System and method for generating white light

申请号 JP2006294293 申请日 2006-10-30 公开(公告)号 JP2007141834A 公开(公告)日 2007-06-07
申请人 Agilent Technol Inc; アジレント・テクノロジーズ・インクAgilent Technologies, Inc.; 发明人 LIM KEVIN LIN LI; LEE JOON CHOK; NG KEE YEAN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a white light source having capability of generating consistent white light for a long period of time, a high CRI, and a wide color gamut. SOLUTION: The lighting system in this invention is equipped with the light source containing at least one phosphor-converted white light emitting diode (LED) and at least one non-phosphor-converted color LED, and a spectrum feedback control system structured so as to drive the light source to output the white light, detect the white light output from the light source, and adjust the white light output from the light source in response to the detection of the white light. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 少なくとも1つの蛍光体変換白色発光ダイオード(LED)、及び、少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDを含む光源と、
    前記光源を駆動して白色光を出力させ、前記光源から出力される前記白色光を検出し、前記光の検出に応答して、前記光源から出力される前記白色光を調整するように構成されたスペクトル・フィードバック制御システムと、を具備する、照明装置。
  • 前記少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDに、白色光またはオフホワイト光を放出するLEDが含まれる、請求項1に記載の照明装置。
  • 前記少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDに、赤色、緑色、青色、シアン、及び、琥珀色光の1つを放出するLEDが含まれる、請求項2に記載の照明装置。
  • 前記スペクトル・フィードバック制御システムに、さらに、LEDの制御に用いられる、色固有フィードバック信号を送り出すように構成されたカラー・センサが含まれる、請求項1に記載の照明装置。
  • 前記スペクトル・フィードバック制御システムに、さらに、色毎に非蛍光体変換カラーLEDを制御するのに用いられる、色固有フィードバック信号を送り出すように構成されたカラー・センサが含まれる、請求項1に記載の照明装置。
  • 前記スペクトル・フィードバック制御システムに、さらに、グループ毎にLEDを制御するのに用いられる、色固有フィードバック信号を送り出すように構成されたカラー・センサが含まれる、請求項1に記載の照明装置。
  • あるグループに、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDが含まれる、請求項6に記載の照明装置。
  • 前記スペクトル・フィードバック制御システムは、
    色固有フィードバック信号を送り出すように構成されたカラー・センサと、
    前記色固有フィードバック信号に応答して、グループ固有制御信号を発生するように構成されたコントローラと、
    前記グループ固有制御信号に応答して、グループ固有駆動信号を発生するように構成されたドライバと、を備え、
    あるグループに、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDが含まれる、請求項1に記載の照明装置。
  • 照明装置を動作させるための方法であって、
    少なくとも少なくとも1つの蛍光体変換白色発光ダイオード(LED)と少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDを含む光源に駆動信号を加えて、白色光を発生するステップと、
    前記駆動信号に応答して発生する前記白色光を検出するステップと、
    前記検出光に応答して、フィードバック信号を発生するステップと、
    前記フィ−ドバック信号に応答して、前記光源に加えられる前記駆動信号を調整するステップと、を含む方法。
  • 前記駆動信号の調整ステップに、前記色固有フィードバック信号に応答して、グループ毎に前記LEDの前記駆動信号を調整するステップが含まれる、請求項9に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、蛍光体変換白色LED及び非蛍光体変換カラーLEDの組合せを利用して白色光を発生するためのシステム及び方法に関する。

    発光ダイオード(LED)は、一般に、単色半導体光源であり、現在では、UV−青色から緑色、黄色、及び、赤色までさまざまな色が利用可能である。 液晶ディスプレイ(LCD)・パネルの背面照明のような多くの照明用途では、白色光源が必要とされる。 単色光LEDを用いて白色光を発生するための2つの一般的アプローチには、(1)個別の赤色、緑色、及び、青色LEDをひとまとめにし、これらのLEDから放出される光を組み合わせて、白色光を発生するアプローチと、(2)UV、青色、または、緑色LEDに蛍光物質を導入して、LEDの半導体ダイによって放出されるもとの光の一部がより長い波長の光に変換されるようにし、そのより長い波長の光ともとのUV、青色、または、緑色光を組み合わせて、白色光を発生するアプローチが含まれている。 第2のアプローチを利用して得られるLEDは、蛍光体ベースの蛍光物質を用いる場合が多く、蛍光体変換白色LED(phosphor-converted white LED)と呼ばれる。

    赤色、緑色、及び、青色LEDの組み合わせによって生じる光は、色域が広いが、一般に、演色評価数(CRI)が悪い。 このタイプの白色光源の色域は広いが、赤色、緑色、及び、青色LEDには、動作電圧要件の異なる半導体ダイが含まれるので、光源は、蛍光体変換白色LEDより複雑な駆動回路を必要とする。 動作電圧要件が異なること以外に、赤色、緑色、及び、青色LEDは、その動作寿命にわたる劣化の仕方が異なり、このため、長期間にわたる色の制御が困難になる可能性がある。

    蛍光体変換白色LEDは、白色光を発生するのに、単一タイプの単色LED光源だけしか必要とせず、複数LED光源の白色LEDは、全て、同じ動作電圧で駆動することが可能である。 蛍光体変換白色LEDの欠点の1つは、そのスペクトル・パワー分布(SPD)が均一ではないという点である。 この欠点のため、演色評価数が比較的悪くなる。 さらに、蛍光体変換白色LEDによって生じる色は、その動作寿命にわたって、状態の変化に応じて、そのもとの値から変化する傾向がある。

    本発明の目的は、長期にわたって一貫した白色光を発生することが可能な、CRIが高く、色域の広い白色光源を提供することにある。

    白色光を発生するためのシステム及び方法には、蛍光体変換白色LED及び非蛍光体変換カラーLEDを組み合わせて利用して、白色光を発生し、フィードバック信号に応答して、放出光を調整することが必要になる。 蛍光体変換白色LED及び非蛍光体変換カラーLEDを組み合わせて利用して、白色光を発生させると、CRIが改善され、SPDの広い白色光が生じる。 LEDの性能は経時に変化するので、フィードバック信号に応答して放出光を調整することにより、白色光の輝度及びクロミナンス特性を制御することが可能になる。 放出光は、色毎に及び/またはグループ毎に調整することが可能であるが、LEDのグループには、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDの組み合わせが含まれる。

    本発明による照明装置は、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと、少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDと、光源から出される光を検出し、その光検出に応答して、光源から出力される光を調整するように構成されたスペクトル・フィードバック制御システムとを備えている。 スペクトル・フィードバック制御システムには、色固有フィードバック信号を送り出すように構成されたカラー・センサ、色固有フィードバック信号に応答して、制御信号を発生するように構成されたコントローラ、及び、制御信号に応答して、駆動信号を発生するように構成されたドライバを含むことが可能である。

    本発明による照明装置を動作させる方法には、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDを含む光源に駆動信号を加えるステップと、駆動信号に応答して発生する光を検出するステップと、検出光に応答してフィードバック信号を発生するステップと、フィードバック信号に応答して、光源に加えられる駆動信号を調整するステップが必要とされる。 色固有フィードバック信号は、検出光から発生させることが可能である。 検出光の輝度及びクロミナンス特性を維持するため、色固有フィードバック信号を利用して、色毎に及び/またはグループ毎に、LEDの駆動信号が調整される。

    本発明の他の態様及び利点については、本発明の原理の実例として例示され、添付の図面に関連してなされる下記の詳細な説明から明らかになるであろう。

    説明全体を通じて、同様の要素の識別には同様の番号を用いるものとする。

    図1には、液晶ディスプレイ(LCD)・パネルの背面照明に用いられる照明装置100が描かれている。 この照明装置には、LCDパネル102、光源104、及び、スペクトル・フィードバック制御システム106が含まれている。 LCDパネルは、LCDディスプレイの分野において周知のところであり、LCDパネルについて解説するが、光の透過を可能にする他の光媒体を照明装置に利用することも可能である。

    光源104は、加えられる駆動信号に応答して、白色光を発生するように構成されている。 LCDパネル102に対する光源の配向は、光がLCDの分野において既知のLCDパネルの側面に入射するように施されている。 LCDパネルの背面照明は、一般に、当該分野において周知のところであり、本明細書ではこれ以上の説明を控えることにする。 図1に描かれた光源は、白色光またはオフホワイト光を放出するLED110及びある特定の色の単色光を放出するLED112の混合を含む、複数発光ダイオード(LED)から構成されている。 図1の実施形態の場合、白色光またはオフホワイト光を放出するLEDは、蛍光体変換LEDであり、本明細書では、「蛍光体変換白色LED」と称される。 蛍光体変換白色LEDは、LEDの分野において周知のところである。 実施形態の1つでは、蛍光体変換白色LEDは、青色光を放出するLEDとセリウム活性化イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Y Al 12 :Ce 3+ )のような蛍光体が組み合わせられる。 青色LEDは、一般に、ピーク波長が460〜480ナノメートル(nm)の第1の放射線を放出する。 この蛍光体は、青色放射線を部分的に吸収して、ピーク波長が560〜580nmの第2の広帯域放射線を再放出する。 第1の放射線と第2の放射線を組み合わせると、白色光が生じる。 本明細書において用いられる限りにおいて、「白色光」は、CIE色度図の黒体曲線の近くに位置する色点を備える光と定義され、「オフホワイト光」は、白色光の色点よりも黒体曲線から遠くに位置する色点を備える光と定義される。 さらに、白色光は、LCDの背面照明に適した光であり、一方、オフホワイト光は、LCDの背面照明に適した白色光を発生するのに、別の色のLEDと組み合わせて利用しなければならない。 例えば、青みがかった白色光を放出する蛍光体変換白色LEDと、非蛍光体変換赤色及び緑色LEDを組み合わせて利用することにより、LEDの背面照明に適した白色光を発生することが可能である。

    ある特定の色の単色光を放出するLED112は、蛍光体変換を利用せず、本明細書では、「非蛍光体変換カラーLED」と呼ばれる。 図1の実施形態において、非蛍光体変換カラーLEDには、それぞれの赤色、緑色、及び、青色スペクトルの単色光を放出する、赤色(R)、緑色(G)、及び、青色(B)LEDの混合が含まれている。 非蛍光体変換カラーLEDは、LEDの分野において周知のところである。 図1の実施例における非蛍光体変換カラーLEDは、赤色、緑色、及び、青色であるが、他の非蛍光体変換カラーLEDの組合せを利用することも可能である。 例えば、赤色、緑色、及び、青色LEDの代わりに、またはそれらに加えて、シアン及び琥珀色LEDを含む混色を利用することが可能である。 蛍光体変換白色LED110は、白色またはオフホワイトの比較的効率の良い光のソースなので、光源に利用される。 しかし、蛍光体変換白色LEDのSPDは、より短い波長のほうに偏っており、その結果、CRIが比較的悪くなる。 この光源に赤色、緑色、及び、青色LEDを加えると、(1)光源から放出される白色光のCRIが改善され、かつ、(2)白色光が制御及び維持される。 図2には、蛍光体変換白色LEDのスペクトル・パワー分布対赤色、緑色、及び、青色LEDのスペクトル・パワー分布のグラフが描かれている。

    蛍光体変換白色LED110及び非蛍光体変換カラーLED112は、一般に、LCDパネル102の端に沿って設けられる。 図1に描かれているように、蛍光体変換白色LED110及び非蛍光体変換カラーLED112は、白色、赤色、白色、緑色、白色、及び、青色(図1に示すように、W R W G W B)の繰り返しパターンをなすように分布している。 図1には、LED分布の具体的パターンが描かれているが、LEDの他のパターン及び/または分布を利用することも可能である。 このLEDのパターン及び/または分布の詳細は、この応用例に固有のものである。

    図1に描かれた光源104には、蛍光体変換白色LED110と非蛍光体変換カラーLED112の混合が含まれているが、光源は、主として蛍光体変換白色LEDから構成されている。 図1の光源全体にわたるLEDの配置では、赤色、緑色、または、青色LEDのそれぞれに1つずつ蛍光体変換白色LEDが設けられている。 もう1つの例では、中間サイズのLCDパネル(例えば、対線方向に数インチ)用の背面照明装置には、10の蛍光体変換白色LED、2つの赤色LED、4つの緑色LED、及び、2つの青色LEDの配置を含むことが可能である。

    図1に戻ると、スペクトル・フィードバック制御システム106には、カラー・センサ120、コントローラ122、及び、ドライバ124が含まれている。 LCDパネル102及び光源104に対するカラー・センサの配向は、光源からの放出後、LCDパネルを通過する光を検出するように施されている。 図1の実施形態の場合、カラー・センサは、検出光の色に固有の輝度及びクロミナンス特性を表わした色固有フィードバック信号を発生する三色センサである。 例えば、カラー・センサは、検出光に関連した三刺激値情報( tristimulus information)を表わすために利用可能な1組の電気信号を送り出す。

    コントローラ122は、光源104を構成するLED110及び112の駆動を制御する。 コントローラは、カラー・センサ120から色固有フィードバック信号を受信し、色固有フィードバック信号に応答して、制御信号を発生する。 制御信号は、光源から所望の色を生じさせるために発生される。 実施形態の1つでは、制御信号は、色毎にLEDを制御するために用いられる色固有制御信号である。

    ドライバ124は、コントローラから受信した制御信号を、光源104を駆動する駆動信号に変換する。 例えば、ドライバは、色毎にLED110及び112を制御する色固有駆動信号を発生する。 すなわち、ドライバは、白色LED、及び、各組をなすカラーLED(例えば、赤色、緑色、及び、青色)を別個に制御することが可能である。 ドライバによって発生する駆動信号には、LEDに加えられる電圧及び/または電流の変化を含むことが可能である。 あるいはまた、時間変調を利用して、LEDから放出される光の強度を制御することが可能である。 図3には、図1のドライバの拡大図が描かれている。 図3に描かれたドライバ324には、それぞれ、赤色、緑色、及び、青色LED用の色固有ドライバ324−1、324−2、及び、324−3、並びに、白色LED用のドライバ324−4が含まれている。 色固有ドライバによって、ドライバは、色毎にカラーLEDを制御することが可能になる。

    動作時、図1のスペクトル・フィードバック制御システム106は、光源104から出力される光の輝度及びクロミナンス特性を測定し、次に、その測定結果に応答して、出力光を調整する。 システムの動作については、図1に関連して詳述する。 説明のため、ドライバ124から開始すると、ドライバによって、LED110及び112を駆動するための駆動信号が送り出される。 例えば、ドライバは、蛍光体変換白色LEDに固有の駆動信号と、赤色、緑色、及び、青色LEDに固有の色固有駆動信号を発生する。 光源のLEDは、駆動信号に応答して光を発生し、光は、LCDパネル102を透過する。 カラー・センサ120は、LCDパネルを通過する光を検出し、その検出に応答して、フィードバック信号を発生する。 図1の実施形態の場合、カラー・センサは、赤色、緑色、及び、青色スペクトルに関連した色固有フィードバック信号を出力する。 カラー・センサからの色固有フィードバック信号は、コントローラ122によって受信され、光源駆動信号を調整して、所望の輝度及びクロミナンス特性を備えた白色光を発生するために利用される。 所望の輝度及びクロミナンス特性を備えた白色光を得るため、コントローラは、カラー・センサからの色固有フィードバック信号に応答して、色固有制御信号を発生する。 実施形態の1つにおいて、色固有制御信号は、カラー・センサからの色固有フィードバック信号と基準色情報を比較して発生される。 例えば、色固有制御信号は、カラー・センサからの色固有フィードバック信号と基準色情報との差の関数として発生される。 色固有制御信号を発生する技法例については、さらに詳細に後述する。

    コントローラ122によって発生する色固有制御信号は、ドライバ124に加えられる。 色固有制御信号は、ドライバによって色固有駆動信号に変換される。 次に、色固有駆動信号は、光源104のカラーLED112に加えられる。 実施形態の1つでは、ドライバは、色毎に駆動信号を調整して、所望の輝度及びクロミナンス特性を備えた白色光が生じるようにする。

    駆動信号を送り出し、結果生じる光を検出し、フィードバック信号を発生し、フィードバック信号に応答して駆動信号を調整するプロセスは、連続プロセスである。 このプロセスのフィードバック特性のため、駆動信号の調整は、光源104から放出される光がドリフトするようなことがあったとしても、白色光の所望の輝度及びクロミナンス特性が保たれるように、色毎に連続して行うことが可能である。 例えば、赤色、緑色、及び、青色LED112を色毎に調整して、所望の輝度及びクロミナンス特性を備えた白色光を生じさせることが可能である。 実施形態において、所望の白色光を生じさせることは、光源の個々のカラーLEDによって放出される光のドリフト時に、所望の白色光を維持することを含む。

    例示のため、図1に描かれた照明装置100は、3つのカラー(「三色」)RGBベース・システムとする。 三色システムの有色光は、一般に、個々には知覚できないように、3つの色を合致させることに基づく、三刺激値によって説明することが可能である。 三刺激値は、所望の色合い(a desired shade)に合わせるのに必要な、ある特定の三色システムにおける、3つの組み合わせ光の強度を表わしている。 三刺激値は、下記の方程式を利用して計算することが可能である。

    ここで、


    相対的スペクトル・パワー分布P_は、固定基準値に対する、スペクトル全域にわたる定間隔波長当りスペクトル・パワーである。 CIE等色関数x_,y_及びz_は、CIE1931標準表色系における関数x(_),y(_)及びz(_)または、CIE1964補助標準表色系における関数x

    10 (_),y

    10 (_)及びz

    10 (_)である。 CIE1931測色標準観測者は、その等色特性(color matching properties)が1°〜4°の視野におけるCIE等色関数に対応する理想の観測者であり、CIE1964測色標準観測者は、その等色特性が4°をこえる視野サイズに関するCIE等色関数に対応する理想の観測者である。 反射率R_は、その頂点が表面上にあるとみなされる、ある特定の円錐内で反射する放射束(radiant flux)と、光を当てられた完全拡散反射体(perfect reflecting diffuser)によって同じ方向に反射される放射束との比である。 放射束は、放射線の形で放出され、伝達され、あるいは、与えられるパワーである。 放射束の単位はワット(W)である。 完全拡散反射体は、反射率(または透過率)が1に等しい理想の均等拡散体である。 重み付け関数Wx_,Wy_及びWz_は、相対スペクトル・パワー分布P_と、ある特定のCIE等色関数集合x_,y_及びz_との積である。

    図1に描かれたコントローラ122は、色固有制御を実現するため、多種多様なやり方で実施することが可能である。 図4A及び図4Bには、図1に描かれた光源において、色毎に赤色、緑色、及び、青色LEDを調整するために利用可能な、コントローラ422の例が描かれている。 図4Aを参照すると、コントローラ422には、基準値発生器430と、制御モジュール432が含まれている。 コントローラは、カラー・センサ120(図1)からのRGB空間における測定三刺激値(R、G、及び、B)の形で、色固有フィードバック信号を受信する。 コントローラは、入力基準三刺激値も受信する。 入力基準三刺激値は、目標白色点(Xref及びYref)とルーメン値(L ref)の形をとるものとする。 入力基準三刺激値は、ユーザがユーザ・インターフェイス(不図示)を介して入力することもできるし、あるいは、他の何らかの方法で受信することも可能である。 入力基準三刺激値は、基準値発生器によってRGB空間における基準三刺激値(R ref、G ref、及び、B ref)に変換される。 次に、制御モジュールによって、測定三刺激値と基準三刺激値との差が求められ、所望の色を得るために、色毎に駆動信号に施す必要のある調整を反映した色固有制御信号が発生する。 この色固有制御信号によって、カラーLEDは、必要に応じて、所望の色の光を放出するように調整される。 このようにして、光源の輝度及びクロミナンス特性が、所望の(すなわち、基準)輝度及びクロミナンス特性に近づく。

    図4の代替システム400Bは、CIE1931三刺激値を利用する点を除けば、図4Aのシステム400Aと同様である。 システム400Bには、RGB空間における測定三刺激値を測定CIE1931三刺激値に変換するフィードバック信号変換器434が含まれている。 さらに、基準値発生器430によって、入力基準三刺激値が基準CIE1931三刺激値に変換される。 次に、制御モジュール432によって、測定CIE1931三刺激値と基準CIE1931三刺激値との差が求められ、それに応じて、色固有制御信号が調整される。

    図5には、照明装置を動作させるための方法のプロセス流れ図が描かれている。 ブロック560では、少なくとも1つの蛍光体変換白色LEDと複数のカラーLEDを含む光源に駆動信号が加えられる。 ブロック562では、駆動信号に応答して発生する光が検出される。 ブロック564では、検出光に応答して、フィードバック信号が発生する。 ブロック566では、光源に加えられる駆動信号が調整される。

    照明装置100は、LCDパネル用の背面照明として説明されるが、他の任意の用途に用いることが可能であり、決してLCDパネル用の背面照明に制限されるものではない。

    フィードバック信号を送り出し、フィードバック信号に応答して、色毎にカラーLEDを調整する、スペクトル・フィードバック制御システム106の他の実施形態も可能である。

    図1に描かれた光源104には、ある特定の組み合わせの蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDが含まれているが、他の組み合わせも可能である。 異なる組み合わせの蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDを備える光源のさらなる例が、図6A〜図6Eに描かれている。 図6Aには、オフホワイト(OW)光を放出する蛍光体変換白色LED110と、それぞれ、赤色、緑色、及び、青色光を放出する非蛍光体変換カラーLED112の組合せを含む光源104の実施形態が描かれている。 図6Bには、オフホワイト光を放出する蛍光体変換白色LED110と、赤色光を放出する非蛍光体変換カラーLED112の組合せを含む光源104の実施形態が描かれている。 図6Cには、白色光を放出する蛍光体変換白色LED110と、それぞれ、赤色及び緑色光を放出する非蛍光体変換カラーLED112の組合せを含む光源104の実施形態が描かれている。 図6Dには、オフホワイト光を放出する蛍光体変換白色LED110と、それぞれ、赤色及び緑色光を放出する非蛍光体変換カラーLED112の組合せを含む光源104の実施形態が描かれている。 図6Eには、白色光を放出する蛍光体変換白色LED110と、それぞれ、シアン及び琥珀色(amber:アンバ)光を放出する非蛍光体変換カラーLED112の組合せを含む光源104の実施形態が描かれている。

    図1〜図4Bに関連して解説の実施形態の場合、制御信号及び駆動信号は、色毎にLEDを制御する、色固有制御信号及び色固有駆動信号として解説されている。 代替実施形態の場合、制御信号及び駆動信号は、グループ毎に発生させることが可能である。 すなわち、蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDのさまざまな組合せをグループにして、まとめて制御することが可能である。 例えば、図1のように構成された光源104を含む実施形態の場合、赤色LEDは、白色LEDの一部または全てと組み合わせて制御することが可能であり、緑色LEDは、白色LEDの一部または全てと組み合わせて制御することが可能であり、青色LEDは、白色LEDの一部または全てと組み合わせて制御することが可能である。 グループ化されたLEDは、共通制御信号(例えば、赤色+白色制御信号、緑色+白色制御信号、及び、青色+白色制御信号)によって制御される。 グループ毎に(例えば、蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組合せて)LEDを制御する利点は、既に、赤色、緑色、及び、青色LEDだけを備えた照明装置に合わせて構成されているより大きいシステムに、この照明装置を容易に組み込むことができるという点にある。 例えば、多くの用途では、LEDが図7A及び図8Aに関連して解説のように制御される場合、同じコントローラ、カラー・センサ、ドライバ、及び、回路基板を利用することが可能である。 すなわち、蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換赤色、緑色、及び、青色LEDを組み合わせた照明装置は、4つの制御チャネルの代わりに、3つの制御チャネルを利用して、図1、図7A、及び、図8Aに関連して解説のように制御することが可能である。

    上述のように、コントローラ122は、色固有フィードバック信号に応答して制御信号を発生する。 代替実施形態の場合、コントローラは、異なる蛍光体変換白色及び/または非蛍光体変換カラーLEDの組合せを含む、LEDグループの制御に用いられるグループ固有制御信号を発生する。 例えば、図7Aには、赤色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を制御するための赤色+白色制御信号、緑色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を制御するための緑色+白色制御信号、及び、青色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を制御するための青色+白色制御信号を含む、グループ固有制御信号を発生するコントローラが描かれている。 図7Bには、赤色LEDと、オフホワイトLEDの少なくとも一部を制御するための赤色+オフホワイト制御信号、緑色LEDを制御するための緑色制御信号、青色LEDを制御するための青色制御信号、及び、オフホワイトLEDの少なくとも一部を制御するためのオフホワイト制御信号を含む、グループ固有制御信号を発生するコントローラが描かれている。 少なくとも1つのグループ固有制御信号を含む制御信号の2つの組み合わせの説明が、図7A及び図7Bに関連して行われるが、他の組み合わせ例も考えられる。

    上述のように、ドライバ124は、コントローラ122から受信した制御信号を、光源104を駆動する駆動信号に変換する。 実施形態の1つでは、ドライバは、蛍光体変換白色LED及び非蛍光体変換カラーLEDの組合せを含むLEDグループの駆動に用いられる、グループ固有駆動信号を発生する。 例えば、図8Aには、赤色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を駆動するための赤色+白色駆動信号、緑色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を駆動するための緑色+白色駆動信号、及び、青色LEDと、白色LEDの少なくとも一部を駆動するための青色+白色駆動信号を含む、グループ固有駆動信号を発生するドライバが描かれている。 図8Bには、赤色LEDと、オフホワイトLEDの少なくとも一部を駆動するための赤色+オフホワイト駆動信号、緑色LEDを駆動するための緑色駆動信号、青色LEDを駆動するための青色駆動信号、及び、オフホワイトLEDを駆動するためのオフホワイト駆動信号を含む、グループ固有駆動信号を発生するドライバが描かれている。 少なくとも1つのグループ固有駆動信号を含む駆動信号の2つの組み合わせの説明が、図8A及び図8Bに関連して行われるが、他の組み合わせ例も考えられる。

    図9には、本発明による照明装置を動作させるための方法のプロセス流れ図が描かれている。 ブロック902では、少なくとも1つの蛍光体変換白色発光ダイオード(LED)と少なくとも1つの非蛍光体変換カラーLEDを含む光源に駆動信号を加えて、白色光を発生する。 ブロック904では、駆動信号に応答して発生する白色光が検出される。 ブロック906では、検出光に応答してフィードバック信号が発生する。 ブロック908では、フィードバック信号に応答して、光源に加えられる駆動信号が調整される。

    本発明の具体的実施形態が解説され、例示されたが、本発明は、こうして解説され、例示された部分の具体的形態または構成に限定されるものではない。 本発明の範囲は、付属の請求項及びその同等物によって規定されるべきである。

    本発明による液晶ディスプレイ(LCD)・パネルの背面照明に用いられる照明装置を描いた図である。

    蛍光体変換白色LEDのスペクトル・パワー分布対赤色、緑色、及び、青色LEDのスペクトル・パワー分布のグラフである。

    白色、赤色、緑色、及び、青色LEDに固有のドライバを示す、図1のドライバの拡大図である。

    図1のコントローラの拡大図である。

    CIE1931三刺激値を利用する、図1のコントローラのもう1つの実施形態に関する拡大図である。

    照明装置を動作させるための方法のプロセス流れ図である。

    蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組み合せた光源の例を描いた図である。

    蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組み合せた光源の例を描いた図である。

    蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組み合せた光源の例を描いた図である。

    蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組み合せた光源の例を描いた図である。

    蛍光体変換白色LEDと非蛍光体変換カラーLEDをさまざまに組み合せた光源の例を描いた図である。

    グループ固有制御信号を発生するコントローラを描いた図である。

    グループ固有制御信号を発生するコントローラを描いた図である。

    グループ固有駆動信号を発生するドライバを描いた図である。

    グループ固有駆動信号を発生するドライバを描いた図である。

    本発明による照明装置を動作させるための方法のプロセス流れ図である。

    符号の説明

    104 光源 106 スペクトル・フィードバック制御システム 110 蛍光体変換白色LED
    112 非蛍光体変換カラーLED
    120 カラー・センサ 122 コントローラ 124 ドライバ

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