ワークピース表面の加工システムと加工方法

申请号 JP2014256880 申请日 2014-12-19 公开(公告)号 JP2016007697A 公开(公告)日 2016-01-18
申请人 台州聯幇機器人科技有限公司; 发明人 陳啓岳;
摘要 【課題】研ぎ時間を短縮し、研ぎ効率を高くするワークピース表面の加工システムと加工方法を提供する。 【解決手段】加工システムは、ワークピースに対して機械加工する加工中心1の側部に設けられており、加工システムは加工中心の両側に対称に設けられている2つのフライスカッター彫刻機2、フライスカッター彫刻機の間に設けられてワークピースの配置に用いられる材料置きスタンド3を含み、加工中心、材料置きスタンドと2つのフライスカッター彫刻機の間にはロボットアームI4が設けられ、ロボットアームIはこれらの間でワークピースを移動させることができる。材料置きスタンドの側部には一群の研ぎユニットAが設けられ、研ぎユニット内は材料置きスタンドと研ぎユニットの間でワークピースを移動させるロボットアームII6を含む。 【選択図】図1
权利要求

ワークピースに対して機械加工する加工中心(1)の側部に設けられているワークピース表面の加工システムであって、 該加工システムは、前記加工中心(1)の両側に対称に設けられているフライスカッター彫刻機(2)と、2つのフライスカッター彫刻機(2)の間に設けられてワークピースの配置に用いられる材料置きスタンド(3)と、を含み、 前記加工中心(1)、材料置きスタンド(3)及び2つのフライスカッター彫刻機(2)の間にはロボットアームI(4)が設けられており、 前記ロボットアームI(4)は、加工中心(1)、材料置きスタンド(3)及び2つのフライスカッター彫刻機(2)の間でワークピースを移動させることができ、 前記材料置きスタンド(3)の側部には一群の研ぎユニット(A)が設けられ、前記研ぎユニット(A)内には、材料置きスタンド(3)と研ぎユニット(A)の間でワークピースを移動させるロボットアームII(6)を有する、ことを特徴とするワークピース表面の加工システム。2つの前記フライスカッター彫刻機(2)の間には密封検出装置(5)が更に設けられ、2つのフライスカッター彫刻機(2)は密封検出装置(5)の両側に対称に設けられており、前記密封検出装置(5)はロボットアームI(4)と材料置きスタンド(3)の間に位置し、前記ロボットアームI(4)はワークピースを挟持して密封検出装置(5)上で密封性検出を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のワークピース表面の加工システム。2つの前記フライスカッター彫刻機(2)はロボットアームI(4)の左右両側に対称に設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載のワークピース表面の加工システム。2つの前記のフライスカッター彫刻機(2)の間にはワークピースブランクの配置に用いられるブランクワークピーススタンド(7)が更に設けられており、前記ブランクワークピーススタンド(7)と材料置きスタンド(3)は並列に設けられ、前記ロボットアームI(4)はブランクワークピーススタンド(7)と加工中心(1)の間でワークピースブランクを移動させることができる、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のワークピース表面の加工システム。前記ブランクワークピーススタンド(7)及び材料置きスタンド(3)の表面それぞれにはワークピースの位置決めに用いられる2つ以上の位置決めピン(8)が均一に配列されている、ことを特徴とする請求項4に記載のワークピース表面の加工システム。前記ロボットアームI(4)には連結台(9)が固定され、前記連結台(9)の前端には連結軸座(10)が連結され、前記連結軸座(10)の端部には3つ爪エア係止盤(11)が連結されており、前記3つ爪エア係止盤(11)の3つのチャックにはそれぞれ緊締具を通じて係合爪(12)が固定される、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のワークピース表面の加工システム。前記連結軸座(10)はT字形であり、前記連結台(9)内にはモータ(15)が設けられており、前記モータ(15)の出軸(151)は、連結軸座(10)に連結され、かつモータ(15)の出力軸(151)の回転により連結軸座(10)が連結台(9)に対して回転することができ、 前記連結軸座(10)の左右両端それぞれには前記3つ爪エア係止盤(11)が連結され、連結軸座(10)の左端に位置する前記3つ爪エア係止盤(11)の3つのチャックにはそれぞれ緊締具を通じて前記係合爪(12)が固定されており、 連結軸座(10)の右端に位置する前記3つ爪エア係止盤(11)の3つのチャックにはそれぞれ緊締具を通じて位置決め柱(13)が固定されている、ことを特徴とする請求項6に記載のワークピース表面の加工システム。ワークピース表面の加工方法において、 A、ロボットアームI(4)により機械加工された、加工中心(1)に位置するワークピースを挟持し、ワークピースは挟持された後、ロボットアームI(4)によりフライスカッター彫刻機(2)に送られてクリップ装着される、ワークピースのつかみ取り工程と、 B、フライスカッター彫刻機(2)は2つ以上の作業箇所を有し、ロボットアームI(4)は数がフライスカッター彫刻機(2)における作業箇所の数と同じであるワークピースを順番に挟持してフライスカッター彫刻機(2)に送ってクリップ装着した後に、フライスカッター彫刻機(2)の各作業箇所に対応するフライスカッターはフライスカッター彫刻機(2)内にクリップ装着されたワークピース表面に対して同時に皮剥ぎ作業を行う、表面の皮剥ぎ工程と、 C、ロボットアームI(4)によりフライスカッター彫刻機(2)で皮剥ぎ済みのワークピースを順番に挟持して材料置きスタンド(3)に送って配置し、かつ研ぎユニット(A)内のロボットアームII(6)により材料置きスタンド(3)における皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して該研ぎユニット(A)に送って研ぎを行う、研ぎ工程と、含むことを特徴とするワークピース表面の加工方法。前記工程Aにおいて、ロボットアームI(4)は、先ず、ブランクワークピーススタンド(7)においてワークピースブランクを挟持し、かつ加工中心(1)に送って機械加工する、ことを特徴とする請求項8に記載のワークピース表面の加工方法。前記工程Aにおいて、ロボットアームI(4)は機械加工された、加工中心(1)に位置するワークピースを挟持し、かつワークピースを密封検出装置(5)に送って密封検出を行い、検出された後に、ロボットアームI(4)は検出で合格されたワークピースを挟持してフライスカッター彫刻機(2)に送る、ことを特徴とする請求項8に記載のワークピース表面の加工方法。前記工程Aにおいて、ロボットアームI(4)は機械加工されたワークピースを密封検出装置(5)の漏洩測定台に送る前に、先ず、ロボットアームI(4)により挟持されたワークピースに対して空気を吹出して、機械加工されたワークピース上の銅粉を吹き落とす、ことを特徴とする請求項10に記載のワークピース表面の加工方法。

说明书全文

本発明は機械の技術領域に属し、かつワークピースの加工システムに係り、特にワークピース表面の加工システムと加工方法に関する。

制造業では、製品の品質と美観を保証するために、ワークピース表面における研ぎと研磨はワークピースの成形過程で重要な工程である。従来の製造手段では、ほとんどの場合研ぎ機を用いてワークピース表面に対して研ぎを行っている。しかし、従来のワークピース加工方式はほとんどの場合完全なシステムを形成することができず、大部分は作業員がブランクワークピースを加工デバイスに設置して機械加工により必要な形状を形成し、その後、作業員はワークピースを加工デバイスから取外して手動で研ぎデバイスにクリップ装着して研ぎを行っている。このような作業はワークピースの研ぎを完成することができるが、作業員の多くの精神と時間を消耗するため、自動化程度が低く、企業での生産効率が低くなり、かつ作業員が手動でクリップ装着することで、各ワークピースのクリップ装着度と位置の一致が保証できないため、研ぎを行った後の各ワークピースの研ぎ精度が一致しなくなる。

上記の問題を解決するため、本発明の出願人は中国で出願番号が201310653014.9で、公開番号がCN103659535Aであるワークピース表面の加工システムを出願している。該システムは、一群の研ぎユニットと研ぎ完了後のワークピースに対して研磨を行う少なくとも1つの研磨装置とを含み、研ぎユニットはロボットアームと複数の研ぎ機を有し、ロボットアームは加工中心で機械加工されたワークピースを持続的に挟持し、かつ設定順番によってロボットアーム所在の研ぎユニットの対応する研ぎ機に搬送して研ぎを行うことができ、研磨装置は研ぎユニットの側部に位置する。該ワークピースの表面加工システムはロボットアームを利用して加工中心で機械加工されたワークピースを挟持して該ロボットアームが所在する研ぎユニットに搬送して研ぎを行っている。研ぎユニット内は複数の研ぎ精度の異なる研ぎ機を有するため、研ぎユニット内の全ての研ぎ機により順番で研ぎが完了された後のワークピースの表面は非常に高い研ぎ精度を有し、かつ各ワークピースはプログラムで制御されるロボットアームにより挟持されるため、ロボットアームの毎回ワークピースを挟持する動作が同じであり、各ワークピースの研ぎ精度の一致を保証することができる。更に、加工中心でワークピースを加工する速度は研ぎユニットの研ぎを行う速度より非常に速いため、複数の研ぎユニットを設けることで、作業効率を高めることができる。

前記ワークピース表面の加工システムは多くの特徴を有するが、依然として不足点が存在する。ワークピース表面の研ぎが行われる前の表面はほとんどの場合粗く、特に研ぎ対象が金属製品である場合、ワークピース表面には錆が存在する可能性もある。ワークピース表面は研ぎユニット内の全ての研ぎ機により研ぎが完了された後、高い研ぎ精度を有するが、研ぎに必要な時間が長くなることで、全体の加工システムの加工時間が長くなり、効率が高くない。

本発明の目的は、従来の技術に存在する上記の問題点を解決するため、研ぎ時間を短縮し、研ぎ効率を高くするワークピース表面の加工システムと加工方法を提供する。

本発明の目的は下記の技術手段により実現される。 ワークピース表面の加工システムは、ワークピースに対して機械加工する加工中心の側部に設けられている。該加工システムは、前記加工中心の両側に対称に設けられているフライスカッター彫刻機、2つのフライスカッター彫刻機の間に設けられてワークピースの設置に用いる材料置きスタンドを含み、前記加工中心、材料置きスタンドと2つのフライスカッター彫刻機の間にはロボットアームIが設けられている。前記ロボットアームIは加工中心、材料置きスタンドと2つのフライスカッター彫刻機の間でワークピースを移動させることができ、前記材料置きスタンドの側部には一群の研ぎユニットが設けられ、前記研ぎユニット内は材料置きスタンドと研ぎユニットの間でワークピースを移動させるロボットアームIIを有する。

表面加工を行う前に、ブランクワークピースは加工中心内で機械加工が行われ、機械加工が終わった後、ロボットアームIにより機械加工済みのワークピースを挟持し、かつフライスカッター彫刻機に搬送して表面の皮剥ぎを行っている。ワークピース表面はフライスカッター彫刻機により皮剥ぎが終わった後、ロボットアームIは皮剥ぎ済みのワークピースを挟持し、かつ材料置きスタンドに搬送して設置し、その後、研ぎユニット内に位置するロボットアームIIは材料置きスタンド上のワークピースを挟持して研ぎユニット内に搬送して表面研ぎを行っている。

ワークピースは機械加工が終わった後、先ず、フライスカッター彫刻機内で表面における皮剥ぎが行われ、皮剥ぎ済みのワークピース表面は研ぎユニット内で更に順調に研ぎが行われるため、大幅に研ぎ時間を短縮し、研ぎ効率を高めることができる。更に、加工中心でワークピースが機械加工される速度はフライスカッター彫刻機の皮剥ぎ速度より速いため、2台のフライスカッター彫刻機を設けて加工効率を高めることで、機械加工されたワークピースが即時に皮剥ぎが行われるように保証することができる。ロボットアームIとロボットアームIIの動作はプログラムにより制御されるため、2台のフライスカッター彫刻機を対称に設けることで、プログラムの設定を簡素化し、2台のフライスカッター彫刻機の間でのロボットアームIの動作が一致するように保証することができ、同じく大幅に作業効率を高めることができる。

前記ワークピース表面の加工システムで、2つの前記フライスカッター彫刻機の間には密封検出装置が更に設けられ、かつ2つのフライスカッター彫刻機は密封検出装置の両側に対称に設けられており、前記密封検出装置はロボットアームIと材料置きスタンドの間に位置し、前記ロボットアームIはワークピースを挟持して密封検出装置上で密封性検出を行うことができる。

圧力測定台を利用してワークピースに対して密封性検出を行うことができ、加工中心でワークピースが機械加工された後、ロボットアームIは機械加工済みのワークピースを挟持して密封検出装置上で密封性検出を行い、密封性検出を通じてワークピース表面を加工する前に不合格のワークピースを選別することができる。

前記ワークピース表面の加工システムで、2台の前記フライスカッター彫刻機はロボットアームIの左右両側に対称に設けられる。 2台のフライスカッター彫刻機はロボットアームIの左右両側に対称に設けられ、即ち、ロボットアームIから2台のフライスカッター彫刻機の間での距離が同じである。ロボットアームIが材料置きスタンドと2つのフライスカッター彫刻機の間でワークピースを移動させる距離の一致を保証するため、ロボットアームIの材料置きスタンドと2台のフライスカッター彫刻機の間の動作が一致する。

前記ワークピース表面の加工システムで、2台の前記フライスカッター彫刻機の間にはワークピースブランクの配置に用いられるブランクワークピーススタンドが設けられている。前記ブランクワークピーススタンドと材料置きスタンドは並列して設けられており、前記ロボットアームIはブランクワークピーススタンドと加工中心の間でブランクワークピースを移動させることができる。

機械加工前に、ロボットアームIは、先ず、ブランクワークピーススタンドでブランクワークピースを挟持し、その後、ブランクワークピースを加工中心に移動して機械加工を行っている。ロボットアーム1により加工中心での自動供給を実現し、これにより、ワークピースの機械加工とワークピース表面が共に自動化制御されて、更にワークピースの加工効率を高くすることができる。

前記ワークピース表面の加工システムで、前記ブランクワークピーススタンドと材料置きスタンドの表面には複数のワークピースの位置決めに用いる位置決めピンが均一に配列される。ブランクワークピースは位置決めピンを通じてブランクワークピーススタンド上に固定され、ロボットアームIは皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して材料置きスタンドに移動して設置する時、材料置きスタンド上の位置決めピンとワークピース内の孔が互いにマッチングし、それによってワークピースが正確に、堅固に材料置きスタンド上に位置決めされる。

前記ワークピース表面の加工システムで、各ワークピースの対応する前記位置決めピンの数は1〜3個である。前記ワークピース表面の加工システムの加工されるワークピースが蛇口である時、1〜3個の位置決めピンはちょうど蛇口内の弁芯上の2つ入孔と出水孔に対応する。

前記ワークピース表面の加工システムで、前記ロボットアームI上には連結台が固定され、前記連結台の前端には連結軸座が接続される。前記連結軸座の端部には3つ爪エア係止盤が連結され、前記3つ爪エア係止盤の3つのチャックには緊締具により係合爪が固定される。

ロボットアームIがワークピースを挟持する時、ロボットアームI上の3つ爪エア係止盤に空気を供給することで、3つ爪エア係止盤の3つのチャックが同時に内部へ向かって収縮され、更に3つのチャックに固接される3つの係合爪が共に内部へ向かって収縮されてワークピースの外表面に圧着されることにより、ワークピースを堅固に挟持することができる。

前記ワークピース表面の加工システムで、前記連結軸座はT字形になり、前記連結台内にはモータが設けられている。前記モータの出力軸と連結軸座は互いに連結され、かつモータの出力軸の回転によって連結軸座が連結台に対して回転する。前記連結軸座の左右の両端にはそれぞれ前記3つ爪エア係止盤が連結され、連結軸座の左端に位置する前記3つ爪エア係止盤の3つのチャック上には緊締具を通じて前記係合爪が固定され、連結軸座の右端に位置する前記3つ爪エア係止盤の3つのチャック上にはそれぞれ緊締具を通じて位置決め柱が固定される。

ワークピースが蛇口である時、ロボットアームIは連結軸座の左端に位置する3つ爪エア係止盤上の係合爪を通じてブランクワークピースを挟持して加工中心に移動させる。その後、ロボットアームIは連結軸座の右端に位置する3つ爪エア係止盤上の3つの位置決め柱を加工中心で機械加工された蛇口内の弁芯上の2つ入水孔と出水孔を挿入させることで、機械加工された蛇口を挟持し、その後、連結台内に位置するモータが回転して、連結軸座を180度回転させる。ロボットアームIは連結軸座の左端に位置する3つ爪エア係止盤上のブランクワークピースを加工中心内に装着して機械加工する。2つの3つ爪エア係止盤の配置手段は、ロボットアームIの作業効率を高めると同時に、ロボットアームIの材料置きスタンドと加工中心の間の移動回数を減少して、ワークピースの搬送時間を短縮する。

ワークピース表面の加工方法において、 A、ロボットアームIにより加工中心に位置して機械加工されたワークピースを挟持し、ワークピースは挟持された後、ロボットアームIによりフライスカッター彫刻機に搬送してクリップ装着される、ワークピースのつかみ取り工程と、 B、フライスカッター彫刻機は複数の作業箇所を有し、ロボットアームIはフライスカッター彫刻機上の作業箇所の数が同じであるワークピースを順次に挟持し、かつフライスカッター彫刻機に搬送してクリップ装着した後、フライスカッター彫刻機上の各作業箇所に対応するフライスカッターが同時にフライスカッター彫刻機内にクリップ装着されたワークピース表面に対して皮剥ぎを行う、表面の皮剥ぎ工程と、 C、ロボットアームIによりフライスカッター彫刻機上で皮剥ぎが完了された後のワークピースを順次に挟持して、材料置きスタンドに搬送して設置し、かつ研ぎユニット内のロボットアームIIにより、材料置きスタンド上で皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して該研ぎユニットに搬送して研ぎを行う、研ぎ工程と、を含む。

ワークピース表面を加工する前、ワークピースブランクは加工中心で機械加工される。ワークピースが機械加工された後、ロボットアームIは機械加工済みのワークピースを挟持してフライスカッター彫刻機に搬送してクリップ装着する。フライスカッター彫刻機上は複数の作業箇所を有し、フライスカッター彫刻機を最適に利用するため、フライスカッター彫刻機上の全ての作業箇所で機械加工されたワークピースをクリップ装着した後、フライスカッター彫刻機の作動を制御する。フライスカッター彫刻機上のクリップに対応するフライスカッターは機械加工されたワークピース表面に対して皮剥ぎを行う。ワークピース表面における皮剥ぎが終わった後、ロボットアームIはフライスカッター彫刻機上で皮剥ぎ済みのワークピースを順次に挟持して材料置きスタンドに搬送して設置する。研ぎユニット内に位置するロボットアームIIは、材料置きスタンド内で皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して研ぎユニット内に搬送して表面研ぎを行っている。

前記ワークピース表面の加工方法において、前記工程Aで、ロボットアームIは、先ず、ブランクワークピーススタンドからブランクワークピースを挟持し、かつ加工中心に搬送して機械加工を行っている。

前記ワークピース表面の加工方法において、前記工程Aで、ロボットアームIは加工中心に位置し、かつ機械加工されたワークピースを挟持した後、先ず、ワークピースを密封検出装置に搬送して密封検出を行い、検出が終了した後、ロボットアームIは検出により合格したワークピースを挟持してフライスカッター彫刻機に搬送する。

前記ワークピース表面の加工方法において、前記工程Bで、フライスカッター彫刻機の数は2台で、その1台の前記フライスカッター彫刻機上のフライスカッターがワークピース表面に対して皮剥ぎを行う時、ロボットアームIは加工中心で機械加工されたワークピースを挟持して他の前記フライスカッター彫刻機に搬送してクリップを装着する。

ロボットアームIの秩序動作と加工中心で機械加工されたワークピースは即時に表面における皮剥ぎを保証するため、1台のフライスカッター彫刻機がワークピースに対して皮剥ぎを行う時、ロボットアームIは機械加工されたワークピースを挟持して他のフライスカッター彫刻機上でクリップ装着を行っている。現在の1台のフライスカッター彫刻機がワークピース表面における皮剥ぎ作業を完成するために、ロボットアームIはワークピースを材料置きスタンドに搬送して設置する時、他のフライスカッター彫刻機が作業状態に入っている。

前記ワークピース表面の加工方法において、前記工程Bでのフライスカッター彫刻機上のクリップの数は8つで、各前記フライスカッター彫刻機の皮剥ぎ時間は全て3分間で、前記工程Cでの研ぎユニットの研ぎ時間は2分間である。

フライスカッター彫刻機の数は2台で、各フライスカッター彫刻機上のクリップは8つで、各フライスカッター彫刻機の皮剥ぎ時間は3分間であり、各ワークピースのフライスカッター彫刻機上での皮剥ぎ時間は約2分間であり、研ぎユニットの研ぎ時間が2分間であるため、ロボットアームIIは皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して研ぎを完成させ、その後、迅速に材料置きスタンド上で他の皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して研ぎユニットで研ぎを行い、これにより、作業の連続性を保証することができた。

前記ワークピース表面の加工方法において、前記工程Aで、ロボットアームI(4)は機械加工されたワークピースを検出装置の漏洩測定台に搬送する前、先ず、ロボットアームI(4)が挟持したワークピースに対し空気を吹出して、機械加工されたワークピース上の銅粉を吹き落とし、空気を吹出す過程でロボットアームI(4)の移動は停止されない。密封検出を行う前、先ず、ワークピースの外表面上の銅粉を事前に吹き落とすことで、密封検出の正確性を高くし、更に後続の皮剥ぎ工程に対する影響を減少するため、加工効率を高めることができる。ロボットアームIの経過するルート上には通常の空気吹出し機構が設置されるため、ロボットアームIの移動を停止する必要がなく、更に効率を高めることができた。

従来技術に比べて、本発明のワークピース表面の加工システムと加工方法は、下記のような特徴を有する。 1、本発明のワークピース表面の加工システムと加工方法において、ワークピースが機械加工された後、ロボットアームIによりワークピースをフライスカッター彫刻機に搬送して表面の皮剥ぎを行い、表面における皮剥ぎを通じて研ぎユニットの研ぎ効率を高め、かつ研ぎ時間を大幅に短縮させる。 2、本発明のワークピース表面の加工システムと加工方法において、密封検出装置を設けることで、ワークピースが機械加工された後、密封検出を行い、即時に不良のワークピースを見つかることができ、ワークピース表面が加工された後における再び検出にかかる必要な時間を短縮することができる。 3、本発明のワークピース表面の加工システムと加工方法において、ロボットアームI上にはワークピースの挟持に用いる2つの3つ爪エア係止盤が設置され、3つ爪エア係止盤は機械加工されたワークピースを挟持した後、他の3つ爪エア係止盤を利用してワークピースブランクを加工中心に搬送することにより、ロボットアームIの往復移動される操作時間を大幅に節約すると同時に、全体加工システムの作業時間を更に節約することができる。 4、本発明のワークピース表面の加工システムと加工方法において、加工中心には2台のフライスカッター彫刻機と一群の研ぎユニットが取付けられ、各フライスカッター彫刻機には8つのクリップが設けられることで、三者が適合して作動する効率を最大化に実現し、ワークピース加工の連続性を保証することができた。

図1は、ワークピース表面の加工システムの構造を示す図である。

図2は、ワークピース表面の加工システムにおけるブランクワークピーススタンドと材料置きスタンドにワークピースが配置された時の構造を示す図である。

図3は、ワークピース表面の加工システムにおけるロボットアームI上のエア係止盤の構造を示す図である。

図4は、図2の局部拡大図である。

図5は、図3の断面図である。

以下は本発明の具体的実施例と図面を用いて、本発明の技術方法に対して更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されない。

<実施例1> 図1に示されたように、ワークピース表面の加工システムは、ワークピースを機械加工する加工中心1の側部に設けられている。該加工システムは、加工中心1の両側に対称に設けられているフライスカッター彫刻機2、2つのフライスカッター彫刻機2の間に設けられてワークピースの設置に用いる材料置きスタンド3を含む。加工中心1、材料置きスタンド3と2つのフライスカッター彫刻機2により囲まれる領域内にはロボットアームI(4)が設けられ、2台のフライスカッター彫刻機2はロボットアームI(4)の左右両側に対称に設けられる。ロボットアームI(4)と材料置きスタンド3の間には密封検出装置5が設けられており、密封検出装置5は2つのフライスカッター彫刻機2の間に位置し、2つのフライスカッター彫刻機2は密封検出装置5の両側に対称に設けられている。

図3に示されたように、ロボットアームI(4)上には連結台9が固定され、連結台9にはモータ15が設けられている。図5に示されたように、連結台9の前端には連結軸座10が設けられ、モータ15の出力軸151は連結軸座10内の継手16に連結されている。モータ15の出力軸151の連動により、連結軸座10は連結台9に対して回転する。連結軸座10はT字形を形成し、かつ連結軸座10内にはシリンダーと該シリンダーを駆動して作動させるエア通気路が設けられており、連結軸座10の左右両端には3つ爪エア係止盤11が連結される。連結軸座10の左端に位置する3つ爪エア係止盤11の3つのチャック上には緊締具を通じてそれぞれ係合爪12が固定されており、連結軸座10の右端に位置する3つ爪エア係止盤11の3つのチャック上には緊締具を通じてそれぞれ位置決め柱13が固定されている。3つ爪エア係止盤11の各爪はヒンジ接続され、かつ内端がシリンダーに連結され、シリンダーの移動によって爪の開閉動作を連動する。

材料置きスタンド3の側部には一群の研ぎユニットAが設けられ、研ぎユニットAは、ロボットアームII(6)、異なる研ぎ精度を有する複数の研ぎ機14を含む。研ぎ機14はベルト型研ぎ機であり、研ぎ機14の具体的構造は、背景技術に記載された中国特許出願番号が201310653014.9である本発明の出願人が出願したワークピース表面の加工システムで用いる研ぎ機の構造と同様で、かつロボットアームII(6)の構造も、該ワークピース表面の加工システムで用いるロボットアームの構造と同様である。ロボットアームII(6)上にはワークピースを挟持するクリップが設けられ、クリップの具体的構造は、本発明の出願人が出願した中国特許出願番号が201320401894.6で、発明の名称がロボットアームのワークピースクリップの構造と同様である。

図1、図2と図4に示されたように、本発明のワークピース表面の加工システムを用いて表面加工を行う前、先ず、加工中心1でワークピース表面に対して機械加工する必要がある。2台のフライスカッター彫刻機2の間にはブランクワークピーススタンド7が設けられ、ブランクワークピーススタンド7と材料置きスタンド3は配列して設けられている。ブランクワークピーススタンド7は位置決めピン8を有し、各ブランクワークピースに対応する位置決めピン8の数は2つ(加工される対称が蛇口である時、2つの位置決めピン8はちょうど蛇口の弁芯上の2つの入水孔に対応する)であり、各ブランクワークピースは位置決めピン8を通じてブランクワークピーススタンド7上に均一に配列される。ブランクワークピースはその内孔を通じて位置決めピン8に係合してブランクワークピーススタンド7上に位置決めされる。ロボットアームI(4)は連結軸座10の左端に位置する係合爪12を介してブランクワークピースの側部に圧着し、ロボットアームI(4)はブランクワークピースを挟持した後、ブランクワークピースをブランクワークピーススタンド7から加工中心1に移動して機械加工する。ブランクワークピースが加工中心1内に機械加工される時、ロボットアームI(4)は再びブランクワークピーススタンド7に移動され、かつ再び連結軸座10の左端の係合爪12を通じてブランクワークピースを挟持して加工中心1に移動させる。1つのブランクワークピースが加工中心1内で機械加工が完成された後、ロボットアームI(4)は、先ず、連結軸座10の右端に位置する3つ爪エア係止盤11上の3つ位置決め柱13を、機械加工されたワークピースの内孔(ワークピースが蛇口である時、3つの位置決め柱13は蛇口の弁芯上の2つの入水孔と出水孔に挿入される)内に挿入し、これにより、ロボットアームI(4)は連結軸座10の右側に位置する3つ爪エア係止盤11を通じて、機械加工されたワークピースを挟持し、その後、位置決め台9内のモータを起動し、モータ出力軸は連結軸座10を連動して位置決め台9に対して180度回転させた後、ロボットアームI(4)は連結軸座10の左端の係合爪12が挟持するワークピースブランクを加工中心1内に設置して機械加工する。

その後、ロボットアームI(4)は連結軸座10の右端の3つの位置決め柱13が挟持する機械加工されたワークピースを密封検出装置5に移動して密封性検出を行う。密封検出装置5は、作業台、作業台に設けられている複数の検出装置を含み、検出装置は作業台の片側に位置する治具、治具に対応して設けられる密封筒、密封筒に対応して設けられるシリンダー、作業台の治具に対応する他の片側に設けられるベースを含む。治具の密封筒に対応する一端には密封筒に密着する密封端が設けられ、密封端には第1溝が設けられており、第1溝内には第1リングシールが設けられている。治具の底部には貫通孔が設けられ、ベース上には貫通孔にマッチングする検出孔が設けられており、ベースの検出孔に対応する箇所には第2リングシールが設けられている。検出する時、ワークピースを治具内に配置し、密封筒はシリンダーを連動して共に下へ向かって移動し、密封筒はワークピースを治具内に密封した後、シリンダーによりワークピースの内部に空気を通させてから、検出孔に連結する水内に水泡が存在するか否かを検出することで、密封合格の可否を判断することができる。検出するワークピースが蛇口である時、治具底部の貫通孔の数を3つに設定して、それぞれ蛇口の内部の2つの入水孔と出水口に対応させる。

各フライスカッター彫刻機2は8つの作業箇所を有し、機械加工されたワークピースはロボットアームI(4)により検出装置5に移動して検出される。密封性検出で不合格になったワークピースはロボットアームI(4)により廃棄物収容用のホッパー内に移動され、合格したワークピースは密封検出装置5に残される。密封検出過程で機械加工されたワークピースに対して、ロボットアームI(4)は依然として上述の作業を繰返し、ブランクワークピーススタンド7上からワークピースを加工中心1へ継続的に挟持して配置する。加工中心1内で機械加工されたワークピースは挟持された後、更に事前に挟持したブランクワークピースを加工中心1内に配置して機械加工を行い、機械加工されたワークピースは更にロボットアームI(4)により密封検出装置5に搬送されて、密封検出装置5上で密封検出されたワークピースの合格数がフライスカッター彫刻機2上の作業箇所の数と同様になるまでに検出が行われる。ロボットアームI(4)は密封検出装置5上で検出により合格されたワークピースを順番に挟持し、かつフライスカッター彫刻機2上に搬送してクリップ装着する。該フライスカッターの彫刻機2上の作業箇所に対応するフライスカッターはワークピース表面に対して皮剥ぎを行う。

該フライスカッター彫刻機2はワークピース表面に対して皮剥ぎを行うと同時に、ロボットアームI(4)は、密封検出装置5により検出されたワークピースの合格数がフライスカッター彫刻機2上の作業箇所の数と同じになるまで上記の動作を繰り返している。ロボットアームI(4)は該ワークピースを挟持して他のフライスカッター彫刻機2上に搬送してクリップ装着を行っている。該フライスカッター彫刻機2でクリップ装着され、かつそのワークピースの表面に対して皮剥ぎを行う時、前のフライスカッター彫刻機2は皮剥ぎ作業が完了し、ロボットアームI(4)は次のワークピースを順番で挟持し、かつ材料置きスタンド3に移動して順番に配置する。材料置きスタンド3上にも同じくブランクワークピーススタンド7と同じの位置決めピン8が設けられている。ロボットアームI(4)は皮剥ぎ済みのワークピースを挟持してワークピースの内孔と位置決めピン8を対応させるため、皮剥ぎ済みのワークピースが材料置きスタンド7上に位置決めされる。

皮剥ぎ済みのワークピースは順番で材料置きスタンド7上に配置された後、研ぎユニットA内に位置するロボットアームII(6)は、材料置きスタンド7上の皮剥ぎ済みのワークピースを挟持し、かつ研ぎユニットA内に移動させて研ぎを行っている。皮剥ぎ済みのワークピースは研ぎユニットA内の全ての研ぎ機11により研がれた後、ロボットアームII(6)は研ぎユニットA内から放し、その後、ロボットアームII(6)は再び材料置きスタンド7上から皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して研ぎユニットA内で研ぎを行っている。全体のシステムの順番による作業を保証するため、ロボットアームII(6)も順番で材料置きスタンド7上から皮剥ぎ済みのワークピースを挟持する。

本発明のワークピース表面の加工システムにおいて、ワークピースは加工中心1で機械加工された後、密封検出装置5により、機械加工されたワークピースに対して密封性検出を行うことで、ワークピースの合格率を保証すると同時に、即時に不合格のワークピースを除去し、不合格のワークピースに対して表面加工を行う工程を防ぎ、資源浪費を減少すると同時に、ワークピースのリワークを低減することができる。更に、ワークピース表面に対して研ぎを行う前、先ず、フライスカッター彫刻機2を用いて機械加工されたワークピースの表面に対して皮剥ぎを行うことにより、非常に便利に研ぎユニットAがワークピース表面に対して研ぎを行うことができ、かつ大幅にワークピース表面の研ぎ時間を短縮し、研ぎ効率を高めることができた。

ワークピース表面の加工方法において、 A、ロボットアームI(4)の一端の係合爪を通じてブランクワークピーススタンド7上に位置するワークピースブランクを挟持し、かつワークピースブランクを加工中心1に搬送して、機械加工を行っている。ワークピースブランクは機械加工された後、位置決め台9内のモータが起動されて、モータの出力軸は連結軸座10を連動して位置決め台9に対して180度回転させる。ロボットアームI(4)の他端の位置決め柱13を通じて加工中心1に位置し、かつ機械加工されたワークピースを挿着して挟持する。搬送過程でロボットアームI(4)により挟持されたワークピースに対して空気を吹出すことにより、機械加工されたワークピース上の銅粉を吹き落とし、空気を吹出す過程でロボットアームI(4)は移動が停止されず、かつ機械加工されたワークピースを漏洩測定台5に送って密封検出を行い、検出後、ロボットアームI(4)は更に検出で合格されたワークピースを挟持してフライスカッター彫刻機2に送ってクリップ装着する、ワークピースのつかみ取り工程と、 B、フライスカッター彫刻機2は8つの作業箇所を有し、ロボットアームI(4)はフライスカッター彫刻機2の作業箇所の数と同じのワークピースを挟持してフライスカッター彫刻機2に送ってクリップ装着した後、フライスカッター彫刻機2上で、各作業箇所に対応するフライスカッターは同時にフライスカッター彫刻機2内にクリップ装着されているワークピースの表面に対して皮剥ぎを行い、フライスカッター彫刻機2の皮剥ぎ時間は3分であり、フライスカッター彫刻機2の数は2台で、1台のフライスカッター彫刻機2上のフライスカッターがワークピースの表面に対して皮剥ぎを行う時、ロボットアームI(4)は加工中心1で機械加工されたワークピースを挟持して、他のフライスカッター彫刻機2に送ってクリップ装着する、表面の皮剥ぎ工程と、 C、ロボットアームI(4)を通じて、フライスカッター彫刻機2上で皮剥ぎ済みのワークピースを挟持して材料置きスタンド3に送って配置し、かつ研ぎユニットA内のロボットアームII(6)は材料置きスタンド3上の皮剥ぎ済みのワークピースは挟持して該研ぎユニットAに送って研ぎを行い、研ぎユニットAの研ぎ時間は2分である、研ぎ工程と、を含む。

本発明に記述された具体的実施例は本発明の技術内容に対して例を挙げて説明するものである。本発明の当業者は記述された具体的実施例に対して、色々な修飾または補充をし、または類似の手段を用いて代替することができるが、本発明の技術手段から離れない、または特許請求の範囲に記載された技術手段を離れない。

1 加工中心 2 フライスカッター彫刻機 3 材料置きスタンド 4 ロボットアームI A 研ぎユニット 5 密封検出装置 6 ロボットアームII 7 ブランクワークピーススタンド 8 位置決めピン 9 連結台 10 連結軸座 11 3つ爪エア係止盤 12 係合爪 13 位置決め柱 14 研ぎ機 15 モータ 16 継手

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