Gear rolling method using circular die |
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申请号 | JP2011276173 | 申请日 | 2011-12-16 | 公开(公告)号 | JP2013126667A | 公开(公告)日 | 2013-06-27 |
申请人 | Aisin Seiki Co Ltd; アイシン精機株式会社; | 发明人 | NAGATA HIDEMICHI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a gear rolling method using circular dies, capable of producing teeth of an appropriate shape while causing no movement during processing.SOLUTION: A work piece 3 having a cylindrical outer surface is supported on a support part 5 in such a manner as to be freely rotatable around the rotational axis X of the cylindrical outer surface, and a pair of circular dies 1 rotating around an axis parallel to the rotational axis X are arranged in opposition to one another across the work piece 3. The pair of circular dies 1 are pressed against the work piece 3 while synchronously controlling the rotational speed and pressing amount thereof by a drive mechanism. The outer diameter of the work piece 3 is set such that when the rotational state wherein the circular dies 1 and the work piece 3 rotate together changes, from a friction wheel state that is based on the mutual pressing forces, to a toothed wheel state that is based on the engagement of the work piece 3 and the circular dies 1, with a tooth groove being formed in the work piece 3 by the pressing of the circular dies 1, the length when the outer circumferential length of the bottom of the tooth groove is divided by the number of teeth to be formed is identical to the addendum circle pitch of the circular dies 1. | ||||||
权利要求 | 円筒状外面を有するワークを前記円筒状外面の回転軸芯の周りに自由転動自在となるよう支持部に支持し、 前記回転軸芯と平行な軸芯周りに回転する一対の丸ダイスを前記ワークを挟んで対向配置し、 前記一対の丸ダイスを、駆動機構によって互いの回転速度および押込量を同期制御しつつ前記ワークに押込み操作し、 前記丸ダイスと前記ワークとが連動回転する回転態様が、 互いの押付力に基づく摩擦車態様から、前記丸ダイスの押し込みによって前記ワークに歯溝が形成され、前記ワークと前記丸ダイスとの係合に基づく歯車態様に変化する際の、 前記歯溝の歯底外周長さを形成予定の歯数で割った長さが、前記丸ダイスの歯先円ピッチと等しくなるように前記ワークの外径を設定する丸ダイスを用いた歯車の転造方法。 前記歯車態様に変化する際の前記ワークに対する前記丸ダイスの押込量を0.1mm〜0.3mmに設定してある請求項1に記載の丸ダイスを用いた歯車の転造方法。 前記回転態様が前記摩擦車態様から前記歯車態様に変化するまでの間、前記ワークに対する前記一対の丸ダイスの押し込みを断続的に行う請求項1または2に記載の丸ダイスを用いた歯車の転造方法。 |
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说明书全文 | 本発明は、円筒状外面を有するワークをこの円筒状外面の軸芯周りに自由転動自在に保持する保持部と、ワークを挟んで対向配置され、夫々が軸芯と平行な軸芯周りに回転する一対の丸ダイスと、一対の丸ダイスを、回転速度および押込量を同期制御しつつワークに押込み操作する駆動機構とを備えた、丸ダイスを用いた歯車の転造方法に関する。 本発明に係る転造歯車は、自動車用部品等を初め多くの工業製品に用いられている。 例えば、自動車においてはハイブリッド化あるいは電動化が急速に進められており、中でも各種電動アクチュエータには今後、消費電力が少なく体格の小さいものが求められる。 さらに、これらアクチュエータの構成部品は、動力伝達効率や製造効率が良いことも求められる。 アクチュエータには多くの歯車が用いられる。 これら歯車は、アクチュエータの機能・製造コスト等に大きく影響する。 一般に歯車を効率よく製造する方法として、例えば、円筒形のむくワークに対して丸ダイスを押し付ける転造方法が知られている。 この方法は、求める歯車の形状を備えた一対の丸ダイスをワークを挟んで対向配置させ、双方の丸ダイスの回転速度およびワークに対する押込み速度を同期制御しつつワークの表面に丸ダイスを押し付け、歯車を形成するものである。 ダイスを用いた転造方法には直線状のラックダイスを用いるものと、円筒状の丸ダイスを用いるものとがある。 このうち、ラックダイスを用いた転造では、一定長さのラックダイスの端部付近の歯先をワークに押し当て、ダイスをワークに押し付けながらダイスを送り操作してワークを転動させる。 ラックダイスの歯丈はワークに当たり始める転造初期に用いる領域と転造が終了する時期に用いる領域とでは異なっていることが多い。 そのため、ラックダイスを用いた転造では、形成する歯車の形状はラックダイスの長さに影響される。 一方、丸ダイスの場合は丸ダイスを回転させつつワークに押しつける。 よって、丸ダイスの何れの部分も歯の形状が同じであり、丸ダイスの構成は簡単なものとなる。 また丸ダイスの回転方向を転造中に切り替えることも可能であり、大型ウォームやはすば歯車の転造成形に応用されている。 従来、このような丸ダイスを用いた歯車の転造方法としては、たとえば下記公知文献に記載されたものがある。 この技術は、転造装置の簡素化を図りつつ「歩み」を低減させることのできるはすば歯車・ウォーム及びねじ(歯すじにリードを持った機械要素)の転造装置を提供するものである。 ここで、歩みとは、丸ダイスをワークに押し込む際に、ワークが丸ダイスの回転軸芯に沿って移動する現象をいう。 この現象は、ダイスの歯とワークの表面に先に形成されている歯溝との相対位置が適切でないときに生じる。 つまり、ダイスの歯先がワークの歯溝に対して偏って押し付けられる結果、両者がネジのすすみ/もどり運動のように作用することで歩みが発生する。 歩みが発生すると、ワークの表面のうち本来歯車を形成しない領域まで転造加工されるため、歯車の品質保持が困難となる。 上記公知技術では、歩みの発生を軽減すべく、ワークを挟んで対向配置したロールダイスの外周部のそれぞれに、食い込み歯、成形歯および仕上げ歯等を周方向に沿って設け、各ロールダイスが1回転する範囲内でワークにウォームを成形するものである。 各ロールダイスの外周部の軸方向一端側には、ウォームの成形時におけるワークの軸方向への移動に伴い、成形歯ないし逃げ歯をウォームに追従させる面取り部を設けてある。 これにより、各ダイスをコントローラにより駆動制御させることなく歩み現象による不具合を抑制できるという。 しかし、上記従来の技術では、丸ダイスの形状として、その周方向に食い込み歯、成形歯および仕上げ歯等を形成する必要がある。 そのため、丸ダイスが特殊なものとなって製作に手間が掛かるうえ、製作コストも増大する。 また、当該丸ダイスは、ラックダイスと同様にワークに対して1回転のみ駆動可能であるから作製する歯車の形状が制限される。 このように、上記従来の転造方法にあっては合理的に歯車を転造加工するには未だ改善すべき点が多くある。 本発明は、上記従来技術の課題を解決し、適切な形状の歯を得ることができ、加工中に歩みの生じない丸ダイスを用いた歯車の転造方法を得ることを目的とする。 〔第1の特徴手段〕 〔作用効果〕 本発明では、ワークに確実に歯溝が形成された状態で、その歯底の外周長さを形成予定の歯数で割った長さが丸ダイスの歯先円ピッチとなるようにワークの初期外径を設定する。 即ち、ワークの外径は、ワークの回転態様が摩擦車態様から歯車態様に移行するときにワークに形成されている歯溝の深さを考慮して決定する。 この場合、歯溝が形成された時点でワーク上に歯の割り切りが終了することになる。 本方法であれば、丸ダイスとワークとが適切な相対位相で回転し、転造過程で歩みが生じず、正確な歯車を得ることができる。 〔第2の特徴手段〕 〔作用効果〕 〔第3の特徴手段〕 〔作用効果〕 (転造装置の概要) (ワーク形状およびダイス形状) 図3(b)は、ワーク3に対するダイス1の押し込みが終了した状態での、両者のピッチ円どうしが接している状態を示す。 図3(b)に示すごとく、ダイス1のピッチ円直径はd1であり、完成した歯車の歯底径はdf2であり、両者が噛み合った状態でのダイス1と歯車との軸間距離はa1である。 押し込み前のワーク3とダイス1と中心間距離a0 は a0 =(dv+da1)/ 2である。 一方、ワーク3に対するダイス1の押し込みが終了した状態での中心間距離a1は、ダイスの基準円をd1とすると a1=(d1+d2)/2 となり、かつ a1=(da1+df2)/2 となる。 なお図3(b)のうちdf2は、はすば歯車の歯底円直径である。 転造工程において、ワーク3とダイス1とは以下のように運動する。 ダイス1の押し込みの初期において、ワーク3の表面に歯溝が成形されるまでワークは摩擦車として運動する。 即ち、上記式(2)で表すことのできるワークの回転態様を摩擦車態様と称することにする。 この状態では歩みは生じない。 特に、正確な割り切りについては、ワーク3に形成された歯溝の歯底円外周をワーク歯数Z2で除した長さとダイス1の歯先円ピッチとが等しくなることが必要である。 以下には、ワーク3の外径をより正確に決定する手法につき説明する。 [表1] [表2] 〔割り切り〕 ワーク3としては、外径5.71mmのものを中心に、比較のために、4.3mmから6.5mmに至る合計8種類のものを使用し、図1および図2に示した転造装置を用いて実際に転造加工を行なった。 その結果を表3に示す。 成形精度は、歯すじ誤差で評価した。 歯形誤差や歯すじ勾配誤差、歯厚等はダイス1の歯面修正で修整可能と考えられるが、歯すじ誤差については、歯面修整等によっても簡単には修正できない。 次にこれらのワーク3に対して転造加工中に生じた歩みの評価を行った。 歩みは、転造中におけるワーク3の回転速度の変化を測定することで評価することができる。 つまり、ダイス1の押し込みが理想的に行われた場合、ダイスの回転速度が一定に制御されている限り、歯車態様に移行した後はワークの回転速度も一定となる。 これに対して、押し込み当初の摩擦態様の段階においては、ワークの表面に全く歯溝が形成されていない状態から、ある程度の深さの歯溝が形成されるまでのあいだワークの直径は順次小さくなる。 よって、押し込みに伴なってワークの回転速度は速くなる。 そこで、上記転造加工で誤差が最も少なかった外径5.71mmのワーク3を中心に、4.8mmおよび6.25mmのワークを用いて回転速度の変化を測定した。 ワークの回転速度は、図2に示す回転センサ9を用いて測定した。 この回転センサ9は、ワーク3の側に備えた円筒に一回転当たり所定のパルスを発生するスリットを備えておき、その回転を光電式回転センサで読みとるものである。 図5に示すように、各ワークとも押し込み量0mm近傍、および押し込み量0.9mm以上の部分では、それぞれ式(2)および式(3)で計算した回転速度とよく一致していることが分かる。 図6は、図5と同時に計測した、歩みにともなう支持部の軸芯方向の位置変位データである。 さらに、歩みが最小になるワーク径を求めるため、5.71mmに近い、外径5.81mm、5.91mm、6.0mmのワーク3について改めて歩みを評価した。 以上のごとく、本発明の歯車の転造方法においては、ダイス1の緒元に応じて転造する歯車の緒元を決定し、特に、ワーク3の直径を所定量だけ大きく設定する。 用いるワークの材料が例えば鋼材等の金属であり、形成する歯車および加工に用いるダイスの緒元が一般的なものである場合、ワークの適切な外径付加長さは上記のごとくおよそ0.2mmであると判断できる。 〔別実施形態〕 その結果、ダイスの歯先をワークの表面に対して法線方向に近い角度で当接させることができる。 よって、ダイスの歯がワークに対して例えば回転軸芯方向に沿って加圧する外力成分が低減できるなど、歩みの発生を効果的に抑制することができる。 本発明の丸ダイスを用いた歯車の転造装置および転造方法は、一般のボルトやネジの他、ボールネジ、ウォーム、変動ピッチネジなど多くの種類の工業製品の製造に適用可能である。 1 ダイス3 ワーク5 支持部6 装置台7 装置ベッド8 案内部材X 回転軸芯 |