飲料用補足物およびその生成方法

申请号 JP2015536960 申请日 2013-10-11 公开(公告)号 JP2015531243A 公开(公告)日 2015-11-02
申请人 ロバーツ、マシュー; 发明人 ロバーツ、マシュー;
摘要 【課題】飲料用補足物およびそれを生成する方法を開示する。【解決手段】いくつかの実施形態においては、飲料用補足物は、少なくとも1つの液体と混合された少なくとも1つの添加物から生成される第1の凍結混合物と、少なくとも1つの液体と混合された少なくとも1つの添加物から生成される第2の凍結混合物とから構成される。その結果生じる凍結混合物は、異なる/変化する表面積、形状、容積、 香味 および濃度を有することも可能である。凍結混合物の表面積、形状、容積、調合、香味および濃度の組み合わせを変化させると、完全に 液化 する時間および添加物放出が影響されて、利用者が香味をより調整した冷却飲料を生成することが可能となる。【選択図】図1
权利要求

飲料用補足物(beverage supplement)であって、 少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第1の飲料促進物(beverage enhancer)であって、当該少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体により第1の混合物が形成され、この第1の混合物は凍結しているものである、前記第1の飲料促進物と、 少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第2の飲料促進物であって、当該少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体により第2の混合物が形成されるものである、前記第2の飲料促進物と、 を有し、 前記第1および第2の飲料促進物は異なる混合物を有し、飲料内で融解するように構成されているものである、 飲料用補足物。請求項1記載の飲料用補足物において、前記第1の飲料促進物および前記第2の飲料促進物の前記混合物は、その添加物および液体の組み合わせによって異なるものである飲料用補足物。請求項1記載の飲料用補足物において、前記第1の飲料促進物および前記第2の飲料促進物は濃度が異なるものである飲料用補足物。請求項1記載の飲料用補足物において、前記第1の飲料促進物の表面積は、前記第2の飲料促進物よりも速く液化されるように構成されているものである飲料用補足物。請求項1記載の飲料用補足物において、前記第1の飲料促進物は、さらに、複数の凍結部分から構成されるものである飲料用補足物。請求項1記載の飲料用補足物において、前記第1の凍結混合物は、前記第2の凍結混合物により形成された形状および容積の組み合わせとは異なる形状および容積を形成するものである飲料用補足物。飲料用補足物であって、 第1の混合物を形成する所定の割合の少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第1の飲料促進物であって、当該第1の飲料促進物は凍結しているものである、前記第1の飲料促進物と、 第2の混合物を形成する所定の割合の少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第2の飲料促進物であって、当該第2の飲料促進物は凍結しているものである、前記第2の飲料促進物と とを有し 前記第1および第2の混合物は異なるものであり、飲料に融解するように構成されているものである、 飲料用補足物。請求項7記載の飲料用補足物において、前記凍結した第1および第2の飲料促進物の容積は異なるものである飲料用補足物。請求項7記載の飲料用補足物において、前記凍結した第1および第2の飲料促進物は表面積が異なるものである飲料用補足物。請求項7記載の飲料用補足物において、前記凍結した第1および第2の飲料促進物は形状が異なるものである飲料用補足物。パッケージ化された飲料用補足物であって、 第1および第2のチャンバを有する容器を有し、 前記第1のチャンバは、添加物および液体ベースから構成される第1の飲料促進物を保存するように構成され、 前記第2のチャンバは、前記第1の飲料促進物とは異なる成分を有する添加物および液体ベースから構成される第2の飲料促進物を保存するように構成され、 前記容器は、前記第1および第2の飲料促進物がパッケージ内で凍結可能なように構成されているものである、 パッケージ化された飲料用補足物。請求項11記載のパッケージ化された飲料用補足物において、さらに、 添加物および液体ベースから構成される第3の飲料促進物を保存する第3のチャンバを有するものであるパッケージ化された飲料用補足物。請求項11記載のパッケージ化された飲料用補足物において、さらに、 前記第1および第2のチャンバを分離する取り外し自在なスペーサを有するものであるパッケージ化された飲料用補足物。飲料用補足物であって、 添加物および液体ベースから構成される第1の凍結した飲料促進物を有し、当該第1の凍結した飲料促進物は添加物および液体ベースから構成される第2の凍結飲料促進物によってカプセル化されるものであり、 前記第1および第2の飲料促進物の混合物は異なるものである、 飲料用補足物。請求項14記載の飲料用補足物において、さらに、 凍結され、前記第2および第1の飲料促進物をカプセル化する第3の飲料促進物を有するものである飲料用補足物。請求項14記載の飲料用補足物において、前記第1および第2の飲料促進物は互いに重なり合う複数の層を形成するものである飲料用補足物。飲料用補足物をパッケージ化する方法であって、 少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第1の飲料促進物を凍結し、第1の凍結混合物を生成する工程と、 少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体から構成される第2の飲料促進物を凍結し、第2の凍結混合物を生成する工程であって、前記第1および第2の混合物は異なるものである、前記生成する工程と、 前記第1および第2の凍結混合物を飲料容器内にパッケージ化する工程と を有する方法。請求項17記載の方法において、さらに、前記第1および第2の凍結混合物の氷点よりも低い温度で前記パッケージを供給する工程を有するものである方法。請求項17記載の方法において、前記第1の飲料促進物は、前記第2の飲料促進物よりも速く飲料内に完全に液化するように構成されるものである方法。請求項17記載の方法において、前記飲料容器は第1および第2のチャンバを分離する取り外し自在の挿入部を有するものである方法。請求項17記載の方法において、前記第1および第2の飲料促進物の前記混合物は香味が異なるものである方法。飲料用補足物であって、 添加物と液体ベースとから構成される第1の混合物を有し、 前記第1の混合物は、各々が容積と形状とを有する複数の部分に凍結され、前記凍結部分のうちの少なくとも2つの容積および形状の組み合わせが異なり、前記凍結部分は飲料に溶解するように構成されているものである飲料用補足物。

说明书全文

本出願は、2012年10月12日付けで出願された米国特許仮出願番号第61/713,403号および2012年11月7日付けで出願された米国特許仮出願番号第61/723,761号ならびに2013年10月10日付けで出願された米国特許出願第14/051,098号に対する優先権を主張するものであり、各々は、参照することにより本明細書に組み込まれる。

本発明は、凍結混合物(frozen compositions)のパッケージ化に関し、特に飲料を生成するための凍結混合物のパッケージ化に関する。

冷却飲料の生成を基本概念とする。冷却または凍結が液体に触れると、伝熱により液体の温度が下がる場合が多く、消費者によっては満足度が高まる結果となる。広告主は長年、「よく冷えた」という用語を用いて、飲料販売を強化してきた。消費者の多くは、冷却効果を含む様々な理由のために、飲料内に自由に氷を浮かべることを好む。生憎、凍結水が飲料内で溶解すると、液体の成分が変化して薄められる、換言すれば、液体の容積に対する添加物の割合、または添加物の濃度が減少する。消費者の中には、混合物の望ましくない効果や味覚の変化を軽減させるために、純水以外の混合物を凍結させ、飲料に加える者もいるが、凍結プロセスにはかなりの時間を必要とする。従って、希釈効果を軽減する冷却飲料を生成するための、より便利な方法が必要となる。

飲料用補足物およびその生成方法を開示する。飲料用補足物は、複数の飲料促進物から構成され、該飲料促進物は、凍結すると、形状、容積、表面積、成分、風味、濃度等が変化する場合もある。

一実施形態では、少なくとも1つの添加物と少なくとも1つの液体または主成分の液体とを含む第1の凍結混合物を生成することも可能である。少なくとも1つの液体と混合された少なくとも1つの添加物を含む第2の凍結混合物もまた生成可能であり、その結果生じる凍結混合物は、互いに固有の形状および容積の組み合わせ、および異なる風味および/または濃度を有する。凍結混合物は、液体に加えられ、それによって冷却された、または一部凍結した飲料を生成することも可能である。

他の実施形態では、少なくとも1つの添加物と1つの液体とを有する第1の混合物を特定の形状および容積に凍結することにより層状の凍結混合物を生成することも可能である。次に、凍結した第1の混合物の周りに異なる添加物、液体、または添加物濃度を有する第2の混合物を凍結させて第2の層を生成し、混合物の2つの異なる層を有する凍結固体を生成することも可能である。さらに他の実施形態では、そのプロセスを繰り返して、さらに他の層を生成することも可能である。層状の凍結混合物を有する実施形態では、複数の層状の混合物を液体に加え、それによって冷却した、または一部凍結した飲料を生成することも可能である。

さらに他の実施形態では、単一の第1の混合物を、形状、容積および表面積の組み合わせの少なくとも1つが異なる冷却部分に凍結することも可能である。形状、容積および表面積の組み合わせの少なくとも1が異なる冷却部分に凍結されたこの単一の混合物を液体に加え、それによって冷却された、または一部凍結した飲料を生成することも可能である。

いくつかの実施形態において、凍結混合物の複数の部分が凍結され、その固体形態が維持され、混合されない一定の温度未満で、当該凍結混合物をパッケージ化、保存および供給することが可能である。他の実施形態では、混合物は、混合を防止する仕切り板を用いて、ある一定の温度より高い液体状態でパッケージ化、保存および供給が行なわれてもよい。このような実施形態では、消費者が非凍結混合物を購入し、そのパッケージを凍結装置内に配置することも可能である。

一実施形態では、凍結混合物を保存するために使用するパッケージは、既製の容器から構成され、その場合、液体のみが必要となる。

いくつかの例では、パッケージ化された凍結混合物を水(または他の液体)を既に有する容器に加えることも可能であり、代替実施形態では、液体を加える前に凍結混合物を容器に加えることも可能である。凍結混合物の液化、溶解または融解の最中に、飲用のための望ましい範囲の風味を有する冷却飲料を生成する。ここでは、異なる添加物、液体および添加物濃度またはそのいずれかを有する各凍結混合物の完全液化に対してかかる時間が、その形状および容積の別個の組み合わせによって影響される可能性もあることが考えられる。凍結混合物が液体に液化または融解すると、その添加物を放出することもまた考えられる。従って、個別の凍結混合物の形状および容積の1またはそれ以上の組み合わせを調節することによって、液化プロセス中における添加物の液体内への放出が制御されるものであり、このような調整を望ましい冷却飲料を生成するために使用することができる。異なる添加物と、形状および容積の別個に確立された組み合わせを有する複数の凍結混合物の液体内への液化を利用して、冷却飲料の風味の範囲を制御することも可能である。異なる濃度を有する添加物と、形状および容積の別個に確立された組み合わせを有する複数の凍結混合物の液体内への液化を利用して、冷却飲料の風味の希釈を軽減することも可能である。

ある一定の環境では、飲料の望ましい風味を生成する液化は、ほぼ同時に進行する可能性があることも考えられる。例えば、第1の凍結混合物が特定量の液体に完全に液化して、その液体を望ましい風味にもたらす必要がある場合、その液体は、一旦沈められるのとほぼ同時に第1の凍結混合物を融解する特定の温度よりも高く加熱することも可能である。他の1またはそれ以上の凍結混合物は、完全液化のためのより長い期間、影響を及ぼす容積または形状の組み合わせを有することも可能である。あるいは、振動またはエネルギ誘起の他の形態によって、凍結混合物の完全液化を促進することも可能である。

従って、ここで開示する方法および飲料用補足物を用いて、迅速で便利な方法で、望ましい冷却飲料を生成することも可能である。

図1は、凍結混合物をパッケージ化し、その混合物で飲料を生成する方法の一実施形態を示すフロー図である。

図2は、凍結混合物の様々な実施形態を示す立面図である。

図3は、飲料容器内の様々な容積、成分および表面積を有する凍結混合物を示す立面図である。

図4Aないし図4Dは、凍結混合物の様々な実施形態および形状を示す図である。

図4Aないし図4Dは、凍結混合物の様々な実施形態および形状を示す図である。

図4Aないし図4Dは、凍結混合物の様々な実施形態および形状を示す図である。

図4Aないし図4Dは、凍結混合物の様々な実施形態および形状を示す図である。

図5は、混合を防止するための仕切り板を用いてパッケージ化された異なる混合物の様々な実施形態を示す立面図である。

本発明の実施形態について以下で述べる。全ての特許、公開された出願、および引用文献の教示は、その全体が参照することにより組み込まれる。本発明は、特にその実施形態を参照して示され、述べられるが、前掲の請求の範囲に含まれる発明の範囲を逸脱することなく形態および詳細を様々に変化させることも可能であることを当業者は理解するであろう。上記のように、ここで述べる局面および実施形態は、飲料を生成するための凍結混合物をパッケージ化する分野に関する。

本開示において、混合物という用語は、複合部分または複合成分における物理的または化学的構成の割合を意味する。本明細書で開示するように、混合物は、少なくとも1つの添加物および少なくとも1つの液体を含んでも良い。さらに、本開示において、液体を除去して容積または嵩が減少すると、混合物はより濃縮されるか、またはより濃度が高くなる。あるいは、濃度は、混合物の容積に対する1またはそれ以上の添加物の割合に関するものである。例えば、混合物が添加物1部と液体2部とから構成される場合、濃度、または液体の容積に対する添加物の割合は、水1部を除去すると高くなるか、または増加し、それによって、添加物1部および水1部を有する新たな混合物となる。混合物は、添加物または液体の組み合わせが異なる場合または濃度が変化する場合、互いに固有であってもよい。一実施形態では、混合物が少なくとも1つの液体(非乾燥添加物として見なすことも可能である)と、主成分の液体(base liquid)とから構成されることが考えられる。ここでの濃度は、液体対主成分の液体の割合の関数となり、この場合、主成分の液体を除去すると濃度が増加することになる。

さらに、飲料という用語は、いずれかの携帯用液体(水を含む)を含み、特に、コーヒー、お茶、ジュース、ビール、カクテル、スポーツドリンク、栄養ドリンク、炭酸飲料、ソーダ、乳、ジン、ウォッカ、ビール、ラム酒、ウィスキー、テキーラ、ブランデー、リキュール、ワイン、シャンペン、エール、リンゴ酒、ラガー、ベルモット、そのいずれかの組み合わせ、または純水以外の他の携帯用液体を含む場合もある。さらに、添加物という用語は、液体の混合物を改良するために一般に利用する食用で且つ携帯用の材料、またはそのいずれかを意味しており、コーヒー、牛乳、クリーム、砂糖、人工香料、天然風味、人工甘味料、天然甘味料、タンパク質粉末、ビタミン、カルシウム、シナモン、はちみつ、クロム、クランベリー、エキナセア、魚油、ニンニク、ショウガ、銀杏、朝鮮人参、グルコサミン、緑茶、フルーツティー、ハーブティー、鉄、マグネシウム、カリウム、メラトニン、ニコチン酸、ω—3脂肪酸、ノコギリヤシ、セレン、カノコソウ、亜鉛、カフェイン、クレアチン、妊婦用ビタミン剤、複合ビタミン剤、医薬品、果物、野菜、そのいずれかの組み合わせ、または一般に技術において使用するいずれかの他の食用で且つ携帯用の材料を含む。液体を添加物と定義する実施形態もあり、この液体を添加物と定義しない実施形態もある。さらに他の実施形態では、液体を第1の混合物においては添加物と定義し、第2の混合物においては添加物と定義しない場合もある。

図1は、凍結混合物をパッケージ化し、その混合物を用いて飲料を生成する方法を示す。ここで開示するように、凍結混合物は、醸造を含む様々な方法を用いて1またはそれ以上の添加物を主成分の液体と混合して凍結すると、凍結混合物が生成可能となる。添加物により残留物、すなわちコーヒーの出し殻およびお茶の葉、またはそのいずれかを生成する場合、混合物は、凍結する前に濾過され、未使用の物質を除去することも可能となる。ステップ100において、形状および容積の第1の組み合わせ、または複数の第1の組み合わせを有する第1の凍結混合物が生成される。ステップ200において、形状および容積の第2の組み合わせ、または複数の第2の組み合わせを有する第2の凍結混合物が生成される。ステップ300において、第1および第2の凍結混合物を所定温度でパッケージ化および保存することが可能であり、その場合、温度が、凍結混合物が凍結され、その固体状態、ならびに形状および容積の固有な組み合わせを維持するように選択される。ステップ400において、凍結された混合物を含むパッケージは、凍結された混合物がその固体状態ならびに形状および容積の固有の組み合わせを維持するような状態および温度で供給される。ステップ500において、凍結混合物は液体の入った飲料容器に加えられてもよい。ステップ600において、凍結混合物は液体内で混合され、揺られ、および/またはかき混ぜられることにより、融解し始めてそれぞれの添加物を液体内に放出し、望ましい飲料を生成する。

本開示によると、少なくとも1つの予め定められ、予め算出された添加物が少なくとも1つの液体に分散された混合物が生成され、その後凍結される。いくつかの実施形態では、冷却した飲料を生成するために使用する固有の凍結混合物を、形状および容積の組み合わせを変化させて生成することも可能である。例えば、1つの混合物は、クリーム1部と、砂糖1部と、コーヒー2部と、水1部とを有する場合もあるが、別の混合物は、クリーム1部と、砂糖1部と、コーヒー4部と、水1部とを有する場合もある。さらに他の飲料においては、他の固有の混合物もまた考えられる。

さらに他の実施形態では、凍結混合物を層で形成することも可能である。このような実施形態では、異なる層が異なる混合物を有することも可能である。例えば、凍結混合物は、最外層が、高濃度の添加物を有する混合物を凍結することにより形成可能となるように、複数の層を用いて形成する場合もあり、添加物の濃度は層毎に減少するので、中心部の濃度は最低となる。

本開示は、複数の凍結混合物を用いて冷却飲料を生成することについて頻繁に述べるが、1つの、または第1の混合物が、少なくとも1つが形状、容積および表面積の組み合わせを変化させる冷却部に凍結可能となり、その後、他の凍結混合物の無い液体に加えて、冷却、または一部が凍結した飲料を生成することも可能であることが、本開示の範囲内では考えられる。

ここでは、凍結混合物の添加物対容積比が変化可能であることが考えられる。例えば、凍結混合物は、添加物15部と液体1部の割合から、添加物1部と液体15部の割合までの範囲であってもよい。他の実施形態では、凍結混合物は、添加物10部と液体1部の割合から、添加物1部と液体10部の割合までの範囲であってもよい。さらに他の実施形態では、凍結混合物は、添加物5部と液体1部の割合から、添加物1部と液体5部の割合までの範囲であってもよく、さらに凍結混合物は、添加物3部と液体1部の割合から、添加物1部と液体3部の割合までの範囲であってもよい。

図2を参照すると、ここで開示したいくつかの実施形態においては、凍結混合物は、形状および容積の様々な組み合わせを有して構成することも可能である。図2では、凍結混合物は相対的に、より小さい容積210またはより大きい容積220を有することも可能である。さらに他の実施形態では、形状および容積の3つの組み合わせのうちの1つを有する凍結混合物を用いて飲料を生成することも可能である。さらに他の実施形態では、形状および容積の4つ以上の異なる組み合わせを含む凍結混合物を用いて、1つの飲料を生成することも可能である。ここで開示するように、形状および容積の固有の組み合わせは、各凍結混合物が完全に液化する時間に影響を与え、これにより添加物の放出が制御される。

図2および図4Aないし図4Dに示すように、凍結混合物が立方体の形状であってもよい。凍結混合物は、球形状、立方体、円筒形状、六形状、角柱、円錐、菱形状、角錐、三角柱、または他のいずれかの形状であってもよいこともまた考えられる。例えば、円筒形状は、中空の中央部を有して形成することも可能であり、それによって表面積対容積比が増加し、より高速に液化することを許容する。波形状または凸凹の表面は、ある凍結混合物またはその一部を最初に溶かすための手段を提供することも可能である。製品を特定の発生源と関連させるために一般に使用される取引表象、文字、単語、名称または他の記号の形状であり且つそれに似ている、またはそのいずれかである凍結混合物が、本開示とも一致する。

凍結温度は、形成される混合物を基準に変化する可能性があることも考えられる。例えば水系液体は、アルコール系液体よりも高い凍結温度を有する場合もある。具体的には、水の氷点は華氏32度(F)であるが、ビールの氷点は約華氏28度である。さらに、24プルーフおよび64プルーフのアルコール飲料は、それぞれ20Fおよび−10Fで凍結する。凍結混合物は、その凍結温度よりも低い温度でパッケージ化、保存、輸送および搬送され、その固体状態を維持しなければならない。

さらに他の添加物、香味料、甘味料および栄養補助食品が含有されることも可能である実施形態は、本開示と一致する。例えば、消費者が果物のスムージーを作る実施形態においては、凍結混合物が、タンパク質粉末、体強化栄養補助食品、ビタミン、朝鮮人参、緑茶、増量カフェイン、または技術で一般に使用するいずれかの他の栄養補助食品を有して生成可能である。さらに、凍結混合物は、例えば、砂糖、アスパルテーム、スクラロースなどの甘味料、または任意の市販の甘味料を含有して生成可能である。さらに他の実施形態では、凍結混合物は、牛乳、クリームまたは乳成分を含まないクリーマーを含有して生成することも可能である。このような実施形態では、利用者は、いずれかのさらなる添加物を加え、自分の味覚および質感の好み、またはそのいずれかを満足させることが可能である。上記のように、液体内の添加物の存在は、凍結混合物を凍結させるのに必要な温度に影響を及ぼし、その予め定められた容積および形状を維持することも可能である。

好ましい一実施形態では、第1および第2の凍結混合物は、別個の添加物濃度ならびに形状および容積またはその複数の組み合わせを有し、それによって、後に特定量の液体に凍結混合物が追加されると、飲料の希釈効果または飲料水の全容積に対する添加物の量が減少することによって、液化プロセスにおけるある時点以後は最小化される。

あるいは、消費者が、飲用中に冷却飲料の味覚または混合物全体が徐々に変化していくのを好む場合には、第1および第2の凍結混合物は添加物および液体の特有の組み合わせならびに形状および容積の特有の組み合わせ、またはその複数の組み合わせを有することも可能であり、その結果、凍結混合物が次に特定量の液体に加えられ、液化プロセスが所定の時点を超えた後、液体飲料の味覚は、様々な望ましい風味を通して徐々に変化する。

図3に示すさらに他の実施形態では、凍結混合物310が、生成された後、既製の容器330またはカップにパッケージ化され保存可能となる。このような実施形態においては、容器330は、密封可能な容器部340をさらに含むことも可能である。密封可能な容器部340は、容器の底部近くに配置することも可能であるか、または代わりに、容器の上部に配置することも可能であることが考えられ、さらに他の実施形態では、密封可能な部分が、容器の上部および底部間のいずれかに配置可能である。少なくとも一実施形態では、利用者は単に、シールを破り、いずれかのパッケージ材料を除去し、水を加えて混合する。いくつかの実施形態では、容器を隔離し、電子レンジでも使用可能であるか、またはそのいずれかであっても良い。容器は、どれだけの量の液体を加えることが可能である/加えるべきであるかを利用者に知らせるために、そこに引かれ、形成され、または含まれるラインをさらに備えることも可能である。

更に他の実施形態では、凍結混合物が以下のようにパッケージ化が可能となる。すなわち、パッケージを開いて容器内へと凍結混合物を移す場合、異なる凍結混合物は、予め定められた順序で容器の底部へと自然に落下する。

図5に示すようなさらに他の実施形態において、凍結混合物(525aおよび525b)は、仕切り板を用いてパッケージ化が可能となり、その後、同じパッケージまたは容器内で解凍して液体となることも可能である。図示のように、容器500は、蓋504を有する飲料カップ502と、その凍結(液体)状態で混合物525aおよび525bを分離する内部仕切り板506とから構成される。プルタブ508は、仕切り板506を取り外す(または位置決めする)のを援助し、その結果、液体を加えると、混合物は、加えた液体に液化し始める場合もある。容器500に保存された凍結混合物に加えられる予め定められた液体の量を示すことも可能である容積または満杯ライン510も示される。いくつかの変形例では、プルタブ508は仕切り板506から一部または蓋を取り外し、それによって飲料カップ502に加えられたいずれかの液体に混合物を露呈する。

これらの実施形態では、パッケージまたは容器は、それぞれの混合物の氷点よりも高い温度で輸送され、供給され、保存されてもよく、一方、仕切り板は、混合物が混合されるのを防止し、形状および容積のその固有の組み合わせを維持できるようにする。消費者は、その後、パッケージ化された混合物を凍結し、それによって凍結混合物を再凍結することも可能である。さらに他の実施形態では、混合物の液体状態は、生成され、仕切り板506でパッケージ化され、液体形態で供給され保存される場合もあり、この場合、消費者はパッケージ化がを凍結し、それによって凍結混合物を生成することも可能である。このような実施形態では、仕切り板は、混合物が混ざらないように防止し、形状および容積のその固有の組み合わせに凍結できるようにする。

本開示と一致する実施形態 ここで教示し、開示した方法を用いて生成することが可能な飲料の例が含まれる。これらの実施形態は、開示した方法の例として含まれ、本開示の範囲を限定することは意図されていない。

実施形態(A) 水30ミリリットル(mL)と混合したクリーム90mLと、コーヒー30グラム(g)と、砂糖21gとを含有する、より高濃度の添加物を有する第1の混合物、またはより高濃度の混合物が、およそ縦1センチメートル(cm)、横1cm、高さ1cm以下の寸法を有する角氷部分に凍結される。

水150mLと混合したクリーム30mLと、コーヒー10gと、砂糖7gとを含有する、より低濃度の添加物を有する第2の混合物、またはより低濃度の混合物を、およそ縦4cm、横4cm、高さ4cm以上の寸法を有する角氷部分に凍結される。

より高濃度および低濃度の添加物を有する凍結混合物が、特定の温度未満で、共にパッケージ化、保存、供給され、その結果、固体形態を維持する。凍結混合物は、その後、凍結混合物の氷点よりも高い温度を有する水420mLに加えられる場合もある。

このような実施形態では、添加物の、他の添加物に対する割合は、第1および第2の混合物において等しい。凍結混合物の氷点は、その添加物の濃度によって低下させることも可能である。例えば、総容積に対してより高濃度の添加物を有する、より小さい凍結混合物は、同じ環境において、総容積に対してより低濃度の添加物を有する、より大きい凍結混合物よりも速く溶解する可能性がある。

実施形態(A)の少なくとも1つの変形例において、凍結混合物は、水を加えるだけのアイスコーヒーに備えることも可能であり、420mLの水に加えることも可能である。このような実施形態では、より高濃度の添加物を有し、液化され、後に加えた420mLの水で混合した凍結混合物が、より低濃度の凍結混合物における添加物の濃度に等しい。例えば、より高濃度の凍結混合物が水30mL毎にクリーム90mLを含み、一方でより低濃度の凍結混合物は、水15mL毎にクリーム3mLを含む。しかしながら、より高濃度の添加物を有し、液化され、420mLの水で混合した凍結混合物は、より低濃度の添加物を有する凍結混合物における水に対するクリームの割合が同じである、水15mL毎のクリームが3mLとなる新たな混合物を生成する。この特定の濃度の添加物を有する混合物が、消費者の望ましい味覚範囲内である場合、凍結混合物の、後に加えた液体への液化が、この濃度の添加物を生成すると、消費者は、生成した液体飲料の香味を楽しむことが可能となる。さらに、より低濃度の添加物を有する凍結混合物は、より長い完全液化期間に影響を与える形状および容積を有するため、この凍結混合物は、一旦望ましい味覚が達成されると、添加物を溶かし、放出し続ける可能性がある。より低濃度の添加物を有する凍結混合物は、液化中に添加物が放出されて希釈効果を妨げながら、飲料を冷たく維持する。

しかしながら、凍結混合物中の添加物(クリーム、コーヒー粉、砂糖等)の互いの割合は、希釈を緩和するために等しくなる必要はないことに注目することが重要である。少なくとも1つの添加物を有する凍結混合物が、望ましい飲料が達成された後に溶解するように構成される限り、少なくとも1つの香味の希釈が緩和される。例えば、以下の実施形態(B)は、希釈効果を低減させる。

実施形態(B) 水30mLに混合したクリーム90mLと、コーヒー30gと、砂糖21gとを含有する、より高濃度の添加物を有する第1の混合物またはより高濃度の混合物が、約6平方センチメートル(cm2)以下の表面積を有する球形氷部分に凍結される。

水150mLに混合したクリーム1mLと、コーヒー1gと、砂糖1gとを含有する、より低濃度の添加物を有する第2の混合物またはより低濃度の混合物が、約16cm2以上の表面積を有する球形氷部分に凍結される。

より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、その結果、固体形態を維持する。凍結混合物は、その後、予め定められた温度を有する水420mLに加えられる場合もある。

実施形態(C)等のいくつかの実施形態は、望ましい飲料の生成を許容し、液化プロセス中に望ましい香味が達成された後、添加物の濃度が増加する。

実施形態(C) 水30mLに混合したクリーム90mLと、コーヒー30gと、砂糖21gとを含有する、より高濃度の添加物を有する第1の混合物、またはより高濃度の混合物が、縦5cm、横5cm、高さ5cmよりも大きい寸法を有する角氷部分に凍結される。

水150mLに混合したクリーム60mLと、コーヒー25gと、砂糖20gとを含有する、より低濃度の添加物を有する第2の混合物、またはより低濃度の混合物を、縦1cm、横1cm、高さ1cmよりも小さい寸法を有する角氷部分に凍結される。

より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、その結果、固体形態を維持する。凍結混合物は、その後、予め定められた温度を有する水420mLに加えられる場合もある。

実施形態(D)等のいくつかの実施形態では、凍結混合物が液体の容積の範囲まで加えられ、希釈効果が緩和された望ましい飲料を生成することも可能である。

実施形態(D) 水30mLと混合したクリーム90mLと、コーヒー30gと、砂糖21gとを含有する、より高濃度の添加物を有する第1の混合物、またはより高濃度の混合物が、およそ縦1cm、横1cm、高さ1cm以下の寸法を有する角氷部分に凍結される。

水150mLと混合したクリーム30mLと、コーヒー10gと、砂糖7gとを含有する、より低濃度の添加物を有する第2の混合物、またはより低濃度の混合物を、およそ縦4cm、横4cm、高さ4cm以上の寸法を有する角氷部分に凍結される。

より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、その結果、固体形態を維持する。凍結混合物は、その後、凍結混合物の氷点よりも高い温度を有する300mLから600mLまでの量の水に加えられる場合もある。

実施形態(E)等の実施形態は、本開示とも一致し、望ましい飲料のそれぞれの添加物は、互いに別々に凍結され、それによって、液化の際に混合することも可能である。具体的には、クリーム、コーヒー、砂糖、香味、またはいずれかの他の添加物が、それ自体のそれぞれの凍結混合物に凍結することも可能である。

実施形態(E) より高濃度の混合物の異なる添加物が、互いに明確に、特定の形状および容積に凍結され、表面積が2cm2(平方センチメートル)未満である球形氷部分に凍結されたクリーム90mLと、1立方センチメートル(cm3)以下の容積の角氷部分に凍結された水15mLと混合したコーヒー30グラムと、2cm3以下の容積で角氷部分に凍結された水15mLと混合した砂糖21グラムとを含有する。

クリーム60mLと、コーヒー25gと、砂糖20gとを含有する異なる低濃度混合物の様々な添加物が、水150mLに混合され、その後、容積27cm3の角氷部分に凍結される。または代わりに、より低濃度の凍結混合物を構成する添加物の各々が、上記のようにそれ自体の個々の凍結混合物に凍結することも可能である。

凍結混合物の各々は、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、その結果、固体形態を維持する。消費する前に、利用者の味覚および香味の好みを基準にした水量に凍結混合物を加えることも可能である。

ダイキリスタイルの飲料を生成するための方法もまた、本開示と一致する。

実施形態(F) 水40mLと混合したイチゴフレーバリング(イチゴジュース、砂糖等)60mLと、ライムジュース30mLと、ラム酒20mLとを含有する、より高濃度の添加物を有する第1の混合物、またはより高濃度の混合物が、6cm2以下の表面積を有する球形氷部分に凍結される。

水120mLと混合したイチゴフレーバリング15mLと、ライムジュース7.5mLと、ラム酒5mLとを含有する、より低濃度の添加物を有する第2の混合物、またはより低濃度の凍結混合物が、6cm2よりも大きい表面積を有する球形氷部分に凍結される。

より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、それによって固体形態を維持する。消費前に、凍結混合物は、先に決定した温度範囲内で、水440mLまたは他の量の水に加えることも可能である。

他の実施形態では、溶媒として作用することが可能である、混合物内に含まれる1またはそれ以上の液体は水ではない場合もある。さらに、凍結氷部分にその後加えられて望ましい飲料を生成するための液体は、水ではない場合もある。例えば、その液体は、いずれかの型式の携帯用液体であってもよい。同様に、後に加えられた液体は、凍結混合物内の液体および添加物とは異なる場合もある。さらに他の実施形態では、添加物としては定められていない液体は、第1および第2の凍結混合物において異なってもよい。さらに他の実施形態では、液体は、第1の凍結混合物内の添加物として定められなくてもよく、第2の凍結混合物内の添加物として定められてもよい。

マルガリータ、ピニャコラーダおよび他の一般に消費される、冷えた、または一部凍結した飲料を生成するために使用可能な他の/追加の冷却飲料、他の/追加のフレーバリング形態および他の/追加の型式のアルコールもまたここでは考えられる。

いくつかの実施形態では、凍結混合物をラム酒に加えてダイキリスタイル飲料を生成することも可能である。

実施形態(G) 水120mLと混合したイチゴフレーバリング60mLと、ライムジュース30mLとを含有する第1の混合物が、6cm2以下の表面積を有する角氷に凍結される。

ラム酒15mLと混合したイチゴフレーバリング15mLと、ライムジュース7.5mLと、水30mLとを含有する第2の混合物が、27cm2以上の表面積を有する角氷に凍結される。

より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、それによって固体形態を維持する。消費前に、予め定めた温度範囲を有するラム酒60mLに凍結混合物を加えることも可能である。

このような実施形態では、アルコールを含有する凍結混合物が、アルコールがより少ないか、または含有されない凍結混合物よりも低い氷点を有することも可能である。従って、アルコールを含有する凍結混合物は、アルコールがより少ないか、または含有されない他の凍結混合物が固体のままとなるような温度で溶解する場合もある。しかしながら、凍結混合物がある一定の温度(すなわち、アルコールが少ないか、または含有しない凍結混合物の氷点)よりも高い液体環境に加えられると、アルコールを含有する凍結混合物が、アルコールがより少ないか、または含有しない凍結混合物後に液化を完了するような形状および容積を有する場合もある。

いくつかの実施形態では、凍結混合物は中空であり且つ他の凍結混合物をカプセル化する、またはそのいずれかであり、それによって、層状の凍結混合物を生成することも可能である。層状の凍結混合物は、形状および容積の特定の組み合わせに第1の混合物を凍結することにより生成することも可能である。その後、異なる第2の混合物を凍結した第1の混合物の周囲で凍結し、それによって、2つの別個の層状混合物を有する唯一の固体を生成することにより、第2の層を生成することも可能である。さらに他の実施形態では、このプロセスを繰り返して、さらに他の層を生成することも可能である。凍結した層状の混合物を有する実施形態では、凍結した層状の混合物を液体に加え、これによって冷却飲料を生成することも可能である。

実施形態(H) 水120mLと混合したイチゴフレーバリング15mLと、ライムジュース7.5mLと、ラム酒5mLとを含有する、より低濃度の添加物を有する第1の混合物またはより低濃度の混合物が、およそ10cm2以上の表面積を有する1またはそれ以上の球形状に凍結される。

第1の混合物が固体形態に凍結された後、水40mLと混合したイチゴフレーバリング60mLと、ライムジュース30mLと、ラム酒20mLとを含有する第2のより高濃度の混合物が、より低濃度の凍結混合物の1またはそれ以上の凍結固体の周囲で凍結され、それによって、より低濃度の混合物をカプセル化する。(上記のように、この同一のプロセスを繰り返して、同じか、または変化する混合物のいずれかを有するさらに他の層を生成することも可能である。) 層状の、より高濃度および低濃度の凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、それによって固体形態を維持する。消費前に、予め定めた範囲内の温度を有する水440mLに層状の凍結混合物を加えることも可能である。

このような実施形態では、凍結混合物のカプセル化および成層またはそのいずれかが、カプセル化した凍結混合物における添加物の放出を維持することも可能である。

いくつかの実施形態では、パッケージ化する方法は、形状および容積の2つの別個の組み合わせを有する正に2つの凍結混合物には限定されない。例えば、各々が形状および容積の固有の組み合わせを有する3つまたはそれ以上の異なる凍結混合物を含むのが好ましい場合もある。

実施形態(I) 水30mLと混合したレモンジュース90mLと、砂糖15gと、お茶の葉9gとを含有する高濃度の添加物を有する第1の混合物またはより高濃度の混合物が、8cm2以下の表面積を有する立体および球形状に凍結される。

水30mLと混合したレモンジュース45mLと、砂糖7.5gと、お茶の葉4.5gとを含有する低濃度の添加物を有する第2の混合物またはより低濃度の混合物が、12cm2よりも大きいが、16cm2よりも小さい表面積を有する球形状および立体に凍結される。

水150mLと混合したレモンジュース30mLと、砂糖5gと、お茶の葉3gとを含有する最低濃度の添加物を有する第3の混合物または最低濃度の混合物が、3cm3以上の容積を有する立体形状に凍結される。

高濃度混合物、低濃度混合物および最低濃度混合物が、特定の温度未満で凍結、パッケージ化、保存、供給され、それによって固体形態を維持する。消費前に、予め定めた範囲内の温度を有する水の容積に凍結混合物を加えることも可能である。

上記実施形態(I)に述べるように、添加物の、他の添加物に対する割合が、複数の混合物においては同じであってもよい。しかしながら、添加物の、他の添加物に対する割合が、他の実施形態においては一定である必要がなく、異なる混合物は、添加物の異なる組み合わせを有することも可能である。このような実施形態では、変化する混合物における添加物の比例関係および組み合わせ、またはそのいずれかが変化可能であるため、飲料の味覚が、溶解プロセス中に望ましい風味の範囲を介して、より良くなる。例えば、一実施形態は、溶解プロセスの初めには、より強力なレモン風味を有する場合もあるが、液化が継続すると茶風味が高くなる。

実施形態(J) 水30mLと混合したレモンジュース90mLと、砂糖15gとを含有する高濃度のレモンを有する第1の混合物が、1cm3以下の容積を有する角氷部分に凍結される。

水150mLと混合したレモンジュース5mLと、砂糖5gと、お茶の葉9gとを含有する高濃度のお茶を有する第2の混合物が、2cm3に等しい容積を有する球形部分に凍結される。

それぞれの凍結混合物が、特定の温度未満でパッケージ化、保存、供給され、それによって固体形態を維持する。消費前に、予め定めた範囲内の温度を有する水の容積に凍結混合物を加えることも可能である。

上記のように、少なくとも液体および少なくとも添加物上で1つの混合物を形状、容積および表面積の組み合わせを変化させて氷部分に凍結し、その後、それらを液体に加えて、冷却した飲料を生成する工程は、本開示の範囲内にある。

実施形態(K) 水150ミリリットル(mL)と混合したクリーム90mLと、コーヒー40グラム(g)と砂糖21gとを含有する1つの第1の混合物が、およそ縦1センチメートル(cm)、横1cm、高さ1cm以下の寸法を有する少なくとも1つの角氷部分に凍結され、表面積が30cm3の少なくとも1つの球形氷部分に凍結される。

1つの混合物の様々な凍結氷部分が、その氷点未満でパッケージ化、保存、供給される。消費前に、形状、容積および表面積の組み合わせが変化する凍結混合物が、予め定められた範囲内の温度を有する液体の容積に加えることも可能である。

上記パッケージ化する方法および実施形態は、液化プロセス中の風味の調節を含む多くの利益を有する。上記説明は単なる例示に過ぎない。このように、好ましい実施形態を含む本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの局面を述べたが、様々な変更、修正および改良が当業者に対して容易に行われるであろうことを認識するべきである。このような変更、修正および改良は、本開示の一部として意図されており、発明の精神および範囲内であることが意図されている。従って、上記説明および図面は単なる一例である。

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