首页 / 国际专利分类库 / 人类生活必需 / 其他类不包含的食品或食料;及其处理 / 食品或食料的制备中使用的涉及乳酸菌或丙酸菌的引得系统 / 双岐杆菌属 / .动物双岐杆菌 / Method for reducing abdominal girth by administering a bacteria belonging to the genus Bifidobacterium (Bifidobacteriumbacteria)

Method for reducing abdominal girth by administering a bacteria belonging to the genus Bifidobacterium (Bifidobacteriumbacteria)

申请号 JP2010538783 申请日 2008-12-19 公开(公告)号 JP2011507496A 公开(公告)日 2011-03-10
申请人 コンパニ・ジェルベ・ダノン; 发明人 ステファン・ヤコブ; ドゥニ・ギヨネ; ナタリー・グーピル−フュリラ;
摘要 本発明は、プロバイオティック、好ましくはビフィドバクテリウム属の細菌を投与することにより対象における腹囲を減少させるための方法に関し、前記方法は本発明の一態様では非治療的方法であり、本発明の別の態様によればIBSを治療するための方法である。
权利要求
  • 対象における腹囲を減少させるための方法であって、ビフィドバクテリウムアニマリス種の細菌の群中で選択した1日当たり少なくとも約1×10 9 cfuの細菌を前記対象に投与するステップを含む方法。
  • 細菌を少なくとも15日間投与することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 対象の腹囲の減少が1日の間に少なくとも約1cmであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 腹囲の減少が相対的最大腹部膨満の減少であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 相対的最大腹部膨満の減少が少なくとも約50%であることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  • 細菌が番号CNCMI-2494で寄託されたビフィドバクテリウムアニマリスであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  • 約1.25×10 10 cfuの前記細菌を少なくとも28日間1日当たり2回対象に投与することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  • 対象が女性であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  • 前記細菌を乳製品、好ましくは発酵乳製品の形で投与することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  • 発酵乳製品がヨーグルトであることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  • 非治療的方法であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  • 前記細菌を医薬組成物の形で投与することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  • 過敏性腸症候群(IBS)を治療するための方法であることを特徴とする、請求項1から10および12のいずれか一項に記載の方法。
  • IBS-Cを治療するための方法であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  • 前記対象をROMEIII基準に従って診断することを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、ビフィドバクテリウム属、ビフィドバクテリウムアニマリス(Bifidobacterium animalis)の細菌を投与することにより対象における腹囲を減少させるための方法に関し、前記方法は本発明の一態様では非治療的方法であり、本発明の別の態様によればIBSを治療するための方法である。

    腹囲は正常健常個体において1日の間に変化し、特定のパターンに従うようである、すなわちそれは1日が進行するにつれて増大し、食後により顕著になり、夜間に沈静する。

    特に食後の腹囲の増大は、多くの人々にとって、消し去りたい、または少なくとも低減させたいと望むであろう、日常的または定期的な不快感である。

    腹囲の重大な増大は、過敏性腸症候群(IBS)のような機能性腸疾患も示し得る。

    過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛または不快感が、便通または排便習慣の変化、および特徴的または不規則な便通と関係する機能性腸疾患である。

    患者は便秘型(IBS-C)または下痢型(IBS-D)のいずれか、または両方の混合型(IBS-M)またはこれら3つの特性を有さない型(IBS-U;Uは「非亜型」を意味する)で示し得る(1)。 IBSは集団の10%〜20%に影響を与え(1〜4)、重大な常習欠勤および生活の質の低下をもたらす(5〜6)。 それは胃腸科紹介外来のほぼ半分を占めるが(7)、利用される治療は決して十分ではない(1、7)。

    欧州特許EP1297176

    したがって、健常対象の腹囲のわずかな増大を部分的または全体的に低減するための手段だけでなく、IBS患者の腹囲のより重大な増大を部分的または全体的に低減するための手段も必要である。

    プロピオニバクテリア(propionibacteria)、乳酸桿菌(lactobacilli)および/またはビフィドバクテリアなどの細菌を含有する特定のプロバイオティック(probiotic)調製物は、特定の患者の結腸中の細菌叢を変更可能であることが示されている(8、9、9bis)。 さらに、人間と動物モデルの両方において、幾つかのプロバイオティクスは、胃腸の収縮性または過剰な膨満、鼓腸、または腹痛を変更することが示されている(10)。

    しかしながら、今日まで、如何なる研究も腹部膨満に対するプロバイオティックの使用の影響を調査しておらず、またはIBS-Cを有する患者における鼓腸、膨満の症状および/もしくは胃腸の推移と、腸管細菌叢の組成の変更との関係を調べていない。

    驚くことに、少なくとも15日間1日当たり少なくとも約1×10 9 cfuのプロバイオティックの投与が、対象における腹囲を有意に低減することができることが見出された。

    したがって、本発明の目的は、対象における腹囲を減少させるための方法であって、ビフィドバクテリウム属の細菌の群中で選択した1日当たり少なくとも約1×10 9 cfuの細菌を前記対象に投与するステップを含む方法である。

    本発明の好ましい実施形態では、前記細菌を少なくとも15日間投与する。

    用語「腹囲」は、通常へそ(臍)のレベルでの、腹部周辺の特定地点での距離の測定値を意味するものとする。 腹部のインダクタンスプレチスモグラフィーを使用して腹囲を測定することができる。

    腹囲の測定は、客観的な腹部膨満を決定する際にも有用であり得る。

    本発明を理解するために、腹囲の増大と鼓腸は、当業者、胃腸病学の専門家には同義でないことを理解しなければならない。

    近年まで、鼓腸および膨満の研究は少なく大部分は経験的であり、かつこの2つの記述語は同じ現象を示していたという仮定に基づいている。 したがって、古い研究からのデータの解釈は難しく、かつ今日でも患者とその医師は、これらの用語を同義で使用することが多い。 しかしながら、ガス曝露技術または腹部のインダクタンスプレチスモグラフィーなどの、それを評価するより客観的な方法の開発によって、鼓腸と膨満は異なる病態生理機構を有する可能性がある証拠が増えている。

    鼓腸が、患者に渡した質問票によって測定される主観的感覚である一方で、腹囲の増大は、腹部のインダクタンスプレチスモグラフィーなどの客観的方法によって測定することができる。 多くの研究が、鼓腸の感覚を報告する患者で、近年有効な腹部のインダクタンスプレチスモグラフィーの技術により測定すると、90%を超える対照範囲で客観的な腹部膨満を示すのが約半数しかいないことを示している。

    知覚機構は鼓腸ではより重要であるようであり、したがってこの症状は、このモダリティに影響を与える薬剤によって緩和される可能性がある(例えば、三環系抗鬱薬を試験することが示唆されている)(11)。 対照的に、腹部膨満はより機械的ベースであり、消化器系に使用されるクラスの薬剤(例えば、アロセトロンまたはテガセロド)である、下剤およびプロキテニクス(prokintenics)を試験することが示唆されている(11)。

    したがって、鼓腸を感じる全ての個体が、必ずしも腹囲の増大を示すわけではないことが明らかとなっている。 これによって、用語鼓腸は増大した腹圧の感覚を記載するために使用すべきであり、記述語膨満および腹囲は、腹囲の実際の変化があるときのみ使用すべきであることになる(11)。

    時折重複する複雑な機構は腹部膨満と関係するようである(11)。 腹囲の増大はIBS-CとIBS-Dの両方で観察され、これらは正反対の推移状態、すなわちそれぞれ緩慢および迅速な状態と関係する(13)。 これは、内臓感覚またはガス処理、およびIBS患者間で男性より高い優勢が観察される役割を有し得る性別関連機構などの推移以外の機構が、腹囲の増大と関係するという事実によっても支持される(11)。

    用語「投与する」は、「経口投与する」、すなわち、対象が本発明による細菌、または本発明による細菌を含む組成物を経口摂取すること、または「直接投与する」、すなわち、特に結腸鏡検査法によって、または坐薬によって直腸に、本発明による細菌、または本発明による細菌を含む組成物をin situで直接投与することを意味するものとする。

    本発明による細菌を含む組成物の経口投与は、ゼラチンカプセル、カプセル、錠剤、粉末、顆粒または経口溶液もしくは懸濁液の形であってよい。

    本発明の好ましい実施形態では、前記組成物は、EC Regulation No.258/97中で定義された新たな食品または食品成分の生成中、および特に機能性食品の製造中で使用することができる食品組成物である。 それが通常の栄養学的効果以外の生物中の1つまたは複数の標的機能に対して有益な効果を発揮し、健康状態および厚生を改善するおよび/または疾患のリスクを低減することが十分実証される場合、食品は機能性であると考えることができる(12)。

    本発明の好ましい実施形態では、前記細菌は乳製品の形で投与する。 特に乳製品は発酵乳製品であり、より詳細には発酵乳製品はヨーグルトである。

    前記組成物は、特にパッケージ化プロバイオティックを、例えばカプセルまたはゼラチンカプセルの形で構成することができる。

    本発明の別の好ましい実施形態では、前記組成物は、賦形剤を含み得る薬剤として許容される担体とも組合せた、医薬組成物である。

    医薬組成物は、IBSに対して活性がある少なくとも1つの他の作用物質も含むことが好ましい。

    用語「医薬組成物」は、「薬剤」または「OTC(処方箋なしで購入できる)」を意味するものとする。

    本発明によれば、対象の腹囲の減少は少なくとも約1cmである。

    対象の腹囲の減少は少なくとも約1.5cmであることが好ましい。

    対象の腹囲の減少の割合で対象の腹囲の減少を定量化することもできる。

    本発明者らによって行った実験によれば(「実施例」の部参照)、観察した対象における腹囲の平均値は1日の初め(すなわち朝)におけるベースライン状態で約81.5cmであり、かつ1日の間での腹囲の平均増大値は3.5cmである(図2A)。

    本発明の一実施形態では、腹囲の減少は相対的最大腹部膨満の減少である。

    用語「最大腹部膨満の相対的減少」は、「最大腹部膨満の低減の割合」を意味するものとする。

    「最大膨満」または「最大腹部膨満」または「最大腹囲増大」は、長さがその最大であった1時間の記録中の平均腹囲として定義する。

    例えば、ベースライン状態で81.5cmの腹囲を有し、かつ6cmの最大腹囲増大を有し、3cm(すなわち腹囲の3.7%)の腹囲の減少を有し得る患者は、50%の相対的最大腹部膨満の減少を示し得る(3cm/6cm)。

    相対的最大腹部膨満の減少は、少なくとも約50%であることが好ましい。

    さらに、IBSを有する数人の患者中では12cmまで、この腹囲の増大が観察されていたことに留意しなければならない(13)。

    細菌はビフィドバクテリウム属の細菌の群中で選択され、プロバイオティックとして考える。

    用語「プロバイオティクス」は、おそらく有益な細菌または酵母菌を含有する栄養補助食品を意味するものとする。 FAO/WHOによって現在採用されている定義によれば、プロバイオティクスは、「適量で投与すると宿主に健康上の利点をもたらす生きた微生物」である。 乳酸菌は使用される最も一般的な型の微生物である。 それらは(ラクトースを含めた)糖および他の炭化物を乳酸に転換することができるので、乳酸菌は長年食品産業において使用されている。 これはヨーグルトなど特徴的な酸味の発酵乳製品をもたらすだけでなく、さらにpHを低下させることによって、腐敗性細菌が増殖する機会が少なくなり、したがって胃腸感染症の予防に対して多大な健康上の利点をもたらす可能性がある。 ラクトバシラス属(genera Lactobacillus)およびビフィドバクテリウムの菌株は最も広く使用されているプロバイオティック細菌である。

    プロバイオティック細菌培養は、身体の本来存在する腸内細菌叢が再構築することを支援することを目的とする。 それらは、抗生物質の行程後、または腸管関連カンジダ症の治療の一部として、時折医者によって、および栄養学者によってより頻繁に勧められる。 プロバイオティクスは免疫系を強化して、アレルギーおよび他の免疫疾患と戦うと主張されている。

    細菌は、ビフィドバクテリウムアニマリス、ビフィドバクテリウムインファンティス(Bifidobacterium infantis)およびビフィドバクテリウムラクティス種(Bifidobacterium lactis species)の群中で選択されることが好ましい。

    細菌は、B.infantis UCC35624(NCIMB4100)、B.animalis CNCMI-2494、B.lactis ATCC27536(他の寄託番号:NCC2818、CNCMI-3446、DSM20215、DSM10140)の群中で選択されることがより好ましい。

    B.infantis UCC35624は、受託番号NCIMB4100で1999年1月13日に、National Collections of Industrial and Marine Bacteria Limited(NCIMB)に寄託されている。

    B.lactisは、番号DSM20215およびDSM10140でドイツの菌株保存機関(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen and Zellkulturen GmbH)に、番号CNCMI-3446で2005年6月7日にCNCM(Collection Nationale de Cultures de Microorganismes-Institut Pasteur-28,rue du Dr.Roux-75724Paris Cedex15-フランス)に、番号ATCC27536でATCC(American Type Culture Collection)に寄託されている。 この菌株はビフィドバクテリウムアニマリス種と関係することが多い。

    本発明による細菌は、ビフィドバクテリウムアニマリスであることがより好ましい。

    本発明による細菌は、2000年6月20日にCNCMにおいて番号I-2494で寄託された、ビフィドバクテリウムアニマリスであることがより好ましい。 コードDN-173010でのこの菌株、および腸細胞表面のグリコシル化調節物質としてのその使用は知られており、欧州特許EP1297176によって保護されている。

    本発明の好ましい実施形態では、1日当たり少なくとも1×10 10 cfuの細菌を対象に投与する。

    本発明の好ましい実施形態では、1日当たり約1×10 10 cfuの細菌を少なくとも15日間、好ましくは少なくとも28日間対象に投与する。

    少なくとも15日間、好ましくは少なくとも28日間、1.25×10 10 cfuの細菌を1日当たり2回対象に投与することがより好ましい。

    本発明によれば、対象は子供、成人または老人であってよく、成人であることが好ましい。

    本発明の好ましい実施形態では、対象は女性である。

    実際、女性対象は腹囲、腹部膨満および過敏性腸症候群の増大の素因を有することが示されている(1、13)。

    好ましい実施形態では、対象は腹囲の増大を有する、または腹囲の増大に曝される。

    本発明の一実施形態によれば、この方法は非治療的方法である。

    前記非治療的方法の目的は、特に食後の集団の健常対象の腹囲を減少させることである。 前記非治療的方法は、前記対象の腹囲の相対的最大膨満を減少させるための方法であることが好ましい。

    本発明による集団の健常対象は、腹囲の増大があり、かつ過敏性腸症候群(IBS)に罹患しているとして分類することができない、集団中の対象として定義する。 IBSに罹患しているとして分類される人々は、一般的な集団と比較したとき、高頻度および高重度の胃腸消化管症状を有し(17)、かつ生理的消化事象に対する高い感受性を有する(7)人々である。 これらの頻度および感受性は、Leibbrand et al(17)およびSpiller et al(7)からの刊行物中に記載された方法を使用することによって評価することができる。

    本発明の別の実施形態によれば、この方法は過敏性腸症候群(IBS)を治療するための方法である。

    胃腸病学では、過敏性腸症候群(IBS)または痙攣性結腸は、通常の臨床試験で見られる如何なる異常とも関係しない腹痛および排便習慣の変化によって特徴付けられる機能性腸疾患である。 それは非常に一般的であり、胃腸病学者への訪問の20〜50%を占める。 下腹部痛、および排便習慣の変化と関係する鼓腸、および便通によって緩和される腹部不快感が最も頻繁な症状である。 本発明をよく理解するために、IBSは1つの症候群であること、およびこの発現下には、胃腸領域が罹患した患者で観察される幾つかの症候群が集まることを理解しなければならない。 したがって、治療すべきは1つの疾患(IBS)ではなく、幾つかの型の疾患、およびほぼ全ての、1つまたは複数の症状を治療または低減させる。

    本発明の一実施形態によれば、本発明による方法は、IBSに罹患していると診断された患者の腹囲増大の症状を低減するための方法である。

    本発明の方法によるビフィドバクテリウムアニマリス種の細菌の対象への投与の停止は、数週間後に細菌の投与前のそれと同等の腹囲増大の値への復帰がある対象において関係する。

    さらに本発明者らは、ビフィドバクテリウムアニマリス種の細菌、特にB.animalis DN-173010は胃腸管にコロニー形成することができないことを示している(18)。

    幾つかの型のIBSに関して、腹痛の型は通常、便秘型(IBS-C)または下痢型(IBS-D)のいずれか、または両方の混合型(IBS-M)またはこれら3つの特性を有さない型(IBS-U;Uは「非亜型」を意味する)として患者において記載される。

    本発明による方法は、IBS-C(便秘型)を治療するための方法であることが好ましい。

    本発明による方法は、IBS-Cに罹患していると診断された患者の腹囲増大を低減するための方法であることが最も好ましい。

    本発明による方法は、ROMEIII基準に従って診断した対象を治療するための方法であることが好ましい。

    本発明による方法は、ROMEIII基準に従って、IBS-Cに罹患していると診断された患者の腹囲増大を低減するための方法であることが最も好ましい。

    ROMEは、臨床症状に基づいて機能性胃腸障害を分類するために開発されたプロセスである。

    用語「ROMEIII*基準」は、以下のように過敏性腸症候群に関する平均基準を意味するものとする:

    以下の2つ以上と関係する最後の3ヶ月中1ヶ月当たり少なくとも3日間の再発性の腹痛または不快感**
    1.便通の改善
    2.大便の頻度の変化と関係する発症
    3.大便の形(外見)の変化と関係する発症
    *診断前の少なくとも6ヶ月間の症状発現に最後の3ヶ月間適合する基準
    **「不快感」は痛みとして表れない不快な感覚を意味する。

    IBSの診断に必要ではないがそれを支持する他の症状:
    ・異常な大便頻度(1日当たり3回を超える排便または1週間当たり3回未満の排便);
    ・異常な大便の形(塊状/固いまたは緩い/水様便);
    ・異常な便通(不完全な排便のいきみ、切迫感、または感覚);
    ・粘液の排出;
    ・鼓腸または腹部膨満の感覚。

    IBS症状の一部または全部は同時に起こり得る。 幾つかの症状は他の症状より顕著である可能性がある。

    IBS-Cとして診断されることが必要とされる全ての基準は、ROMEIII基準(Longstreth et al.,2006)によって記載される。

    特に、本発明による方法は、IBSに罹患している患者の腹囲増大の症状を低減するための方法である。 その目的は、IBSに罹患している集団の対象の腹囲を減少させることである。 前記方法は、前記対象の腹囲の相対的最大膨満を減少させるための方法であることが好ましい。

    プロトコル中の患者の流れを記載する図である。 41名の登録患者から、38名を無作為抽出し38名のITT集団を得た。 6名をPP集団から除外した(n=32)。

    平均膨満が、製品摂取期の最後に、製品群および対照中でわずかであったことを示す図である(-1.5;95%CI(-3.3,0.3);p=0.096)。 傾向(p=0.069)はPP集団中でも観察された(-1.7;95%CI(-3.6,0.1))。 データは平均腹囲膨満(cm)±SDとして表す。 これらのデータは、2日間の記録(医療介入前後)のそれぞれに関する、これらの標準化した12時間にわたるAUC値に対応する。

    ITT集団中の最大腹部膨満の相対的変化の図である。 データは、製品摂取の最後とベースラインでの平均腹囲膨満(cm)の相対的変化として表す。 群間の違いの分析はマンホイットニーのU検定で行った(*p<0.05)。

    ITT集団中での製品摂取開始前(ベースライン試験)の、標準化した12時間にわたる主観的鼓腸の図である。 1日の13時間にわたる鼓腸スコアの決定を可能にする、1時間目〜13時間目の平均鼓腸スコアとしてデータを表す。 鼓腸スコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。

    ITT集団中での製品摂取試験の最後の、標準化した12時間にわたる主観的鼓腸の図である。 1日の13時間にわたる鼓腸スコアの決定を可能にする、1時間目〜13時間目の平均鼓腸スコアとしてデータを表す。 鼓腸スコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。

    ITT集団中での平均鼓腸スコア(AUC24時間)の図である。 データは鼓腸スコア±SDとして表す。 これらのデータは、2日間の記録(医療介入前後)のそれぞれに関する標準化した13時間にわたる平均鼓腸スコアに対応する。

    ITT集団中での製品摂取開始前(ベースライン試験)の、標準化した12時間にわたる主観的腹痛/不快感の図である。 1日の13時間にわたる腹痛/不快感のスコアの決定を可能にする、1時間目〜13時間目の平均腹痛/不快感のスコアとしてデータを表す。 腹痛/不快感のスコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。

    ITT集団中での製品摂取試験の最後の、標準化した12時間にわたる主観的腹痛/不快感の図である。 1日の13時間にわたる腹痛/不快感のスコアの決定を可能にする、1時間目〜13時間目の平均腹痛/不快感のスコアとしてデータを表す。 腹痛/不快感のスコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。

    ITT集団中での腹痛/不快感のスコア(AUC24時間)の図である。 データは腹痛/不快感のスコア±SDとして表す。 これらのデータは、2日間の記録(医療介入前後)のそれぞれに関する標準化した13時間にわたる平均腹痛/不快感のスコアに対応する。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の腹部鼓腸スコアの図である。 データは平均的な週当たりの鼓腸スコア±SDとして表す。 鼓腸スコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。 共分散分析検定(*p<0.05)。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の腹痛/不快感のスコアの図である。 データは平均的な週当たりの腹痛/不快感のスコア±SDとして表す。 腹痛/不快感のスコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。 共分散分析検定(*p<0.05)。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の鼓腸スコアの図である。 データは平均的な週当たりの膨満スコア±SDとして表す。 膨満スコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。 共分散分析検定(*p<0.05)。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の全体的なIBS症状のスコアの図である。 データは平均的な週当たりの全体的なIBS症状のスコア±SDとして表す。 全体的なIBS症状のスコアは6点リッカート尺度(存在せず=1〜非常に重症=6)で評価した。 共分散分析検定(*p<0.05)。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の排便習慣の満足を表す図である。 データは各週で(若干、適度または完全に)その排便習慣に満足した患者の割合として表す。 カイ二乗検定(**p<0.005;*p<0.05)。

    ITT集団における4週間の間の製品摂取中の全体的な健康状態の図である。 データは各週で(若干、適度または完全に)その全体的な健康状態に満足した患者の割合として表す。

    材料および方法 治験対象母集団
    RomeIII基準に従って診断した18〜70才の年齢のIBS-Cを有する38名の女性患者において治験を実施した(1) (治療群当たり19名)。 プロトコル中で計画して第2AIPおよび推移評価前に排除した無作為抽出患者を置き換えて、製品有効性の分析に利用可能な主要基準(すなわち、腹部膨満)および推移評価を有する合計数34名の患者を得た。 患者はUniversity Hospitals of South Manchesterの外来診療部門(第三の患者は除外)、地方の一般診療部門、地方新聞の広告から、および既存の患者の部門別志願者プールから採用した。

    大便の硬さのパターンに基づいて便秘型であるIBSに関するRomeIII基準に適合した患者(1)。 重度の便秘状態である患者を除外するために、患者は1週間当たり少なくとも2回の排便頻度を有していなければならなかった。 患者がIBS以外の何らかの重大疾患を有していた場合、患者は治験から除外した。 下剤乱用の病歴がある患者、および抗抑鬱薬または鎮痛剤を服用している患者も除外した。 治験開始前の60日以内に抗生物質を服用していた患者も除外した。 詳細な組み入れ基準および非組み入れ基準は以下に記載する:

    組み入れ基準 →18〜70才の間の年齢の女性。
    →IBS-Cに関する診断基準(RomeIII)*は以下の通りである:以下の2つ以上と関係する最後の3ヶ月中1ヶ月当たり少なくとも3日間の再発性の腹痛または不快感**
    -便通の改善。
    -大便の頻度の変化と関係する発症。
    -大便の形(外見)の変化と関係する発症。
    -固く塊状の大便(ブリストル大便スケール1および/または2)≧25%、および、緩い(泥状)または水様便(ブリストル大便スケール6および/または7 - 不規則な端部を有する綿毛状の塊、泥状便または水様便、固体塊なし、完全に液体)<25%の排便***

    *診断前の少なくとも6ヶ月間の症状発現に最後の3ヶ月間適合する基準。 ベースライン症状の日記評価の少なくとも2日間で腹痛/不快感を報告する患者として定義した、スクリーニング時に「活性IBS」を有する患者のみを試験する(以下参照)。
    **不快感は痛みとして表れない不快な感覚を意味する。
    ***下剤の使用なし。

    →治験責任医師と十分コミュニケーションをとることができ、治験全体の要件に適合することができる患者。
    →治験の完全な説明を受けた後に治験に参加する前に、文書化されたインフォームドコンセントを提出する患者。
    →正常な体重または過体重、すなわち肥満ではない(18kg/m2と30kg/m2の間の体格指数の)患者。

    除外基準 →IBS以外の任意の重大疾患により、治験から患者をする。
    →1週間当たり2回未満の排便頻度として定義して重度の便秘状態である患者。 患者は1週間当たり少なくとも2回の排便頻度を有していなければならない。
    →治験責任医師の意見において、患者が治験中に下剤を要求または使用する可能性があるような重度の下剤依存性と一致する、下剤性結腸の痕跡または下剤乱用の病歴を有する患者。
    →胃腸機能を変更し得る薬の服用。
    →抗抑鬱薬または鎮痛剤の服用。
    →治験開始前の60日以内の抗生物質の服用。
    →治験開始前の30日以内の治験薬の服用。
    →奨励される安全なアルコール限度(1単位/週未満)を超えるアルコール摂取。
    →経口避妊薬を現在服用していない(試験薬剤投与前の少なくとも1つの完全な1ヶ月サイクルがあり、試験薬剤の最後の投与後1ヶ月まで続ける)生殖がある女性*は、以下の1つだけに限られないが、これらなどの他の医学的に承認される避妊法の1つを使用しなければならない、またはそれに適合しなければならない:
    -子宮内避妊具(IUD)
    -二重障壁法(コンドームおよび殺精子剤など)
    -禁欲、治験責任医師の意見では、彼らの仕事またはライフスタイルが、禁欲が治験中およびその後1ヶ月間維持される十分な証拠をもたらす。 禁欲の場合、患者が適切に忠告を受けたことをソースドキュメント中に記録すべきである。

    *生殖力がある女性は、外科手術(すなわち子宮摘出、両側卵巣摘出または両側卵管結紮)により不妊でない、または閉経後ではない女性として定義する(閉経後患者は12ヶ月以上月経がない患者として定義する)。 尿による妊娠検査は、往診VIおよびそれぞれの腹部x線検査の前で実施する。

    →全ての薬剤および喫煙を試験前48時間は禁止し、一方アルコールおよびカフェイン含有飲料は、試験前24時間は止める。
    →激しい身体活動は、試験前24時間は禁止する。
    →乳タンパク質に対するアレルギーまたは過敏性を有する患者。
    →組み入れの前の月に外科手術を受けた患者。

    試験中、患者は提供したもの以外の如何なるプロバイオティックまたは発酵乳製品も摂取してはならなかった。 患者にはその食習慣および運動習慣の他の態様の全てを継続するよう促した。

    試験計画 試験は、B.animalis DN-l73010を含有する発酵乳(アクティビア(登録商標)、試験群)の1日の摂取量の影響を評価する、IBS-Cを有する女性患者の単一施設、無作為抽出、二重盲検、プラセボ対照、平行群対対照群であった。

    個々の参加は約50日間継続した。 最初の11日間を使用して結果のパラメーターに関するベースライン値を得た。 後の4週間(D0〜D28)が実験フェーズを構成した。 この期間中、患者は1日当たり2つ製品を摂取しなければならなかった(D0〜D27の間)。 製品は1日2回食事で、好ましくは午前8時に1回および午後8時に1回摂取しなければならない(患者にその夕食(すなわち午後8時)で2ポットを摂取するよう求めた、摂取の初日(t=0)は除く)。 患者が製品を食べるのを忘れた場合、彼らにはその次の食事でそれを摂取するようアドバイスした。 彼らは第4週の最後(D27)で試験製品の摂取を止め、次いで最後の往診後第7日(D35)に電話で連絡を取った。

    この試験プロトコルはヘルシンキ宣言に従って実施し、South Manchester Medical Research Ethics Committeeによって承認された。 全ての対象が、試験への組み入れ前に文書化されたインフォームドコンセントを提出した。

    製品 試験製品は、ビフィドバクテリウムアニマリスDN-173010(ポット当たり1.25×10 10のコロニー形成単位(cfu))、ならびに2つの古典的なヨーグルトスターター、S.サーモフィラス(S.thermophilus)およびL.ブルガリクス(L.bulgaricus)(1.2×10 9 cfu/ポット)を含有する発酵乳製品(アクティビア(登録商標)、Danone)であった。 試験製品は香味料を含んでいなかった。 プラセボ対照は、プロバイオティックを含まず、試験製品中と同様に4g/ポット未満の少量のラクトースを含む、乳系非発酵乳製品である。 試験製品またはプラセボ対照製品のいずれかのそれぞれの食事(1ポット)は125gを含有した。

    評価および試験終点 腹部膨満 腹部膨満は、他(13、14〜15)で詳細に記載した腹部のインダクタンスプレチスモグラフィー(AIP)の技術を使用して測定したが、それは簡単に言うと、ワイヤーのループがインダクター(そのインダクタンスがループによって囲まれた領域に依存する)を形成するという原理で作用する。 AIPの目的で、ワイヤーをジグザグ式に伸縮性布地のバンド(約8.5cm幅)に縫い込んで膨張を可能にし(Respitrace誘導センサー、Ambulatory Monitoring Inc.、New York、USA)、腹部の周辺にベルトのように装着する。 ワイヤーと結びつけるのは、その出力周波数がバンドによって囲まれた領域と共に変わる共振回路中にインダクターを組み込んだ小さな電子回路ユニット、および1分当たり30秒間の発振回路の平均振動数を記録および保存する小さな電池式マイクロプロセッサー「データロガー」である。 データロガーは、対象の胸部および大腿部にテープで貼った密閉型水銀ティルトスイッチ(ASSEMtech Europe Ltd.、Essex、UK)によって、姿勢(立位、座位および側臥位)を同時に記録する。 機器によって記録した腹部の断面積は、次いで以前に記載したように円周測定値に変換する。

    以前の試験は、立位で得た腹囲の測定値と座位で得た腹囲の測定値の間に統計上有意な差が存在しないことを示したので、座位の腹囲または立位の腹囲であろうと、第1日中の1時間の間で平均する。

    それぞれの対象に関する記録時間の標準化に関して、2つの評価の間で記録の長さが異なった場合、短い方の時間を2つの記録の参照として使用した。

    記録の長さはそれぞれの対象に特異的であり、したがって全ての対象に同じではなかった。 それは11〜14時間で変化した。

    ベルト装着後1時間から夕方ベッドに戻るまでの、(それぞれ医療介入前後の)2日間の記録のそれぞれに関する、AUC値、これらの1時間当たりのデータを計算した。 AUCの分析は同じ期間、すなわち1時間目(医療介入前または医療介入後期間に測定の開始として基準にしたベースライン)から13時間目まで12時間の間実施して、それぞれの患者に関する測定期間を標準化し、全ての患者に関する全ての時間の完全なデータを得る。 この期間は、医療介入前後の測定用に全ての患者に利用可能な全てのAIPデータを有する最短期間に対応する。 このパラメーターの主な表示は増分AUCであった。

    さらに、第1日の最初を基準にした第1日の最初から最後までの平均腹囲(すなわち、試験の第2の時間から第1日の最後までの平均腹囲マイナス試験の第1の時間の平均腹囲)を決定した。

    最大膨満は、腹囲がその最大値であった1時間の記録の平均腹囲として定義した。 最大腹囲が1日の最後、食事の摂取または非特異的同定可能な事象と関係があったかどうかが留意される。

    包括的評価
    IBS症状緩和の包括的評価を、1つの包括的質問(「あなたは、ヨーグルトの試験の開始前の期間と比較して、この1週間であなたのIBS症状(腹痛または不快感、鼓腸または膨満、排便習慣の変化、全体的な健康状態)の十分な緩和があったと考えますか?」)によって行った。 この質問に対する回答がイエスである場合、次いで患者には、以下の質問:「あなたはあなたの緩和をどのように表しますか?」「若干」、「適度」、「十分」または「完全」に回答するよう求めた。 この評価は試験製品の摂取の開始後7日毎に行った。

    排便習慣の満足 排便習慣または全体的な健康状態の満足は、2つの別個の質問(「あなたは、ヨーグルトの試験の開始前の期間と比較して、この1週間であなたの排便習慣にどの程度満足していますか?」および「あなたは、ヨーグルトの試験の開始前の期間と比較して、この1週間であなたの全体的な健康状態にどの程度満足していますか?」)に回答することによって評価した。 それぞれの質問に対する回答は、「満足していない」、「若干満足」、「適度に満足」または「完全に満足」であり得る。 この評価は試験製品の摂取の開始後7日毎に行った。

    統計的方法 試験サンプルサイズの計算は、腹囲の試験で得た以前のデータに基づいた(18、14〜15)。 群当たり17人の患者(全体で34人の患者)で、2.0の一般的なSD(16)、および従来の5%の有意なレベルで簡潔な2サンプルのt検定を使用することを仮定した場合に、試験は2cm以上の差(第1日の最初を基準にした第1日の最初から最後までの平均腹囲)を検出するために80%の検出力を有している。 第2AIPおよび経時時間の評価前に排除した月経周期/閉経状態の無作為抽出患者を置き換えることによって、層別無作為化し、34人の評価可能患者の数を得た。

    2つの分析、1つはITT集団に関する分析、および1つはPP集団に関する分析を実施する。 主な分析はITTに関する分析である。 試験製品の摂取前に数回測定した基準に関するベースラインは試験製品の摂取前の最後の11日間中の平均であり、必要なときは7日間に標準化した。 年齢および体格指数(BMI)は、データ文献に従って共分散分析検定中の交絡因子として考慮に入れた。 24時間の間中1時間当たりで評価したパラメーターの変化(腹部膨満、すなわちAUC、平均、最大、腹痛/不快感、鼓腸、膨満、全体的なIBS症状、排便頻度、便の硬さ、いきみ、切迫感、残便感)を、共変量としてベースライン読み取り値を用いる共分散分析を使用して群間で比較した。

    腹部膨満の主な表示は、主たる条件として考えた標準化した12時間の間の増分AUCである。 (乳製品試験を通して記録した)毎日のパラメーターの評価のために、主な分析として4週間の反復測定分析を実施して(時間=週)(適切な場合7日間の記録を平均した)、試験群と対照群を比較した。 各週でのそれぞれパラメーターの影響の分析はANCOVAで実施し、多重検定、または共変量を考慮しなかった場合はt検定用に適切に調節した。 一般化推定方程式を使用した経時的な縦断的解析も実施した。

    IBS症状緩和はベースライン時間以外に週に1回評価する。 第1の緩和は二名式応答(「イエス」/「ノー」)を伴い、それが「イエス」である場合は多名式応答を伴う。 排便習慣および全体的な健康状態の満足も毎週評価した。 主な分析として反復測定分析を実施した(時間=週)。 各週でのそれぞれパラメーターの影響の分析はANCOVA、または必要に応じてロジスティック回帰モデルで実施し、多重検定、または共変量を考慮しなかった場合はt検定用に適切に調節した。

    IBS重度スコアの変化を、共変量としてベースライン読み取り値を用いる共分散分析を使用して群間で比較した。 2群間の腸通過(小腸および大腸)の変化の比較はANCOVAを使用して実施した。

    結果 表および図中の全ての結果はITT集団に関する結果である。 PP集団に関する結果は、利用可能であるとき、ITT結果の記載に従い本文中に示す。

    図1は、プロトコル中の患者の流れを記載する。

    腹部膨満 最大腹部膨満の変化は図2B中に示す。 製品群および対照群中で相対的な最大腹部膨満の有意な(p=0.029)高い割合の減少、それぞれ-77.1%および-28.6%がある。 この影響はPP集団中で同様であった(-77.1%および-15.8%、p=0.022)。

    IBS症状
    24時間のAUC測定 腹囲の記録の同じ期間中の腹部鼓腸および腹痛/不快感の変化の結果は、それぞれ図3A〜Cおよび4A〜C中に示す。

    腹部鼓腸の平均スコアは、製品摂取期の最後で対照群と比較して製品群中で低かった(-0.5;95%CI(-1.0、0.1);p=0.084)(図4C)。 この影響はPP集団中で有意であった(-0.5;95%CI(-1.0、0.0);p=0.042)。

    この低い腹痛/不快感のスコアは、PP集団中で対照群において観察したスコアと有意に異なる(-0.6;95%CI(-1.2、-0.1);p=0.024)。

    4週間の評価 製品摂取の4週間にわたる腹部鼓腸、腹痛/不快感、膨満および全体的なIBS症状の変化の結果はそれぞれ図5、6、7および8中に示す。

    毎週の分析によって、第4週での製品群における鼓腸スコアの減少の改善が有意に向上したことを示す(p=0.041、未調整検定)(図5)。

    腹痛/不快感のスコアは、製品摂取の4週間にわたって、試験群において有意に(p=0.044)改善された(群間の平均的な全体の差=-0.5;95%(-1.0、0.0))(図6)。 有意な改善(p=0.039、未調整検定)は、製品摂取期の最後、すなわち第4週、毎週の分析を実施したときに試験群においても観察する。

    毎週の分析によって、第1週での製品群における膨満スコアの減少の改善が有意に向上したことを示す(p=0.030、未調整検定)(図7)。

    全体的なIBS症状のスコアは、製品摂取の4週間にわたって、試験群において有意に(p=0.032)改善された(群間の平均的な全体の差=-0.5;95%(-1.0、-0.05))(図8)。 有意な改善(p=0.031、未調整検定)は、製品摂取期の最後、すなわち第4週、毎週の分析を実施したときに試験群においても観察した。

    症状緩和の満足度
    IBS症状緩和の毎週の変化は、第1週(試験群中82.4%(14/17患者)および対照群中41.2%(7/17患者)、p=0.001)および第2週(試験群中87.5%(14/16患者)および対照群中47.1%(8/17患者)、p=0.026)で、その排便習慣に満足した(図9)患者の有意に高い割合を示した。

    全4週間の間に関する分析の結果はまだ入手していない。 製品摂取の4週間にわたるその排便習慣に満足した患者の平均率は、それぞれ試験群および対照群に関して85%(14/17患者)および53%(9/17患者)であった。

    全体的な健康状態 製品摂取の4週間にわたるその全体的な健康状態に満足した患者の平均率は、それぞれ試験群および対照群に関して82%(12/15患者)および65%(10/16患者)であった(図10)。

    結論 この試験を計画して、IBSにおける特定の煩わしい症状である腹部膨満に対する、菌株B.animalisDN-173010およびヨーグルトシンバイオシスを含有する発酵乳製品(すなわちアクティビア(登録商標))の影響を調べた。 IBS症状の包括的評価も行って、IBS女性の十分特徴付けられた集団における製品の包括的影響を決定した。

    この試験は、菌株B.animalisDN-173010およびヨーグルトシンバイオシスを含有する発酵乳製品(すなわちアクティビア(登録商標))の摂取は、IBS-Cを有する女性における腹部膨満およびIBSの全体の包括的症状(腹部鼓腸、腹痛/不快感、膨満および全体的なIBS症状)を改善することを示した。

    主要評価項目、腹部膨満は、製品群および対照群において、有意に高い割合の相対的最大腹部膨満の減少を示した。 実際、最大腹部膨満の減少(-77%)(相対的表現)の顕著な効果を観察した。 研究が腹部膨満に対するプロバイオティクスのプラスの影響を報告するのは初めてである。 興味深いことに、腹部膨満に対するこの影響は、同じ12時間の間の評価中の腹部鼓腸と腹痛/不快感の両方の感覚の改善と関係する。

    感度の分析として考えることができたPP集団に関する分析は、腹部鼓腸および腹痛/不快感の有意な改善を示した。 製品摂取の4週間の間の分析は、この期間中の全体的なIBS症状の有意な改善によって示されたように、IBSの全体的症状に対する有益な影響も実証した。 この影響は、腹痛/不快感の有意な低減および腹部鼓腸および膨満の改善の傾向によって支持される。

    臨床的関連の評価のために、サンプルサイズが小さいことに留意しなければならないが、IBS症状緩和、排便習慣および全体的な健康状態の満足の包括的評価は、製品を摂取している患者に関する重要な臨床的変化を支持する。

    (参考文献)

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