Equipment modules for the production and save the cell therapy

申请号 JP2008558170 申请日 2006-03-16 公开(公告)号 JP4848431B2 公开(公告)日 2011-12-28
申请人 セウォン セロンテック カンパニー リミテッドSewon Cellontech Co.,Ltd.; 发明人 イ・ウンヨン; イ・ジュングン; ゴ・ソンジュン; ゴ・チャングォン; ジャン・ジョンホ; ジャン・ドンイル; スン ジャン・ヒャン; ジョン・ジンウック; ジョン・スジン; ソ・ドンサム; ユ・ヨンヒョン; ユン・ヒョンギ; リュ・スンジュ;
摘要
权利要求
  • 個別の特定の機能を有し、かつ汚染発生を少なくするために互いに分離して区切られた入口と出口を有し、細胞治療剤を生産することができ る、細胞治療(CT:Cell Therapy)モジュール1 及び
    個別の特定の機能を有し、かつ汚染発生を少なくするために互いに分離して区切られた入口と出口を有し、細胞を適切な処理を介して長期間保存することができる細胞と組織のバンキング(BC:Banking of Cell and Tissue)モジュール2との組み合わせからなり、
    該CTモジュール1及び該BCモジュール2は、
    別々に分けて予め組み立てられたプレハブタイプの5つのユニットからなり、
    該CTモジュール1は、
    無菌クリーンゾーンに入って、原料の準備と滅菌処理及び完成/半完成品を保存するためにクリーンルーム服に着替えるための準備室ユニット10と、
    清浄度を維持して培養した 細胞からなる細胞治療剤を生産するための調製室ユニット20と、
    細胞治療剤を生産するための培養期間の間にバクテリアによ る微生物汚染の有無を検査する無菌操作試験室ユニット30と、
    細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニット40と、
    前記それぞれのユニット10,20,30及び40の清浄度 のレベル、恒温恒湿、消火、給 電を維持するユーティリティ室ユニット50と、
    を包含し
    該BCモジュール2は、
    無菌クリーンゾーンに入って、原料の準備と滅菌処理をするためにクリーンルーム服に着替えるための準備室ユニット10と、
    臍帯血を処理し保存する調製室ユニット80と、
    臍帯血の運搬又は処理の間にバクテリアによる微生物汚染の有無を検査する無菌操作試験室ユニット90と、
    細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニット100と、
    それぞれのユニット70、80、90、100の清浄度のレベル、恒温恒湿、消火、給電を維持するユーティリティ室ユニット110と、
    を包含することを特徴とする細胞治療剤を生産及び保存するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1は、ユーティリティ室ユニット以外の、準備室ユニット、調製室ユニット、無菌操作試験室ユニット、及び品質管理室ユニットには、底から一定高さにパネルが固定設置され、
    準備室ユニット、無菌操作試験室ユニット、及び品質管理室ユニットには、一定間隔で多数個具備された高さ調節具の上端にブランクパネル68が具備され、
    調製室ユニットには、一定間隔で多数個具備された支持具の上端にグレーティングパネル69が具備されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の細胞治療剤を生産 及び保存するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1は、
    ユーティリティ室ユニット50の内部に具備されて、空気冷却機と連結されるエアハンドリング部65と、
    準備室ユニット、品質管理室ユニット、及び無菌操作試験室ユニットを通してエアハンドリング部に連結された第1ダクト67aと、
    第1ダクトに一定間隔で連結された第1HEPAフィルタユニット63と、
    エアハンドリング部に連結されて調製室ユニットの内部に空気を排出させる第2ダクト67bと、
    それぞれのユニット10、20、30、40に具備されて空気を流入する第3ダクト67cと、
    第3ダクトに一定間隔で連結された第2HEPAフィルタユニット64と、
    を包含することを特徴とする請求項1に記載の細胞治療剤を生産 及び保存するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1は、準備室ユニット10の内部に、
    洗浄室又は調製室ユニットに入って行くために1次作業服に着替える1次更衣室11と、
    調製室ユニットに入って行くためにクリーンルーム服に着替える2次更衣室12と、
    調製室ユニットに入って行く物品を 洗浄 、滅菌して搬入する空間を提供し、超清浄化システムを有する 洗浄室13と、
    調製室ユニットで作られた生産物を包装する包装室14と、
    調製中に作られた半完成品を液体窒素中に保存する半完成品保存所17と、
    調製室ユニットで作られた完成品を包装室で包装した後に出荷まで最終保存する完成品保存所18と、
    外部雰囲気との緩衝ゾーンの役割をしてクリーン状態を提供するための1次、2次バッファリングゾーン15、16と、
    を包含することを特徴とする請求項1に記載の細胞治療剤を生産 及び保存するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1は、
    準備室ユニットの1次更衣室11に、第1、第2エアシャワー60、61がさらに具備されると共に、
    無菌操作試験室ユニット30にも、第2エアシャワー61がさらに具備されて、
    クリーンゾーンに入る時に外部から汚染粒子が流入することを防止し、かつ人体に付着した粉塵、又は菌を高速の清浄空気で洗浄除去するようにした、
    ことを特徴とする請求項4に記載の細胞治療剤を生産するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1は、無菌操作試験室ユニット30と品質管理室ユニット40との間には人が出入りしないで物品の出入りのみができるようにして、汚染源や清浄空気の流出を防止するパスボックス62がさらに具備されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の細胞治療剤を生産 及び保存するための設備モジュール。
  • 該CTモジュール1のエアハンドリング部65には、
    エアフィルタ65aと、冷却及び加熱用コイル65b、そしてダンパ65cと給湿器65d及びファン65eが具備されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の細胞治療剤を生産 及び保存するための設備モジュール。
  • 該BCモジュール2の準備室ユニット70は、
    洗浄室又は調製室ユニットに入って行くためにクリーンルーム服に着替える1次更衣室72と、
    調製室ユニットに入って行く物品を 洗浄 、滅菌して搬入する空間を提供し、超清浄システムを包含する 洗浄室73と、
    外部雰囲気との緩衝ゾーンの役割をしてクリーン状態を提供するための1次、2次バッファリングゾーン74、75と、及び調製室ユニットに入って行くための緩衝ゾーンの役割をする前室71と、
    を包含することを特徴とする請求項 に記載の細胞治療剤を 生産及び保存するための設備モジュール。
  • 該BCモジュール2は、
    ユーティリティ室ユニット110の内部に具備されて、空気冷却機と連結されるエアハンドリング部65と、
    準備室ユニットと調製室ユニットと品質管理室ユニット、そして無菌操作試験室ユニットを通してエアハンドリング部に連結された第1ダクト67aと、
    第1ダクトに一定間隔で連結される第1、第2HEPAフィルタユニット63、64と、それぞれのユニット70、80、90、100に具備されて空気を流入する第3ダクト67cと、
    準備室ユニットと無菌操作試験室ユニットに具備された第2エアシャワー61と、
    を包含することを特徴とする請求項 に記載の細胞治療剤を 生産及び保存するための設備モジュール。
  • 说明书全文

    本発明は、細胞治療剤(cell therapy product)を生産及び保存するための設備モジュール
    (facility module)に関する。 より詳しくは、本発明は、患者に移植できる品質等級(grad
    e)の細胞治療剤を短時間に低生産コストで容易に生産できるとともに、患者にすみやかに臨床適用できるようにしたものであって、個別の特定の機能に対応した特定のユニットからなるプレハブ式で提供され、それにより、所定のサイズの空間が確保された場所であればどこにでも簡易に設置できるところの、細胞治療剤を生産及び保存するための設備モジュールに関する。 これにより、本発明は、生産物の品質と信頼性を著しく向上して消費者の満足度を高めるのに非常に有用である。

    周知のように、細胞治療剤技術は、現代社会の特徴である健康志向(well-being)、及び高齢化社会に潜在する公衆衛生産業、製薬産業、医療産業にファンダメンタルな変化をもたらすものとして期待されている次世代技術であり、技術集約的及びエネルギー節約的産業として医療産業の高度化のための最も重要な分野の一つである。

    細胞治療剤とは、弱まった又は欠陥のある細胞や組織及びその機能を修復させるために、
    患者自身(autologus)や他人(allogenic)、又は他の動物(xenogenic)の生体から体細胞を採取して増殖させるか、又は幹細胞を所望の細胞型に分化(differentiating)させる一連の必要なステップによって、種々の病気の治療、診断及び予防の目的で使われる医薬品である。 それ故に、このような細胞治療剤は、適用範囲が広くて、最近の数年に亘り、やけど、癌、老人性痴呆など各種難治性疾患の治療に前途有望な、無限な可能性を有した新しい治療方法として大きな注目を浴びている。

    細胞治療剤は、開発されている技術の種類に依存して、無限の応用分野を有するので、多大な注目が、未来のライフサイエンス及び医療分野を導く重要な21世紀型、新医薬技術として細胞治療剤に向けられている。 アメリカを含む技術先進国では細胞治療剤についての数百件の臨床試験と実験が進行中であり、韓国でもこれに関連する大量の研究が活発に進行中である。
    細胞治療剤の使用によって治療することができる疾病には、例えば、各種の癌のみならず、血液/免疫異常や疾患、神経疾患、糖尿病、骨/軟骨疾患、心血管疾患などの難病が含まれる。
    さらに、幹細胞の応用による難病征服は、21世紀におけるライフサイエンスの最高の課題となっており、結果として、心血管系、神経系、血液及び免疫系、遺伝病、肝疾患、内分泌疾患、骨疾患、軟骨疾患、皮膚疾患など医学のすべての領域での技術的革新を起こしている。

    最近になって、科学界と多くのバイオベンチャー企業が細胞治療剤についての大量の研究を活発に行い、一定の成果を出しており、細胞治療剤は世界市場を狙った医療産業として脚光を浴びることが期待されている。 関連技術の専門家達は、細胞治療剤の開発は、難病を治療すること及び臓器移植を代替することを可能にし、それ故、市場規模を増大しながら次世代医療産業となるであろうと提言している。

    このように、細胞治療剤、特に確保された安全性と有効性を持つ自己由来の細胞治療剤に関する関心と必要性は全世界的に増大している。 しかしながら、患者に移植可能な品質等級の細胞治療剤を生産する手順と技術のような全てのファクターと、生産設備が完全に備えられなければならないという要求を考慮すると、このような細胞治療剤がひとつのシステムで提供される事例はほとんどない。 したがって、細胞治療剤の生産及びその適用の拡大には困難がある。

    それ故、本発明は、前記の問題点を解消するために案出したものであり、本発明の第1の目的は、細胞治療剤を生産することができる細胞治療(Cell Therapy)モジュール(以下、「CTモジュール」という)と、造血母細胞、骨髄細胞、その他の細胞を適切な処理を通して長期間保存することができる細胞と組織バンキング(Banking of Cell and Tissue
    )モジュール(以下、「BCモジュール」という)、からなる細胞治療剤の生産及び保存のための設備モジュールを提供することである。

    この目標のために、本発明の第2の目的は、CTモジュール及びBCモジュールが、それぞれ5個の機能的に特定化したユニット、すなわち、準備室ユニット(preparation unit)
    、調製室ユニット(processing unit)、無菌操作試験室ユニット(microbial sterility te
    st unit)、品質管理室ユニット(quality control unit)、及びユーティティ室ユニット(u
    tility unit)、からなるところの、細胞治療剤の生産及び保存のための設備モジュールを提供することである。

    本発明の第3の目的は、上記の設備モジュールの使用を介して、患者に移植できる品質等級の細胞治療剤を短時間に低費用で容易に生産できるとともに、患者にすみやかに臨床適用できるようすることである。

    第4目の的は、このような設備モジュールを、それぞれの特定の機能に対応した特定のユニットからなるプレハブタイプで提供することによって、所定のサイズの空間が確保された場所であればどこででも簡易に設置して使用できるようにすることである。

    本発明の第5の目的は、生産物の品質と信頼性を著しく向上して消費者の満足度を高めることができるところの、細胞治療剤を生産及び保存するための設備モジュールを提供することである。

    本発明の観点に従い、上述及びその他の目的は、個別の特定の機能を有した別々に予め製作された複数のユニット(unit)から組立てられ、汚染発生を少なくするために互いに分離して区切った入口と出口を有し、細胞治療剤を生産することができるCTモジュールからなる細胞治療剤を生産するための設備モジュールを提供することによって達成することができる。
    CTモジュールは、無菌クリーンゾーンに入って、原料の準備と滅菌処理及び完成/半完成品を保存するためにクリーンルーム服に着替えるための準備室ユニットと、
    清浄度を維持して培養した軟骨細胞と培養した骨細胞のような細胞からなる細胞治療剤を生産するための調製室ユニットと、
    細胞治療剤を生産するための培養期間の間にバクテリアによる微生物汚染の有無を検査する無菌操作試験室ユニットと、
    細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニットと、
    前記それぞれの対応するユニットの清浄度のレベル、恒温恒湿、消火、給電を維持するユーティリティ室ユニットと、を包含する。

    本発明の別の観点によれば、個別の特定の機能を有した複数の別々に予め製作されたユニットから組立てられ、汚染発生を少なくするために互いに分離して区切った入口と出口を有し、かつ造血母細胞、骨髄細胞、その他の細胞を適切な処理を通して長期間保存することができるBCモジュールからなる細胞治療剤の保存のための設備モジュールを提供することである。
    BCモジュールは、無菌クリーンゾーンに入って、原料の準備と滅菌処理をする準備室ユニットと、
    臍帯血を処理し保存する調製室ユニットと、
    臍帯血の運搬又は処理の間にバクテリアによる微生物汚染の有無を検査する無菌操作試験室ユニットと、
    細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニットと、
    前記それぞれの対応するユニットの清浄度のベレル、恒温恒湿、消火、給電を維持するユーティリティ室ユニットと、を包含する。

    上述の目的達成のための本発明の望ましい実施の形態を添付の図面を参照しながら詳しく説明する。

    本発明に適用される細胞治療剤を生産及び保存するための設備モジュールは、図1ないし図24に示すように構成されるものである。

    以降の本発明の説明において、本発明に係わる公知機能又は構成に対する説明が本発明の主題を不明瞭にすることがあると判断される場合には、その詳細な説明は省略するであろう。

    そして、後述される用語は本発明での機能を考慮して設定された用語であり、これは関連技術の生産者の意図又は慣例によって変わることがあるので、ここで使用される用語は本発明の明細書の内容に基づいて定義されるべきである。

    本発明は、個別の特定の機能を有した複数の別々に分けて予め組み立てられたユニットを含み、かつ汚染発生を少なくするために別々に互いに分離して区切られた入口と出口を有し、細胞治療剤を生産することができるCTモジュール1(図1参照)と、個別の特定の機能を有した複数の別々に分けて予め組み立てられたユニットを含み、かつ汚染発生を少なくするために別々に互いに分離して区切られた入口と出口を有し、造血母細胞、骨髄細胞、及びその他の細胞を適切な処理を通して長期間保存することができるBCモジュール2
    (図23参照)と、からなる細胞治療剤を生産及び保存するための設備モジュールに向けられている。 ここで、各モジュール1、2はプロセスに必要な最小限の空間と運搬に有利な最適の大きさ及び重量を考慮した基本レイアウト(layout)にしたがって設計される。

    以下に、本発明の技術的構成をより詳しく説明する。

    すなわち、図1に示すように、CTモジュール1には、無菌クリーンゾーンに入って原料の準備と滅菌処理及び完成品及び半完成品を保存するために、クリーンルーム服に着替えるための準備室ユニット10が具備される。

    また、準備室ユニット10の後方には、培養した軟骨細胞と培養した骨細胞のような細胞
    からなる細胞治療剤を生産するために清浄度を維持する調製室ユニット20が具備される。

    本発明の設備モジュールには、さらに、調製室ユニット20の後方に、細胞治療剤を生産するための培養期間の間のバクテリアによる起こり得る微生物汚染を検査する無菌操作試験室ユニット30が具備される。

    また、無菌操作試験室ユニット30の片側には、細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニット40が具備される。

    さらに、準備室ユニット10の片側にそれぞれのユニット10、20、30、40 の清浄度、恒温恒湿、消火、給電を維持するユーティリティ室ユニット50が具備される。

    本発明によれば、図2と図3に示すように、ユーティリティ室ユニット50以外の、準備室ユニット10、調製室ユニット20、無菌操作試験室ユニット30、品質管理室ユニット40には、底から一定高さに無菌パネルが固定設置され、準備室ユニット10と無菌操作試験室ユニット30、そして品質管理室ユニット40には、一定間隔で多数個具備された高さ調節具68aの上端にブランクパネル(blank panel)68(図2)が具備されて、調製室ユニット20には、一定間隔で多数個具備された支持具69a(図3)の上端にグレーティングパネル(grating panel)69が具備される。

    加えて、本発明のモジュールは、ユーティリティ室ユニット50の内部に具備されて、空気冷却機66と連結されるエアハンドリング部(air handling)65が具備され、このエアハンドリング部65には、図2に示すように、異物の流入を防止するエアフィルタ(air f
    ilter)65aと流体の熱交換のための冷却及び加熱用コイル(cooling & heating coil)6
    5b、そして風量調節のためのダンパ(damper)65cと位を調節する給湿器(humidifier)
    65d及び風量を調節するファン(fan)65eが具備される。

    準備室ユニット10、品質管理室ユニット40、及び無菌操作試験室ユニット30を通して空気が流れるようにする通路である第1ダクト67aがエアハンドリング部65に連結され、第1ダクト67aに一定間隔で第1HEPAフィルタ(High Efficiency Particulat
    e Air Filter)ユニット63が連結されて、またエアハンドリング部65に連結されて調製室ユニット20の内部に空気を排出させる第2ダクト67bと、それぞれのユニット1
    0、20、30、40に具備されて空気を流入させる第3ダクト67cが具備される。 そして、第3ダクト67cに一定間隔で第2HEPAフィルタユニット64が多数個具備される。

    さらに、準備室ユニット10の内部に、 洗浄室又は調製室ユニットに入って行くために1
    次作業服に着替える1次更衣室11と、
    調製室ユニットに入って行くためにクリーンルーム服に着替える2次更衣室12と、
    調製室ユニットに入って行く物品を洗浄 、滅菌して搬入する空間を提供し、超清浄化システムを有する洗浄室13と、
    調製室ユニットで作られた生産物を包装する包装室14と、
    調製中に作られた半完成品を液体窒素中に保存する半完成品保存所17と、
    調製室ユニットで作られた完成品を包装室14で包装した後に出荷まで最終保存する完成品保存所18と、
    外部雰囲気との緩衝ゾーンの役割をしてクリーン状態を提供するための1次、2次バッファリングゾーン15、16が具備される。

    さらに、本発明の設備モジュールは、図1及び図4ないし図10に示すように、準備室ユニット10の1次更衣室11に第1エアシャワー、第2エアシャワー60、61がさらに具備されると共に、無菌操作試験室ユニット30にも第2エアシャワー61がさらに具備されて、クリーンゾーンに入る時に外部から汚染粒子が流入することを防止し、かつ作業員に付着した粉塵、又は菌を高速の清浄空気で洗浄除去する。

    最後に、本発明によれば、無菌操作試験室ユニット30と品質管理室ユニット40との間には人が出入りしないで物品の出入りのみができるようにして、汚染源や清浄空気の流出を防止するパスボックス(pass box)62が具備される。

    一方、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を参照して説明したが、当業者は、本発明は、種々の改変による異なった形態で具体化し得ることを理解するであろう。

    図面とその詳細な説明は本発明を開示された特別な形態に限定することを意図するものではなく、むしろ、添付された請求範囲によって定義される本発明の精神と範囲内にあるすべての変形物と均等物及び代替物をカバーすることを理解すべきである。

    前記のように構成された本発明の細胞治療剤を生産するための設備モジュールの作用効果を以下に説明する。

    先ず、前記のような本発明の細胞治療剤を生産するためのCTモジュール1は、準備室ユニット10、調製室ユニット20、無菌操作試験室ユニット30、品質管理室ユニット4
    0、及びユーティリティ室ユニット50の5個のユニットで構成されている。
    準備室ユニット10は、無菌クリーンゾーンに入って行くための更衣室、生産物を作るために原料/副材料を準備して洗浄する洗浄室、細胞治療剤の完成品及び半完成品を保存する保存室で構成されている。
    調製室ユニット20は、組織から細胞を分離して細胞の分化及び増殖のための各種処理を実施するクラス100レベルの清浄度が維持される所である。 無菌操作試験室ユニット3
    0は、処理前後の原料/副材料及び最終生産物に対する無菌操作試験を実施するクラス1
    0,000レベルの清浄度が維持される無菌試験室である。
    品質管理室ユニット40は、処理前後の原料/副材料及び最終生産物に対して無菌試験以外の各種品質管理を実施する所である。
    ユーティリティ室ユニット50は、モジュールの温度、湿度及びユニット別の清浄度を一定に維持させるための装置を運転する所であり、以下でより詳しく説明する。

    本発明の設備モジュールは、エアハンドリング部65の駆動によって各ダクト67a、6
    7b、67c及びグレーティングパネル69を通って矢印方向のように空気が循環されるものであり、特に、CTモジュール1を利用した場合に、細胞治療剤を生産するために必要な、各種培地及び試薬の準備及び各種道具及び材料の滅菌を準備室ユニット10で実施し、組織から細胞を分離して細胞の分化及び増殖のための各種のプロセスを調製室ユニット20で実施した。 軟骨細胞治療用には、CTモジュール1の調製室ユニット20で細胞治療剤の調製プロセスを次のように実施した。

    第1段階で、軟骨分離及び1次培養(cartilage isolation & primary culture)を下記の通り実施した。

    1)病院から採取された生検によって得られた試料(biopsy)をCTモジュール内の調製室ユニットに移して、その後軟骨を分離した。

    2)このように移された試料を無菌作業台内で小さな片に切って、酵素処理して培養器(CO
    2 incubator)内に入れて、軟骨細胞に分離した。

    3)このように分離した軟骨細胞を培養液が入っている培養容器(culture flask)に入れて略1ヶ月間培養した。

    第2段階で、培地交換と継代培養(media change & subculture)を下記の通り実施した。

    1)1ヶ月間の培養過程で軟骨細胞を持続的に増殖するようにした。

    2)細胞数は初期の10万個から培養した軟骨細胞の生産直前に5,000万個超まで略500倍増殖した。

    3) 軟骨細胞の増殖中に周期的に細胞に栄養成分を供給するために培地交換を実施し、細胞の増殖を促進するために、培養容器(flask)を取り替えて継代培養を実施した。

    第3段階で、軟骨細胞治療剤の生産プロセスを実施した。 この目的のために、調製の前後及び最終生産物から採取された検査試料に対して無菌操作試験室ユニット30で無菌操作試験を実施した。 さらに、無菌操作試験以外に、エンドトキシン検査、PCR方法を利用したマイコプラズマ検査、細胞数検査、細胞生存能検査、ウイルス検査、細胞毒性検査、同一性(identity)検査などの各種品質(QC)検査を品質管理室ユニット40で実施した。
    このような細胞治療剤の生産過程は、CTモジュール1内で一括して遂行された。 生産物の生産プロセスと品質管理が完了した後、軟骨細胞治療剤を手術ユニットに運んで、軟骨欠損を持つ患者の治療のために軟骨細胞移植術が行われた。

    前記のプロセスは、軟骨細胞治療剤と骨細胞治療剤を生産するために実施された。 したがって、CTモジュール1は軟骨細胞治療剤と骨細胞治療剤を生産することができる設備であるが、このようなモジュールはその他の細胞治療剤の生産に用いてもよい。 軟骨細胞治療剤及び骨細胞治療剤の生産技術をCTモジュール1と共に導入する場合に、細胞治療剤を利用して患者の治療を行なうこと、及び患者の治療に関連するビジネスを行なうことが可能である。

    以降に、本発明に適用されるBCモジュール2の技術的構成をより詳しく説明する。 この点について、CTモジュール1の詳細な説明と重複する技術的構成の詳細は、ここでは省略する。

    すなわち、図23に示すように、無菌クリーンゾーンに入って、原料の準備と滅菌処理をするためにクリーンルーム服に着替えるための準備室ユニット70が具備されている。 ここで、準備室ユニット70には洗浄室又は調製室ユニットに入って行くためにクリーンルーム服に着替える1次更衣室72と、調製室ユニットに入って行く物品を洗浄 、滅菌して搬入する空間を提供し、超清浄システムを包含する洗浄室73と、外部雰囲気との緩衝ゾーンの役割をしてクリーン状態を提供するための1次、2次バッファリングゾーン74、
    75と、及び調製室ユニット80に入って行くための緩衝ゾーンの役割をする前室(head
    room)71が具備されている。

    また、臍帯血の処理と保存のための調製室ユニット80が準備室ユニット70の後方に具備される。

    そして、臍帯血の運搬又は処理中におけるバクテリアによる起こりえる微生物汚染を検査する無菌操作試験室ユニット90も調製室ユニット80の後方に具備されている。 無菌操作試験室ユニット90の片側に細胞治療剤の安全性と有効性を確認するための品質管理室ユニット100も具備されている。

    さらに、準備室ユニット70の片側には、ユーティリティ室ユニット110がそれぞれのユニット70、80、90、100に所望のレベルの清浄度、恒温恒湿、消火、給電を維<br> 持するために具備されている。

    加えて、本発明のBCモジュールは、
    ユーティリティ室ユニット110の内部に具備されて、空気冷却機66と連結されている空気ハンドリング部65と、
    空気ハンドリング部65に準備室ユニット70を介して連結された第1のダクト67a、
    調製室ユニット80と、
    品質管理室ユニット100と無菌操作試験室ユニット90と、
    第1ダクトに一定間隔で連結される第1、第2HEPAフィルタユニット63、64(図24)と、
    それぞれのユニット70、80、90、100に具備されて空気を流入する第3ダクト6
    7c(図24)と、
    準備室ユニット70と無菌操作試験室ユニット90に設けられた第2エアシャワー61と、を包含する。

    以降に、本発明の前記のように構成された細胞治療剤を保存するための設備モジュールの作用効果を説明する。

    細胞治療剤の生産用のCTモジュールと同様に、本発明に従って、細胞治療剤を保存するためのBC-モジュール2も5つのユニット、すなわち、準備室ユニット70、調製室ユニット80、無菌操作試験室ユニット90、品質管理室ユニット100、及びユーティリティ室ユニット110、で構成されている。
    準備室ユニット70は、無菌クリーンゾーンに入って行くための更衣室、生産プロセスに必要な原料/副材料を準備して洗浄する洗浄室から構成されている。
    調製室ユニット80は、クラス10000の清浄度に維持され、組織又は血液から細胞を分離するため、及び細胞を保存するための各種プロセスを実施する所である。
    無菌操作試験室ユニット90は、無菌試験室であり、静浄度は、10000レベルのクラスに維持され、無菌操作試験が、調製の前/後の原料/副材料と最終保存用の細胞に対して実施される。
    品質管理室ユニット100は、無菌操作試験以外の各種のQC試験が、調製の前/後の原料/副材料と最終保存用の細胞に対して実施される所である。
    ユーティリティ室ユニット110は、モジュールの温度/湿度及びそれぞれのユニットに対応した清浄度の一定の維持に必要な設備を運転する所であり、以下でより詳しく説明する。

    本発明のBCモジュール2が使用されたところでは、細胞の保存に必要であるところの、
    種々の培地及び試薬の準備及び各種道具及び材料の滅菌が準備室ユニット70で実施され、組織又は血液から細胞を分離し、かつ細胞を保存するための各種プロセスを調製室ユニット80で実施した。 臍帯血由来の造血母細胞の保存のためには、保存細胞の調製をBC
    モジュール2の調製室ユニット80内で次のように実施した。

    第1段階で、臍帯(へその緒)から採取された臍帯血から有核細胞が下記のとおり分離された。
    1)病院で採取された臍帯血の全血(whole blood)から標本を集めた。
    2)有核細胞を標本から分離し、赤血球細胞層の分離のために静置し、次いで遠心分離して、有核細胞層を濃縮した。
    3)遠心分離の完了後に、上層の血漿層は、自動エクスプレッサ(auto-expressor)を利用して除去して、少量の赤血球層と有核細胞の濃縮層を含んだ濃縮液のみを採血バックに残しておいた。

    第2段階で、包装段階を下記のとおり実施した。
    1) 中に入っている空気を除去した凍結バックに、第1段階で分離した有核細胞の濃縮層を移した。
    2)有核細胞の濃縮液を入れた凍結バックをケースに入れて密封した。
    3) バーコードを凍結バックに付着した。
    4)凍結バックを汚染からの危険を防止するために包装し、最終的にキャニスターに挿入して完成品を作った。

    第3段階として、凍結と保存(freezing & storage)のプロセスを下記の通り実施した。
    1)完成されたキャニスターをフレーム(frame)に差し込んで自動サーモスタット付きの凍結装置に入れた。
    2)凍結プログラムを作動させて凍結を始めた。
    3)凍結を完了したサンプルは液体窒素保存容器に入れて保存した。
    4)その後、ベイビーセル(baby cell)の安全性と有効性を証明するために品質管理(QC)
    を下記のように遂行した。

    この目標のために、調製の前後の原料/副原料と最終保存用細胞から集めた試験標本を、
    無菌操作試験室ユニット90において無菌操作試験を実施した。 さらに、細胞数測定(cel
    l count)、細胞生存能力(cell viability)、造血母細胞数測定(hemapoietic stem cell c
    ount)、コロニー形成能検査(CFU assay)などの各種品質管理を実施した。 前記調製は、臍帯血から造血母細胞を分離及び保存するために実施された。
    したがって、BCモジュール2は臍帯血由来の造血母細胞を分離及び保存することができる設備であるが、このようなモジュールは造血母細胞以外の細胞の型を調製及び保存することに用いてもよい。 臍帯血から造血母細胞を分離及び保存する技術をBCモジュール2
    と共に導入する場合、造血母細胞の分離及び保存に関連するビジネスが可能になる。

    上記の説明から明らかなとおり、本発明は、細胞治療剤を生産することができるCTモジュールと、造血母細胞及び骨髄細胞とその他の細胞を適切な処理を介して長期間保存することができるBCモジュールを具備している細胞治療剤の生産及び保存のための設備モジュールを提供する。 CTモジュール及びBCモジュールはそれぞれ5つの機能的に特定化したユニット、すなわち準備室ユニット、調製室ユニット、無菌操作試験室ユニット、品質管理室ユニット、ユーティリティ室ユニット、から構成される。

    よって、本発明は、患者に移植するのに十分な品質を持つ細胞治療剤を短時間に低費用で容易に生産できるようにし、上述の設備モジュールの使用を介して患者にすみやかに臨床適用できるようにする。 加えて、本発明は、それぞれの特定の機能に対応した特定のユニットからなるプレハブタイプの設備モジュールを提供することによって、所定のサイズの空間が確保された場所であればどこででも、このような設備モジュールの簡易な設置と使用を可能にする。 その結果として、本発明は、生産物の品質と信頼性を著しく向上して消費者の満足度を高めることを可能にする。

    本発明における細胞治療剤のCTモジュールの平面ブロック概念図である。

    本発明における準備室ユニットとユーティリティ室ユニットの正面断面図である。

    本発明における調製室ユニットとユーティリティ室ユニットの正面断面図である。

    本発明における第1エアシャワーの平面図である。

    本発明における第1エアシャワーの正面図である。

    本発明における第1エアシャワーの左側面図である。

    本発明における第1エアシャワーの右側面図である。

    本発明における第2エアシャワーの平面図である。

    本発明における第2エアシャワーの正面図である。

    本発明における第2エアシャワーの側面図である。

    本発明におけるパスボックスの平面図である。

    本発明におけるパスボックスの正面図である。

    本発明におけるパスボックスの側面図である。

    本発明における第1HEPAフィルタユニットの平面図である。

    本発明における第1HEPAフィルタユニットの正面図である。

    本発明における第1HEPAフィルタユニットの側面図である。

    本発明における第2HEPAフィルタユニットの平面図である。

    本発明における第2HEPAフィルタユニットの正面図である。

    本発明における第2HEPAフィルタユニットの側面図である。

    本発明におけるエアハンドリング部の平面図である。

    本発明におけるエアハンドリング部の正面図である。

    本発明におけるエアハンドリング部の側面図である。

    本発明における細胞治療剤BCモジュールの平面ブロック概念図である。

    図23の準備室ユニットとユーティリティ室ユニットの正面断面図である。

    1 CT(Cell Therapy)モジュール2 BC(Banking of Cell and Tissue)モジュール10 準備室ユニット20 調製室ユニット30 無菌操作試験室ユニット40 品質管理室ユニット50 ユーティリティ室ユニット60 第1エアシャワー61 第2エアシャワー62 パスボックス63 第1HEPAフィルタユニット64 第2HEPAフィルタユニット65 エアハンドリング部70 準備室ユニット71 前室72 1次更衣室73 洗浄室74 1次バッファリングゾーン75 2次バッファリングゾーン80 調製室ユニット90 無菌操作試験室ユニット100 品質管理室ユニット110 ユーティリティ室ユニット

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