Actuator for parking brake

申请号 JP2001515175 申请日 2000-08-02 公开(公告)号 JP2003506258A 公开(公告)日 2003-02-18
申请人 エドシャ・アクチェンゲゼルシャフト; 发明人 ブレイカー,ウルフ;
摘要 (57)【要約】 この発明は、車両本体のブリッジ型支持(2)に取付けられる歯付きセグメント(5)と、ブリッジ型支持に接続されるブレーキ作動レバー(4)と、ブレーキ作動レバー(4)の変位に従ってブレーキケーブルを張る結合ユニットと、歯付きセグメント(5)と協調しブレーキ作動レバー(4)に接続される固定キャッチ(7)と、固定キャッチ(7)に歯付きセグメント(5)の方向にプレテンションを与えるためのキャッチばね(11)と、ブレーキ作動レバー(4)に沿って作動可能なリンク機構(14)とを含む、車両中の駐車ブレーキのための作動装置に関する。 この発明の目的は、駐車ブレーキが引かれるときに生じるノイズの量を減少させるために簡単な手段を用いる作動装置を提供することである。 これは歯付きセグメント(5)に面さない1片のダブルレバーとして実施されるキャッチばね(7)によって達成される。 リンク機構(14)は、前記が作動された後にのみキャッチばね(11)によって加えられるプレテンションの 力 の結果として固定キャッチ(7)を歯付きセグメント(5)との取外し 位置 に変位する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車両における駐車ブレーキのための作動装置であって、 車両本体のブリッジ型支持(2)に配置される歯付きセグメント(5)と、 ブリッジ型支持(2)に関節連結されるブレーキ作動レバー(4)と、 ブレーキ作動レバー(4)の変位に従ってブレーキケーブルを張る結合ユニットと、 ブレーキ作動レバー(4)に関節連結されかつ歯付きセグメント(5)と相互作用する固定キャッチ(7)と、固定キャッチ(7)に歯付きセグメント(5)
    の方向にプレテンションを与えるキャッチばね(11)と、 ブレーキ作動レバー(4)に沿って作動可能なリンク機構(14)とを含み、 キャッチばね(7)は圧縮ばねとして設計され、ダブルレバーとして設計される固定キャッチ(7)の歯付きセグメント(5)に面さない1つの端部に係合し、 リンク機構(14)は作動状態においてのみキャッチばね(11)のプレストレスと反対に固定キャッチ(7)を変位して歯付きセグメント(5)との係合から外すことを特徴とする、作動装置。 【請求項2】 固定キャッチ(7)は、噛み合わせに面さない長いレバー(
    7b)上にストップポイント(13)を有し、作動状態においてブレーキ作動レバーのハンドルから離れたリンク機構(14)の1つの端部がそれに衝突することを特徴とする、請求項1に記載の作動装置。 【請求項3】 ストップポイント(13)は、固定キャッチ(7)の長いレバー(7b)のキャッチばね(11)に面さない側に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の作動装置。 【請求項4】 固定キャッチ(7)は噛み合わせ(5)に面する短いレバー(7a)上に係合ラグ(8)を有し、それは噛み合わせ(5)と係合されるときにブレーキ作動レバー(4)を適用される位置に固定することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の作動装置。 【請求項5】 リンク機構(14)は後部に軸方向のガイド(16)を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の作動装置。 【請求項6】 ガイドはリンク機構(14)の後端部に形成されるスロット(17)によって形成され、その中にブレーキ作動レバー(4)に留められるピン(18)が係合することを特徴とする、請求項5に記載の作動装置。 【請求項7】 スロット(18)の長手軸とキャッチばね(11)の主軸とは本質的に平行に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の作動装置。 【請求項8】 リンク機構(14)は軸方向に変位可能な態様で誘導されかつ押しボタンに堅く接続されるプッシュロッド(15)を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の作動装置。 【請求項9】 プッシュロッド(15)および押しボタンは、手動式ブレーキレバー(4)に支持されかつ解放方向と反対に作用する圧縮ばねの荷重によって継続的に作用されることを特徴とする、請求項8に記載の作動装置。 【請求項10】 固定キャッチ(7)はシート金属プレス加工部分として設計されることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の作動装置。 【請求項11】 結合ユニットに対してリセット装置が与えられることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の作動装置。 【請求項12】 結合ユニットに対するリセット装置はケーブル滑車を含み、それはばね荷重によってブレーキケーブルの適用方向に作用されることができ、かつ周囲の噛み合わせおよび傾斜レバーとして設計される駆動キャッチによってブレーキ作動レバー(4)に結合でき、かつ手動式ブレーキレバーの適用経路の機能として反転できることを特徴とする、請求項11に記載の作動装置。 【請求項13】 ブレーキ作動レバー(4)はハンドルとともに設計される手動式駐車ブレーキ中に形成されることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の作動装置。 【請求項14】 ブレーキ作動レバー(4)はペダルとともに設計される足踏み式駐車ブレーキ中に形成されることを特徴とする、請求項1から7または1
    0および11のいずれかに記載の作動装置。 【請求項15】 リンク機構(14)は固定キャッチ(7)に構造的に接続されることを特徴とする、請求項1もしくは4または請求項1もしくは4を参照する請求項8から14のいずれかに記載の作動装置。 【請求項16】 リンク機構(14)および固定キャッチ(7)は単一部品として設計されることを特徴とする、請求項15に記載の作動装置。 【請求項17】 リンク機構(14)および固定キャッチ(7)は一体化して製造されることを特徴とする、請求項15または16に記載の作動装置。 【請求項18】 リンク機構(14)および固定キャッチ(7)は、リンク機構(14)を動かすことなくキャッチばね(11)のプレテンションと反対の固定キャッチ(7)の旋回する動きを行ない得るような態様で、2つの部品(7
    ,14)の一方におけるスロットと、2つの部品(7,14)の他方に配置されて前記スロットに係合するピンとを介して結合されることを特徴とする、請求項15から17のいずれかに記載の作動装置。 【請求項19】 リンク機構(14)が解放方向に動かされるとき、固定キャッチ(7)はぴったり嵌合する態様で運ばれるためにキャッチばね(7)のプレテンションと反対の旋回する動きを行なうことを特徴とする、請求項18に記載の作動装置。 【請求項20】 キャッチばね(11)のみが固定キャッチ(7)に回復力を働かせることを特徴とする、請求項1から18のいずれかに記載の作動装置。 【請求項21】 固定キャッチ(7)はリンク機構(14)の軸方向の動きによって直接的に旋回されることを特徴とする、請求項1から19のいずれかに記載の作動装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 この発明は、自動車両における駐車ブレーキのための、請求項1のプリアンブルに従った作動装置に関し、それは車両本体のブリッジ型支持に配置される歯付きセグメントと、ブリッジ型支持に関節連結されるブレーキ作動レバーと、ブレーキ作動レバーの変位に従ってブレーキケーブルを張る結合ユニットと、ブレーキ作動レバーに関節連結されかつ歯付きセグメントと相互作用する固定キャッチと、固定キャッチに歯付きセグメントの方向にプレテンションを与えるためのキャッチばねと、ブレーキ作動レバーに沿って作動できるリンク機構とを含む。 【0002】 自動車両の駐車ブレーキのための作動装置は実際に公知であり、そこでは固定キャッチを解放するために軸方向に変位可能な態様でブレーキ作動レバーの前端部に配置される押しボタンを作動することによって、作動装置に関節連結される固定キャッチおよびプッシュロッドが相互作用する。 この公知の配置において、
    プッシュロッドに作用するばねは同時にプレテンションを与えられた構成要素であって、固定キャッチを車両本体に配置される噛み合わせと係合させる。 ばねのプレテンションは、不注意によるボタンの解放を防ぐために、固定キャッチを噛み合わせに固定するために必要とされるよりも実質的に高くなるように選択されるが、その結果固定キャッチの係合および取外しがかなりのノイズの生成を伴って進行する。 【0003】 EP−A−0 351 131号は自動的にリセットする手動式駐車ブレーキを記載し、そこではハンドブレーキの適用状態に対する単一片の固定キャッチと、ケーブル張をリセットするためのさらなる単一片キャッチとが手動式ブレーキレバーの同じシャンク上に関節連結され、固定キャッチは車両本体に固定されるブリッジ型支持の歯付きの表面との係合位置においてばねによってプレテンションを与えられ、また歯付きの表面から離れたその端部において、手動式ブレーキレバーに組入れられたばね荷重作動リンク機構に接続され、作動リンク機構を介した手動式ブレーキレバーのボタンの作動によって、固定キャッチを歯付きの表面から外すことができる。 【0004】 GB−A−2 059 022号は足踏み式ブレーキレバーを介してブレーキのケーブル張力を固定する足踏み式駐車ブレーキを記載し、それは車両本体に固定されるブリッジ型支持に関して旋回可能であり、かつ歯付きの表面とともに旋回可能であり、またそこに関節連結されたペダルを有し、足踏み式ブレーキレバーに関節連結されるキャッチは締められたブレーキケーブルをロックする目的のために歯付きの表面と係合し、この場合には、係合を解放する方に向けてキャッチを作動するために、前記キャッチは歯付きの表面から離れた端部において、この端部に関節連結されたレバーを介して作動され、レバーはキャッチに関する関節連結から離れた端部において、ペダルに取付けられたロッドに関節連結の態様で接続され、さらにペダルの作動方向と反対にばねによって保持され、それによってキャッチの解放の方向に同時に起こってロッドを作動する傾斜する動きと、
    キャッチをロックする方向に起こって足踏み式ブレーキレバーを作動するペダルを踏む動きとのみによってキャッチを歯付きの表面との係合から外すことができる。 【0005】 EP−A−0 771 706号は自動車両のための手動式駐車ブレーキを記載し、そこではブレーキ作動レバーに関節連結される固定キャッチが2部設計であることによって、作動可能リンク機構に関節連結される第2のキャッチ部分から分断された第1のキャッチ部分において、キャッチを噛み合わせの上に滑らせるときに起こる回復の動きを起こすことができ、一方では駆動ラグを介するリンク機構の作動によって第1のキャッチ部分を噛み合わせから外すことができる。
    この公知の作動装置において、車両本体に固定される噛み合わせとの係合の方向に第1のキャッチ部分に作用するレッグばねが与えられるが、その解決策は全体として、設置および部品、特に可動部品の複合性に関して高価かつ不便である。 【0006】 DE−A−195 38 108号はブレーキ装置を記載し、そこではブレーキケーブルを所定の場所にロックする目的のために、手動式ブレーキレバーに接続されるラックがダブルレバーとして構成されるキャッチと相互作用し、ラックに面するキャッチのレバーの上にU形の板ばねが設けられ、そのばねのレッグはラックの境界面のまわりを横方向に掴み、その端部において摩擦力を生じ、それはブレーキを張る際に他方のより短いレバーに作用するばねの力を強化する。 さらに、ブレーキを解放するためにキャッチの動きによって変位されるロッドが短いレバーに関節連結の態様で係合する。 この駐車ブレーキの不利益は特に、U形の板ばねはそれが生じる摩擦によって摩耗する傾向があるため、対応するブレーキ力が時間とともに変化することである。 加えて、不純物またはその同等物がばねを阻害するおそれがあり、その結果ブレーキ装置がともに動作しなくなる。 さらに、板ばねは特に部品の大きな複合性をもたらす。 【0007】 GB−A−1 428 230号は、液圧ブレーキ支持ユニットによってサーボ支援を有するサーボ支援型手動式駐車ブレーキを記載する。 ダブルレバーとして設計されるキャッチはここでその係合歯によって抑止ホイールの歯付きセグメントに係合し、圧縮ばねが歯付きセグメントに面するキャッチのレバーに作用することによってキャッチを固定する。 キャッチを解放するためにプッシュロッドが作動され、前記プッシュロッドはブレーキ作動レバーに一体化され、その前端部はその長手方向のガイド中に変位可能に保持され、その後端部は関節連結されるピンに関する変位を可能にするスロットを有し、そのピンの上にブレーキ作動レバーが搭載される。 プッシュロッドの丸い後端部を用いて中間ダブルレバーが作動され、そのプッシュロッドに面する端部はプッシュロッドの丸い端部に接触し、一方でキャッチに面する中間ダブルレバーの端部と歯付きセグメントから離れたキャッチのレバーとの間に距離が残るために、ブレーキ作動レバーの適用の際に歯付きセグメントの歯の上に掛けられるときにキャッチが移動できる。 圧縮ばねは歯付きセグメントに面するキャッチのレバーに作用するため、前記ばねは高いばね力を有して構成され、その結果ブレーキ作動レバーの適用の際のラッチングまたはブレーキングノイズが明確に聞こえる。 さらに、歯付きセグメントから離れたレバーの中間レバーからの距離が小さいために、前述の2つの部品が衝突するときにノッキングノイズが起こる危険性がある。 最後に、好ましくないてこ比のためにキャッチの解放が難しく、設置に関してさまざまな相互作用する部品の最適な調整が複雑である。 【0008】 この発明の目的は請求項1のプリアンブルに従った作動装置を提供することであり、それは簡単な手段によって駐車ブレーキを適用するときのノイズのかなりの減少を可能にする。 【0009】 最初に述べた作動装置に対するこの発明に従って、この目的は請求項1の特徴によって達成され、そこではキャッチばねが圧縮ばねとして設計され、単一片ダブルレバーとして設計される固定キャッチの、歯付きセグメントに面さない1つの端部に係合し、リンク機構は作動状態においてのみキャッチばねの提示と反対にロッキングキャッチを変位して歯付きセグメントとの係合から外す。 【0010】 この発明に従った作動装置は固定キャッチ上の作動力を減少させ、その結果ブレーキ作動レバーを適用するときのノイズの生成が圧縮ばねのばね力の関数として設定でき、対応して減少される。 従来の駐車ブレーキの場合には機構を過度に大きな音で示すものとして不愉快に受けられていた係合歯のうるさい係合も、分離したノイズ遮断が必要とされない態様で、作動装置に用いられる安価な構成要素によって減少される。 同時に、プッシュロッドの前端部における押しボタンの作動力に対して予め定められた値を実現することが可能であり、その力は安全上の理由から最小限の高さを有するため、この発明に従った作動装置は特に手動式駐車ブレーキに有利に用いられる。 【0011】 この発明に従った作動装置の構成によって、単一片固定キャッチを旋回させるときにリンク機構から分断することはそのリンク機構が動かないことを意味し、
    その結果端部側に配置される押しボタンの振動または視覚的に知覚できる動きが防がれ、作動装置の静かな機械的特性の全体的印象が車両運転者に与えられる。 【0012】 圧縮ばねとしてのキャッチばねの設計によって、固定キャッチの係合は同時に特に機能的に信頼性高くコストパフォーマンスのよい態様で実現され、圧縮ばねに対するアバットメントの役割をするハウジングの1つの端部に対して圧縮ばねを置くための簡単な手段によって、作動装置の設置が付加的に可能になる。 また、圧縮ばねに対するストップまたは固定キャッチに対するストップによって圧縮ばねの延びを制限することも可能であり、その結果一方で、一方のリンク機構の端部と他方の固定キャッチのストップポイントとの間に定められた最小距離を保つことができ、前記最小距離はリンク機構の作動の際のアイドリング経路として利用可能である。 【0013】 固定キャッチには噛み合わせに面する短いレバーに係合ラグが好都合に設けられ、それはレバーの延長部として配置される必要はなく、横方向に突出して配置されてもよく、噛み合わせと係合するよう意図されることにより、それが係合されるときにブレーキ作動レバーは緩んだ位置に関するある度においてその適用される位置に固定される。 【0014】 固定キャッチは、噛み合わせに面さないその長いレバー上にストップポイントを有することが好ましく、作動がある程度起こったときにのみリンク機構の端部がそれを打ち、その場合には作動を解放することによってリンク機構の端部がストップポイントと接触しなくなり、それによって固定キャッチはキャッチばねの影響下においてのみ噛み合わせとの係合に入る。 この手段によって、駐車ブレーキをある程度だけ解放し、その後作動を終わらせることによって、ハンドブレーキをその開始位置に完全に誘導してから再適用する必要なしにそれを再び噛み合わせとの係合に入れることが特に有利に可能となる。 リンク機構と固定キャッチとのぴったり嵌合する接続はもはやなく、したがって駐車ブレーキ中の2つの関連するユニットは互いに独立に交換でき、さらにその設置が簡単になる。 【0015】 ストップポイントは固定キャッチの長いレバーのキャッチばねに面さない側に好都合に配置されることによって、一方のキャッチばねおよび他方のプッシュロッドばねのばね力はリンク機構が作動されるときに本質的に同じ方向に向けられ、したがって配向に対するサインを考慮することによって付加的に設計に対して本質的に考慮できる。 【0016】 リンク機構は、好都合にはストップポイントに近接しかつ本質的にはリンク機構の内側に向けられた端部において、ブレーキ作動レバーに沿った軸方向のガイドによってブレーキ作動レバー中に備付けられることが好ましく、その結果、押しボタンが作動された場合のリンク機構の衝撃を与える動きが固定キャッチの方向に軸方向に誘導され、好ましくはそこに設けられるストップポイントに誘導される。 ガイドはリンク機構の端部の領域に設けられるスロットによって形成されることが好ましく、そこにピンが係合し、このスロットはリンク機構に一体化されることが好ましく、ピンはブレーキ作動レバーに固定して配置される。 リンク機構の衝撃を与える方向と本質的に一致するスロットの長手軸と、キャッチばねの主軸とは本質的に平行に配置され、その2つの軸は互いに横方向にずれて配置されることが可能である。 キャッチばねは固定キャッチのレバーの端部に係合することが好ましく、それによって噛み合わせにおける係合の際の固定キャッチの旋回に対して比較長いばね偏位がカバーされ、その結果パチンと嵌める際のノイズが目立たなくなる。 【0017】 固定キャッチは、シート金属プレス加工部分としてコストパフォーマンスよく好都合に生産できる。 代替的には固定キャッチをプラスチック射出成形部分として形成することも可能であり、その結果それを噛み合わせの上に掛けるときに形成されるノイズがさらに減少する。 【0018】 結合ユニットを適用および解放するために与えられる部品に加えて、作動装置は結合ユニットに対するリセット装置を有することが好都合であり、それはたとえばブレーキケーブルが撓んだりまたは他の理由によって伸長が起こったときなどにブレーキケーブルのリセットを可能にし、その結果駐車ブレーキを固定するためにその中で駐車ブレーキが保持しない固定キャッチのいくつかのラッチング位置を最初に設定する必要がない。 この目的に対し、リセット装置はばね荷重によってブレーキケーブルの適用方向に作用されるケーブル滑車を含むことが好ましく、それは周囲の噛み合わせおよび傾斜レバーとして設計される駆動キャッチによってブレーキ作動レバーに結合でき、手動式ブレーキレバーの適用経路の機能として反転でき、このケーブル滑車はばね荷重によって、駐車ブレーキが解放される各々の場合においてブレーキケーブルがしっかりと引かれた状態であることを確実にする。 【0019】 駐車ブレーキのためのこの発明に従った作動装置は、足踏み式駐車ブレーキおよび手動式駐車ブレーキの両方に提供できる。 【0020】 プッシュロッドおよび固定キャッチの分断された2部設計の代替形として、この2つの部品を構造的に接続することによって設置をさらに簡単にすることが可能である。 この目的のために、リンク機構と固定キャッチとは単一部品として設計されてもよい。 単一片の設計にもかかわらず、ラッチングの動きに対するリンク機構に関する固定キャッチの変位は、この発明に従うと、ぴったり嵌合する接続なしに設計でき、それによってブレーキ作動レバーの適用によってキャッチが歯付きセグメント上で変位されるときに、リンク機構がキャッチの旋回の際に運ばれない。 この場合にキャッチばねの力は乗越えられるだけでよく、それにはノイズの生成がほとんど伴わない。 しかし、その2つの部品は少なくともぴったり嵌合する態様で結合されることにより、リンク機構がキャッチばねと反対に(および押しボタンの作動によって、ハンドルに配置されるさらなる圧縮ばねと反対に)変位されるときに固定キャッチが運ばれ、この手段によってラッチング位置を解放する。 【0021】 リンク機構および固定キャッチは、2つの部品の一方におけるスロットと、2
    つの部品の他方に配置されてスロットに係合するピンとを介して結合されることが好ましく、それによってリンク機構が動くことなくキャッチばねのプレテンションと反対に固定キャッチが旋回する動きが起こり得る。 この関係で、スロットはピンの旋回半径に対応する湾曲を有することが有利である。 【0022】 この発明のさらなる利点および特徴が従属請求項および以下の説明から生じる。 【0023】 好ましい例示的な実施例を用い、添付の図面を参照しながらこの発明について以下により詳細に説明する。 【0024】 図1に部分的に例示されるハンドブレーキ1はブリッジ型支持2を有し、それは共通の回転のために車両本体とともに配置され、その上にジョイント3を介してブレーキ作動レバー4が旋回可能に関節連結される。 ブリッジ型支持2は円形のアーク部分の上に周囲の噛み合わせ5を有し、それは円形のアークセグメントの上に配置され、その円の中心はジョイント3に一致する。 【0025】 キャッチ7はジョイント6を介してブレーキ作動レバー4に旋回可能に配置され、噛み合わせ5に面する短いレバー7aと、噛み合わせ5から離れた長いレバー7bとを有する。 短いレバー7aの前側には係合ラグ8が形成され、それはハンドブレーキ1の位置を固定する目的のためにハンドブレーキ1が適用されるときに噛み合わせ5の歯と係合することが意図される。 ハンドブレーキ1が作動されないとき、係合ラグ8は歯付きセグメントの延長部に設けられた係合位置に関して窪んだ領域9において静止する。 【0026】 固定キャッチ7の長いレバー7bの、支持する支持2に面する側に突出部10
    が形成され、そこに渦巻ばねとして設計される圧縮ばね11が係合する。 圧縮ばね11はハウジング様のホルダ12中のブレーキ作動レバー4に位置的に固定される態様で取付けられ、固定キャッチ7に係合方向にプレストレスを与える。 長いレバー7bの延長部10に面さない側にストップポイント13が設けられ、前記ストップポイントはレバー7bの輪郭に関して突出し、半円形を示唆する外部輪郭を有する。 【0027】 ブレーキ作動レバー4は、プッシュロッド15を含むリンク機構14をさらに有し、そのプッシュロッドは手動式ブレーキレバー4の前端部に配置される押しボタン(例示せず)が作動されるときにばね要素(例示せず)によって変位され得るような態様でブレーキ手動レバー4内に本質的に軸方向に配置される。 プッシュロッド15の後端部は軸方向のガイド16を含み、それはプッシュロッド1
    5の端部領域に配置されるスロット17として形成され、このスロット17はピン18に嵌合することによってプッシュロッド15の軸方向の作動経路を本質的に定める。 プッシュロッド15の範囲をガイド16の後部に定める端面19は、
    係合ラグ8が降下点9において静止する固定キャッチ7の静止位置において、固定キャッチ7のストップ13に関してわずかな間隙20を有する。 【0028】 固定キャッチ7のストップポイント13とプッシュロッド15の端部側19とのぴったり嵌合する接触を防ぎ、つねに間隙20を準備して、その間隙を乗越えることによってリンク機構14の作動の際に短いアイドリング経路を提供するために、ばね11の最大ばね偏位をストップによって制限するための設備が作られる。 このストップはばね偏位の領域自体に配置されても、または固定キャッチ7
    の領域中に配置されてもよく、それは同様に短いレバー7aの静止領域9によって偏位に対する制限を与えることができる。 【0029】 この発明に従った駐車ブレーキの動作の態様について、図1から図3における異なる作動状態を参照しながらさらに詳細に説明する。 【0030】 図1におけるハンドブレーキ1のセットダウン位置から始めると、ブレーキ作動レバーを上げることによってブレーキ作動レバーに直接または間接的に結合されるブレーキケーブル(例示せず)が張られ、その結果ブレーキケーブルに結合されるブレーキシューまたはブレーキディスクが、たとえば自動車両の車輪の縁などに対するストップ位置に入り、それが独立に回ることを防ぐ程度までそれを妨げる。 ブレーキケーブルをブレーキ作動レバーに結合する結合ユニットは力の直接伝達および力援助装置の両方を含んでもよく、特に自動的にリセットするよう設計されることによって、ブレーキ作動レバーが適用される際にもブレーキケーブルに張力が伝達されることが好都合である。 この種の自動的にリセットする結合ユニットは公知であるため、それらのより詳細な考察はここでは行なわない。 【0031】 ブレーキ作動レバー4が適用されると、それはジョイント3のまわりを矢印2
    1の方向に旋回し、そこに関節連結される部品、特に固定キャッチ7とリンク機構14とばね11とを、車両本体に固定されるブリッジ型支持2に関して変位する。 この場合に、固定キャッチ7のジョイント6のまわりを旋回する動きは、固定キャッチ7の係合ラグ8がそこを通って摺動する円形セグメントのプロファイルの機能として起こり、領域9における静止位置に関する偏向が必ず起こるためにばね11はレバー作用のためにガイドによって円形セグメント5に沿って圧縮される。 ばね11は十分に強力であるよう寸法取りされることによって、旋回する動き21の終わりにそれは長いレバー7bの作用によって固定キャッチ7を押し、係合ラグ8が噛み合わせ5の2つの歯の間に対応して位置する谷に入ることによってブレーキ作動レバー4がブリッジ型支持2およびその噛み合わせ5に関するある角度位置における所定の場所にロックされる。 図2には圧縮された状態のばね11が例示されており、端部側19およびストップポイント13の間の間隙20が対応して増加したことが分かる。 所定の場所でのロックに必要とされるばね11のプレテンションはわずかであるため、さらなる歯が乗越えられるごとに噛み合わせ5の2つの歯の間のラッチングによって生成されるノイズは、適用される力が低いために極度に弱まり、うるさいと知覚されない。 なお、比較的小さいばね力による噛み合わせ5との係合の目的のために、長いレバーの変位の経路が短いレバーに伝達されるため、短いレバー7aに対する長いレバー7bはこの特性を有利に助ける。 【0032】 図3において、プッシュロッドは端部側に配置される押しボタンの作動によって強力な圧縮ばねによって変位され、スロット17中のピン18がスロット17
    の前端部の付近に配置される態様で圧縮ばね11の力と反対の後部に変位され、
    その端部側19がストップポイント13を打ち、キャッチ7をジョイント6に関して変位させる。 プッシュロッド15と固定キャッチ7とのこの摩擦的接続のために、係合ラグ8は噛み合わせ5から(またはハンドブレーキ1がセットダウンのときに押しボタンが作動されるときには静止位置9から)外され、適用されるハンドブレーキによって、手動式ブレーキレバーを先行技術における通例どおりに降ろすことができる。 ストップポイント13の半円形の設計によって、プッシュロッド15の端部側19はストップポイント13に接するときに常に接線を定め、それによってストップポイント13は端部側19の上を摺動可能となり、したがって傾斜または閉塞を防ぐことが考慮されるべきである。 押しボタンが解除されるとき、プッシュロッド15は図1に例示される位置に戻り、固定キャッチ7はばね11のプレテンションのために、セットダウン位置における静止位置9
    におけるブリッジ型支持2の周囲とのストップ位置、および適用されるハンドブレーキによって噛み合わせ5とのストップ位置に再び入る。 【0033】 この発明について、プッシュロッド15中に配置されるスロット17がブレーキ作動レバー4に留められるピン18に関して変位可能であるような例示的な実施例を参照しながら前述において説明した。 しかし、考えられる運動学的反転に加えて、2つの部品の間にぴったり嵌合する接続が起こらず、作動の際にのみリンク機構14によって摩擦的態様で固定キャッチ7が運ばれるような態様で、固定キャッチ7上にピン18を配置することも可能である。 【0034】 手動式ブレーキとしての駐車ブレーキの例示的な実施例を参照しながらこの発明を上に例示した。 この発明の原理を足踏み式駐車ブレーキにも移し得ることが理解されるべきである。 【図面の簡単な説明】 【図1】 セットダウン位置にあるこの発明に従った駐車ブレーキの例示的な実施例を例示する部分的に切断した図である。 【図2】 ブレーキ作動レバーを適用する際の図1の駐車ブレーキを示す図である。 【図3】 作動されるリンク機構を有する図1および図2の駐車ブレーキを示す図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

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