专利类型 | 发明专利 | 法律事件 | |
专利有效性 | 公开 | 当前状态 | |
申请号 | JP2006533275 | 申请日 | 2004-05-21 |
公开(公告)号 | JP2007501861A | 公开(公告)日 | 2007-02-01 |
申请人 | カイロン コーポレイション; グラクソスミスクライン; | 申请人类型 | 其他 |
发明人 | ナタリア オーレコーチェア,; クリストファー アール. コンリー,; ブライアン エー. ショーダー,; ウィリアム アール. スウェーン,; ジェイソン ディー. スピーク,; アーロン スミス,; ダニエル チュー,; アルマス クンツ, ジュディス デ; キーン エス. デュ,; ステファン エー. トムソン,; ブライアン ディー. トムソン,; ケビン ケー. バービアン,; マイケル ジェイ. ビショップ,; ルスタム エス. ボイス,; デイビッド エル. ムッソ,; | 第一发明人 | ナタリア オーレコーチェア, |
权利人 | カイロン コーポレイション,グラクソスミスクライン | 权利人类型 | 其他 |
当前权利人 | カイロン コーポレイション,グラクソスミスクライン | 当前权利人类型 | 其他 |
省份 | 当前专利权人所在省份: | 城市 | 当前专利权人所在城市: |
具体地址 | 当前专利权人所在详细地址: | 邮编 | 当前专利权人邮编: |
主IPC国际分类 | C07D239/90 | 所有IPC国际分类 | C07D239/90 ; A61K31/517 ; A61K31/519 ; A61K31/525 ; A61K31/53 ; A61K31/5377 ; A61K31/541 ; A61K31/551 ; A61P3/04 ; A61P3/10 ; A61P43/00 ; C07D217/24 ; C07D239/91 ; C07D239/95 ; C07D239/96 ; C07D253/08 ; C07D401/04 ; C07D401/06 ; C07D401/12 ; C07D401/14 ; C07D403/04 ; C07D403/06 ; C07D403/12 ; C07D403/14 ; C07D405/12 ; C07D413/12 ; C07D417/04 ; C07D417/14 ; C07D471/04 ; C07D475/02 ; C07D487/02 ; C07D487/04 |
专利引用数量 | 4 | 专利被引用数量 | 1 |
专利权利要求数量 | 0 | 专利文献类型 | A |
专利代理机构 | 专利代理人 | ||
摘要 | MC4−R作用薬として機能しうる、小分子グアニジン構造を含有する、各種分子を提供する。 これら化合物は、患者に投与することにより、MC4−Rが関係する病気の処置に有用である。 化合物は構造IA、IB、ICを有し、その意味は本願明細書の中で定義されている。 本発明は、血液灌流量が多い組織、たとえば脳、肝臓、腎臓および心臓における化合物のt1/2値が、35、30、25、20、15、10または5時間未満である化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、化合物を投与した患者のt1/2値は約4時間以下である。 | ||
权利要求 | 式IA、IBまたはIC: ここで、 Z 1は、CR 4またはNより選択され; Z 2は、CR 5またはNより選択され; Z 3は、CR 6またはNより選択され; R 1は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され; R 2は、H、または、置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリールカルボニル基、またはアリールカルボニル基より選択され; R 3は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基より選択され; R 4 、R 5およびR 6は、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH 2 、CN、NO 2 、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、またはヘテロアリールアミノカルボニル基より選択され; Wは、式IIA; R 1'は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基より選択され; R 2'は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基より選択され; ここで、R 1'およびR 2'の少なくとも一つは、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル基であり; R 3'は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され; R 4'は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基より選択される、 化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物。 R 1'またはR 2'の一方が、置換もしくは非置換のピロリジニルアルキル基である、請求項1に記載の化合物。 R 1'またはR 2'の一方が、置換もしくは非置換のピロリジニルメチル基であるか、または置換もしくは非置換のピロリジニルエチル基である、請求項2に記載の化合物。 R 3が、Hである、請求項1に記載の化合物。 Z 1が、CR 4基であり、Z 2が、CR 5基であり、Z 3が、CR 6基である、請求項1に記載の化合物。 R 3'が、置換もしくは非置換の、シクロアルキル基、多環式シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、またはアリール基である、請求項1に記載の化合物。 R 1が、2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項1に記載の化合物。 R 1が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、組成物。 式IA、IBまたはIC: ここで、 Z 1は、CR 4またはNより選択され; Z 2は、CR 5またはNより選択され; Z 3は、CR 6またはNより選択され; R 1は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され; R 2は、H、または、置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリールカルボニル基、またはアリールカルボニル基より選択され; R 3は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され; R 4 、R 5およびR 6は、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH 2 、CN、NO 2 、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、またはヘテロアリールアミノカルボニル基より選択され; Wは、式IIAまたは式IIB; ここで、R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、結合して、複素環式環を形成し、該複素環式環は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH 2基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル) 2基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはアルキルチオアルキル基より選択される少なくとも一つの基で置換された複素環式環であり; R 3'は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され; R 4'は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基より選択される; 化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物。 前記複素環式環が、R 1'およびR 2'によって形成され、それらが結合する窒素が、置換されたピペラジンである、請求項10に記載の化合物。 前記ピペラジンが、以下:フェニルアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、−アルキル−SCH 3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、またはテトラヒドロフラニルアルキル基より選択される基で置換される、請求項11に記載の化合物。 前記複素環式環が、R 1'およびR 2'によって形成され、それらが結合する窒素が置換ピペリジンである、請求項10に記載の化合物。 前記ピペリジン化合物が、以下:フェニルアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、−アルキル−SCH 3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基またはテトラヒドロフラニルアルキル基より選択される基で置換される、請求項13に記載の化合物。 R 3が、Hである、請求項10に記載の化合物。 Z 1が、CR 4基であり、Z 2がCR 5基であり、Z 3がCR 6基である、請求項10に記載の化合物。 R 3が、置換もしくは非置換のシクロアルキル基、多環式シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、またはアリール基より選択される、請求項10に記載の化合物。 R 1が、2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項10に記載の化合物。 R 1が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項10に記載の化合物。 請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、組成物。 MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。 前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項21に記載の方法。 MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。 前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項23に記載の方法。 MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物の使用。 前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項25に記載の使用。 MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物の使用。 前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項27に記載の使用。 式VA、VB: ここで、 R 1は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され; R 3は、置換もしくは非置換の、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはシクロアルキルアミノ基より選択され; R 4 、R 5およびR 6は、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH 2 、CN、NO 2 、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、またはアルキル基より選択され; R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒に、置換もしくは非置換のヘテロシクリル基を形成し;そして R 3'は、置換もしくは非置換のシクロアルキル基より選択される; 化合物、これらの混合物、またはこれらの化合物の薬学的に受容可能な塩。 R 4 、R 5およびR 6が、全てHである、請求項29に記載の化合物。 R 3'が、置換もしくは非置換の多環式シクロアルキル基である、請求項29に記載の化合物。 R 3 'が、式VIII: R 1が、置換もしくは非置換のアリールアルキル基である、請求項29に記載の化合物。 R 1が、置換フェニルエチル基である、請求項33に記載の化合物。 R 1が、4−置換フェニルエチル基であるか、または2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項34に記載の化合物。 R 1が、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基より選択される、請求項34に記載の化合物。 R 1が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項29に記載の化合物。 R 3が、置換もしくは非置換のへテロシクリル基、または置換もしくは非置換のヘテロアリール基より選択される、請求項29に記載の化合物。 R 3が、置換もしくは非置換の、ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基より選択される、請求項38に記載の化合物。 R 3が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式: R 3が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式: R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、置換もしくは非置換のピペラジニル基を形成する、請求項29に記載の化合物。 R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、ピペラジニル基を形成し、該ピペラジニル基は、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基より選択される少なくとも一つの基で置換される、請求項42に記載の化合物。 R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、ピペラジニル基を形成し、該ピペラジニル基は、該ピペラジニル基が、さらに置換され得るピペラジノンであるようなカルボニル基を少なくとも一つ含む、請求項42に記載の化合物。 R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、さらに置換され得る式: R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、式: R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、式: R 1'およびR 2'は、それらが結合する窒素と一緒になって、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 前記化合物が、式: 請求項29〜65のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。 請求項29〜65のいずれか1項に記載の化合物を、投与の必要な被験体に投与する工程を包含する、MC4−R媒介性疾患を処置する方法。 前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項67に記載の方法。 前記化合物が、高血液灌流を有する組織で35時間未満のt 1/2値を示す、請求項67に記載の方法。 前記高血液灌流を有する組織が、脳、肝臓、腎臓または心臓より選択される、請求項69に記載の方法。 式VIIA、VIIB: ここで、 R 1は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され; R 3は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、アミノシクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基より選択され; R 4 、R 5およびR 6は、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH 2 、CN、NO 2 、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、もしくはアルキル基より選択され; R 3'は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され;そして Yは、式: ここで、 R 1'は、置換もしくは非置換のアルキル基より選択され; R 2' 、R 4'およびR 5'は、Hまたは置換もしくは非置換のアルキル基より独立に選択され; R 6'は、置換もしくは非置換のアルキル基より選択されるか;または R 5'およびR 6'は、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基を形成し;そして R 7'は、CN、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アリール基、またはアリールアルキル基から選択される、 化合物、これらの混合物または該化合物の薬学的に受容可能な塩。 R 4 、R 5およびR 6'が、全てHである、請求項71に記載の化合物。 R 3'が、置換もしくは非置換の多環式シクロアルキル基である、請求項71に記載の化合物。 R 3'が、置換もしくは非置換の、式VIII: R 1が、置換もしくは非置換のアリールアルキル基である、請求項71に記載の化合物。 R 1が、置換フェニルエチル基である、請求項75に記載の化合物。 R 1が、4−置換フェニルエチル基または2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項76に記載の化合物。 R 1が、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基より選択される、請求項75に記載の化合物。 R 3'が、置換もしくは非置換のへテロシクリル基、または置換もしくは非置換のへテロアリール基より選択される、請求項78に記載の化合物。 R 3が、置換もしくは非置換の、ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基より選択される、請求項79に記載の化合物。 R 1が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項71に記載の化合物。 R 3が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式: R 3が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式: Yが、以下: Yが、以下: 薬学的に受容可能なキャリアおよび請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物を含有する薬学的処方物。 MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。 前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項87に記載の方法。 前記化合物が、高血液灌流を有する組織で35時間未満のt 1/2値を示す、請求項88に記載の方法。 前記高血液灌流を有する組織が、脳、肝臓、腎臓または心臓より選択される、請求項89に記載の方法。 MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項29〜66または請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。 前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項91に記載の使用。 |
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说明书全文 | 本発明は、メラノコルチン−4受容体(MC4−R)作用薬およびそれらの製造法に関する。 特に、本発明は、患者に投与した場合に生体蓄積性が低いキナゾリノン化合物に関する。 (発明の背景) メラノコルチンは、Gタンパク質共役受容体のサブファミリーであるメラノコルチン受容体(MC−Rs)を通して作用を発現する。 受容体には少なくとも5種類の異なるサブタイプが知られている(MC1−R〜MC5−R)。 MC1−Rは毛髪および皮膚の色素形成に関係している。 MC2−Rは、副腎におけるステロイド合成に対するACTHの作用に関係している。 MC3−RおよびMC4−Rは主に脳内で発現される。 MCR−5は、外分泌腺に関与していると考えられている。 メラノコルチン−4受容体(MC4−R)は、7回膜貫通型受容体である。 MC4−Rは、視覚および感覚情報の流れを調節すること、全身運動制御過程を調整すること、および/または心臓への流出を変調することに関与している可能性がある(K.G.Mountjoyほか、Science,257:1248〜125(1992))。 過食症、高インスリン血症および高血糖症に関連する成人発症型肥満症を発現するマウスでこの受容体が遺伝子ターゲッティングによって不活性化したことは重要な意味を持つ(D.Husznarほか、Cell,88(1):131〜41(1997))。 さらに、勃起障害、心臓血管障害、ニューロンの損傷または障害、炎症、発熱、認知症および性行動障害などの疾患でもMC4−Rの関与が示唆されている(M.E.HadleyおよびHaskell−Luevano,The proopiomelanocortin system,Ann.N.Y.Acad.Sci.,885;1(1999))。 さらに、内因性MC4−R拮抗物質との関連で得られた所見から、MC4−Rは内因性エネルギー調節に関係していることが示唆されている。 たとえば、アグーティタンパク質は通常皮膚に発現され、色素沈着に関与する皮膚MC受容体の拮抗物質である(M.M.Ollmannほか、Science,278;135−138(1997))。 しかしマウスにおけるアグーティタンパク質が過剰発現すると、MC1−Rの拮抗作用によって被膜は黄色に着色する一方、MC4−Rの拮抗作用によって摂食が亢進し、体重が増加する(L.L.Kieferほか、Biochemistry,36:2084〜2090(1997); D.S.Luほか、Nature,371:799〜802(1994))。 アグーティタンパク質のホモローグであるアグーティ関連タンパク質(AGRP)はMC4−Rと拮抗するが、MC1−Rとは拮抗しない(T.M.Fongほか、Biochem.Biophys.Res.Commun、237:629〜631(1997))。 AGRPをマウスに投与すると、摂食が亢進し肥満症が誘発されるが、色素沈着に変化は見られない(M.Rossiほか、Endocrinology、139:4428〜4431(1998))。 上記のことと合わせて、本研究で得られた結果は、MC4−Rがエネルギー調節に関与していることを示唆しており、このことから、この受容体が肥満症処置する合理的な薬物の設計目標であると確信するに至った。 MC4−Rおよび肥満症および摂食の病理におけるMC4−Rの役割との関連で、MC4−Rの作動薬または拮抗薬として働く化合物および組成物に関する報告が、先行技術として含まれる。 たとえば、米国特許第6,060,589号には、メラノコルチン受容体のシグナル活性を変調することができるポリペプチドが記載されている。 さらに、米国特許第6,054,556号および第5,731,408号には、MC4−R受容体に対する作動薬および拮抗薬のファミリーとして、環状構造を有するヘプタペプチドのラクタムが記載されている。 WO第01/10842号には多様な構造を有する、MC4−Rと結合する化合物と、MC4−Rが関係する障害の処置にそのような化合物を使用する方法が記載されている。 こうした化合物のなかに、アミジンおよびグアニジンを含有するアレーンおよびヘテロアレーンが記載されている。 MC4−R拮抗活性を有する化合物として他にも様々な種類の化合物が記載されているたとえば、WO第01/70708号およびWO第00/74679号にはMC4−R拮抗物質としてピペリジン化合物および誘導体が記載されている。 それに対して、WO第01/70337号およびWO第99/64002号にはMC−R拮抗物質としてスピロピペリジン誘導体が開示されている。 また別の公知メラノコルチン受容体作動薬として、アミノ酸残基、そして特にトリプトファン残基を有する芳香族系アミノ化合物がWO第01/55106号に開示されている。 同様の作動薬は、WO第01/055107号にも開示されており、そのような物質として三級アミド基または三級アミノ基を含む芳香族アミノ化合物が記載されている。 最後に、WO第01/055109号には、芳香族アミンを含み、概括的には含窒素アルキルリンカーで分離されたビスアミドタイプのメラノコルチン受容体作動薬が開示されている。 様々な生物活性を有するグアニジン含有化合物も先行技術において公知である。 たとえばSatohらに付与された米国特許第4,732,916号には抗腫瘍薬として有用なグアニジン化合物が開示されており、Schnurらに付与された米国特許第4,874,864号、米国特許第4,949,891号および米国特許第4,948,901号、ならびにEP第0343 894号には、プロテアーゼ阻害剤として有用なグアニジン化合物、抗プラスミン剤および抗トロンビン剤として有用なグアニジン化合物が開示されており、Okuyamaらに付与された米国特許第5,352,704号には抗ウイルス剤として有用なグアニジン化合物が開示されている。 その他の文献にもグアニジン含有化合物が開示されている。 たとえばGentileらに付与された米国特許第6,030,985号には、発作、精神分裂症、不安症および痛みの処置および酸化窒素シンセターゼの阻害に有利な条件を阻止するために有用なグアニジン化合物が開示されている。 Chenらに付与された米国特許第5,952,381号にはαvβ3の選択的阻害または拮抗に使用するある種のグアニジン化合物が開示されている。 Rasmussenに付与された米国特許第4,211,867号には、抗分泌活性および抗高血糖活性を有するとして、グアニジンの様々な、完全に飽和した5員環、6員環、および7員環1−アザ炭素環−2−イリデン誘導体が開示されている。 心臓血管症の処置に対してもこのような化合物が有用であると開示されている。 Macdonaldらに付与された米国特許第5,885,985号には、炎症を処置する治療に有用であるとして別のグアニジン誘導体が開示されている。 WO第02/18327号には、各種グアニジノベンザミドが、II型糖尿病および肥満症の処置に有用であるとして開示されている。 米国特許第2004/0019049号として2004年1月29日に公告された米国特許出願第10/444,495号、、WO第03/099818号として2003年12月4日に公告された国際出願PCT/US03/16442、仮出願第60/382,762号、第60/441,019号、第60/473,317号、第60/523,336号、および第60/524,492号、には、各種キナゾリノン化合物の合成が公開されており、これらはそれぞれ参照することにより、ここに前文を記述したものとして、あらゆる目的のために、その全体をここに組み込む。 最近、MC4−Rに対する拮抗物質活性を示す各種化合物が開示されているが、MC4−Rが関係する病気や病的状態の処置に使用可能な新規化合物および医薬組成物に対する要求は依然として存在している。 さらに、望ましい薬理学的性質を有する化合物、たとえば患者に投与する場合、生体蓄積性が少ない化合物に対する要求も依然として存在している。 (発明の概要)
1はCR 4およびNからなる群から選択され、
2はCR 5およびNからなる群から選択され、
3はCR 6およびNからなる群から選択され、
1は置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択され、
4 、R 5およびR 6はそれぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、およびヘテロアリールアミノカルボニル基からなる群から選択され、
1'は、Hおよび置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基からなる群から選択される少なくとも一つの基で置換され、
2'は、Hおよび置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基からなる群から選択され、
1'およびR 2'の少なくとも一方は置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基であり、
3'は、Hおよび置換および非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、およびシクロアルキルアルキル基からなる群から選択され、
4'は、Hおよび置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル基、およびヘテロアリールアルキル基からなる群から選択される)で表される化合物が提供される。 本発明は、本発明の第2の実施態様によって、式IA、IBまたはIC 本発明によれば、さらに、式IA、IB、およびICで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、またはそれらの溶媒和物が提供される。 本発明は、いくつかの実施例において、式IA、IB、およびICで表され、かつこれらの式のWが式IIAで表される化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、化合物は式IAで表される。 本発明は、さらに、式IA、IB、およびICで表され、かつこれらの式のR 1'およびR 2'の少なくとも一方が、たとえばピロリジニルメチル基またはピロジニルエチル基のようなピロリジニルアルキル基である化合物を提供する。 本発明は、さらに、式IAおよびICで表され、かつこれらの式のR 3がHである化合物を提供する。 本発明は、さらに、式IA、IB、およびICで表され、かつこれらの式のZ 1がCR 4基であり、Z 2がCR 5基であり、Z 3がCR 6基である化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、Z 4 、Z 5 、またはZ 6の少なくとも一つはFである。 本発明は、さらに、式IA、IB、およびICで表され、かつこれらの式のZ 1 、Z 2 、またはZ 3の少なくとも一つがNである化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、Z 1はNである。 別のそのような実施例ではZ 2はNである。 本発明は、さらに、式IA、IB、およびICで表され、かつこれらの式のR 3'が置換および非置換シクロアルキル基、多環シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基およびアリール基からなる群から選択される化合物を提供する。 式IA、IB、およびICで表され化合物の別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のさらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 本発明は、さらに別の実施形態において、式IA、IB、およびICで表される化合物であって、かつR 1が置換または非置換のアルケニル基、たとえば、置換もしくは非置換アリル基または置換もしくは非置換ビニル基である化合物を提供する。 本発明は、さらに別の実施形態において、式IAおよびICで表される化合物であって、かつR 3が置換または非置換アルケニル基、たとえば、置換もしくは非置換アリル基または置換もしくは非置換ビニル基である化合物を提供する。 本発明は、いくつかの実施形態において、R 3が置換または非置換ヘテロアリ−ル基、ヘテロシクリル基、アルキルアミノ基、またはシクロアルキルアミノ基である化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、置換および非置換2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、ピラジン基、モルホリニル基、ピペラジニル基、およびシクロプロピルアミノ基から選択される。 本発明は、さらに別の実施態様によれば、式VA、VB
1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリ−ル基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択され、
3は、置換または非置換アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基、から選択され、
4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、およびアルキル基から選択され、
1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、置換または非置換ヘテロシクリル基を形成し、
3'は、置換または非置換シクロアルキル基から選択される)で表される化合物、および両者の混合物を提供する。 本発明は、さらに別の実施態様によれば、式VIA、VIB
1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリ−ル基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択され、
3は、H、または置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、アミノシクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択され、
4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、およびアルキル基から選択され、
3'は、H、または置換または非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基から選択され、
本発明は、さらに別の実施態様において、式VIIA、VIIB
1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリ−ル基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択され、
3は、H、または置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、アミノシクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択され、
4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN、NO2、および置換および非置換アルコキシ基、およびアルキル基から選択され、
3'はH、または置換または非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基から選択され、
1'は、置換または非置換アルキル基から選択され、
2' 、R 4' 、R 5'は、それぞれ独立して、H、または置換または非置換アルキル基から選択され、
6'は、置換または非置換アルキル基から選択され、またはR 5'およびR 6'は互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基を形成し、
7'は、CNまたは、置換または非置換アルキル基、アリール基、もしくはアリールアルキル基から選択される)で表される構造から選択される)で表される化合物、および両者の混合物を提供する。 本発明によって提供される化合物には、さらにVA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、またはそれらの溶媒和物が含まれる。 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物(式中、R 4 、R 5 、およびR 6が、すべてHである)を提供する。 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物(式中、R 3'が、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される)を提供する。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物(式中、R 3'は、置換または非置換多環シクロアルキル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3'は、式IIで表される置換または非置換多環シクロアルキル基である化合物を提供する。 1は、置換または非置換アリールアルキル基、たとえば置換または非置換フェニルエチル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換フェニルエチル基、たとえば4−置換フェニルエチル基または2,4−二置換フェニルエチル基である。 いくつかの実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、および(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、から選択される。 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物(式中、R 3は、置換もしくは非置換ヘテロシクリル基または置換もしくは非置換ヘテロアリール基から選択される)を提供する。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアジル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は下記構造式 式VIIA、およびVIIBで表される化合物の別の実施例において、R 3は下記構造式 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、およびVIB、で表される化合物を提供し、式中、R 3は置換または非置換アリール基またはシクロアルキル基から選択される。 たとえば、いくつかの実施例において、R 3は下記構造式 本発明は、さらに、式VIIAおよびVIIBで表される化合物(式中、R 3は置換または非置換アリール基、シクロアルキル基、またはアミノシクロアルキル基から選択される)を提供する。 たとえば、いくつかの実施例において、R 3は下記構造式 本発明は、さらに、式VA、VB、VIA、VIB、VIIA、およびVIIBで表される化合物(式中、R 3は、置換もしくは非置換ヘテロシクリルアルキル基またはシクロアルキルアミノ基から選択される)を提供する。 たとえば、いくつかの実施例において、R 3は、たとえば置換または非置換シクロプロピルアミノ基; 置換または非置換ピペラジニルアルキル基、たとえばピペラジニルメチル基もしくはN−メチルピペラジニルメチル基; またはピペリジニルアルキル基、たとえばピペリジニルメチル基もしくはピペリジニルエチル基などの基から選択される。 本発明は、さらに、式VAおよびVBで表される化合物を供給する。 式中、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、置換または非置換ピペラジニル基を形成する。 いくつかのそのような実施例において、R 1'とR 2'は互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、少なくとも一つの基がフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、またはトリフルオロメチル基から選択される基で置換されたピペラジニル基を形成する。 別の実施例において、R 1'およびR 2'は互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になってピペラジニル基を形成する。 この基は少なくとも一つのカルボニル基で置換されたピペラジノンである。 ピペラジノンは、追加的に置換されてもよい。 いくつかのそのような実施例において、R 1'およびR 2'は互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、次式で表されるピペラジノンを形成する。 ピペラジノンはさらに置換されてもよい。 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、次式で表されるピペラジノンを形成し、VIAおよびVIBで表される化合物のいくつかの実施例において、Zは次式で表されるピペラジノンである。 1'およびR 2'は互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、次式で表されるピペラジノンを形成するか、またはZが次式で表されるピペラジノンである。 1'とR 2'とは、互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、次式で表されるピペラジノンを形成する。 本発明の別の実施態様によって、組成物、たとえば即時発明による化合物と製薬的に許容される担体とを含む処方薬または薬剤も提供されている。 本発明は、さらに、MC4−Rが関係する病気の処置に使用する医薬または医薬調剤の調製における本発明の化合物の使用方法も提供する。 いくつかの実施例におけるそのような病気は肥満症またはII型糖尿病である。 本発明の別の実施態様によって、MC4−Rが関係する病気の処置を必要とする患者に、即時発明の化合物または組成物を投与することを含む処置方法が提供されている。 いくつかのそのような実施例において、本発明の化合物は、患者の組織および細胞質における生体蓄積性が低い。 一つの実施例において、即時発明の上記方法によって処置すべき病気は肥満症またはII型糖尿病である。 一つの実施例において、本発明の化合物または組成物は、鼻を通じて投与される。 一つの実施例において、本発明の化合物または組成物は、ヒトの患者に投与される。 本発明の別の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明によって明らかになろう。 ただ、当業者であれば、ここに記述する詳細な説明によって、本発明の精神と範囲の中で様々な変更や改変が可能であることは明白であるため、本願では本発明の好ましい実施例を挙げつつも、詳細な説明および特定実施例は、図解によってのみ行われることを理解しなければならない。 (発明の詳細な説明) 本明細書では一貫して、以下に挙げる定義を使用する。 アルキル基は、炭素原子が1個ないし約8個の直鎖または分枝アルキル基である。 直鎖アルキル基は、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、およびオクチル基などである。 分枝アルキル基は、たとえばイソプロピル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソペンチル基などである。 代表的な置換アルキル基は、たとえばアミノ基、チオ基、アルコキシ基、またはハロゲン基、たとえばF、Cl、Br、I基で1回以上置換されてもよい。 シクロアルキル基は、たとえばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、およびシクロオクチル基などの環状アルキル基である。 シクロアルキル基には上で定義した直鎖または分枝アルキル基で置換された環、そしてさらにデカニル基、テトラヒドロナフチル基、およびインダニル基などの縮合環を含む他の環で置換されたシクロアルキル基も含まれる。 さらにノルボルニル基、アダマンチル基、ボルニル基、カンフェニル基、イソカンフェニル基、およびカレニル基などもシクロアルキル基に含まれる。 代表的な置換シクロアルキル基としては、1個以上の置換基で置換されたシクロアルキル基、たとえば2,2−、2,3−、2,4−、2,5−または2,6−二置換シクロアルキル基や、一、二または三置換ノルボニル基やシクロヘプチル基などを挙げることができ、これらの基は、たとえばアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、チオ基、シアノ基、またはハロゲン基で置換されてもよい。 アルケニル基は、炭素原子が2個ないし約8個の炭素原子を有し、かつ少なくとも1個の二重結合を含む直鎖、分枝、または環状低級アルキル基であって、たとえばビニル基、プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、イソブテニル基、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキサジエニル基、ブタジエニル基、ペンタジエニル基、およびヘキサジエニル基などを挙げることができる。 アルキニル基は、炭素原子が2個ないし約8個の炭素原子を有し、かつ少なくとも1個の三重結合を含む直鎖または分枝低級アルキル基であって、たとえばエチニル基やプロペニル基などを挙げることができる。 アリール基は、ヘテロ原子を含まない環状芳香族炭化水素である。 アリール基は、たとえばフェニル基、アズレン基、ヘプタレン基、ビフェニレン基、インダセン基、フルオレン基、フェナントレン基、トリフェニレン基、ピレン基、ナフタセン基、クリセン基、ビフェニレン基、アントラセン基、およびナフテニル基などである。 「アリール基」という語句には、縮合環を含む基、たとえば縮合芳香族脂肪族環系は含まれるが、環構成員の一つに他の基、たとえばアルキル基またはハロゲン基を有するアリール基は含まれない。 それに対して、たとえばトリル基などは置換アリール基と呼ばれる。 代表的な置換アリール基は、一置換または多置換されてもよく、たとえばアミノ基、アルコキシ基、アルキル基、シアノ基またはハロゲン基などの基で、たとえば2−、3−、4−、5−または6−置換されたフェニル基またはベンジル基などである。 シクロアルキルアルキル基は、上で定義したアルキル基において、アルキル基の水素または炭素結合が、上で定義したシクロアルキル基との結合で置換されたアルキル基である。 アリールアルキル基は、上で定義したアルキル基において、アルキル基の水素または炭素結合が、上で定義したアリール基との結合で置換されたアルキル基である。 ヘテロシクリル基は、三員環以上の非芳香族環化合物であって、環構成員の一つ以上がヘテロ原子、たとえばN、OおよびSなどである非芳香族環化合物である。 「ヘテロシクリル基」という語句には縮合環が含まれ、その中には、化学種縮合芳香族基と非芳香族基とを含む縮合環化学種が含まれる。 この語句には、ヘテロ原子を含む多環環系、たとえばキヌクリジルなども含まれる。 しかしこの語句には、環構成員の一つに他の基、たとえばアルキル基またはハロゲン原子などが結合したヘテロシクリル基は含まれない。 そのような基は、むしろ「置換ヘテロシクリル基」と呼ばれる。 ヘテロシクリル基は、たとえばピペラジノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、およびホモピペラジノ基などである。 代表的な置換ヘテロシクリル基は、一置換または多置換されてもよく、たとえばアミノ基、アルコキシ基、アルキル基、シアノ基またはハロゲン基などの基で、たとえば2−、3−、4−、5−または6−置換または二置換されたモルホリノ基またはピペラジノ基などである。 ヘテロアリール基は、三員環以上の芳香族環化合物であって、環構成員の一つ以上がヘテロ原子、たとえばN、OおよびSなどである、芳香族環化合物である。 ヘテロアリール基は、たとえばフラン、チオフェン、ピロール、イソピロール、ジアゾール、イミダゾール、イソイミダゾール、トリアゾール、ジチオール、オキサチオール、イソオキサゾール、オキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ジオキサゾール、オキサチアゾール、ピラン、ジオキシン、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、トリアジン、オキサジン、イソオキサジン、オキサチアジン、アゼピンオキセピンチエピン、ジアゼピン、ベンゾフラン、およびイソベンゾフランなどである。 「ヘテロアリール基」という語句は縮合環化合物を含んでいるが、環構成員の一つに他の基、たとえばアルキル基が結合したヘテロアリール基は含まない。 このような置換を持つヘテロアリール基は、むしろ「置換ヘテロアリール基」と呼ばれる。 代表的なヘテロアリール基は、たとえばアミノ基、アルコキシ基、アルキル基、シアノ基またはハロゲン基などの基で一置換または多置換されてもよい。 ヘテロシクリルアルキル基は、上で定義したアルキル基において、アルキル基の水素または炭素結合が、上で定義したヘテロシクリル基との結合で置換されたアルキル基である。 ヘテロアリールアルキル基は、上で定義したアルキル基において、アルキル基の水素または炭素結合が、上で定義したヘテロアリール基との結合で置換されたアルキル基である。 アミノカルボニル基は、式RR'NC(O)−で表される基であって、式中、RまたはR'は同じあっても違っていてもよく、それぞれ独立して、H、または上で定義した置換または非置換アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、またはヘテロアリール基から選択される。 一般に、「置換された」という表現は、上で定義した基において、そこに含まれる1個以上の水素原子との結合が、水素および炭素以外の原子、たとえばF、Cl、Br、およびIなどのハロゲン原子、たとえばヒドロキシル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、およびエステル基などの基の酸素原子、チオール基、アルキルスルフィドおよびアリールするフィド基、スルホン基、スルホニル基、およびスルホキシド基などの基の硫黄原子、アミン、アミド、アルキルアミン、ジアルキルアミン、アリールアミン、アルキルアリールアミン、ジアリールアミン、N−オキシド、イミド、およびエナミンなどの基の窒素原子、トリアルキルシリル基、ジアルキルアリールシリル基、アルキルジアリールシリル基、およびトリアリールシリル基などの基の中のケイ素原子など、様々な基の中のヘテロ原子との結合で置換された基を意味する。 同様に、置換アルキル基および置換シクロアルキル基などには、炭素原子または水素原子との1個以上の結合が、たとえばカルボニル基、カルボキシル基、およびエステル基の酸素原子、イミン、オキシム、ヒドラゾンおよびニトリルの窒素原子のようなヘテロ原子との結合で置換された基が含まれる。 同様に、置換シクロアルキル、置換アリール、置換ヘテロシクリル、および置換ヘテロアリールには、水素原子との結合が炭素原子との結合に置換された環および縮合環系が含まれる。 したがって、置換シクロアルキル基、置換アリール基、置換ヘテロシクリル基、および置換ヘテロアリール基は、上で定義したアルキル基で置換されてもよい。 薬学的に受容可能な塩には、無機塩基、有機塩基、無機酸、または塩基性もしくは酸性アミノ酸との塩が含まれる。 本発明は、無機塩基の塩として、たとえばナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属、カルシウムおよびマグネシウム、またはアルミニウムなどのアルカリ土類金属、およびアンモニアを含む。 本発明は、有機塩基の塩として、たとばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンを含む。 本発明は、無機酸の塩として、たとえば、塩酸、ホウ酸、硝酸、硫酸、およびリン酸を含む。 本発明は、有機酸の塩として、たとえばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、およびp−トルエンスルホン酸を含む。 本発明は、塩基性アミノ酸として、たとえばアルギニン、リシン、およびオルニチンを含む。 酸性アミノ酸には、たとえばアスパラギン酸およびグルタミン酸が含まれる。 ヒドロキシル基、アミノ基、およびスルフヒドリル基に対する「保護された」という用語は、当業者によく知られた保護基によってこれらの官能基を望ましくない反応から保護された形を意味する。 保護されたこれらの形は、たとえばProtective Groups in Organic Synthesis、Greene,T. W. ;Wuts,P. G. M. ,John Wiley & Sons,New York,N. Y. (第3版、1999年)に記載されており、この書籍に記載された方法を使って保護基を導入し除去することができる。 保護されたヒドロキシル基の例として、ヒドロキシル基にt−ブチルジメチルクロロシラン、トリメチルクロロシラン、トリイソプロピルクロロシラン、トリエチルクロロシランなどの試薬を反応させて得られるシリルエステル;置換メチルエーテルおよびエチルエーテル、たとえばメトキシメチルエーテル、メチルチオメチルエーテル、ベンジルオキシメチルエーテル、t−ブトキシメチルエーテル、2−メトキシエトキシメチルエーテル、テトラヒドロピラニルエーテル類、1−エトキシエチルエーテル、アリルエーテル、ベンジルエーテルなど;エステル、たとえばベンゾイルフォーメート、フォーメート、アセテート、トリクロロアセテート、およびトリフルオロアセテートを挙げることができる。 保護されたアミノ基の例として、アミド、たとえばホルマミド、アセタミド、トリフルオロアセタミド、およびベンザミド; イミド、たとえばフタルイミドおよびジチオスクシンイミド; およびその他、を挙げることができる。 保護されたスルフヒドリル基の例として、チオエーテル、たとえばS−ベンジルチオエーテルおよびS−4−ピコリルチオエーテル; 置換S−メチル誘導体、たとえばヘキチオアセタール、ジチオアセタールおよびアミノチオアセタール; およびその他、を挙げることができる。 本発明の中で使用されるプロドラッグとして、in vivoでの酵素反応または非酵素反応による代謝生体反応を受けて本発明の化合物を生成する、本発明化合物のプロドラッグ誘導体を挙げることができる。 プロドラッグは、製薬的または生物学的性質、たとえば溶解性、融点、安定性および関連する物理化学的性質、吸収、薬力学およびその他の薬物送達に関係する性質の改善に使用することができる。 本発明は、分子が小さく、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬を提供する。 本発明は、その実施態様の一つによれば、式IA、IB、およびICで表される第1および第2グループの化合物を提供する。 さらに、本発明の化合物には、式IA、IB、およびICで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、またはそれらの溶媒和物が含まれる。 式IA、IB、およびICで表される化合物は下記の構造を有する。 1は、CR 4およびNからなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、Z 1はCR 4基であり、別の実施例において、Z 1はNである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、Z 2は、CR 5およびNからなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、Z 2はCR 5基であり、別の実施例において、Z 2はNである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、Z 3は、CR 6およびNからなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、Z 3はCR 6基であり、別の実施例において、Z 3はNである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、Z 1はCR 4基、Z 2はCR 5基、およびZ 3はCR 6基である。 このように、式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、Z 1 、Z 2 、およびZ 3を含む環は、炭素環系芳香環であってもよい。 式IA、IB、およびICで表される化合物において、Z 1がCR 4基、Z 2がCR 5基、そしてZ 3がCR 6基であるいくつかの実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つは、ハロゲン、たとえばClまたはFである。 別のそのような実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つはFである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループのいくつかの実施例において、Z 1 、Z 2 、またはZ 3の少なくとも一つはNである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリ−ル基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、R 1は、置換フェネチル基、たとえば2,4−二置換フェニルエチル基または4−置換フェニルエチル基である。 式IA、IB、およびICで表される化合物の別の実施例において、R 1は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のさらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 1は、置換または非置換アルケニル基、たとえば置換または非置換アリル基または置換または非置換ビニル基である。 式IBで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 2は、H、および置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルキルカルボニル基、およびアリールカルボニル基からなる群から選択される。 式IBで表される化合物のいくつかの実施例において、R 2はHである。 式IAおよびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 3は、H、および置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物のいくつかの実施例において、R 3はHである。 さらに別の実施例において、本発明は、式IAおよびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 3が、置換または非置換アルケニル基、たとえば置換または非置換アリル基または置換または非置換ビニル基である化合物を提供する。 いくつかの実施例において、本発明は、R 3が置換または非置換ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アルキルアミノ基、またはシクロアルキルアミノ基である化合物を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、置換および非置換2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、ピラジン、モルホリニル基、ピペラジニル基、およびシクロプロピルアミノ基から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、およびヘテロアリールアミノカルボニル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のいくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はFであり、式IA、IB、およびICで表される化合物の別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はすべてHである。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、Wは、式IIAまたはIIBで表される下記構造の基である。 1'は、Hまたは、置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基から選択され、R 2'は、Hまたは、置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 1'およびR 2'の少なくとも一方は、ヘテロシクリルアルキル基、たとえば置換または非置換ピロリジニルメチル基またはピロリジニルエチル基などである。 いくつかのそのような実施例において、化合物は式IAまたはICで表され、Wは式IIAで表される基である。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第2グループにおいて、R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成する。 そのヘテロ環は、置換および非置換アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH2基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル)2基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、およびアルキルチオアルキル基からなる群から選択される少なくとも一つの基で置換される。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロ環はピペラジン環であり、また別のそのような実施例において、ヘテロ環はピペリジンである。 いくつかのそのような実施例において、ピペラジン環またはピペリジン環は、フェニルアルキル基、、置換または非置換フェニル基、−アルキルSCH3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、およびテトラヒドロフラニルアルキル基からなる群から選択される基で置換される。 式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループおよび第2グループにおいて、R 3'は、Hおよび置換および非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、およびシクロアルキルアルキル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物の一つの実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロアルキル基、多環シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、およびアリール基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のさらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物のさらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 挙げた例によって限定されるものではないが、フッ素を含む好適なR 3'シクロアルキル基、シクロヘキシル基、および多環シクロアルキル基は、たとえば下記の構造を有する。 4'は、Hおよび、置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、およびヘテロアリールアルキル基からなる群から選択される。 式IA、IB、およびICで表される化合物の一つの実施例において、R 4'はHである。 式IAで表される化合物の第1グループおよび第2グループの一つの実施例において、式IAで表される化合物は、下記構造式IIIA、IIIB、IIIC、IIID、IIIE、IIIF、およびIIIGで表される化合物からなる群から選択される。 式中、R 1 、W、R 1' 、R 2' 、R 3' 、およびR 4'の意味は、式IA、IB、およびICで表される化合物および様々な実施例に関して、上で説明した意味と同一である。 1 、W、R 1' 、R 2' 、R 3' 、およびR4'は、式IA、IB、およびICで表される化合物に関して、上で定義した内容と同一である。 式IAおよびICで表される化合物は下記の構造を有する。 1は、CR 4基およびNからなる群から選択される。 式IAおよびICで表される第2の化合物のいくつかの実施例において、Z 1はCR 4基であり、別の実施例において、Z 1はNである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、Z 2は、CR 5基およびNからなる群から選択される。 式IAおよびICで表される第2の化合物のいくつかの実施例において、Z 2はCR 5基であり、別の実施例において、Z 2はNである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、Z 3は、CR 6基およびNからなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第2のグループのいくつかの実施例において、Z 3はCR 6基であり、別の実施例において、Z 3はNである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、Z 1はCR 4基、Z 2はCR 5基、そしてZ 3はCR 6基である。 このように、Z 1 、Z 2 、およびZ 3を含む環は炭素環系芳香環であってもよい。 Z 1がCR 4基、Z 2がCR 5基、そしてZ 3がCR 6基である式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つはハロゲン、たとえばCl、Fである。 別のそのような実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つはFである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、Z 1 、Z 2 、またはZ 3の少なくとも一つはNである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 1は、H、置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 1は、2,4−二置換フェニルエチル基である。 さらに別の実施例において、R 1は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 別の実施例において、R 1は、Hかまたは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHであり、別のそのような実施例において、R 1はメチル基、エチル基、またはプロピル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はメチル基である。 さらに別の実施例において、本発明は、式IAおよびICで表される化合物(式中、R 1は、置換もしくは非置換アリル基、または置換もしくは非置換ビニル基である)を提供する。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 3は、置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アリールオキシアルキル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキル基、および−C(=NH)−ヘテロシクリル基からなる群、および式−LR 7の群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 3は、2,4−二置換フェニルエチル基である。 別の実施例において、R3は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 3は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、および置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 3はこのパラグラフに記載されているいずれの意味も有し、R 1はHか、または置換もしくは非置換アルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHである。 分子が小さく、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施態様において、本発明は、さらに、式IAおよびICで表される化合物(式中、R 3は、置換または非置換アルキル基、たとえば置換もしくは非置換アリールオキシアルキル基、または置換もしくは非置換ヘテロアリールオキシアルキル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は置換または非置換アリールオキシメチル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、−CH2−O−アリール基からなる群から選択され、アリール基は1個以上のハロゲン基、たとえば1個以上のClまたはFで置換されたアリール基である。 いくつかのそのような実施例において、アリール基は、追加的にアルコキシ基、たとえばメトキシ基またはエトキシ基で置換される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 3は−CH2−O−アリール基であり、アリール基は、2,4−ジフルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、および2−クロロ−4−メトキシフェニル基からなる群から選択される。 別の実施例において、R 3はヘテロシクリルアルキル基である。 式IAおよびICで表される化合物のいくつかの別の実施例において、R 3は置換または非置換アリールアルコキシアルキル基またはヘテロアリールアルコキシアルキル基である。 さらに、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第3グループおよび第4グループの化合物の発明のいくつかの実施態様において、本発明は、式IAおよびICで表される化合物(式中、R 3は、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は置換または非置換ヘテロシクリルメチル基である。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロシクリル基は、置換および非置換1H−テトラゾール、ピペラジン、ピペリジン、イミダゾール、およびモルホリン基からなる群から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、−CH2−ヘテロシクリル基であり、ヘテロシクリル基は、1H−テトラゾール、イミダゾール、N−メチルピペラジン、4−ヒドロキシピペリジン、3−ヒドロキシピペリジン、またはモルホリン基である。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのさらに別の実施例において、R 3はヘテロシクリル基である。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ピペラジニル基、たとえばN−メチルピペラジニル基、置換または非置換ピリジン基、置換または非置換テトラゾール基、置換または非置換シクロアルキル基、たとえば4−メチルシクロヘキシル基、または置換または非置換フェニル基である。 さらに別の実施例において、R 3は、アルコキシアルキル基、たとえばメトキシアルキル基またはエトキシアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、アルコキシアルキル基、たとえばアルコキシメチル基、たとえばメトキシメチル基である。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの別の実施例において、R 3は、置換または非置換アルケニル基、たとえば置換または非置換アリル基または置換または非置換ビニル基である。 いくつかの実施例において、本発明は、R 3が置換または非置換ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アルキルアミノ基、またはシクロアルキルアミノ基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、置換または非置換2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、ピラジン基、モルホリニル基、ピペラジニル基、およびシクロプロピルアミノ基から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 1は、アリールアルキル基、たとえばR 3について上で述べたアリールアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換または非置換フェニルエチル基であり、R 3は、アルキル基、たとえばメチル基である。 別の実施例において、R 1は、アルキル基、たとえばメチル基であり、R 3は、置換アリールオキシアルキル基、フェニルアミノアルキル基、またはR 7が式IICで表される−LR 7基から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、およびヘテロアリールアミノカルボニル基からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループのいくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6は、Hまたはハロゲン、たとえばClもしくはFから選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループの別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6の少なくとも一つはFであり、それに対して、式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループの別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はすべてHである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、Wは下記構造式IIAまたはIIBで表される基である。 1は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基から選択され、R 2は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 1'およびR 2'の少なくとも一方は、ヘテロシクリルアルキル基、たとえば置換または非置換ピロリジニルメチル基またはピロリジニルエチル基などである。 いくつかのそのような実施例において、WはIIAで表される基である。 式IAおよびICで表される化合物の第4グループにおいて、R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成する。 そのヘテロ環は、置換および非置換アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH2基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル)2基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、およびアルキルチオアルキル基からなる群から選択される少なくとも一つの基で置換される。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロ環はピペラジン環であり、また別のそのような実施例において、ヘテロ環はピペリジンである。 いくつかのそのような実施例において、ピペラジン環またはピペリジン環は、フェニルアルキル基、、置換または非置換フェニル基、−アルキルSCH3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、およびテトラヒドロフラニルアルキル基からなる群から選択される基で置換される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 3'は、Hおよび置換および非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、およびシクロアルキルアルキル基からなる群から選択される。 一つの実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロアルキル基、多環シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、およびアリール基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 4'は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基から選択される。 一つの実施例において、R 4'はHである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、Lは共有結合、−CH2−、−O−、−S−、および−NH−からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 7は、置換および非置換アリールアミノアルキル基、アリール基およびアリールオキシアルキル基からなる群から選択されるか、または式IICで表される基から選択される。 9からなる群から選択される。 式中、R 9は。 いくつかの実施例において、YはNR 9基であり、いくつかのそのような実施例において、mは1である。 いくつかのそのような実施例において、R 9はアルキル基、たとえばメチル基かまたはHである。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、R 8は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボン酸、ならびに置換または非置換アルキル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルアミノアルキル基、ヘテロシクリル基、アルコキシ基、カルボニル基、およびアミノカルボニル基からなる群から選択される。 式IAおよびICで表される化合物の第3グループおよび第4グループにおいて、mは0,1,および2からなる群から選択される整数。 いくつかの実施例において、mは1である。 本発明は、分子が小さく、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第5グループおよび第6グループを提供する。 たとえば、本発明は、その実施態様の一つによれば、式IDで表される化合物の第5および第6グループを提供する。 さらに、本発明の化合物には、式IDで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、またはそれらの溶媒和物が含まれる。 式IDで表される化合物は下記の構造を有する。 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つは、ハロゲン、たとえばCl、Fである。 別のそのような実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つはFである。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 1は、H、置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、2,4−二置換フェニルエチル基である。 別の実施例において、R 1は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 1は、Hかまたは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHであり、別のそのような実施例において、R 1はメチル基、エチル基、またはプロピル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はメチル基である。 さらに別の実施例において、本発明は、式IDで表される化合物(式中、R 1が、置換または非置換アルケニル基、たとえば、置換もしくは非置換アリル基、または置換もしくは非置換ビニル基である)を提供する。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 2およびR 3は、置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アリールオキシアルキル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキル基、および−C(=NH)−ヘテロシクリル基からなる群、および式−LR 7の群から、それぞれ独立して択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 2は、−Hまたは置換もしくは非置換アルキル基である。 いくつかの実施例において、R 3は、2,4−二置換フェニルエチル基である。 別の実施例において、R 3は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 3は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、および置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 3はこのパラグラフに記載されているいずれの意味も有し、かつR 1またはR 2は、Hかまたは置換もしくは非置換アルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHである。 別のそのような実施例において、R 2はHである。 分子が小さく、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第5グループおよび第6グループの本発明のいくつかの実施態様において、本発明は、さらに、式IDで表される化合物(式中、R 3は、置換または非置換アルキル基、たとえば置換もしくは非置換アリールオキシアルキル基、または置換もしくは非置換ヘテロアリールオキシアルキル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は置換または非置換アリールオキシメチル基である。 いくつかの別のそのような実施例において、R 3は、−CH2−O−アリール基からなる群から選択され、アリール基は1個以上のハロゲン基、たとえば1個以上のClまたはFで置換されたアリール基である。 いくつかのそのような実施例において、アリール基は、追加的にアルコキシ基、たとえばメトキシ基またはエトキシ基で置換される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 3は−CH2−O−アリール基であり、アリール基は、2,4−ジフルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、および2−クロロ−4−メトキシフェニル基からなる群から選択される。 別の実施例において、R 3はヘテロシクリルアルキル基である。 いくつかの別の実施例において、R 3は置換または非置換アリールアルコキシアルキル基またはヘテロアリールアルコキシアルキル基である。 強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第5グループおよび第6グループの化合物の発明のいくつかの実施態様において、本発明は、さらに、式IDで表される化合物(式中、R 3は、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基である)を提供する。 いくつかのそのような実施例において、R 3は置換または非置換ヘテロシクリルメチル基である。 さらに別のそのような実施例において、ヘテロシクリル基は、置換および非置換1H−テトラゾール、ピペラジン、ピペリジン、イミダゾール、およびモルホリン基からなる群から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、−CH2−ヘテロシクリル基であり、ヘテロシクリル基は、1H−テトラゾール、イミダゾール、N−メチルピペラジン、4−ヒドロキシピペリジン、3−ヒドロキシピペリジン、またはモルホリン基である。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのさらに別の実施例において、R 3はヘテロシクリル基である。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ピペラジニル基、たとえばN−メチルピペラジニル基、置換または非置換ピリジン基、置換または非置換テトラゾール基、置換または非置換シクロアルキル基、たとえば4−メチルシクロヘキシル基、または置換または非置換フェニル基である。 さらに別の実施例において、R 3は、アルコキシアルキル基、たとえばメトキシアルキル基あるいはエトキシアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、アルコキシアルキル基、たとえばアルコキシメチル基、たとえばメトキシメチル基である。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの別の実施例において、R 3は、置換または非置換アルケニル基、たとえば置換または非置換アリル基または置換または非置換ビニル基である。 いくつかの実施例において、本発明は、R 3が置換または非置換ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アルキルアミノ基、またはシクロアルキルアミノ基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、置換または非置換2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、ピラジン基、モルホリニル基、ピペラジニル基、およびシクロプロピルアミノ基から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 1は、アリールアルキル基、たとえばR 3について上で述べたアリールアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換または非置換フェニルエチル基であり、R 3は、アルキル基、たとえばメチル基である。 化合物の第5グループおよび第6グループの別の実施例において、R 1はアルキル基、たとえばメチル基、R 3は、置換アリールオキシアルキル基、フェニルアミノアルキル基、または−LR 7基においてR 7は、式IICの基である基から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、およびヘテロアリールアミノカルボニル基からなる群から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループのいくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6は、Hまたはハロゲン、たとえばClもしくはFから選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループの別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6の少なくとも一つはFであり、それに対して別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6は、すべてHである。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、Wは下記構造式IIAまたはIIBで表される基である。 1'は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基から選択され、R 2'は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 1'およびR 2'の少なくとも一方は、ヘテロシクリルアルキル基、たとえば置換または非置換ピロリジニルメチル基またはピロリジニルエチル基などである。 いくつかのそのような実施例において、WはIIAで表される基である。 式IDで表される化合物の第6グループにおいて、R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成する。 そのヘテロ環は、置換および非置換アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH2基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル)2基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、およびアルキルチオアルキル基からなる群から選択される少なくとも一つの基で置換される。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロ環はピペラジン環であり、また別のそのような実施例において、ヘテロ環はピペリジンである。 いくつかのそのような実施例において、ピペラジン環またはピペリジン環は、フェニルアルキル基、、置換または非置換フェニル基、−アルキルSCH3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、およびテトラヒドロフラニルアルキル基からなる群から選択される基で置換される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、R 3'は、Hおよび置換および非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、およびシクロアルキルアルキル基からなる群から選択される。 一つの実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロアルキル基、多環シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、およびアリール基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 挙げた例によって限定されるものではないが、フッ素を含む好適なR 3'シクロアルキル基、シクロヘキシル基、および多環シクロアルキル基は、式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループに対して上で定義した構造を含むが、これらの構造に限定されるものではない。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、R 4'は、H、および、置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、およびヘテロアリールアルキル基からなる群から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループの一つの実施例において、R 4'はHである。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、Lは共有結合、−CH2−、−O−、−S−、および−NH−からなる群から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、R 7は、置換および非置換アリールアミノアルキル基、アリール基、およびアリールオキシアルキル基からなる群から選択されるか、または式IICで表される基から選択される。 9からなる群から選択される。 式中、R 9は・・・。 いくつかの実施例において、YはNR 9基であり、いくつかのそのような実施例において、mは1である。 いくつかのそのような実施例において、R 9はアルキル基、たとえばメチル基かまたはHである。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、R 8は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボン酸、ならびに置換または非置換アルキル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルアミノアルキル基、ヘテロシクリル基、アルコキシ基、カルボニル基、およびアミノカルボニル基からなる群から選択される。 式IDで表される化合物の第5グループおよび第6グループにおいて、mは0,1,および2からなる群から選択される整数。 いくつかの実施例において、mは1である。 本発明は、分子が小さく、強力かつ特異的な作用を示すMC4−R拮抗薬である化合物の第7グループおよび第8グループを提供する。 たとえば、本発明は、その実施態様の一つによれば、式IEで表される化合物の第7および第8グループを提供する。 さらに、本発明の化合物には、構造式式IEで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、またはそれらの溶媒和物のプロドラッグが含まれる。 式IEで表される化合物は、下記の構造を有する。 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つは、ハロゲン、たとえばCl、Fである。 別のそのような実施例において、R 4 、R 5 、またはR 6の少なくとも一つはFである。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループのいくつかの実施例において、R 1は、H、置換および非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、およびアルキル基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、2,4−二置換フェニルエチル基である。 別の実施例において、R 1は、2,4−ジハロフェニルエチル基および2,4−ジアルキルフェニルエチル基から選択される。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループのさらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基を含む群から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、Hかまたは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHであり、別のそのような実施例において、R 1はメチル基、エチル基、またはプロピル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はメチル基である。 さらに別の実施例において、本発明は、式IEで表される化合物において、R 1が、置換または非置換アルケニル基、たとえば、置換もしくは非置換アリル基、または置換もしくは非置換ビニル基である化合物を提供する。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループのいくつかの実施例において、R 1は、Hかまたは置換もしくは非置換アルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1はHである。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループにおいて、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、およびヘテロアリールアミノカルボニル基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6は、Hまたはハロゲン、たとえばClもしくはFから選択される。 別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6の少なくとも一つはFであり、それに対して別の実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6は、すべてHである。 式IEで表される化合物の第7ループおよび第8グループにおいて、Wは下記構造式IIAまたはIIBで表される基である。 1'は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基から選択され、R 2'は、H、または置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 1'およびR 2'の少なくとも一方は、ヘテロシクリルアルキル基、たとえば置換または非置換ピロリジニルメチル基またはピロリジニルエチル基などである。 いくつかのそのような実施例において、WはIIAで表される基である。 式IEで表される化合物の第8グループにおいて、R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成する。 そのヘテロ環は、置換および非置換アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH2基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル)2基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、およびアルキルチオアルキル基からなる群から選択される少なくとも一つの基で置換される。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロ環はピペラジン環であり、また別のそのような実施例において、ヘテロ環はピペリジンである。 いくつかのそのような実施例において、ピペラジン環またはピペリジン環は、フェニルアルキル基、置換または非置換フェニル基、−アルキルSCH3基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、およびテトラヒドロフラニルアルキル基からなる群から選択される基で置換される。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループにおいて、R 3'は、Hおよび置換および非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、およびシクロアルキルアルキル基からなる群から選択される。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループの一つの実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロアルキル基、多環シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、およびアリール基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループのさらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 挙げた例によって限定されるものではないが、フッ素を含む好適なR 3'シクロアルキル基、シクロヘキシル基、および多環シクロアルキル基は、式IA、IB、およびICで表される化合物の第1グループに対して上で定義した構造を含むが、これらの構造に限定されるものではない。 式IEで表される化合物の第7グループおよび第8グループにおいて、R 4'は、H、ならびに置換および非置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、およびヘテロアリールアルキル基から選択される。 一つの実施例において、R 4'はHである。 式IIAおよびIIBで表されるW基を有し、R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になってヘテロ環基を形成した本発明の化合物のいずれも、そのいくつかの実施例において、ヘテロ環基は、−CN基、−OH基、−CF3基、−CH2F基、−CHF2基、−CH2CN基、−CH2OH基、−CH2O−アルキル基、またはシクロアルキル基、たとえばシクロプロピル基で置換されている。 いくつかのそのような実施例において、ヘテロ環化合物は、ピペリジンまたはピペラジンである。 いくつかのそのような化合物において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ピペラジン環を形成し、グアニジン環の一部を構成しない、そのピペラジン環のN原子は、−CN基、−OH基、−CH2CN基、またはシクロアルキル基で置換されている。 R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成しているいくつかの化合物において、そのヘテロ環はスピロ中心を持つ二環系構造をとり、そのヘテロ環はスピロ環系の一部をなしている。 R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロ環を形成しているいくつかの化合物において、ヘテロ環は置換され、ヘテロ環炭素原子がカルボニル炭素であるか、またはヘテロ環炭素が硫黄で置換され、その硫黄に1個以上の酸素原子が結合している。 たとえば、いくつかの実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、環の炭素原子の一つがカルボニル炭素原子であるピペラジン環を形成する。 ピペラジン化合物はラクタムであるため、さらに、たとえばメチル基などのアルキル基で置換されてもよい。 本発明は、分子が小さく、強力かつ特異的に作用し、患者に投与した場合の生体蓄積が軽減されたMC4−R拮抗薬を提供する。 本発明は、その実施態様の一つによれば、式VAおよびVBで表される化合物を提供する。 さらに、本発明によって提供される化合物には式VAおよびVBで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、およびそれらの溶媒和物が含まれる。 式VAおよびVBで表される化合物は、下記の構造を有する。 1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、置換または非置換アリールアルキル基、たとえば置換または非置換フェニルエチル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換フェニルエチル基、たとえば4−置換フェニルエチル基、または2,4−二置換フェニルエチル基、たとえば4−ハロフェニルエチル基、2−ハロ−4−アルコキシフェニルエチル基、および2,4−ジハロフェニルエチル基である。 いくつかの実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、イントリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、および(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基から選択される。 式VAおよびVBで表される化合物において、R 3は、置換または非置換アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはシクロアルキルアミノ基から選択される。 式VAおよびVBで表され、R 3が、たとえば上記の意味を有する化合物は、これらの化合物を投与した被験者の血漿のt1/2値が低いことが証明しているように、生体蓄積性が低いことが明らかにされた。 一般的に言って、このような化合物は、血漿のCmax値の改善が見られるばかりでなく、脳のCmax値の改善も考えられる。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ヘテロシクリル基または置換または非置換ヘテロアリール基から選択される。 別の実施例において、R 3は置換または非置換ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、下記構造式で与えられるヘテロアリール基またはヘテロシクリル基から選択され、 3は、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基またはシクロアルキルアミノ基から選択される)を提供する。 たとえば、いくつかの実施例において、R3は、たとえば置換または非置換シクロプロピル基; 置換または非置換ピペラジニルアルキル基、たとえばピペラジニルメチル基またはN−メチルピペラジニルメチル基; またはピペリジニルアルキル基、たとえばピペリジニルメチル基またはピペリジニルエチル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換アリール基またはシクロアルキル基から選択することができる。 例として、たとえば下記構造式で表される化合物を挙げることができ、これらの化合物は追加的に置換されてもよい。 4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、I、F、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基、および置換および非置換アルコキシ基およびアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれHである。 式VAおよびVBで表される化合物において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、置換または非置換ヘテロ環基を形成する。 いくつかの実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、置換または飽和ヘテロ環基、ピペラジニル基、ピペリジニル基などを形成する。 いくつかの実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、置換または非置換ピペラジニル基を形成する。 いくつかの実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、またはトリフルオロメチル基から選択される少なくとも一つの基で置換されたピペラジニル基を形成する。 別の実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、少なくとも一つのカルボニル基で置換され、ピペラジニル基がピペラジノンであるようなピペラジニル基を形成し、そのピペラジノンは追加的に置換されてもよい。 いくつかのそのような実施例において、R 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、下記構造式で表されるピペラジノンを形成し、そのピペラジノンは追加的に置換されてもよい。 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、下記構造式で表されるピペラジノンを形成する。 1'とR 2'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、下記構造式で表されるピペラジノンを形成する。 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、下記構造式で表されるピペラジノンを形成した化合物を提供する。 1およびR 2が、たとえば上記の意味を有する化合物は、これらの化合物を投与した被験者の血漿のt1/2値が低いことが証明しているように、生体蓄積性が低いことが明らかにされた。 一般的に言って、このような化合物は、さらに血漿のCmax値の改善が見られるばかりでなく、脳のCmax値および大脳室内(icv)に対する効果の向上も考えられる。 式VAおよびVBで表される化合物の中には、一部の患者に対して16時間、30mpK(mg/kg)で摂食量(FI)の有意な低下も観察された。 R 1'とR 2'とが互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ピペラジン、特に遠位NH基の塩基性を低くしたピペラジンを形成した化合物は、生体蓄積性が低いという点で特に好適であることが明らかになった。 このような化合物の例は、上記の様々な実施例の中で明らかにされている。 式VAおよびVBで表され、式中のR 1'とR 2'とが、互いに連結して、モノフルオロアルキル基、ジフルオロアルキル基、および/またはトリフルオロアルキル基で置換されたピペラジンまたはピペラジノン、たとえばアルキルピペラジノンを形成した化合物は、生体蓄積性が低く、かつ優れた効果を示す化合物のほんのく一部の例である。 式VAおよびVBで表される化合物において、R 3'は、置換または非置換シクロアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は、置換または非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は置換または非置換多環シクロアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3'は、下記構造式IIIで表される置換または非置換多環シクロアルキル基である。 1は、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、置換または非置換アリールアルキル基、たとえば置換または非置換フェニルエチル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換フェニルエチル基、たとえば4−置換フェニルエチル基、または2,4−二置換フェニルエチル基、たとえば4−ハロフェニルエチル基、2−ハロ−4−アルコキシフェニルエチル基、および2,4−ジハロフェニルエチル基である。 いくつかの実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、イントリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、および(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基から選択される。 、さらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基から選択される。 式VIAおよびVIBで表される化合物において、R 3は、Hまたは、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択される。 式VIAおよびVIBで表され、かつR 3が、たとえば上記の意味を有する化合物は、これらの化合物を投与した被験者の血漿のt1/2値が低いことが証明しているように、生体蓄積性が低いことが明らかにされた。 一般的に言って、このような化合物は、血漿のCmax値の改善が見られるばかりでなく、脳のCmax値の改善も考えられる。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ヘテロシクリル基または置換または非置換ヘテロアリール基から選択される。 別の実施例において、R 3は置換または非置換ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、下記構造式で表されるヘテロアリール基またはヘテロシクリル基から選択され、これらの基は追加的に置換されてもよいし、置換されなくてもよい。 3は、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基またはシクリルアミノ基から選択される)を提供する。 たとえば、いくつかの実施例において、R 3は、たとえば置換または非置換シクロプロピル基; 置換または非置換ピペラジニルアルキル基、たとえばピペラジニルメチル基またはN−メチルピペラジニルメチル基; またはピペリジニルアルキル基、たとえばピペリジニルメチル基またはピペリジニルエチル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換アリール基またはシクロアルキル基から選択することができる。 例として、たとえば下記構造式で表される化合物を挙げることができ、これらの化合物は追加的に置換されてもよい。 4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、Br、OH、NH2、CN、NO2、および置換および非置換アルコキシ基およびアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれHである。 式VIAおよびVIBで表される化合物において、Zは下記構造式で表されるピペラジノンである。 ピペラジノンは追加的に置換されてもよい。 3が、たとえば上記の意味を有する化合物は、これらの化合物を投与した被験者の血漿のt1/2値が低いことが証明しているように、生体蓄積性が低いことが明らかにされた。 一般的に言って、このような化合物は、さらに血漿のCmax値の改善が見られるばかりでなく、脳のCmax値および大脳室内(icv)に対する効果の向上も考えられる。 式VIAおよびVIBで表される化合物の中には、一部の患者に対して16時間、30mpK(mg/kg)で摂食量(FI)の有意な低下も観察された。 式VIAおよびVIBで表される化合物は、生体蓄積性が低いという点で特に好適であることが明らかになった。 このような化合物の例は、上記の様々な実施例の中で明らかにされている。 式VIAおよびVIBで表される化合物において、R 3'は、Hまたは、置換または非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は、置換または非置換シクロアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は、置換または非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は置換または非置換多環シクロアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3'は、置換または非置換多環シクロアルキル基であり、下記構造式VIIIを有する。 本発明の一つの実施様態によれば、式VIIAおよびVIIBで表される化合物が提供される。 さらに、本発明によって提供される化合物には、式VIIAおよびVIIBで表される化合物のプロドラッグ、製薬的に許容されるそれらの塩類、それらの立体異性体、それらの互変異性体、それらの水和物、およびそれらの溶媒和物が含まれる。 式VIIAおよびVIIBで表される化合物は下記構造を有する。 1は、Hまたは、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 1は、置換または非置換アリールアルキル基、たとえば置換または非置換フェニルエチル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 1は、置換フェニルエチル基、たとえば4−置換フェニルエチル基、または2,4−二置換フェニルエチル基、たとえば4−ハロフェニルエチル基、2−ハロ−4−アルコキシフェニルエチル基、および2,4−ジハロフェニルエチル基である。 いくつかの実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、イントリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、および(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基から選択される。 さらに別の実施例において、R 1は、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4ーエチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヒドロキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(アリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(アリールアルコキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロアリールオキシメチル)エチル基、置換および非置換(ヘテロアリール)(ヘテロシクリルオキシメチル)エチル基から選択される。 式VIIAおよびVIIBで表される化合物において、R 3は、Hまたは、置換または非置換アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、アミノシクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基から選択される。 式VIIAおよびVIIBで表され、R 3が、たとえば上記の意味を有する化合物は、これらの化合物を投与した被験者の血漿のt1/2値が低いことが証明するように、生体蓄積性が低いことが明らかにされた。 一般的に言って、このような化合物は、血漿のCmax値の改善が見られるばかりでなく、脳のCmax値の改善も考えられる。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換ヘテロシクリル基または置換または非置換ヘテロアリール基から選択される。 別の実施例において、R 3は置換または非置換ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、R 3は、下記構造式で表されるヘテロアリール基またはヘテロシクリル基から選択され、これらの基は追加的に置換されてもよいし、置換されなくてもよい。 3は、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル基またはシクリルアミノ基から選択される)。 たとえば、いくつかの実施例において、R 3は、たとえば置換または非置換シクロプロピル基; 置換または非置換ピペラジニルアルキル基、たとえばピペラジニルメチル基またはN−メチルピペラジニルメチル基; またはピペリジニルアルキル基、たとえばピペリジニルメチル基またはピペリジニルエチル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3は、置換または非置換アリール基、シクロアルキル基、またはアミノシクロアルキル基から選択することができる。 例として、たとえば下記構造式で表される化合物を挙げることができ、これらの化合物は追加的に置換されてもよい。 4 、R 5 、およびR 6は、それぞれ独立して、H、Cl、Br、OH基、NH2基、CN基、NO2基および置換および非置換アルコキシ基およびアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれHである。 式VIIAおよび式VIIBの化合物において、Yは下記構造式 1'は、置換または非置換アルキル基から選択され; R 2' 、R 4' 、R 5'は、それぞれ独立してHまたは、置換または非置換アルキル基から選択され; R 6'は、置換または非置換アルキル基から選択されるか; またはR 5'とR 6'とは互いに連結し、両者が結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基を形成し; R 7'はCN基、または置換または非置換アルキル基、アリール基、またはアリールアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、Yは下記構造式で表される基から選択される。 式VIIAおよびVIIBで表される化合物において、R 3'は、Hまたは、置換または非置換アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は、置換または非置換シクロアルキル基から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は、置換または非置換シクロヘキシル基、2−アルキルシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルシクロヘキシル基、3−アルキルシクロヘキシル基、4−アルキルシクロヘキシル基、3,3,5−トリアルキルシクロヘキシル基、2−アミノシクロヘキシル基、3−アミノシクロヘキシル基、4−アミノシクロヘキシル基、2,3−ジアミノシクロヘキシル基、2,4−ジアミノシクロヘキシル基、3,4−ジアミノシクロヘキシル基、2,5−ジアミノシクロヘキシル基、2,6−ジアミノシクロヘキシル基、2,2−ジアミノシクロヘキシル基、2−アルコキシシクロヘキシル基、3−アルコキシシクロヘキシル基、4−アルコキシシクロヘキシル基、2,3−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、3,4−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,5−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,6−ジアルコキシシクロヘキシル基、2,2−ジアルコキシクロヘキシル基、2−アルキルチオシクロヘキシル基、3−アルキルチオシクロヘキシル基、4−アルキルチオシクロヘキシル基、2,3−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、3,4−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,5−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,6−ジアルキルチオシクロヘキシル基、2,2−ジアルキルチオシクロヘキシル基、フルオロシクロアルキル基、フルオロアルキルシクロアルキル基、トリフルオロメチルシクロアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニル基、シクロオクチル基、2−アリールシクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、2−アリールアルキルシクロヘキシル基、2−ベンジルシクロヘキシル基、4−フェニルシクロヘキシル基、アダマンチル基、イソカンフェニル基、カレニル基、7,7−ジアルキルノルボニル基、ボルニル基、ノルボニル基、およびデカリニル基からなる群から選択される。 さらに別の実施例において、R 3'は、置換および非置換シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、3,3,5−トリメチルシクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル基、イソピノカンフェニル基、7,7−ジメチルノルボニル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘプチル基、2−フルオロ−4−メチルシクロヘキシル基、4−フルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4,4−ジフルオロ−2−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−メチル−4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロメチルシクロヘキシル基、トリフルオロメチル(多環シクロアルキル)基、フルオロメチル(多環シクロアルキル)基、およびフルオロ(多環シクロアルキル)基からなる群から選択される。 いくつかの実施例において、R 3'は置換または非置換多環シクロアルキル基である。 いくつかのそのような実施例において、R 3'は、置換または非置換多環シクロアルキル基であり、下記構造式VIIIを有する。 さらに、本発明には、化合物の互変異性体、プロドラッグ、化合物または互変異性体の薬物的に許容される塩類、それらの立体異性体、水和物および溶媒和物が含まれる。 本発明の一つ以上の化合物を処方薬または薬剤に配合することができる。 そのような組成物には、本発明の少なくとも一つの化合物と製薬的に許容される担体とを含む。 従って、本発明の化合物は、MC4−Rが関係する病気、たとえば肥満症、II型糖尿病、勃起障害多嚢胞性卵細胞疾患、およびX症候群などの処置に使用する薬剤および処方薬を調製するために使用することができる。 いくつかの実施例において、MC4−Rが関係する病気は肥満症またはII型糖尿病である。 MC4−Rが関係する病気を処置する方法として、それを必要とする患者に本発明の化合物または組成物を投与することである。 いくつかのそのような実施例において、本発明の化合物は、患者の組織、たとえば脳または血漿に対して低い生体蓄積性を示す。 本発明の化合物および組成物の投与は、本明細書に記載するような様々な方法によって行うことができる。 一つの実施例において、化合物または組成物は鼻内に投与される。 いくつかのそのような実施例において、化合物または組成物はの鼻内を通じてヒトに投与される。 本発明の化合物は、一つ以上の立体異性体として存在することも可能である。 立体異性体にはエナンチオマー、ジアステレオマー、アトロープ異性体、および幾何異性体などが含まれる。 いくつかの異性体において、一つの立体異性体が別の異性体より、あるいは別の異性体と分離した場合に、活性が高いか、あるいは有益な効果を発揮する場合もあろうし、活性が高くかつ有益な効果を発揮する場合もあろう。 しかし前記異性体を分離すること、および/または選択的に前記異性体を調製することは、通常の当業者にとってはよく知られたことである。 従って、本発明で言う「立体異性体」という用語は、必然的に立体異性体の混合物、個々の立体異性体、または光学活性体を含む。 本発明は、多様な障害を処置したり緩和するために、本発明の一つ以上の化合物、薬学的に受容可能な塩またはそれらの互変異性体と、製薬的に許容される担体、賦形剤、バインダー、希釈剤、またはその他の添加物とを混合して調製する組成物も想定している。 そのような障害の例としては、たとえば肥満症、勃起障害、心臓血管障害、神経系の損傷または障害、炎症、発熱、認知症、性行動障害などが含まれる。 さらに、治療的に有効な用量とは、本発明の一つ以上の化合物によって障害の症候を改善するに必要な量を意味する。 本発明の医薬組成物は、当業者によく知られた方法、たとえば通常の造粒、混合、溶解、カプセル化、凍結乾燥、乳化または混練(levigating)工程によって製造することができる。 組成物は、たとえば顆粒、散剤、錠剤、カプセル、シロップ、坐薬、注射液、乳剤、エキス、懸濁液または溶液の形が可能である。 本組成物は、さまざまな経路による投与、たとえば、経口投与、鼻腔内投与、経粘膜投与、直腸投与、または皮下投与のほか、鞘内、静脈内、筋内、腹腔内、鼻腔内、眼球内、または脳室内注射などに対して製剤化することができる。 本組成物の化合物は、持続的に放出する製剤として、全身よりむしろ局所的に注射投与することもできる。 以下に剤形を例示するが、これによって本発明の範囲を制限するものではない。 口、頬および舌下投与の場合、固体剤形にとしては、粉末、懸濁液、顆粒、錠剤、ピル、カプセル、ゲルキャップ、およびキャップレットが許容可能である。 これらの剤形は、たとえば本発明の一つ以上の化合物、または薬学的に受容可能な塩、またはそれらの互変異性体と、少なくとも一つの添加物または賦形剤、たとえばデンプン、その他の添加物を混合して調製することができる。 好適な添加物または賦形剤の例を挙げれば、たとえばショ糖、乳糖、セルロース糖、マンニトール、マルチトール、デキストラン、ソルビトール、デンプン、寒天、アルギネート、キチン、キトサン、ペクチン、トラガントガム、アラビアゴム、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、合成または半合成ポリマー、またはグリセリド、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および/またはポオリビニルピロリドンなどである。 経口剤形には、投与しやすくするため、任意選択的にその他の成分、たとえば不活性な希釈剤、または潤滑剤、たとえばステアリン酸マグネシウム、または保存剤、たとえばパラベンまたはソルビン酸、または抗酸化剤、たとえばアスコルビン酸、トコフェロール、またはシステイン、崩壊剤、バインダー、増粘剤、緩衝剤、甘味剤、フレーバーまたは香料を添加することができる。 さらに、識別のために染料または顔料を添加してもよい。 さらに、錠剤およびピルを適当な公知の被覆剤で処理してもよい。 経口投与する液体剤形には、製薬的に許容される乳液、シロップ、エキス、懸濁液、スラリー、および溶液が可能であり、それらには不活性な希釈剤、たとえば水を含んでもよい。 製剤は、滅菌した液体、たとえば油、水、アルコール、およびこれらの組み合わせを使って懸濁液または溶液の形で調製することができる。 経口または腹腔投与するには、製薬的に好適な界面活性剤、懸濁剤、乳化剤を添加することができる。 上で述べたように、懸濁液に油を含むことができる。 そのような油として落花生油、ごま油、綿実油、コーン油およびオリーブ油を挙げることができる。 懸濁液製剤には脂肪酸エステル、たとえばオレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、脂肪酸グリセリド、およびアセチル化脂肪酸グリセリドを含むことができる。 懸濁液製剤にはアルコール、たとえば、エタノール、イソプロピルアルコール、ヘキサデシルアルコール、グリセリン、およびプロピレングリコールを含むことができる。 懸濁液製剤にエーテル、たとえばポリ(エチレングリコール)など、石油系炭化水素、たとえば鉱油およびワセリンを使用することもできる。 鼻腔内投与(たとえば、脳へ化合物を輸送するため)するか、吸入によって投与(たとえば、肺を通して化合物を輸送するため)する場合、医薬製剤は適当な溶媒および、任意選択的に他の化合物、たとえば安定剤、抗菌剤、抗酸化剤、pH調整剤、界面活性剤、バイオアベイラビリティ調整剤、およびこれらの組み合わせを含む溶液、スプレー、乾燥粉末、またはエアロゾルとすることができる。 鼻腔投与製剤の例および投与法は、WO第01/41782号、WO第00/33813号、WO第91/97947号、米国特許第6,180,603号、および米国特許第5,624,898号に記載されている。 エアロゾル製剤の噴射剤としては、圧縮した空気、窒素、二酸化炭素、または低沸点溶媒をベースとする炭化水素などを挙げることができる。 本発明の化合物は、噴霧装置などからエアロゾルスプレーの形で輸送すると便利である。 注射用剤形には一般的に水性懸濁液か油性懸濁液が含まれ、適当な分散剤または湿潤剤、および懸濁剤を使用して調製することができる。 注射液は、溶液相か懸濁相の形をとり、溶媒か希釈剤を使って調製される。 許容される溶媒または媒質の例としては、滅菌水、リンゲル液、または等張食塩水などを挙げることができる。 別の例として、無菌の油を溶媒または懸濁液として使用することも可能である。 使用する油または脂肪酸は非揮発性であることが好ましく、天然油または合成油、脂肪酸、モノ、ジ、またはトリグリセリドを挙げることができる。 注射用製剤は、上で述べた適当な溶液で注射液とすることが可能な粉末製剤とすることが考えられる。 粉末製剤の例としては、凍結乾燥による粉末、回転式蒸発器で調製した粉末、スプレードライヤーで乾燥した粉末、アモルファスな粉末、顆粒、沈殿物、または微粒子などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。 注射用製剤には、任意選択的に、安定剤、pH調整剤、界面活性剤、バイオアベイラビリティ調整剤、およびこれらの組み合わせを含むことができる。 化合物は腹腔内投与用注射剤、たとえばボーラス注射剤または連続注入液用製剤とすることができる。 注射用単位剤形は、アンプル入りとするか、多用量容器入りとすることができる。 直腸投与用製剤は、化合物を小腸、S字結腸曲および/または直腸に放出させるため、坐薬、軟膏、浣腸、錠剤、またはクリームとすることができる。 直腸用坐薬は、本発明の一つ以上の化合物、または薬学的に受容可能な塩、または化合物の互変異性体と、通常の保管温度では固体状態で存在し、体内、たとえば直腸内の薬物を放出するために適する温度で液状を呈する製薬的に許容される媒質、たとえば、ココアバターまたはプロピレングリコールとを混合して調製される。 軟質ゼラチンタイプの製剤や坐薬の調製には油を使用することもできる。 懸濁液製剤の調製には水、食塩水、デキストロース水溶液および関連糖溶液を使用することができ、製剤には、懸濁剤、たとえばペクチン、カルボマーメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースまたはカルボキシセルロースのほか、緩衝剤および保存剤を添加することもできる。 以上述べてきた代表的な剤形以外にも、製薬的に許容される賦形剤および担体が当業者に広く知られており、それらのものも本発明に含められる。 そのような賦形剤および担体は、たとえば”Remingtons Pharmaceutical Sciences”Mack Pub. Co. 、ニュージャージー州(1991)に記載されている。 この文献を、参照してここに組み込む。 本発明の製剤は、以下で説明するように、短時間作用型、迅速放出型、長時間作用型、および持続的放出型に設計することができる。 従って、医薬製剤を放出制御型または徐放型に調製することも可能である。 本発明の組成物は、たとえばミセルもしくリポソーム、またはその他のカプセル化した形を含むこともできるし、保存および/または輸送効果の時間を延長するために放出時間を長くした形で投与することもできる。 それゆえ、医薬製剤をペレットまたは円筒状に成形したり、デポー注射剤として筋内または皮下に埋め込んだり、ステントとして留置することが考えられる。 このようなインプラントには公知の不活性材料、たとえばシリコーンおよび生分解性ポリマーが使用できる。 治療有効量とは症候の改善がもたらされる化合物の量を指す。 具体的な用量は病気の状態、年齢、体重、全身的な健康状態、性別、患者の食事、投与間隔、投与経路、排泄速度、および薬物の組み合わせに応じて調節することができる。 有効量を含む上記剤形は、いずれであっても問題なく日常的試験の範囲内にあるため、本発明の範囲内にあって問題ない。 治療的有効量は、投与経路と剤形とによって変動する可能性がある。 本発明の好ましい化合物は治療指数が高い製剤である。 治療指数とは、毒性効果と治療効果との用量比であり、LD50とED50との比で表すことができる。 LD50は、母集団の50%に対して致死的な量であり、ED50は、母集団の50%に対して治療的に有効な量である。 LD50およびED50は、動物細胞培養物または試験動物を使用する標準的薬物試験法によって決定される。 本発明は、ヒトまたはヒト以外の動物におけるMC4−Rの活性を高める方法も提供する。 方法は、本発明の化合物または組成物の有効量を前記哺乳動物またはヒト以外の動物に投与することを含む。 本発明の化合物の有効量には、MC4−Rを活性化する化合物の量が含まれる。 その量は、Gタンパク質結合受容体の活性化を通して、生化学的経路にある検出シグナルの変換を、たとえば対照モデルと比べたcAMPレベルの上昇の測定によって検出する、たとえば実施例に記載するアッセーか、または当業者に知られている他のいずれのアッセーによっても検出可能である。 従って、「活性化する」という表現は化合物が検出可能なシグナルの引き金を引く能力を意味する。 有効量は、MC4−Rを活性化することで処置が可能なMC4−R障害の症候を軽減する量も含む。 提供される方法によって処置することが可能なMC4−R障害、またはMC4−Rが関係する病気には、MC4−Rの関与が示唆されているか、あるいは障害または病気がある状態で働いていない生化学的経路がMC4−Rの阻害によって活性化される、何らかの生物学的障害または病気が含まれる。 そのような病気の例は、肥満症、勃起障害、心臓血管障害、神経系の損傷または障害、炎症、発熱、認知症、II型糖尿病、多嚢胞性卵細胞病、X症候群、肥満症および糖尿病による合併症、および性行動障害である。 好ましい実施例において、本発明は化合物、組成物、およびエネルギー摂取量と体重の減量、血清インスリンおよびブドウ糖のレベルの引き下げ、インスリン抵抗の緩和、および血清中の遊離脂肪酸レベルの引き下げに有効な方法を提供する。 従って、本発明は、特に肥満症またはII型糖尿病が関係するこれらの障害または病気の処置に有効である。 従って、本発明で使用される「処置する」という表現は、障害または病気が関係する症候の軽減、またはこれらの症候がさらに進行したり悪化するのを止めること、または病気または障害の防止または予防を意味する。 たとえば、肥満症に関して言えば、体重の減少または食事量もしくはエネルギー摂取量の減少が測定されれば、症候の緩和または病気の進行阻止として、これを処置の成功の中に入れることができよう。 同様に、たとえば高インスリン血症または高血糖症患者における血清中ブドウ糖またはインスリンの低下が測定されれば、症候の緩和または病気の進行阻止として、これをI型およびII型糖尿病の処置の成功に入れることができよう。 スキーム1aは、各種グアニジニル置換キナゾリノン化合物の合成に使用される一般的合成経路を図解したものである。 スキーム1aに示すように、ニトロおよびアミノキナゾリノン化合物、たとえば(d)および(e)は、アミノ官能基を、たとえば化合物(f)が有するイソシアネート官能基に変換することにより、容易に過度なグアニジニルキナゾリノンに変換することができよう。 それは、アミノ基にチオホスゲンを反応させることによって行うことができる。 次に、イソチオシアネート化合物、たとえば(f)は、適当なアミン、たとえば(1S,2S,3S,5R)−(+)−イソピノカンフェイルアミンと反応させることにより、容易にチオ尿素、たとえば化合物(g)に変換することができる。 目的とするグアニジニルアミン、たとえば化合物(h)は、チオ尿素と化合物、たとえば1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩とを反応させ、それから適当なアミン、たとえばcis−2,6−ジメチルピペラジンまたは(S)−2−(フルオロメチル)ピペラジンなどを反応させて調製することができる。 各種のフッ素置換化合物は、スキーム1aに示す合成戦略に従い、適当な4−ニトロアントラニル酸置換誘導体を使って調製することができる。 他の化合物は4−ニトロアントラニル酸の代わりに5−ニトロアントラニル酸を使って調製することができる。 1 、R 3 、Z 1 、Z 2 、Z 3 、R 4 、R 5 、およびR 6は、構造式IAで表される化合物に関する上記定義のいずれかを有し、Y 1はNO2基、保護されたアミノ基、ハロゲン、たとえばCl、F、Br、またはI、−NCS基、およびN3基からなる群から選択される。 方法のいくつかの実施例において、R 1は、置換または非置換アリールアルキル基である。 方法のいくつかの実施例において、R 3はHである。 方法のいくつかの実施例において、Y 1はF、NO2基、またはN3基から選択される。 方法のいくつかの実施例において、R 1は置換または非置換アリールアルキル基であり、R 3はHであり、そしてY 1は、F、NO 2基、またはN3基から選択される。 いくつかのそのような実施例において、Z 1 、Z 2 、Z 3はそれぞれ炭素原子であり、R 4 、R 5 、およびR 6はそれぞれHである。 スキーム1aおよび本明細書に記載する方法に示すように、構造式IXAで表される化合物は容易に構造式IAで表される化合物に変換することができる。 典型的には、手順1aに記載するように、構造式IAで表される化合物に第一のアミンを反応させ、それから第二のアミンを反応させる。 アミンには、構造式IAで表される化合物のR 1' 、R 2' 、およびR 3'によって定義されるアミンのうちのいずれでも使用できる。 この手順は汎用性が高いため、式IAで表される広範な化合物(式中、Wは式IXAで表される化合物(式中、Y 1は−NCS基)から調製されるグアニジン基である)を調製することができる。 式IAで表される化合物(式中、Y 1はN3基)から式IXAで表される化合物を調製するために使用されるかもしれない別の手順をスキーム1b(式IAで表される化合物のR 1' 、R 2' 、およびR 3'基のいずれであれ、それを有する含窒素化合物が使用されるかもしれない)に示す。 3を有する求電子的な炭素、たとえばオルトギ酸トリエチル、オルトギ酸トリメチルエステルなど、オルトギ酸トリアルキル(R 3はH); Gold試薬、置換または非置換ハロゲン化アルカノイル; 酸ハロゲン化物を形成する反応剤、たとえば塩化チオニル、POCl3、各種ハロゲン化リンなど(たとえば、式R 3 CO2Hで表されるアルカン酸とPOCl3との組み合わせ)の存在下における置換または非置換アルカン酸; 塩化ベンゾイルまたは類似のヘテロアリール酸塩化物; または置換または非置換安息香酸または類似のヘテロアリールカルボン酸化合物と、塩化物を形成する反応剤の組み合わせを反応させて環化することを含む。 この反応は式IXAで表される化合物を提供する。 式IXBで表される化合物は下記構造式を有する。 1 −NH2で表されるアミンとを反応させて、構造式IXBで表される化合物を作ることを含む(R 1は、構造式IXAおよびIXBで表される化合物の意味のいずれをも有し、構造式IXCで表される化合物の構造変数は、構造式IXAおよびIXBで表される化合物の定義の意味を持ち、Y 2はヒドロキシル基か、それと等価な基である)。 式IXCで表される化合物は下記の構造を有する。 3 −NH2で表されるアミンおよびR 3基を有する求電子炭素、たとえば式R 1 −CO2Hで表されるカルボン酸との反応を含む。 また、構造式IAで表される化合物は、スキーム2bの手順に従い、構造式IXCで表される化合物と式R 1 −N(H)−C(=O)−R 3で表されるアミドとを、POCl3または類似化合物の存在下に反応させて調製することもできる。 構造式IXAで表される化合物の類似体を合成する方法6の記載と同様にして、式IEで表される化合物は、構造式IXB(Y 1はNO2基である)で表される化合物にNaNO2と反応させ、つづいて化合物(式中、Y 1は−N3基か−NCS基である)から式IEで表される化合物に変換することにより調製することができる。 構造式IBで表される化合物は、実施例2の工程2の記載に従い、式IXBで表される化合物にホスゲンまたはその等価体を反応させ、それから標準的手順により、N3または−NCSを経てグアニジン化合物に変換することにより合成することができる。 最後に、構造式IDで表される化合物は、方法7に記載する手順(工程1および2)により、構造式IDで表される化合物に関する上記構造変数を持つフラグメントを使って調製することができる。 上で触れたように、本発明は、構造式ICで表される化合物、およびそれらの塩類Nおよび中間体化合物の合成法も提供する。 たとえば、構造式XA(式中、R 1 、R 3 、Z 1 、Z 2 、Z 3 、R 4 、R 5 、およびR 6は構造式ICで表される化合物および構造式ICで表される化合物の実施例に関する上記構造変数の意味のいずれをも有し、Y 1はNO2基、保護されたアミノ基、ハロゲン、たとえばCl、F、Br、またはI、−NCS基、およびN3基から選択される)を有する化合物の合成法が提供される。 この方法のいくつかの実施例において、R 1は置換または非置換アリールアルキル基である。 この方法のいくつかの実施例においてR 3はHである。 この方法のいくつかの実施例において、Y 1は、F、NO2基、またはN3基から選択される。 この方法のいくつかの実施例において、R 1は置換または非置換アリールアルキル基、R 3はH、そしてY 1は、F、NO2基、またはN3基から選択される。 いくつかの実施例において、Z 1 、Z 2 、およびZ 3はそれぞれ炭素原子であり、R 4 、R 5 、およびR 6は、それぞれHである。 スキーム1aおよび本明細書に記載する手順が示すように、構造式XAで表される化合物は、容易に、構造式ICで表される化合物に変換されよう。 典型的には、手順1aに記載するように、構造式XA(Y 1は−NCSである)で表される化合物に第一のアミンを反応させ、それから第二のアミンを反応させる。 構造式ICで表される化合物のR 1' 、R 2' 、およびR 3'によって定義されるアミンであれば、いずれも使用が可能である。 この手順は汎用性が高いため、式ICで表される広範な化合物(式中、Wは式XAで表される化合物(式中、Y 1は−NCS基)から調製されるグアニジン基である)を調製することができる。 式XAで表される化合物(式中、Y 1はN3基)から式ICで表される化合物を調製するために使用されるかもしれない別の手順をスキーム1b(式ICで表される化合物のR 1' 、R 2' 、およびR 3'基のいずれであれ、それを有する含窒素化合物が使用されるかもしれない)に示す。 3を有する求電子的な炭素、たとえばオルトギ酸トリエチル、オルトギ酸トリメチルエステルなど、オルトギ酸トリアルキル(R 3はH); Gold試薬、置換または非置換ハロゲン化アルカノイル; 酸ハロゲン化物を形成する反応剤、たとえば塩化チオニル、POCl3、各種ハロゲン化リンなど(たとえば、式R 3 CO2Hで表されるアルカン酸とPOCl3との組み合わせ)の存在下における置換または非置換アルカン酸; 塩化ベンゾイルまたは類似のヘテロアリール酸塩化物; または置換または非置換安息香酸または類似のヘテロアリールカルボン酸化合物と、塩化物を形成する反応剤の組み合わせを反応させて環化することを含む。 この反応は式XAで表される化合物を提供する。 式XBで表される化合物は下記構造式を有する。 1 −NH2で表されるアミンとを反応させて、構造式XBで表される化合物を作ることを含む(R 1は、構造式XAおよびXBで表される化合物の意味のいずれをも有し、構造式XCで表される化合物の構造変数は、構造式XAおよびXBで表される化合物の定義の意味を持ち、Y 2はヒドロキシル基か、それと等価な基である)。 式XCで表される化合物は下記の構造を有する。 1 −NH2で表されるアミンおよびR 3基を有する求電子炭素、たとえば式R 3 −CO2Hで表されるカルボン酸との反応を含む。 また、構造式ICで表される化合物は、スキーム2bに示す手順と類似の手順に従い、構造式ICで表される化合物と式R 1 −N(H)−C(=O)−R 3で表されるアミドとを、POCl3または類似化合物の存在下に反応させて調製することもできる。 ここまでは、本発明を包括的に説明してきたが、図解的に挙げた以下の実施例を参照することによって、さらに容易に本発明を理解することができよう。 ここに挙げた実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。 実施例を通して使用される略号および用語は以下の通りである:
(工程2: [ベンジル(2−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル)アミノ]酢酸メチルエステル(2)の合成) (工程3: 1−ベンジル−5−(S)−メチル−3−オキソピペラジン(3)の合成) (工程4: 6−(S)−メチルピペラジン−2−オン(4)) (6(S)−メチルピペラジン−2−オン=グアニジン化合物の合成) (2−(R)−フルオロメチルピペラジンおよび2−(R)−ジフルオロメチルピペラジンの合成)
(工程2 N−ベンジル−N−クロロアセチルセリンメチルエステルの合成) (工程3 ジ−N−ベンジルシクロセリングリシンの合成) (工程4 1,4−ジベンジル−2−(R)−ピペラジンメタノールの合成) (工程5 1,4−ジベンジル−2−(R)−フルオロメチルピペラジンの合成) (工程6 2−(R)−フルオロメチルピペラジンの合成) (1,4−ジ−p−メトキシベンジル−2−(R)−ピペラジンカルボキサルデヒド 1,4−−ジ−p−メトキシベンジル−2−(R)−ジフルオロメチルピペラジンの合成) (2−(R)−ジフルオロメチルピペラジンおよび2−(R)−ジフルオロメチルピペラジングアニジン化合物の合成) ((6S)−6−メチルピペラジン−2−オンの合成) (工程2 ベンジル(1R)−1−メチル−2−オキソエチルカーバメートの合成) (工程3 N−((2R)−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピル)グリシンメチルエステルの合成) (工程4 (6S)−6−メチルピペラジン−2−オンの合成) ((3R,4R)−3,4−ピロリジンジオール塩酸塩の合成) ((3S,4S)−3,4−ピロリジンジオール塩酸塩の合成) (チオモルホリン1,1−ジオキシド塩酸塩の合成) ((3R,5R)−5−(ヒドロキシメチル)−3−ピロリジノール・トリフルオロ酢酸塩の合成) (3−メチルアゼチン−3−オール塩酸塩の合成) (工程2 1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オンの合成) (ピペリジン−4−オン O−メチルオキシム塩酸塩の合成) ((3S)−3−ヒドロキシ−1−プロリン=エチルエステル塩酸塩の合成) (工程2 N−3−アゼチジニルメタンスルホンアミドの合成) ((4E)−3−メチル−4−ピペリジノン−O−メチルオキシムの合成)) (4,4−ジメチルシクロヘキサノンの合成) ((4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミンの合成) (N−(3−{2−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−7−キナゾリニル)−N'−[(1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]カルボジイミドの合成) (N−{3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−7−キナゾリニル}−N'−[(1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]カルボジイミドの合成) (2−クロロ−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−7−ニトロ−4(3H)−キナゾリノンの合成) (工程2 3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−7−ニトロ−2,4(1H,2H)キナゾリンジオンの合成) (工程3 2−クロロ−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−7−ニトロ−4(3H)キナゾリノンの合成) (工程2 3−アゼチジニルカルバミド酸1,1−ジメチルエチルの合成) (工程3 3−アミノ−N−{3−{2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−7−キナゾリニル}−N'−[(1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]−1−アゼチジンカルボキシミドアミド} (窒素結合C−2アナローグの一般合成法) (工程2 ニトロ化合物からアニリンへの還元) (工程3 アニリンからチオ尿素への変換) (工程4 チオ尿素からグアニジンへの変換) (アリールグアニジンの一般合成法) (N−(3−{2−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−7−キナゾリニル)−N'−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル−N”−[(1R,2S,3S,5S)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]グアニジン・トリフルオロ酢酸塩の合成) (cis−4−フルオロシクロヘキシルアミンの合成) 2 O(1当量)で処理した。 混合物を室温で一晩攪拌し、クロロホルムに溶解し、水で洗浄して固体を得た。 この固体を精製しないで使用した。 (工程2 cis−(t−ブトキシ)−N−(4−フルオロシクロヘキシル)カルボキサミドの合成) (工程3 cis−4−フルオロシクロヘキシルアミンの合成) (4,4−ジフルオロシクロヘキシルアミンの合成) (工程2 4,4−ジフルオロシクロヘキシルアミンの合成) (手順1 7−アジドキナゾリン−4−オンの6−フルオロアナローグの合成) (工程2: 6,7−ジフルオロ−3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) (工程3 7−(アザジアゾムビニル)−6−フルオロ−3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) 化合物1の形成につづいて、下記合成法(合成手順1A)に従って最終目的であるグアニジンキナゾリン類が生成した。 (手順1A) 上記と同じ合成経路により、2−フルオロ−4−メトキシ、2,4−ジフルオロおよび2,4−ジクロロの各アナローグを合成した。 上記経路によって合成した化合物群の一部は、実施例42、44および45に記載されている。 (実施例1 (3R,5S)−N−(3−{2−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリンー7ーイル)−3,5−ジメチル−N'−[(1S,2S,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]ピペラジン−1−カルボキシミドアミドの合成) (工程2 化合物(d)の合成:3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−7−ニトロ−3H−キナゾリン−4−オン) (工程3 化合物(e)の合成:7−アミノ−3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−3H−キナゾリン−4−オン) Rの層を通して濾過し、減圧濃縮して生成物((e):7−アミノ−3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−3H−キナゾリン−4−オン)を得た。 生成物はそれ以上精製を行わないで次の反応に使用した。 (工程4 化合物(f)の合成:3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−7−イソチオシアナト−3H−キナゾリン−4−オン) (工程5 化合物(g)の合成:1−{3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−7−イル}−3−(2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)チオ尿素) (工程6 化合物(h)の合成:(3R,5S)−N−(3−{2−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリンー7ーイル)−3,5−ジメチル−N'−[(1S,2S,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル]ピペラジン−1−カルボキシミドアミド) (構造式IIIA、IIIB、IIIF、およびIIIGで表される化合物の合成) (構造式IIIC、IIID、およびIIIEで表される化合物の合成) (構造式ICで表される化合物の合成) (実施例2 化合物(c)の合成:7−{[1−((5S,3R)−3,5−ジメチルピペラジニル)−2−((2S,3S,1R,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)(1Z)−2−アザビニル]アミノ]−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン} (工程2 化合物(d)の合成:3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−7−ニトロ−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン) (工程3 化合物(e)の合成:7−アミノ−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン) Rの層を通して濾過し、減圧濃縮して生成物((e):7−アミノ−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン)を得た。 生成物はそれ以上精製を行わないで次の反応に使用した。 (工程4 化合物(f)の合成:3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−2,4−ジオキソ−1,3−ジヒドロキナゾリン−7−イソチオシアネート) (工程5 化合物(g)の合成:7−({[((2S,3S,1R,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)アミノ)チオキソメチル}アミノ)−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン] (工程6 (h)の合成:7−{[1−((5S,3R)−3,5−ジメチルピペラジニル)−2−((2S,3S,1R,5R)−2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)(1Z)−2−アザビニル]アミノ)−3−[2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオン} (構造式IVAおよびIVBで表される化合物の合成) 合成手順Aによって化合物が調製される。 次に、合成手順1Aを実行すれば最終生成物を得ることができる。 加えて、当業者であれば、フッ素置換4−ニトロアントラニル酸にさらなる置換を導入したものを使用すればさまざまな化合物(式中、R 4 、R 5 、および/またはR 6は、本明細書に記載する基もいずれでもあり、たとえばフルオロ、クロロ、アルキル、およびアルカリールなどである)が生成することも理解できよう。 (実施例3 7−{[1−((3S)−3−メチルピペラジニル)(1Z)−2−アザ−2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ビニル]アミノ−3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) (工程2 化合物(c)の合成:7−{[1−(3S)−3−メチルピペラジニル)(1Z)−2−アザ−2−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ビニル]アミノ−3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキナゾリン−4−オン} (方法2 2−[2−(2−フルオロ−4メトキシフェニル)エチル]−3−メチル−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) (方法3 3−[2−(2−フルオロ−4メトキシフェニル)エチル]−2−(4−メチルピペラジニル)−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オン(B)および3−[2−(2−フルオロ−4メトキシフェニル)エチル]−2−[イミノ(4−メチルピペラジニル)メチル]−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オン(C)の合成) (方法4 3−[2−(2−フルオロ−4メトキシフェニル)エチル]−7−ニトロ−2−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) 1 H NMR(DMSO−D6、300MHz)は目的物の生成に一致した。 生成物は、本明細書に記載の合成手順により、実施例78の化合物に変換した。 (方法5 3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−2−[(4−メチルピペラジニル)メチル]−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オン(3)の合成) (工程2 2−クロロメチル−3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−7−ニトロ−3H−キナゾリン−4−オン(2)の合成) (工程3 3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−2−[(4−メチルピペラジニル)メチル]−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オン(3)の合成) (工程3a 2−[(2,4−ジフルオロフェノキシ)メチル]−3−メチル−7−ニトロ−3−ヒドロキナゾリン−4−オンの合成) (方法6 3−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−7−ニトロベンゾ[d]1,2,3−トリアジン−4−オンの合成) (方法7 6−アミノ−2−[2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチル]−2−ヒドロキナゾリン−1−オンの合成) (工程2) Rを通して濾過し、粗製ピリドンアミン(D)を得た。 化合物Dは、本明細書に記載の合成手順により、実施例103の化合物に変換した。 同様の化学操作によって最後の表に記載する実施例104の化合物を調製した。 後記するように、当業者であれば容易に理解でき、あるいは公知の合成法を使用して合成できる市販の出発物質から、本明細書に記載の方法によって次表に記載の化合物を調製した。 たとえば実施例11の化合物は、スキーム1aに記載の方法と対応するアミノインダノールを使って調製した。 スキーム1aの一般合成法と、対応するアミノアルコールとを使って、ヒドロキシメチル置換アリールアルキル基を含む実施例14および18の化合物も調製した。 N−シアノ置換ピペラジン化合物実施例36は、第一に、2,6−transジメチルピペラジンをBoc基で保護し、第二に、モノBoc基保護化合物を臭化シアノゲン(2.5当量)およびHunig塩基(1.1当量)で処理し、第三に、得られたニトリルピペラジン化合物をシリカゲル上で精製し、第四に、精製した化合物を脱保護し、そして第五に、本明細書に記載の方法に従い、精製したニトリルtransジメチルピペラジン化合物を反応させて調製した。 実施例73および76の化合物は、方法2の合成手順により、メタクリル酸の相当するアミドと酢酸とから合成した。 構造式IBの化合物(R2はアルキル基)、たとえば実施例59の化合物(R 2はメチル基)は、本明細書の記載によって調製されるジオン(式中、R 2はH)のアルキル化によって調製することができる。 たとえば、実施例59の化合物は下記メチル化法を使って調製した(DMF中、ジオンとヨウ化メチルおよび炭酸カリウム(1:2:2)とを60℃で反応させてN−メチルニトロ化合物とし、さらにこれを、本明細書に記載する標準手順を使って実施例59の化合物に変換した)。
(HPLC−方法B 半極性法) (HPLC−方法C 極性法) (HPLC−方法D 極性法) (HPLC−方法E 極性法) (HPLC−方法F 標準法) 試験化合物のEC50値を決定するため、MC4−R発現細胞を試験化合物で処理し、そして処理した細胞を溶解し、それからAmersham−Pharmacia社製RPA−559 cAMPシンチレーション・プロキシミティ・アッセー(SPA)キットを使って、細胞間cAMPを測定した。 試験化合物のEC50値は、Goetzらが報告した下記方法でも決定した(その報告の内容は、参照により、その全体を本明細書に記載したものとしてここに組み込む: Goetz,A.G.; Andrews,J.L.; Littleton,T.R.; Ignar,D.M.,Development of a Facile Method for High Throughput Screening with Reporter Gene Assays,J.Biomolec.Screening,5,pp.377〜384(2000))。 ヒトMC1R、MC3R、MC4R、およびMC5Rを発現するCHO−6xCRE−luc+レポーター細胞株(GenBankのaccesion番号X65634,LO6155,S77415およびU08353)およびCHOホストレポーター遺伝子細胞株T225を、フラスコ中、完全培地で増殖させた。 アッセーを行う48時間前に0.05%トリプシン2mLを加えて細胞を集め、完全培地で洗浄し、完全培地中の濃度4000個細胞/ウェルで注入した。 アッセーの16時間前に細胞から培地を分離し、無血清DMEM/F12μL/ウェルで置換した。 アッセー時には、作動物質を10μL体積添加し、プレートを細胞培養インキュベーターに入れ、37℃で4時間培養した。 培地を吸引し、LucLite TMと1mM CaCl2および1mM MgCl2を含むdPBSとの1:1混合物50μLを加えた。 プレートにシールをし、室温で10分間暗所適応させ、それから、TopCount TMミクロプレートシンチレーションカウンター(Packard)を使用して、ウェル当たりのカウント時間3秒で、ルシフェラーゼ活性を測定した。 各受容体サブタイプに対して、NDP−αMSHをコントロールとする折りたたみ刺激百分率をNDP−αMSH濃度−応答曲線の形で表示した。 1×10 −7 M NDP−αMSHで処理したウェル2個の平均値をコントロール値とした。 上記化合物は、上記に従って合成したものを上記アッセーの操作手順に従って試験した。 各実施例は約3より大きな−logEC50値を表示した。 そのため、例示した各化合物はそれ自体でも好ましく、グループとしても好ましい化合物である。 これらの化合物の命名には、Advanced Chemistry Development,Incから購入できるACD Name バージョン5.07ソフトウェア(2001年11月4日)と、ChemInnovation Software,Inc. の商標名ChemInnovation NamExpert+NomenclatorTMとを使用した。 一部の出発物質は、IUPAC命名法による標準名で命名した。 実施例として記載した化合物は、単に例示するためのものであり、これによって本発明の範囲が限定されるものではない。 (エネルギー摂取、体重、高インスリン血、および血糖値に対するMC4−R作動物質の効果のIn Vivo試験) (結果) 体重に対する本発明の化合物の効果は、4週間にわたってグラム数/マウスを測定して決定される。 マウスの体重は毎朝測定される。 本発明の化合物で腹腔内投与したマウスで体重の有意な減少が立証される。 血糖値に対する本発明の化合物の効果は、グルコースのmg数/血液dLで表示される血糖値を測定して決定される。 マウスを一晩飢餓状態にして、次の朝に血糖値を測定する。 基剤で処置したマウスは血糖値が上昇し、この血統のマウスで糖尿病が迅速に進行することと一致するのに対して、薬物で処置したマウスでは糖尿病の進行が大きく減速する。 本発明の化合物で腹腔内処置したマウスで、空腹時ブドウ糖値が有意に減少することが立証される。 経口糖負荷試験(OGTT)中のブドウ糖値に対する本発明の化合物の効果は、一晩飢餓状態にしたマウスの血糖値を測定して決定される。 血糖値は、グルコースのmg数/血液dLで表示される。 経口投与したブドウ糖は、食餌と同様、速やかに血糖値を上げ、外部からのブドウ糖に対する応答は、身体がブドウ糖ホメオスタシスをどの程度うまく調節しているかを判断する指標となる。 基剤で処置したマウスのブドウ糖に対する応答が高く、糖尿病状態に一致するのに対して、薬物で処置したマウスではブドウ糖の分解が大幅に向上する。 遊離脂肪酸(FFA)に対する本発明の化合物の効果は、FFA/Lのミリモル数を測定して決定される。 マウスを一晩飢餓状態にして次の朝に遊離脂肪酸量が測定される。 基剤で処置したマウスは、試験期間を通してFFAレベルが上昇し、肥満状態と一致するのに対して、薬物で処置したマウスの糖尿病状態は劇的に低下する。 血清中インスリンレベルに対する本発明の化合物の効果は、一晩飢餓状態にしたob/obマウスに対して1mgおよび3mg/kgを腹腔内に単回投与して1時間後の血清中インスリンレベルを測定して決定される。 血清中インスリンレベルはインスリンのng数/血清mL数で表される。 薬物で処置されたマウスは、基剤で処置したマウスを基準にして、インスリンレベルの低下を示し、その大きさは用量に依存する。 (t1/2、FI、バイオアベイラビリティ、CI、VSSおよび夜間有効性の決定) これらの試験には、6〜9週齢のオスのC57BL/6Jマウスを使用した。 マウスは試験の少なくとも5日前には1頭ずつケージに入れた。 暗サイクル開始の2時間半前にはケージの上部から餌を取り去った。 暗サイクル開始の2時間前には、本発明の化合物または基剤を強制的に口からマウスに投与した。 あらかじめ重さを測った餌を暗サイクル開始直前に各マウスに与えた。 給餌から16時間後と24時間後に餌の重さをはかり、累積摂食量を求めた。 CO 2でマウスを安楽死させたあと、頸部脱臼させた。 次表は、経口投与後の血漿、脳、腎臓および肝臓におけるt1/2である。 (種々のキナゾリン化合物の組織半減期データ(PO)) 本明細書に引用したすべての参照文献は、参照により、その全体を本明細書に記載したものとして組み込む。 本発明は、説明のために本明細書に記載された実施例に限定されるものでなく、そのあらゆるそうした形態が特許請求の範囲内に入るものとして包含されることは理解されよう。 |