Gas-fired di - gas supply system of diesel engine |
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申请号 | JP13863887 | 申请日 | 1987-06-02 | 公开(公告)号 | JPH0654101B2 | 公开(公告)日 | 1994-07-20 |
申请人 | 三菱重工業株式会社; | 发明人 | 洋 中川; 孝悦 浅井; 又二 立石; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】ガス燃料をディーゼルエンジンに供給する装置において,高圧ガス圧縮装置で加圧された高圧ガスの通路と低圧ガス圧縮装置で加圧された低圧ガスの通路とをそれぞれ設けていることを特徴とするガス焚きディーゼルエンジンのガス供給装置。 【請求項2】液化ガスから蒸発したボイルオフガスをディーゼルエンジンに供給する装置において,上記エンジンと上記ガス燃料が貯蔵される液化ガスタンクとの間に,上記ボイルオフガス中に上記液化ガスを添加する液化ガス添加装置を設け,上記ボイルオフガス又は上記ボイルガスと上記液化ガスとの混合体を圧縮する高圧ガス圧縮装置で加圧された高圧ガスの通路と低圧ガス圧縮装置で加圧された低圧ガスの通路とをそれぞれ設けていることを特徴とするガス焚きディーゼルエンジンのガス供給装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーゼルエンジンへのガス供給装置に関し, ガスを燃料とするディーゼルエンジンには,低圧ガス予混合燃焼方式と高圧ガス噴射拡散燃焼方式とがあり,従来多くの場合低圧ガス予混合燃焼方式が採用されてきた。 この方法は吸入行程で予混合気を吸入するかあるいは圧縮工程初期から中期にかけてガス燃料をシリンダに噴射する方法であるが,圧縮工程中の断熱圧縮による温度上昇等により異常燃焼が発生し易く,油燃料運転の場合のディーゼルエンジンより圧縮比を下げるなどの処理を必要とし熱効率と出力が低くなる問題点があった。 このため高圧ガス噴射拡散燃焼方式の開発が現在各社により進められている。 第4図はこの高圧ガス噴射拡散燃焼方式の一例を示す。 図で液化天然ガスタンクaよりボイルオフしたガスが高圧圧縮装置bにより加圧され,熱交換器dにて海水により常温にまで冷却され,高圧ガス供給管eを通りディーゼルエンジンfに供給される。 高圧圧縮装置bはレシプロ型4段圧縮機構b 1 ,b 2 ,b ところが高圧ガス噴射拡散燃焼方式ではガスを高圧に加圧するため多くの動力を必要とする。 一試算例を示すと液化天然ガスタンク容量125,000m 3から1日当りその 本発明の目的は前記従来装置の欠点を解消し,ボイルオフガスの加圧に必要な動力の少ないディーゼルエンジンへのガス供給装置を提供するにある。 本発明は上記問題点を解決するため,次の構成を具えたことを特徴とする。 (1) ディーゼルエンジンに燃料として供給するガスの一部分を低圧ガス予混合方式により供給する通路を有し,残部は高圧ガス噴射方式で供給する通路を有する。 (2) ガスに液化ガスを添加して圧縮する。 (1) 使用される高圧ガスの量が少なくなるので,高圧ガスに加圧するための所要動力が少なくなる。 (2) ボイルオフガスの圧縮装置入口温度が低下する。 (3) 上記(1)と(2)との相乗効果によりディーゼルエンジンへのガス供給装置の加圧所要動力が大巾に低下する。 以下図面を参照して本発明の1実施例について説明すると,第1図は本発明の第1実施例としての,液化天然ガスタンクからのボイルオフガスを加圧してディーゼルエンジンに供給する装置の系統図,第2図はボイルオフガスの加圧工程における状態等を説明するためのメタンのT−S線図である。 第1図において,10は液化天然ガスタンク設備,20 さらに11は天然ガスタンク,12は液化ガス移送ポンプ,21はサービスタンク,22は液化ガス加圧ポンプ,23は液化ガス添加ノズル,24は液滴分級器,3 タンク11内の液化天然ガスは常時外界より熱が侵入し蒸発し,ボイルオフガスが発生している。 ボイルオフガスの大部分は高圧圧縮装置30により高圧に加圧され, ディーゼルエンジン70では図示しないガス噴射ノズルおよび制御弁などが設けられており,低圧ガスはディーゼルエンジン70の吸入行程に予混合気で供給するか圧縮行程の初期から中期にかけてシリンダに噴射される。 高圧ガスはピストンの上死点付近に於てシリンダに瞬時に噴射される。 この高圧ガス噴射とほぼ同時に,図示しないパイロツト油噴射装置により,着火用のパイロツト油がシリンダ内に噴射される。 これらの低圧ガス供給,高圧ガス噴射及びパイロツト油噴射に関するそれぞれの基本技術は,低圧ガス予混合燃焼方式および高圧ガス噴射拡散燃焼方式のディーゼルエンジンとして公知である。 また,第2図において,縦軸は温度T,横軸はエントロピーSを示し,図中のA−Bは飽和液線,D−Fは飽和蒸気線,E−Hは250barの等圧線,A−C−F−Gは1b 上記装置において,タンク11内の液化天然ガスは常時外界よりの熱侵入により蒸発してボイルオフガスが発生している。 ボイルオフガスは高圧圧縮装置30にて加圧されるに先立つて,液化ガス添加装置20において液化ガスが添加される。 即ち,上記液化ガス添加装置20のサービスタンク21 上記ガスの噴射量が少なければ添加された液化ガスの全量が蒸発するが,ボイルオフガスが飽和蒸気温度まで下がるに必要な量以上が噴射添加されれば,ボイルオフガスの気相と微小液滴状の液化ガスの液相とからなる2相流の状態となる。 液相は出来るだけ液滴が微小であることが望ましく,このため液滴分級器24により粗い液滴を除いてサービスタンク21に戻す。 粗い液滴が除去された2相流は圧縮装置30によつて4段階にわたつて順次加圧された後, ボイルオフガスの各過程の状態変化を第2図のT−S線図で説明するために次の様に条件を仮定する。 即ち,液化天然ガスの成分は純メタンとし取扱う。 ボイルオフガスの温度は130゜K,圧力は1barとし,これより常温(約 処置前のボイルオフガスの状態はG点で示される。 これをそのまゝ単純に4段圧縮して250barに加圧するとH点に到る。 これを250barの定圧のまま海水により常温(約 G−H間のエンタルピー差は約170kcal/kgであり,H 次いで本発明による場合を説明すると,G点のボイルオフガスにA点の液化ガスが添加される。 添加される液化ガス量が少なければ全量が蒸発し,ボイルオフガスは主としてこの蒸発潜熱により温度が下がりG−Fの間にくる。 例えばG′となる。 これを4段圧縮すればH′となる。 G′−H′間のエンタルピー差はG−H間のエンタルピー差よりも少ない。 噴射添加される液化ガス量が多くなるに従い,添加後のガスはF点にまで温度が下がる。 さらに添加量が増すと,もはや添加後のガス温度はF点以下には下らず,F G点のボイルオフガス1kgに対しA点の液化ガス0.5kg G点のボイルオフガス1kgに対しA点の液化ガス0.5kg ボイルオフガス1kgに対し添加する液化ガス量が0.5kg この温度がディーゼルエンジン70に供給するに許容される範囲を超えるようであれば,熱交換器40において海水により昇温又は冷却する。 尚,予めボイルオフガスに対し添加する液化ガスの比率をある限られた範囲に設定する事が出来れば,即ち圧縮装置30出口のガス温度を許容範囲に設定出来れば,熱交換器40は省略出来る。 第3図は本発明の第2実施例を示す系統図である。 上記第1実施例においては,高圧加圧装置30に入る前段階で添加すべき液化ガスの全量を添加したが,この実施例の場合は,高圧圧縮装置30の4段の圧縮機構3 二相流を圧縮する場合,液相は出来るだけ微小液滴状でガス中に均等に分布している事が望ましいが、このためには,一度に多量に液化ガスを添加する場合に比べ適量を順次添加する必要がある。 この実施例においては,圧縮機構31,32,33,34の夫々に対応して液化ガス添加ノズル23a,23b,23c,23dを設けたので,これが比較的容易に達成できる。 本発明は以上に示したように,高圧ガス噴射拡散燃焼方式のディーゼルエンジンのガス供給について,(1)ガス燃料の一部を低圧予混合方式により供給する,(2)ガス燃料に液化ガスを添加して圧縮することを特徴としており,上記(1)の手段によりガスの全量を高圧ガスとして供給する従来の方法に比べ,一部を低圧ガス状態で供給しているのでガスを加圧する所要動力が少なくなる。 又,上記(2)の手段によりガス圧縮時のT−S線上での状態が液化ガスを添加しない従来の装置に比べ低温側になり加圧所要動力が少なくなるが,手段(1)及び(2)を組合せたことにより,ボイルオフガス及び添加する液化ガスの量が一定の条件下で単に高圧圧縮すべきガス量が減少するのみでなく高圧圧縮時の状態がより一層低温側になり加圧所要動力が更に一段と低下する。 【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の1実施例としてのガス供給装置の系統図,第2図は第1図におけるガスの状態変化を説明するためのT−S線図,第3図は本発明の他の実施例としてのガス供給装置の系統図である。 第4図は従来のガス供給装置の系統図である。 10……液化天然ガスタンク設備,11……天然ガスタンク,12……液化ガス移送ポンプ,20……液化ガス添加装置,21……サービスタンク,22……液化ガス加圧ポンプ,23……液化ガス添加ノズル,23a,2 |