Dairy products and a method of manufacturing the same

申请号 JP2004553305 申请日 2003-11-20 公开(公告)号 JP2006506087A 公开(公告)日 2006-02-23
申请人 ジョンストン,キース; ニュージーランド デアリー ボード; 发明人 キャロル,ティム; クロウ,ボーガン; ジョンストン,キース; チェン,ピン; ホノア,クレイグ; ホワイト,ニコラ;
摘要 高圧処理を用いてチーズ中のカゼイン自体の分解を遅くするかまたは抑制するための方法が記載される。 加圧処理チーズを用いてプロセスチーズを製造する方法も、また、記載される。
权利要求
  • 400MPaを超える加圧処理をチーズに施すことを含む、チーズ中のカゼインの分解を遅らせるかまたは抑制する方法。
  • 少なくとも500MPaの加圧処理をチーズに施す、請求項1に記載の方法。
  • 少なくとも600MPaの加圧処理をチーズに施す、請求項2に記載の方法。
  • 少なくとも700MPaの加圧処理をチーズに施す、請求項3に記載の方法。
  • 少なくとも800MPaの加圧処理をチーズに施す、請求項4に記載の方法。
  • チーズを約5分間にわたり処理圧力に保持する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズを5分未満の間にわたり処理圧力に保持する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズを約3分間にわたり処理圧力に保持する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズを約1分間にわたり処理圧力に保持する、請求項7に記載の方法。
  • チーズを1分未満の間にわたり処理圧力に保持する、請求項7に記載の方法。
  • チーズを水抜きしてから30日以内に加圧処理を施す、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズを水抜きしてから5日以内に加圧処理を施す、請求項11に記載の方法。
  • チーズを水抜きした後24時間未満に加圧処理を施す、請求項12に記載の方法。
  • チーズが微生物または動物源のいずれかから誘導される凝固性酵素を含有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  • 酵素が醗酵産生キモシンである、請求項14に記載の方法。
  • 加圧処理チーズが以下から選択される少なくとも一つの酵素を含有する、請求項14に記載の方法。
    リゾムコールミエヘイ(Rhizomucor miehei)から誘導される酵素、
    リゾムコールプシルス(Rhizomucor pusillus)から誘導される酵素、
    エンドチアパラジティカ(Endothia parasitica)から誘導される酵素、
    クリホネクトリアパラジティカ(Cryphonectria parasitica)から誘導される酵素、および キモシン。
  • チーズがパスタフィラータ系チーズである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズがピザチーズである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズがモツァレラである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  • 400MPaを超える加圧処理をチーズに施すことを含むモツァレラチーズ中のカゼイン自体の分解を遅らせるかまたは抑制する方法。
  • 加圧処理が600MPaである、請求項20に記載の方法。
  • チーズを約600MPaの圧力に約5分間にわたり保持する、請求項21に記載の方法。
  • 少なくとも一つのチーズが請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法によって処理された、1以上の乳化剤を有する1以上のチーズを加熱することを含むチーズ製品を製造する方法。
  • 加熱がチーズ製品を低温殺菌する、請求項23に記載の方法。
  • 加熱が少なくとも30秒にわたり約65〜100℃の間である請求項23または24のいずれかに記載の方法。
  • 加熱が約30秒間にわたり約65℃である、請求項25に記載の方法。
  • チーズ製品がプロセスチーズである、請求項23〜26のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズ製品がプロセスチーズ食品である、請求項23〜26のいずれか1項に記載の方法。
  • チーズ製品がプロセスチーズスプレッドである、請求項23〜26のいずれか1項に記載の方法。
  • 加圧処理チーズが、チェダー、顆粒、攪拌カード、コルビーおよび米国製チェダーチーズ種から選択されるタイプのものである、請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  • 請求項1〜30のいずれか1項に記載の方法により製造されるチーズ。
  • 说明书全文

    本発明は、チーズ中のカゼインの分解を遅らせるかまたは抑制する方法、および加圧処理チーズを用いるチーズ製品の製造に関する。

    乳凝塊の形成はチーズ製造工程の初期の重要な段階であり、牛乳成分(脂肪、タンパク質、乳糖、塩、生物および)をゲルネットワーク中に取り込むのに役立つ。 牛乳凝固性酵素によるカッパーカゼインの突き出た親水性領域のタンパク質分解開裂は、コロイド懸濁液中にカゼインミセルを保持する相互斥の不安定化を引き起こす。 カゼインの凝集が起こり、時間と共に固まって、切断されてチーズとなることができるカードを造り出す3次元ネットワークが形成される。

    牛乳凝固におけるその役割に加えて、凝塊形成後カード中に捕らわれて残る凝集剤は、チーズの熟成および養生において役割を果たす。 残留凝集剤は、タンパク質をより小さなペプチドに分解する。 この作用は、次の風味ある化合物への前駆体を産生し、ゴムのような生地を柔らかくし滑らかにする。 観察される生地の変化は、チーズのタンパク質(カゼイン)マトリクスの破壊に関係していると共に、一般的にアルファs1−カゼインに及ぼす凝集剤酵素の作用のせいである(且つチーズおよび凝集剤タイプに応じてより少ない程度でベータカゼインにもよる)。 チーズにおけるカゼイン分解の速度は、凝集剤の量、その製造中に用いられる温度、最終チーズ組成およびpHにより決定される。

    製造後、カゼイン分解の速度は、適切な保存温度の選択により制限程度まで制御することができる(より遅い分解がより低い温度で観察され、より速い分解が高温で観察される)。

    チーズ中のカゼイン分解速度を遅らせる能力は、いくつかのやり方において商業的に有利である。 例えば、プロセスチーズの製造は高レベルのカゼイン自体を有する若いチーズを必要とし、保存の間に若いチーズにおけるこのカゼイン自体のレベルは減少する。

    モツァレラは、溶けて伸びるピザ上で用いられる場合、許容可能な性能を与える機能性を保持することにおいて、限定されるかまたは制御されるカゼイン分解がチーズのために重要となるチーズである。 製造後暫くして、適切な程度のカゼイン分解が起こった場合、モツァレラチーズはピザ用として機能的に最適である。 許容可能な機能性は一定期間の間保持され、カゼイン分解が進むにつれて劣化する。

    チーズ中のカゼイン分解を遅らせるかまたは抑制する改善されたまたは代わりの方法を提供することが、本発明の目的である。

    一つの態様において、本発明は、広く、400MPaを超える加圧処理をチーズに施すことを含むチーズ中のカゼイン自体の分解を遅らせるかまたは抑制する方法を含む。

    本発明により有用な好ましい圧力は、410MPa、420MPa、430MPa、440MPa、450MPa、460MPa、470MPa、480MPa、490MPa、500MPa、510MPa、520MPa、530MPa、540MPa、550MPa、560MPa、570MPa、580MPa、590MPa、600MPa、610MPa、620MPa、630MPa、640MPa、650MPa、660MPa、670MPa、680MPa、690MPa、700MPa、710MPa、720MPa、730MPa、740MPa、750MPa、760MPa、770MPa、780MPa、790MPa、800MPa、810MPa、820MPa、830MPa、840MPa、850MPa、860MPa、870MPa、880MPaおよび890MPaから選択することが可能である。

    好ましくは、チーズは、短めの保持時間と思われるが、本発明の範囲内での約5分の持続時間にわたり特定圧力で保持される。

    好ましくは、チーズは、水抜きされてから30日以内、さらに好ましくは水抜きされてから5日以内、最も好ましくは水抜きされてから24時間以内に加圧処理される。

    好ましい実施形態において、加圧処理チーズはパスタフィラータチーズ、好ましくはピザチーズ、最も好ましくはモツァレラチーズである。

    第2態様において、本発明は、広くは、少なくとも一つのチーズが本発明の第1態様に従う方法により処理された、1以上の乳化剤を有する1以上のチーズを加熱することを含むチーズ製品を製造する方法を含む。

    本発明のこの態様により製造される好ましいチーズ製品は、プロセスチーズ、プロセスチーズ食品およびプロセスチーズスプレッドである。

    本発明は、また、上述の方法から、およびこの明細書を通して製造される製品を含む。

    本明細書において用いられる「加圧処理」または「UHP処理」への言及は、超高圧処理を意味する。 こうした処理は、一般に、少なくとも100MPaの圧力を用いる加圧処理として認められる。 これは、また、技術上、「高圧」、「高静水圧」(HHP)または「高圧処理」(HPP)として公知である。

    加圧処理は以下の段階を含むと理解される。
    食品をチャンバー中に置くと共にこのチャンバーを密閉し、
    チャンバー中の圧力を上げ、それによって食品を予定の設定圧力に上げ、
    規定時間の間(処理時間、滞留時間または保持時間と呼ばれる)この圧力で食品を保持し、および チャンバーから圧力を抜き食品を除去する。

    本明細書を通して、特定圧力での特定長さの時間帯にわたる加圧処理にチーズをさらすことへの言及は、チーズがその特定圧力にさらされる時間の長さを指す。

    用いられる高圧装置の特徴は、本発明をうまく行うために必要とされる条件に影響を与えることが可能であろう。 特に、処理圧力を達成し、食品から処理圧力を放出するためにとられる時間、および処理圧力が送達され制御される正確度は、特に食品がかなりの時間にわたり処理圧力で保持されることが必要でない状況において、結果に影響を与えることが可能である。

    プロセスチーズは、各種タイプおよび各熟成度のみじん切りにしたナチュナルチーズを乳化剤と配合し、配合物を不完全真空下で一定の攪拌により均一な塊が得られるまで加熱することにより製造される。 ナチュナルチーズに加えて、他の乳材料および非乳材料も配合物中に含むことは可能である(Fox,Chapter15,p467)。

    チーズおよび他の材料のタイプおよび量は、費用、有用性、最終製品のタイプおよび国の特定表示規制を含む多くの要因により決定される。 一般的に、各種材料は、最小の配合費用と最終製品の風味および機能性とのバランスをとるために配合される。

    プロセスチーズ、特にブロックおよびスライスを製造する場合、これら製品の厳しい機能要求事項を実現するために、特に高い割合の関連(またはそれ自体の)カゼインが必要とされる(Joha TM Guide to Processed Cheese Manufacture,p77)。 スライス用の機能特性には、弾性、剛性および溶融耐性が挙げられる。

    プロセスチーズは、一般に、48%を超えるFDM(乾物中の脂肪)、および39%未満の水分含量を有するチェダー法または顆粒法のいずれかにより作られるセミハード〜ハードチーズを用いて製造される。

    伝統的に、カゼイン自体の損失は保存温度の制御により限定された範囲のみに制御されてきた。

    長期間にわたり若いチーズの属性を保持する能力は、チーズ製造およびプロセスチーズ製造両方からのチーズ供給を有効に区別する。 若いチーズの属性が長期間にわたり保持されるチーズは、若いチーズの属性が保持されない比較チーズよりも、一層高いレベルのカゼイン自体を有すると共にさらに機能的に安定し堅くあることにおいてより大きな価値があることが可能である。 こうしたチーズもまたプロセスチーズ製造業者に対して一段と大きな柔軟性を提供する。

    モツァレラ(およびパートスキムモツァレラおよびピザチーズなどの品種)は、カードが55℃以上に加熱され、成型および包装の前に機械的に引き伸ばされる、製造の間の追加の「パスタフィラータ」または引き伸ばし段階を必要とする。 この引き伸ばし工程は、チーズが繊維状の適応性のある生地を作り上げることを可能とする。

    溶融性および伸長性などのモツァレラチーズの機能特性は、ピザ用に用いるチーズの適用性を決める。 ピザチーズは経時的に機能性が変化し、新たに作られるモツァレラチーズが溶融不良性および限定された伸長性のせいでピザ用に適していないことは知られている。 さらなる熟成により、機能性はチーズがピザ用に適する点まで変化するが、さらに熟成するとすぐに、チーズは、再度、溶融する際の過剰の柔らかさのせいでピザ用に適さなくなる。 モツァレラチーズがピザ用に用いることができる時間帯は、比較的短いことが可能である。

    モツァレラは、一般に、30%を超えるFDMおよび60%未満の水分含量でパスタフィラータ法により製造される半軟質チーズであるとして理解される。

    限定されたまたは制御されたカゼイン分解は、溶融し伸長するピザに用いられる場合、モツァレラチーズに優れた性能特性を与える機能性を保持する上で重要である。

    製造後暫くして、適切な程度のカゼイン分解が起こった場合、モツァレラ機能性が最適であり、一定期間保持されるが、しかし、その後、広範なカゼイン分解により劣化する。

    本発明は前述のものに存し、また、以下にその実施例を示す構成を考えている。

    以下の実施例は、それらを加圧処理にかけることにより、いかにカゼイン分解の速度をチーズ中で遅くすることができるかを示す。 実施例7は、加圧処理されたチーズがプロセスチーズの製造などの用途に用いることが可能であることを実証する。

    実施例1
    子牛レンネットを用いて作られたチーズ中のタンパク質分解を限定するための加圧処理の使用。
    チーズバットを、タンパク質対脂肪比0.81に標準化された低温殺菌牛乳350Lで満たした。 チーズミルクの温度を32℃に調整した。 中温菌スターターおよびCaCl 2をそれぞれ2.4%および0.02%の率で添加し、チーズミルクと混合した。

    一定量の子牛レンネットをチーズミルクに添加し、約20分の設定時間後、6mmカードナイフを用いてゲルを切断した。 攪拌しながら、次に、カードおよび乳清を40分間にわたり38.5℃に加熱し、料理可能とした。

    さらに2 3/4時間後、乳清をカードから抜き取った。 カードを最初の18分間に6回、次に、続く15分に3回、次に、10分毎に1回攪拌した。 一旦pHが約5.2に達すると、塩を22g/kgの率でカードに添加した。 カードをさらに20分間にわたり熟成し、次に、一夜にわたり加圧して(0.4MPa)20kgブロックとした。

    プレスを出た製品のチーズ組成の要約表を以下の表に示す。

    16時間の加圧時間後チーズプレスから除去すると、チーズの600g部分をチーズブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    次に、すべてのブロックを10℃で4ヶ月間にわたり保存し、規則的な間隔で副標本を取った。 尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動法(alkaline urea PAGE)(Creamer 1991)を用いてカゼイン自体のレベルを測定した。

    超高圧チーズの尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動分析からの結果のまとめを図1aに示す。 アルファs1−カゼイン減衰率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、加圧処理がアルファs1−カゼイン分解率に影響を与えることを示す。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合、アルファs1−カゼイン分解率の低下が観察された。 アルファs1−カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表し、以下の表にまとめる。

    実施例2
    微生物レンネットを用いて作られたチーズ中のタンパク質分解を限定するための加圧処理の使用。
    フロマーゼXL (Fromase XL )(登録商標)(リゾムコールミエヘイから得られる)を牛乳凝集剤として用いることを除いて実施例1に記載される方法に類似のやり方でチーズを製造した。

    チーズプレスを出たチーズの組成の要約表を以下の表に示す。

    16時間の加圧時間後チーズプレスから除去すると、チーズの600g部分をチーズブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    次に、すべてのブロックを10℃で4ヶ月間にわたり保存し、規則的な間隔で副標本を取った。 尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動法(Creamer 1991)を用いてカゼイン自体のレベルを測定した。 チーズを>400MPaの圧力で処理する場合、未処理チーズ(対照)に比べて、アルファs1−カゼインのより遅い分解率が観察された。 この傾向は図1bにおいて証明される。

    アルファs1−カゼイン減衰率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、加圧処理がアルファs1−カゼイン分解に有意な影響を与えることを示した。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合、アルファs1−カゼイン分解率の低下が観察された。 アルファs1−カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表した。 結果を以下の表に示す。

    実施例3
    子牛レンネットを用いて作られたチーズ中のタンパク質分解を限定することにおける加圧処理の使用。
    チーズバットを、タンパク質対脂肪比0.73に標準化された低温殺菌牛乳350Lで満たした。 チーズミルクの温度を32℃に調整した。 1.8%率で中温菌スターターを添加し、チーズミルクと混合した。

    一定量の子牛レンネットをチーズミルクに添加し、約20分の設定時間後、9mmカードナイフを用いてゲルを切断した。 攪拌しながら、カードおよび乳清を40分間にわたり37.5℃に加熱し、料理可能とした。

    さらに2 1/2時間後、乳清をカードから抜き取った。 カードを最初の10分間に2回攪拌し、次に、チェダーチーズ可能とした。 一旦pHが約5.3に達すると、カードを小片に粉砕し、塩を25g/kgの率でカードに添加した。 カードをさらに20分間にわたり熟成し、次に、一夜にわたり加圧して(0.4MPa)20kgブロックとした。

    プレスを出たチーズの要約表を以下の表に示す。

    チーズプレスから除去すると、20kgのブロックを袋に詰め、10℃で保存した。 製造3日後チーズの部分(600g)をチーズブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    次に、すべてのブロックを13℃で長期間にわたり保存し、規則的な間隔で副標本を取った。 尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動法(Creamer 1991)を用いてカゼイン分解のレベルを測定した。

    超高圧チーズの尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動分析からの結果のまとめを図1cに示す。 アルファs1−カゼイン減衰率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、超高圧処理がアルファs1−カゼイン分解に有意な影響を与えることを示した。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合に、我々はアルファs1−カゼイン分解率の低下を観察した。 アルファs1−カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表した。 これらの結果を以下の表にまとめる。

    実施例4
    子牛レンネットを用いて作られたモツァレラチーズにおけるタンパク質分解を限定し機能性を持続するための加圧処理の使用。
    チーズバットを、タンパク質対脂肪比1.3に標準化された低温殺菌牛乳350Lで満たした。 チーズミルクの温度を32℃に調整した。 1.5%率で高温菌スターターを添加し、チーズミルクと十分に混合した。

    一定量の子牛レンネットをチーズミルクに添加し、約30分の設定時間後、12mmカードナイフを用いてゲルを切断した。 攪拌しながら、次に、カードおよび乳清を30分間にわたり40℃に加熱し、料理可能とした。 40℃でのさらに1時間にわたる攪拌後乳清をカードから抜き取った。 カードをチェダーチーズ可能とした。 一旦pHが約5.4に達すると、カードを小片に粉砕し、塩を23g/kgの率で添加した。

    20分の熟成時間に続いて、カードを58〜60℃(カード温度)で約6分間にわたり引き伸ばした。 溶けたカードをポリ袋の流し型中に置き、3時間以上にわたり冷水中で冷却した。 最初の冷却の後、ブロックを脱成形し、袋を真空包装し、5℃で保存した。

    モツァレラチーズ組成物の組成を以下の表に示す。

    モツァレラを、ピザ用の使用に適する機能特性を作り上げるために3週間にわたり5℃で保存した。 600gの部分をブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    ブロックを5℃で保存し、副標本を取り、6週間で評価した。

    ピザにおいて試験する場合、本発明により処理されたモツァレラチーズは、3〜6週間の間のみ許容可能機能性であった未処理チーズに比べて、6週間でなお許容可能機能性であった。 概して、400MPaを超えるUHP処理は、ピザ用におけるモツァレラチーズの長期間にわたる許容可能機能性をもたらす。

    カゼイン分解率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、超高圧処理がカゼイン自体のレベルに影響を与えることを示す(図2aを参照すること)。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合、カゼイン分解率の低下を観察した。 カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表し、このデータを以下の表に示す。

    実施例5
    微生物レンネットを用いて作られたモツァレラチーズにおけるタンパク質分解を限定し機能性を持続するための超高圧の使用。
    フロマーゼXL (登録商標)を牛乳凝集剤として用いることを除いて実施例4に記載される方法に類似のやり方でモツァレラを製造した。

    モツァレラ組成の要約表を以下の表に示す。

    モツァレラを、ピザ用の使用に適する機能特性を作り上げるために3週間にわたり5℃で保存した。 600g部分をブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    ブロックを5℃で保存し、副標本を取り、6週間で評価した。

    ピザにおいて試験する場合、本発明により処理されたモツァレラチーズは、3〜6週間の間のみ許容可能機能性であった未処理チーズに比べて、6週間でなお許容可能機能性であった。 概して、400MPaを超えるUHP処理は、ピザ用途におけるモツァレラチーズの長期間にわたる許容可能機能性をもたらす。

    カゼイン分解率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、超高圧処理がカゼイン自体のレベルに影響を与えることを示す(図2bを参照すること)。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合、より遅いタンパク質分解を示す、カゼイン分解率の低下を観察した。 カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表し、このデータを以下の表に示す。

    実施例6
    微生物レンネットを用いて作られたモツァレラチーズにおけるタンパク質分解を限定し機能性を持続するための超高圧の使用。
    シュアカード(エンドチア・パラジティカから誘導される)を牛乳凝集剤として用いることを除いて、実施例4に記載される方法に類似のやり方でモツァレラを製造した。

    モツァレラ組成の要約表を以下の表に示す。

    モツァレラを、ピザ用の使用に適する機能特性を作り上げるために3週間にわたり5℃で保存した。 600g部分をブロックから分割し、5分間にわたり各種圧力で処理した。

    ブロックを5℃で保存し、副標本を取り、6週間で評価した。

    ピザにおいて試験する場合、本発明により処理されたモツァレラチーズは、3〜6週間の間のみ許容可能機能性であった未処理チーズに比べて、6週間でなお許容可能機能性であった。 概して、400MPaを超えるUHP処理は、ピザ用途におけるモツァレラチーズの長期間にわたる許容可能機能性をもたらす。

    カゼイン分解率をプロットし、対数線形プロットを用いて相関させ、超高圧処理がカゼイン自体のレベルに有意な影響を与えることを示す(図2cを参照すること)。 チーズを>400MPaで5分間にわたり処理する場合、カゼイン分解率の低下を観察した。 カゼイン分解率の低下を推定し、未処理チーズ(対照)の百分率として表し、このデータを以下の表に示す。

    実施例7
    超高圧処理チーズからのプロセスチーズの製造 フロマーゼXL (リゾムコールミエヘイ)を牛乳凝集剤として用いることを除いて、実施例1におけるようにチーズを製造した。 プレスを出る製品のチーズ組成の要約表を以下の表に示す。

    チーズを16時間にわたり加圧し、次に、チーズ600g部分をチーズブロックから分割し、600MPaで5分間にわたり処理した。

    次に、チーズを長期間にわたり10℃で保存し、規則的な間隔で副標本を取った。 カゼイン自体のレベルを、尿素を含むアルカリ性ポリアクリルアミド電気泳動法(Creamer 1991)を用いて測定した。

    高圧(600MPa)で処理されたチーズ中のカゼイン分解は、未処理チーズ(対照)に比べて、6ヶ月の保存期間にわたりより高いレベルを保持した。 加圧処理チーズは6ヶ月後73%のカゼイン自体を有したが、一方で、未処理チーズは2ヶ月後43%、6ヶ月後28%のカゼイン自体のレベルを有した。 2および6ヶ月齢未処理チーズから製造されたプロセスチーズは、6ヶ月齢加圧処理チーズから製造されたプロセスチーズよりも本体が薄かった。

    5mmチーズ粉砕機を通過させることにより表1における材料を均一な粒径に縮小し、次に、25kg容量ブレンテック(Blentech)(モデルCC45)釜の中に置いた。 表2中の材料を、また、ブレンテック釜中のチーズに添加した。

    120rpmのオーガー速度を用いて混合物を配合した。 クエン酸(0.018kg)を添加し、直接蒸気噴射を用いて1分間にわたり混合物を87℃に加熱した。 この温度を約6分間にわたり保持した。 加熱の間、約1.06kgの凝縮液を添加し、混合物中に組み込んだ。

    チーズ膜がその上で薄切りにされる冷却台上で成形される前に、溶けた混合物をコロイド・ミルに流しこんだ。 プロセスチーズの冷却された薄切りは、IWS(個包装スライス)用途に許容可能な品質のものであった。

    参考文献1. Berger,W,. Klostermeyer,H. ,Merkenich,K. ,Uhlmann,G. ,Processed Cheese Manufacture−A Joha(登録商標) Guide. p77,BK Giulini Chemie GmbH & Co. OHG,Ladenburg. ,1993
    2. Cheese:Chemistry,Physics and Microbiology,2nd edn,Volume2,Chapter 15,p467. ed. P. F. Fox. ,Chapman & Hall,London,UK,1993.
    3. Creamer,L/K/(1991)Bull Int Dairy Fed2612,14−28

    時間に対するチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。 チーズに種々の加圧処理を受けさせ、0日(すなわち、すぐに)〜120日の範囲の時間帯にわたりカゼインのレベルを試験した。 用いられる加圧処理は0(対照)〜800MPaの範囲であった。

    時間に対するチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。

    時間に対するチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。

    時間に対するモツァレラチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。 モツァレラチーズに種々の加圧処理を受けさせ、0日(すなわち、すぐに)〜42日の範囲の時間帯にわたりカゼインのレベルを試験した。 用いられる加圧処理は0(対照)〜800MPaの範囲であった。

    時間に対するモツァレラチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。

    時間に対するモツァレラチーズ中のカゼイン分解を示すグラフである。

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