複数の線形パターンによって形成されたマークを有するタイヤ

申请号 JP2017501375 申请日 2015-07-10 公开(公告)号 JP2017520463A 公开(公告)日 2017-07-27
申请人 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン; コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン; ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム; ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム; 发明人 オリヴィエ ミュールホフ; オリヴィエ ミュールホフ;
摘要 本発明は、トレッド部(2)及びサイドウォール部(3)を有し、これらのトレッド部(2)及び/又はサイドウォール部(3)にマーキング(4)を含むゴム材料製のタイヤ(1)に関する。マーキング(4)は、タイヤと一体に形成された複数の線形モチーフによって形成され、これらのモチーフは互いに平行であって1mm以下の間隔Pだけ離間され、各線形モチーフは長さを有する。線形モチーフ(41)の全部又は一部は、マーキングの形を定めるように長さLに沿って幅(Lt)が1箇所又は2箇所以上変化する。【選択図】図1
权利要求

トレッド部(2)及びサイドウォール部(3)を備え、該トレッド部(2)及び/又は該サイドウォール部(3)にマーキング(4)を含むゴム材料製のタイヤ(1)であって、前記マーキング(4)は、前記タイヤと一体に形成された複数の線形モチーフによって形成され、該モチーフは互いに平行であって1mm以下の間隔Pだけ離間され、各線形モチーフは長さLを有し、前記線形モチーフ(41)の全部又は一部は、前記マーキングの形を定めるように長さLに沿って幅(Lt)が1箇所又は2箇所以上変化する、 ことを特徴とするタイヤ(1)。前記マーキング(4)は、写真表現である、 請求項1記載のタイヤ(1)。前記線形モチーフ(41)は、前記マーキング内で斜めに配置される、 請求項1又は2に記載のタイヤ(1)。前記線形モチーフ(41)は、前記トレッド部(2)及び/又は前記サイドウォール部(3)から突出する1又は2以上の突出要素(8、9、10)、及び/又は前記トレッド部(2)及び/又は前記サイドウォール部(3)に陥入する1又は2以上の陥入要素(13)で構成される、 請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ(1)。前記突出要素の全部又は一部は、少なくとも1平方ミリメートル当たり1ストランド(mm2)に等しい密度で前記線形モチーフ(41)全体に分布するストランド(8)であり、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面を有する、 請求項4記載のタイヤ(1)。前記突出要素の全部又は一部は、実質的に互いに平行なラメラ(9)であり、前記線形モチーフ(41)内の前記ラメラの間隔は、最大で0.5mmに等しく、各ラメラは、0.02mm〜0.25mmの平均幅を有する、 請求項4又は5に記載のタイヤ(1)。前記突出要素の全部又は一部は、0.05mm〜0.5の辺長(C)と、0.05mm〜0.5mmの高さ(H)とを有する平行六面体(10)を形成し、前記線形モチーフ(41)内の2つの隣接する平行六面体間の距離は0.05mm〜0.5mmである、 請求項4から6のいずれか1項に記載のタイヤ(1)。前記陥入要素(12)の全部又は一部は、前記トレッド部(2)及び/又は前記サイドウォール部(3)に開口部(13)を形成し、前記線形モチーフ(41)は、複数の開口部(13)を含み、該開口部は、少なくとも1平方ミリメートル当たり1つの開口部(mm2)に等しい密度で前記線形モチーフ(41)全体に分布し、前記開口部は、0.01mm〜1.2mmの相当直径を有する、 請求項4から7のいずれか1項に記載のタイヤ(1)。

说明书全文

本発明は、トレッド部及びサイドウォール部を有し、これらのトレッド部及び/又はサイドウォール部にマーキングを含む自動車用タイヤに関する。

タイヤは、美的理由によってトレッド部及び/又はサイドウォール部にマーキングを有し、これらのマーキングは、印刷されたソース画像、特に写真、或いはアーティスト又はグラフィックデザイナによる作品であるソース画像から生成される。これらのソース画像は、対応する異なる階調レベルに転置できる異なる色合いで構成される。

国際公開第2013/113526号には、サイドウォール部にマーキングを有するタイヤが開示されている。このマーキングは、写実的な写真表現で構成される。具体的には、このマーキングは、三形の全体部分を有する複数の隣接するリブで構成される。隣接する2つのリブ間の空間は、補材によって特定の充填レベルまで満たされる。この補材の充填レベルによってマーキングの階調レベルが局所的に決まる。

国際公開第2013/113526号

本発明の目的は、先行技術よりも単純かつ経済的な方法でタイヤ上に写真表現タイプの複雑なマーキングを実現できるようにする解決策を提案することである。

定義 「タイヤ」は、内圧を受けているか否かに関わらず、全てのタイプの弾を有するトレッド部を意味する。

「ゴム材料」は、ジエンエラストマ、すなわち既知の考え方ではジエンモノマー(2つの共役又は非共役炭素−炭素二重結合を有するモノマー)に少なくとも部分的に基づく(すなわちホモポリマー又はコポリマーである)エラストマを意味する。

タイヤの「トレッド部」は、側面と2つの主表面とによって区切られたある量のゴム材料を意味し、これらの主表面の一方は、タイヤの走行中に路面に接するように意図され、トレッド面と呼ばれる。

タイヤの「サイドウォール部」は、タイヤのトレッド部とビード部との間に配置されたタイヤの側面を意味する。

「ストランド」は、少なくともストランドの平均断面と同じ表面積を有するディスクの直径の2倍に等しい高さを有する糸状要素を意味する。

「ラメラ」は、少なくとも高さの2倍に等しい長さを有する細長いストランドを意味する。

線形モチーフは、ストランド又はラメラなどの、タイヤから突出する1又は2以上の幾何学的要素、及び/又は穴又はストライエーションなどの、タイヤに陥入する1又は2以上の幾何学的要素を意味する。

「タイヤと一体に形成された」線形モチーフは、このモチーフがタイヤと同じ材料で構成されていることを意味する。

「明度」は、程度の差に関わらず光を反射する表面を特徴付けるパラメータを意味する。明度は、1976年にCIE(国際照明委員会)によって確立されたL*a*b*カラーモデルに従って0〜100の尺度を用いて表される。値100は白色又は全反射を表し、値0は黒色又は全吸収を表す。このカラーモデルでは、a*及びb*が色度座標である。従って、L*a*b*カラーモデルは色度図を定める。この図では、a*及びb*が色の方向を示し、+a*は赤色に向い、−a*は緑色に向い、+b*は黄色に向い、−b*は青色に向う。図の中心は無色である。値a*及びb*が上昇するにつれ、従って図の中心からの距離が増加するとともに彩度が増加する。

本発明は、トレッド部及びサイドウォール部を有し、これらのトレッド部及び/又はサイドウォール部にマーキングを含むゴム材料製のタイヤに関する。マーキングは、タイヤと一体に形成された複数の線形モチーフによって形成される。これらのモチーフは互いに平行であり、1mm以下の間隔Pだけ離間する。各線形モチーフは、長さLを有する。線形モチーフの全部又は一部は、マーキングの形を定めるように長さLに沿って幅が1箇所又は2箇所以上変化する。

従って、本発明は、タイヤ上に複雑なマーキングを生成することを提案する。このマーキングは、複数の線形モチーフから生成され、これらの線形モチーフは、長さLに沿って幅が1箇所又は2箇所以上変化する。この所与の幅の変化に応じて、マーキングにある程度の精細度を与えることができ、例えば写真の細部を十分な精度で再現することができる。タイヤ上に直接モチーフを形成するのであれば、先行技術のように追加材料を加える必要がない。従って、タイヤ上の複雑なマーキングの生成が単純化される。

非限定的な実施形態によれば、タイヤは、以下の1又は2以上のさらなる特徴を有することができる。

1つの非限定的な実施形態では、マーキングが写真表現である。

従って、本発明では、タイヤにある程度の視覚的魅力を与える複雑なマーキングを生成することができる。

1つの非限定的な実施形態では、線形モチーフがマーキング内に斜めに配置される。

これにより、タイヤ上にマーキングの美的効果を得ることができる。なお、これらの線形モチーフは、タイヤの表面の曲率に従うことができる。

1つの非限定的な実施形態では、線形モチーフが、トレッド部及び/又はサイドウォール部から突出する1又は2以上の要素、或いはトレッド部及び/又はサイドウォール部に陥入する1又は2以上の要素で構成される。

これにより、感触又は外観の面で「ベルベット」タイプのモチーフを得ることができる。

1つの非限定的な変形実施形態では、突出要素の全部又は一部が、少なくとも1平方ミリメートル(mm2)当たり1ストランドに等しい密度で線形モチーフ全体に分布するストランドであり、各ストランドは0.0005mm2〜1mm2の平均断面を有する。

1つの非限定的な変形実施形態では、突出要素の全部又は一部が、実質的に互いに平行なラメラであり、線形モチーフ内のラメラの間隔は、最大で0.5mmに等しく、各ラメラは、0.02mm〜0.25mmの平均幅を有する。

1つの非限定的な変形実施形態では、突出要素の全部又は一部が、0.05mm〜0.5mmの辺長と、0.05mm〜0.5mmの高さとを有する平行六面体を形成し、線形モチーフ内の2つの隣接する平行六面体間の距離は0.05mm〜0.5mmである。

1つの非限定的な変形実施形態では、陥入要素が、トレッド部及び/又はサイドウォール部に開口部を形成し、線形モチーフが複数の開口部を含み、これらの開口部は、少なくとも1平方ミリメートル当たり1つの開口部(mm2)に等しい密度で線形モチーフ全体に分布し、これらの開口部は、0.01mm〜1.2mmの相当直径を有する。

添付図面を参照しながら非限定的な例として示す以下の説明から、本発明のその他の特徴及び利点が明らかになるであろう。

第1の実施形態による、トレッド部とサイドウォール部とを有し、本発明によるマーキングをサイドウォール部に含むタイヤの一部の概略的斜視図である。

第2の実施形態による、トレッド部とサイドウォール部とを有し、本発明によるマーキングをトレッド部に含むタイヤの一部の概略的斜視図である。

各々が局所的可変幅を有する線形モチーフを含む複数のストリップで構成された図1又は図2のマーキングの概略的拡大図である。

線形モチーフを含まない図3の複数のストリップを示す図である。

複数の部分で構成された図4のストリップを示す図である。

可変幅を有する線形モチーフを含む図5のストリップの一部を示す図である。

線形モチーフの第1の実施形態の第1の非限定的な変形実施形態による、突出要素で構成された図3の線形モチーフを示す図である。

線形モチーフの第1の実施形態の第2の非限定的な変形実施形態による、突出要素で構成された図3の線形モチーフを示す図である。

線形モチーフの第1の実施形態の第3の非限定的な変形実施形態による、突出要素で構成された図3の線形モチーフを示す図である。

線形モチーフの第2の実施形態による、陥入要素で構成された図3の線形モチーフを示す図である。

図10の陥入要素のキャビティの拡大図である。

図3のマーキングなどのマーキングをソース画像からタイヤ上に生成する方法のフローチャートである。

さらなるステップを含む図12の方法のフローチャートである。

以下の説明では、実質的に同一又は同様の要素を同一の参照記号によって示す。

図1及び図2に、トレッド部2及びサイドウォール部3を有し、トレッド部2及び/又はサイドウォール部3にマーキング4を含むタイヤ1の一部を示す。

図示の非限定的な例では、マーキング4が1つの意味単位を表し、この場合は眼である。

図1には、第1の非限定的な実施形態による、トレッド部2及びサイドウォール部3を有するタイヤ1の一部を示す。この実施形態によれば、サイドウォール部3の表面30上にマーキング4が存在する。

図2には、第2の非限定的な実施形態による、トレッド部2及びサイドウォール部3を有するタイヤ1の一部を示す。トレッド部2は、(トレッドパターンとも呼ばれる)溝21と、地面に接するように意図されたトレッド面20とを有する。この実施形態によれば、トレッド部2のトレッド面20上にマーキング4が存在する。

図1及び図2の2つの実施形態によれば、マーキングの拡大図(図3)に示すように、マーキング4が複数のストリップ40で構成され、各ストリップ40は線形モチーフ41を含み、線形モチーフ41の幅Ltは局所的に変化することができる。従って、線形モチーフ41の全部又は一部は、マーキング4の形を定めるように長さに沿って幅が1箇所又は2箇所以上変化する。

さらに、この幅の変化によって階調(グレー)レベルNxを再現することができる。従って、マーキング4は、観察者が見た時に灰色(グレー)が変化する。図3に示す1つの非限定的な実施形態では、線形モチーフ41の幅Ltが、ストリップ40の正中線に対して変化する。

図3で分かるように、1つの非限定的な実施形態では、線形モチーフ41がマーキング4内に斜めに配置される。これにより、マーキングに与えるべき美的感覚を決定することができる。他の非限定的な実施形態では、平又は垂直の線形モチーフ41を有することも考えられる。

なお、線形モチーフ41は、サイドウォール部3又はトレッド部2の表面に従うので、特定の曲率を有することができる。従って、線形モチーフ41はタイヤ1の形状に従う。

1つの非限定的な実施形態では、モチーフ41が、マーキング4全体にわたって線形である。モチーフ41は、マーキング4全体にわたって延びる。従って、モチーフ41は、マーキング4の第1の端部から第2の端部に延び、図3の対象例では、マーキング4の端部がマーキング4の4つの側面によって定められる。線形モチーフが垂直又は水平の場合、第1の端部は第2の端部の反対側に存在する。

図4に、線形モチーフ41を含まない図3のストリップ40を示す。

図4で分かるように、1つの非限定的な実施形態では、図3に示す線形モチーフ41と同様に、ストリップ40がマーキング4内に斜めに配置される。

さらに、1つの非限定的な実施形態では、ストリップの幅Lbが0.03mm〜1mmである。これにより、この場合の意味単位である題材が明らかなマーキングを工業規模で生産することができる。具体的には、幅Lbがさらに小さければ、もはやタイヤの観察者がマーキングの細部(この例では眼である意味単位)を理解できず、従ってもはやマーキングが何を表しているか(意味単位又は別の抽象的題材)が分からないと思われる。この幅が大き過ぎても同様である。

1つの非限定的な変形実施形態では、幅Lbが0.1mmに等しい。この幅は、観察者が1mの最小距離で見た時に、得られるマーキングの精細度と機械的攻撃への耐性との間の良好な妥協を可能にする。

図4の対象例では、ストリップ40が全体的に同じ幅Lbを有する。このストリップは線形モチーフを内包し、従ってこのモチーフを工業規模で生産することがさらに容易になる。別の非限定的な実施形態では、ストリップ40が異なる幅Lbを有する。

図5には、図4のストリップを示す。ストリップ40は、実質的に複数の部分50で構成され、部分50は、その内部の線形モチーフ41の幅Ltの局所的変化によって実現される所与の階調レベルNxを定める。図6に、このような部分50を示す。図で分かるように、線形モチーフ41は部分50の内部で変化し、図6の例では、部分50の片側の幅のサイズLt1がこの部分の反対側のサイズLt2と異なる。図示の非限定的な例では、幅Ltが、ストリップ40の(従って部分50の)正中線43を中心にして変化する。

従って、階調レベルNxは、線形モチーフ41を含む部分50内の線形モチーフ41の表面積を部分50の総表面積で除算した比率に等しい。従って、階調レベルNxは、階調レベルNxを定める部分50全体の表面積に対する線形モチーフ41の表面積の割合である。

従って、「線形モチーフ41の幅の局所的変化」は、線形モチーフ41がストリップ40全体を通じて一様でないことを意味する。線形モチーフ41の幅Ltは、部分50毎に、或いは同じ部分50内で変化することができる。なお、1又は2以上の線形モチーフ41がストリップ40の長さ全体に沿って一定の幅Ltを有し、他の線形モチーフ41が局所的に変化する幅Ltを有することもできる。

非限定的な実施形態では、線形モチーフ41が、トレッド部3及び/又はサイドウォール部2から突出する1又は2以上の要素、或いはトレッド部3及び/又はサイドウォール部2に陥入する1又は2以上の要素で構成される。

なお、1つの非限定的な例では、(ストランド又はラメラなどの)線形モチーフ41が、トレッド部及び/又はサイドウォール部3と一体に形成され、すなわちトレッド部及び/又はサイドウォール部と同じゴム材料から生産される。従って、マーキングは、さらなる材料を追加することなく取得される。

線形モチーフ41は、マーキング4がタイヤの観察者にはっきりと見えるようにトレッド部2及び/又はサイドウォール部3と対照を成す。

以下、突出要素の異なる変形実施形態を示す。これらの突出要素の効果は、線形モチーフ41にぶつかる大量の入射光線を「捕捉する」ことである。この第1の実施形態(突出要素)では、線形モチーフ41が、突出要素が光を吸収し、従って線形モチーフ41の黒さを増し、結果としてマーキング4をタイヤに対してより引き立たせることに起因する「ベルベット」タイプの外観を取得するだけでなく「ベルベット」タイプの感触も取得して、この突出要素が手触りのよいマーキング4をもたらすことを可能にする。

図7に、第1の実施形態の第1の非限定的な変形実施形態による線形モチーフ41の一部を示す。この変形例では、突出要素の全部又は一部が、少なくとも1平方ミリメートル(mm2)当たり1ストランドに等しい密度で線形モチーフ41全体に分布するストランド8であり、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面Sを有する。なお、各ストランドの平均断面は、ストランドの基部から一定間隔で測定した断面Sの平均に対応する。ストランド8は、これらのストランドの高さHbにわたって断面が減少する円錐形の全体的形状を有する。

図8に、第1の実施形態の第2の非限定的な変形実施形態による線形モチーフ41の一部を示す。この変形例では、突出要素の全部又は一部が、実質的に互いに平行なラメラ9であり、線形モチーフ41内のラメラの間隔Pは0.1mm〜0.5mmであり、各ラメラ9は0.02mm〜0.25mmの平均幅を有する。なお、この平均幅は、0.05〜0.5mmであるラメラの高さH1にわたって一定間隔で測定した幅lの平均に対応する。

別の非限定的な変形実施形態では、線形モチーフ41が1つのラメラ9のみで構成され、ラメラ9の幅が局所的に変化することができる。

別の変形実施形態では、線形モチーフ41が、ストランド8とラメラ9の組み合わせを有する。

図9に、第1の実施形態の第3の非限定的な変形実施形態による線形モチーフ41の一部を示す。この変形例では、突出要素の全部又は一部が、0.05mm〜0.5mmの辺長Cと、0.05mm〜0.5mmの高さHpとを有する平行六面体10を形成し、線形モチーフ内の2つの隣接する平行六面体10間の距離Dpは0.05mm〜0.5mmである。

別の変形実施形態では、線形モチーフ41が、上述したレリーフ内の要素8と9と10、又は8と10、又は9と10の組み合わせを有する。

第2の非限定的な実施形態によれば、線形モチーフ41が、配置先の表面、すなわち図1に示す例ではサイドウォール部3の表面30、或いは図2に示す例ではトレッド部2のトレッド面20に陥入する複数の要素12を含む。第1の非限定的な変形実施形態では、(穴とも呼ばれる)陥入要素12が、表面内の開口部13と、表面20及び/又は30の深さに及ぶ関連するキャビティ14とで構成される。

従って、線形モチーフ41は、少なくとも1平方ミリメートル当たり1つの開口部(mm2)に等しい密度で線形モチーフ41全体に分布する、表面における相当直径dtが0.01mm〜1.2mmである複数の開口部13を表面内に含む。

開口部13は、表面の深さまで継続してキャビティ14を形成する。

これらのキャビティ14の効果は、線形モチーフ41にぶつかる大量の入射光線を「捕捉」するだけでなく、テクスチャ5の耐久性を高めることである。具体的には、キャビティ12が表面に陥入しているので、路面による摩擦などのテクスチャに及ぶ機械的攻撃の影響が突出部の場合よりも小さい。この第2の実施形態では、キャビティが光を吸収し、従って線形モチーフ41の黒さを増し、結果的にタイヤに対してマーキング4を引き立たせるので、線形モチーフ41が「ベルベット」タイプの外観の取得を可能にする。

1つの非限定的な実施形態では、キャビティ14の全部又は一部が、少なくとも0.1mmに等しい深さを有する。1つの非限定的な変形実施形態では、キャビティ14の全部又は一部が、0.2mm〜0.6mmの深さを有する。これにより、テクスチャ5にぶつかる大量の入射光線が線形モチーフ41によって確実に捕捉されるとともに、キャビティの深さが限られているので表面20及び/又は30の機械的強度の過剰な劣化が防がれる。

図10に、この第2の実施形態の非限定的な変形例による線形モチーフ41を示す。この変形例では、キャビティ14の全部又は一部が、表面20及び/又は30の深さに及んで円形の開口部13を形成する表面上に至る円錐形を取る。従って、キャビティ13の断面は、表面内への深さと共に減少する。これにより、トレッド部及び/又はサイドウォール部に対する線形モチーフ41のコントラストが向上する。なお、この変形例では、キャビティ14の開口部13同士が接触していない。開口部13は、中間帯15によって分離される。さらに、開口部13は、線形モチーフ41内の各開口部間の距離dが全体的に類似するように、表面20及び/又は30の全部又は一部にわたって規則的に分布する。

図11は、図10の陥入要素12のキャビティ14の拡大図である。1つの非限定的な実施形態では、キャビティの全部又は一部が、断面において線形モチーフ41と垂直な方向Zに対して10°〜60°の角度βを成す少なくとも1つの壁部16を有する。

キャビティ14の壁部16にぶつかる光線は、ぶつかる毎に壁部16によって反射される。光線の反射方向は、この光線の初期方向と、壁部16の傾斜角とに依存する。従って、この初期方向及び傾斜角次第では、キャビティの別の壁部16に向けて光線を送ることができる。対照的に、キャビティの外側に、例えば観察者に向けて直接光線を送ることもできる。第1の場合には、光線がキャビティ内で「失われ」、もはや観察者に知覚されなくなる。第2の場合には、観察者が光線を知覚することができ、この時テクスチャは明るく見え、従ってトレッド部及び/又はサイドウォール部とのコントラストが小さく見える。10°〜60°の角度βを成す少なくとも1つの壁部16を有するキャビティ14を選択すると、キャビティ14に入射する光線の大部分が、キャビティの内側の多重反射の影響下でこのキャビティによって確実に吸収されるようになる。これにより、線形モチーフ41内に同じ占有割合のキャビティを保持したまま、トレッド部及び/又はサイドウォール部に対する線形モチーフ41のコントラストが向上する。さらに、この壁部の傾斜では、特に路面との反復的摩擦の際に線形モチーフの強度が全体的に向上する。

線形モチーフ41を1又は2以上の陥入要素で構成する第2の実施形態の第2の非限定的な変形実施形態では、陥入要素が、表面20及び/又は30の深さに及ぶ複数のストライエーション(図示せず)で構成される。従って、線形モチーフ41は、局所的可変幅を有する複数のストライエーション、又は局所的に変化できる幅を有する1つのみのストライエーション(図示せず)で構成することができる。

ストリップ40の全部又は一部が線形モチーフ41を有していない時には白色が得られる。この場合、白色は、パラメータRaの非常に低い表面粗度を有する平滑面(トレッド部2及び/又はサイドウォール部3の平滑面)によって実現される。1つの非限定的な例では、この算術平均偏差パラメータRaが、表面粗度が30μm未満であることを表す。この平滑面は、最大の入射光を反射する。従って、白色ストリップ40の全部又は一部によって反射される光量は最大になる。

トレッド部2及びサイドウォール部3を有するゴム材料製のタイヤ1上のマーキング4は、図12及び図13に示す生成方法MTHによってソース画像4’から生成される。

なお、ソース画像4’は、(デジタル画像とも呼ばれる)ビットマップ又はJPEGタイプのファイルなどのコンピュータファイルの形の画像である。さらに、一般にその解像度はかなり高く、例えば約3000画素×3000画素である。

図12に示すように、生成方法MTHは、 − ソース画像4’を、全部又は一部の幅Ltがソース画像4’の形を定めるように長さに沿って1箇所又は2箇所以上変化する複数の線42で構成されたターゲット画像4”に処理する第1の動作(図示のステップF1(4’、4”、42、Lt))と、 − 1又は2以上の線形モチーフ41を選択すること(図示のステップSELEC(8,9,10,12,41))と、 − ターゲット画像4”から複数の線形モチーフ41を含むマーキング4を実現すること(図示のステップGRAV(4、4”、41))と、 を含む。

以下、これらのステップについてさらに詳細に説明する。

ソース画像4’を処理する第1の動作では、タイヤ1上に実現すべき線形モチーフ41に対応する、全部又は一部の幅Ltがソース画像4’の形を定めるように長さに沿って1箇所又は2箇所以上変化する複数の線42で構成されたターゲット画像4”を取得することができる。この処理動作中には、ターゲット画像4”のストリップ40も定められる。従って、これらのストリップ40は、線42の分布及び位置付け、従ってマーキング4内の線形モチーフ41の分布及び位置付けを可能にし、マーキング4の工業生産を支援する。

従って、ターゲット画像4”上の線42の幅Ltの局所的変化によってソース画像4’の題材が忠実に再現される。線42の幅Ltの局所的変化は、観察者が見た時の最終的な階調レベルNxを定めることもできる。従って、このステップ中には、デジタル画像4”におけるストリップ40の位置付け(傾斜、水平、垂直)により、タイヤ1上に提供されるマーキング4の美的外観が決定されるとともに、ストリップ内に実現される線42によってソース画像4’の異なる階調レベルが実現され、異なる部分50の線42の局所的変化によって異なるグレー色調が実現される。この処理動作は、適切な画像処理ソフトウェアによって実行される。

1又は2以上の線形モチーフ41の選択中には、上述した突出要素又は陥入要素が選択される。従って、マーキング4上には、ターゲット画像4”の線42、特にこれらの位置付け(傾斜、水平、垂直)及び幅の変化に応じて、選択された線形モチーフ41が生成される。

1つの非限定的な実施形態では、ターゲット画像4”を入力パラメータとしてレーザエッチング機Mに入力することにより、レーザエッチング機Mを用いて金型上又は直接タイヤ1上にレーザエッチングを行うことによってマーキング4が生成される。

第1の実施形態では、マーキング4のエッチングが金型上で行われる。第2の実施形態では、このエッチングが直接タイヤ1上で行われる。従って、マーキング4のエッチングは、タイヤ1の硬化前又は硬化後に行われる。このエッチングは、マーキング4の形を定める複数の線形モチーフ41のエッチングを含む。

1つの非限定的な例では、レーザエッチング機Mが、1つの非限定的な例では50Wの電力及び1000mm/sの速度を有して50kHzの周波数で機能するパルスレーザである。

1つの非限定的な実施形態では、この方法が、レーザエッチング機Mに設定される2つの線形モチーフ41間の間隔Paの定義を含む(SELEC(Pb)として示す)。従って、間隔Paは、機械Mの入力パラメータとして定められる。1つの非限定的な実施形態では、間隔Paが0.2mm〜1mmである。これにより、工業規模での生産が可能になる。なお、間隔Paが小さければ小さいほど、マーキング4は精密になる。1つの非限定的な実施形態では、(エッチング間隔とも呼ばれる)2つの線形モチーフPa間の間隔が、ストリップ40の幅Lbに対応する。図3に示すように、2つの隣接する線形モチーフ41間の間隔Paは、各線形モチーフ41を通る正中線43に対して定められる。

この(破線で示す)さらなるステップは、生産工程においていつでも、例えば第1の処理動作後に実行することができる。

なお、ソース画像4’がカラーである場合、1つの非限定的な実施形態では、方法MTHが、カラーソース画像4’を階調レベルでソース画像4’に変換すること(図13に示すステップTRANS_CO(4’、Nx))も含む。

さらに、1つの非限定的な実施形態では、方法MTHが、ソース画像4’のトリミングを含む。これにより、ソース画像4’における意味単位を、タイヤ上に転写した時点でより良好に際立たせることができる(図13に示すステップDETOUR(4’))。

1つの非限定的な実施形態では、この方法が、ソース画像4’の階調レベルNxの少なくとも5パーセントが20未満の明度値L*を有し、ソース画像4’の階調レベルNxの少なくとも5パーセントが80よりも高い明度値L*を有するようにソース画像4’のパラメータpを設定する第2の処理動作(図13に示すステップF2(4’、p、Nx、L*))を含む。1つの非限定的な例では、これらのパラメータpが、コントラスト及び/又は明度及び/又はガンマパラメータである。

従って、ソース画像4’は、特に(ガンマ補正とも呼ばれる)ガンマパラメータの調整により、ソース画像4’と最も類似するマーキング4がタイヤ上に得られるように調整される。なお、ガンマ補正は、ソース画像4’の画素値のヒストグラムによってチェックすることができる。

通常、タイヤを構成するゴムの色は無煙炭グレーである。これらの材料の最大コントラスト幅は、最大明度が約25であるため低い。従って、このステップでは、タイヤのゴム材料によって形成される背景に対するタイヤ上に形成されるコントラストを観察者に対して最大化することができる。従って、材料によってもたらされる最大コントラスト幅の損失が最小限に抑えられる。

コントラストのパラメータを調整すると、暗い階調レベルと明るい階調レベルの違いをはっきりと知覚することができる。

この第2の処理動作では、8〜25の明度L*を有するマーキング4をタイヤ上に得ることができる。従って、マーキング4の最も明るい領域は25の明度に近くなり、マーキング4の最も暗い領域は8の明度に近くなる。従って、マーキング4では、タイヤ上でマーキング4を際立たせるためにタイヤ上で十分に目立つ階調レベルが取得される。

(破線で示す)カラー画像を変換するステップは、第2の処理動作の前に実行される。(破線で示す)トリミングステップは、第2の処理動作の前又は後に実行することができる。

上述した第1の処理動作は、これらの3つのさらなるステップ後に取得されるソース画像4’に対して実行される。

最後に、1つの非限定的な実施形態では、方法MTHが、タイヤ1上のマーキング4の所望の解像度R2と、2つの線形モチーフ41間の間隔Paとに依存してソース画像4’の解像度R1を適合させること(図13に破線で示すステップADAPT(4’、R1、4、R2、Pa))を含む。

このステップでは、シミュレーション及びコンピュータ変換中にエッチングを行う前に最終レンダリングの微調整を行うことができ、これに応じてエッチング機の運転を準備することができる。

解像度R1は、ソース画像4’の高さ及び幅を構成する画素数である。解像度R2は、タイヤ1上のマーキング4の高さ及び幅を構成するミリメートル数、すなわちタイヤ1上のマーキング4のためのミリメートル単位の空間である。

実際に、ソース画像4’は、最終的にタイヤ1上で望まれる視覚効果に適した解像度R1を有するべきである。

解像度R2に依存した解像度R1の適合は、以下の下位ステップを含む。

第1の下位ステップ(図13に示すCALC(R2’、R2、Pb))では、タイヤ1上に実現すべきターゲット画像4のミリメートル単位の解像度R2に対応するデジタル画像の画素単位での解像度R2’を計算する。

この目的のために、解像度R2’は、解像度R2を間隔Pbで除算したものに等しい。従って、1つの非限定的な例では、タイヤ1にマーキング4を刻み込むための利用可能な空間が30mm×30mm(解像度R2)であり、エッチングの間隔paが0.3mm(この例ではストリップ40の幅)に固定される場合、30mm/0.3mm=100画素×100画素に等しい解像度R2’の画像に対応するマーキングをタイヤ上にエッチングできるということである。この式により、タイヤ1上の利用可能な物理的空間がデジタル画像の解像度に書き換えられる。

第2のステップ(図13に示すMODIF(R1、R2’))では、マーキング4の解像度R2に対応する計算された画素単位ので解像度R2’に応じて、ソース画像4’の解像度R1を修正する。従って、最初に3000×3000画素であった解像度R1は、100×100画素に等しい新たな解像度R1を得るように修正される。従って、古い解像度R1のソース画像4’の30画素(=3000/100)は、新たな解像度R1の縮小ソース画像4’の1画素に対応する。すなわち、縮小ソース画像4’内の1画素によって定められる階調レベルNxは、図13に示す例の第2の処理動作の直後に取得されるソース画像4’内の30×30画素の正方形によって定められる階調レベルNxに等しい。

このさらなる適合ステップADAPT(4’、R1、4、R2、Pb)は、画像処理ステップFR1(4、4”、41、Lt)の前に実行される。

図13に、これらのさらなるステップ(カラー画像の変換、トリミング及び適合、間隔の選択)を含むマーキング4の生成方法MTHを示す。

従って、第1のステップ1)において、カラーソース画像4’を、複数の階調レベルNxを含むソース画像4’に変換する。

次に、第2のステップ2)において、この例では眼である意味単位のみを保持するように画像4’をトリミングする。

第3のステップ3)において、ソース画像4’のパラメータを調整する。

第4のステップ4)において、タイヤ1上に生成すべきマーキング4の所望の解像度R2に応じてソース画像4’の解像度R1を適合させる。このステップは、以下の下位ステップを含む。

− タイヤ上に生成すべきマーキング4のミリメートル単位での解像度、すなわちタイヤ上のマーキング4のための空間に応じた画素単位の解像度の計算に応じて、画像の画素R2’での解像度を計算する下位ステップ40)、

− 計算された画素R2’での解像度に応じてソース画像4’の解像度R1を修正する下位ステップ41)。ここでは、この修正が解像度R1の低減に対応する。

第5のステップ5)において、複数のストリップ40で構成されたターゲット画像4”の形を定めるために解像度R1を修正したソース画像4’を処理する。従って、ストリップ40、及びこのストリップ40内の局所的可変幅Ltの線42は、ソース画像4’の題材、従って解像度が修正されたソース画像4’の異なる階調レベルNxを定めるように形成される。

第6のステップ6)において、レーザエッチング機Mを間隔Paの値に、すなわちこの例ではストリップ40の幅Lbの値を用いて設定する。

第7のステップ7)において、線形モチーフ41を構成する突出要素及び/又は陥入要素を選択する。

第8のステップ8)において、機械Mが、タイヤ1上にマーキング4を実現するように線形モチーフ41を生成する。

なお、ストリップ40が線形モチーフ41を有していない場所は白色に対応する。白色は、マーキング4が存在するトレッド部及び/又はサイドウォール部の平滑面によって実現されるので、機械Mは、これらの場所をエッチングせずに線形モチーフ41のみをエッチングする。

従って、この生産方法MTHでは、タイヤの観察者がマーキングの題材を認識できるほど十分なコントラストでマーキングが見えるように、ソース画像4’に類似するマーキング4が実現される。マーキング4は、観察者が1mの最小距離から理解できる取得された最終コントラストを制限するコントラストを互いの間に形成する複数の階調レベルで構成される。

本発明は、図示し説明した例に限定されるものではなく、従ってその範囲から逸脱することなく様々な修正を行うことができる。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、図8のラメラ9を不連続とすることもできる。これらのラメラは、互いの間に平坦な部分を有する。互いの間に断面の違いを有することもできる。また、これらのラメラは、特にその長さに沿って曲線又は角度を有することもできる。これらのラメラは、可変長を有することもできる。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、図10の開口部13が、円形、四角形又は多角形(例えば六角形)を有することもでき、対応するキャビティ14も、円筒形、平行六面体形又は多角形を有することができる。これらの後者2つの構造(四角形又は多角形)では、これらの開口部を、開口部13間の中間帯15の表面積を制限するように互いに対して容易に構成することができる。このような開口部形状では、開口部の一貫した占有率を達成することが容易になる。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、タイヤのトレッド部2及び/又はサイドウォール部3の各々が1又は2以上のマーキング4を有することもできる。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、ベルベットタイプの技術を用いて線形モチーフ41を生成する代わりに、レーザによって行われる単純な掘削によって線形モチーフ41が生成される。1つの非限定的な例では、この掘削が0.1〜0.5mmの深さを有する。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、線形モチーフ41の幅が、ストリップ40に沿って延びる、ストリップ40の正中線とは異なる線に対して局所的に変化することができる。

従って、別の非限定的な変形実施形態によれば、マーキング4が、マーキング4全体にわたって延びない、すなわちマーキングの1つの端部から別の端部に延びない線形モチーフを有することもできる。

1つの変形実施形態では、マーキングの1つの端部から別の端部に延びる線形モチーフが遮断部を有する。換言すれば、線形モチーフが不連続である。

別の変形実施形態では、不連続の間隔が、タイヤの曲線に適応するように連続的に変化する。

要約すれば、マーキングの実現方法は、 − ソース画像を、全部又は一部の幅がソース画像の形を定めるように長さに沿って1箇所又は2箇所以上変化する複数の線で構成されたターゲット画像に処理する第1の動作と、 − 1又は2以上の線形モチーフを選択することと、 − ターゲット画像から複数の線形モチーフを含むマーキングを実現することと、 を含む。

この方法では、タイヤ上でこの画像を際立たせるためにタイヤ上で十分に目立つマーキングの階調レベルを取得することができる。

1つの非限定的な実施形態では、この方法が、ソース画像の階調レベルの少なくとも5パーセントが20未満の明度値を有し、ソース画像の階調レベルの少なくとも5パーセントが80よりも高い明度値を有するようにソース画像のパラメータを設定する第2の処理動作を含む。

これにより、ソース画像に最も酷似したマーキングをタイヤ上に得ることができる。

別の非限定的な実施形態では、この方法が、タイヤ上のマーキングの所望の解像度と、2つの線形モチーフ間の間隔とに依存してソース画像の解像度を適合させることも含む。

これにより、ソース画像をタイヤの背景に適合させることができる。これにより、この例ではタイヤ上の物理的空間内におけるマーキングを、対応するコンピュータフォーマットの画像に転置することができる。

別の非限定的な実施形態では、マーキングが、レーザエッチング機を用いて金型上又は直接タイヤ上にレーザエッチングを行うことによって生成される。

従って、説明した本発明は、特に以下の利点を有する。 − タイヤ上に知覚されるマーキングの品質が高まる。 − 既存の産業技術を用いて高品質のマーキングを実現することができる。従って、生産コストが低い。 − ソース画像の題材を認識できるマーキングをタイヤ上に得ることができる。 − タイヤを照らす光の方向及び強度に関わらず、また光の角度が低い時に限らず、タイヤの観察者がタイヤ上のマーキングをはっきりと知覚することができる。 − タイヤ上に精密なマーキングを有することができ、従ってフォトリアリスティックレンダリングを用いてタイヤ上に画像を得ることができる。 − 複数のグレー色調を有するマーキングをタイヤ上に得ることができる。 − 「ベルベット」タイプの線形モチーフによって最大コントラストを得ることができる。

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