冷却された食用品を調理するシステムおよび方法

申请号 JP2014556197 申请日 2013-02-11 公开(公告)号 JP6240096B2 公开(公告)日 2017-11-29
申请人 ソロ ジェラート リミテッド; 发明人 ベス ハラチミ、バラク;
摘要
权利要求

素材から冷却された食用品を調理するためのシステムであって、 前記システムは、ポッドと、前記素材を処理するプロセッサと、を備え、 前記ポッドは、 前記冷却された食用品の1人前の調理のための分量の前記素材の少なくとも一部を含み、 開口部を密封する刺し通し可能なクロージャを有し、且つ、前記プロセッサのポートに連結し、密封が裂かれた後に前記開口部を通してその内容物を排出するように構成され、 前記ポッドからの前記素材の抽出後、前記冷却された食用品を取得するために前記プロセッサによって前記素材を処理する全ての過程パラメータ及びステップを示すデータを担持し、前記過程パラメータ及びステップは、前記素材に対して固有であって、前記データは、前記プロセッサと関連付けられたデータ読み取り装置によるその識別を可能とし、これにより、前記プロセッサが、前記過程パラメータを適用するように誘導するような様式に形式化され、 前記プロセッサは、 前記素材を混合し、混合物を冷却して前記冷却された食用品を取得する混合室及び冷却装置を備え、 前記データ読み取り装置を備える若しくは前記データ読み取り装置と関連付けられ、 前記ポッドと連結するように構成されたポートを備え、前記ポートは、前記混合室に前記ポッドの前記内容物の少なくとも大部分を転送するように構成されている、 システム。前記ポッドは、一旦前記プロセッサと連結されると、混合物を形成するために食用の前記素材を混合するための混合室を画定する、請求項1に記載のシステム。前記過程パラメータが、 前記素材の混合時間と、 更なる素材の量と、 更なる素材の導入時間と、 前記素材の混合物の通気時間と、 その通気時間中での、前記素材の混合物の中に導入される気体の分量と、 前記素材の通気された混合物の冷却時間と、 前記冷却室の攪拌器の回転速度と、 前記素材の通気された混合物の温度減少と、 前記混合室および前記冷却室の内部の圧と、 前記食用品が提供される出口の直径と、 出口を介する前記食用品の提供速度と、 前記混合室と前記冷却室との間で分配されるバルブの開口の範囲または持続時間と、 のうちの少なくとも1つである、請求項1又は2に記載のシステム。前記過程パラメータが、前記ポッドの中での前記素材の分量に対応する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。前記データが、前記プロセッサによる処理の実施を正当化するための認証コードを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステム。2つ以上のポッドを同時に受容するように構成される、請求項1に記載のシステム。請求項1の記載のシステムにおいて使用されるポッドであって、過程パラメータを適用することによって、冷却された食用品の調理のための少なくとも1つの食用素材を収容し、前記ポッドからの前記素材の抽出後、前記冷却された食用品を取得するためにプロセッサによって前記素材を処理する全ての過程パラメータ及びステップを示すデータを担持し、前記過程パラメータ及びステップは、前記素材に対して固有であって、前記データが、前記過程パラメータ及びステップを前記素材に適用するように構成することが可能な前記プロセッサのデータ読み取り装置によって読み出し可能である、ポッド。カップ状のカバーを備え、前記ポッドの内部に収容された前記素材から生成された前記食用品の分割された分量を収納するような寸法的および形状的に構成された、請求項7に記載のポッド。前記データが、前記プロセッサによる処理の実施を正当化するための認証コードを含む、請求項7又は8に記載のポッド。素材から冷却された食用品を調理する方法であって、 前記素材の少なくとも一部を保持するポッドを提供する工程と、 冷却された食用品を取得するために前記素材を処理することができ、データを獲得するように構成されたデータ読み取り装置を備えるプロセッサを提供する工程と、 前記ポッドを、前記ポッドから前記プロセッサの混合室に前記素材の大部分を抽出する前記プロセッサのポートに連結する工程と、 前記データ読み取り装置によって、前記ポッドによって担持された前記データを読み取る工程と、 前記素材が前記ポッドから抽出された後、前記冷却された食用品を取得するために前記素材を処理する全ての過程パラメータ及びステップに前記データを適用する工程であって、前記過程パラメータ及びステップは、前記素材に対して固有である、工程と、 を含む、方法。

说明书全文

本発明は、冷却された食用品、特にアイスクリーム、冷却されたヨーグルト、シャーベット、ミルクセーキ、スムージーなどの家庭での調理および/または非工業的な調理のためのシステムに関する。

一般に、アイスクリームの調理には、混合物を形成するための所望の食用素材の混合、混合物のテクスチャを軟化させるための気体/空気の混合物(時たま、混合自体による副産物)の中への追加、および混合物の冷却が伴う。

現在では、アイスクリームの大半は、工業的プロセスで生成される。このプロセスでは、アイスクリームは、多量に生成されて、次に様々なサイズのパッケージに分離されて、出荷されて、このようなものとして消費者に売却される。

アイスクリームを家庭で調理するための周知の機械が存在し、ユーザが、自分の好みの食用素材の混合物からアイスクリームを調理することを可能としている。

原理上は、このような家庭内アイスクリーム機械では、ユーザは、自分が選んだ素材から作られた混合体を調理し、この混合体を機械に導入し、するとこの機械は、この混合体を混合しながら冷却する。内蔵式冷却装置を有している機械もあれば、混合するだけの機械もあるが、この場合、ユーザは、混合体または機械自体を冷凍機(または他のなんらかの冷却室)の中に転送することを要求される。

本出願の主題は、例えば、1、2、3などであり得る定義された数の盛り付けを構成する分割された分量だけ、それぞれの素材から冷却された食用品を調理するための新規なシステム、機械、および消費財を提供する。このような食用品の一例は、アイスクリームである。

本出願の主題によれば、冷却された食用品の生成のための素材は、容器の内容物(ほとんどの場合または時として容器の全内容物)を機械によって抽出することを可能とするような様式でこの機械と関連付けられるこの容器(例えば、「ポッド」という形態を持つ)の中に収容される。次にこの機械は、食用品を生成するために動作される。

この容器は、上記の食用品を調理するために機械が適用する過程パラメータを示すデータを担持する。このデータは、機械内のデータ読み取り装置によって読み出すことを可能とするように形式化される。データは、光学的読み取り可能データラベル、例えばバーコードに埋め込まれたり、またはRFID素子などの電磁気素子に埋め込まれたりし得る。一旦この容器が機械と関連付けられると、その内容物は抽出され、データはデータ読み取り装置によって読み出される。このようなデータは、一旦読み出されると、機械のコントローラに供給され、次にコントローラが、機械を、それが上記の過程パラメータを食用素材の処理に適用するように動作するように誘導し、これにより冷却された食用品を取得する。

この冷却食用品は、消費されるときは、例えば、アイスクリーム、冷却されたヨーグルト、シャーベット、ミルクセーキ、スムージーなどの、個体硬度または半固体硬度を有する物品である。

本出願の主題の一態様によれば、素材から冷却された食用品を調理するためのシステムが提供されるが、このシステムは、 素材の少なくとも一部を保持する容器と、素材を処理して、これらから冷却された食用品を生成するためのプロセッサであって、データ読み取り装置を備えるもしくはこれと関連付けられるプロセッサと、を備え、 容器は、容器の内容物の大部分をこのプロセッサによって抽出することを可能とするような様式に、プロセッサと関連付けられるように構成され、 容器は、処理に固有の過程パラメータを示すデータを担持し、データは、データ読み取り装置によるその識別を可能とし、これにより、過程パラメータをこの処理に適用するようにプロセッサを誘導するような様式に形式化される。

この機械の処理装置は、事前冷却された混合物を形成するために容器内に収容された食用素材を混合するように構成された混合室を備えることが可能である。特に、この混合室は、容器以外の供給源から少なくとも1つの更なる素材を受容するように構成することが可能である。

処理装置はまた、通気された混合物を形成するために所与の混合物の中に気体を導入するように構成された通気装置と、冷却された混合物を提供するために内部に収容された混合物の温度を減少させるように構成された冷却装置と、を備えることが可能である。しかしながら、混合物の通気はまた、混合室中での混合プロセスの一部として実施する、すなわち素材を混合することによって可能であり、混合体は必然的に通気されることが理解される。

冷却装置は、混合された素材を受容して、これらを冷却するのに十分な時間にわたって保持するように適合された冷却室を備え得る。冷却室はまた、1つの実施形態によれば、混合室としての機能を果たし、かつ冷却中に素材をかき混ぜ、せん断しおよび/または混合し、またこの組み合わされた冷却/混合室の内壁から材料をそぎ落とすように構成された少なくとも1つの回転素子を装備され得る。

この回転素子は、例えば、攪拌器、オーガー、および/またはこれらの組み合わせによって構成されることが可能である。材料の冷却室への進入方向とこれからの退出方向とは変動しかねない。例えば、オーガーの場合、素材は、オーガーの長手方向軸の1つの端部から冷却室に進入し、それに沿って進行し、他方の端部から排出される。別の実施形態によれば、冷却室または組み合わされた冷却室/混合室は、素材の進入と冷却された食用品の退出の双方の役に立つ1つの開口部を有する。

機械はまた、混合室と冷却室との間に配置される霜取り装置を装備し、かつ、これら両室間の通路が、冷凍(通路の一方の側が冷却室に対してオープンしているため)のために詰まってしまうことを防止するように構成することが可能である。

特定的な例によれば、霜取り装置は、通路と関連付けられた熱源を備え、かつそれによって加熱されるように構成することが可能である。

加えて、機械はまた、冷却された食用品の生成中または生成後に、混合室と冷却室との間の通路に収容されるいかなる残留材料も排除するように構成された排出装置を装備することが可能である。これによって、機械は、生成シーケンス同士間でいかなる分解も必要とすることなく連続的に動作することが可能となる。

加えて、機械は、混合室と冷却室との間の通路から前のシーケンス中に調理された冷却された食用品が取り除かれる以前に、新しい生成シーケンスを開始しないように構成することが可能である。

機械は、冷却された食用品を分配するように構成された出口を形成し得る。この出口は、パターン形成素子を受容して保持するように適合され、特定の形状および/またはパターンを持つ出口開口部を介して排出される食用品を提供するように構成され得る。

特に、パターン形成素子は、穿孔ディスク形状であることが可能であり、これにより、食用品は、穿孔(複数可)を通して押圧されるとき、穿孔(複数可)の断面形状を取るようになる。

過程パラメータは、冷却された食用品の調理の一部を構成し、かつその最終的特徴に影響する動作のなんらかのパラメータであり得る。例えば、過程パラメータは、次のうちの少なくとも1つであり得る。 少なくとも1つの素材の混合時間、 更なる素材の量、 更なる素材の導入時間、 少なくとも1つの素材の混合物の通気時間、 その通気時間中での、少なくとも1つの素材の混合物の中に導入される気体の分量、 少なくとも1つの素材の通気された混合物の冷却時間、 冷却室の攪拌器の回転速度、 少なくとも1つの素材の通気された混合物の温度減少、 混合室および冷却室の内部の圧、 食用品が提供される出口の直径、 出口を介する食用品の提供速度、 混合室と冷却室との間のバルブ開口部のサイズ、 混合室と冷却室との間のバルブ開口部の開口頻度/時間。

この装置は、上述の過程パラメータが、少なくとも1つの食用素材の処理を、容器からのその抽出後に決定するように構成されるようなものであり得る。言い換えれば、過程パラメータは、容器内部で起こる動作だけではなく、冷却された食用品の調理のすべてのステップに関する。

コントローラはまた、混合室と冷却室との間でバルブ開口部を制御する、例えば、その開口直径を徐々に増加させたり/減少させたりするように構成することが可能である。このような制御は、冷却された食用品の調理プロセスの最適化を可能とし得る。

加えて、コントローラは、例えば、様々な段階によって調理プロセス中に可変回転速度を提供することによって、混合室の攪拌器の動作を調節するように構成することが可能である。

コントローラはまた、機械の必要とされる洗浄に関してユーザに警告するように、かつ、このような洗浄が実施されていない場合に機械の使用を防止するようにプログラムすることが可能である。これは、様々な状況下で起こり得るが、それらの非制限的な例には次がある。 機械が適切に洗浄されることなく、所定の時間長が経過した、 機械の内部、特に、混合室から冷却室に至る通路の内部に、残留素材が残っている、 前の製造シーケンスの終了時に機械から冷却された食用品の成功した空虚化を指し示すパラメータに関する指示を、コントローラが受信していない、 異なったタイプの冷却された食用品が、例えば、ヨーグルトの後でシャーベットを、のように連続的に調理されようとした。

上記の場合の全てにおいて、コントローラは、機械が冷却された食用品を調理することを防止し、かつ、洗浄プロセスは、別の調理シーケンスを実施する以前に実施すべきであることをユーザに対して警告することが可能である。

上記のとおり、コントローラは、機械の様々な動作パラメータ、例えば、前回の使用時、調理された食用品のタイプ、などを監視するようにプログラムすることが可能である。コントローラはまた、必要とされるデータを記憶し、かつそれに基づいて統計を提供するメモリユニットを取り付けることが可能である。

加えて、コントローラは、保守目的のデータ、例えば製造業者ウエブからのファームウエアの最新情報をダウンロードする機能を備えることが可能である。

過程パラメータはまた、例えば混合が適切に実施、完了していない場合におよび/または出口開口部が所定の時間長にわたって適切にオープンされていない場合に、機械が別の容器の使用を許可しないように機械を構成するなどの他の要素を含み得る。別の例は、機械からの食用品の排出時での混合素子の回転速度と、出口がこのような排出のためにオープンしている時間長との制御である。

一般的に、機械の動作は、次の一方または双方が防止されるようにすることである。 互いに異なった容器からの素材の混合、 機械の前回の作動による素材の、機械の新たな作動以前での冷却室および/または混合室内における残留。

容器は、ポッドという形態であり、かつ、一旦機械に受容されると、上記の素材のキャリアおよび供給源であることに加えて機能的コンポーネントを形成するように構成することが可能である。例えば、一旦機械中のしかるべき位置にあれば、ポッドは、混合室の少なくとも一部を画定し得る。この場合、食用品の混合は、少なくとも部分的に、ポッド自身の内部で発生し得る。

代替的に、別の例によれば、上記の容器は、上記の機械と外部的に関連付けられるように、すなわち、容器の大部分が機械から突出するように、構成されることが可能である。

それでもなお、上記の例の双方において、上記の容器は、少なくとも1つの食用素材をその中で混合するように構成することが可能である。

具体的な設計によれば、ポッドは、ポッドアセンブリで構成し、かつ、各々が冷却された食用品を生成するための互いに異なった素材を収容する少なくとも第1の容器および少なくとも第2の容器を備えることが可能である。

装置は、各々のポッドアセンブリ、例えば、シャーベットを生成するように構成されたポッドアセンブリ、冷凍ヨーグルトを生成するように構成されたポッドアセンブリなどが、あるタイプの所望の冷却された食用品の一部であるようにすることが可能である。

上記のとおり、例えば、個人が第1のタイプの容器を取得して、それに対して同じタイプの様々な第2のタイプの容器を取り付けたりこの逆を行ったりすることが考えられ得る。特に、個人が、(例えば)シャーベットを生成するための固体の素材を収容する第1のシャーベットタイプの容器に、様々な流動的な素材、例えば、様々な風味のジュースを収容する複数の第2のシャーベットタイプの容器を装備し、これにより様々なシャーベットを生成することが可能である。

しかしながら、第1の容器および第2の容器が、互いに独立に売却および/提供されることが可能であることが理解される。容器は混合され、かつ整合されることが可能であるとはいえ、正しいタイプの第1および第2の容器の組み立てが、冷却された食用品の最適な品質を獲得するために必要とされることがあり得ることに留意されたい。

互いに異なったタイプのポッドアセンブリ同士間での不整合を防止するためには、1つのタイプの第1の容器を、同じタイプの第2の容器に組み立てる/取り付けるだけでよい(例えば、第1のシャーベット容器を、第2の冷凍ヨーグルト容器にではなく第2のシャーベット容器に取り付けるだけでよい)。

現行の開示の実施形態によれば、容器は、機械によって生成された食用品を受容するように構成された素子も含むアセンブリの一部として提供することが可能であり、このように提供されると、食用品はこれから直接に消費され得る。したがって、アセンブリは、素材を提供する容器と、食用品を受容してこれから出して食べるための素子とを備えて、完全なセットを形成する。

別の実施形態によれば、容器自体は、素材のキャリアとしての機能と、次に、完成された食用品のための容器として機能との二重の機能を有する。したがって、容器はこのように、機械から抽出され、その後、食用品のための容器として用いられ得る。

1つの実施形態によれば、機械は上記の容器を回転させ、これにより中に収容される材料を混合することを可能とするように構成される。別の実施形態によれば、機械は、容器の内部で上記の少なくとも1つの食用素材を混合するように構成された混合部材を備える。

機械は更に、少なくとも1つの更なる食用素材を上記の混合室中に提供して、上記の容器の内部に収容されている少なくとも1つの素材と混合されるように構成された装置を備えることが可能である。

現行の開示の実施形態によれば、機械は2つ以上の容器によって提供された素材の混合物から冷却された食用品を生成するために、2つ以上の容器を中に同時に受容するように構成されることが可能である。更にその上、装置は、一部のポッド分の素材が混合室に提供され、同時に残余のポッド分の素材が、冷却室に直接にまたは取り出し口に直接に提供されるようなものとすることが可能である。

上記の例においては、機械は、各々がそのそれぞれのポッドから提供されたデータを取得するように構成された複数の読み取り装置を備えることが可能であることが理解される。コントローラは、様々なポッドからの食用品の調理のための過程パラメータを決定するために、様々なポッドから受信されたデータを統合するように構成することが可能である。

更にその上、特定的な例によれば、機械には、各々が様々な設計のポッドを受容するように構成された様々なポートを形成することが可能であり、各々のポッドは、異なった素材集合を担持し、かつ冷却された食用品の生成に貢献するように構成される。

特に、前のパラグラフの実施形態によれば、少なくとも次の組み合わせが可能とされる。 食用素材を収容する第1のポッドおよび流体を収容する第2のポッドの組み合わせ。例えば、第1のポッドは、チョコレートアイスクリームを生成するための素材(例えば、砂糖、ココア、および機能性素材)を収容することが可能であり、一方、第2のポッドは、風味のある流体(例えば、オレンジジュース)を収容し、これによりオレンジ風味のチョコレートアイスクリームを生成することが可能である。 食用素材を収容する第1のポッドおよび、ある種類のトッピング、例えばスプリンクル、チョコレートチップなどを収容する第2のポッドの組み合わせ。 混合された風味を有する多量のアイスクリームを生成するための様々な素材を収容するいくつかのポッドの組み合わせ。 各々が食用品の生成のための素材を収容して、毎回のバッチ後に機械にポッドを再充填することなく、食用品の連続的部分を連続的に生成することを可能とする、複数のポッドの組み合わせ。

一般的に、機械は、データ読み取り装置、コントローラ、および駆動モーターを装備することが可能であり、これにより、このデータ読み取り装置は、容器に提供されたデータを取得してそれをコントローラに転送するように構成され、コントローラは、このデータを用いて、機械の様々な装置を動作させる駆動モーターの動作を制御するように構成される。

コントローラは、機械の他のなんらかのコンポーネントおよび機能、例えば、冷却室、流体の提供、バルブの動作などを制御するように構成することが可能であることがまた理解される。

上記の機械のデータ読み取り装置および上記の容器に提供されたデータは、例えば、次のうちの少なくとも1つであり得る。 バーコードスキャナおよびバーコード、 RFID読み取り装置およびRFIDタグ、 光スキャナおよび図形パターン、 磁気帯および磁気読み取り装置、 押圧可能素子およびこの押圧可能素子を押圧するための隆起のパターン。

コントローラはまた、機械の誤動作の対処およびその技術サポートの任を負うことが可能である。特に、誤動作の場合、コントローラは、サービス会社に提供することが可能な誤動作コードを出力するように構成することが可能である。誤動作コードは、ユーザによって会社に提供されるか、または機械によって自動的に提供されて、サービス会社が、繰り返す誤動作などに関する報告を形成することを可能とすることが可能である。

更にその上、ポッドとコントローラとの間で転送されるデータはまた、ポッドに関する認証情報(例えば、正真正銘のポッドか「第三者」のポッドか)を含むことが可能である。認証は、例えば、ポッドと関連付けられた通し番号、オプションとしては、この通し番号に適用されるなんらかの数学的アルゴリズムを含むもの、によって実施することが可能である。これはまた、同じ機械内で、同じポッドおよび/または通し番号/コードを2回再使用することを防止することを容易とする。

加えて、データはまた、ポッド内の素材の賞味期限に関する情報を含んで、既に日付が賞味期限切れとなった素材のポッドの使用を防止するようにすることが可能である。この特徴はまた、一連の容器および補完的な認証コードの不断の交換を容易とし、これにより第三者が、古い容器シリーズ(市場ではもはや売られていない)の認証コードを用いることを防止することが可能である。

加えて、機械はまた、使用済みの容器/ポッド/カプセルを使用後に、例えば、それを壊すまたは圧縮することによって変形させるように構成された機構を備えることが可能である。このような機構は、使用済みのカプセルの無駄な体積をよりコンパクトにし、また、ポッド自体の再使用を防止することを可能とし得る。

上述したシステムの特定的な設計によれば、それは更にその上、冷却室で発生する冷却プロセスを加速するように構成された補完的な冷却装置を備えることが可能である。

特に、補完的な冷却装置は、冷却を容易化するために混合室および/または冷却室の内部で容器の素材と混合されるまたは混合室および/または冷却室の外部表面と接触するように構成された氷点下にある冷却流体を備えることが可能である。

この冷却流体は、固体(例えば、氷点下80℃で固形であるCO2)、流体(例えば、氷点下180℃にある液体窒素、氷点下220℃にある液体酸素)、または気体でさえあり得る。

1つの例によれば、冷却装置は、機械を用いて調理される冷却された食用品の分割された分量に釣り合った所定の分量の冷却流体を中に収容するポッドを受容するように構成された冷却ポートを備えることが可能である。しかしながら、冷却装置は代替的に、冷却された食用品の製造プロセス中に、冷却流体を収容し、冷却流体の必要量を流通させるように構成された容器を備えることが可能であることが理解される。

上記のとおり、補完的冷却装置は、自身中で冷却室を用いるときよりかなり必要時間が少ない冷却された食用品を迅速処理するオプション(本明細書では「ターボモード」とも呼ばれる)を提供することが可能である。

本開示の別の態様によれば、冷却された食用品の調理のための器具が提供されるが、この器具は、素材を処理してそれから冷却された食用品を生成するためのプロセッサを備え、このプロセッサが、データ読み取り装置を備えるまたはこれと関連付けられ、上記の機械が、処理される食用素材のうちの1つ以上を収容し、かつこの処理に固有の過程パラメータを示すデータを担持する容器と関連付けられるように更に構成され、このデータが、データ読み取り装置によるその識別を可能とし、これにより、過程パラメータをこの処理に適用するようにプロセッサを誘導するような様式に形式化される。

この器具は、少なくとも1つの洗浄剤を収容する洗浄容器を受容し、かつ器具を洗浄するための洗浄シーケンスを開始するように更に構成することが可能である。この洗浄容器は、洗浄剤を収容し、一般的には、洗浄目的で器具によって適用される過程パラメータを示すデータ単位を担持する。

特に、洗浄容器は、器具の洗浄のための所定の過程パラメータと関連付けられたデータ単位を含むことが可能である。しかしながら、洗浄ポッドは、洗浄プロセスに対して固有であり、かつ冷却された食用品の調理のために必要とされる過程パラメータとは異なる過程パラメータを示すデータを備えることが可能であることをまた理解すべきである。

この器具は、器具の素子、例えば混合室、冷却室などをリンスするために洗浄容器を用いるように構成することが可能である。コンポーネントをリンスするために用いられる流体は、器具から外部環境に(例えば、外部の容器中に)排出することが可能である。代替的には、この器具は、リンス流体を排システムの中に(例えば、流し台の排水パイプに)直接に排出することを可能とする適切な導管で構成することが可能である。

加えて、この器具は、洗浄容器を用いて洗浄プロセス中にこの器具に加熱されたリンス流体を提供するように構成されたリンス装置を備えることが可能である。1つの例によれば、このリンス装置は、この器具の外部にある配水網に接続するように構成することが可能である。代替的には、別の例によれば、このリンス装置は、中にリンス流体を収容するリンス室および、それが器具に提供される以前にそれを加熱するための手段を備えることが可能である。

リンス流体は、いずれの洗剤または洗浄剤も含む必要はなく、単に水で構成することが可能であることに留意されたい。すでに述べたように、この器具は、必要とされる洗剤を収容し、リンス流体と一緒に動作するように構成された洗浄容器を中に受容するように構成することが可能である。

リンス装置はまた、あらゆる残留素材または冷却された食用品の食べ残しをリンスするために、器具の様々なコンポーネント、例えば、混合室と冷却室との間のバルブおよび出口開口部に対してリンス流体の方向性噴流を提供するように構成された少なくとも1つの洗浄ノズルを備えることが可能である。

本出願の主題の別の態様によれば、過程パラメータを適用することによって、また過程パラメータを示すデータを担持することによって、冷却された食用品の調理のために少なくとも1つの食用素材を収容する容器が提供されるが、このデータは、これらの過程パラメータをこれらの素材に対して適用するように構成することが可能なプロセッサのデータ読み取り装置によって読み出すことが可能である。

本出願の主題の更なる態様によれば、素材から冷却された食用品を調理するためのシステムが提供されるが、このシステムは、素材の少なくとも一部を保持する容器と、素材を処理して、これらから冷却された食用品を生成するためのプロセッサであって、データ読み取り装置を備えるまたはこれと関連付けられるプロセッサと、を備え、この容器は、この容器の内容物の少なくとも一部をこのプロセッサによって抽出することを可能とするような様式に、このプロセッサと関連付けられるように構成され、この容器は、この処理に固有の過程パラメータを示すデータを担持し、このデータは、データ読み取り装置によるその識別を可能とし、これにより、容器から抽出された後でも処理中に、過程パラメータを素材に適用するようにプロセッサを誘導するような様式に形式化される。

本出願の主題の更に別の態様によれば、素材から冷却された食用品を調理するためのシステムであって、このシステムは、素材の少なくとも一部を保持する容器と、素材を処理して、これらから冷却された食用品を生成するための機械とを備え、この容器は、この容器の内容物の少なくとも一部を機械によって抽出することを可能とするような様式に、この機械と関連付けられるように構成され、この容器は、この処理に固有の過程パラメータを示すデータを担持し、このデータは、指定されたこの機械のデータ読み取り装置によるその識別を可能とし、これにより、この機械が、これらの過程パラメータをこの処理に適用するように誘導するような様式に形式化され、また、この処理が、食用素材をこれらが容器から抽出された後でも処理することを含む。

本出願の主題の更なる態様は、素材から冷却された食用品を調理するためのシステムを対象とするが、このシステムは、素材の少なくとも一部を保持する容器と、素材を処理して、これらから冷却された食用品を生成するためのプロセッサと、を備え、このプロセッサは、容器の内容物の少なくとも一部をプロセッサによって抽出することを可能とするような様式に容器を適合的に受容するための容器ポートを備え、このプロセッサが、食用素材を、容器からのそれらの抽出後も処理するように構成される。

開示される主題の更なる態様によれば、液体供給源と液体を利用する家庭器具との間に介在されるように構成された温度調節モジュールが提供されるが、この温度調節モジュールは、液体供給源から液体を受容して、その温度を調節し、かつ器具の中に転送するように構成され、このモジュールが、器具のコントローラと連通したコントローラを備え、これにより、温度の制御が、機械のコントローラによって提供されるデータに従って実施される。

上記の温度調節モジュールはまた、ある温度にある流体を自身に対して提供することを必要とする更なるデバイス、例えばエスプレッソ機械、コーヒー機械、パーコレータ、止水板などと一緒に用いることが可能であるが、この場合、それは、このようなデバイスのコントローラと連通して、これからのデータに基づいて流体の温度を測定するように構成される。

加えて、温度調節モジュールはまた、熱い飲料、哺乳瓶などを調理するなどの目的のために、加熱された/冷却された流体を直接にユーザに提供するように構成することが可能である。

近代的な台所は、各々がそれ自身の加熱モジュール/冷却モジュールおよび対応するコントローラを備える複数のデバイスを装備することを理解すべきである。上記の態様によれば、温度調節モジュールは、このようないかなるデバイスをも提供し、これによりデバイスの各々で、個々の加熱モジュール/冷却モジュールに対する必要がなくなるように構成することが可能である。

温度調節モジュールは、ユーザが選んだデバイスに選択的に連結することが可能な流体取り入れ口および少なくとも1つの流体取り出し口を装備することが可能である。このモジュールは、コントローラに従って特定の取り出し口に対して流体を方向付けするように構成されたバルブを更に備えることが可能である。

本発明を理解し、かつそれが実際にどのように実施されるかを理解するために、以下の添付図面を参照して、非制限的な例だけによって、実施形態を次に説明する。

本出願の主題に関わる機械の略断面図である。

図1に示す詳細Aの略拡大図である。

図1および2に示す機械で用いられるポッドの略断面図である。

図3に示すポッドの変更例の略断面図である。

図3に示すポッドの別の変更例の略断面図である。

図1に示す機械の変更例の略断面図であり、ポッドをその中に挿入する様子を示している。

図1に示す機械の別の修正例の略断面図である。

図1に示す機械の取り出し口の考えられる開口部構成を示す略断面図である。

図1に示す機械の取り出し口の考えられる開口部構成を示す略断面図である。

図1に示す機械の取り出し口の考えられる開口部構成の別の例を示す略断面図である。

図1に示す機械の取り出し口の考えられる開口部構成の別の例を示す略断面図である。

図1に示す機械の冷却室の方位の例の略断面図である。

図1に示す機械の冷却室の方位の例の略断面図である。

開示される主題の別の例に関わる機械の略側面図である。

図14Aに示す機械の略等図である。

開示される主題の別の例に関わるウエットポッドの略前面図である。

隠線を含む、図15Aに示すウエットポッドの略前面図である。

開示される主題の別の例に関わるドライポッドの略前面図である。

本出願の開示される主題に関わる温度調節モジュールの略図である。

本出願の主題に関わる機械の1つの例の略等角図である。

図18Aに示す機械の略背面等角図である。

図18Aに示す機械の長手方向略断面図である。

図18Cに示す断面図のある部分の略拡大図である。

図18A〜18Dに示す機械で用いられるポッドの第1の例の略底面等角図である。

図18A〜18Dに示す機械で用いられるポッドの第1の例の断面図である。

図18A〜18Dに示す機械で用いられるポッドの第2の例の略底面等角図である。

図18A〜18Dに示す機械で用いられるポッドの第2の例の断面図である。

ハウジングが例示目的で部分的に除去された、第1の位置にある状態での本出願の主題に関わる機械の別の例の略等角図である。

図21Aに示す機械の長手方向略断面図である。

ハウジングが例示目的で部分的に除去された、第2の位置にある状態での図21Aに示す機械の略等角図である。

図21Cに示す機械のある部分の略拡大図である。

図21Dに示す機械の略等角断面図である。

図21A〜21Eに示す機械で用いられるポッドの略等角図である。

最初に図1に注目すると、冷却食用品(例えば、アイスクリーム)を家庭で調理するための、一般的に1で示されるシステムが示されている。システム1は、ハウジング10、混合モジュール20、および冷却モジュール30を備えるが、モジュール20および30は双方が、ハウジング10の内部に収容される。システム1は、冷却された食用品の少なくとも1つの素材を収容するポッド40(図3に示す)を更に備えるが、ポッド40は、ハウジング10の内部に受容されるように構成される。

ハウジング10も、冷却モジュール30から熱を除去するように構成された冷却装置12と、混合モジュール20および冷却モジュール30の双方の素材を駆動するように構成された駆動モーター14とを備える。個々のモーターは、混合モジュール、冷却モジュールなどの各々に対して提供することが可能であることが理解される。

ハウジング10は、混合モジュールの入口21の上に位置付けられたカバー17、ユーザ流体入口15、および内蔵の流体入口16を更に備えるが、入口15と16は双方が混合モジュール20に通じている。

更に図2を参照すると、混合モジュール20に、入口21を介してポッド40(図3に示す)を中に受容するように構成された空洞22が形成されている。混合モジュール20は、混合モジュール20と冷却モジュール30との間での流体の連通を選択的に許容する/防止するように構成されたバルブ24を更に備える。

この装置は、ポッド40がバルブ自身を備え、一方、機械には、バルブを動作させるように構成された対応する係合ポートが形成されるようなものであり得ることが理解される。

混合モジュール20はまた、内部に収容された物質の混合を可能とするために、駆動ユニット14を動力源とし、かつその中心軸X1を中心としてポッド40を回転させるように構成された混合装置(図示せず)を備える。

冷却モジュールは、中心シャフト32および混合素子34を有する攪拌器を備えた主空洞を有する室31、を備える。シャフト32および混合素子34は、中に収容された物質を更に混合するために、シャフトの軸X2を中心として回転するように構成される。

室31は、冷却モジュール30内に収容され、かつ室31の壁と接触する物質の温度が低下するように、冷却装置12によって冷却される。これに関連して、混合素子34もまた、凍結するに連れて室31の内壁に付着する混合物の部分をそぎ落とすように構成されることに気づくことが重要である。

冷却モジュール30もまた、システム1のユーザに対して冷却された食用品を提供するように構成された出口ポート36を備える。

冷却装置12および駆動モーター14の動作は、コントローラ18によって制御されるように構成される。コントローラは、混合モジュール20と関連付けられる送信ユニット19からのデータ信号を受信して、対応する指令を冷却装置12および駆動モーター14に発行するように更に構成することが可能である。

ここで図3に目を転じると、中心空洞41、取り出し口44、内側ウイングレット46、および頂部ウイングレット48を持ち、かつポッド40内に収容された素材を混合するように構成された本体42を備えるポッド40の基本的設計が示されている。

加えて、ポッド40は、冷却された食用品の調理パラメータに関係するデータをシステム1に提供するように構成されたデータユニット49を備える。データユニット49中のパラメータは、ポッド40内に収容された食用素材とその状態(個体、スラリー、流体など)に対して固有である。

データユニット49は、ハウジング10の送信ユニット19と連通し、これによりそれに対して、次にコントローラ18に送信可能な必要なパラメータを提供するように構成される。

ここで図5を参照すると、取り出し口44に、混合室20にポッド40をしっかりと取り付けるように構成されたネジ山45を形成することが可能であり、この混合室は、順に対応するネジ込み部分でもって形成される。

特に図5を参照すると、ポッド40は「ウエットポッド」を例示している、すなわち、ポッドが、流体を混合される食用物質を含んでおり、これにより食用品の調理のために必要とされる素材の少なくとも大部分(たとえ全てでなくても)がすでにポッド40内に収容されている。この場合、ポッドは、混合モジュール20中に挿入することが可能であり、冷却された食用品を生成するために、更なる流体はなにも必要とされ得ない。

代替的には、図4を参照すると、ポッド40’は、食用品の調理のための食用素材のうちの一部を収容するだけの「ドライポッド」であってもよい。この場合、ユーザは、「ドライポッド」40’に食用品の調理のための必要とされる流体を提供するように構成された更なる部材50を装備することが可能である。特に、ユーザは、更なる部材50に自分が選んだ所望の流体を充填し、次に更なる部材50をドライポッド40’に取り付け、これによりポッド40のそれに類似したポッドアセンブリを形成することが可能である。

ドライポッド40’および部分50は、ネジ山47’、55を介して互いに対して係合するように構成することが可能であるが、これらの間の接続のための、ネジ切りに限らない様々な手段が提供可能であることが理解される。ドライポッド40’の場合には、ポッド40’は、カプセル(コーヒー機械に見受けられるそれに類似している)に類似している。

図6および7を参照すると、コーヒー機械用のポッドに類似して、ドライポッド40’が機械の中に(更なる部材50なしで)挿入されるように構成される、機械の別の実施形態が示されている。この場合、必要とされる流体は、機械の混合室20中に直接に提供されて、ドライポッド40’の物質と混合される。

特に、図6および7は、機械の中にポッド40’を挿入する2つの構成、1つは側部から(図6)1つは頂部から(図7)、を示す。

ウエットポッド40とドライポッド40’の双方において、装置は、ポッド40、40’が、混合空洞22の一部を構成するように構成されるようなものである。

加えて、どちらのポッドが使用されようと無関係に、流体を、手動でユーザによって開口部15を介してまたは家庭給水、ボトルポートなどに接続することが可能な内蔵入口16を介して混合空洞22に提供することが可能である。

動作中、ポッド40、40’は最初に、混合空洞20に挿入される。一旦挿入されると、データユニット49は、次にコントローラ18に送信される必要な調理パラメータを送信ユニット19に提供する。

過程パラメータは、様々なパラメータのうちのいずれか1つであり得るが、例えば、次のものがある。 少なくとも1つの素材の混合時間、 更なる素材の量、 更なる素材の導入時間、 少なくとも1つの素材の混合物の通気時間、 その通気時間中での、少なくとも1つの素材の混合物の中に導入される気体の分量、 少なくとも1つの素材の通気された混合物の冷却時間、 少なくとも1つの素材の通気された混合物の温度減少、 食用品が提供される出口の直径と、 出口を介する食用品の提供速度。

一旦過程パラメータがコントローラ18によって獲得されると、冷却された食用品の調理を開始することが可能である。

コントローラ18は最初に、更なる流体が必要であるかどうかを決定し、必要であれば、機械の操作者に対して入り口15を介して流体を追加するように警告するかまたは、入り口16を介してそれを自動的に提供するかする。

一旦全ての素材が混合室20内に収容されると、コントローラ18によって制御される駆動ユニット14は、その動作を開始し、食用素材は一緒に混合されて、混合体を形成する。混合時間、混合速度などはすべて、コントローラ18に前もって提供された過程パラメータによって決定される。

一旦素材が混合モジュール20内で適切に混合されると、コントローラ18はバルブ24を動作させて、混合体を冷却装置30の混合室31中に流れ込むことを許容する。

次に、混合体は通気されて、必要な温度(これまた過程パラメータに基づいて決定される)にまで冷却され、一旦所望の温度/圧力/テクスチャなどに達すると、冷却された食用品は、開口部36を介してユーザに送ることが可能である。

アイスクリームのタイプが異なれば、テクスチャ、舌上の温度感覚および味覚、融ける前のアイスクリームの安定性などを含む、その特定のアイスクリームタイプの風味を希釈するために必要とされる過程パラメータも異なることが理解される。

いくつかの例を次に提供する。 高い砂糖/ブドウ糖レベルを有するチョコレートアイスクリームを作るときには、素材を長時間にわたって冷却することが望まれ得る。同じことが、アルコール物質を持つシャーベットの調理にも当てはまり得る。 高い脂肪率を持つナッツアイスクリームを作るときには、攪拌機の回転速度を減少させることが望まれ得る。

加えて、 「ウエットポッド」は通常は、その内容物が更なる材料と混合される「ドライポッド」より短い/遅い混合プロセスを必要とする。 低い氷点として計算された混合体に基づく生成物は、より長い冷却プロセスおよびまたはより高いレベルの温度減少を必要とし得る。 高いレベルの個体に基づき、かつ低いレベルのオーバーランに対して計画された生成物は、攪拌器のより遅い回転およびまたはより長いプロセスを必要とし得る。

図8〜11を参照すると、開口部36は、様々な構成のものが可能であり、例えば、図8および9の場合では、回転軸を中心として傾いていたり、図10および11の場合では、上下に滑動したりする。

冷却モジュール30は、生成物を開口部36に向けて進ませるように構成された混合装置(シャフト32および素子34)を備えることに留意されたい。開口部がクローズしている限り、圧力が食用品に印加され、また、所望の圧力に達すると(これまた、圧力パラメータによって決定される)、コントローラは、出口36に対してオープンするように信号を送ることが可能である。

図12および13を参照すると、ユーザに対する冷却された食用品の提供は、混合シャフト32および素子34が生成物に印加する圧力だけでも可能である。特に、シャフト32および素子34は、矢印37で示されるように開口部に向けて食用品を推進するように構成することが可能である。加えて、室31の場合、重力を利用して生成物が出るように少し傾いている(図13)。

互いに異なったタイプの冷却された食用品を調理する毎に、システム1を洗浄するおよび/またはそれをリンスすることが望まれ得る。この目的のために、ポッド40、40’のそれに類似した形状を有し、ポッドが機械に接続されるときに、システム1を貫通して流れるように構成された洗浄剤(食用素材および生成物に類似している)を収容する洗浄ポッド(図示せず)を提供することが可能である。

ここで図14Aおよび14Bに目を転じると、一般的に101で指定され、以前に説明したシステム1に類似して、混合室120、冷却室130、駆動モーター115、読み取り装置118、およびコントローラ116を収納する本体ハウジング110を備える、冷却された食用品の調理のためのシステムの別の設計が示されている。

ハウジング110は、冷却された食用品を(一旦調理されたら)提供するように構成された配膳台開口部136、開口部136から分配された冷却された食用品を受容するための容器を自身の上に位置決めするように構成された基部138、およびシステム101を動作させるためのハンドル111を装備している。

動作中、ポッド140(図15A、15Bを参照)の容器部分144は、ハウジングの頂部開口部113から混合室120中に提供されて、読み取り装置118の位置と整合するように位置決めされる。読み取り装置118は次に、冷却された食用品の調理のための必要とされる過程パラメータをポッドから取得して、これらをコントローラ116に提供するように構成される。

一旦必要とされる情報が全てコントローラ116によって取得されると、後者は、食用品を生成するために、混合室120、冷却室130、および駆動モーター115の動作を調節することが可能である。

食用品が準備されたとき、機械の操作者は、システム101によって(視覚表示または聴覚表示によって)、システム101のハンドル111を動作させるように促されて、配分用の開口部をオープンして、冷却された食用品が、そこから、基部138上に置かれた設計された容器(図示せず)の中に分配されることを可能とする。

上記から理解されるように、過程パラメータに関する全情報はポッド自身によって提供されるため、システム101全体は、それを動作させ、システム101を極端に単純でユーザが使いやすくさせるために必要とされる1つのハンドル(および多分オン/オフボタン)を含むことが可能である。

ここで図15Aおよび15Bに目を転じると、一般的に140と指定され、容器部分144およびキャップ142を備える「ウエットポッド」が示されている。容器部分144には、冷却された食用品の生成のための素材を中に収容するように構成された空洞141と、混合室120と一緒に動作するように構成された混合ポート146とが形成される。キャップ142には、容器部分144をほとんど全部収納するように構成された空洞が形成される。

「ウエットポッド」という用語は、冷却された食用品を生成するために、自身が収容する素材に対して流体の追加を必ずしも必要としない容器のことであることが理解される。言い換えれば、ウエットポッドは、いかなる追加の素材を必要とすることなく、冷却された食用品を生成するためのすべての必要とされる素材を中に収容することが可能である。

動作中、ポッドのキャップ142は、ハウジング110に挿入される以前に取り外すことが可能であり、基部138上に置かれて、冷却された食用品を中に受容するように構成された容器として用いることが可能である。キャップ142の体積は容器144のそれより小さいとは言え、それでも、自身の体積より大きい分量のアイスクリームを通常収納するアイスクリームカップ/コーンに類似して、冷却された食用品を中に受容するに適切な寸法を持っていることがまた理解される。

図16を参照すると、一般的に140と指定され、「ウエットポッド」とは対照的に、冷却された食用品の調理用の素材の一部だけを中に収容するように構成され、流体および/または更なる素材の追加を必要とした「ドライポッド」の別の設計が示されている。その一方では、「ドライポッド」の使用によって、ポッドの全体的な体積を減少させることが可能となる。

ここで図18A〜18Dに注目すると、一般的に200で指定される機械の別の例が示されている。前述の例のように、機械200は、冷凍された食用品の調理のための少なくとも一部の素材を収容するポッド240、240’を中に受容するように構成された混合室220と、食用品/素材を冷却するための冷却室230と、圧縮器214とを中に収納するハウジング210を含む。

機械200は、機械のユーザに対して冷凍された食用品を分配するように構成された分配開口部236と、冷凍された食用品のための容器をその上に位置決めするための容器トレイ238とを更に装備する。分配の制御は、配分開口部に連節される多用ハンドル211を用いて実施される。

図18Cを特に参照すると、混合室220は、中にポッド240を受容するように構成された空洞222を有し、ポッド240のデータ供給源249からデータを受信し、そのデータを制御ユニット218に送信するように構成されたデータ読み取り装置219が取り付けられる。

ここで、機械200の断面図が示されている図18Dを参照する。混合室220が、混合室220(図19A〜20Bも参照)内に受容されるときに、ポッド240のクロージャに穴を開けて、混合室220での混合発生後に、ポッドから素材を抽出して冷却室230に入れることを可能とするように構成された突き通し素子228を、その底部端に備えていることが観察される。この目的のため、突き通し素子228は、クロージャを突き通すに十分鋭いその先端で終端する先細り形状を持つ。

突き通し素子228は、ポッド240を回転させるおよび/またはその中で素材を混合するように構成された回転板224に搭載される。突き通し素子228は、混合段階中にポッド240内に収容される素材の混合を支援するに十分幅広であるように設計されていることにも留意されたい。混合は、容器240内に形成されているウイングレット246によって更に容易化される。

混合室220と冷却室230との間の通路には、室220、230間での混合された素材の通過を調節するように構成されたバルブ229が装備されている。バルブ229はまた、コントローラ218と関連付けられており、また、その動作は、これによって調節される。

前述の例のように、冷却室230は、混合モーターおよび混合素子234を備え、出口ノズル236に向けて少し傾いており、これで、重力を利用して、冷却された食用品を分配する。加えて、冷却室230は、冷却された食用品の分配を調節するように構成されたバルブ239を備える。特に、このバルブは、冷却された食用品が、それが完全に準備される以前に冷却室230から送出されることを防止するように構成することが可能である。

ここで図19Aおよび19Bに目を転じると、冷却された食用品を生成するための必要とされる素材を収容する空洞をその中に画定する容器242という形態の一体ポッド240が示されている。

容器242は、ネジ切りされた取り付けポート245が形成されており、また、ホイルクロージャ244によって密閉される開口部を有する。ポッド240が機械200の混合室220(図18Dを参照)の内部に受容されるとき、突き通し素子228は、このホイルに穴を開けて、素材が混合室220内に受容されることを可能とするように構成される。

混合室220内での素材の混合は、実際にはポッド240内で発生するが、それはポッドが、混合室220内に正確に受容されるような寸法および形状になっているからであることが理解される。ここで、混合室220が、この例では、機械の正真正銘のポッド240と一緒になって動作するように構成されるだけであることに留意されたい。

ポッド240には、機械200のデータ読み取り装置219と連通し、かつ冷却された食用品を生成するための必要な情報をコントローラ218に提供するように構成されたデータラベル249が自身に対して取り付けられるおよび/または自身と一体形成されている。

ここで図20Aおよび20Bに注意を転じると、互いに取り付けるように構成されている第1の容器242’と第2の容器252’を備えるポッドアセンブリ240’が示されている。容器242’は、寸法(こちらのほうが小さい)および、収容される素材の分量および/またはタイプが異なるが、容器242と本質的に類似している。

しかしながら、前述のポッド240とは反対に、容器242’は、頂部ホイルクロージャ248’と、容器252の対応するポート255に取り付けるように構成された補助取り付けポート247’とを有する。

容器252は、オープンな容器であり、かつ、容器242’の素材(例えば、ジュース、水など)と混合することが可能な、ユーザの好みによるいかなる所望の液体媒体をも収容するように構成される。容器252にはまた、容器242’、252が適切に互いに取り付けられるときに、容器242’のホイルクロージャ248’に穴を開けるように構成される突き通し部材259が形成される。

組立に際して、容器252は、好みの所望の液体で充填することが可能なオープンエンドの容器であることが可能であり、したがって、容器242’は、容器252に搭載することが可能である。

取り付けられるとき、容器242’、252は一緒にポッドアセンブリを形成するが、これは、オリジナルのポッド240と形状及び寸法が非常に類似しており、したがって、機械200および混合室220の内部では同じように機能し、同時に、より様々なオプションおよび風味をユーザに提供し得る。

ここで図21A〜21Eに注目すると、一般的に200”で指定される機械の別の例が示されている。前述の例のように、機械200”は、冷凍された食用品の調理のための少なくとも一部の素材を収容するカプセル240”(図22を参照)を中に受容するように構成された混合室220”と、食用品/素材を冷却するための冷却室230”と、圧縮器214”とをその中に収納するハウジング210”を含む。

しかしながら、前述の例とは反対に、機械200”は、ほとんどの場合「ドライである」素材(個体、粉末など)を収容するカプセル240”を中に受容するように構成され、また、混合室220”は、室220”を密閉するように構成されたカバー217”と、カバー217”を介して自身に通じる流体入り口215”とを備えている。

特に図21Bに注目すると、カプセル240”は、(前述したポッド240、240’のように)混合室より小さく、その空洞全体を充填するわけではない。その代わりに、流体は、カバー217”を介してカプセル中に通されるように構成され、これにより、外部の素材およびカプセル240”からの素材の混合体が混合室220”中に提供されて、次にここで混合される。

外部の流体がポッド内でより良く拡散して素材と混合するようにするために、カバー217”には、カプセル240”に通じる複数の流体出口が装備される。これらの出口はまた、一旦混合室220”内に置かれて、カバー217”が適切にクローズされると、カプセル240”の頂部ホイルクロージャに穴を開けるように設計される。

一旦外部流体および素材の混合体が混合室220”中に提供されると、混合がそこで発生し、これ以降、製造プロセスは、冷却された食用品の生成の前述のプロセスと非常に類似したものである。しかしながら、混合中は、素材の一部はカプセル内に残留して、混合室内におけるほど効率的ではないにせよ、そこでも混合され得ることが理解される。

ここで図22に注目すると、ハウジング242”、頂部ホイルクロージャ244”、底部クロージャ243”(図21Bを参照)、およびデータラベル249”を備えるカプセル240”が示されている。カプセル240”は、前述のポッド240、240’よりかなり小さく、一般に、コーヒーカプセルに似ている。カプセル240”は、混合室220”内に置かれるように構成され、これによりその底部ホイルクロージャ243”が突き通し素子228によって穴開けされ、同時にその頂部ホイルカバー244”が、それが適切にクローズされるときに、カバー217”に形成される出口によって穴開けされるように構成される。ここで図17に目を転じると、蛇口Fと、それぞれ高温用および低温用の調節ハンドルHおよびCとを備える家庭給水パイプPが示されている。開示される主題によれば、パイプPと流体連通している水温調節モジュール300が提供される。

モジュール300は、主パイプPから流体を受容するための入り口、加熱/冷却ユニット(図示せず)、および所望の温度にある受容された流体を出力するように構成された複数のポート310を備える。

モジュール300は、複数の様々な台所器具(例えば、コーヒー機械、クーラー、本出願のシステム1、101)がポート310に接続して、所望の温度にある流体をモジュールから受容することを可能とするように構成される。

今のところ、これらの台所器具の各々は、それ自身の加熱/冷却モジュールおよび/または加熱体などを備えている。温度調節モジュール300の使用を採用することによって、台所器具の各々で対応するモジュールに対する必要性をなくすことが可能である。これによって、これらの器具の各々の寸法及び形状を軽減することが可能となり得る。

モジュール300はまた、流入する流体の温度を調節し、かつ加熱された/冷却された流体の関連するポッドに対する提供を制御するように構成されたコントローラ(図示せず)を備えることが可能である。

このコントローラはまた、接続された台所器具の各々と連通することが可能であり、これによりユーザがモジュール300を動作させる必要がなく、むしろ所望の器具だけを動作させるだけでよいことを理解すべきである。

本発明が関わる当業者は、必要な変更を加えて、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変化、変形、および修正を実施することが可能であることを容易に理解するであろう。

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