フローティング・キャリパ・ブレーキにマーキングするためのマーキングキャリア

申请号 JP2013542394 申请日 2011-11-15 公开(公告)号 JP6212392B2 公开(公告)日 2017-10-11
申请人 ルーカス・オートモーティブ・ゲーエムベーハー; Lucas Automotive GmbH; 发明人 マルマン,マルクス; ハイネマン,マリア; クレブス,シュテファン; シュタール,ペーター;
摘要
权利要求

ブレーキキャリパ(40、140)に取り付けるためのマーキングキャリア(10、110)であって、 マーキング(16)が付けられ、またはマーキング(16)を付けることができる平坦な主本体(12、112)と、 前記マーキングキャリア(10、110)を前記ブレーキキャリパ(40、140)に取り外し可能に締結するための締結手段(20、22、24、120、122、124、166、168)であって、前記締結手段が前記マーキングキャリア(10、110)と一体に形成され、補助具なしで前記ブレーキキャリパ(40、140)に永続的にしっかりクランプすることができる締結手段とを備え、 前記マーキングキャリア(10、110)が前記マーキングキャリアの主本体(12、112)から延びる少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)を有し、前記スプリングタブが前記ブレーキキャリパ(40、140)上に弾性的に係合し、前記主本体(12、112)を前記ブレーキキャリパ(40、140)に対して付勢方向に付勢するように設計され、前記マーキングキャリア(10、110)が少なくとも1つのスプリング舌部(24、124)を有し、前記スプリング舌部が前記マーキングキャリア(10、110)を保持するように前記ブレーキキャリパ(40、140)上に係合することを特徴とする、マーキングキャリア(10、110)。前記主本体(12、112)から開始する前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)が丸みを付けた形態であり、前記スプリングタブの自由端に衝合セクション(32、132)が設けられ、前記スプリングタブが前記丸みの圧縮下で前記ブレーキキャリパ(40、140)上の前記スプリングタブの衝合セクション(32、132)で弾性的に支持されることを特徴とする、請求項1に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22)が波形状の形態であることを特徴とする、請求項2に記載のマーキングキャリア(10)。前記少なくとも1つのスプリングタブ(120、122)が膨らんだ丸みを付けた形態であることを特徴とする、請求項2に記載のマーキングキャリア(110)。少なくとも1つの保持タブ(166、168)が前記ブレーキキャリパ(140)の周囲に保持するように係合し、前記保持タブに好ましくは接触凹部(176)が設けられることを特徴とする、前記請求項1〜4のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(110)。前記衝合セクション(32、132)が直線的形態であり、または前記ブレーキキャリパ(40、140)に向かって凹むように湾曲することを特徴とする、前記請求項1〜5のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22)が二重のS形状を有することを特徴とする、前記請求項1〜6のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10)。前記スプリング舌部(24、124)が前記主本体(12、112)の同じ側面から開始し、前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)の長さを超えて前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)の波の方向に対して平行に延びることを特徴とする、前記請求項1〜7のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記スプリング舌部(24、124)が保持突起(38、138)を有し、前記保持突起で前記スプリング舌部(24、124)が前記ブレーキキャリパ(40、140)の対応する保持構成(44、144)に係合することを特徴とする、前記請求項1〜8のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記スプリング舌部(24、124)が前記主本体(12、112)の中心に形成され、それぞれ1つのスプリングタブ(20、22、120、122)が前記スプリング舌部(24、124)の各側部で延びることを特徴とする、前記請求項1〜9のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記スプリング舌部(24、124)が前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)よりも幅が広く、好ましくは少なくとも2倍の広さであることを特徴とする、前記請求項1〜10のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)および前記スプリング舌部(24、124)が前記マーキング(16、116)に背を向ける側面上に延びることを特徴とする、前記請求項1〜11のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。前記請求項1〜12のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)を受けるためのブレーキキャリパ(40、140)であって、 前記ブレーキキャリパ(40、140)が締結取り付け具(42、142)を有し、前記締結取り付け具(42、142)に前記マーキングキャリア(10、110)の前記主本体(12、112)を取り付けることができ、前記少なくとも1つのスプリングタブ(20、22、120、122)が前記締結取り付け具(42、142)の端部側に係合し、前記スプリング舌部(24、124)が前記締結取り付け具(42、142)の周囲に係合することを特徴とするブレーキキャリパ(40、140)。前記締結取り付け具(42、142)が中央切欠き(44、144)として形成された保持構成を有し、前記中央切欠き(44、144)内に前記締結突起(38、138)が保持するように係合することを特徴とする、請求項13に記載のブレーキキャリパ(40、140)。前記保持構成(44、144)が丸みを付けたものであることを特徴とする、請求項14に記載のブレーキキャリパ(40、140)。

说明书全文

本発明は、車両の構成要素、詳細には、フローティング・キャリパ・ブレーキの構成要素にマーキングするためのマーキングキャリアに関する。

本発明によるマーキングキャリアは、具体的には、自動車用フローティング・キャリパ・ブレーキのブレーキキャリパに取り付けて、たとえば、ブレーキのタイプ、ブレーキ製造業者、または車両製造業者を示すことができる。この種のマーキングキャリアは、個々の車両構成要素、具体的には、ブレーキキャリパを視覚的に強調するために使用される。なぜなら、ブレーキキャリパは車両のホイールリムを通して、外部からよく見えるからである。具体的には、本発明によるマーキングキャリアは、マーキングが付けられる、またはマーキングを付けることができる平坦な主本体、およびマーキングキャリアを車両構成要素に取り外し可能に締結するための締結手段を備え、締結手段は、マーキングキャリアと一体に形成され、補助具なしに、車両構成要素に永続的にしっかりクランプすることができる。

この種のマーキングキャリアは、たとえば、文書DE 41 01 514 C2から知られている。この従来技術では、マーキングキャリアは、適したラッチ、またはクランプ手段によって、ブレーキパッド、もしくはブレーキの他の構成要素に設けられた突起、ばね、あるいは切欠きに直接固定的にクランプされる。しかし、具体的には、ブレーキパッドへの固定クランプには、ブレーキパッドがブレーキの作動毎に移動し、強い振動を部分的に受ける可能性があるという欠点があり、それがマーキングキャリアの耐久的締結に悪影響を与える恐れがある。判明しているように、この文書で示されたラッチまたはクランプ手段は、それぞれマーキングキャリアの損失を受けやすい。

さらに、文書DE 100 27 783 A1には、ディスクブレーキのブレーキキャリパが示されており、キャリパにマーキングキャリアが追加の溝付き駆動スタッドによって締結される。この従来技術では、マーキングキャリアの信頼できる耐久性のある締結が可能であるが、追加の溝付き駆動スタッドの取り付けが面倒であり、高コストである。さらに、保守によりマーキングキャリアを取り外すには、溝付き駆動スタッドを破壊的に取り外さなくてはならないため、不利であると考えられる。

文書EP 1 146 245 A2には、ブレーキシステムの個々の構成要素のマーキングのためのカバーが記載されている。このカバーは、一方で、適した手段によってそれぞれ車両構成要素にクランプされる。さらに、適したボルトでカバー上にねじこむ用意もなされている。このシステムでも、保守によるマーキングキャリアの取り付けおよび取り外しが面倒である。

本発明の目的は、車両構成要素上に容易に取り付けることができ、動作の際に外部の機械的影響下でも車両構成要素上に耐久的に保持され、ほとんど労を要さずに車両構成要素から取り外すことができる、始めに記載したマーキングキャリアを提供することである。

この目的は、マーキングキャリアの主本体から延びる少なくとも1つのスプリング舌部を有し、このスプリング舌部が車両構成要素上に弾性的に係合し、主本体を車両構成要素に対して付勢方向に付勢するように設計され、マーキングキャリアが少なくとも1つのスプリングタブを有し、スプリングタブがマーキングキャリアを付勢方向と反対の保持方向に保持するように、スプリングタブが車両構成要素上に係合する、マーキングキャリアによって達成される。

本発明によれば、マーキングキャリアは、反対方向に作用する少なくとも1つのスプリング舌部と少なくとも1つのスプリングタブによって、車両構成要素、具体的にはブレーキキャリパ上でしっかりと保持される。これは、たとえば、ねじ、溝付き駆動スタッド、リベットなどの追加の補助具なしに、単に、少なくとも1つのスプリング舌部と少なくとも1つのスプリングタブの車両構成要素に対する相互作用によって行われる。車両構成要素への耐久性のある連結は、ばね力によって生じ、その結果、さらに、たとえば、振動または揺動など動作状態によって生じる外部の機械的影響下でも、マーキングキャリアが車両構成要素にしっかり取り付けられたままになる。一方、締結によって、単にばねの作用により、マーキングキャリアを車両構成要素から比較的容易に取り外すことができるようになる。主本体を任意の所望の機可学的形状を有するように構成して、たとえば、製造業者のロゴ、または他の情報を表示することによって、車両構成要素を個別化することができる。

本発明の発展形態によれば、主本体から開始する少なくとも1つのスプリング舌部は、たとえば、膨らみ、または弓形状、あるいは波形状など、丸みを付けた形態であり、スプリング舌部の自由端に衝合セクションが設けられ、スプリング舌部は、丸みまたは波形状が圧縮された状態で、車両構成要素上の衝合セクションで弾性的に支持される。付勢させる十分大きいばね力を、必要に応じて、丸みまたは波形状により、その圧縮によって生成することができる。具体的には、波形状の設計では、少なくとも1つのスプリング舌部は二重のS形状を有することができる。丸みまたは波形状の設計は、製造費用が少なく、特に優れた弾性特性をもたらす。保持機能を有する画定された衝合面を提供するため、本発明の発展形態によれば、少なくとも1つのスプリング舌部の衝合セクションは、直線的形態であり、または車両構成要素に向かって凹むように湾曲される。

マーキングキャリアと車両構成要素の締結をさらに向上させるため、本発明の発展形態によれば、マーキングキャリアに少なくとも1つの保持タブが設けられ、保持タブは保持するように車両構成要素の周囲に係合する。その場合、好ましくは、保持タブに接触凹部が設けられる。接触凹部は、球面セクションを形成することができ、その球面セクションにより、接触凹部が車両構成要素の対応する表面と接触状態になる。その結果、マーキングキャリアの取り外し、または揺動に対する、所望の付勢を行うための画定された衝合部を得ることができる。

本発明の一変形実施形態によれば、スプリングタブは、主本体の同じ側面から開始することができる。さらに、少なくとも1つのスプリングタブは、丸みが延びる方向、または少なくとも1つのスプリング舌部の波の方向に対して実質的に平行に、少なくとも1つのスプリング舌部の長さを超えて延びることができる。換言すれば、この変形実施形態では、少なくとも1つのスプリングタブは、少なくとも1つのスプリング舌部に平行に走るが、少なくとも1つのスプリング舌部を超えて延びる。

スプリングタブによる対向する力を生成するには、本発明によれば、スプリングタブは、保持突起を有し、その保持突起でスプリングタブは車両構成要素の対応する保持構成と係合することができる。保持構成は、たとえば、円形、度が付けられたもの、または長円形でもよい。その場合、保持構成を鋳造行程中に予め製造することができ、または後で機械加工あるいは冷間成形することができる。保持突起は、たとえば、ラグ、またはスプリングタブから開始して所定の角度で歯様に延びる材料部分を含むことができる。

本発明の特別の変形実施形態では、スプリングタブが主本体の実質的に中心に形成され、それぞれ1つのスプリング舌部が、スプリングタブの両側で、スプリングタブから少し離れたところで延びる。さらに、少なくとも1つのスプリングタブおよび少なくとも1つのスプリング舌部の安定した構成に関して、スプリングタブを少なくとも1つのスプリング舌部よりも実質的に幅広に、好ましくは少なくとも2倍の広さに形成することができる。

また、本発明の発展形態によれば、少なくとも1つのスプリング舌部およびスプリングタブは、実質的にマーキングに背を向ける側面上に延びることができる。 本発明は、さらに、車両構成要素、具体的には、上記に記載した種類のマーキングキャリアを受けるための、フローティング・キャリパ・ブレーキのブレーキキャリパに関し、車両構成要素は締結取り付け具を有し、その締結取り付け具上にマーキングキャリアの主本体を取り付けることができ、少なくとも1つのスプリング舌部が締結取り付け具の端部側に係合し、スプリングタブが締結取り付け具の周囲に係合する。締結取り付け具は、たとえば、マーキングキャリアの主本体の寸法に対応するように形成され、またはスプリングタブとスプリング舌部の相互作用に特別に適応するようになされる。好ましくは、締結取り付け具は車両構成要素上に直接形成される。あるいは、締結取り付け具を別個の構成要素、たとえば、板金形状部分から形成し、その後に、たとえば、力による係止、または形態による係止によって車両構成要素に締結することもできる。したがって、締結取り付け具は、たとえば、車両構成要素の一部を含み、またはその周囲に係合することができる。

これに関連して、さらに、締結取り付け具が中央切欠きを有し、その中に締結突起が保持するように係合することができる。 添付の図を参照して、本発明を以下の例によって説明する。

本発明によるマーキングキャリアを示す正面図である。

本発明によるマーキングキャリアを示す3次元の後面図である。

本発明によるマーキングキャリアのブレーキキャリパへの取り付けを示す3次元の正面図である。

図3の3次元の後面図である。

終了位置に到達する直前の取り付け中の3次元の後面図である。

マーキングキャリアが完全に取り付けられた状態の本発明によるブレーキキャリパの詳細を示す側面図である。

図6の状態を示す後面図である。

本発明の第2の実施形態によるマーキングキャリアを示す後面図である。

図8のマーキングキャリアを示す斜視図である。

第2の実施形態によるマーキングキャリアを有する図7に対応する図である。

図10の切断線XI−XIに沿って切り取られた断面図である。

第2の実施形態によるマーキングキャリアの図6に対応する図である。

本発明によるマーキングキャリアが図1の正面図および図2の後面図に示されており、全般的に10で示されている。マーキングキャリアは、凹部14が組み込まれた平坦な主本体12を備える。図で文字「XXX」で示されたマーキング16がこの凹部内に付けられる。このマーキングは、製造業者名、製造業者のロゴ、または他の情報でもよい。この図では、マーキングは、マーキングキャリアに、プリント、レーザ、塗装、エンボス加工、あるいはサンドブラスト技法によって直接塗布され、または、たとえば、ステッカー、もしくはエンブレムによって間接的に付けられる。

図2の後面図では、分かるように、2つのスプリングタブ20、22、および細長いスプリング舌部24が、マーキングキャリア10の主本体12上でマーキングキャリア10の上縁18に形成される。2つのスプリングタブ20、22は、形状が実質的に同一であるため、スプリングタブ20のみを記載する。このタブは、上縁18から開始し、波形状の実質的に一定の曲率で丸みが付けられた丸み26を有し、波の谷28まで、波の谷28から開始して再び波の山30まで延びる。スプリングタブ20は、この波の山30から開始し、自由端32まで延び、凹んだ形状に湾曲する。スプリングタブ20、22は、弛緩した状態で幅bおよび高さhを有する。

スプリング舌部24は、マーキングキャリア10の概ね中心に、スプリングタブ20からあきを有するように配置される。このスプリング舌部24は、下方に、スプリングタブ20と同じ方向に実質的に直線的に延びるが、比較的長い長さHおよび実質的に比較的大きい幅Bを有し、図で示した実施形態では、スプリングタブ20の高さおよび幅と比較して、実質的に2倍の高さ(H=2*h)および4倍の幅(B=4*b)を有する。スプリング舌部24は、中央開口部34、および主本体から僅かに離れるように角度が付けられた自由端36を含む。突起38は、丸みを付けた輪郭を有するように形成され、主本体12に向かうように内向きに角度が付けられ、中央開口部34内に突き出る。

図3および4は、それ自体が従来の設計を有するフローティング・キャリパ・ディスク・ブレーキのブレーキキャリパ40を示している。しかし、このブレーキキャリパ40には、ブレーキキャリパ40上に一体に配置された締結取り付け具42が設けられている。この締結取り付け具42は中央開口部44を有する。締結取り付け具42は、マーキングキャリア10をブレーキキャリパ40に締結する働きをする。図3および4は、マーキングキャリア10を取り付ける前の状態を示している。

図5では、マーキングキャリア10が締結取り付け具42上にすでに取り付けられているが、まだ締結取り付け具42に完全に係止されていない。具体的には、突起38が締結取り付け具42の中央開口部44内にまだ突き出ていない。

図6および7は、マーキングキャリア10がブレーキキャリパ40に取り付けられた、最終的にマーキングキャリア10が取り付けられた状態を示している。この図では、スプリングタブ20が湾曲した形状に形成され、スプリングタブ20の凹んだ形状の自由端32が締結取り付け具42の上縁50上で担持される方法を見ることができる。取り付けに関して、マーキングキャリア10は幾らかの取り付け力F(図5を参照)で下方に押され、その間、2つのスプリングタブ20、22は、スプリング舌部24の突起38を締結取り付け具42の中央開口部44内に最終的にスナップ嵌めすることができるまで、垂直に圧縮され、弾性的に変形する。その際に、丸みを付けた形状を有する突起38は、位置付けるように、締結取り付け具42の丸みを付けた中央開口部44と協働して、マーキングキャリア10がブレーキキャリパ40に対して所定の望ましい位置をとるようにする。取り付けに関して、マーキングキャリア10は、次いで、解放され、その結果、図6および7で示した状態になることができる。

取り付けられた状態では、二重のS形状のスプリングタブ20、22の圧縮によって、マーキングキャリア10は図6および7の垂直方向上方(付勢方向)に付勢されるが、突起38によって反対方向の下方(保持方向)に保持され、突起38は中央開口部44内に係合する。スプリングタブ20、22のばね付勢によって、動作の際にブレーキキャリパ40に振動が生じても、マーキングキャリア10を締結取り付け具42に固定的に保持する引張状態が得られる。他方では、マーキングキャリア10を下方に少し押すことによって、マーキングキャリア10をブレーキキャリパ40から容易に取り外すことができる。そうすることで、スプリングタブ20、22の付勢が増し、その後に、スプリング舌部24を締結取り付け具42から離れるように旋回させて、突起38が中央開口部44から係合解除されるようにし、したがって、マーキングキャリア10を抵抗なく上方に引っ張ることができる。

本発明の第2の実施形態が図8から12に示されている。説明を簡単にし、繰り返しを回避するため、同じ種類の、または同じ働きをする構成要素に、図1から7を参照して記載した実施形態で使用したのと同じ参照番号を使用するが、数字「1」を前に付ける。

第1の実施形態に対して修正されたマーキングキャリア110は、異なる形態のスプリングタブ120、122を有する。このスプリングタブは、波形状の形態ではないが、上縁118から開始し、丸み126を経由して膨らみ、直線的セクション128になり、そこから、自由端を形成する斜めに下方に走る衝合セクション132に延びる。さらに、スプリング舌部124は、スプリング舌部124の上縁118付近の領域内の開口部160を有する。

また、分かるように、主本体112の側縁162、164から開始して、いずれの場合も、1つの保持タブ166、168が延びる。各保持タブ166、168は、直線的に走る第1のセクション170、屈曲部172、および第1のセクション170に対して実質的に90°に走る第2のセクション174を有する。この第2のセクション174には、円形凹部176が設けられ、図11で見ることができるように、円形凹部176は、締結取り付け具142に面する球面セクションを形成し、取り付けられた状態では、締結取り付け具142の後側との画定された衝合部になる。この画定された衝合部によって、各保持タブ166、168にばね付勢に対する十分な支持が与えられ、振り動きによる緩み、またはがたつきが防止される。追加の保持タブ166、168により、この第2の実施形態はマーキングキャリア110を締結取り付け具142上に確実に締結することができる。

図11では、さらに分かるように、直線的セクション132が画定された平坦な衝合部に置かれ、斜面セクション150が直線的セクション132に対面する。 両方の実施形態で、分かるように、マーキングキャリアは、それぞれ締結の働きをする締結取り付け具42および142よりも高さの範囲が実質的に大きい形態である。それぞれマーキングキャリア10および110が締結取り付け具42および142を超えて延びる範囲は、それぞれスプリングタブ20、22、および120、122によるばね付勢を増大する働きをする。

全般的に、本発明によれば、容易に取り付けることができ、動作の際に車両の構成要素上で確実に保持され、また容易に取り外すことができるマーキングキャリアが得られる。 以上説明したように、本発明は以下の形態を有する。 [形態1] 車両構成要素(40、140)、具体的には、自動車のフローティング・キャリパ・ブレーキのブレーキキャリパに取り付けるためのマーキングキャリア(10、110)であって、 マーキング(16)が付けられ、またはマーキング(16)を付けることができる平坦な主本体(12、112)と、 前記マーキングキャリア(10、110)を前記車両構成要素(40、140)に取り外し可能に締結するための締結手段(20、22、24、120、122、124、166、168)であって、前記締結手段が前記マーキングキャリア(10、110)と一体に形成され、補助具なしで前記車両構成要素(40、140)に永続的にしっかりクランプすることができる締結手段とを備え、 前記マーキングキャリア(10、110)が前記マーキングキャリアの主本体(12、112)から延びる少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)を有し、前記スプリング舌部が前記車両構成要素(40、140)上に弾性的に係合し、前記主本体(12、112)を前記車両構成要素(40、140)に対して付勢方向に付勢するように設計され、前記マーキングキャリア(10、110)が少なくとも1つのスプリングタブ(24、124)を有し、前記スプリングタブが前記マーキングキャリア(10、110)を前記付勢方向と反対の保持方向に保持するように前記車両構成要素(40、140)上に係合することを特徴とする、マーキングキャリア(10、110)。 [形態2] 前記主本体(12、112)から開始する前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)が丸みを付けた形態であり、前記スプリング舌部の自由端に衝合セクション(32、132)が設けられ、前記スプリング舌部が前記丸みの圧縮下で前記車両構成要素(40、140)上の前記スプリング舌部の衝合セクション(32、132)で弾性的に支持されることを特徴とする、形態1に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態3] 前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22)が波形状の形態であることを特徴とする、形態2に記載のマーキングキャリア(10)。 [形態4] 前記少なくとも1つのスプリング舌部(120、122)が膨らんだ丸みを付けた形態であることを特徴とする、形態2に記載のマーキングキャリア(110)。 [形態5] 少なくとも1つの保持タブ(166、168)が前記車両構成要素(140)の周囲に保持するように係合し、前記保持タブに好ましくは接触凹部(176)が設けられることを特徴とする、前記形態1〜4のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(110)。 [形態6] 前記衝合セクション(32、132)が直線的形態であり、または前記車両構成要素(40、140)に向かって凹むように湾曲することを特徴とする、前記形態1〜5のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態7] 前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22)が二重のS形状を有することを特徴とする、前記形態1〜6のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10)。 [形態8] 前記スプリングタブ(24、124)が前記主本体(12、112)の同じ側面から開始し、前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)の長さを超えて前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)の波の方向に対して実質的に平行に延びることを特徴とする、前記形態1〜7のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態9] 前記スプリングタブ(24、124)が保持突起(38、138)を有し、前記保持突起で前記スプリングタブ(24、124)が前記車両構成要素(40、140)の対応する保持構成(44、144)に係合することを特徴とする、前記形態1〜8のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態10] 前記スプリングタブ(24、124)が前記主本体(12、112)の実質的に中心に形成され、それぞれ1つのスプリング舌部(20、22、120、122)が前記スプリングタブ(24、124)の各側部で延びることを特徴とする、前記形態1〜9のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態11] 前記スプリングタブ(24、124)が前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)よりも実質的に幅が広く、好ましくは少なくとも2倍の広さであることを特徴とする、前記形態1〜10のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態12] 前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)および前記スプリングタブ(24、124)が実質的に前記マーキング(16、116)に背を向ける側面上に延びることを特徴とする、前記形態1〜11のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)。 [形態13] 車両構成要素(40、140)、具体的には、前記形態1〜12のいずれか一項に記載のマーキングキャリア(10、110)を受けるためのフローティング・キャリパ・ブレーキのブレーキキャリパであって、 前記車両構成要素(40、140)が締結取り付け具(42、142)を有し、前記締結取り付け具(42、142)に前記マーキングキャリア(10、110)の前記主本体(12、112)を取り付けることができ、前記少なくとも1つのスプリング舌部(20、22、120、122)が前記締結取り付け具(42、142)の端部側に係合し、前記スプリングタブ(24、124)が前記締結取り付け具(42、142)の周囲に係合することを特徴とする車両構成要素(40、140)。 [形態14] 前記締結取り付け具(42、142)が中央切欠き(44、144)として形成された保持構成を有し、前記中央切欠き(44、144)内に前記締結突起(38、138)が保持するように係合することを特徴とする、形態13に記載の車両構成要素(40、140)。 [形態15] 前記保持構成(44、144)が丸みを付けたもの、たとえば円形または長円形、あるいは角度が付けられた形態であることを特徴とする、形態14に記載の車両構成要素(40、140)。

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