专利类型 | 发明专利 | 法律事件 | |
专利有效性 | 失效专利 | 当前状态 | |
申请号 | JP51567796 | 申请日 | 1995-10-31 |
公开(公告)号 | JPH10508641A | 公开(公告)日 | 1998-08-25 |
申请人 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト; | 申请人类型 | 其他 |
发明人 | ヨハン シュミット アンドレアス; エツバッハ カール−ハインツ; ゼーンス リューディガー; | 第一发明人 | ヨハン シュミット アンドレアス |
权利人 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 权利人类型 | 其他 |
当前权利人 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 当前权利人类型 | 其他 |
省份 | 当前专利权人所在省份: | 城市 | 当前专利权人所在城市: |
具体地址 | 当前专利权人所在详细地址: | 邮编 | 当前专利权人邮编: |
主IPC国际分类 | B41M5/385 | 所有IPC国际分类 | B41M5/385 ; B41M5/388 ; B41M5/39 ; C07D213/69 ; C07D213/74 ; C07D213/85 ; C07D213/90 ; C07D401/04 ; C07D417/04 ; C07D417/06 ; C07D417/12 ; C09B23/00 ; C09B23/04 ; C09B23/16 ; C09B55/00 ; C09B57/00 ; D06P1/13 ; D06P3/52 ; D06P5/13 ; G03G9/09 ; B41M5/30 |
专利引用数量 | 0 | 专利被引用数量 | 0 |
专利权利要求数量 | 0 | 专利文献类型 | A |
专利代理机构 | 专利代理人 | ||
摘要 | (57)【要約】 式 [式中、Xは窒素又はCHを表わし、R 1 は、5員又は6員の炭素環式又は複素環式基を表わし、R 2 は、シアノ、カルバモイル、C 1 〜C 6 −アルコキシカルボニル又はC 1 〜C 4 −アルカノイルを表わし、R 3 は、場合により置換されたC 1 〜C 13 −アルキル、場合により置換されたフェニル又は場合により置換されたアミノを表わす]のピリドン染料、その熱転写法並びに新規染料を用いて合成材料を浸染又は捺染する方法。 |
||
权利要求 | 【特許請求の範囲】 1. 式I [式中、Xは窒素又はCHを表わし、R 1は、5員又は6員の炭素環式又は複素環式基を表わし、R 2は、シアノ、カルバモイル、C 1 〜C 6 −アルコキシカルボニル又はC 1 〜C 4 −アルカノイルを表わし、R 3は、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜C 13 − アルキル、場合により置換されているフェニル又は式NE 1 E 2 (式中、E 1及びE 2は同一又は異なるものであり、相互に無関係に各々水素、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜 C 13 −アルキル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、場合により置換されたフェニル、 場合により置換されたピリジル、場合により置換されたC 1 〜C 13 −アルカノイル、C 1 〜C 13 −アルコキシカルボニル、場合により置換されたC 1 〜C 13 −アルキルスルホニル、C 5 〜C 7 −シクロアルキルスルホニル、場合により置換されたフェニルスルホニル、場合により置換されたピリジルスルホニル、場合により置換されたベンゾイル、ピリジルカルボニル又はチエニルカルボニル又はE 1及びE 2がそれらが結合している窒素原子と一緒になって場合によりC 1 〜C 4 −アルキルにより置換されたスクシンイミド、場合によりC 1 〜C 4 −アルキルにより置換されたフタルイミド又は場合によりその他のヘテロ原子を含有している5員又は6員の飽和複素環式基を表わす)の基を表わす]のピリドン染料(ここで、式中のR 1が基本体として4−トリフルオルメチルピリジンから誘導される基を表わすような化合物を除く)。 2. XがCHを表わすことを特徴とする、請求項1に記載のピリドン染料。 3. R 2がシアノを表わすことを特徴とする、請求項1に記載のピリドン染料。 4. R 3が場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されているC 1 〜C 13 −アルキルを表わすことを特徴とする、請求項1に記載のピリドン染料。 5. R 1がベンゼン−、インドール−、キノリン−、ナフタリン−、ピロール− 、チアゾール−、ベンズイミダゾール−、チオフェン−又はピリジン系から成る1成分から誘導される基を表わすことを特徴とする、請求項1に記載のピリドン染料。 6. R 1が式 [式中、nは0又は1を表わし、Z 1は、水素、場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されているC 1 〜C 13 −アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 4 −アルコキシ、C 1 〜C 4 −アルキルスルホニルアミノ、C 1 〜C 4 −モノ− 又はジアルキルアミノスルホニルアミノ又は基−NHCOZ 7又は−NHCO 2 Z 7 (式中Z 7はフェニル、ベンジル、トリル又は場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されているC 1 〜C 13 −アルキルを表わす)を表わし、 Z 2は、水素、C 1 〜C 4 −アルキル又はC 1 〜C 4 −アルコキシを表わし、Z 3及びZ 4は同一又は異なるものであり、相互に無関係に各々水素、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜 C 13 −アルキル、C 3 〜C 4 −アルケニル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、フェニル又はトリル又はそれらが結合している窒素原子と一緒になって場合によりその他のヘテロ原子を含有する5員又は6員の飽和複素環式基を表わし、Z 5は水素又はC 1 〜C 4 −アルキルを表わし、Z 6は水素、ハロゲン、C 1 〜C 13 −アルキル、 場合により置換されたフェニル、場合により置換されたベンジル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、チエニル、ヒドロキシ、C 1 〜C 4 −アルコキシ、C 1 〜C 4 −アルキルチオ又はC 1 〜C 13 −モノアルキルアミノを表わす]の基を表わすことを特徴とする、請求項1に記載のピリドン染料。 7. その上に請求項1に記載の1種又は数種のピリドン染料が存在する支持体を使用することを特徴とする、染料を支持体によりプラスチックで塗被された紙上にエネルギー源を用いてる拡散又は昇華により転写する方法。 8. 合成材料を請求項1に記載の1種又は数種のピリドン染料で処理することを特徴とする、合成材料の浸染又は捺染法。 |
||
说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 トリフルオルメチルピリドンを基礎とする、メチン−及びアザメチン染料詳細な説明 本発明は、式I [式中、Xは窒素又はCHを表わし、R1は、5員又は6員の炭素環式又は複素環式基を表わし、R 2は、シアノ、カルバモイル、C 1 〜C 6 −アルコキシカルボニル又はC 1 〜C 4 −アルカノイルを表わし、R 3は、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜C 13 −アルキル、場合により置換されているフェニル又は式NE 1 E 2 (式中、E 1及びE 2 は同一又は異なるものであり、相互に無関係に各々水素、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜C 13 −アルキル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたピリジル、場合により置換されたC 1 〜C 13 −アルカノイル、C 1 〜C 13 −アルコキシカルボニル、場合により置換されたC 1 〜C 13 −アルキルスルホニル、C 5 〜C 7 −シクロアルキルスルホニル、場合により置換されたフェニルスルホニル、場合により置換されたピリジルスルホニル、場合により置換されたベンゾイル、ピリジルカルボニル又はチエニルカルボニル又はE 1及びE 2がそれらが結合している窒素原子と一緒になって場合によりC 1 〜C 4 −アルキルにより置換されたスクシンイミド、場合によりC 1 〜C 4 −アルキルにより置換されたフタルイミド又は場合によりその他のヘテロ原子を含有している5員又は6員の飽和複素環式基を表わす)の基を表わす]の新規ピリドン染料、その熱転写法並びに新規染料を用いる合成材料の浸染又は捺染に関する。 特開平5−339237号明細書には、1−アルキル−3−シアノ−4−トリフルオルメチル−6−ヒドロキシピリド−2−オンの製造が記載されている。 更に特開平5−331382号明細書並びに“Bulletin of the Chemical Society of Japan”第66巻、1790〜1794頁(1993年)から、前記化合物をカップリング成分として有するアゾ染料が公知である。 本発明の課題は、有利な使用技術特性を提供する新規メチン−及びアザメチン染料を提供することであった。 この課題に基づき、最初に詳説した式Iのピリドン染料を見出した。 R 1は、場合により置換されており、ベンゾ融合されていてよい、5員又は6 員の炭素環式又は複素環式の、有利には芳香族の基を表わす。 基R 1は、例えばベンゼン−、インドール−、キノリン−、ナフタリン−、ピロール−、チアゾール−、ベンズイミダゾール−、ベンズチアゾール−、チオフェン−又はピリジン系から成る成分から誘導することができる。 重要な基R 1は、例えば式IIa〜IIjのようなものである: [式中、nは0又は1を表わし、Z 1は、水素、場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されているC 1 〜C 13 −アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜 C 4 −アルコキシ、C 1 〜C 4 −アルキルスルホニルアミノ、C 1 〜C 4 −モノ−又はジアルキルアミノスルホニルアミノ又は基−NHCOZ 7又は−NHCO 2 Z 7 (式中、Z 7はフェニル、ベンジル、トリル又は場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されているC 1 〜C 13 −アルキルを表わす)を表わし、Z 2は、水素、C 1 〜C 4 −アルキル又はC 1 〜C 4 −アルコキシを表わし、Z 3及びZ 4は同一又は異なるものであり、相互に無関係に各々水素、場合により置換されており、エーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されていてよいC 1 〜C 1
3 −アルキル、C 3 〜C 4 −アルケニル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、フェニル又はトリル又はそれらが結合している窒素原子と一緒になって場合によりその他のヘテロ原子を含有する5員又は6員の飽和複素環式基を表わし、Z 5は水素又はC 1 〜C 4 −アルキルを表わし、Z 6は水素、ハロゲン、C 1 〜C 13 −アルキル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたベンジル、C 5 〜C 7 −シクロアルキル、チエニル、ヒドロキシ、C 1 〜C 4 −アルコキシ、C 1 〜C 4 −アルキルチオ又はC 1 〜C 13 −モノアルキルアミノを表わす]。 前記式中の全てのアルキル−又はアルケニル基は直鎖状であってもよいし、分枝鎖状であってもよい。 前記式中で置換されているアルキル基が存在する場合には、その他に記載のない限り、置換基としては例えばシクロヘキシル、場合により置換されたフェニル、C 1 〜C 8 −アルカノイルオキシ、C 1 〜C 8 −アルキルアミノカルボニルオキシ、C 1 〜C 8 −アルコキシカルボニル、C 1 〜C 8 −アルコキシカルボニルオキシ( その際、最後に記載した3個の基のアルキル鎖は場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されており、フェニル又はフェノキシにより置換されていてよい)、シクロヘキシルオキシ、フェノキシ、ハロゲン、ヒドロキシ又はシアノが挙げられる。 その際アルキル基は一般に置換分1又は2個を有する。 前記式中で、エーテル官能性の酸素原子により中断されているアルキル基が存在する場合には、エーテル官能性の酸素原子1又は2個により中断されているようなアルキル基が有利である。 前記式中で置換されたフェニル−又はピリジル基が存在する場合には、置換基として例えばC 1 〜C 8 −アルキル、C 1 〜C 8 −アルコキシ、ハロゲンが挙げられ、その際特に塩素又は臭素、ニトロ又はカルボキシルが挙げられる。 その際フェニル−又はピリジル基は一般に置換基1〜3個を有する。 好適な基R 3 、E 1 、E 2 、Z 1 、Z 2 、Z 3 、Z 4 、Z 5 、Z 6及びZ 7は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル又はt−ブチルである。 基R 3 、E 1 、E 2 、Z 1 、Z 3 、Z 4 、Z 6及びZ 7は、更に例えば、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、 デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル又はイソトリデシルである。 [名称イソオクチル、イソノニル、イソデシル及びイソトリデシルは、通称名であり、オキソ合成により得られるアルコールに基づく(Ulnamm's Encyclop edia of Industrial Chemistry、第5版、A1 巻、290〜293頁並びにA10巻284及び285頁参照)] 基R 3 、E 1 、E 2 、Z 1 、Z 3 、Z 4及びZ 7は、更に例えば、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブトキシエチル、2−又は3−メトキシプロピル、2−又は3−エトキシプロピル、2−又は3−プロポキシプロピル、2−又は3−ブトキシプロピル、2−又は4−メトキシブチル、 2−又は4−エトキシブチル、2−又は4−ブトキシブチル、3,6−ジオキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサノニル、3,7−ジオキサオクチル、3,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサオクチル、4,7− ジオキサノニル、4,8−ジオキサデシル、3,6,9−トリオキサデシル又は3,6,9−トリオキサウンデシルである。 基Z 1 、Z 2及びZ 6は、更に例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ又はs−ブトキシである。 基R 3 、E 1 、E 2及びZ 6は、更に例えば、フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2−、3−又は4−エチルフェニル、2−、3−又は4−プロピルフェニル、2−、3−又は4−イソプロピルフェニル、2−、3−又は4−ブチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2−、3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は4−エトキシフェニル、2−、 3−又は4−イソブトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2−、3− 又は4−クロルフェニル、2,6−ジクロルフェニル、2−、3−又は4−ニトロフェニル又は2−、3−又は4−カルボキシルフェニルである。 基Z 3 、Z 4 、Z 6 、E 1及びE 2は、更に例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルである。 基R 3 、Z 3 、Z 4 、E 1及びE 2は、更に例えば、ベンジル、2−メチルベンジル、1−又は2−フェニルエチル、2−ヒドロキシエチル、2−又は3−ヒドロキシプロピル、2−シアノエチル、2−又は3−シアノプロピル、2−アセチルオキシエチル、2−又は3−アセチルオキシプロピル、2−イソブチリルオキシエチル、2−又は3−イソブチリルオキシプロピル、2−メトキシカルボニルエチル、2−又は3−メトキシカルボニルプロピル、2−エトキシカルボニルエチル、2−又は3−エトキシカルボニルプロピル、2−メトキシカルボニルオキシエチル、2−又は3−メトキシカルボニルオキシプロピル、2−エトキシカルボニルオキシエチル、2−又は3−エトキシカルボニルオキシプロピル、2−ブトキシカルボニルオキシエチル、2−又は3−ブトキリカルボニルオキシプロピル、2−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)エチル、2−又は3−(2− フェニルエトキシカルボニルオキシ)プロピル、2−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)エチル又は2−又は3−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピルである。 基E 1及びE 2は、更に例えばピリジル、2−、3−又は4−メチルピリジル、 2−、3−又は4−メトキシピリジル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、2−エチルヘキサノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、シクロヘプチルスルホニル、フェニルスルホニル、トリルスルホニル、ピリジルスルホニル、ベンゾイル、 2−、3−又は4−メチルベンゾイル、2−、3−又は4−メトキシベンゾイル、チエン−2−イルカルボニル又はチエン−3−イルカルボニルである。 基Z 1は、更に例えばメチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、モノ−又はジメチルアミノスルホニルアミノ、 モノ−又はジエチルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジプロピルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジイソプロピルアミノスルホニルアミノ、モノ−又はジブチルアミノスルホニルアミノ又は(N−メチル−N−エチルアミノスルホニル)アミノである。 基Z 6は、更に例えば弗素、塩素、臭素、ベンジル、2−メチルベンジル、2 ,4−ジメチルベンジル、2−メトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ヘプチルアミノ、オクチルアミノ、 2−エチルヘキシルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ又はブチルチオである。 基Z 3及びZ 4は、更に例えばアリル又はメタリルである。 基R 2は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル又はイソブチリルである。 基E 1及びE 2又はZ 3及びZ 4が各々それらが結合している窒素原子と一緒に、 場合によりその他のヘテロ原子を含有する、5員又は6員の飽和複素環式基を表わす場合には、例えばピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル又はN−(C 1 〜C 4 −アルキル)ピペラジニルが挙げられる。 式中、XがCHを表わす式Iのピリドン染料が有利である。 式中、R 2がシアノを表わす式Iのピリドン染料が更に有利である。 更に式中、R 3が、場合によりエーテル官能性の酸素原子1〜3個により中断されている、C 1 〜C 13 −アルキルを表わす式Iのピリドン染料が特に有利である。 式中、R 3が、場合によりエーテル官能性の酸素原子1又は2個により中断されている、C 1 〜C 6 −アルキルを表わす式Iのピリドン染料が特に有利である。 更に、式中、R 1がベンゾール−又はチアゾール系から成る成分から誘導される基、特に式IIa又はIIiを表わす式Iのピリドン染料が有利である。 特に式Ia [式中、R 3がC 1 〜C 8 −アルキルを表わし、Z 3及びZ 4が相互に無関係に各々、場合によりC 1 〜C 4 −アルコキシ、C 1 〜C 4 −アルコキシカルボニル又はフェニルにより置換されているC 1 〜C 8 −アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はプロプ−1−エン−3−イルを表わし、Z 6が分枝鎖状のC 3 〜C 10 −アルキル又はフェニル、特に分枝鎖状のC 3 〜C 8 −アルキルを表わす]のピリドン染料が有利である。 更に特に、式中、Z 6が分枝鎖状のC 3 〜C 6 −アルキル、特に有利にはC 5 −アルキルを表わし、その際ネオペンチルが特に挙げられる、式Iaのピリドン染料が特に有利である。 更に、式中、基Z 3及びZ 4が各々C 1 〜C 8 −アルキルを表わし、両方の基Z 3 及びZ 4中に存在する炭素原子の合計が少なくとも7個、特に少なくとも8個である、式Iaのピリドン染料が極めて有利である。 本発明による式Iのピリドン染料は、自体公知の方法により製造することができる。 例えば、式中XがCHを表わす様な式Iのピリドン染料は、式III R 1 −CHO (III) [式中、R 1は前記したものを表わす]のアルデヒドを式IV [式中、R 2及びR 3は各々前記したものを表わす]のトリフルオルメチルピリドンと縮合させることによって得ることができる。 式中Xが窒素を表わす様な式Iのピリドン染料は例えば、式V R 1 −NO (V) [式中、R 1は前記したものを表わす]のニトロソ化合物の縮合によってか又は式VI R 1 −NH 2 (VI) [式中、R 1は各々前記したものを表わす]のアミノ化合物のトリフルオルメチルピリドンIVとの酸化カップリングによって得ることができる。 新規ピリドン染料を製造するための中間生成物には一般に自体公知の化合物が該当する。 本発明のその他の目的は、プラスチックを塗被した紙の上に支持体により染料をエネルギー源を用いて拡散又は昇華により転写する方法であり、これはその上に1種又は数種の式Iのピリドン染料が存在する支持体を使用することを特徴とする。 本発明による方法に必要な染料支持体を製造するために、式Iの染料を好適な有機溶剤又は溶剤混合物中で1種又は数種類の結合剤を用いて、場合により助剤の添加下で印刷インキに加工する。 これは、式Iの染料を有利には分子分散溶解形で含有する。 印刷インキをナイフを用いて不活性支持体上に塗布し、染色物を例えば空気でか又はファンを用いて乾燥させることができる。 式Iの染料のために好適な有機溶剤は、例えばその溶剤中の式Iの染料の溶解性が温度20℃で1重量%より、有利には5重量%より大きいようなものである。 例えばエタノール、プロパノール、イソブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、トルエン、シクロベンゼン又はその混合物が挙げられる。 結合剤としては、有機溶剤中に可溶性であり、染料が不活性支持体に耐磨耗性に結合することができる全ての樹脂又はポリマー材料が挙げられる。 その際、染料を、印刷インキの空気乾燥後に染料の明らかな晶出が起きずに澄明で透明なフィルムの形で、有するような結合剤が有利である。 このような結合剤は、例えば米国特許(US−A)第5132438号明細書又はそこに記載の相応する特許出願明細書中に挙げられている。 更に、飽和の直鎖ポリエステルが挙げられる。 有利な結合剤はエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセテート、セルロースプロピオネート又は飽和直鎖ポリエステルである。 結合剤対染料の重量比は、一般に1:1〜10:1である。 助剤としては、例えば米国特許(US−A)第5132438号明細書又はそこに記載の相応する特許出願明細書中に挙げられているような分離剤が挙げられる。 更に特に、カラーリボンの貯蔵又は加熱に際して転写染料の晶出を抑制する、有機の添加物、例えばコレステリン又はバニリンが挙げられる。 好適な不活性支持体は、例えば米国特許(US−A)第5132438号明細書又はそこに記載の相応する特許出願明細書中に記載されている。 染料−支持体の厚さは、一般に3〜30μmである。 染料受容層としては、原則として転写すべき染料に対して親和性を有する全ての熱安定性プラスチック層、例えば変性ポリカーボネート又はポリエステルが挙げられる。 これに関する詳細は、例えば米国特許(US−A)第5132438 号明細書又はそこに記載の相応する特許出願明細書中に記載されている。 転写はエネルギー源、例えばレーザー又は感熱ヘッドを用いて行われ、その際、後者は、染料転写がt:0<t<15msecの時間範囲で行うことができるように、≧300℃の温度に加熱すべきである。 その際、染料は転写シートから移出し、受容媒体の表面被覆中に拡散する。 本発明による式Iの染料は染料転写する際に有利な使用技術特性により卓越してる。 この染料はカラーリボン中での高い溶解性(結合剤との良好な相容性)、 印刷インキ中での高い安定性、良好な転写性、高い像安定性(即ち良好な耐光性及び環境の影響、例えば湿気、温度又は化学薬品に対する良好な安定性)を有し、最適の三色染色の観点で、所定の減法原色に対するフレキシブルな適合(原色又は混色のできる限り高い光沢及び濃いニュートラル黒)を可能とする。 更に、本発明による1種又は数種の染料を用いて処理する場合に、合成材料を有利に浸染又は捺染することができることを見出した。 合成材料は、例えばポリエステル、ポリアミド又はポリカーボネートである。 特に、ポリエステル、変性ポリエステル、例えば陰イオン変性ポリエステル、ポリエステルとセルロースとの混合繊維、木綿、ビスコース又はウール又はポリアミドから成る、繊維材料、 例えば、繊維、紡糸、撚糸、編物、織物又は不繊布の形の材料が挙げられる。 浸染及び捺染の条件は自体公知である。 その際、高い耐光性、高い光沢及び非常に良好な耐湿性、例えば非常に良好な洗濯−及び汗堅牢度を有する浸染又は捺染が得られる。 本発明による染料はケラチン繊維を着色するためにも、例えば毛染め又は毛皮染めに使用することもできる。 更に式Iの新規染料は、例えば欧州特許(EP−A)第399473号明細書に記載されているように、カラーフィルターを製造するためにも好適である。 最後に本発明による染料は、電子写真用のトナーの製造用の着色剤として有利に使用することもできる。 次に本発明を実施例につき詳説する。 A)製造例1 a)アセトン150ml中にチオシアン化カリウム128gを前装入し、20〜 25℃で3,3−ジメチル酪酸クロリド185mlを加えた。 8時間室温で撹拌し、引き続きジブチルアミン234mlを滴加した。 4時間後、氷120g及び50重量%の水酸化ナトリウム溶液142mlを添加したが、その際、温度を最高40℃に保った。 そこで水120ml中のクロル酢酸132gの溶液を添加し、80℃に8時間加熱した。 引き続き60℃で相分離を行った。 有機相を塩化メチレンで希釈し、希塩酸で数回、引き続き水で振出した。 硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶剤を回転蒸発器で溜去した。 暗色油状物311gが得られたが、これは式 の化合物69.5%(GC)を含有した。 b)0〜5℃で製造したN,N−ジメチルホルムアミド441ml及びオキシ塩化燐110gの溶液に、氷冷却下でN,N−ジメチルホルムアミド95ml中の2−ジブチルアミノ−4−(2,2−ジメチルプロピル)チアゾール(工程a) )105gの溶液を滴加した。 2時間撹拌後、氷/水上に注ぎ、1夜攪拌し、引き続き酢酸エステルで抽出した。 有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで溶剤を回転蒸発器で溜去した。 褐色油状物113.6gが得られたが、これは式 の化合物83.5%(GC)を含有した。 c)3−シアノ−6−ヒドロキシ−1−メチル−4−トリフルオルメチル−1− H−ピリジン−2−オン6.54g及び2−ジブチルアミノ−4−(2,2−ジメチルプロピル)−5−ホルミルチアゾール(工程b))11.16gを室温で無水酢酸25ml中に懸濁させ、引き続き1時間80℃に加熱した。 冷却に際して沈殿を吸引濾過し、水及びメタノールで洗浄し、酢酸エステルから再結晶させ。 式 赤色晶状化合物8.4g(理論値の54.8%)が得られた。 融点:169℃;λ max (CH 2 Cl 2 ):545nm 例2 3−シアノ−6−ヒドロキシ−1−メチル−4−トリフルオルメチル−1−H −ピリジン−2−オン6.34g及び2−ジブチルアミノ−4−フェニル−5− ニトロソチアゾール4.37gを室温で無水酢酸35ml中に懸濁させ、引き続き1時間80℃に加熱した。 冷却に際して沈殿を吸引濾過し、水及びヘキサンで洗浄し、酢酸エステルから再結晶させた。 式 の褐色晶状化合物7.4g(理論値の71.7%)が得られた。 融点:231〜33℃;λ max (CH 2 Cl 2 ):598nm 同様にして、下記の表に記載の染料が得られる B)染料転写一般的処方: a)染料10gを、場合により80〜90℃の短時間加温下で、メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン−混合物(4.5:2:2v/v/v)中の結合剤10重量%溶液100g中に混入した。 生じた印刷インクを6μmナイフで、背面に好適なスリップ層を設けてある厚さ6μmのポリエステルシート上に塗布し、ファンで1分間吹き付け乾燥させる。 残溶剤が印刷工程に影響を与える恐れがあるので、カラーリボンは印刷することができるようになるまでに、少なくとも24時間空気後乾燥させるべきである。 b)カラーリボンを市販の感熱ヘッドを装備したコンピューター制御実験装置で市販のビデオ印刷紙(日立社のTypVY−S)上に印刷した。 電圧の変化により感熱ヘッドのエネルギー供給を制御するが、その際、設置インパルス時間は7msであり、常に1インパルスだけを供給する。 供給エネルギーは0.7〜2.0mJ/ドットである。 着色の程度は供給したエネルギーに正比例するので、色楔(Farbkeil)を作成し、分光法により評価することができる。 発熱体当たりの供給エネルギーに対する色の深みを図に記載することから、Q * −値(=吸光値1に必要なエネルギーmJ)が得られる。 得られた結果を下記第3表に記載する。 (Q *の記載で、最初の値は各々ポリエステルを基礎とする結合剤に関し、2 番目の値は各々ポリビニルブチラールを基礎とする結合剤に関する。) c)染色工程 ポリエステル織物を55℃で、染料X%(織物の重量に対する)、ナフタリン−2−スルホン酸及びホルムアルデヒドから成る縮合生成物のナトリウム塩1g /l及び緩衝剤溶液(pH4.5)0.5ml/lを含有する染浴中に入れる。 次いで浴を30分間130℃に加熱し、なお60分間この温度に保つ。 冷却し、洗浄した後、織物を32重量%水酸化ナトリウム溶液4g/l、ハイドロサルファイトナトリウム2g/l及び酸化エチレン12モルのオレイルアミン1モルへの付加生成物1g/lを含有する浴中で30分間70℃で還元精製し、引き続き洗浄し、乾燥させた。 例1、6及び14の染料を用いて高耐光性の明るい赤色着色が得られ、これは良好な洗濯−及び汗堅牢度を有する。 例1:X=0.5、0.75、1.0、及び1.5[%] 例6:X=0.1、0.5、0.75[%] 例14:X=0.35、0.5、0.8及び1.0[%] ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI C07D 417/12 C09B 57/00 V C09B 57/00 D06P 1/13 D06P 1/13 3/52 Z 3/52 B41M 5/26 K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,MX ,NO,NZ,PL,RU,SG,SK,UA,US, VN (72)発明者 カール−ハインツ エツバッハ ドイツ連邦共和国 D−67227 フランケ ンタール ジャン−ガンス−シュトラーセ 46 |