Twister for ligature wire

申请号 JP36326097 申请日 1997-12-16 公开(公告)号 JPH10258069A 公开(公告)日 1998-09-29
申请人 Yoneo Sugano; 米雄 菅野; 发明人 SUGANO YONEO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a twister by which the tw-isting operation of a ligature wire for dentition correction can be easily performed by one hand, and at the same time, the wire can be surely tightened, and at the same time, of which the constitution is simple as well.
SOLUTION: For this twister wherein a ligature wire is passed through the insides of a pinching cylinder 10 and a gripping cyliner 14 to pinch the ligature wire, a guide hole 12 through which the wire can be passed in the central shaft direction of the pinching cylinder, is provided, and at the leading end of the guide hole 12, an insertion port 11 is formed. On the insertion port 11, a partitioning pin for twist stopping is provided, or one side of the insertion port 11 is extended to project an engaging piece, and in the insides of the pinching cylinder 10 arid the gripping cylinder, a lock mechanism 16, by which the wire in the guide hole 12 can be engagaed/removed by one hand operation, is loaded.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 歯列矯正用リガチャワイヤのツイスターであって、挟持筒は前側を徐々に細く形成して先端にワイヤ差込口を設け、挟持筒の内側にはワイヤを通すガイド孔を形成し、ガイド孔の先端部内周には突条を刻設し、挟持筒後端部には把持筒を連結してあり、挟持筒と把持筒前部の内側に亘り先端部が突条内に適合し得るロック杆を装入し、ロック杆の後端は把持筒内の一側に軸着した操作ボタンの軸端部に軸着し、軸端部はロック杆先端部が突条内に挿着並びに離脱した状態で固定し得るようにしてなるリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項2】 歯列矯正用リガチャワイヤのツイスターであって、挟持筒は前側を徐々に細く形成し、内部軸方向にワイヤを通すガイド孔を設け、ガイド孔の先端部に撚り止め用の仕切りピンを設けた差込口を形成し、挟持筒後端部には把持筒を連結してあり、上記挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着してなるリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項3】 歯列矯正用リガチャワイヤのツイスターであって、挟持筒は前側を徐々に細く形成し、内部軸方向にワイヤを通すガイド孔を設け、ガイド孔の先端部に差込口を形成し、該差込口の一側を延成して撚り止め用の係止片を設けると共に、挟持筒後端部には把持筒を連結してあり、上記挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着してなるリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項4】 ロック機構は、挟持筒のガイド孔の後端部に突条を刻設し、該突条と対向する側には凹溝を設け、挟持筒と把持筒内部に亘りロック杆を装入し、その先端部を凹溝内に軸着し、後端部は把持筒に止着された操作ボタンの軸端部に軸着し、該操作ボタンはロック杆前側を突条に圧着並びに離脱した状態で固定できるようにしてある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項5】 ロック機構は、挟持筒の一側にガイド孔に達するロック孔を設け、該ロック内には円形状のロック片をその周側の一部がガイド孔内に出没して、ガイド孔内のワイヤを係合離脱し得るように偏心軸着すると共に、その一側に設けた操作片をロック孔から突出させてある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項6】 ロック機構は、挟持筒の適所にガイド孔と直交するボタン孔を貫通し、該ボタン孔内にはガイド孔内のワイヤをボタン孔に屈曲係止できる係止ボタンと共に、その係止を離脱できる解除ボタンを装着してある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項7】 ロック機構は、把持筒内の挟持筒後端に、ガイド孔と一直線状に連通し得る透孔を内部に設けた円形のロック片を回動可能に装着すると共に、該ロック片はその一側に突設した操作片を把持筒外周に嵌装した操作環に係合してあり、上記操作環の前後移動によりロック片を回動して、ガイド孔から透孔を挿通するワイヤを屈曲係止できるようにしてあり、上記ロック片はワイヤ係止状態を維持できるように、挟持筒一側に操作環の先端が係脱可能なストッパーを設けてある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項8】 ロック機構は、ガイド孔の適所に凹所を設け、該凹所と対向する側には挟持筒外側に至る凹溝を設けてあり、把持筒内の前部にはロック杆を軸着し、その先端部には凹溝内にあって、凹所に咬合し得る係止片を突設し、ロック杆後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタンの先端部を軸着して、押しボタンの操作で凹所と係止片間のワイヤを係脱できると共に、
    ロック杆は係止状態を維持できるようにしてある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項9】 ロック機構は、ガイド孔の適所に凹所を設け、該凹所と対向する側には挟持筒外側に至る凹溝を設けてあり、把持筒内の前部にはロック杆を軸着し、その先端部には凹溝内にあって、凹所に咬合し得る係止片を突設し、上記係止片と軸着部間及びロック杆後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタンを夫々設けてあり、前部押しボタンで凹所と係止片間のワイヤを屈曲係止でき、後部押しボタンでワイヤを離脱できると共に、ロック杆は係止状態を維持できるようにしてある請求項2又は3記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 【請求項10】 挟持筒の中心部軸方向にリガチャワイヤを挿通し得るガイド孔を設け、該ガイド孔先端部に差込口を形成し、該差込口の一側を延成して撚り止め用係止片を設け、挟持筒の周側にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着してあり、上記挟持筒の後端には把持筒を連結してあり、上記挟持筒と把持筒の一側には、軸方向のガイド孔内に側面からワイヤを装入し得る条溝を設けてある請求項3、4、5、6、8及び9のいずれかの項記載のリガチャワイヤ用ツイスター。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、歯列矯正に当って、歯に取付けたブラケットにアーチワイヤを縛り着けるために用いられるリガチャワイヤ用のツイスター(結紮具)に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来のリガチャワイヤ用のツイスターとしては、一対の挟持杆を相互に軸着してペンチ状に形成し、その把持部を手で握り、先端の挟持部でワイヤの屈曲部近くを挟持して、口腔内で撚ることのできるようにしたものが知られている。 また、短いワイヤを縛り着けるためのツイスターとしては、シャープペンシル状に形成し、その軸方向内部にプリフォームワイヤを差し込んで挟着し、把持部を回転して縛り着けるようにしたものも知られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のリガチャワイヤ用ツイスターでは、その構造からして、ワイヤを挟持した状態で器具を片手で回転させ乍ら口腔内でワイヤを撚る操作が難しいと共に、ワイヤを確実に締め付け難い欠点があった。 また、上記短いワイヤ用のシャープペンシル状のツイスターは、長いワイヤを挿通できないので、ロングワイヤの縛り付けには使用できないと共に、ワイヤのロック機構が複雑で製作に手間取った。

    【0004】本発明は、従来のツイスターにおける上記の問題点を解消して、リガチャワイヤの撚り操作を片手で容易に行えると共に、ワイヤを確実に縛り付け得るようにし、更に構成も簡単なツイスターを提供しようとするものである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明におけるリガチャワイヤ用ツイスターは、挟持筒は前側を徐々に細く形成して先端にワイヤ差込口を設け、挟持筒の内側にはワイヤを通すガイド孔を形成し、
    ガイド孔の先端部内周には突条を刻設し、挟持筒後端部には把持筒を連結してあり、挟持筒と把持筒前部の内側に亘り先端部が突条内に適合し得るロック杆を装入し、
    ロック杆の後端は把持筒内の一側に軸着した操作ボタンの軸端部に軸着し、軸端部はロック杆先端部が突条内に挿着並びに離脱した状態で固定し得るようにしてある。

    【0006】挟持筒は前側を徐々に細く形成し、内部軸方向にワイヤを通すガイド孔を設け、ガイド孔の先端部に撚り止め用の仕切りピンを設けた差込口を形成し、上記挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着する場合もある。

    【0007】挟持筒は前側を徐々に細く形成し、内部軸方向にワイヤを通すガイド孔を設け、ガイド孔の先端部に差込口を形成し、該差込口の一側を延成して撚り止め用の係止片を設けると共に、上記挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着する場合もある。

    【0008】ロック機構は、挟持筒のガイド孔の後端部に突条を刻設し、該突条と対向する側には凹溝を設け、
    挟持筒と把持筒内部に亘りロック杆を装入し、その先端部は凹溝内に軸着し、後端部は把持筒に止着された操作ボタンの軸端部に軸着され、該操作ボタンはロック杆前側を突条に圧着並びに離脱した状態で固定できるようにしてある

    【0009】また、ロック機構は、挟持筒の一側にガイド孔に達するロック孔を設け、該ロック内には円形状のロック片をその周側の一部がガイド孔内に出没して、ガイド孔内のワイヤを係合離脱し得るように偏心軸着すると共に、その一側に設けた操作片をロック孔から突出させることもできる。

    【0010】また、ロック機構は、挟持筒の適所にガイド孔と直交するボタン孔を貫通し、該ボタン孔内にはガイド孔内のワイヤをボタン孔に屈曲係止できる係止ボタンと共に、その係止を離脱できる解除ボタンを装着することもできる。

    【0011】また、ロック機構は、把持筒内の挟持筒後端に、ガイド孔と一直線状に連通し得る透孔を内部に設けた円形のロック片を回動可能に装着すると共に、該ロック片はその一側に突設した操作片を把持筒外周に嵌装した操作環に係合してあり、上記操作環の前後移動によりロック片を回動して、ガイド孔から透孔を挿通するワイヤを屈曲係止できるようにしてあり、上記ロック片はワイヤ係止状態を維持できるように、挟持筒一側に操作環の先端が係脱可能なストッパーを設けて構成することもできる。

    【0012】また、ロック機構は、ガイド孔の適所に凹所を設け、該凹所と対向する側には挟持筒外側に至る凹溝を設けてあり、把持筒内の前部にはロック杆を軸着し、その先端部には凹溝内にあって、凹所に咬合し得る係止片を突設し、ロック杆後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタンの先端部を軸着して、押しボタンの操作で凹所と係止片間のワイヤを係脱できると共に、ロック杆は係止状態を維持できるようにすることもできる。

    【0013】更にまた、挟持筒の中心部軸方向にリガチャワイヤを挿通し得るガイド孔を設け、該ガイド孔先端部に差込口を形成し、該差込口の一側を延成して撚り止め用係止片を設け、挟持筒の周側にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着してあり、上記挟持筒の後端には把持筒を連結してあり、上記挟持筒と把持筒の一側には、軸方向のガイド孔内に側面からワイヤを装入し得る条溝を設けて構成する場合もある。

    【0014】

    【発明の実施の形態】本発明に係るリガチャワイヤ用ツイスターは、長いワイヤの両側片を、挟持筒と把持筒の内部に通すようにしたものであって、挟持筒は前側を徐々に細く形成して先端にワイヤ差込口を設け、挟持筒の内側にはワイヤを通すガイド孔を形成し、ガイド孔の先端部内周には突条を刻設し、挟持筒後端部には把持筒を連結してあり、挟持筒と把持筒前部の内側に亘り先端部が上記突条内に適合し得るロック杆を装入し、ロック杆の後端は把持筒内の一側に軸着した操作ボタンの軸端部に軸着し、軸端部はロック杆先端部が突条内に挿着並びに離脱した状態で固定し得るようにしてある。

    【0015】挟持筒は前側を徐々に細く形成し、内部軸方向にワイヤを通すガイド孔を設け、ガイド孔の先端部に撚り止め用の仕切りピンを設けた差込口を形成し、上記挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構を装着する場合もある。 又は、上記撚り止め用の仕切りピンに代えて、差込口の一側を延成して撚り止め用の係止片を設ける場合もある。

    【0016】而して、上記ロック機構は、挟持筒のガイド孔の後端部に突条を刻設し、該突条と対向する側には凹溝を設け、挟持筒と把持筒内部に亘りロック杆を装入し、その先端部は凹溝内に軸着し、後端部は把持筒に止着された操作ボタンの軸端部に軸着され、該操作ボタンはロック杆前側を突条に圧着並びに離脱した状態で固定できるようにしてある。

    【0017】また、把持筒内の挟持筒後端に、ガイド孔と同一線状に連通し得る透孔を形成した円形のロック片を設け、このロック片を回動することによりワイヤを抑止ように構成することもできる。

    【0018】更に、前記ロック機構は、挟持筒に嵌装した押しボタンの先端で、ガイド孔内のワイヤを屈曲係止できるように構成することもできる

    【0019】また、把持筒内に軸着されたロック杆を押しボタンで操作するようにして、ロック杆先端の係止片でガイド孔内のワイヤを屈曲係止するように構成することもできる。

    【0020】更に、挟持筒と把持筒の一側には、軸方向に沿ってガイド孔内に側面からワイヤを装入し得る条溝を設ける場合もある。

    【0021】

    【実施例1】次に添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。 図1及び図2に於いて、10は前側を徐々に細く形成した挟持筒であって、先端部にワイヤ差込口11を設け、挟持筒の内側にはワイヤを通すガイド孔12を形成し、該ガイド孔12の先端部内周には環状の突条13を刻設してあり、挟持筒の後端には細長い把持筒14を連結してある。 15は把持筒14外側の嵌装した滑り止めバンドを示す。

    【0022】16はワイヤのロック機構であって、そのロック杆17は、上記ガイド孔12内の環状突条13内に適合できるように先端部を鋭状に尖らせてあり、後端部は把持筒14内に回動可能に軸着した操作ボタン18の軸端部に軸着22してある。 而して、把持筒14から突出している操作ボタン18の頭部19を前後に回動することによって、ロック杆17を前後方向に所定距離移動して、ロック杆先端部が環状突条13と係合離脱し得るようにしてある。

    【0023】又、20は板バネからなるストッパーであって、把持筒14内のロック杆下側に装着して操作ボタン18
    の軸下端を弾で支持しており、その先端部に屈曲部21
    を形成して、操作ボタン18が前後に回動した状態で軸下端に係合離脱し得るようにしてある。 而して、屈曲部21
    に操作ボタン18の軸下端を係止させることによって、操作ボタン18をその回動位置で停止し得るようになっている。

    【0024】上記ツイスターを使用するには、リガチャーワイヤWの両端を差込口11からガイド孔12内に挿入して把持筒14内に通す。 而して、操作ボタン18の頭部19を指で後側に押すとロック杆17が前側に移動し、ワイヤW
    はロック杆17と環状突条13間に挟着されてロックされる。

    【0025】而して、図3に示すように、ワイヤWの∩
    状部で被矯正歯に取り付けられたブラケットBを挟み、
    把持筒14を回転させてワイヤWを撚ると、歯間に架設したアーチワイヤAがブラケットBに縛り着けられる。 撚り作業が終了した後、操作ボタン18を前側に押すとロック杆17が後側に移動するので、ワイヤWのロックが解除される。

    【0026】

    【実施例2】図4及び図5に示すように、本実施例においては、ガイド孔12の先端部に撚り止め用の仕切りピン
    25を設けた差込口11を形成し、挟持筒内部にはガイド孔内のワイヤを係脱し得るロック機構30を装着してなる。

    【0027】上記ロック機構30は、挟持筒10のガイド孔
    12の後端部を下側に傾斜させて、その傾斜面全体にガイド孔12と直交する向きの突条31を刻設し、該突条と対向する側には凹溝32を設けてある。

    【0028】33は挟持筒と把持筒内部に亘り装入したロック杆であって、その前側部には突条31に接触し得る押圧部34を形成してその先端部を凹溝32内に軸着し、回動時押圧部34が突条31に当接し得るようにしてある。 前記ロック杆33の後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタン35の軸端部を軸着してある。

    【0029】36はロック杆33の後端部を常時上方に押圧するように設けた板バネである。 また37はストッパーであって、把持筒内の押しボタン35の前側に装着してあり、上下に屈曲するバネ片の後端部を押しボタン35の軸部前側に係止させて、該押しボタン35を後方に弾力で支持し得るようにしてある。

    【0030】上記ツイスターを使用するには、図6に示すように、リガチャーワイヤWの両端を仕切りピン25の片側部に各々通して、差込口11からガイド孔12内に挿入して把持筒内に通す。 而して、押しボタン35の軸部に設けた凹欠部38が把持筒の透孔39周縁に係合すると共にストッパー37で後方に押圧されているので、突条31と押圧部34間に挟持されたワイヤはロック状態を維持できるようにしてある。

    【0031】撚り作業が終了した後押しボタン35を前側に押すと、凹欠部38と透孔39周縁との係合が外れ、ロック杆33が上方に回動するので、ワイヤWのロックが解除される。

    【0032】

    【実施例3】本実施例においては、図7及び図8に示すように、実施例2における撚り止め用の係止ピン25の代わりに、差込口の一側を延成41して撚り止め用の係止片
    40を設けてある。 42は係止片40の先端に設けた係止溝を示す。 その他の構成は上記実施例2と同一である。

    【0033】上記ツイスターを使用するには、図9に示すように、リガチャワイヤWの∩状部を係止片40の両係止溝42、42に跨がせて係止すると共に、ワイヤの両端を差込口11からガイド孔12内に挿入して把持筒14内に通し、ロック状態で撚り作業を行うものである。

    【0034】

    【実施例4】この実施例においては、ワイヤのロック機構が上記実施例3とは異なり、その他の構成は実施例3
    と同じであるので、構成上の相違点につき説明する。 図
    10及び図11に示すように、ロック機構50は、挟持筒10の一側部に、ガイド孔12に達するロック孔51を形成し、該ロック孔51には円形状のロック片52を、その下側部がガイド孔11内に出没し得るように偏心軸着53してある。 また、前記ロック片52の上端部には操作片54を付設してあり、周側には弧状の係止孔55を設けると共に、ロック孔
    51の一側に凹所56を設けて埋設されたバネ57で弾持されているボール58が係止孔55に嵌合し得るようになってる。

    【0035】而して、この実施例のツイスターでは、操作片54を後方に倒して、ロック片52を所定角度回転させると、その下端部がガイド孔12内に突出して、ガイド孔
    12内に挿通されているワイヤWを抑止してロックし得るようになっていると共に、ボール58が係止孔55に嵌合してロック片52を固定し、ロック状態を維持できるようになっている。

    【0036】

    【実施例5】図12乃至図13に示すように、この実施例におけるロック機構60は、挟持筒10の中間部にガイド孔12
    と直交するボタン孔61を貫通して、その上側内部に係止ボタン62の軸部を、下側内部には解除ボタン63の軸部を各々摺動可能に嵌合してある。

    【0037】また、上記係止ボタン62の軸先には突起64
    を設けてあり、解除ボタン63の軸部一側には上下方向に所定間隔置いて2個の係止孔65、65を設けると共に、挟持筒10の一側に凹所66を設けて埋設されたバネ67で弾持されているボール68が上記係止孔65に嵌合し得るようにしてある。

    【0038】上記ツイスターを使用するには、リガチャワイヤWの∩状部を係止片40の両係止溝41に跨がせて係止すると共に、ワイヤの両端を差込口11からガイド孔12
    内に挿入して把持筒15内に通す。 而して、係止ボタン62
    の頭部を指で押すと、突起64によりワイヤWが下方に押され、同時に解除ボタン63の軸部が下降するため、ワイヤWは下側ボタン孔61内に押し込まれて屈曲係止しロックされる。

    【0039】而して、撚り作業が終了した後解除ボタン
    63を上側に押すと、ワイヤWは上側に押されて下側ボタン孔61から離脱し、且つ係止ボタンの突起64もワイヤW
    からは離脱するのでロックが解除される。

    【0040】

    【実施例6】図14及び図15に示すように、この実施例におけるワイヤのロック機構70は、把持筒14内の挟持筒10
    後側にロック部材71を装着して、把持筒14の外周に前後方向に摺動可能に嵌めた操作環72によりワイヤWをロックするものである。

    【0041】而して、上記ロック部材71は、前後両側壁の中心部に通孔72、73を各々設けた円筒体74の内側に、
    中心部に透孔76を設けた円形のロック片75を回動可能に軸着すると共に、該ロック片75に突設した操作片77の上端部を、前記操作環72に係合してある。 78はストッパーであって、把持筒14前部内の挟持筒10一側に凹所を設けて装着してあり、上下に屈曲する板バネ79の先端部に設けた係止片80を、操作ボタン81により把持筒14に形成した透孔82から出没させて、操作環72の先端に係脱し得るようにしてある。 83は操作環72を前方に押圧するスプリングを示す。

    【0042】この実施例においては、ワイヤWは、ガイド孔12、円筒体74の通孔72、ロック片75の透孔76、更に通孔73を通って把持筒14内に通される。 而して、操作環
    72をスプリング83の弾性に抗して後方にスライドさせると、ロック片75が回動して、ワイヤWがロック片75の両側部に屈曲係止する。 同時に係止片80が透孔82から突出して操作環72の先端部に係止するので、ワイヤWをロック状態に維持できる。 撚り作業終了後に操作ボタン81を押すと、係止片80が引っ込み、操作環72が前側にスライドし、ロック片75も前側に回動するのでワイヤWのロックが解除される。

    【0043】

    【実施例7】図16及び図17に示すように、この実施例におけるワイヤのロック機構90は、挟持筒10のガイド孔12
    の一側に凹所91を設けると共に、該凹所91と対向する側には挟持筒外側に至る凹溝92を設けてある。 把持筒14内には、ロック杆93の中央部を軸着99し、その先端部には凹溝92内にあって、凹所91に咬合し得る係止片94を設けると共に、該ロック杆93の後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタン95の先端部を軸着してある。 上記ロック杆93の後端は∨字状に形成し、その斜面部96の一側をバネ97で支持されているボール98で押圧することにより、ワイヤをロックした位置で停止し得るようにしてある。

    【0044】而して、押しボタン95を押し下げる、係止片94が凹所91内に咬合してワイヤWを凹所91内に屈曲係止すると共に、ボール98が斜面部96の上側を押圧してロック杆93を固定するので、ワイヤのロック状態が維持される。 撚り作業終了後、押しボタン95を指先で持ち上げると、ボ−ル98が上側斜面部から外れて下側斜面部を押圧し、係止片94がワイヤWから離脱するので、ロックが解除される。

    【0045】

    【実施例8】図18及び図19に示すように、この実施例におけるロック機構100 は、挟持筒10のガイド孔12の一側に凹所101 を設けると共に、該凹所101 と対向する側には挟持筒外側に至る凹溝102 を設けてある。 把持筒14内には、先端部に凹所101 内に咬合し得る係止片104 を設けたロック杆103 の前側部を軸着111 してあり、ロック杆103 係止片と軸着部111 間及び後端部には、頭部が把持筒外側に突出している押しボタン105 、106 の先端部を夫々軸着してある。 ロック杆103 の前端には∨状の突起107 を設けてあり、その斜面部を凹所108 内のバネ10
    9 で支持されているボール110 で押圧することにより、
    ワイヤをロックした位置で停止し得るようにしてある。

    【0046】而して、前部押しボタン105 を押し下げると、係止片104 が下方に動いてワイヤWを凹所101 内に屈曲係止すると共に、ボ−ル110 が突起107 の上側斜面部を押圧してロック杆103 を固定するため、ワイヤのロック状態が維持される。 撚り作業終了後、後部押しボタン106 を押し下げると、ボ−ル110 が突起107上側斜面部から外れて下側斜面部を押圧し、係止片104 がワイヤWから離脱するのでロックが解除される。

    【0047】

    【実施例9】この実施例においては、図19及び図20に示すように、実施例5に示すツイスターにおいて、挟持筒部10と把持筒14の一側に、ガイド孔12に達する軸方向の条溝120 を設けて、ワイヤWを側面からガイド孔12内に装入し得るようにしてある。 なお、図示しないが、上記実施例3、4、5、7及び8に示す各ツイスターにおいても同様に構成することができる。

    【0048】

    【発明の効果】本発明のツイスターによると、請求項1
    記載の構成により、長いリガチャワイヤの両端をガイド孔の差込口に挿入して把持筒内に通すと共に、ガイド孔内のワイヤをロック杆と突条間に固定した状態で、リガチャワイヤの∩状部を被矯正歯に付けられているブラケットとアーチワイヤに掛け、把持筒を片手で回すことにより、撚り乍ら縛り付ければ良い。 従って、作業が非常に容易であると共に、ワイヤが口腔内に触れたり、刺さることもなく安全に治療することができる。 又、ロック時にワイヤを屈曲することがないので、ロック解除後にワイヤを引き抜きやすいと共に、歯に付設されたブラケットに沿ってアーチワイヤを連続して縛り付けることができ、リガチャワイヤによる縛り付け作業を容易に繰り返すことができる。

    【0049】請求項2記載の構成によると、長いリガチャワイヤの両端片を、差込口に挿入して把持筒内に通すと共に把持筒内に通されたリガチャワイヤの両端を、ロック機構で固定した状態で、被矯正歯に付けられているブラケットとアーチワイヤに掛け、把持筒を片手で回すことにより、撚り作業が非常に容易に行うことができる。

    【0050】請求項3記載の構成によると、ワイヤは係止溝から濫りに離脱することがなく、ブラケットに掛け易いと共に、撚り回数を少なくして迅速に縛り付ける事ができる。

    【0051】請求項4記載の構成によると、ロック機構が簡単であって、ワイヤを確実にロックできると共に、
    ロックの解除も容易に行うことができる。 又、ロック時にワイヤを屈曲することがないので、ロック解除後にワイヤを非常に引き抜きやすいと共に、歯に付設されたブラケットに沿ってアーチワイヤを連続して縛り付けることができ、リガチャワイヤによる縛り付け作業を容易に繰り返すことができる。

    【0052】請求項5記載の構成によると、簡単な構成でワイヤを確実にロックできると共に、ロック時にワイヤを屈曲することがないので、ロック解除後にワイヤが非常に引き抜けやすいと共に、歯に付設されたブラケットに沿ってアーチワイヤを連続して縛り付けることができ、リガチャワイヤによる縛り付け作業を容易に繰り返すことができる。

    【0053】請求項6記載の構成によると、ワイヤを確実にロックできると共に、ロック係脱操作を非常に容易に行うことができる。

    【0054】請求項7乃至9記載の構成によると、ロック機構の構成が簡単であると共に、ロック操作も容易に行うことができる。

    【0055】請求項10記載の構成によると、ワイヤを挟持筒外面からガイド孔内に装入することができる利点がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施例1の側断面図である。

    【図2】使用状態の側断面図である。

    【図3】撚り状態を示す概略図である。

    【図4】実施例2の側断面図である。

    【図5】同上使用状態の側断面図である。

    【図6】撚り状態を示す概略図である。

    【図7】実施例3の側断面図である。

    【図8】同上使用状態の側断面図である。

    【図9】撚り状態を示す概略図である。

    【図10】実施例4の側断面図である。

    【図11】同上使用状態の側断面図である。

    【図12】実施例5の側断面図である。

    【図13】同上使用状態の側断面図である。

    【図14】実施例6の側断面図である。

    【図15】使用状態の側断面図である。

    【図16】実施例7の側断面図である。

    【図17】使用状態の側断面図である。

    【図18】実施例8の側面図である。

    【図19】使用状態の側断面図である。

    【図20】実施例9の側面図である。

    【図21】同上AーA線断面図である。

    【符号の説明】

    10 挟持筒 11 差込口 12 ガイド孔 13 環状突条 14 把持筒 16 ロック機構 17 ロック杆 18 操作ボタン 20 ストッパー 25 仕切りピン 30 ロック機構 31 突条 32 凹溝 33 ロック杆 34 押圧部 35 押しボタン 40 係止片 42 係止溝 50 ロック機構 51 ロック孔 52 ロック片 53 偏心軸着 60 ロック機構 61 ボタン孔 62 係止ボタン 63 解除ボタン 70 ロック機構 71 ロック部材 72 操作環 73 円筒体 74 通孔 75 通孔 76 ロック片 77 透孔 78 操作片 79 ストッパー 90 ロック機構 91 凹所 92 凹溝 93 ロック杆 94 係止片 95 押しボタン 100 ロック機構 101 凹所 102 凹溝 103 ロック杆 104 係止片 105 押しボタン 106 押しボタン 120 条溝

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