パルス合成回路

申请号 JP2013123048 申请日 2013-06-11 公开(公告)号 JP2014241499A 公开(公告)日 2014-12-25
申请人 オンキヨー株式会社; Onkyo Corp; 发明人 NAKANISHI YOSHINORI; KAWAGUCHI TAKESHI; SEKIYA MAMORU;
摘要 【課題】汎用性のある回路で1ビットデジタル 信号 を合成して3値信号を生成する。【解決手段】パルス合成回路32は、DFF26,27からの1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成する。パルス合成回路32は、NORゲート33a、NORゲート33b、NORゲート33c及び3つのスイッチSW1〜SW3を備える。SW1は第1電位に接続され、SW2は第2電位に接続され、SW3は第3電位に接続される。DFF26,27からの信号の論理値に応じてSW1〜SW3をオン/オフ制御して第1電位、第2電位、第3電位のいずれかに出 力 電位を設定して3値信号を生成する。【選択図】図5
权利要求
  • 第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、
    前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に、前記第1電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項1記載のパルス合成回路において、
    前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、
    前記スイッチ群は、
    前記第1電位に接続された第1スイッチと、
    前記第2電位に接続された第2スイッチと、
    前記第3電位に接続された第3スイッチと、
    を備え、
    前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項2記載のパルス合成回路において、
    前記第1スイッチは入力端子が第1電位に接続された第1スリーステートバッファであり、
    前記第2スイッチは入力端子が第2電位に接続されたスリーステートバッファであり、
    前記第3スイッチは入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチであり、
    第1及び第2及び第3スイッチの出力端子が接続され、
    前記論理ゲート群は、
    前記第1の1ビットデジタル信号の反転信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチの制御端子に信号を出力する第1NORゲートと、
    前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号の反転信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチの制御端子に信号を出力する第2NORゲートと、
    前記第1NORゲートからの制御信号及び前記第2NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチに制御信号を出力する第3NORゲートと、
    を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、
    前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に、前記第1の電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項4記載のパルス合成回路において、
    前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、
    前記スイッチ群は、
    前記第1電位に接続された第1スイッチと、
    前記第2電位に接続された第2スイッチと、
    前記第3電位に接続された第3スイッチと、
    を備え、
    前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項5記載のパルス合成回路において、
    前記第1スイッチはPチャンネルMOSFETであり、
    前記第2スイッチ及び前記第3スイッチはNチャンネルMOSFETであり、
    前記論理ゲート群は、
    前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチのゲートに制御信号を出力するNANDゲートと、
    前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチのゲートに制御信号を出力するNORゲートと、
    前記NANDゲートからの制御信号及び前記NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチのゲートに制御信号を出力するEXORゲートと、
    を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、
    前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に、前記第1電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項7記載のパルス合成回路において、
    前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、
    前記スイッチ群は、
    前記第1電位に接続された第1スイッチと、
    前記第2電位に接続された第2スイッチと、
    前記第3電位に接続された第3スイッチと、
    を備え、
    前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項8記載のパルス合成回路において、
    前記第1スイッチは入力端子が第1電位に接続された第1スリーステートバッファであり、
    前記第2スイッチは入力端子が第2電位に接続された第2スリーステートバッファであり、
    前記第3スイッチは入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチであり、
    第1及び第2及び第3スイッチの出力端子が接続され、
    前記論理ゲート群は、
    前記第1の1ビットデジタル信号の及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチの制御端子に信号を出力するNORゲートと、
    前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチの制御端子に信号を出力するNANDゲートと、
    前記NORゲートからの制御信号及び前記NANDゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチに制御信号を出力するEXORゲートと、
    を備えることを特徴とするパルス合成回路。
  • 請求項1〜9のいずれかに記載のパルス合成回路において、
    前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号は、デルタシグマ変調された信号であることを特徴とするパルス合成回路。
  • 说明书全文

    本発明はパルス合成回路に関する。

    従来から、スイッチングアンプ等においてデルタシグマ変調(ΔΣ変調)が用いられている。 デルタシグマ変調器では、積分器と量子化器と量子化誤差帰還回路を備える。

    図9に、デルタシグマ変調回路の基本構成を示す。 減算器16は、入信号と帰還信号との差分を算出し、積分器10は、差分信号を積分する。 積分信号は量子化器14で量子化され、例えば1ビット=2値の信号として出力される。 量子化誤差は遅延器12を介して帰還される。

    下記の特許文献1には、積分器群、加算器群、量子化器、及びパルス幅切り上げ回路から構成されるデルタシグマ変調回路が開示され、サンプリングクロックに同期した1ビット信号に変換して出力することが開示されている。 また、量子化器として、D型フリップフロップを用いることが開示されている。 また、特許文献2にも、デルタシグマ変調回路が開示されている。 さらに、特許文献3には、入力されたアナログ信号に対してデルタシグマ変調部から出力される量子化出力信号を3値化信号とし、この3値化信号に対応して正電圧印加、印加オフ、負電圧印加をスイッチング制御信号として設定して出力する構成が開示されている。

    特開2007−312258号公報

    特表2012−527187号公報

    特開平10−233634号公報

    デルタシグマ変調された量子化出力信号を3値化信号として出力すべくパルス合成する際に、上記の特許文献3では量子化器の出力が3値化以上の多値化信号であることが前提となっており、汎用性に欠ける問題がある。

    本発明の目的は、簡易に、かつ汎用性に優れた構成でパルス信号を合成して出力することができる回路を提供することにある。

    本発明は、第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に、前記第1電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とする。

    本発明では、2つの1ビットデジタル信号を合成する場合において、第1の1ビットデジタル信号の論理値1で第1電位を出力し、第2の1ビットデジタル信号の論理値1で第2電位を出力し、両者の論理値がともに1の場合、あるいは両者の論理値がともに0である場合に第1電位と第2電位の間の電位である第3電位を出力するので、2つの1ビットデジタル信号を合成して第1電位、第2電位、第3電位の3つの電位を有する3値信号を出力することができる。 本発明では、量子化器からの出力は1ビットデジタル信号であればよく3値以上の多値化信号であることを前提としない。

    本発明の1つの実施形態では、前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、前記スイッチ群は、前記第1電位に接続された第1スイッチと、前記第2電位に接続された第2スイッチと、前記第3電位に接続された第3スイッチとを備え、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とする。

    本発明の他の実施形態では、前記第1スイッチは入力端子が第1電位に接続された第1スリーステートバッファであり、前記第2スイッチは入力端子が第2電位に接続されたスリーステートバッファであり、前記第3スイッチは入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチであり、第1及び第2及び第3スイッチの出力端子が接続され、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の反転信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチの制御端子に信号を出力する第1NORゲートと、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号の反転信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチの制御端子に信号を出力する第2NORゲートと、前記第1NORゲートからの制御信号及び前記第2NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチに制御信号を出力する第3NORゲートと、を備えることを特徴とする。

    また、本発明は、第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に、前記第1の電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とする。

    本発明の1つの実施形態では、前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、前記スイッチ群は、前記第1電位に接続された第1スイッチと、前記第2電位に接続された第2スイッチと、前記第3電位に接続された第3スイッチとを備え、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とする。

    本発明の他の実施形態では、前記第1スイッチはPチャンネルMOSFETであり、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチはNチャンネルMOSFETであり、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチのゲートに制御信号を出力するNANDゲートと、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチのゲートに制御信号を出力するNORゲートと、前記NANDゲートからの制御信号及び前記NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチのゲートに制御信号を出力するEXORゲートとを備えることを特徴とする。

    また、本発明は、第1の1ビットデジタル信号と第2の1ビットデジタル信号を合成して3値信号を生成するパルス合成回路であって、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に第1電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に、前記第1の電位よりも小さい第2電位を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第1電位と前記第2電位の間の第3電位を出力する論理回路を備えることを特徴とする。

    本発明の1つの実施形態では、前記論理回路は、論理ゲート群及びスイッチ群を備え、前記スイッチ群は、前記第1電位に接続された第1スイッチと、前記第2電位に接続された第2スイッチと、前記第3電位に接続された第3スイッチとを備え、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合に前記第1スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第2スイッチをオンするための制御信号を出力し、前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が1であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が0である場合、あるいは前記第1の1ビットデジタル信号の論理値が0であって前記第2の1ビットデジタル信号の論理値が1である場合に前記第3スイッチをオンするための制御信号を出力することを特徴とする。

    本発明の他の実施形態では、前記第1スイッチは入力端子が第1電位に接続された第1スリーステートバッファであり、前記第2スイッチは入力端子が第2電位に接続された第2スリーステートバッファであり、前記第3スイッチは入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチであり、第1及び第2及び第3スイッチの出力端子が接続され、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチの制御端子に信号を出力するNORゲートと、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチの制御端子に信号を出力するNANDゲートと、前記NORゲートからの制御信号及び前記NANDゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチに制御信号を出力するEXORゲートとを備えることを特徴とする。

    本発明において、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号は、デルタシグマ変調された信号とすることができる。

    本発明によれば、簡易に、かつ汎用性に優れた構成でパルス信号を合成して出力することができる。

    実施形態の構成ブロック図である。

    実施形態の回路構成図である。

    実施形態のタイミングチャートである。

    実施形態のパルス合成回路の基本構成図である。

    実施形態のパルス合成回路の回路構成図である。

    実施形態のタイミングチャートである。

    他の実施形態のパルス合成回路の回路構成図である。

    さらに他の実施形態のパルス合成回路の回路構成図である。

    従来技術の構成ブロック図である。

    以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。

    本実施形態の信号変調回路は、入力信号をデルタシグマ変調するものであり、積分器と遅延器と量子化器を備える。 本実施形態における回路では、帰還経路に遅延器が存在せず、量子化器の前段、すなわち積分器と量子化器の間に遅延器が設けられている。 従って、本実施形態の回路では、出力の状態をリアルタイムで補正することが可能である。

    また、本実施形態における遅延器は、単に入力信号を遅延するだけでなく、入力信号にゼロレベルを挿入する機能を有しており、これにより確実なパルス密度変調(PDM)を実現している。 入力信号にゼロレベルを挿入する回路は任意であるが、例えば一端が接地されたチョッパ回路で構成され得る。 また、遅延機能及び量子化機能は、D型フリップフロップで構成され得る。

    図1に、本実施形態の回路構成図を示す。 本実施形態の信号変調回路は、減算器16と、積分器20と、位相反転回路21と、チョッパ回路22,23と、D型フリップフロップ(DFF)26,27と、パルス合成回路32を備える。

    減算器16は、入力信号とパルス合成回路32から帰還された信号の差分を演算(負帰還)して積分器20に出力する。

    積分器20は、差分信号を積分してチョッパ回路22に出力する。 また、積分器20は、差分信号を積分して位相反転回路21に出力し、位相判定回路21は、積分して得られた信号の位相を反転してチョッパ回路23に出力する。

    チョッパ回路22,23は、それぞれクロック信号に同期して積分信号及びその反転信号にゼロレベル(ゼロ電圧)を挿入し、DFF26,27に出力する。

    DFF26,27は、それぞれ入力信号をクロック信号に同期して遅延しつつ量子化し、それぞれ1ビットデジタル信号を生成して出力する。

    パルス合成回路32は、DFF26からの1ビットデジタル信号と、DFF27からの1ビットデジタル信号を合成して出力する。 DFF26は、積分信号を1ビットデジタル信号に変換して出力するので、+1,0の2値信号である。 他方、DFF27は、積分信号を位相反転回路21で反転して得られる反転信号を1ビットデジタル信号に変換して出力するので、−1,0の2値信号である。 パルス合成回路32は、これら2つの2値信号を合成して、+1,0,−1の3値信号を生成して出力する。 パルス合成回路32の出力信号は、上記のように減算器16に負帰還される。

    図2に、図1における積分器20、チョッパ回路22、DFF26の具体的な回路構成を示す。 なお、チョッパ回路23及びDFF27も基本的にチョッパ回路22及びDFF26と同一構成である。

    チョッパ回路22は、積分器として機能するアンプ20の出力端にその一端が接続され、他端が接地されたスイッチから構成される。 スイッチの開閉は、1/2分周器24からの出力信号により制御される。 チョッパ回路22の出力信号は、DFF26のD端子に供給される。

    1/2分周器24は、クロック信号が供給され、クロック信号の周波数を1/2に分周する回路である。 1/2分周器24は、クロック信号を分周してチョッパ回路22のスイッチを制御する。 従って、チョッパ回路22のスイッチは、クロック信号の2倍の周期でオン/オフする。 スイッチがオンするタイミングにおいて、アンプ20の出力端はスイッチを介して接地されるためゼロレベルとなる。 従って、チョッパ回路22は、DFF26の入力信号にゼロレベルを挿入する回路として機能する。

    DFF26のD端子には、上記のようにアンプ20の出力信号であって、チョッパ回路22でクロック信号に同期してゼロレベルが挿入される信号が供給される。 また、DFF26のクロック端子には、反転器28で反転されたクロック信号が供給される。 DFF28は、入力されたクロック信号の立ち上がりエッジで信号を出力する。 従って、本実施形態では、反転されたクロック信号の立ち上がりエッジで信号を出力する。

    図3に、図2の回路のタイミングチャートを示す。 正信号が入力された場合のタイミングチャートである。 図において、上から順に、クロック信号(CLK)、クロック信号の1/2分周信号、クロック信号の反転信号、DFF26のD端子に供給される信号、DFF26のQ出力端子から出力される信号の波形を示す。

    チョッパ回路22は、クロック信号の1/2分周信号のタイミングでスイッチがオンされるので、DFF26のD端子に供給される信号は、クロック信号の1/2分周信号に同期してゼロレベルとなる信号である。 そして、この信号がクロック信号の反転信号に同期して、クロック信号の反転信号の立ち上がりエッジのタイミングまで遅延されて出力される。 以上のようにして、図2の回路により、入力信号の積分、ゼロレベル挿入、遅延、及び量子化が実行される。 すなわち、チョッパ回路22とDFF26でゼロレベル、遅延及び量子化を実現し、フィードバック経路で遅延器を挿入することなくノイズシェープが実現される。 さらに、チョッパ回路22によりクロック信号のタイミングでは常に一度はゼロレベルが出力されることになる。

    次に、図1におけるパルス合成回路32について説明する。

    パルス合成回路32は、上記のように、DFF26,27からの2つの2値信号を合成して、+1,0,−1の3値信号を生成して出力する。 1ビットデジタル信号で出力する場合、SNRを確保するためには積分の次数を上げ、発振周波数を高めに設定する必要があるためコスト増加を招く懸念があるが、+1,0,−1の3値信号を生成して出力することで、コスト増加を招くことなくSNRを向上させ得る。 但し、上記の特許文献3のような構成では、量子化器の出力が3値化以上の多値化信号であることが前提となっており、本実施形態におけるDFF26,27の出力には適用できず、汎用性に欠ける。 また、一般に、パルス信号を合成する場合、出力を第1の電位と第1の電位に短絡する2つのスイッチを設け、これら2つのスイッチを交互にオン/オフして合成する構成が公知であるが、2つのスイッチがともにオンとなって第1の電位と第2の電位が短絡してしまう問題が生じ得る。 さらに、かかる短絡の問題を防止するために、2つのスイッチの切り替わりタイミングに、必ず両者がともにオフする期間を設けるようにタイミングを調整するデッドタイム調整回路を用いることも提案されているが、この期間分がスイッチ段の歪として発生してしまう問題が新たに生じる。

    本実施形態のパルス合成回路32は、このような問題点に鑑み、交互にオン/オフされる2つのスイッチの短絡の問題を解消し、かつ、信号歪も解消しつつ、2つのパルス信号を合成して+1,0,−1の3値信号を生成するものである。

    図4に、パルス合成回路32の基本構成図を示す。 パルス合成回路32は、駆動回路33と、3つのスイッチSW1〜SW3を備える。

    SW1とSW2は互いに直列に接続され、SW1の一方の端子は第1電位に設定され、SW1の他方の端子はSW2の一方の端子に接続される。 また、SW2の他方の端子は第2電位に接続される。 さらに、SW1とSW2の接続節点は、SW3の一方の端子に接続され、SW3の他方の端子は第3電位に接続される。 SW1とSW2の接続節点からパルス合成回路32の出力信号が出力される。 ここで、
    第1電位>第3電位>第2電位である。

    駆動回路33は、2つの1ビットデジタル信号である第1信号、第2信号に基づき、SW1〜SW3にそれぞれ制御信号を出力してSW1〜SW3を以下のようにオン/オフ制御する。
    <第1信号が論理値1(Hi)で第2信号が論理値0(Low)の場合>
    SW1:オン SW2:オフ SW3:オフ この場合、出力電位は第1電位に設定される。
    <第1信号が論理値0(Low)で第2信号が論理値1(Hi)の場合>
    SW1:オフ SW2:オン SW3:オフ この場合、出力電位は第2電位に設定される。
    <第1信号が論理値0(Low)で第2信号が論理値0(Low)の場合>
    SW1:オフ SW2:オフ SW3:オン この場合、出力電位は第3電位に設定される。
    <第1信号が論理値1(Hi)で第2信号が論理値1(Hi)の場合>
    SW1:オフ SW2:オフ SW3:オン この場合、出力電位は第3電位に設定される。

    以上のようにして、2つの1ビットデジタル信号である第1信号と第2信号を合成して、第1信号の論理値と第2信号の論理値に応じて、第1電位、第2電位、及び第3電位の3つの電位のいずれかを有する3値信号が出力される。 上記の4つの場合において、第1信号及び第2信号の論理値の組み合わせがどのようなものであろうと、SW1及びSW2がともにオンして第1電位と第2電位が短絡してしまう状態が生じない点に留意されたい。

    このように、本実施形態のパルス合成回路32では、SW1及びSW2がともにオンとなって短絡しエラーとなることをデッドタイムを設ける必要がなく防止できるので、信号歪も生じない。

    以上がパルス合成回路32の基本的な動作原理であり、以下に具体的に説明する。

    図5に、パルス合成回路32の回路構成を示す。 パルス合成回路32は、DFF26,27からの2つの2値信号を合成して、+1,0,−1の3値信号を生成して出力する。 パルス合成回路32は、論理ゲートと、3つのスイッチSW1〜SW3から構成される。 論理ゲートは、3つのNORゲート33a,33b,33cを備える。 スイッチSW1は、入力端子が第1電位に接続されたスリーステートバッファから構成され、スイッチSW2は、入力端子が第2電位に接続されたスリーステートバッファから構成され、スイッチSW3は、入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチから構成される。 ここで、第1電位>第3電位>第2電位である。

    NORゲート(第1NORゲート)33aの一方の入力端子には、DFF26の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 また、NORゲート33aの他方の入力端子には、DFF27の出力端子(Q)からの出力信号V2が供給される。 NORゲート33aは、両信号の否定論理和を演算して信号V3を生成する。 信号V3は、SW1に供給されるとともに、NORゲート33cの一方の入力端子にも供給される。

    NORゲート(第2NORゲート)33bの一方の入力端子には、DFF26の出力端子(Q)からの出力信号V1が供給される。 また、NORゲート33bの他方の入力端子には、DFF27の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 NORゲート33bは、両信号の否定論理和を演算して信号V4を生成する。 信号V4は、SW2に供給されるとともに、NORゲート33cの他方の入力端子にも供給される。

    NORゲート(第3NORゲート)33cの一方の入力端子には、NORゲート33aからの信号V3が供給される。 また、NORゲート33cの他方の入力端子には、NORゲート33bからの信号V4が供給される。 NORゲート33cは、信号V3及び信号V4の否定論理和を演算して信号V5を生成する。 信号V5は、SW3に供給される。

    このような構成において、各論理ゲート33a,33b,33cの出力信号である信号V3〜V5は、SW1〜SW3のそれぞれの制御信号として機能し、SW1〜SW3の状態は以下のように変化する。

    DFF26の反転出力端子の信号が「1」(論理値)でDFF27の出力端子の信号が「0」の場合、NORゲート33aからの出力信号V3は「0」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号V4も「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、NORゲート33cからの出力信号V5は「1」となり、SW3はオンとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オフ、SW3:オンとなり、出力電位はSW3がオンすることで第3電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「1」でDFF27の出力端子の信号が「1」の場合、NORゲート33aからの出力信号V3は「0」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号V4は「1」となり、SW2はオンとなる。 さらに、NORゲート33cからの出力信号V5は「0」となり、SW3はオフとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オン、SW3:オフとなり、出力電位はSW2がオンすることで第2電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「0」でDFF27の出力端子の信号が「0」の場合、NORゲート33aからの出力信号V3は「1」となり、SW1はオンとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号V4は「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、NORゲート33cからの出力信号V5は「0」となり、SW3はオフとなる。 従って、SW1:オン、SW2:オフ、SW3:オフとなり、出力電位はSW1がオンすることで第1電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「0」でDFF27の出力端子の信号が「1」の場合、NORゲート33aからの出力信号V3は「0」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号V4は「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、NORゲート33cからの出力信号V5は「1」となり、SW3はオンとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オフ、SW3:オンとなり、出力電位はSW3がオンすることで第3電位に設定される。

    図6に、図5の構成における各部のタイミングチャートを示す。 信号V1〜V6のタイミングチャートであり、信号V1はDFF26の出力端子(Q)の信号、信号V2はDFF27の出力端子(Q)の信号、信号V3はNORゲート33aの出力信号、信号V4はNORゲート33bの出力信号、信号V5はNORゲート33cの出力信号、信号V6はパルス合成回路32の出力信号である。

    信号V1が「0」で信号V2が「0」の場合、第1NORゲート33aの一方の入力端子には信号V1の反転出力(Qバー)が入力されるから「1」であり、第1NORゲート33aの他方の入力端子には信号V2が入力されるから「0」であり、第1NORゲート33aの出力は「0」となる。 また、第2NORゲート33bの一方の入力端子には信号V1が入力されるから「0」であり、第2NORゲート33bの他方の入力端子には信号V2の反転出力(Qバー)が入力されるから「1」であり、第2NORゲート33bの出力は「0」となる。 すると、第3NORゲート33cの入力端子にはともに「0」が入力され、第3NORゲート33cの出力は「1」となる。 その結果、信号V3が「0」、信号V4が「0」、信号V5が「1」となるため、
    SW1:オフ SW2:オフ SW3:オンとなり、回路の出力信号V6は第3電位に設定される。

    信号V1が「1」で信号V2が「0」の場合、第1NORゲート33aの一方の入力端子には信号V1の反転出力(Qバー)が入力されるから「0」であり、第1NORゲート33aの他方の入力端子には信号V2が入力されるから「0」であり、第1NORゲート33aの出力は「1」となる。 また、第2NORゲート33bの一方の入力端子には信号V1が入力されるから「1」であり、第2NORゲート33bの他方の入力端子には信号V2の反転出力(Qバー)が入力されるから「1」であり、第2NORゲート33bの出力は「0」となる。 すると、第3NORゲート33cの入力端子には「1」と「0」が入力され、第3NORゲート33cの出力は「0」となる。 その結果、信号V3が「1」、信号V4が「0」、信号V5が「0」となるため、
    SW1:オン SW2:オフ SW3:オフとなり、回路の出力信号V6は第1電位に設定される。

    信号V1が「0」で信号V2が「1」の場合、第1NORゲート33aの一方の入力端子には信号V1の反転出力(Qバー)が入力されるから「1」であり、第1NORゲート33aの他方の入力端子には信号V2が入力されるから「1」であり、第1NORゲート33aの出力は「0」となる。 また、第2NORゲート33bの一方の入力端子には信号V1が入力されるから「0」であり、第2NORゲート33bの他方の入力端子には信号V2の反転出力(Qバー)が入力されるから「0」であり、第2NORゲート33bの出力は「1」となる。 すると、第3NORゲート33cの入力端子には「0」と「1」が入力され、第3NORゲート33cの出力は「0」となる。 その結果、信号V3が「0」、信号V4が「1」、信号V5が「0」となるため、
    SW1:オフ SW2:オン SW3:オフとなり、回路の出力信号V6は第2電位に設定される。 第1電位が+1、第2電位が−1、第3電位が0に対応する。 以上のようにして、パルス合成回路32でDFF26,27からの2つのパルスが合成され、+1,0,−1の3値信号が生成される。

    このように、本実施形態では、DFF26からの1ビットデジタル信号と、DFF27からの1ビットデジタル信号を合成し、+1,0,−1の3値信号を生成することができる。 本実施形態のパルス合成回路32は、その入力信号が3値化以上の多値化信号であることを前提としていないので汎用性に優れ、低コスト化が可能である。

    以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変形が可能である。

    例えば、パルス合成回路32の構成としては、図5に示される回路構成に限定されるものではなく、他の回路構成も可能である。

    図7及び図8に、パルス合成回路32の他の回路構成を示す。

    図7において、パルス合成回路32は、論理ゲートと、3つのスイッチSW1〜SW3から構成される。 論理ゲートは、NANDゲート33aと、NORゲート33bと、EXORゲート33cを備える。 スイッチSW1は、入力端子が第1電位(例えば5V)に接続されたPチャンネルトランジスタから構成され、スイッチSW2は、入力端子が第2電位(例えば0V)に接続されたNチャンネルトランジスタから構成され、スイッチSW3は、入力端子が第3電位(例えば2.5V)に接続されたアナログスイッチから構成される。 ここで、第1電位>第3電位>第2電位である。

    NANDゲート33aの一方の入力端子には、DFF26の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 また、NANDゲート33aの他方の入力端子には、DFF27の出力端子(Q)からの出力信号が供給される。 NANDゲート33aは、否定論理積を演算して出力する。 出力信号は、SW1に供給されるとともに、EXORゲート33cの一方の入力端子にも供給される。

    NORゲート33bの一方の入力端子には、DFF26の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 また、NORゲート33bの他方の入力端子には、DFF27の出力端子(Q)からの出力信号が供給される。 NORゲート33bは、両信号の否定論理和を演算して出力する。 出力信号は、SW2に供給されるとともに、EXORゲート33cの他方の入力端子にも供給される。

    EXORゲート33cの一方の入力端子には、NANDゲート33aからの信号が供給される。 また、EXORゲート33cの他方の入力端子には、NORゲート33bからの信号が供給される。 EXORゲート33cは、排他的論理和を演算して出力する。 出力信号は、SW3に供給される。

    このような構成において、各論理ゲート33a,33b,33cの出力信号である信号は、SW1〜SW3のそれぞれの制御信号として機能し、SW1〜SW3の状態は以下のように変化する。

    DFF26の反転出力端子の信号が「1」(論理値)でDFF27の出力端子の信号が「0」の場合、NANDゲート33aからの出力信号は「1」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号は「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、EXORゲート33cからの出力信号は「1」となり、SW3はオンとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オフ、SW3:オンとなり、出力電位はSW3がオンすることで第3電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「1」でDFF27の出力端子の信号が「1」の場合、NANDゲート33aからの出力信号は「0」となり、SW1はオンとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号は「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、EXORゲート33cからの出力信号V5は「0」となり、SW3はオフとなる。 従って、SW1:オン、SW2:オフ、SW3:オフとなり、出力電位はSW1がオンすることで第1電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「0」でDFF27の出力端子の信号が「0」の場合、NANDゲート33aからの出力信号は「1」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号は「1」となり、SW2はオンとなる。 さらに、EXORゲート33cからの出力信号は「0」となり、SW3はオフとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オン、SW3:オフとなり、出力電位はSW2がオンすることで第2電位に設定される。

    DFF26の反転出力端子の信号が「0」でDFF27の出力端子の信号が「1」の場合、NANDゲート33aからの出力信号は「1」となり、SW1はオフとなる。 また、NORゲート33bからの出力信号は「0」となり、SW2はオフとなる。 さらに、EXORゲート33cからの出力信号は「1」となり、SW3はオンとなる。 従って、SW1:オフ、SW2:オフ、SW3:オンとなり、出力電位はSW3がオンすることで第3電位に設定される。

    従って、図7の回路構成においても、DFF26,27からの2つのパルスが合成され、+1,0,−1の3値信号が生成される。

    また、図8において、パルス合成回路32は、論理ゲートと、3つのスイッチSW1〜SW3から構成される。 論理ゲートは、NORゲート33aと、NANDゲート33bと、EXORゲート33cを備える。 スイッチSW1は、入力端子が第1電位に接続されたスリーステートバッファから構成され、スイッチSW2は、入力端子が第2電位に接続されたスリーステートバッファから構成され、スイッチSW3は、入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチから構成される。 ここで、第1電位>第3電位>第2電位である。

    NORゲート33aの一方の入力端子には、DFF26の出力端子(Q)からの出力信号が供給される。 また、NORゲート33aの他方の入力端子には、DFF27の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 NORゲート33aの出力信号は、SW1に供給されるとともに、EXORゲート33cの一方の入力端子にも供給される。

    NANDゲート33bの一方の入力端子には、DFF26の出力端子(Q)からの出力信号が供給される。 また、NANDゲート33bの他方の入力端子には、DFF27の反転出力端子(Qバー)からの出力信号が供給される。 NANDゲート33bの出力信号は、SW2に供給されるとともに、EXORゲート33cの他方の入力端子にも供給される。

    EXORゲート33cの一方の入力端子には、NORゲート33aからの信号が供給される。 また、EXORゲート33cの他方の入力端子には、NANDゲート33bからの信号が供給される。 EXORゲート33cの出力信号は、SW3に供給される。

    各論理ゲート33a,33b,33cの出力信号である信号は、SW1〜SW3のそれぞれの制御信号として機能し、同様にして第1電位,第3電位,第2電位の信号が出力される。 当業者であれば、本発明の技術思想の範囲内で、図7,図8以外の論理ゲートとSW1〜SW3の任意の組み合わせを推考し得る。

    また、図1の構成において、積分器20とチョッパ回路22との間、及び位相反転回路21とチョッパ回路23との間に、バイアス生成回路を設けて信号レベルを調整してもよい。 また、バイアス生成回路を設けて信号レベルを調整する場合、信号のパルスの有無を検出してバイアスレベルを調整してもよい。

    また、本実施形態では、パルス合成回路32は、DFF26からの1ビットデジタル信号とDFF27からの1ビットデジタル信号を合成する、つまりパルス密度変調(PDM)信号を合成する場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるわけではなく、パルス幅変調(PWM)信号にも同様に適用することが可能である。 すなわち、本発明におけるパルス合成回路32は、2つの信号を入力し、これら2つの信号の状態に応じて3つのスイッチSW1〜SW3をオン/オフ制御し、第1の電位、第2の電位、及び第1の電位と第2の電位の間の第3の電位のいずれかに出力電位を設定するものであり、特に、互いに直列接続されたSW1及びSW2がともにオンとなるときにSW3により第3の電位に設定する点に意義があり、入力信号の種類は特に限定されない。

    10 積分器、12 遅延器、14 量子化器、16 減算器、20 積分器、21 位相反転回路、22,23 チョッパ回路、24 1/2分周器、26,27 D型フリップフロップ(DFF)、28 反転器、32 パルス合成回路。

    本発明の他の実施形態では、前記第1スイッチは入力端子が第1電位に接続された第1スリーステートバッファであり、前記第2スイッチは入力端子が第2電位に接続された第2スリーステートバッファであり、前記第3スイッチは入力端子が第3電位に接続されたアナログスイッチであり、第1及び第2及び第3スイッチの出力端子が接続され、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号の反転信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチの制御端子に信号を出力する第1NORゲートと、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号の反転信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチの制御端子に信号を出力する第2NORゲートと、前記第1NORゲートからの制御信号及び前記第2NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチに制御信号を出力する第3NORゲートと、を備えることを特徴とする。

    本発明の他の実施形態では、前記第1スイッチはPチャンネルMOSFETであり、前記第2スイッチ NチャンネルMOSFETであり、 前記第3スイッチはアナログスイッチであり、前記論理ゲート群は、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第1スイッチのゲートに制御信号を出力するNANDゲートと、前記第1の1ビットデジタル信号及び前記第2の1ビットデジタル信号が入力され、論理演算を行って前記第2スイッチのゲートに制御信号を出力するNORゲートと、前記NANDゲートからの制御信号及び前記NORゲートからの制御信号が入力され、論理演算を行って前記第3スイッチ制御信号を出力するEXORゲートとを備えることを特徴とする。

    積分器20は、差分信号を積分してチョッパ回路22に出力する。 また、積分器20は、差分信号を積分して位相反転回路21に出力し、位相反転回路21は、積分して得られた信号の位相を反転してチョッパ回路23に出力する。

    パルス合成回路32は、上記のように、DFF26,27からの2つの2値信号を合成して、+1,0,−1の3値信号を生成して出力する。 1ビットデジタル信号で出力する場合、SNRを確保するためには積分の次数を上げ、発振周波数を高めに設定する必要があるためコスト増加を招く懸念があるが、+1,0,−1の3値信号を生成して出力することで、コスト増加を招くことなくSNRを向上させ得る。 但し、上記の特許文献3のような構成では、量子化器の出力が3値化以上の多値化信号であることが前提となっており、本実施形態におけるDFF26,27の出力には適用できず、汎用性に欠ける。 また、一般に、パルス信号を合成する場合、出力を第1の電位と第の電位に短絡する2つのスイッチを設け、これら2つのスイッチを交互にオン/オフして合成する構成が公知であるが、2つのスイッチがともにオンとなって第1の電位と第2の電位が短絡してしまう問題が生じ得る。 さらに、かかる短絡の問題を防止するために、2つのスイッチの切り替わりタイミングに、必ず両者がともにオフする期間を設けるようにタイミングを調整するデッドタイム調整回路を用いることも提案されているが、この期間分がスイッチ段の歪として発生してしまう問題が新たに生じる。

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