導出され、コネクタ内の端子91に接続している。 電線取出部100は、コネクタ支持部(ブラケット)85に対してコネクタ回動軸線方向に位置し、電線92はやや弛みを持ってコネクタ回動軸線方向に延びている。 それにより電線92はコネクタ回動時に撓み吸収効果を奏する。 接続箱本体83上にはヒューズ101やリレー10
    2や他の雌コネクタ103等が配設されている。

    【0040】本実施例によれば、外部ワイヤハーネスのコネクタ(図示せず)を電気接続箱81側のコネクタ8
    2に接続する際や接続した後に引張力が作用しても、コネクタ82が回動して、コネクタ82や電線92や電線取出部100にかかる無理な力を吸収するから、それら82,92,100の破損等が防止される。 また、電気接続箱81内で分岐した回路(電線)92を、中間コネクタを用いることなく、効率的且つ安価に配線できる。
    また、コネクタ82が揺動するから、コネクタ嵌合作業が容易且つ確実に行われ、片手でのコネクタ接続作業も可能である。

    【0041】図9〜図10は上記コネクタの取付構造の類似例を示すものである。 この構造は回動自在なコネクタ82に、丸型被覆電線92に代えて、電線としてのフレキシブルフラット回路(FFC)105を接続させたものである。 該フラット回路(電線)105はコネクタ82から下方に導出した後、湾曲して電気接続箱106
    内に配索されている。 この湾曲部105aがコネクタ回動時に撓み、コネクタ82の回動がスムーズに行われる。

    【0042】図10の如くフラット回路105は下カバー94側のプリント回路基板107から分岐されて外部に水平に突出し、端末部105aがコネクタハウジング88側の端子91に接続されている。 フラット回路10
    5の取出部110はコネクタ82のやや後方に位置する。 コネクタ82は前例同様にブラケット85に回動ピン87を貫通係合して支持されている。 他の構成は前例同様であるので同一符号を記して説明を省略する。

    【0043】

    【発明の効果】以上の如くに、 請求項1記載の発明によ
    れば、ドア開閉時のドアハーネスの揺動や、電気接続箱
    へコネクタ接続した電線の引張があった場合でも、電線
    の揺動に追従してカバーが回動し、コネクタがスムーズ
    に首振り運動をするから、電線やコネクタに無理な力が
    作用せず、電線等の痛みが起こらない。 また、請求項2
    記載の発明によれば、カバーの筒状部により電線がコネ
    クタ回動軸線方向に確実に配索され、コネクタの回動に
    伴って、電線がツイストし、撓みを周方向に吸収するか
    ら、電線の痛みが一層確実に防止される。 また、請求項
    3,4記載の発明によれば、カバーの筒状部を一対の可
    撓湾曲片の間にワンタッチで挿着でき、しかも、可撓湾
    曲片で筒状部をガタつきなく保持することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係るコネクタの取付構造の一実施例を示す分解斜視図である。

    【図2】コネクタの取付構造の第二実施例を示す分解斜視図である。

    【図3】コネクタの取付構造の第三実施例を示す分解斜視図(図4の矢視A図)である。

    【図4】インパネを示す斜視図である。

    【図5】コネクタの取付構造の第四実施例を示す斜視図である。

    【図6】コネクタの取付構造の第五実施例を示す分解斜視図である。

    【図7】コネクタの取付構造の第六実施例を示す斜視図である。

    【図8】同じく分解斜視図である。

    【図9】図7のコネクタの取付構造の類似例を示す斜視図である。

    【図10】同じく分解斜視図である。

    【図11】一従来例を示す分解斜視図である。

    【図12】同じく車両ボディ本体側との接続を示す分解斜視図である。

    【図13】他の従来例を示す斜視図である。

    【符号の説明】

    6,9,68,92,105 電線 10,25,78,82 コネクタ 12,44,55,85 ブラケット(コネクタ支持部) 13,29,87 回動ピン 30,86 軸孔 31 切欠部 42 インパネ 54,81,106 電気接続箱 67 ブラケット(カバー支持部) 69 カバー 70 筒状部 73 可撓湾曲片 79 コネクタ嵌合部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−260805(JP,A) 実開 平4−94287(JP,U) 実開 平2−103375(JP,U) 実開 平5−17818(JP,U) 実開 昭60−19164(JP,U) 実公 平6−19150(JP,Y2) 独国特許出願公開19728707(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) H01R 13/73 H01R 13/74

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