Improved waste treatment and disposal system

申请号 JP2006503364 申请日 2004-02-05 公开(公告)号 JP4586015B2 公开(公告)日 2010-11-24
申请人 ナモン エイ ナセフ; 发明人 ナモン エイ ナセフ;
摘要
权利要求
  • 少なくとも1つの廃棄物発生源であって、該少なくとも1つの廃棄物発生源からの廃棄物を貯蔵するためのタンクと流体連通した発生源、
    を含み、
    前記廃棄物は、液体部分と固体部分を含み、
    前記タンクは、前記廃棄物を該タンクから除去するための吐き出し管を含み、
    前記吐き出し管と流体連通した前記廃棄物を均質化するための手段、
    を更に含み、
    前記均質化するための手段は、前記廃棄物の前記固体部分の粒径を小さくするための手段、及び該廃棄物の前記液体部分と該廃棄物の該固体部分とを実質的に均質な廃棄物の流れに混合するための手段を含み、
    前記固体部分の粒径を小さくするための手段と前記液体部分及び固体部分を混合するための手段は、実質的に同時に行われ、
    前記均質化するための手段に連結した前記実質的に均質化された廃棄物の流れを加熱するための手段と、
    排気発生源の排気流内に配置されて前記加熱するための手段に連結された、前記実質的に均質化された廃棄物の流れを注入するための手段と を更に含み、
    前記均質化するための手段は、
    入口ポートと出口ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された中心シャフトと、
    前記中心シャフトを回転させるための手段と、
    前記中心シャフトに作動的に連結した少なくとも1つのホモジナイザ段と、
    を更に含み、
    前記ホモジナイザ段は、上部エッジと切断面を有する下部エッジとを有する回転ブレードと、該回転ブレードの該下部エッジの該切断面に接触した上部側面、下部側面、及び該上部側面から該下部側面への前記廃棄物の流れの移動を可能にする複数の分粒孔を有する分粒篩とを含む、ことを特徴とする廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記均質化するための手段は、前記中心シャフトに沿って順番に配置された複数のホモジナイザ段を更に含むことを特徴とする 請求項1に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記ハウジングの前記入口ポートは、前記廃棄物の流れが前記複数のホモジナイザ段の第1のものに入ることを可能にし、前記出口ポートは、該複数のホモジナイザ段の最後のものを出る該廃棄物の流れの吐き出しを可能にすることを特徴とする 請求項2に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の各前記分粒篩の前記上部側面は、前のホモジナイザ段よりも小さい直径を有する複数の分粒孔を含むことを特徴とする 請求項3に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の各前記分粒篩上の前記複数の分粒孔は、テーパ付きであることを特徴とする 請求項4に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記分粒孔の前記テーパは、前記分粒篩の前記上部側面から該分粒篩の前記下部側面まで増大することを特徴とする 請求項5に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記中心シャフトを回転させるための手段は、正回転及び逆回転を有する反転モータであることを特徴とする 請求項3に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の前記回転ブレードは、該回転ブレードの前記上部エッジに沿って配置された第2の切断面を更に含むことを特徴とする 請求項7に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の前記回転ブレードは、前記反転モータが前記逆回転で作動する時に、該回転ブレードが前記中心シャフトに沿って摺動して該回転ブレードの前記上部エッジの前記切断面を前のホモジナイザ段の前記分粒篩の前記下部側面と接触させるように該中心シャフトと摺動的に係合することを特徴とする 請求項8に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記ハウジングは、前記出口ポートと流体連通した再循環ポートを更に含み、
    前記再循環ポートは、前記出口ポートを通って前記複数のホモジナイザ段の最後のものを出る前記廃棄物の流れの吐き出しの一部分が、該再循環ポートを通って該複数のホモジナイザ段の最後のものに再循環して戻ることを可能にする、
    ことを特徴とする 請求項3に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記廃棄物の流れを前記複数のホモジナイザ段を通してポンピングするための手段を更に含むことを特徴とする 請求項10に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記ポンピングのための手段は、前記中心シャフトと作動的に連結されて前記ハウジング内に配置された推進装置を含むことを特徴とする 請求項11に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記ポンピングのための手段は、前記複数のホモジナイザ段と流体連通した外部ポンプを含むことを特徴とする 請求項11に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 前記外部ポンプは、前記中心シャフトを回転させるための手段によって電力供給されることを特徴とする 請求項10に記載の廃棄物処理及び処分システム。
  • 液体部分と固体部分を有する廃棄物の流れを処理して処分する方法であって、
    タンクから廃棄物を除去するための吐き出し管を含むタンクに、廃棄物の流れを貯蔵する段階と、
    前記吐き出し管に流体連通した、前記廃棄物を均質化するための手段を設ける段階と、
    を含み、
    前記均質化するための手段は、前記廃棄物の前記固体部分の粒径を小さくするための手段、及び該廃棄物の前記液体部分と該廃棄物の該固体部分とを実質的に均質な廃棄物の流れに混合するための手段を含み、
    前記固体部分の粒径を小さくするための手段と前記液体部分及び固体部分を混合するための手段は、実質的に同時に行われ、
    前記均質化するための手段によって生成された前記実質的に均質化された廃棄物の流れを加熱する段階と、
    前記加熱された実質的に均質化された廃棄物の流れを排気発生源の排気流に注入する段階と を更に含み、
    前記均質化するための手段は、
    入口ポートと出口ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された中心シャフトと、
    前記中心シャフトを回転させるための手段と、
    前記中心シャフトに作動的に連結した複数のホモジナイザ段と、
    を更に含み、
    前記複数のホモジナイザ段の各々は、上部エッジと切断面を有する下部エッジとを有する回転ブレードと、該回転ブレードの該下部エッジの該切断面に接触した上部側面、下部側面、及び該上部側面から該下部側面への前記廃棄物の流れの移動を可能にする複数の分粒孔を有する分粒篩とを含むことを特徴とする方法。
  • 前記ハウジングの前記入口ポートは、前記廃棄物の流れが前記複数のホモジナイザ段の第1のものに入ることを可能にし、前記出口ポートは、該複数のホモジナイザ段の最後のものを出る該廃棄物の流れの吐き出しを可能にすることを特徴とする 請求項15に記載の方法。
  • 前記中心シャフトを回転させるための手段は、正回転及び逆回転を有する反転モータであることを特徴とする 請求項16に記載の方法。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の前記回転ブレードは、該回転ブレードの前記上部エッジに沿って配置された第2の切断面を更に含むことを特徴とする 請求項17に記載の方法。
  • 各前記連続的ホモジナイザ段の前記回転ブレードは、前記反転モータが前記逆回転で作動する時に、該回転ブレードが前記中心シャフトに沿って摺動して該回転ブレードの前記上部エッジの前記切断面を前のホモジナイザ段の前記分粒篩の前記下部側面と接触させるように該中心シャフトと摺動的に係合することを特徴とする 請求項18に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、公衆衛生及び有機性廃棄物の効率的かつ環境保護的処理及び処分のための改良型システムに関する。 より詳細には、本発明は、乗客搬送車両のような移動オペレーション、又は従来の処理及び処分手段が実際的ではない固定オペレーションから発生する人糞や他の類似の有機性廃棄物の処理及び処分に関する。 本明細書で説明する処理及び処分システムは、廃棄物を適切に処分するのに十分な熱を排出する内燃機関又は任意の他の装置の作動中に排出される熱を利用する。 本発明はまた、ビルジや他の油性水廃棄物のような産業廃棄物を含む石油及び/又は他の有機化合物を含む廃棄物の処理及び処分が可能である。

    従来のいくつかの廃棄物処理及び処分方法が存在する。 特定の処理及び処分方法の選択は、主として2つの要素、つまり、1)処理及び処分を必要とする特定の廃棄物と、2)処理及び処分施設を設置すべき特定の場所とに依存する。 過度の濃度で大きな健康上の危険性をもたらすバクテリア、特に糞便性大腸菌を含む公衆衛生廃棄物ということが多い人糞の処理及び処分が特に重要である。 公衆衛生廃棄物の発生は、多くの場合、処理及び処分に付随する固有の問題を呈する遠隔又は可搬型施設のような場所で起こるものである。 従来の廃棄物処理及び処分システムは、これらの状況に対して設計されているが、従来のシステムは、いくつかの欠点を有する。

    遠隔又は可搬型施設のための従来の廃棄物処理及び処分システムは、一般的に、廃棄物を受け取って溜めるための大きな貯留タンクを含む。 廃棄物は、適切な薬剤を用いて消毒することができ、消毒された状態で、廃棄物は、通常は他の場所で行われる更に別の処理のために除去することができるまで貯蔵される。 車両、船舶、航空機、及び鉄道車輌のような可搬型施設の場合、可搬型施設が廃棄物受け取りサイトに到着するまで廃棄物を貯蔵する必要がある。 遠隔施設、特に従来の下水及び汚水処理システムが実際的ではないものの場合、廃棄物は、それを除去して廃棄物受け取りサイトに送出することができる時まで貯蔵する必要がある。 薬剤並び処理済み廃棄物を貯蔵する必要性は、かなりの貯蔵能を要求し、可搬型施設又は遠隔施設の建造費及び運転費の両方を増大させるものである。

    船舶の場合、従来の処理及び処分システムでは、廃棄物質を薬剤及び/又は間接的な熱で処理してバクテリア含有物を破壊する。 廃棄物は、処理された状態で環境に排出することができる。 化学的システムは、使用される薬剤の費用及び薬剤の使用に伴って放たれる有害な臭いを含むいくつかの欠点を有する。 また、化学的システムは、バクテリアを殺すに際して完全に有効ものであるとは限らず、その結果、排出された廃棄物質は、依然として汚染問題及び環境問題を引き起こす場合がある。 間接的な熱を使用して廃棄物質を殺菌するシステムはまた、特に、廃棄物を適切に殺菌するために必要とされる熱伝達面積が極端に広く、熱を発生させるための化学酸化剤及び給油が潜在的に必要であるという欠点を有し、これらは、建設及び運転費の増大をもたらすものである。

    さらに、益々厳しくなる環境規制により、処理済み廃棄物でさえも内陸部の水路及び湖水のようなある一定の区域における排出が禁止されている。 従来の処理及び処分システムは、これらの区域では使用することができず、従って、廃棄物受け取りサイトに到達するまで廃棄物を保持するための適切な貯蔵能力を有するシステムが必要である。 廃棄物受け取りサイトを探し出してそこまで移動しなければならないその経費及び不便さが、規制を無視して直接貯蔵タンクを環境に廃棄する誘引として働き、環境規制の目的を挫折させている。

    米国特許第6,106,703号において、本明細書の発明人は、内燃機関の排気ガスを利用して公衆衛生及び他の種類の廃棄物を処分する廃棄物処理及び処分システムを開示した。 米国特許第6,106,703号の開示は、本明細書において引用により組み込まれている。 同特許は、一般的に、トイレ、調理室、シャワー、ビルジタンク、又は他の類似の発生源のような供給源から発生した廃棄物を受け取るための貯蔵タンクと、貯蔵タンクに連結された少なくとも1つの細断装置と、固形廃棄物の粒径を小さくするためのレジューサと、遠心分離装置と、注入ポンプと、内燃機関の排気マニホールド内に配置された注入ノズルとで構成された廃棄物処理システムを開示するものである。

    米国特許第6,106,703号

    本発明は、いくつかの点で米国特許第6,106,703号に開示された廃棄物処理及び処分システムを改良したものである。 本発明は、流体移動装置に対して共通のエネルギ源を利用することによってシステム作動を簡素化するものである。 更に、本発明は、オゾン発生器及び高周波活性化装置を組み込んで熱処理前に廃棄物を調整する。 本発明はまた、排気流への注入の前に廃棄物を熱的に調整する液体/液体及び気体/液体予熱器を組み込んでいる。 廃棄物を予熱すると処分効率が上がり、作動能力限界が大きくなる。 分粒篩設計の改良、ブレード設計の改良、逆作動を可能にする装置の変更、再循環入口ポートの追加、及び外部ポンプ機能を含む、ホモジナイザと本明細書で呼ぶレジューサに対する大きな改良が行われた。 これらの変更は、粒子の縮小を改善し、遠心分離装置のような固形排泄物分離装置を不要にする。 本発明はまた、排気マニホールドスプール部分を用いて注入器設計を改良し、これは、既設の排気マニホールドの変更を不要にするものである。 最後に、工程制御上の改良が追加されており、これは、他の変更と共に全体的なシステム効率及び性能を改善し、システム設置に必要とされる空間を低減するものである。

    好ましい実施形態の以下の詳細な説明においては、本発明の一部を成して本発明を実施することができる特定的な実施形態を例示的に示す添付図を参照する。 他の実施形態を利用することができ、また、本発明の範囲から逸脱することなく構造上の変更を行うことができることを理解すべきである。

    図1は、廃棄物処理システム100の好ましい実施形態を示している。 貯蔵タンク1は、トイレ、シャワー、流し、台所、ビルジ、及び他の有機性廃棄物源のような廃棄物発生源から廃棄物を受け取るものである。 発生源からの廃棄物は、接続管2を通じて貯蔵タンク1に送られる。 貯蔵タンク1は、大気通気口3及び吐き出し管4を含む。 廃棄物は、吐き出し管4を通じて貯蔵タンク1から破砕ポンプ5に流れる。 破砕ポンプ5は、貯蔵タンク1内に存在する固形廃棄物のサイズを小さくしかつ貯蔵タンク1内の廃棄物を細断することによって貯蔵タンク1からの廃棄物を調整する。 破砕廃棄物は、破砕ポンプ5から吐き出されて、ホモジナイザ9と流体連通している導管7を通る。 ホモジナイザ9が使用されている状態で、破砕ポンプ5からの破砕廃棄物の一部は、再循環されて導管6を通って貯蔵タンク1に戻り、貯蔵タンク1内の廃棄物の細断が促進される。 ホモジナイザ9が作動中ではないとき、破砕ポンプ5から吐き出された廃棄物の全ては、再循環されて貯蔵タンク1に戻る。 導管7内の逆止弁8は、ホモジナイザ9から貯蔵タンク1への廃棄物の逆流を防止する。

    ホモジナイザ9は、主駆動装置10によって駆動され、主駆動装置10は、従来の誘導モータでもよいし、遠心又は容積式回転機器を駆動するために使用することができる任意の他の装置でもよい。 主駆動装置10は、反転誘導モータであることが好ましい。 また、主駆動装置10は、ホモジナイザ9の駆動に加えて、共通のシャフトを通じて破砕ポンプ5を駆動するために使用することができる。 しかし、説明のために、図1は、個別のポンプユニットとして、共通のシャフトによって駆動されない破砕ポンプ5を示している。 ホモジナイザ9は、最小の分粒篩開口部よりも大きいサイズの粒子が一切ホモジナイザ9を出ることができないように、廃棄物を一連のカッターブレード39及び分粒篩40(図2、図3、及び図9が最も分かりやすい)を通過させることによって廃棄物の固体含有量を少なくするものである。 最小の分粒篩開口部よりも大きい粒子があれば、サイズが小さくなるまでホモジナイザ9内に留まることになる。 廃棄物の液体部分は、固形廃棄物の実質的に均一なサイズの粒子と均質化され、導管11を通じてホモジナイザ9から一緒に吐き出される。

    殺菌及びディスポーザ処理を高めるために、市販のオゾン発生器3Aを使用すると、オゾンをベンチュリ35Aを通じて導管11に注入することにより均質化された廃棄物を予め調整することができる。 オゾンは、バクテリアを殺すことによって廃棄物を殺菌し、また、排気流22に注入されると、有機体の酸化のために更なる酸素を供給するものである。 ベンチュリ35Aだけで十分に高いオゾン分解を達成するが、ミキサを使用すると更に分解を増大させることができる。 廃棄物の特性、システム制約事項、経費、汚れ傾向、及び機械の耐久性に応じて、機械式、固定式又は他の種類のミキサを使用することができる。 図1においては、高周波活性化装置36A、つまり、超音波装置が使用されている。

    予め調整された均質化廃棄物は、注入ポンプ12に供給され、注入ポンプ12は、主駆動装置10によって共通のシャフトを通じて駆動される。 注入ポンプ12は、容量性ポンプであることが好ましい。 予め調整された均質化廃棄物は、注入ポンプ12から導管13に吐き出される。 導管13から、均質化廃棄物の流れは分割される。 導管13からの均質化廃棄物流の一部は、再循環されて貯蔵タンク1に戻る。 再循環された均質化廃棄物流は、再使用可能にされた均質化廃棄物の一部をホモジナイザ9に戻すことによって更に分割することができる。 再循環されてホモジナイザ9に戻る均質化廃棄物は、図1、図2、図3、及び図9で示すように、再循環ポート47を通じてホモジナイザ9に供給してもよいし、変形例として、導管7内で貯蔵タンク1からの供給物と組み合わせて、入口ポート38を通じてホモジナイザ9に供給してもよい。

    注入ポンプ12からの均質化廃棄物流の残りは、予熱器16、つまり液体/液体熱交換器に進む。 均質化廃棄物は、予熱器16に入る前に、第2のオゾン発生器34B及び関連のベンチュリ36Bを利用することによって更に調整することができる。 上流側のものと同様に、高周波活性化装置36Bを使用してオゾン分解が最大にされる。 予熱器16は、シェル及びチューブ型の熱交換器であることが好ましいが、水又は内燃機関又は他の装置に関連した他の媒体を用いて、熱を均質化廃棄物の燃料流に伝達することができる。 変形例として、内燃機関又は他の装置に関連した媒体から熱を受け取ってその熱を廃棄物流に伝達する熱伝達流体を中間ヒートシンクとして使用してもよい。 均質化された廃棄物流を予熱すると、廃棄物流の水分含有量の温度が上がり、廃棄物が注入される排気流に及ぼす冷却効果が低減される。 廃棄物は、予熱器16を出た後、引き続き導管17を通り、導管17は、予熱器18に廃棄物を供給する。 予熱器18は、気体/液体熱交換器であり、ここで、熱は、排気22から廃棄物流に吸収されて、廃棄物注入前に廃棄物流の水分含有量は、確実に蒸発温度近傍か又はそれを超える温度になる。 廃棄物流の水分含有量が蒸発温度近傍か又はそれを超える温度の状態で、廃棄物が注入されると水分含有量を瞬時に蒸発させるのに必要とされる熱が最小限に抑えられる。 変形例として、予熱器18は、熱伝達流体を利用して熱を排気22から廃棄物流に送る液体/液体熱交換器としてもよい。 スプール部分19は、予熱器18及び注入ノズル20を収納する。 スプール部分19は、既設の排気マニホールドに対する所要の変更を不要にすることによってシステムの設置を容易にする。

    また、スプール部分19は、ファン又は類似の装置を組み込んで排気22の速度を上げることにより、注入された廃棄物の乱流及び半径方向の分布を保証することができる。 変形例として、空気又は再利用排気22のような付加的な材料源で排気22を補充することにより排気22の流量を大きくすることができ、これは、その速度を増大させるであろう。

    排気22の平行流又は対向流として注入ノズル20を通じて排気22に廃棄物を注入することができる。 スプール部分19の直径全体に亘る廃棄物分布を最大にするために、廃棄物は、排気22流の対向流として注入されることが好ましい。 更に、ベンチュリ型のスプール部分を利用して廃棄物流を導管17から排気22に引き入れることができる。 ベンチュリ型のスプール部分は、廃棄物流の液体部分を噴霧化するという付加的な利点を有する。 更に、ベンチュリノズルを使用することもできる。 ベンチュリノズルは、スプール部分19内で中央に配置され、排気22の流れを利用してベンチュリ型スプール部分と同様に導管17から廃棄物を引き込むものである。 予熱済み均質化廃棄物が注入されると、廃棄物燃料流の水分は、瞬時に蒸発して蒸気となり、排気22と共に排気スタック23を通じてスプール部分19を出る。 廃棄物流内の固形廃棄物粒子は、乾燥すると酸化を引き起こすのに十分な熱を吸収する。 酸化は、不活性鉱物灰及び水蒸気の生成をもたらすことになる。 不活性鉱物灰及び水蒸気は、排気22と共に排気スタック23から流れ出る。

    温度センサ21は、排気スタック23に入る前に排気22の温度を測定する。 圧力センサ33は、注入器ライン圧力を測定する。 これらのセンサ21及び33の両方は、スプール部分19内に収納され、測定値をコンピュータ24に中継する送信器が装備されている。 コンピュータ24は、それが設けられている遠隔又は可搬型施設から電源ライン25を通じて電力を受け取り、システム全体の作動を制御するものである。 コンピュータ24は、排気ガス温度及び注入器ライン圧力と共に、貯蔵タンク1内に取り付けられた高レベルセンサ31、低レベルセンサ32、及び高レベルアラーム102から値を受け取ることができる。 変形例として、図1に示すように、高レベルセンサ31、低レベルセンサ32、及び高レベルアラーム102は、破砕ポンプ5と一体化されたコントローラにのみにルーティングしてもよい。 この構成においては、破砕ポンプ5は、システムの残りから独立して作動する。 破砕ポンプ5の作動がシステム作動から切り離された状態で、コンピュータ24は、圧力センサ62を利用して、廃棄物が開放弁59によってホモジナイザ9に流れることができる前に破砕ポンプ5が使用中であることを保証する。 また、コンピュータ24は、排気22を廃棄物処理システム100に送る内燃機関又は他の装置から付加的なデータを受け取ることができる。 コンピュータ24は、システムの作動を制御し、遠隔パネル26を通じて内部及び外部パラメータのモニタリングを可能にするものである。

    また、図1は、ホモジナイザ9の逆洗及び様々なシステム構成要素のパージを可能にする逆流置換システム及び淡水パージシステムを示している。 コンピュータ24は、主駆動装置10の作動を逆転させることによって逆流置換システムを制御し、この逆転により、ホモジナイザ9及び注入ポンプ12の作動が逆転される。 ホモジナイザ9及び注入ポンプ12の作動を逆転させることにより、システムは、短時間にホモジナイザ9を通じて逆洗し、それによってホモジナイザ9内に収納された内部構成要素を自己洗浄する。 同様に、コンピュータ24は、廃棄物の処理を中止し、システム全体が淡水のみを処理することを可能にすることによってパージシステムの作動を制御する。 淡水は、飲料水タンク28のような任意の水源からシステムに供給することができる。 このようにして、飲料水タンク28からの淡水により、注入ノズル20、注入ポンプ12、及びホモジナイザ9、並びに予熱器16及び18、オゾンベンチュリ35A及び35B、及び高周波活性化装置36A及び36Bのようないかなる付属システムもパージされる。 逆流防止装置29は、逆洗中の飲料水タンク28の汚れを防止する。

    コンピュータ24は、電磁弁のような流量調節制御弁及び全開/全閉型弁の両方を利用してプログラムされた工程制御方法を通じて、様々なシステム構成要素の作動を制御する。 同様に、コンピュータ24は、制御弁15を通じて再利用均質化廃棄物を調節することにより、再循環ポート47を通じてホモジナイザ9に戻る再利用均質化廃棄物の割合を制御する。

    図1に示す好ましい実施形態では、注入速度は、流量制御弁14及び電磁弁58及び59によって制御される。 通常の作動中、電磁弁58及び59は、全開であり、流量制御弁14及び15は、再循環されて貯蔵タンク1に戻る流量を調節する。 制御弁14の位置は、温度センサ21及び/又は圧力センサ33の測定値に基づいてコンピュータ24によって設定される。 また、制御弁14の位置は、排気22を供給する装置の回転速度のような他のシステムパラメータによって設定することができる。 作動停止システムを電磁弁58及び59及び制御弁14及び15、他のシステム構成要素、並びに逆流置換システム及びパージシステムの作動と結合することができる。 例えば、コンピュータ24が所定の最小回転速度値又は他の測定値のような排気22を供給する装置からの信号を受け取った場合、又は高圧が測定されて圧力センサ33から送信された場合、コンピュータ24は、電磁弁59を閉じることにより貯蔵タンク1からの廃棄物がホモジナイザ9に入るのを防止する。

    その後、コンピュータ24は、逆洗サイクルを起動して残留物があればホモジナイザ9から除去する。 逆洗サイクル後、コンピュータ24は、逆洗を初期化した条件が除かれたことを確認するデータを受け取る。 この条件が解除されない場合、第2の逆洗サイクルを使用することができる。 逆洗サイクル後、コンピュータ24は、淡水パージサイクルを開始し、弁27、27A、又は64を開いて弁59を閉じることにより、確実にシステムには廃棄物がないようにすることができる。 最後に、逆洗及びパージサイクルが終了した後、コンピュータ24は、電磁弁58を閉じて制御弁14を全開にし、その結果、廃棄物流全体が再循環される。 その後、コンピュータ24が電磁弁59及び制御弁15を開くことによってホモジナイザ9を再び使用中にすることができ、ホモジナイザ9の吐き出し分の全体が再循環されて貯蔵タンク1に戻るか、又は、ホモジナイザ9は、休止のままとすることができ、その場合、貯蔵タンク1内の廃棄物を細断するために破砕ポンプ5のみが使用される。 システムパラメータによって開始される逆洗サイクルに加えて、コンピュータ24は、所定の間隔で逆洗サイクルを開始することができ、その結果、システムは、廃棄物を除去して自己洗浄装置として作動することができる。

    逆洗作動中、電磁弁58は、開状態のままであることにより、ホモジナイザ9を通じて注入ノズル20からの逆流が可能になる。 好ましい実施形態では、逆洗作動は、持続時間が相対的に短く、少量の材料のみがシステム内を逆流する。 しかし、飲料水タンク28からの淡水供給分は、ホモジナイザ9の出口にルーティングされ、その後、貯蔵タンク1にルーティングされることにより、より長くより完全な逆洗を可能にすることができる。 パージ作動中、電磁弁59が閉じることにより、貯蔵タンク1からの廃棄物がホモジナイザ9に入るのが防止される。 制御弁27が開くことにより、淡水がホモジナイザ9に入り、その後、通常の作動経路を通じて注入ノズル20に流れることができ、その結果、ホモジナイザ9と注入ノズル20の間に設けられた全てのシステムがパージされる。 変形例として、タンク28からのパージ水は、制御弁27Aを通じて注入ポンプ12に、又は制御弁64を通じてスプール部分19にルーティングすることができ、その場合には、熱交換器18及び注入ノズル20をパージすることができる。

    図2は、ホモジナイザ9の好ましい一実施形態を示している。 ホモジナイザ9は、固体及び液体が入口ポート38に入り、かつ一連のホモジナイザ段44と接触することを可能にする。 各ホモジナイザ段44は、マルチエッジ回転ブレード39、分粒篩40、個々の分粒篩40間の距離を維持するスペーサ60、及び逆転ブレード45を含む。 各回転ブレード39は、少なくとも2つの切断用エッジ37A及び37Bを利用する。 通常作動中、切断用エッジ37Bは、関連の分粒篩40に対して作動し、特定のホモジナイザ段44が構成される。 逆洗中、切断用エッジ37Aは、直接上流側に位置し、逆転ブレード45によって分離されたホモジナイザ段44に関連した分粒篩40に対して作動する。 各連続的ホモジナイザ段44に関連した分粒篩40は、漸進的に小さくなる分粒孔41を含み、その結果、廃棄物がホモジナイザ段44を通過するにつれて固形廃棄物のサイズが漸進的に摩滅する。

    各ホモジナイザ段44内の分粒篩40の分粒孔41の直径の減少により、固体及び液体は徐々に混ざることができる。 固体は、ホモジナイザ9を通過する時に連続的に小さくなる。 廃棄物がホモジナイザ9を通過する時に、廃棄物の小球が分粒孔41を通過する。 この作用は、分粒孔41のテーパによって高められる。 また、分粒孔41はテーパ付きであるので、その結果、分粒孔41が汚れる傾向が小さくなり、従って、詰まりの可能性及び逆洗サイクルの回数及び継続時間が低減される。 達成可能な分粒孔41のテーパの量は、分粒篩40の厚みに依存する。 分粒篩40の厚みの好ましい範囲は、約1/4インチ(0.635cm)から約1/32インチ(0.079cm)である。 この厚み範囲の場合、分粒孔41内のテーパの好ましい範囲は、約4%から約50%である。 廃棄物の小球は、分粒孔41を通過する時に次のホモジナイザ段44の回転ブレード39によって剪断され、その結果、廃棄物のうちの分粒孔41を貫通した部分は、ホモジナイザ9の次の段44まで移動することができる。 この工程は、各ホモジナイザ段44で繰り返される。 最後のホモジナイザ段44の分粒孔41のサイズにより、ホモジナイザ9から吐き出される最大粒子サイズが設定される。 廃棄物の品質及び排気発生源によって供給された熱の量は、システムによって処理することができる最大粒径に影響を与えるが、一般的に、ホモジナイザ9から吐き出される好ましい最大粒径は、約1/5,000インチ(0.005mm)から約1/30,000インチ(0.0008mm)である。

    ホモジナイザブレード39は、シャフト46に沿って摺動的に係合し、このシャフトは、逆転空間45によって示すように、ブレード39が所定の距離を摺動して前進又は後退することを可能にするものである。 一方向へシャフト46が回転すれば、ブレード39は、特定のホモジナイザ段44に関連した分粒篩40に接触し、シャフト46の回転方向を逆転させると、ブレード39は、前のホモジナイザ段44に関連した分粒篩40の裏面に接触し、分粒篩40の裏面に分布している残留物があれば除去する。 同時に、シャフト46の回転方向を逆転させると流出液が戻され、分粒篩40を通じてテーパ付き分粒孔41を塞ぐ可能性がある残留物があれば除去される。 ホモジナイザ9は、外部ポンプ42(図2に示す通り)又は内部ポンプ推進装置51(図3に示す通り)を使用することができ、又はポンプを全く使用しないとすることもできる。 内部又は外部ポンプ機構が使用された場合、主発動機10は、共通シャフト46を通じてこの機構を駆動することができる。

    以前のブレード39に対して様々な間隔でシャフト46回りにマルチエッジブレード39を順番に配置することができる。 すなわち、図5に示す多尖形星型パターンと同様に、前部斜視図で見るとブレードの多尖形星型パターンが作り出される。 複数のブレードエッジは、各段44に入る固体と複数の接点を作り、その結果、注入装置20が吐き出している排気22の所定の温度に基づいて注入速度が上がる。 ホモジナイザ9と共に内部ポンプ推進装置51又は外部ポンプ42が使用されているか又は全くポンプが使用されていないかに関係なく、流体は、出口ポート43を通じてホモジナイザ9から吐き出される。 上述のように、吐き出し廃棄物の一部を再利用して、再循環ポート47を通じて最後のホモジナイザ段44に戻すことができる。 ホモジナイザ9から吐き出された廃棄物の一部を再循環することにより、粒径分布及びシステム性能が改善される。

    図4は、ホモジナイザブレード39の別の好ましい実施形態を示している。 図4に示すように、ブレードアセンブリ200は、複数の個々のブレード210、220、及び230を含む。 図4に示す好ましい実施形態は、シャフト46に沿って順番に配置された8枚の個々のブレードを含む。 最下部ブレード201は、シャフト46の軸線に対してゼロ度の度でシャフト46に沿って配置されている。 最下部ブレード201の上方のブレードは、シャフト46に対して30度の角度でシャフト46に沿って配置される。 ブレードアセンブリ200の各連続的ブレードは、前のブレードよりも30度大きい角度でシャフト46に沿って配置され、前部斜視図を見ると図5の星型パターンが出現している。 最下部ブレード201は、ブレードアセンブリ200が設けられているホモジナイザ段44に関連した分粒篩40に対して作動する。 最上部ブレード202は、ホモジナイザ9の主駆動装置10が逆転された時にブレードアセンブリ200の直接上流側にあるホモジナイザ段44の分粒篩40の裏側に対して作動する。

    図5は、ブレードアセンブリ200の星型パターンの前部を示している。 ブレードアセンブリ200は、図6、図7、及び図8にそれぞれ示す個々のブレード210、220、及び230を積み重なることによって作り出された複数のブレードを含む。
    図6に示すブレード210は、中心部分213に連結された少なくとも2つの切断用付属物211及び212を含む。 中心部分213は、内面214を含み、内面214がシャフト46の表面に接触するようにシャフト46に沿って摺動的に係合する。 図示の好ましい実施形態では、シャフト46及び内面214の両方は、組み立てられた状態でいかなる感知できる滑りもなくシャフト46の回転をブレード210に移す実質的に正方形の断面図を有する。 異なる断面のシャフトについては、シャフトキーを利用するような回転を変換する代替的手段を使用することもできる。

    図7及び図8に示すブレード220及び230は、それぞれ、ブレード210と実質的に類似のものである。 ブレード220は、中心部分223に連結された少なくとも2つの切断用付属物221及び222を含む。 ブレード230は、中心部分233に連結された少なくとも2つの切断用付属物231及び232を含む。 図7に示すように、切断用付属物221及び222は、切断用付属物221及び222が、ブレード210の切断用付属物211及び212と異なる角度でシャフト46に沿って配置されるように、中心部分223に連結されている。 同様に、図8に示すように、切断用付属物231及び232は、切断用付属物231及び232が、ブレード210の切断用付属物211及び212及びブレード220の切断用付属物221及び222と異なる角度でシャフト46に沿って配置されるように、中心部分233に連結されている。 シャフト46に沿って摺動してブレード210、220、及び230と係合することにより、図5で最も良く分るように切断用付属物の星型パターンが出現し、切断用付属物がシャフト46から外方に放射状に広がっている。

    最後に、図9は、複数のホモジナイザ段44の第1のホモジナイザ段に設けられたブレードアセンブリ200を特徴とするホモジナイザ9を示している。 残りのホモジナイザ段44は、図2に示して上述したブレード39を利用する。 ブレード39は、ブレード39が互いに垂直方向に作動するようにシャフト46に沿って摺動的に係合する。 ホモジナイザ9は、1つのホモジナイザ段44において、少なくとも2つのホモジナイザ段44において、又は全てのホモジナイザ段44においてブレードアセンブリ200を使用することができる。
    本発明を特定的な実施形態に関して説明したが、その変形及び変更が当業者には疑いもなく明らかになることが予想される。 したがって、特許請求の範囲は、本発明の真の精神及び範囲に該当する全ての変形及び変更を網羅するように解釈されるものとする。

    本発明の改良型廃棄物処理及び処分システムの好ましい一実施形態を示す処理流れ図である。

    外部ポンプを特徴とするホモジナイザの好ましい一実施形態の断面図である。

    内部ポンプ推進装置を特徴とするホモジナイザの別の好ましい実施形態の断面図である。

    ホモジナイザ内で利用されるブレードアセンブリの好ましい一実施形態の側面斜視図である。

    図4のブレードアセンブリの正面斜視図である。

    図4のブレードアセンブリに対して利用される3つのブレードのうちの第1のブレードの正面斜視図である。

    図4のブレードアセンブリに対して利用される3つのブレードのうちの第2のブレードの正面斜視図である。

    図4のブレードアセンブリに対して利用される3つのブレードのうちの第3のブレードの正面斜視図である。

    図4のブレードアセンブリを特徴とするホモジナイザの好ましい一実施形態の断面図である。

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