Dairy-containing beverage and a method of manufacturing the same with enhanced flavor

申请号 JP2013546189 申请日 2011-12-07 公开(公告)号 JP2014503213A 公开(公告)日 2014-02-13
申请人 スターバックス・コーポレイション; 发明人 エイ. ロビンソン ユラノ; マルシオ ダ クルス ジェイ.; ヴァン ヴー ディエン;
摘要 本願実施態様は、一般に、高められたフレーバーおよびアロマを有する飲料ならびにその製造方法に関する。 本願開示の幾つかの実施態様は、保存安定な乳製品に関する。 他の実施態様は、保存安定な乳製品と可溶性コーヒーを有する飲料に関する。 また、その製造方法も開示されている。
权利要求
  • 水性の部分成分を含む無菌の液状の乳成分を含む保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分は、脂肪の部分成分から分離されており、前記水性の部分成分には、濾過、濃縮および滅菌が行われており、かつ前記水性の部分成分は、殺菌されていない前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が滅菌される前に、再混合されている前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分から分離された後に廃棄されている前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、前記濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、前記滅菌は、高圧滅菌を含む前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、前記濾過は、膜濾過を含む前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項4に記載の保存安定な乳製品であって、前記膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む前記乳製品。
  • 請求項5に記載の保存安定な乳製品であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記乳製品。
  • 請求項6に記載の保存安定な乳製品であって、前記膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、人工的な安定剤または添加物を含まない前記乳製品。
  • 請求項2に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、前記無菌の液状の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない前記乳製品。
  • 請求項1に記載の保存安定な乳製品であって、更に、コーヒー成分を含む前記乳製品。
  • 請求項16に記載の保存安定な乳製品であって、前記コーヒー成分は、可溶性コーヒー成分である前記乳製品。
  • 保存安定な乳製品の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、を含む前記製造方法において、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記製造方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記保存安定な乳製品は、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせた、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含み、かつ前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む前記方法。
  • 請求項21に記載の方法であって、前記膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、マイクロ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む前記方法。
  • 請求項24に記載の方法であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記方法。
  • 請求項25に記載の方法であって、前記温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、更に、少なくとも1種の炭水化物を、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、更に、フレーバリングを、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項18に記載の方法であって、更に、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、可溶性コーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、粉砕されたコーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記方法。
  • 未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、を含む方法によって製造される乳製品を含む保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記保存安定な乳製品は、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせた、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含み、かつ前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む前記飲料。
  • 請求項37に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の濃縮は、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項40に記載の保存安定な飲料であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項40に記載の保存安定な飲料であって、前記温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、更に、糖を、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、更に、フレーバリングを、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項34に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、可溶性コーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、粉砕されたコーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記飲料。
  • 未加工の殺菌されていない乳物質を水性物質と脂肪物質とに分離するためのコンポーネントと、前記水性物質を濃縮するためのコンポーネントと、前記水性物質を濾過するためのコンポーネントと、前記水性物質を滅菌するためのコンポーネントとを含む保存安定な乳製品の製造のためのシステムであって、前記未加工の殺菌されていない乳物質、前記水性物質および前記脂肪物質は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記システム。
  • 請求項50に記載のシステムであって、更に、コーヒーを前記水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む前記システム。
  • 請求項50に記載のシステムであって、前記コーヒーは、可溶性コーヒーを含む前記システム。
  • 請求項50に記載のシステムであって、更に、分離された脂肪物質の少なくとも一部を前記水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む前記システム。
  • 水性の部分成分を含む無菌の乳成分を含む保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分は、脂肪の部分成分から分離されており、前記水性の部分成分には、濃縮、滅菌および乾燥が行われており、かつ前記水性の部分成分は、加工の間に約80°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が乾燥される前に、再混合されている前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分から分離された後に廃棄されている前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記滅菌は、殺菌を含む前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記乳製品。
  • 請求項57に記載の保存安定な乳製品であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記乳製品。
  • 請求項58に記載の保存安定な乳製品であって、前記殺菌は、HTST(高温短時間)殺菌を含む前記乳製品。
  • 請求項59に記載の保存安定な乳製品であって、前記乾燥は、凍結乾燥を含む前記乳製品。
  • 請求項55に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項55に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項55に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記乳製品。
  • 請求項55に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、人工的な安定剤または添加物を含まない前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、無菌の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない前記乳製品。
  • 請求項54に記載の保存安定な乳製品であって、更に、コーヒー成分を含む前記乳製品。
  • 請求項68に記載の保存安定な乳製品であって、前記コーヒー成分は、可溶性コーヒー成分を含む前記乳製品。
  • 保存安定な乳製品の製造方法であって、未加工の殺菌されていない乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の乳成分を濃縮することと、前記水性の乳成分を滅菌することと、前記水性の乳成分を乾燥することと、を含む前記製造方法において、前記未加工の殺菌されていない乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度に該方法の間に1回を上回って加熱されず、かつ前記保存安定な乳製品は、濃縮され、滅菌され、そして乾燥された水性の部分成分を含む前記製造方法。
  • 請求項70に記載の方法であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記保存安定な乳製品は、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせた、濾過され、濃縮され、そして乾燥された水性の部分成分を含み、かつ前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない前記方法。
  • 請求項70に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない乳成分は、生乳を含む前記方法。
  • 請求項70に記載の方法であって、前記水性の乳成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項70に記載の方法であって、前記水性の乳成分の滅菌は、殺菌を含む前記方法。
  • 請求項70に記載の方法であって、前記水性の乳成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項73に記載の方法であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記方法。
  • 請求項74に記載の方法であって、前記殺菌は、HTST殺菌を含む前記方法。
  • 請求項75に記載の方法であって、前記乾燥は、凍結乾燥を含む前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、更に、糖を、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、更に、フレーバリングを、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項71に記載の方法であって、更に、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、該方法の任意の時点で、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、可溶性コーヒー、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記方法。
  • 未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の乳成分を濃縮することと、前記水性の乳成分を滅菌することと、前記水性の乳成分を乾燥することと、を含む方法によって製造された乳製品を含む保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度に該方法の間に1回を上回って加熱されず、かつ前記保存安定な乳製品は、濃縮され、滅菌され、そして乾燥された水性の部分成分を含む前記飲料。
  • 請求項85に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記保存安定な乳製品は、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせた、濾過され、濃縮され、そして乾燥された水性の部分成分を含み、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項85に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない乳成分は、生乳を含む前記飲料。
  • 請求項85に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の乳成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項85に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の乳成分の滅菌は、殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項85に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の乳成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項88に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記飲料。
  • 請求項89に記載の保存安定な飲料であって、前記殺菌は、HTST殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項90に記載の保存安定な飲料であって、前記乾燥は、凍結乾燥を含む前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、更に、糖を、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、更に、フレーバリングを、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項86に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、前記方法の任意の時点で、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、可溶性コーヒー、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記飲料。
  • 未加工の殺菌されていない乳物質を水性物質と脂肪物質とに分離するためのコンポーネントと、前記水性物質を濃縮するためのコンポーネントと、前記水性物質を濾過するためのコンポーネントと、前記水性物質を滅菌するためのコンポーネントと、前記水性物質を乾燥させるためのコンポーネントとを含む保存安定な乳製品の製造のためのシステムであって、前記未加工の殺菌されていない乳物質、前記水性物質および前記脂肪物質が、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されない前記システム。
  • 請求項100に記載のシステムであって、更に、コーヒーを前記水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む前記システム。
  • 請求項101に記載のシステムであって、前記コーヒーは、可溶性コーヒーを含む前記システム。
  • 無菌の液状の乳成分および可溶性コーヒー成分を含む保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分には、濾過、濃縮および滅菌が行われており、かつ前記無菌の液状の乳成分は、殺菌されていない前記飲料。
  • 請求項103に記載の保存安定な飲料であって、前記可溶性コーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出成分および粉末化されたコーヒー成分を含み、その際、前記粉末化されたコーヒー成分は、抽出されておらず、かつ前記粉末化されたコーヒー成分は、前記乾燥コーヒー抽出物成分へと該乾燥コーヒー抽出物の乾燥の後に添加される前記飲料。
  • 請求項103に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分は、水性の部分成分および脂肪の部分成分を含み、その際、前記水性の部分成分は、該水性の部分成分に濾過および濃縮が行われる前に前記脂肪の部分成分から分離されている前記飲料。
  • 請求項105に記載の保存安定な飲料であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分と、該水性の部分成分が濾過および濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が滅菌される前に、再混合されている前記飲料。
  • 請求項105に記載の保存安定な飲料であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分から分離された後に廃棄されている前記飲料。
  • 請求項103に記載の保存安定な飲料であって、前記濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項103に記載の保存安定な飲料であって、前記滅菌は、高圧滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項103に記載の保存安定な飲料であって、前記濾過は、膜濾過を含む前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項108に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項109に記載の保存安定な飲料であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項110に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、人工的な安定剤または添加物を含有しない前記飲料。
  • 請求項106に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、前記無菌の液状の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない前記飲料。
  • 保存安定な飲料の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む前記製造方法において、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、殺菌されず、かつ前記保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記製造方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、前記可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される前記方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む前記方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、前記水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む前記方法。
  • 請求項124に記載の方法であって、前記膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、前記水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項120に記載の方法であって、前記水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む前記方法。
  • 請求項127に記載の方法であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記方法。
  • 請求項128に記載の方法であって、前記温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、更に、糖を、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、更に、フレーバリングを、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項122に記載の方法であって、更に、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記方法。
  • 未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む方法によって製造された保存安定の飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、前記可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、殺菌されていない生乳を含む前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む前記飲料。
  • 請求項141に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項137に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項144に記載の保存安定な飲料であって、前記高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む前記飲料。
  • 請求項145に記載の保存安定な飲料であって、前記温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、更に、炭水化物または糖を、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、更に、フレーバリングを、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項139に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記飲料。
  • 無菌の乳成分および可溶性コーヒー成分を含む保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分には、濃縮、滅菌および乾燥が行われており、かつ前記無菌の乳成分は、加工の間に、約80°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項154に記載の保存安定な飲料であって、前記可溶性コーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出成分および粉末化されたコーヒー成分を含み、その際、前記粉末化されたコーヒー成分は、抽出されておらず、かつ前記粉末化されたコーヒー成分は、前記乾燥コーヒー抽出物成分へと該乾燥コーヒー抽出物の乾燥の後に添加される前記飲料。
  • 請求項154に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分は、水性の部分成分および脂肪の部分成分を含み、その際、前記水性の部分成分は、前記脂肪の部分成分から該水性の部分成分に濃縮が行われる前に分離されている前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が乾燥される前に、再混合されている前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部は、前記水性の部分成分から分離された後に廃棄されている前記飲料。
  • 請求項154に記載の保存安定な飲料であって、前記濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項154に記載の保存安定な飲料であって、前記滅菌は、殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項154に記載の保存安定な飲料であって、前記乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項159に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記飲料。
  • 請求項160に記載の保存安定な飲料であって、前記殺菌は、HTST(高温短時間)殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記無菌の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、人工的な安定剤または添加物を含有しない前記飲料。
  • 請求項156に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、無菌の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない前記飲料。
  • 保存安定な飲料の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を乾燥することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む前記製造方法において、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分および前記水性の部分成分は、該方法の間に約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されず、かつ前記保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濃縮され、滅菌され、そして乾燥された前記水性の部分成分を含む前記製造方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、前記可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される前記方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして乾燥された前記水性の部分成分を、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記未加工の殺菌されていない乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、生乳を含む前記方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、前記水性の部分成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、前記水性の部分成分の滅菌は、殺菌を含む前記方法。
  • 請求項169に記載の方法であって、前記水性の部分成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記方法。
  • 請求項173に記載の方法であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記方法。
  • 請求項174に記載の方法であって、前記殺菌は、HTST殺菌を含む前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されない前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、更に、糖を、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、更に、フレーバリングを、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記方法。
  • 請求項171に記載の方法であって、更に、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記方法。
  • 未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を乾燥することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む方法によって製造された保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、該方法の間に約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されず、かつ前記保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濃縮され、滅菌され、そして乾燥された前記水性の部分成分を含む前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、前記可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記第一の粉末化されたコーヒー製品と前記第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記保存安定な飲料は、前記前記可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして乾燥された前記水性の部分成分を、前記脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、前記水性の部分成分も前記脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、生乳を含む前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の滅菌は、殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項184に記載の保存安定な飲料であって、前記水性の部分成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む前記飲料。
  • 請求項188に記載の保存安定な飲料であって、前記膜濾過は、逆浸透濾過を含む前記飲料。
  • 請求項189に記載の保存安定な飲料であって、前記殺菌は、HTST殺菌を含む前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、更に、炭水化物または糖を、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、更に、フレーバリングを、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む前記飲料。
  • 請求項186に記載の保存安定な飲料であって、更に、前記可溶性コーヒー成分、前記未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記水性の部分成分および前記脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む前記飲料。
  • 说明书全文

    本願実施態様は、一般に、高められた品質、例えば増強されたフレーバーを有する乳製品含有飲料ならびにその製造方法に関する。

    関連技術の説明
    多くの飲料成分は、より手頃な形で再現することが困難な独特の味覚と芳香を有する。 かかる飲料成分の一例は、乳製品である。 通常の乳製品、例えばミルクは、しばしば液体として得られ、消費者へと限られた加工を要求しつつ提供される。 しかしながら、長い保存期間を有する製品、例えば乳製品を含むインスタント飲料、炭酸飲料などであって、その幾つかは乳製品を含む形が望まれるものには、極めてより多くの加工が必要とされる。 しかしながら、乳製品は生物による汚染を受けやすいため、非常に厳格な滅菌のガイドラインが課される。 そのため、ヒトによる消費のために販売承認されるべきいかなる乳製品含有製品についても、それは、しっかりと保存せねばならない。

    長い保存期間が得られるように乳製品含有製品を保存するための多くの技術が試みられており、その殆どは、殺菌(pasteurization)して繰り返し高い温度にかつ長時間にわたり加熱することを含み、こうして生物を死滅させ、効果的な加工のための乳製品が調製される。 残念なことに、乳成分の高温への加熱、乳成分の何度にもわたる加熱、または乳成分の長時間にわたる加熱は、その乳製品において分子変化を引き起こし、それにより、当該飲料の魅を下げうる苦味または加工された味覚がもたらされる。 更に、乳製品に関連した多くの芳香およびフレーバーは、非常にデリケートかつ複雑である。 慣用の加熱法によって、デリケートな乳フレーバーは、加工法と製造法の間に分解されまたは失われることがある。 この分解は、該製品の知覚される品質を実質的に下げうる。 この理由のため、望ましい芳香およびフレーバーを増強させ、かつ望ましくない芳香およびフレーバーを低減もしくは排除するように、乳成分の調製と貯蔵には特別な注意が払われるべきである。

    更に、乳製品を含むインスタント飲料は、通常、製造の間に長期間にわたり高い温度に繰り返しさらされるので、そのフレーバーと香りは分解されて、新鮮な乳製品含有飲料に伴うフレーバーと香りとはほど遠いフレーバーと香りを有する飲料がもたらされる。 本願実施態様の保存安定な乳製品は、先行技術における前記の問題を克服するとともに、追加の利点も提供する。

    要旨 本願実施態様は、保存安定な飲料、例えばコーヒー成分、乳成分、炭化物成分、フレーバリング成分および他の成分を含む保存安定な飲料に関する。 乳成分の液体形または乾燥形での調製は、該乳製品の味覚、口触り、芳香、色および粘稠性を維持する一方で、それを実質的に無菌状態にするように行われるため、インスタント製品または保存安定な製品で使用するのに適している。

    乳成分の調製は、濾過、濃縮、滅菌および乾燥などの多工程を含む。 しかしながら、幾つかの実施態様は、使用される乳性出発材料の種類、その粘稠性および他の特性に依存して、より少ない工程、より多い工程、それらの工程を異なる順序で、および/またはそれらの工程を異なる組合せで含んでよい。 濾過、濃縮、滅菌および乾燥の多くの種々の組み合わせが以下に議論され、それぞれ、例えば濾過におけるフィルタの細孔サイズ、濃縮の温度および期間、滅菌の温度および圧力、乾燥の種類および温度などの点において幅広い様々な変量をもって行うことができる。

    濾過は、保存安定な乳成分を調製する場合に有用である。 それというのも、それは、細菌と他の汚染物を乳成分から除去する熱の少ないまたは熱のいらない方法を提供しうるからである。 乳成分の過剰な加熱を避けることは、味覚、口触り、芳香、色および粘稠性を保つ助けになり得る。 多くの異なる種類のフィルタおよび濾過は、所望であれば、順次単独で使用することができる。 幾つかの実施態様において、前記乳成分は、望まれる成果に応じて、2種類の異なる濾過の間で繰り返しの濾過段階に供される。

    飲料成分の濃縮は、該飲料成分の加工、濾過、滅菌、輸送および貯蔵をより容易にしうる。 保存安定な飲料またはインスタント飲料では特に、該飲料がよりコンパクトな形態を有することが好ましい。 濃縮は、濾過に加えてまたは濾過に代えて、前記乳成分から不所望な材料を除去するために使用することができる。 事実、幾つかの濃縮方法は、逆浸透濃縮のように、濾過の側面を有する。 濃縮で焦点が置かれるのは、成分の嵩を減らし、かつその更なる加工、輸送および貯蔵に関連する費用を削減するために、過剰の水を除去することである。

    液体の濾過は、液体が保存安定な製品にとって必要とされる無菌性と見なすために、かなりの量の細菌を除去できるが、しばしば追加の滅菌法が必要とされる。 乳成分の慣用の滅菌法は、該乳成分を非常に高温にさらし、該乳成分を繰り返しの加熱にさらすか、またはその両方にさらす。 本願実施態様は、一定の温度を上回って該乳成分を加熱しないか、または該乳成分の繰り返しの加熱を避ける滅菌を含む方法を提供する。 このように、新鮮な乳製品の味覚、口触り、芳香、色および粘稠性は、保存安定な飲料とインスタントな飲料において保持されうる。

    以下により詳細に説明されるように、本開示内容の幾つかの実施態様は、濾過、濃縮および滅菌を伴う保存安定な飲料において使用するための液状の乳成分の調製方法に関する。 幾つかの他の実施態様は、濾過、濃縮、滅菌および乾燥を伴う保存安定な飲料において使用するための乾燥した乳成分の調製方法に関する。

    図1は、増強されたフレーバーおよび芳香を有するコーヒー飲料を作成する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図2は、増強されたフレーバーおよび芳香を有するコーヒー飲料を作成する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図3は、冷却環境において原材料を粉末化する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図4は、保存安定な乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図5は、保存安定な乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図6は、保存安定な乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図7は、保存安定な乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図8は、保存安定なコーヒー/乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図9は、保存安定なコーヒー/乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図10は、保存安定な液状の乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図11は、保存安定な乾燥した乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    図12は、冷却環境において原材料を粉末化する方法の一実施態様の概略を図示するプロセスフロー図である。

    詳細な説明 以下の議論は、当業者が1もしくはそれより多くの本願実施態様を製造および使用できるように表されている。 ここで説明される原理は、以下に詳細が示されるもの以外の実施態様および用途に対して、本開示内容の趣旨および範囲を逸脱することなく適用できる。 従って、本願実施態様は、示される具体的な実施態様に限定することを意図するものではないが、ここで開示または示唆された原理および特徴と一致した最も広い範囲が与えられるべきである。

    乳製品は、世界中で食品および飲料において一般的な成分であるが、その収集後の長い期間にわたり使用するための乳製品を保存することは困難であることが分かっている。 従来の保存安定な乳製品は、ほぼ新鮮な乳製品のフレーバーにしようとするが、味覚、香りおよび感触は加工されて調製されている。 本願実施態様は、近頃得られる乳製品よりも味覚、感触および香りが似ている乳製品を提供する。 幾つかの実施態様は、液状の乳成分、例えば液状のミルク、液状のスキムミルク、液状の脱脂乳、液状の低脂肪乳、液状の全乳、液状のハーフアンドハーフ、液状のライトクリーム、液状のライトホイップクリーム、液状のヘビークリーム、液状の無乳糖乳、液状の低乳糖乳、液状の無ナトリウム乳、液状の低ナトリウム乳、液状の栄養強化乳製品、例えばビタミンA、D、E、Kまたはカルシウム強化された乳製品、液状の高タンパク質乳製品、液状のホエイタンパク質濃縮物、液状のホエイタンパク質単離物などの液状の乳成分に関する。

    幾つかの実施態様は、乾燥した乳成分、例えば乾燥全乳、乾燥無脂肪乳、低脂肪乳粉末、全乳粉末、乾燥ホエイ固体、脱塩ホエイ粉末、個々のホエイタンパク質、カゼイン乳粉末、個々のカゼイン粉末、無水乳脂肪、乾燥クリーム、無乳糖乳粉末、乾燥した乳糖誘導体、低ナトリウム乳粉末などの乾燥した乳成分に関する。 本願実施態様は、また、カロリーフリー乳製品、コレステロールフリー乳製品、低カロリー乳製品、低コレステロール乳製品、低脂肪乳製品なども含む。 また、前記の液状のまたは乾燥した乳成分の任意の比率での任意の組み合わせも含まれる。

    乳製品が保存安定でありかつ規制基準を満たすためには、乳製品は無菌であるべきである。 過去に、殺菌は、乳製品を無菌にするために使用されていたが、殺菌に伴う高熱(145°F以上の温度への加熱)と繰り返しの加熱工程により、該乳製品が望ましく無い加工された味覚を帯びることとなる。 しかしながら、一定温度を超えて加熱されていないまたは繰り返し加熱されていない乳製品は、一般には、この加工された味覚を有さない。 本願実施態様は、加工された味覚を有さない、保存安定な飲料およびその製造方法に関する。 保存安定な飲料は、一般には、周囲温度で、少なくとも6ヶ月で18ヶ月までの間にわたり、好ましくない味覚、口触り、芳香、色または粘稠性を現すことなく貯蔵することができる。

    上記のように、滅菌プロセスにおける高熱への曝露または熱への繰り返しの曝露は、乳製品含有飲料に望ましく無い品質をもたらすことがある。 しかしながら、保存安定であるためには、前記飲料を実質的に微生物不含とすべきである。 かかる微生物および他の汚染物を除去する高熱または繰り返しの加熱を伴わずに行うことができる一つの方法は濾過である。 種々のタイプの濾過が、熱を用いてもしくは用いずに、細菌、過剰の水、高分子量タンパク質および他の汚染物を液体から除去するために使用することができる。 従って、乳成分は、望ましくない細菌および他の汚染物を除去する熱を用いないまたは熱が少ない代替法として膜濾過を使用して濾過することができる。

    かかるメンブレンフィルタのために使用される材料の例には、酢酸セルロース、セラミクス、セルロースエステル、ポリアミドなどが含まれる。 濾過のタイプには制限はなく、それには、例えばナノ濾過、限外濾過、マイクロ濾過、逆浸透濾過およびこれらの任意の組み合わせが含まれる。 メンブレンフィルタは、例えばKoch Filter Corporation (Louisville, Kentucky)またはMillipore Inc. (Billerica, Massachusetts)から入手することができる。 好適なメンブレンフィルタの例は、Koch社製のRomicon(登録商標)またはMillipore社製のAmicon(登録商標)である。 かかるフィルタの孔径は、約0.005ミクロンから約0.5ミクロンであってよく、かつ約1K未満のMWCO(分画分子量)から約500KのMWCO(分画分子量)までであってよい。 幾つかの実施態様においては、前記乳成分は、細菌、タンパク質および高分子量粒子の除去のためにマイクロ濾過を使用して濾過される。 他の実施態様においては、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過およびマイクロ濾過などの濾過法の組み合わせが使用される。 メンブレンフィルタは、また、本願実施態様においては、溶液の濃縮のために、かつ例えば水、塩およびタンパク質の除去のために使用することもできる。 乳成分の濾過の後に、細菌および高分子量タンパク質などのフィルタによってブロックされた材料は、保持するかまたは廃棄してよい。 フィルタを通過した液体は、通常は、濾過産物として保持される。 幾つかの実施態様においては、前記乳成分は、濾過プロセスにかけた後には、よりかなり少ない細菌および他の汚染物しか含まない。

    乳成分の濾過および他の加工を促進するために、該乳成分は、例えば水および塩の除去によって濃縮することができる。 更に、飲料成分の濃縮は、該飲料成分の加工、滅菌、輸送および貯蔵をより容易にしうる。 幾つかの実施態様においては、前記乳成分は、前記の濾過技術を使用して濃縮することができる。 他の実施態様においては、前記乳成分は、凍結濃縮などの他の技術を使用して濃縮することができる。 凍結濃縮は、液状の乳成分を部分凍結させて、引き続き、液状濃縮物から出る生じた氷の結晶を分離することによる濃縮を含む。 他の濃縮方法は、例えば低温/低圧の穏やかな熱的蒸発と、高真空で低温の蒸発とを含む。 幾つかの実施態様は、前記方法の組み合わせによる濃縮に関する。 幾つかの実施態様においては、前記乳成分は、膜濾過と膜によらない濃縮との組み合わせによって濃縮することができる。 例えば、前記の乳成分の濃縮は、逆浸透濾過と凍結濃縮との組み合わせによって実施することができる。 他の実施態様においては、前記乳成分は、限外濾過および逆浸透濾過などの異なるタイプの濾過の組み合わせによって濃縮することができる。 さらに他の実施態様においては、前記乳成分は、凍結濃縮と低温/低圧の穏やかな熱的蒸発との組み合わせなどの1種より多い非濾過技術の組み合わせによって濃縮することができる。

    幾つかの実施態様は、液体形の乳成分に関する。 他の実施態様は、乾燥形または粉末形の乳製品に関する。 前記で挙げられた濾過、濃縮および滅菌と同様に、前記乳製品の乾燥は、行われるのであれば、前記乳成分の味覚、芳香、色および粘稠性を高めるように行われるべきである。 前記乳成分の乾燥は、前記乳成分の味覚および芳香を損ないうる高熱、繰り返しの加熱または酸素への曝露を避けるように慎重に行われるべきである。 また、乾燥に際して、乳成分が細菌または他の汚染物で汚染されうるいかなる条件を避けることにも注意すべきである。 乳成分の乾燥方法の例には、凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法(zeodration)などまたはそれらの任意の組み合わせが含まれる。 ゼオライト乾燥法は、ゼオライトを用いた乾燥を伴う。 ゼオライトは、水を通過させるが、一定の他の材料の通過を許さない細孔を有する材料である。 ゼオライト乾燥法による乾燥は、湿潤溶液をゼオライトと接触させて、水だけをゼオライト中に引き込み、次いでゼオライトを取り出し、乾燥産物が残ることを含む。

    幾つかの実施態様においては、真空乾燥は、約10ミリバールから約40ミリバールで、約−20℃から約0℃の温度で行うことができる。 凍結乾燥は、約0.5ミリバールから約50ミリバールで、かつ約−20℃から約0℃の温度で行うことができる。 更に、水を昇華により除去すべきであれば、凍結乾燥の間の圧力は、約6ミリバール未満であってよく、かつ温度は、約0℃未満であってよい。 幾つかの実施態様においては、ゼオライト乾燥は、約0.1ミリバールから約50ミリバールの圧力で、かつ約10℃から約60℃の温度で行うことができる。 温度と圧力の範囲は、製品のフレーバー化合物をそのままに保ち水のみを昇華することを達成するように慎重にモニタリングすることができる。 一例では、乳成分は、約−11℃よりも低い温度で乾燥させることで、実質的に全てのフレーバー特性を保つことができる。 幾つかの実施態様においては、その温度は、乾燥の最終段階(例えば約5%から約8%までの湿分)まで約0℃未満であってよく、次いで製品温度は約0℃より高く高めることができる。 幾つかの実施態様においては、前記乳成分が乾燥される時間の長さは、フレーバーの分解を避けるために最小限にされる。

    更に、幾つかの実施態様は、乳成分を加工の大部分にわたり無菌かつ冷やしたままに保つ方法に関する。 かかる方法は、更に、乳製品の味覚、口触り、芳香、色および粘稠性に対して悪影響を及ぼしうる不要な熱、酸素および細菌との直面から乳製品を避ける手助けになる。 かかる方法には、例えば濾過、濃縮および包装の間に乳成分と接触している機械およびガスの冷却が含まれる。 更に、ほぼ無菌の包装、実質的に無菌の包装および無菌の包装は、熱および微生物への曝露を最小限にするために加工直後に前記乳製品の包装に使用することができる。

    幾つかの実施態様においては、液状の乳製品は、慣用の加工され保存された乳製品よりも新鮮な乳製品に似た味覚で調製できる。 かかる乳製品を得る幾つかの方法は、未処理の殺菌されていない乳成分をその乳成分の殺菌を行わずに濾過、濃縮および滅菌することを含む。 他の方法は、殺菌されていない乳成分をその乳成分の加熱を行わずに、約145°F超で、約144°F超で、約143°F超で、約142°F超で、約141°F超で、約140°F超で、約139°F超で、約138°F超で、約137°F超で、約136°F超で、約135°F超で、約133°F超で、約130°F超で、約127°F超で、約125°F超で、約123°F超で、約122°F超で、約121°F超で、約120°F超で、約119°F超で、約118°F超で、約117°F超で、約116°F超で、約115°F超で、約110°F超で、約100°F超で、約90°F超で、約80°F超で、約70°F超でまたは約60°F超で濾過、濃縮および滅菌することを含む。 乳成分が一定の温度を超えて加熱されないということは、該乳成分がその本来の味覚、芳香および感触を保持することを可能にし、それにより新鮮な乳製品の味覚、感触および香りにより似ているが加工された乳製品に近くない保存安定な乳製品が得られる。

    幾つかの実施態様は、慣用の加工され保存された乾燥した乳製品よりも新鮮な乳製品に似た味覚の乾燥した乳製品の調製に関する。 かかる乳製品を得るための幾つかの方法は、未処理の殺菌されていない乳成分をその乳成分の加熱を行わずに、約80°F超で1回より多く、約77°F超で1回より多く、約75°F超で1回より多く、約70°F超で1回より多く、約65°F超で1回より多く、約60°F超で1回より多く、約65°F超で1回より多く、約60°F超で1回より多く、約55°F超で1回より多く、約50°F超で1回より多く、約45°F超で1回より多く、約40°F超で1回より多く、約35°F超で1回より多く、または約30°Fで1回より多く、濃縮、滅菌および乾燥させることを含む。

    液体の濾過は、液体が保存安定な製品にとって必要とされる無菌性と見なすために、かなりの量の細菌を除去できるが、しばしば追加の滅菌法が必要とされる。 前記乳成分の滅菌は、多くの種々の様式で実施できるが、乳成分を一定の温度を超えて加熱しない方法と、最低限の加熱を含むかまたは一定の温度を超えて繰り返しの加熱を含まない方法は、しばしば、味覚、口触り、芳香、色および粘稠性などの乳製品含有飲料のより望ましい品質をもたらす。 かかる滅菌の例には、高圧滅菌(HP)、高温短時間(HTST)殺菌、圧力補助型熱的滅菌(PATS)および熱補助型圧力滅菌(TAPS)が含まれる。 TAPSを行う場合に、液体中の多くの細菌は、高められたプロセス圧によって死滅される。 従って、適切に濾過され、濃縮され、そして別の方法で調製された成分では、TAPSは、しばしば、一定の温度を超えて加熱されていない無菌の製品をもたらす。 幾つかの実施態様においては、TAPSは、約60°Fから約150°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施することができる。 他の実施態様においては、TAPSは、約80°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約1分から約6分の時間にわたって実施することができる。 PATSは、乳成分を高温にすることを含むが、慣用の滅菌法とは異なり、PATSは、乳成分を一定の温度を超えて一回だけ加熱してよく、それにより、味覚、口触り、芳香、色および粘稠性などの乳製品含有飲料のより望ましい品質がもたらされる。 PATSは、約250°Fから約350°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施することができる。

    乳成分の加工のための前記の方法は、多くの種々の組み合わせで、かつ幅広い変値をもって実施することができる。 例えば、幾つかの実施態様においては、あらゆる濾過、濃縮、滅菌および乾燥は、保存安定な乳製品含有飲料の製造において使用される。 他の実施態様においては、濾過と、濃縮と、滅菌だけが使用される。 さらに他の実施態様においては、濾過と濃縮だけが使用される。 なおも更なる実施態様においては、濃縮と乾燥だけが使用される。 幾つかの実施態様においては、濃縮と、滅菌と、乾燥が使用される。

    以下の図4〜11は、特定の組み合わせと変値が使用される例示的実施態様を図示している。 しかしながら、以下の内容は、特許請求の範囲の趣旨と範囲の中に含まれる変更と等価な構成を包含する本願実施態様の範囲をなんら制限することを意味するものではない。 以下に開示される濃度は、概説を目的とするものであって、本願開示範囲から逸脱することなく変更できると解されるべきである。 各々の例示的実施態様は、改めて以下に図面を参照して取り扱われる。

    図4は、保存安定な乳製品を調製する方法の一実施態様の概略を示す。 この実施態様において、濾過と、濃縮と、乾燥は、乳成分で行われる。 例示的濃度が示されている。 図4に関しては、ブロック(401)に示される1×濃縮の乳成分は、ブロック(402)に示される逆浸透濃縮および/または限外濾過(UF)にかけられる。 条件と所望の成果に依存して、逆浸透濃縮と限外濾過の一方だけを乳成分に対して実施できるか、または両方を実施できる。 幾つかの実施態様においては、ナノ濾過、マイクロ濾過またはそれらの組み合わせは、また、1×濃縮で乳成分に対して実施される。 1×濃縮での乳成分の逆浸透濃縮および/または限外濾過は、例えばブロック(403)に示される約2×濃縮である乳成分をもたらす。 次いで、凍結濃縮は、約2×濃縮された乳成分に対してブロック(404)に示されるように実施され、こうして該乳成分は、例えばブロック(405)に示されるように、約6×濃縮でもたらされる。 凍結濃縮は、乳成分を6×またはそれより高い濃縮にまで濃縮することに成功しうるが、逆浸透などの他の方法はそうではない。 所望の濃縮レベルに応じて、種々の濃縮方法を繰り返し、多くの異なる様式で組み合わせることができる。 約6×濃縮にある乳成分は、次いで、ブロック(406)において滅菌にかけられ、前記滅菌は、高圧滅菌(HP)、熱補助型圧力滅菌(TAPS)またはそれらの組み合わせであってよい。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    図5は、図4に示されるものに類似しているが、乳成分が滅菌にかけるよりもむしろ濃縮と任意の濾過の後に乾燥されるという点で異なるもう一つの例示的プロセスを示す。 かかるプロセスは、乾燥粉末の乳成分の調製に使用できる。 図5に示される例示的実施態様においては、ブロック(501)にある1×濃縮の乳成分は、ブロック(502)に示される逆浸透濃縮および/または限外濾過にかけられる。 条件と所望の成果に依存して、逆浸透濃縮と限外濾過の一方だけを乳成分に対して実施できるか、または両方を実施できる。 幾つかの実施態様においては、ナノ濾過、マイクロ濾過またはそれらの組み合わせは、また、1×濃縮で乳成分に対して実施される。 逆浸透濃縮および/またはマイクロ濾過は、例えばブロック(503)に示される約2×濃縮である乳成分をもたらす。 次いで、凍結濃縮は、約2×濃縮された乳成分に対してブロック(504)に示されるように実施され、こうして該乳成分は、例えばブロック(505)に示されるように、約6×濃縮でもたらされる。 次いで、約6×濃縮にある乳成分は、ブロック(506)に示される凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法の少なくとも1つにかけることができる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    図6は、保存安定な乳製品を調製する方法のもう一つの実施態様であって、凍結濃縮と任意の乾燥段階が含まれる保存安定な乳製品の製造方法の概略を示す。 この方法は、より大規模な方法では中間工程であってよい。 この実施態様においては、ブロック(601)に示される1×濃縮にある乳成分は、ブロック(602)に示される凍結濃縮にかけられて、ブロック(603)に示される約6×濃縮にある乳成分がもたらされる。 次いで、約6×濃縮にある乳成分は、任意に、ブロック(604)に示される凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法の少なくとも1つにかけることができる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    図7は、保存安定な乳製品を調製する方法のもう一つの実施態様であって、濃縮と濾過と任意の乾燥段階が行われる保存安定な乳製品の製造方法の概略を示す。 この実施態様においては、凍結濃縮が使用されるが、逆浸透は使用されない。 乳成分の種類、その粘稠性および他の特性に応じて、種々のプロセスおよび複数のプロセスの組合せを実施してよい。 この方法は、保存安定な乳成分の独立式の調製方法であってもよく、またはより大規模な方法の一部であってよい。 この実施態様においては、ブロック(701)に示される1×濃縮にある乳成分は、ブロック(702)に示される凍結濃縮にかけられる。 凍結濃縮は、例えばブロック(703)に示される約6×濃縮にある乳成分をもたらす。 次いで、限外濾過は、約6×濃縮された乳成分に対してブロック(704)に示されるように実施され、こうして濾過された乳成分は、ブロック(705)に示されるように、約6×濃縮でもたらされる。 次いで、約6×濃縮にある濾過された乳成分は、ブロック(706)に示される凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などの少なくとも1つにかけることができる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    幾つかの実施態様は、コーヒー成分と乳成分の両方を含む飲料の製造に関する。 コーヒーおよび乳成分などの2つの成分が組み合わされる場合に、前記の濾過法、濃縮法、滅菌法および乾燥法の幾つかまたは全ては、前記成分の両方に対して同時に行うことができる。 図8は、保存安定なコーヒー/乳製品の製造の一実施態様の概要を示しており、そこでは、ブロック(801)に示される1×濃縮にある乳成分とブロック(801a)に示されるコーヒー抽出成分とが合わされて乳成分/コーヒーの組み合わせ(D/C成分)が形成され、そしてブロック(802)に示される逆浸透濃縮および/または凍結濃縮にかけられる。 幾つかの実施態様においては、ナノ濾過、マイクロ濾過またはそれらの組み合わせは、コーヒー抽出成分と1×濃縮にある乳成分の組み合わせに対しても行われる。 逆浸透および/または凍結濃縮は、ブロック(803)に示される濃縮された乳成分/コーヒー成分をもたらす。 次いで、濃縮された乳成分/コーヒー成分は、ブロック(804)に示されるように炭酸ガス化またはガス処理されて、クレマが形成されうる。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは複数のガスの混合物であってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは、1もしくはそれより多くの不活性ガスであってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは空気であってよい。 次いで得られた混合物を、ブロック(805)に示されるように乳成分/コーヒー粒子中でガスを効果的にトラップする任意の方法によって、例えば凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などによって乾燥させることができる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    図9は、前記の図8に示されるものと類似の方法の概要を示している。 示される主な相違点は、乾燥粉末化されたコーヒー成分が最初に乳成分と合わされることである。 以下により詳細に述べられているように、本願実施態様は、粉末化されたコーヒーを、例えば乳成分、コーヒー抽出成分、炭水化物成分およびフレーバリング成分へと多くの異なる加工段階で導入する多くの方法を包含している。 図9に関しては、ブロック(901)に示される1×濃縮の乳成分およびブロック(901a)に示される粉末化されたコーヒー成分は合わされて、そしてブロック(902)に示される逆浸透濃縮および/または凍結濃縮にかけられる。 幾つかの実施態様においては、ナノ濾過、マイクロ濾過またはそれらの組み合わせは、コーヒー抽出成分と1×濃縮にある乳成分の組み合わせに対しても行われる。 逆浸透および/または凍結濃縮は、ブロック(903)に示される濃縮された乳成分/コーヒー成分をもたらす。 次いで、濃縮された乳成分/コーヒー成分は、ブロック(904)に示されるように炭酸ガス化またはガス処理されて、クレマが形成されうる。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは複数のガスの混合物であってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは、1もしくはそれより多くの不活性ガスであってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは空気であってよい。 次いで得られた混合物を、ブロック(905)に示されるように乳成分/コーヒー粒子中で気泡を効果的にトラップする任意の方法によって、例えば凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などによって乾燥させることができる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    幾つかの実施態様は、液状の乳成分の調製に関する一方で、他の実施態様は、乾燥した乳成分の調製に関する。 図10には、液状の乳成分の調製が示されている。 図10は、未加工の乳製品に濾過、濃縮および滅菌をかける一つの例示的実施態様の概要を示している。 更に、図10は、該乳製品を、水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することを示している。 前記の示された実施態様においては、前記の水性の部分成分には濾過および濃縮が行われるが、一方で脂肪の部分成分にはされない。 脂肪の部分成分が濾過および濃縮の後に水性の部分成分と再度合わされる場合に、その組合せ物は滅菌にかけられる。 図10に関して、ブロック(1001)に示される未加工の殺菌されていない乳成分(例えば生乳)は、ブロック(1003)に示される水性の部分成分(例えば生スキムミルク)とブロック(1002)に示される脂肪の部分成分(例えばクリーム)とに分離される。 脂肪の部分成分は、この段階で廃棄されうるか、または水性の部分成分に濃縮および濾過を行った後でブロック(1010)に示されるように水性の部分成分と再度合わされうる。 前記の水性の部分成分は、例えばブロック(1004)に示されるマイクロ濾過を使用して濃縮されて、ブロック(1005)に示されるように、細菌および高分子量を有するタンパク質が除去される。 次いで、水性の部分成分は、例えばブロック(1007)に示される逆浸透と、ブロック(1008)に示される限外濾過によって濃縮される。 水性の部分成分の逆浸透は、維持される濃縮された水性の部分成分と、ブロック(1006)に示される廃棄されうる水をもたらす。 水性の部分成分の限外濾過は、維持される濃縮された水性の部分成分と、ブロック(1009)に示される廃棄されうる水、ラクトースおよび塩をもたらす。 幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分は、繰り返しの濾過および濃縮の段階に供されてよく、1回より多くの濾過と濃縮の方法が使用できる。 前記の水性の部分成分は、ブロック(1010)に示されるように、タンパク質、塩および乳脂肪の部分成分、例えばクリームの少なくとも1つで標準化することができる。 水性の成分の標準化に使用される脂肪の部分成分は、ブロック(1002)に示される脂肪の部分成分であってよく、または他の起源から導入された脂肪の部分成分であってよい。 他の実施態様においては、前記の水性の部分成分は、脂肪の部分成分を用いずにタンパク質および塩によって標準化される。 なおももう一つの実施態様においては、水性の部分成分は、脂肪の部分成分だけをもって標準化される。 次いで、前記の水性の部分成分は、ブロック(1011)に示されるように、ほぼ無菌の、実質的に無菌の、または無菌の容器へと移送することができる。

    次いで、水性の部分成分は、滅菌されてよい。 幾つかの実施態様においては、前記の滅菌は、ブロック(1012)に示される少なくとも1のPATSおよびブロック(1013)に示されるTAPSであってよい。 TAPSは、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施することができる。 PATSは、約250°Fから約350°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施することができる。 滅菌後に、液状の乳製品は包装されてよい(示さず)。 幾つかの実施態様においては、その包装は、その液状の乳製品を傷めまたは汚染しうる空気、酸素、細菌、熱または任意の他の物質もしくは条件との接触を防ぐようにして行われる。 幾つかの実施態様においては、無菌包装技術、例えば窒素パージ、真空包装などが利用される。 また、液体窒素または任意の他の酸素捕捉剤が、酸素の分解作用を最小限にするために包装の間に使用されうる。 前記の例示的プロセスの後に、乳成分は、更に加工されてよく、または最終包装の準備がなされてもよい。

    図11は、保存安定な乾燥した乳製品を調製する一実施態様の概略を示す。 乾燥した乳成分の調製方法は、幾つかの実施態様においては、液状の乳成分の調製方法とは大きく異なることがある。 例えば、殺菌は、図10に示される前記実施態様において液状の乳成分の調製において使用されない。 しかしながら、殺菌は、図11に示される前記実施態様において乾燥した乳成分の調製において使用される。 図11に関して、ブロック(1101)に示される未加工の殺菌されていない乳成分(例えば生乳)は、ブロック(1103)に示される水性の部分成分(例えば生スキムミルク)とブロック(1102)に示される脂肪の部分成分(例えばクリーム)とに分離される。 脂肪の部分成分は、この段階で廃棄されうるか、ブロック(1106)に示されるように穏やかな殺菌がなされ、そして水性の部分成分に濃縮、濾過および殺菌を行った後でブロック(1108)に示されるように水性の部分成分と再度合わされうる。 前記の水性の部分成分は、例えばブロック(1104)に示される凍結濃縮ならびにブロック(1105)に示される逆浸透などの膜濾過を使用して濃縮される。 前記の水性の部分成分は、任意に、ブロック(1105)からブロック(1104)へと延びる矢印によって示される繰り返しの濾過と濃縮の段階が行われ、所望の濃度レベルに至りうる。 幾つかの実施態様においては、1より多くの濾過および濃縮の方法が使用される。 次いで、濃縮された水性の部分成分は、例えば殺菌によって滅菌されてよい。 幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、ブロック(1107)に示される穏やかな殺菌またはHTST殺菌の少なくとも1つである。

    前記の水性の部分成分は、ブロック(1108)に示されるように、タンパク質、塩および脂肪の部分成分、例えばクリームの少なくとも1つで標準化することができる。 水性の成分の標準化に使用される脂肪の部分成分は、ブロック(1102)に示される脂肪の部分成分であってよく、または他の起源から導入された脂肪の部分成分であってよい。 他の実施態様においては、前記の水性の部分成分は、脂肪の部分成分を用いずにタンパク質および塩によって標準化される。 なおももう一つの実施態様においては、水性の部分成分は、脂肪の部分成分だけをもって標準化される。 次いで、前記の水性の部分成分は、ブロック(1109)、(1110)および(1111)に示されるように、凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などの少なくとも1つを使用して乾燥させることができる。 幾つかの実施態様においては、ガスを、乾燥プロセスの前におよび/または乾燥プロセスの間に前記の水性の部分成分中に気泡導通させることができる。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは複数のガスの混合物であってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは、1もしくはそれより多くの不活性ガスであってよい。 他の実施態様においては、前記のガスは空気であってよい。 前記の乳成分を乾燥させた後に、それは、ブロック(1112)に示されるように真空包装されうる。 幾つかの実施態様においては、その包装は、その乾燥した乳製品を傷めまたは汚染しうる空気、酸素、細菌、熱または任意の他の物質との接触を防ぐようにして行われる。 幾つかの実施態様においては、無菌包装、例えば窒素パージ、真空包装などが利用される。 また、液体窒素または任意の他の酸素捕捉剤が、酸素の分解作用を最小限にするために包装の間に使用されうる。

    幾つかの実施態様においては、糖質、例えばショ糖、フルクトース、コーンシロップ、デキストロース、マルトデキストロース、マルトデキストリン、グリセリン、トレイトール、エリトリトール、キシリトール、アラビトール、リビトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、ラクチトール、水素化イソマルツロース、水素化デンプン、シェラック、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、デンプン類、変性デンプン類、カルボキシルセルロース、カラギーナン、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートトリメリテート、キトサン、コーンシロップ固体、デキストリン類、脂肪アルコール、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ポリエチレングリコールまたはそれらの組み合わせなどの糖質が前記の乳製品含有飲料に添加されうる。

    また、追加のフレーバリングを、例えばバニラ、チョコレート、ヘーゼルナッツ、キャラメル、シナモン、ミント、エッグノッグ、リンゴ、アプリコット、芳香性苦味薬、バナナ、ベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、セロリ、チェリー、クランベリー、イチゴ、ラズベリー、ジュニパーベリー、ブランデー、カシャーサ、ニンジン、シトラス、レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、タンジェリン、ココナツ、コーラ、メントール、ジン、ショウガ、リコリス、ホット、ミルク、ナッツ、例えばアーモンド、マカデミアナッツ、ピーナツ、ピーカン、ピスタチオ、クルミ、モモ、セイヨウナシ、コショウ、パイナップル、プラム、キニーネ、ラム、ホワイトラム、ダークラム、サングリア、シェルフィッシュ、クラム、茶、紅茶、緑茶、テキーラ、トマト、トップノート、トロピカル、ベルモット、ドライベルモット、スイートベルモット、ウイスキー、バーボンウイスキー、アイリッシュウイスキー、ライウイスキー、スコッチウイスキー、カナディアンウイスキー、赤トウガラシ、黒コショウ、セイヨウワサビ、ワサビ、ハラペーニョペッパー、チポトレペッパー精油、花香油(concrete)、アブソリュート(Absolute)、レジン、レジノイド、バーム、チンキ、アミリス油、アンゲリカ種油、アンゲリカルート油、アニス油、吉草油、メボウキ油、タラゴン油、ユーカリシトリオドラ葉油、ユーカリ油、ウイキョウ油、ファーニードル油、ガルバヌム油、ガルバヌム樹脂、ゲラニウム油、グレープフルーツ油、グアヤクウッド油、グアヤクバルサム、グアヤクバルサム油、ヘリフリサムアブソリュート、ヘリフリサム油、ショウガ油、アイリスルートアブソリュート、アイリスルート油、ジャスミンアブソリュート、カラムス油、カモミールブルー油、ローマンカモミール油、ニンジン種油、カスカリラ油、松葉油、ミント油、キャラウェー油(carvi oil)、ラダナム油、ラダナムアブソリュート、ラダナム樹脂、ラバンディンアブソリュート、ラバンディン油、ラベンダーアブソリュート、ラベンダー油、レモングラス油、ブルセラ・ペニシラータ(Bursera penicillata)(リナロエ)油、リツェアクベバ油、月桂樹葉油、マシス油(macis oil)、マヨラナ油、マンダリン油、マソイリンデ油(massoirinde oil)、ミモザアブソリュート、アンブレットシード油、アンブレッテチンキ(ambrette tincture)、クラリセージ油(muskatelle salbei oil)、ナツメグ油、オレンジアブソリュート(orange blossom absolute)、オレンジ油、オレガノ油、パルマローザ油、パッチュリ油、えの油、パセリ葉油、パセリ種油、クローブ種油、ペパーミント油、ペッパー油、ピメンタ油、パイン油、ポレイ油(poley oil)、バラアブソリュート、ローズウッド油、ローズ油、ローズマリー油、セージ油、ラバンディン、スパニッシュセージ油、サンダルウッド油、セロリ種油、ラベンダースパイク油、ダイウイキョウ油、スチラックス油、マリーゴールド油(tagetes oil)、松葉油、チャノキ油、テレビン油、サイム油、トルーバーム(tolu balm)、トンカアブソリュート(tonka absolute)、ツベローズアブソリュート、バニラ抽出物、バイオレットリーフアブソリュート(violet leaf absolute)、ベーバナ油、ベチバー油、杜松子油(juniper berry oil)、ワイン酵母油、ニガヨモギ油、ウインターグリーン油、イランイラン油、ヒソップ油、シベットアブソリュート、シナモンリーフ油、けい皮油またはそれらの組み合わせなどのフレーバリングを、前記乳製品含有飲料に添加してよい。

    幾つかの実施態様においては、コーヒー、乳製品、炭水化物、フレーバリングおよび他の成分を、様々な加工段階で、かつ多くの異なる組み合わせにおいて合することができる。 幾つかの実施態様は、飲料の製造における種々の成分の同時乾燥に関する。 例えば、粉末化コーヒーは、液状コーヒー(抽出物もしくは濃縮物)、液状の乳製品(抽出物もしくは濃縮物)または液状コーヒー/乳製品(抽出物もしくは濃縮物)に添加してよく、次いで得られた混合物を滅菌および/または乾燥にかけることができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥前に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の間に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の後に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の前と後の両方に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の前、その後、そしてその間に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の前、そしてその間に添加することができる。 幾つかの実施態様においては、例えば、粉末化コーヒーは、コーヒー/乳製品飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物飲料、コーヒー/乳製品/炭水化物/フレーバリング飲料、コーヒー/炭水化物飲料またはコーヒー/フレーバリング飲料などに、該飲料の乾燥の間と後に添加することができる。

    幾つかの実施態様は、乳製品と可溶性のもしくはインスタントのコーヒーとの組み合わせたものに関する。 インスタント型の製品を作るのに必要な加工がなされたコーヒーと他の製品は、フレーバーと芳香の変化を受ける。 これらの変化は、製品内の化合物の初期結合構造の変化に由来する。 コーヒーに関しては、如何なる種類の加工も、未加工のコーヒー豆に見られる化合物の結合構造を変化させうる。 幾つかの実施態様は、未加工の食品に関連するフレーバーおよび芳香を、加工したまたはインスタントの形式の製品に付加または回復する方法に関する。 幾つかの実施態様においては、その製品はコーヒーである。 幾つかの実施態様は、例えば焙煎したコーヒー豆、生茶葉、カカオ豆(coco bean)または他の食品成分の粉末化を、例えば可溶性コーヒー、茶、チョコレートなどの鮮度、フレーバーおよび芳香を付加または回復する手段として伴う方法に関する。 幾つかの実施態様は、また、種々のおよび特有のフレーバーおよび芳香を食品中に導入することも可能にする。 幾つかの実施態様は、サプリメントを食品に導入することを可能にする。

    乳成分の調製に関する前記の記載は、コーヒーを、乳成分およびコーヒー、乳成分および他の成分を含む組み合わせに添加することを述べている。 本願開示の幾つかの実施態様は、味覚および芳香の向上した可溶性コーヒーおよび可溶性コーヒーの製造方法に関するものなので、以下の開示は、可溶性コーヒーの調製に関する追加の詳細を示している。 図1に関しては、概略的な一実施態様によれば、2つの流れの焙煎された挽いていないコーヒー豆が製造され処理される。 第一の流れにおいては、焙煎された挽いていないコーヒー豆が粉末化されて粉末化されたコーヒーが形成される。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒーは、約350ミクロン直径の粒度を有する。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の中位粒度を有する。 第二の流れにおいて、焙煎された挽いていないコーヒー豆を粉砕または粉末化して、抽出することで、湿ったコーヒー抽出物が得られる。 第一の流れからの粉末化されたコーヒーの一部を前記の第二の流れの湿ったコーヒー抽出物に添加して、ブレンドAを形成する。

    図1に記載される実施態様においては、第一の流れからの粉末化された焙煎された挽いていないコーヒー豆と、第二の流れの抽出された粉砕または粉末化された挽いていないコーヒー豆とをこの湿ったプロセス段階で合わせたものは、前記の可溶性コーヒーに、より確かなコーヒーフレーバーおよび芳香を含む複雑さを付加する。 次いでブレンドAを、乾燥プロセス(例えば、凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などの少なくとも1つ)で乾燥させる。 次いで、乾燥されたブレンドAを、少なくとも1つの追加成分と合して、ブレンドBを形成させる。 そのブレンドBは、この実施態様では、バルクの可溶性コーヒー製品である。 かかる成分は、例えば、第一の流れからの粉末化されたコーヒー、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物およびハーブ抽出物などを含みうる。 一定の実施態様においては、乾燥されたブレンドAは、第一の流れからの粉末化されたコーヒーと合されて、ブレンドBを形成する。

    幾つかの実施態様において、粉末化されたコーヒーを乾燥コーヒー抽出物に乾式添加することは、前記の完成したバルクの製品へと芳香、フレーバーの複雑さおよびボディを付加する。 粉末化されたコーヒーの添加は、1もしくはそれより多くの種々の方法によって、例えば遠心分離装置、ライトニングミキサー(lightning mixer)、リボンブレンダー、PKブレンダー、超音波法などによって達成できる。 幾つかの実施態様においては、他の化合物は、例えばコーヒー以外のオイル、コーヒー以外のアロマ、コーヒーアロマなどは、プロセス中に添加してよい。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒーは、炭水化物、大豆産物、乳成分または他の剤でカプセル化することができる。 そのカプセル化の一つの利点は、環境要因による分解に対して保護されることである。 幾つかの実施態様においては、カプセル化は、また、コーヒー成分の溶解速度を変えうるので、コーヒー芳香成分およびコーヒーフレーバー成分は、粉末化もしくは粉砕されたコーヒーから、コーヒー製品中の他の成分に対して異なるときに放出される。

    コーヒーアロマは、コーヒーの揮発性成分であって、コーヒーの特徴的な芳香をもたらすものである。 幾つかの実施態様においては、コーヒーアロマは、最終的な飲料製品へと、高度に芳香付けされたコーヒー濃縮物の形で提供できる。 芳香付けされたコーヒー濃縮物は、コーヒーアロマをコーヒー濃縮物に添加することによって製造される。 コーヒー濃縮物の製造方法は、当業者によく知られている。

    幾つかの実施態様においては、コーヒーアロマは、天然のコーヒーアロマ成分であって、可溶性コーヒー粉末の製造の間に集められた成分の形である。 幾つかの実施態様においては、天然のコーヒーアロマは、高度に揮発性の芳香成分を含む。 高度に揮発性の芳香成分は、約0℃を下回る温度で凝縮する成分である。 高度に揮発性の芳香成分を回収するために、揮発性芳香成分は、コーヒーから、加工の間に、例えば、窒素、二酸化炭素ガスまたは二酸化炭素ペレットなどの不活性キャリヤーガスを用いてフラッシングしてよい。 アロマ負荷したキャリヤーガスを次いで約−40℃を下回る温度に、ときとして約−195℃程度の低さの温度に冷却することで、アロマ成分の凝縮が引き起こされる。 次いで凝縮されたアロマ成分が回収される。 コーヒーアロマの好適な収集方法は、当業者に公知である。

    図2に関しては、概略的な一実施態様によれば、3つの流れの焙煎された挽いていないコーヒー豆が処理されて、向上したフレーバーおよびアロマ成分を有するコーヒー製品が形成される。 第一の流れにおいては、焙煎された挽いていないコーヒー豆が粉末化または粉砕されて粉末化または粉砕されたコーヒーが形成される。 幾つかの実施態様においては、粉末化または粉砕されたコーヒーは、約350ミクロン直径の粒度を有する。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の直径の中位粒度を有する。 次いで、前記の粉末化または粉砕されたコーヒーを抽出して、アロマ化合物とフレーバー化合物とを分離する。 第二の流れにおいて、焙煎された挽いていないコーヒー豆を粉末化または粉砕して、抽出することで、湿ったコーヒー抽出物が得られる。 第一の流れからの分離された芳香成分の一部を前記の第二の流れの湿ったコーヒー抽出物に添加して、ブレンドAを形成する。 第三の流れにおいては、焙煎された挽いていないコーヒー豆が粉末化され、そして得られた粉末化されたコーヒーの一部が湿ったブレンドAへと添加されて、ブレンドBが形成される。

    次いでブレンドBを、乾燥プロセス(例えば、凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などの少なくとも1つ)で乾燥させる。 次いで、乾燥されたブレンドBを、第三の流れからの粉末化されたコーヒー、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物およびハーブ抽出物の少なくとも1つと合することで、ブレンドCを形成させる。 そのブレンドCは、この実施態様においては、バルクの可溶性コーヒー製品である。 一定の実施態様においては、乾燥されたブレンドBは、第三の流れからの粉末化されたコーヒーと合されて、ブレンドCを形成する。 幾つかの実施態様においては、第一の流れの抽出された粉末化または粉砕したコーヒーのフレーバー成分は、ブレンドAと合される。 幾つかの実施態様においては、第一の流れの抽出された粉末化または粉砕したコーヒーのフレーバー成分は、ブレンドBと合される。 幾つかの実施態様においては、第一の流れの抽出された粉末化または粉砕したコーヒーのフレーバー成分は、ブレンドCと合される。

    幾つかの実施態様においては、第一の流れからの粉末化もしくは粉砕された焙煎された挽いていないコーヒー豆のアロマ分離成分と、第二の流れの抽出された粉末化または粉砕された挽いていないコーヒー豆とをこの湿ったプロセス段階で合わせたものは、前記の可溶性コーヒーに、より確かなコーヒーアロマを含む特有のアロマ特性を付加する。

    図3は、一定の実施態様の幾つかの製品の製造のための概略的な方法を示している。 この例では、焙煎されたコーヒー豆は、約−5℃を下回る温度で凍結させ、次いでまた冷却された搬送導管を通じて供給される。 次いで、その製品を、液体窒素および/または二酸化炭素の存在下で粉末化し、小さい粒子の粉末化産物のみの通過を保証するためにスカルピングスクリーン(scalping screen)を通じて送られる。 幾つかの実施態様においては、液体窒素および/または二酸化炭素は、該製品に直接的に添加される。 幾つかの実施態様においては、前記の液体窒素および/または二酸化炭素は、粉砕装置もしくは粉末化装置の冷却に使用される。 幾つかの実施態様においては、前記の液体窒素および/または二酸化炭素は、前記製品に直接的に添加され、また粉砕装置もしくは粉末化装置の冷却に使用される。 概略的な一実施態様においては、粉砕された製品を次いで包装中に排出し、真空封止し、窒素でフラッシングし、次いで急速冷凍貯蔵で貯蔵する。 しかしながら、幾つかの実施態様においては、粉砕された製品は、代わりに、ここで述べたのとは他のプロセス工程に導入される。 幾つかの実施態様においては、包装され貯蔵された製品は、後に同様に他のプロセスで使用できる。

    図12は、冷却環境において原材料を粉末化する一つの例示的方法のもう一つの概略を示している。 この実施態様においては、焙煎された挽いていないコーヒー豆は、液体窒素または液体形もしくは固体形(例えばペレット形)の二酸化炭素などの酸素捕捉媒体で、ブロック(1201)に示されるようにして処理される。 次いで、処理されたコーヒーは、冷却され酸素捕捉媒体も含む搬送導管を通じて、ブロック(1202)に示されるようにして供給される。 処理されたコーヒーは、次いで酸素捕捉媒体もしくは凍結媒体、例えば液体窒素または液体形もしくは固体形(例えばペレット形)の二酸化炭素を含む粉砕装置を用いて、ブロック(1203)に示されるように粉砕することができる。 任意に、ブロック(1204)に示されるように、スカルピングは、粉砕されたコーヒーに対して酸素捕捉条件下で行われることで、約350ミクロンを上回る粒子を篩い分けすることができる。 次いで、粉砕されたコーヒー製品は、ブロック(1205)に示されるように、酸素捕捉媒体で処理されており、−5℃以下の温度にある容器中に排出される。 一実施態様においては、次いで粉砕されたコーヒー製品は、ブロック(1206)に示されるように、真空封止と窒素フラッシングを伴い包装され、次いでブロック(1208)に示されるように急速冷凍(−20℃以下)で貯蔵される。 もう一つの実施態様においては、粉砕されたコーヒー製品は、ブロック(1207)に示されるように、9%未満の酸素下で酸素捕捉媒体によるフラッシングを伴って包装でき、次いでブロック(1209)に示されるように冷えた乾燥した場所で貯蔵できる。

    幾つかの実施態様においては、第三の粉末化されたコーヒー製品を第一の乾燥されたコーヒーブレンドとブレンドすることで、可溶性コーヒー製品が形成される。 一例においては、4種のコーヒーのブレンドが使用される。 4種の焙煎され粉末化されたコーヒー成分の1つを、4種の基礎ブレンドから得られた抽出物もしくは濃縮物に添加する。 次いで、得られた製品を乾燥させ、第二のもしくは第三のもしくは第四の焙煎された挽いていない豆のコーヒー成分からの粉末化されたコーヒー成分で強化し、次いでそれとブレンドすることで、コーヒー製品が製造できる。

    幾つかの実施態様においては、粉末化または粉砕されたコーヒーは、粉砕装置の冷却と連係して製造することができる。 また、幾つかの実施態様においては、粉砕または粉末化されたコーヒー製品は、粉砕装置を出たときに冷却することができる。 幾つかの実施態様においては、粉砕装置は冷却され、また粉末化または粉砕されたコーヒー製品は、粉砕装置を出たときに冷却される。

    幾つかの実施態様によれば、コーヒーは前記のように加工されることで、良いフレーバーおよびアロマを維持することができる。 幾つかの実施態様においては、焙煎された挽いていない豆のコーヒーは、低温で、例えば約15℃を下回る温度で、かつ低い相対湿度で、例えば約30%を下回る湿度で加工される。 幾つかの実施態様においては、ミル装置の内部温度は、約15℃を下回る温度を保障するように制御される。 焙煎された挽いていない豆のコーヒー豆は予備冷凍されてよく、かつ該コーヒー豆と接触する表面は、冷却媒体、例えば液体窒素および/または二酸化炭素などの媒体で冷やし続けて、フレーバー損失および分解を避けることができる。

    コーヒーの酸素への曝露は、慣用の方法、例えば窒素パージング、真空包装などを使用して最小限にすることができる。 また、液体窒素を加工の間の酸素捕捉剤として使用することで、酸素の分解作用を最小限にすることができる。 かかる条件下で粉末化されるコーヒーは、その本来のフレーバーおよびアロマのより多くを保持する。 かかる粉末化されたコーヒーは、種々の形のコーヒー、例えば粉砕されたコーヒー、抽出物、濃縮コーヒー、乾燥コーヒー、コーヒーオイル、アロマ(留出物)、炭水化物、大豆産物、乳製品または他の剤とブレンドまたはカプセル化して、引き続き乾燥した液状コーヒーに添加することができる。

    幾つかの実施態様においては、粉末化がなされるコーヒーおよび他の製品は、粉砕の前に急速冷凍(−5℃より冷たい)される。 このプロセスは、製品のより良好な粉末化を可能にし、より均質な粒子を得る一方で、粉末化された製品の酸化と分解を最小限にする。 グラインダー供給導管は、低温と効率を維持するために、例えば冷却剤または液体窒素および/または二酸化炭素を供給するシステムを備えてよい。 冷却ガスおよび捕捉ガスは、それらが冷却および酸化要因の除去を提供しうるので理想的である。 凝縮を最低限にするために、前記装置は、搬送装置、粉末化装置および粉砕産物の収集/貯蔵装置における表面凝縮および内部凝縮を避けるために断熱されていてよい。

    本願実施態様において、コーヒーなどの製品の粉末化のために、任意の種類の粉砕装置を使用でき、例えばケージミル、ハンマーミル、一段階ローラーグラインダー、多段階ローラーグラインダーなどを使用できる。 幾つかの実施態様においては、前記装置は、冷却媒体によって非常に低い温度(−50℃〜20℃)で保持される。 このことは、粉末化される材料の保全性の保持を助ける。 液体窒素および/または二酸化炭素もしくは他の冷却剤を前記装置の冷却のために使用できる。 粉末化により熱が発生し、その熱は曝露される酸素と相まって、しばしば粉末化された製品を分解することがある。 粉砕キャビティへの液体窒素および/または二酸化炭素の供給は、粉砕装置を低温に保持し、酸素を排出および捕捉し続ける方法の一例である。

    幾つかの実施態様においては、粉末化された製品は、約0℃〜約20℃で冷却された容器中に落下する。 幾つかの実施態様においては、粉末化された製品は、約20℃未満で冷却された容器中に落下する。 幾つかの実施態様は、製品の保存のための容器内部に液体窒素または気体状窒素を含む容器の液体窒素冷却および/または二酸化炭素冷却を使用することを伴う。 他の実施態様は、液体もしくは気体状の二酸化炭素、CO 2ペレット、液体もしくは気体状のアルゴン、空気または他の不活性ガスを必要とする。 作業の間に、排出キャビティは、酸化を最小限にするために、気体状の窒素で連続的にフラッシングすべきである。 幾つかの実施態様においては、その作業は、得られた製品を湿分吸収から保護するために制御された環境条件下で行われる。

    幾つかの実施態様においては、品質の保証のために、最終製品は、酸素不含の環境に移され、真空包装され、封止され、そして使用もしくは販売されるまで急速冷凍条件(約−20℃以下)下で貯蔵される。

    幾つかの実施態様は、粉末化された成分と液体(湿式ブレンド)および乾燥(乾式ブレンド)コーヒー成分および/または関連の製品とをブレンドすることに関する。 乾式または湿式ブレンド作業は、粉末化された製品を、コーヒーまたは好適な製品の流れ中に所望の比率で、予定されるアロマ、フレーバーおよび外観を与えるために、導入、添加、注入、混合、カプセル化、噴霧または流動化させる方法である。 適切な加工装置(リボンブレンダー、PKブレンダー、流動床、コーター、回転ホイール型ブレンダーまたはその他)および混合装置を、均一性の保証のために使用できる。 幾つかの実施態様においては、前記の湿式ブレンドは、制御された温度で、例えば約15℃未満の温度で行われる。 前記プロセスの回転、サイクル時間および制御は異なってよいが、幾つかの実施態様においては、これらの変値は、均一な分布を保証し、かつ起泡と粒子分離を避けるようにして制御される。

    幾つかの実施態様においては、乾式ブレンドは、閉じたブレンダーと制御された環境において、酸化と湿分曝露を最小限にするように行われる。 ブレンドの後に、製品は、直ちに好適な包装中に迅速に貯蔵できる、例えば窒素フラッシングをしつつきつく包装することでレンガ状の包装物を形成し、そして制御された条件下で、例えば約10℃を下回る温度で保持することができる。

    幾つかの実施態様においては、粉末化された製品の物理化学的なおよび官能的な特質は、カプセル化によって保護することもできる(例えば噴霧乾燥、コーティング、押出、コアセルベーションおよび分子封入)。 幾つかの実施態様は、マイクロカプセル化を利用する。 カプセル化では、包囲層は、例えばエマルジョンの分子特性、界面特性、コロイド特性およびバルクの物理化学的特性によって達成される。 その包囲は、コアの外環境に対する反応性、例えば酸素および水に対する反応性を低減する。 これは、通常の包装の適用において保存寿命の延長を可能にする。 幾つかの実施態様においては、カプセル化は、内部材料またはコアの制御放出のために使用することができる。 包囲された粉末化された製品は、水と直接的に接触するまでは不活性のままとなりうる。 次いで、その水は包囲物を溶解することができ、該粉末化された製品は、水と反応することができ、こうしてアロマおよびフレーバーが放出される。

    幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒーのカプセル化は、製品の機能性、粒度の最適化、および/または新たな製品形態の生成のために使用できる。 カプセル化は、1もしくはそれより多くの製品、例えばコーヒー、コーヒー抽出物、コーヒー濃縮物、乾燥粉末化コーヒー、コーヒーオイルまたは他のオイル、アロマ、機能的成分などを含む製品に関して行うことができる。 更に、カプセル化は、また、環境要因に対して保護するために、1もしくはそれより多くの炭水化物、大豆産物、乳製品、コーンシロップ、ヒドロコロイド、ポリマー、ろう、脂肪、植物油、アラビアゴム、マルトデキストリン、グリセリン、トレイトール、エリトリトール、キシリトール、アラビトール、リビトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、ラクチトール、水素化イソマルツロース、水素化デンプン、リポソーム、ゾルゲル中リポソーム、シェラック、加水分解脂肪、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、デンプン、変性デンプン、アルギン酸塩およびアルギン酸(例えばアルギン酸ナトリウム)、カルシウムカゼイン塩、カルシウムポリペクチン酸塩、カルボキシルセルロース、カラギーナン、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートトリメリテート、キトサン、コーンシロップ固体、デキストリン、脂肪酸、脂肪アルコール、ゼラチン、ゲランガム、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、脂質、リポソーム、低密度ポリエチレン、モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド、ペクチン、リン脂質、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸ポリマー、ポリ乳酸コグリコールポリマー、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸および誘導体、キサンタンおよびタンパク質、ゼイン、グルテンまたは他の剤に関して行うこともできる。

    幾つかの実施態様においては、飲料の成分、例えばコーヒー、乳製品、炭水化物、フレーバリングまたはそれらの任意の組み合わせは凝集(flocculation)させることができる。 幾つかの実施態様においては、前記凝集は、乾燥の前に、凍結乾燥、噴霧乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、真空乾燥、ドラム乾燥、ゼオライト乾燥法などの方法を用いて行うことができる。 凝集プロセスはガスを用いて行うことができる。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは複数のガスの混合物であってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは、1もしくはそれより多くの不活性ガスであってよい。 幾つかの実施態様においては、前記のガスは空気であってよい。 幾つかの実施態様は、酸素を捕捉し、保存寿命を向上させ、完成した製品を水で再構成した後に気泡を形成する、CO 2またはN 2のような不活性ガスの使用に関する。 凝集プロセスは、例えば粉末化コーヒー、乳製品(液状または乾燥)、炭水化物、フレーバリングなどを導入して強化されたコーヒーまたはブレンドされたコーヒーおよびミルクを形成するために使用することもできる。

    幾つかの実施態様においては、凝集は、コーヒー濃縮物(液体または乾燥)、炭水化物およびフレーバリングの少なくとも1つの乳成分中に挿入してブレンドされた製品を形成することを可能にする。 幾つかの実施態様においては、凝集は、乳成分、炭水化物およびフレーバリングの少なくとも1つのコーヒー成分中に挿入してブレンドされた製品を形成することを可能にする。 幾つかの実施態様においては、凝集は、コーヒー濃縮物(液体または乾燥)、乳成分およびフレーバリングの少なくとも1つの炭水化物成分中に挿入してブレンドされた製品を形成することを可能にする。 幾つかの実施態様においては、凝集は、例えば、コーヒー濃縮物(液体または乾燥)、炭水化物および乳成分の少なくとも1つのフレーバリング成分中に挿入してブレンドされた製品を形成することを可能にする。 更に、凝集の間に、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、可溶性コーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、粉砕されたコーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを導入することができる。

    以下の実施例は、説明の目的のためだけに提供されるものであって、決して本願実施態様の範囲を制限することを意図するものではない。

    例1
    コーヒーを焙煎し、抽出し、濃縮し、次いで凍結乾燥前に凝集器を通過させた。 冷えた表面の掻き落とし機構(scraping mechanism)が使用され、それは焙煎し、抽出され、そして濃縮されたコーヒーへと空気を挿入する。 空気はコーヒー内に閉じ込められることになり、その空気は昇華プロセスのために表面張力を向上しうる。 媒体中への空気の混入は、凍結後の純粋な結晶の形成を促す。 空気の分子は空隙を形成し、その空隙は、昇華プロセスを促す物質状態へと水分子を動員する。 水は集まって氷の結晶が形成されているので、コーヒー分子はまた分離される。 昇華の間に、空気によって形成される空隙は、コーヒーから出る水と、その後にその揮発物の選択的な昇華を可能にする。

    例2
    乳成分を以下に記載のように凝集させた。 液状の乳成分を、凍結乾燥前に凝集器を通過させた。 冷えた表面の掻き落とし機構が使用され、それは乳成分へと空気を挿入する。 空気は乳成分内に閉じ込められることになり、その空気は昇華プロセスのために表面張力を向上しうる。 媒体中への空気の混入は、凍結後の純粋な結晶の形成を促す。 空気の分子は空隙を形成し、その空隙は、昇華プロセスを促す物質状態へと水分子を動員する。 クレマを薄いシートへと凍結させてから、それを造粒した。 グラニュールのより大きいほうをプロセスに通し、細かいものを抽出物に戻す。 幾つかの実施態様は、水性の部分成分を含む無菌の液状の乳成分を含む保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分は、脂肪の部分成分から分離されており、前記水性の部分成分は、濾過、濃縮および滅菌が行われており、かつ前記水性の部分成分は、殺菌されていない前記乳製品に関する。

    本願開示は、ここで述べられる特定の例によっていかようにも制限されないが、幅広い様々な変更物および等価物を包含している。 幾つかの実施態様の包含される例を以下に示す。 幾つかの実施態様は、水性の部分成分を含む無菌の液状の乳成分を含む保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分は、脂肪の部分成分から分離されており、前記水性の部分成分は、濾過、濃縮および滅菌が行われており、かつ前記水性の部分成分は、殺菌されていない前記乳製品に関する。 幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が滅菌される前に、再混合されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分から分離された後に廃棄されている。

    幾つかの実施態様においては、前記の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、水性の部分成分も脂肪の部分成分も、人工的な安定剤または添加物を含まない。

    幾つかの実施態様においては、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、無菌の液状の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒー成分を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記コーヒー成分は、可溶性コーヒー成分である。

    幾つかの実施態様は、保存安定な乳製品の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記の水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、を含む前記製造方法において、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、マイクロ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施することができる。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様は、更に、少なくとも1種の炭水化物を、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、可溶性コーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、粉砕されたコーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記の水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、を含む方法によって製造される乳製品を含む保存安定な飲料であって、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、ナノ濾過、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濾過は、マイクロ濾過、逆浸透および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様は、更に、糖を、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、可溶性コーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、粉砕されたコーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない乳物質を水性物質と脂肪物質とに分離するためのコンポーネントと、水性物質を濃縮するためのコンポーネントと、水性物質を濾過するためのコンポーネントと、水性物質を滅菌するためのコンポーネントとを含む保存安定な乳製品の製造のためのシステムであって、前記の未加工の殺菌されていない乳物質、前記の水性物質および前記の脂肪物質が、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない前記システムに関する。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒーを水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、可溶性コーヒーを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、分離された脂肪物質の少なくとも一部を水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む。

    幾つかの実施態様は、水性の部分成分を含む無菌の液状の乳成分を含む保存安定な乳製品であって、前記水性の部分成分は、脂肪の部分成分から分離されており、前記水性の部分成分は、濃縮、滅菌および乾燥が行われており、かつ前記水性の部分成分は、加工の間に約80°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない前記乳製品に関する。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が乾燥される前に、再混合されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分から分離された後に廃棄されている。

    幾つかの実施態様においては、前記の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST(高温短時間)殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥は、凍結乾燥を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、水性の部分成分も脂肪の部分成分も、人工的な安定剤または添加物を含まない。

    幾つかの実施態様においては、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、無菌の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒー成分を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記コーヒー成分は、可溶性コーヒー成分を含む。

    幾つかの実施態様は、保存安定な乳製品の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記の水性の乳成分を濃縮することと、前記の水性の乳成分を滅菌することと、前記の水性の乳成分を乾燥することと、を含む前記製造方法において、前記の未加工の殺菌されていない乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度に該方法の間に1回を上回って加熱されず、かつ前記の保存安定な乳製品は、濃縮され、滅菌され、そして乾燥された水性の部分成分を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして乾燥された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない乳成分は、生乳を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥は、凍結乾燥を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様は、更に、糖を、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、方法の任意の時点で、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、可溶性コーヒー、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記の水性の乳成分を濃縮することと、前記の水性の乳成分を滅菌することと、前記の水性の乳成分を乾燥することと、を含む方法によって製造された乳製品を含む保存安定な飲料であって、前記の未加工の殺菌されていない乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度に該方法の間に1回を上回って加熱されず、かつ前記の保存安定な乳製品は、濃縮され、滅菌され、そして乾燥された水性の部分成分を含む前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な乳製品は、濾過され、濃縮され、そして乾燥された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない乳成分は、生乳を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の乳成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥は、凍結乾燥を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様は、更に、糖を、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、方法の任意の時点で、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、可溶性コーヒー、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない乳物質を水性物質と脂肪物質とに分離するためのコンポーネントと、水性物質を濃縮するためのコンポーネントと、水性物質を濾過するためのコンポーネントと、水性物質を滅菌するためのコンポーネントと、水性物質を乾燥させるためのコンポーネントとを含む保存安定な乳製品の製造のためのシステムであって、前記の未加工の殺菌されていない乳物質、前記の水性物質および前記の脂肪物質が、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されない前記システムに関する。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒーを水性物質へと添加するためのコンポーネントを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、可溶性コーヒーを含む。

    幾つかの実施態様は、無菌の液状の乳成分および可溶性コーヒー成分を含む保存安定な飲料であって、前記の無菌の液状の乳成分は、濾過、濃縮および滅菌が行われており、かつ前記の無菌の液状の乳成分は、殺菌されていない前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様においては、前記の可溶性コーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出成分および粉末化されたコーヒー成分を含み、その際、前記の粉末化されたコーヒー成分は、抽出されておらず、かつ前記の粉末化されたコーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出物の乾燥の後に、乾燥コーヒー抽出物成分へと添加される。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分は、水性の部分成分および脂肪の部分成分を含み、その際、前記の水性の部分成分は、該水性の部分成分に濾過および濃縮が行われる前に脂肪の部分成分から分離されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分と、該水性の部分成分が濾過および濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が滅菌される前に、再混合されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分から分離された後に廃棄されている。

    幾つかの実施態様においては、前記の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、人工的な安定剤または添加物を含有しない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、無菌の液状の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない。

    幾つかの実施態様は、保存安定な飲料の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記の水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む前記製造方法において、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記の保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様においては、可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様は、更に、糖を、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、可溶性コーヒー成分、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濾過することと、前記の水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む方法によって製造された保存安定の飲料であって、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、殺菌されておらず、かつ前記の保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を含む前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様においては、可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の滅菌前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な飲料は、可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして滅菌された水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、未加工の殺菌されていないミルクを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濾過は、膜濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、膜濾過は、マイクロ濾過、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濃縮は、逆浸透、ナノ濾過および限外濾過の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、高圧滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、高圧滅菌は、温度補助型圧力滅菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の温度補助型圧力滅菌は、約60°Fから約140°Fの温度で、約3000バールから約9000バールの圧力で、かつ約30秒から約10分の時間にわたって実施される。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約140°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約135°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約130°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約120°Fを上回る温度にまで加熱されない。

    幾つかの実施態様は、更に、炭水化物または糖を、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、可溶性コーヒー成分、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、無菌の乳成分および可溶性コーヒー成分を含む保存安定な飲料であって、前記の無菌の乳成分は、濃縮、滅菌および乾燥が行われており、かつ前記の無菌の乳成分は、約80°Fを上回る温度で加工の間に1回を上回って加熱されていない前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様においては、前記の可溶性コーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出成分および粉末化されたコーヒー成分を含み、その際、前記の粉末化されたコーヒー成分は、抽出されておらず、かつ前記の粉末化されたコーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出物の乾燥の後に、乾燥コーヒー抽出物成分へと添加される。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の乳成分は、水性の部分成分および脂肪の部分成分を含み、その際、前記の水性の部分成分は、該水性の部分成分に濃縮が行われる前に脂肪の部分成分から分離されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分と、該水性の部分成分が濃縮された後で、かつ該水性の部分成分が乾燥される前に、再混合されている。

    幾つかの実施態様においては、脂肪の部分成分の少なくとも一部は、水性の部分成分から分離された後に廃棄されている。

    幾つかの実施態様においては、前記の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST(高温短時間)殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の無菌の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、人工的な安定剤または添加物を含有しない。

    幾つかの実施態様においては、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、無菌の乳成分1000kg当たりに、約1コロニー形成単位を下回る芽胞形成細菌しか含まない。

    幾つかの実施態様は、保存安定な飲料の製造方法であって、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、前記の水性の部分成分を乾燥することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む前記製造方法において、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分および前記の水性の部分成分は、該方法の間に約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されず、かつ前記の保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濃縮され、滅菌され、そして乾燥された前記水性の部分成分を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様においては、可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして乾燥された前記水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の未加工の殺菌されていない乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、生乳を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様は、更に、糖を、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、可溶性コーヒー成分、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、未加工の殺菌されていない液状の乳成分を水性の部分成分と脂肪の部分成分とに分離することと、前記水性の部分成分を濃縮することと、前記の水性の部分成分を滅菌することと、前記の水性の部分成分を乾燥することと、前記水性の部分成分を可溶性コーヒー成分へと添加することと、を含む方法によって製造された保存安定な飲料であって、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、前記の水性の部分成分および前記の脂肪の部分成分は、該方法の間に約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されず、かつ前記の保存安定な飲料は、前記可溶性コーヒー成分および濃縮され、滅菌され、そして乾燥された前記水性の部分成分を含む前記飲料に関する。

    幾つかの実施態様においては、可溶性コーヒー成分は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕して第二の粉砕されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー成分を形成することと、によって製造される。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部を前記の水性の部分成分へと該水性の部分成分の乾燥前に添加することを含み、その際、前記の保存安定な飲料は、前記の前記可溶性コーヒー成分および濾過され、濃縮され、そして乾燥された前記水性の部分成分を、前記の脂肪の部分成分の少なくとも一部と組み合わせて含み、かつ前記の水性の部分成分も前記の脂肪の部分成分も、約80°Fを上回る温度にまで1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分は、生乳を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の濃縮は、膜濾過および凍結濃縮の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の滅菌は、殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の水性の部分成分の乾燥は、凍結乾燥、フィルターマット乾燥、流動床乾燥、噴霧乾燥、熱的蒸発およびゼオライト乾燥法の少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の膜濾過は、逆浸透濾過を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の殺菌は、HTST殺菌を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約70°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約60°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様においては、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分は、約50°Fを上回る温度で1回を上回って加熱されていない。

    幾つかの実施態様は、更に、炭水化物または糖を、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、フレーバリングを、前記の可溶性コーヒー成分、前記の未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、可溶性コーヒー成分、未加工の殺菌されていない液状の乳成分、水性の部分成分および脂肪の部分成分の少なくとも1つへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ、留出液、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物、粉末化されたコーヒー、焙煎されたコーヒー、焙煎され粉砕されたコーヒー、粉末化されたコーヒーを含む可溶性コーヒーおよびハーブ抽出物の少なくとも1つを添加することを含む。

    幾つかの実施態様は、乾燥コーヒー抽出成分および粉末化されたコーヒー成分を含む可溶性コーヒー製品であって、前記の粉末化されたコーヒー成分は、抽出されておらず、かつ前記の粉末化されたコーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出物の乾燥の後に、乾燥コーヒー抽出物成分へと添加される前記可溶性コーヒー製品に関する。

    幾つかの実施態様において、粉末化されたコーヒー成分は、乾燥コーヒー抽出物へと、乾燥コーヒー抽出物が乾燥される前とその後の両方で添加される。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥コーヒー抽出成分は、約70%から約90%の可溶性コーヒー製品を含み、かつ前記の粉砕されたコーヒー成分は、約10%から約30%の可溶性コーヒー製品を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥コーヒー抽出成分は、約70%から約99.9%の可溶性コーヒー製品を含み、かつ前記の粉砕されたコーヒー成分は、約0.1%から約30%の可溶性コーヒー製品を含む。

    幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の平均粒度を有する。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の中位粒度を有する。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒーオイル、コーヒー以外のオイル、コーヒー以外のアロマおよびコーヒーアロマからなる群から選択される添加物を含む。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーエッセンス、炭水化物、バッファー、ヒドロコロイド、非乳成分、豆乳、アーモンドミルク、ライスミルク、コーンシロップ、果実抽出物、果実ピューレ、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物およびハーブ抽出物からなる群から選択される少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様は、可溶性コーヒー製品の製造方法であって、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー製品を形成することと、を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結される。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結されず、更に、粉砕装置および粉末化装置の冷却工程を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは予め凍結され、更に、粉砕装置および粉末化装置の冷却工程を含む。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の第一のコーヒーブレンドへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物およびハーブ抽出物からなる群から選択される少なくとも1つを添加する工程を含む。

    幾つかの実施態様においては、粉砕または粉末化は、約0℃〜約60℃の温度で実施される。 幾つかの他の実施態様においては、粉砕または粉末化は、約5℃〜約30℃の温度で実施される。 更なる他の実施態様においては、粉砕または粉末化は、約20℃〜約50℃の温度で実施される。

    幾つかの実施態様は、更に、粉砕装置および粉末化装置を、約−5℃またはそれ未満の温度へと冷却する工程を含む。

    幾つかの実施態様は、可溶性コーヒー製品の製造方法であって、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成することと、コーヒー豆を粉末化して第三の粉末化されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出することと、前記の第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品をコーヒーフレーバー成分とコーヒーアロマ成分とに分離することと、前記の第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出して第一の抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記のコーヒーアロマ成分と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドと前記の第三の粉末化されたコーヒー製品とを合して第二のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第二のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第三の粉末化されたコーヒーと前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒーを形成すること、を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結される。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結されず、更に、粉砕装置および粉末化装置の冷却工程を含む。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の第一のコーヒーブレンドへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物およびハーブ抽出物からなる群から選択される少なくとも1つを添加する工程を含む。

    幾つかの実施態様においては、粉末化および粉砕は、約20℃から約50℃の温度で実施される。

    幾つかの実施態様においては、粉末化および粉砕は、約1℃未満の温度で実施される。

    幾つかの実施態様においては、前記の装置およびコーヒー製品の温度は、それぞれの工程において、約−5℃またはそれ未満である。

    幾つかの実施態様は、コーヒー豆を粉末化して第一の粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成することと、前記の第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出して抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一の粉末化されたコーヒー製品と前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒー製品を形成することと、を含む方法によって製造された可溶性コーヒー製品に関する。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥コーヒー抽出成分は、約70%から約90%の可溶性コーヒー成分を含み、かつ前記の粉砕されたコーヒー成分は、約10%から約30%の可溶性コーヒー製品を含む。

    幾つかの実施態様においては、前記の乾燥コーヒー抽出成分は、約70%から約99.9%の可溶性コーヒー成分を含み、かつ前記の粉砕されたコーヒー成分は、約0.1%から約30%の可溶性コーヒー製品を含む。

    幾つかの実施態様においては、粉砕されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の平均粒度を有する。 幾つかの実施態様においては、粉末化されたコーヒー成分は、約350ミクロンまたはそれ未満の中位粒度を有する。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒーオイル、コーヒー以外のオイル、コーヒー以外のアロマおよびコーヒーアロマからなる群から選択される少なくとも1つを含む。

    幾つかの実施態様は、更に、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物およびハーブ抽出物からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を含む。

    幾つかの実施態様は、可溶性コーヒー製品の製造方法であって、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成させることと、コーヒー豆を粉砕してまたは粉末化して第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を形成することと、コーヒー豆を粉末化して第三の粉末化されたコーヒー製品を形成することと、前記の第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出することと、前記の第一の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を少なくとも第一の抽出された成分と第二の抽出された成分とに分離することと、前記の第二の粉砕されたまたは粉末化されたコーヒー製品を抽出して第一の抽出されたコーヒー製品を形成することと、前記のコーヒーアロマ成分と前記の抽出されたコーヒー製品とを合して第一のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第一のコーヒーブレンドと前記の第三の粉末化されたコーヒー製品とを合して第二のコーヒーブレンドを形成することと、前記の第二のコーヒーブレンドを乾燥させて第一の乾燥されたコーヒーブレンドを形成することと、前記の第三の粉末化されたコーヒーと前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドとを合して前記の可溶性コーヒーを形成すること、を含む前記製造方法に関する。

    幾つかの実施態様においては、第一の抽出された成分は、フレーバー成分であり、かつ第二の抽出された成分は、アロマ成分である。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結される。

    幾つかの実施態様においては、前記のコーヒーは、粉末化の前に予め凍結されず、更に、粉砕装置および粉末化装置の冷却工程を含む。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の第一のコーヒーブレンドへと、コーヒー抽出物、濃縮されたコーヒー、乾燥されたコーヒー、コーヒーオイル、コーヒーアロマ(留出液)、フレーバー粉末、フレーバーオイル、スパイス、粉砕もしくは粉末化したカカオ豆、粉砕もしくは粉末化したバニラビーンズ、ビタミン類、酸化防止剤、栄養補助食品、食物繊維、オメガ3オイル、オメガ6オイル、オメガ9オイル、フラボノイド、リコピン、セレン、ベータカロチン、レスベラトロール、イヌリン、β−グルカン、1−3,1−6−β−グルカン、大麦β−グルカン、大麦b−グルカン、植物抽出物、乾燥生コーヒー抽出物、湿潤生コーヒー抽出物およびハーブ抽出物からなる群から選択される少なくとも1つを添加する工程を含む。

    幾つかの実施態様においては、粉末化および粉砕は、約20℃から約50℃の温度で実施される。

    幾つかの実施態様においては、粉末化および粉砕は、約1℃未満の温度で実施される。

    幾つかの実施態様においては、前記の装置およびコーヒー製品の温度は、それぞれの工程において、約−5℃またはそれ未満である。

    幾つかの実施態様は、更に、前記の第一の抽出された成分または前記の第二の抽出された成分を、前記の第一の乾燥されたコーヒーブレンドへと添加する工程を含む。

    条件付きの言葉、例えば、なかでも、"〜できる"、"〜であろう"、"〜かもしれない"または"〜してもよい"等の言葉は、特段の記載がない限り、または、使用されている文脈で他のように解釈できない限り、ある実施形態が、ある特徴、構成要件および/または工程を含む一方で、他の実施態様が前記の特徴、構成要件および/または工程を含まないことを意味することが一般的に意図される。 従って、そのような条件付きの言葉は、特徴、構成要件及び/または工程が、1またはそれより多くの実施態様のためにいずれにせよ必要とされること、または1もしくはそれより多くの実施態様が、これらの特徴、構成要件および/または工程が任意の特定の実施態様に含まれまたはその実施態様において行われるべきであるかどうかを、ユーザの意見または助言をもってまたはそれを伴わずに決定するための論理を必ず含むことを伴うと一般には意図されていない。

    前記の実施態様には多くの変更および改変がなされてよく、その構成要件は他の許容できる例に含まれるものと理解されるべきである。 かかる改変および変更の全ては、ここで本願開示の範囲内に含まれ、特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。

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