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Optical displacement sensor

阅读:1026发布:2021-02-27

专利汇可以提供Optical displacement sensor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a compact, inexpensive sensor for measuring the motion of an object without any need for accurate control of distance to the object.
SOLUTION: A repetitive optical structure is utilized for formation of a repetitive optical signal emitted by the illuminated moving object. The repetitive optical structure is illuminated by the light source for formation of a fringe pattern (similar to Laser Doppler Anemometry), and/or, an object is illuminated by the light source and the repetitive optical structure diverts light from the illuminated object onto light sensors. A speckle pattern is formed on the object by the illumination. The speckle pattern moves with movement of the object, and speckle pattern movement is determined without any need for imaging the object onto the repetitive optical structure. Since the speckle pattern is not imaged onto the optical member, the distance and possible distance changes between the object and the optical member substantially do not affect system performance.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Optical displacement sensor专利的具体信息内容。

  • 空間的にコヒーレントな光で対象物の少なくとも一部を照明し、対象物の表面粗さによるスペックルパターンを形成するためのコヒーレント光源と、
    光学信号を対応する電気信号に変換する少なくとも3つの光検出器要素を有する光検出器と、
    少なくとも3つの光学素子を有し各光学素子が光学素子に入射するスペックルパターンを光検出器要素の実質的に同じ領域に導き、それによってスペックルパターンの速度に対応する周波数を有する振動電子信号を生成する光学部材と、
    前記少なくとも3つの光検出器要素からの前記振動電気信号を、スペックルパターンの動きの速度と方向に加工処理するための信号処理回路とを備え、
    対象物の変位を検出するための光学変位センサーシステム。
  • 光学部材が実質的に同じ光学素子を備える反復性光学部材である請求項1記載のシステム。
  • 光学素子がレンズである請求項1又は2のいずれか1つに記載のシステム。
  • 光学素子がシリンドリカルレンズである請求項3記載のシステム。
  • 光学素子が球面レンズである請求項3記載のシステム。
  • 光学素子がフレネルレンズである請求項3記載にシステム。
  • 光学素子が基板厚さのサイン曲線変調を有する直線位相回折格子によって形式されている請求項1又は2記載のシステム。
  • 光学素子がプリズムスタブである請求項1又は2に記載のシステム。
  • 光学部材が回折光学素子である請求項1又は2に記載のシステム。
  • 光学素子が光を反射する請求項1〜9のいずれか1つに記載のシステム。
  • 光学部材が光学素子の直線アレイである請求項1〜10のいずれか1つに記載のシステム。
  • 光学部材が2次元アレイである請求項1〜11のいずれか1つに記載のシステム。
  • レーザが対象物を照明する請求項1〜12のいずれか1つに記載のシステム。
  • 入力平面がフーリエ変換レンズのフーリエ平面に配置され、対象物の回転変位が測定されるように対象物と入力平面との間に設置されたフーリエ変換レンズをさらに備える請求項1〜13のいずれか1つに記載のシステム。
  • 対象物が、実質的に入力平面に設置された点光源によって出射される発散光ビームによって照明される請求項1〜14のいずれか1つに記載のシステム。
  • コリメート光ビームが対象物を照明する請求項1〜15のいずれか1つに記載のシステム。
  • 入力平面上に形成されるスペックルの平均サイズが個々の光学素子のサイズに実質的に等しい請求項1〜16のいずれか1つに記載のシステム。
  • コヒーレント光源は、対象物を照明する複数の光ビームを形成するための光学部材を照明する請求項1〜17のいずれか1つに記載のシステム。
  • 光学部材を照明するためのコリメート光源をさらに備える請求項1〜18のいずれか1つに記載のシステム。
  • 測定ボリュームに光学部材を結像させてフリンジパターンを形成する画像形成システムをさらに備える請求項1〜19のいずれか1つに記載のシステム。
  • 実質的に共通な平面に配置された少なくとも3つの光学素子を有する複数の光学部材と、各々の光検出器とをさらに備え、
    光学素子の各々は光学素子に入射するスペックルパターンを各光検出器の実質的に同じ領域に導く請求項1〜20のいずれか1つに記載のシステム。
  • 光検出器素子が、検出器信号の基本周波数の第3高調波を最適に抑制するために選択されている請求項1〜21のいずれか1つに記載のシステム。
  • 検出器は、基本周波数の実質的に180°の位相ずれに対応する相互距離を有する第1組の2つの整合した光検出器素子を備える請求項1〜22のいずれか1つに記載のシステム。
  • 検出器が、実質的に180°位相ずれに対応する相互距離を有する第2組の2つの整合した光検出器素子をさらに備え、2組の間の差の信号の位相が実質的に60°の位相ずれに対応する相互距離を有する請求項23記載のシステム。
  • 実質的に180°の位相ずれに対応する相互距離を有する第2組の2つの整合した光検出器素子をさらに備え、2組の間の差の信号の位相が実質的に90°の位相ずれに対応する相互距離を有する請求項23記載のシステム。
  • 前記少なくとも1つの光検出器素子に対して変位し、前記少なくとも1つの光検出器素子の出力信号に統計的に無関係な出力信号を出力し、信号のドロップアウトによる信号の欠如の影響を最小にする第2組の光検出器素子をさらに備える請求項23記載のシステム。
  • 说明书全文

    この発明は、直線変位,度変位,振動等のような対象物の変位を測定する小型で低価格の光学変位センサに関する。

    背景技術と発明が解決しようとする課題

    対象物の動きを測定する小型で低価格なセンサを提供することが、かなり長い間求められてきた。

    レーザスペックルパターンによる運動の検出:統計的特徴(シュネル他、15巻、1998年1月、J. Opt. Soc. Am)において、散乱する対象物の動きを測定するセンサが開示されている。 対象物はコヒーレント光で照明され、スペックルパターンが対象物の表面による光の相互作用によって形成される。 2つの組み合った差動くし状光検出器アレイが、スペックルパターン強度の空間的周波数スペクトルに対する周期的フィルタとして働く。 検出器は、任意に低い速度で運動を測定できる変位に対するゼロオフセットの周期的出信号を生成する。 運動の方向は、第2対の組み合ったくし状光検出器アレイによって生成される直角位相信号によって検出されることが可能である。

    WO98/53271において、対象物の1つ以上の部分の角度変位を測定するセンサが開示されている。 その測定もまた、スペックルパターンに基づくものであり、対象物までの距離、縦および横の運動、対象物の形状および角度変位の半径に無関係である。

    ティー. ウシザワ、ワイ. アイズおよびティー. アサクラ著「レンズ状回折格子を用いた速度の測定」Appl. Phs. B39、97−106(1986年)、およびワイ. アイズ著「空間フィルタ速度測定の原理と進歩」Appl. Phs. B43、209−224(1987年)は、光検出器へ粒子からの散乱光の屈折用の、いわゆるレンズ状回折格子の利用を開示している。 測定ボリュームを横切る粒子は、測定ボリュームに設置されたグランドガラスを照明するヘリウム−ネオンレーザ(5mW)からの発散光により照明される。 移動する粒子がレンズ状回折格子に結像されることが、開示された測定システムの基本特性である。 従って、レンズ状回折格子と移動粒子との間の距離は正確に制御されなければならない。 さらに、1組のレンズがレンズアレイの後に設置され、検出器上の光を十分に修正する。 これによって、小型の単一素子光学システムを実現する可能性が消滅する。

    従って、さらに小型で安価な変位センサや、対象物までの距離の正確な制御を必要としないセンサに対する要求がある。

    国際特許公開公報WO98/53271

    レーザスペックルパターンによる運動の検出:統計的特徴(シュネル他、15巻、1998年1月、J. Opt. Soc. Am),ティー. ウシザワ、ワイ. アイズおよびティー. アサクラ著「レンズ状回折格子を用いた速度の測定」Appl. Phs. B39、97−106(1986年)、およびワイ. アイズ著「空間フィルタ速度測定の原理と進歩」Appl. Phs. B43、209−224(1987年)

    課題を解決するための手段と発明の効果

    この発明によれば、上述のおよび他の目的は、空間的にコヒーレントな光で対象物の少なくとも一部を照明するためのコヒーレント光源と、空間における実質的に同じ第2領域において空間における異なる特定の第1領域を写像するための少なくとも3つの光学素子を有し、それによって、第1領域を移動する対象物から出射する光の位相変化によって生じる振動光学信号を生成する光学部材と、を備える、対象物の変位を検出するための光学変位センサーシステムにより達成される。

    反復性光学構造、つまり、光学部材が、
    1)フリンジパターン(レーザドプラー風力測定法に似た)を形成するための光源によって反復性光学構造を照明すること、および/又は、
    2)光源によって対象物を照明し、照明された対象物からの光を光センサ上に反復性光学構造によって分散すること、
    によって、照明された移動対象物によって出射される反復性光学信号を形成するために利用されることが、本願発明の基本的な観点である。

    光源は対象物を照明し、それによってスペックルパターンが対象物上に形成される。 スペックルパターンは対象物の移動に伴って移動し、スペックルパターンの移動は対象物を反復性光学構造、つまり、光学部材上に結像させる必要なしに決定される。

    スペックルパターンは光学部材上に像形成されないので、対象物と光学部材との間の距離および可能な距離の変化は、実質的にシステムの性能に影響しない。

    レーザドプラー風力測定法の適用に非常に適した、この発明の実施態様においてコリメート光源は光学部材を照明するために備えられ、像形成システムは光学部材を測定ボリュームに像形成し測定ボリュームの中にフリンジパターンを形成するために備えられる。

    この発明の他の実施態様において、対象物から出射する光は入力平面で受け取られる。 光学部材は、入力平面の異なる部分から出射する光を、光学部材の対応素子によって、実質的に同じ方向に導く。

    この発明のさらに他の実施態様において、上述の実施態様が組合される。 つまり、光学部材はコヒーレント光を対象物へ伝搬するためと、対象物からの出射光を受取るための両方に利用される。

    光源からの光ビームを光学部材の照明により複数の光ビームに分割することは、安全性を増す。 それは、人間の眼に不意に入る個々の光ビームのパワーが低下するからである。

    さらに、信号/ノイズ比が増す。 それは、対象物へのフリンジ状パターンの投影が、光学部材用の最適値に対応するスペックルスペクトルを形成するからである。

    個々の光学素子は、単独又は組合わさって入射する光の反射,屈折,散乱,回折等に作用することができる。 従って、個々の光学素子は、シリンドリカルレンズ,球面レンズ,フレネルレンズ,ボールレンズ,プリズム,プリズムスタブ,ミラー,液晶等のようなレンズであってもよい。

    また、光学部材はホログラフ用に作られたレンズのような回折光学素子によって形成されてもよい。

    さらに、光学部材は、フォトレジスト膜のようなフィルムの膜厚のサイン曲線変調を有する直線位相回折格子を備えることができる。

    個々の光学素子の相互作用の後、光はその素子を介して伝達されてもよいし、又、例えば反射用の適当にコーティングされた素子から反射されてもよい。 このシステムもまた、入射光を反応電子信号に変換するための少なくとも1つの光検出器素子を有する検出器を備える。 その検出器は光学部材から出射する光の伝播路に配置される。

    この発明は、光学部材がシリンドリカルレンズの直線アレイによって構成される反復性光学部材である実施態様を考えることによってもっとも容易に理解される。 レンズの焦点距離は正でも負でもよい。 便宜上、正のレンズのみが添付図に示される。 入力平面は、レンズのアレイの前に、レンズの焦点距離に等しい距離で、対象物から出射する入射光の伝播の方向に直角に設置される。

    対象物はスペックルパターンを形成できるサイズの表面を有する。 対象物の表面粗さは、表面の偏差が入射光の種々の部分の位相を異なって変えるので、スペックルパターンを形成する。 好ましくは、表面の少なくとも一部がレーザによって照明され、入力平面に沿った電磁場の変化によって生じるスペックルパターンが、例えば強度測定によって入力平面で検出される。 以下において、そのような電磁強度変化は「スペックル変化」と呼ばれる。 対象物が変位すると、スペックル変化が表面速度又は回転速度に比例した速度で、入力平面に沿って移動する。 個々の光学素子は光を実施態様の光検出器の方へ導く。 入力平面におけるスペックル変化が個々の光学素子の幅に等しい距離だけ移動すると、個々の光学素子から出射した対応する光が光検出器の領域を横切って掃引する。 これは次の光学素子に対してくり返され、スペックル変化が直線アレイの長さに等しい距離を横切ったとき、光検出器は、直線アレイの個々の光学素子の数に等しい回数だけくり返して掃引されることが分かる。 個々の光学素子のサイズに実質的に等しいスペックルサイズを有する、入力平面における正規のスペックル変化パターンに対して、検出器素子における電磁場の強度が、スペックル変化の明るい領域が光学素子に整合するときの高い強度と、スペックル変化の暗い領域が光学素子に整合するときの低い強度との間で変化し、振動周波数はアレイピッチ、つまり個々の隣接する光学素子間の距離によって分割された直線アレイの縦長の方向におけるスペックル変化の変位速度に対応することが分かる。

    この動作原理は、一般的にこの発明の他の実施態様に対して、使用される光学部材のタイプに関係なく、対象物の画像が入力平面に形成されるか否かに関係なく、適用される。 例えば、入力平面に実質的に配置され発散光ビームを出射する点光源が対象物を照明することができる。 発光は対象物により散乱するように反射され、入力平面に受取られる。 当該技術分野でよく知られていることであるが、入力平面におけるスペックル変化の変位は、対象物と入力平面との間の距離に関係なく対象物の表面における対応する変位の2倍である。

    また、対象物はコリメート光ビームによって照明されることが可能で、その場合には、入力平面におけるスペックル変化の変位は、対象物と入力平面との間の距離と関係なく、対象物の表面における対応する変位に等しい。

    この発明のさらに他の実施態様において、フーリエ変換レンズが対象物と入力平面との間に設置され、入力平面がフーリエ変換レンズのフーリエ平面に、つまり、そのレンズの後焦平面に配置され、それによって、対象物の回転変位は、対象物と入力平面との間の距離に関係なく測定され得る。 さらに、検出される周波数は、回転する対象物の曲率半径に無関係で、波長に無関係である。 その上、対象物の横方向の変位は、スペックルと無関係なもののみを生じさせ、スペックルの変位を生じさせない。

    光学部材は、個々の光学素子のサイズに匹敵するサイズの移動スペックル変化が振動検出器信号に至るように、入力平面において電磁場の空間濾光を提供する。 移動速度は、例えばこの信号のゼロクロス検出によって測定され得る。

    2次元のスペックル変位は、光学素子の2次元アレイを有するこの発明の実施態様により測定されてもよいことが分かる。

    この発明の好ましい実施態様において、システムは、少なくとも1つの検出器素子に入力平面の一部を結像し、それによって、像形成システムと共同する個々の光学素子の各々が出力平面の同じ特定領域に入力平面の特定部分を結像し、隣接する各光学素子に対して同じ相対位置に配置された入力平面の点が、光検出器の同じ点に結像される。 さらに以下に説明するように、像形成システムのない場合には、各光学素子に対する同じ相対位置を有する入力平面の対応する点に対して検出器における結像点間に小さい距離が存在する。 しかしながら、システムの精度は十分であり、システムの実際のサイズに依存する。

    光学部材と上記像形成システムとは、量産に適した小型のシステムを得るために、モールド樹脂部品のような単一の物理的要素に一体化される。

    光学部材を有する変位センサは、入力平面における光学部材の方向のスペックル変化の動きの測定を助ける。 対象物と入力平面との間に配置された光学システムは、特定の対象物の移動から生じるスペックル変化をシステムの入力平面における直線スペックル移動に変換することによって測定される対象物の移動のタイプを決定する。 対象物の移動は、1次元又は2次元変位,1次元又は2次元速度,角度変位,角速度等のような平面内又は平面外回転および/又は変位であり得る。

    減算や加算などのような、素子から得られる信号の処理と共に、検出器素子の数,サイズおよび位置は、出力信号の高調波の抑制を促す。 特に、スペックル変化の移動方向は、直角位相(又は直角位相に近い)信号が得られる場合に、調べられ得る。

    この発明の重要な利点は、変位センサのみが1,2,4,6又は7素子のように、少ない光検出器素子を備えることである。

    速度信号のドロップアウトの発生は、他の組の検出器素子からの信号が無い間に、他の信号と統計的に無関係な信号が1組の検出器素子から利用可能なように、存在する組の検出器素子に対して変位する第2組の光検出器素子を提供することによって減じられる。 従って、例えば、速度信号を生成する一組の検出器素子へ切換えるような、2つの信号の適当な処理によって、信号のドロップアウトの発生は最小化される。

    この発明による変位センサの好ましい実施態様を概略的に示す。

    図1の変位センサの動作原理を示す。

    この発明による変位センサの他の好ましい実施態様を概略的に示す。

    図3の変位センサの動作原理を示す。

    図1の変位センサにおける電磁波伝播を概略的に示す。

    フレネルレンズアレイ付き変位センサを概略的に示す。

    フィルム厚さにおけるサイン曲線変調を有する直線位相回折格子付き変位センサを概略的に示す。

    プリズムアレイ付き変位センサを概略的に示す。

    図8の変位センサの動作原理を示す。

    プリズムスタブのアレイ付き変位センサを概略的に示す。

    図10の変位センサの動作原理を示す。

    レーザドプラー風力計のような実施態様の処理を示す。

    レーザドプラー風力計のような他の実施態様の処理を示す。

    粒子速度が測定される、粒子速度測定に適した実施態様を示す。

    図12又は13に示す実施態様からの検出器素子信号の図である。

    図14に示す信号に対する位相遅れを有する変位光検出器素子からの信号の図である。

    図14と15に示す信号間の差の図である。

    この発明の実施態様の入力平面の定義を示す。

    この発明の他の実施態様の入力平面の定義を示す。

    この発明のさらに他の実施態様の入力平面の定義を示す。

    この発明による変位センサの光学要素の組合せを示す。

    この発明による変位センサの光学要素の他の組合せを示す。

    この発明によるプリズムアレイ付き変位センサの光学要素の組合せを示す。

    プリズムと組合せられた光学要素付きのこの発明による変位センサを概略的に示す。

    プリズムと組合せられた光学要素付きのこの発明による他の変位センサを概略的に示す。

    プリズムスタブの2次元アレイを概略的に示す。

    プリズムスタブによって屈折された波の、検出器平面への電磁波伝播を示す。

    この発明による直線変位センサシステムの動作を概略的に示す。

    この発明による他の直線変位センサシステムの動作を概略的に示す。

    この発明による回転変位測定用変位センサシステムの動作を概略的に示す。

    直線変位測定用のこの発明の反射形態を概略的に示す。

    回転変位測定用のこの発明の反射形態を概略的に示す。

    2次元回転変位測定用のこの発明の反射形態を概略的に示す。

    2次元直線変位測定用のこの発明の反射形態を概略的に示す。

    3つのレンズアレイを有する実施態様を概略的に示す。

    4つのレンズアレイを有する実施態様を概略的に示す。

    単一の検出器の形態を概略的に示す。

    図37に示す検出器によって与えられる信号の図である。

    図38に示す信号のパワースペクトル図である。

    他の検出器の形態を概略的に示す。

    図40に示す検出器によって与えられる信号の図である。

    図41に示す信号のパワースペクトルの図である。

    さらに他の検出器の形態を概略的に示す。

    図43に示す検出器の形態によって与えられる信号の図である。

    図44に示す信号の位相図である。

    さらに他の検出器の形態を概略的に示す。

    図46に示す検出器によって与えられる信号の図である。

    図47に示す信号の位相図を示す。

    この発明の小型化した実施態様を概略的示す。

    この発明の他の小型化した実施態様を概略的示す。

    共通の伝播および受光光学構成を有する実施態様を概略的に示す。

    図51に示す実施態様の動作原理を概略的に示す。

    図51に示す実施態様によって照明される対象物の表面における強度分布を示す。

    図51に示す実施態様によるヒトの眼の(故意でない)照明を示す。

    図1は、シリンドリカルレンズ18の直線アレイ12を備えるこの発明の変位センサを概略的に示す。 f 1はシリンドリカルレンズ18の焦点距離である。 入力平面14は、レンズ18の焦点距離f 1に等しい距離に、対象物(図示しない)から出た入射光の伝播方向に直交して設置される。 この実施態様10では、対象物(図示しない)の表面の一部が入力平面14の方へ光を散乱させる。 好ましくは、レーザがその表面のその部分を照明し、スペックル変化が入力平面で生成される。 対象物が変位すると、スペックル変化が入力平面14に沿って対応して動く。 個々のシリンドリカルレンズ18は光16,20を、焦点距離f 2を有し直線アレイ12からf 1 +f 2に等しい距離に設置された屈折レンズ22
    へ導く。 レンズ22は光20を屈折させて波24とし、波24はレンズ22の焦平面に設置された光検出器素子26,28および30へ伝播する。 このようにして、入力平面14は出力平面15上にくり返し結像される。 検出器素子26,28および30は、各受光面が出力平面15に一致するように設置されている。 入力平面の領域32が検出器素子28の領域34に結像され、隣接する各シリンドリカルレンズ18に関して同じ相対位置に位置する対応領域36が検出器素子26,28,30によって構成される光学検出器の同じ領域34に結像されることが示されている。

    なお、直線アレイ12とレンズ22との間の距離は、この例では変位センサ10の動作説明を簡単にするために、f 1 +f 2に等しくなるように選ばれる。 しかしながら、変位センサ10は、直線アレイ12とレンズ22との間がどのような距離であっても作動する。 コンパクト化のためには、その距離は零に設定されることが好ましい。

    なお、図28に示されるような像形成システムでは、対象物の回転変位は、入力平面におけるスペックル変化の変換に至らない。 しかしながら、対象物の回転変位は、通常、スペックルボイリング(speckle boiling)に至る。

    図1の変位センサの動作原理は、さらに図2に示される。 入力平面14におけるスペックル変化16が幅Λ 0 、つまり、各光学素子18のピッチ4に等しい距離38だけ動いたとき、レンズ22と各シリンドリカルレンズ18との組合せによって形成される対応画像は光検出素子26,28および30の領域40を掃引する。 これは他の光学素子18に対してくり返され、スペックル変化が直線アレイ12の長さに等しい距離だけ横切ったとき、光検出器26,28,30は直線アレイ12の個々の光学素子18の数に等しい回数だけくり返し掃引されることがわかる。 個々の光学素子18のサイズ38に匹敵する平均スペックルサイズを有する、入力平面における正規のスペックル変化パターンに対して、検出素子26,28,30における電磁界強度が、スペックル変化の明るい領域が検出素子26,28,30に整合するときの高強度と、スペックル変化の暗い領域が受光素子26,28,30に整合するときの低強度との間で変化することや、振動の周波数が、アレイのピッチ、つまり、個々に隣接する光学素子間の距離で分割された直線アレイ12の縦方向の伸びの方向ΔXにおけるスペックル変化の変位速度に対応することが分かる。

    前述のように、同じ動作原理がこの発明の他の実施態様に一般的に適用されるが、それは用いられる光学部材のタイプや、対象物の画像が入力平面に形成されるか否かに関係しない。

    図1と2を再び参照すると、そこではΛ 0は光学部材12のピッチ38を示し、f 1は光学部材12の個々の光学素子18の焦点距離であり、f 2はレンズ22の焦点距離であり、検出器平面26と30における距離D 0は、入力平面を横切るスペックルによってくり返し掃引されて D 0 =Λ 0 (f 1 /f 2
    で与えられる。

    検出される電気信号において、D 0は、信号の周期、つまり360°位相シフトに対応する。 この式は、光学部材12とレンズ22との間のどのような距離に対しても成立する。

    システムの開口Dに対して、例えば図1において、Dはレンズ22の直径に等しく、次の式が好適に満たされる。
    D/f 2 ≧Λ 0 /f 1

    さらに、個々の光学素子の効果はレンズ効果によって支配され、回折によらない、つまり f 1 /(kΛ 0 2 )≪1

    ここで、kは光学波数である。 図3はレンズ22を備えない、つまり入力平面14を出力平面15に結像する撮像システムを備えない、この発明による他の変位センサ11を概略的に示す。 この実施態様では、検出器素子26,28,30の受入れ領域は出力平面15を規定する。 図4にさらに明瞭に示すように、像形成システムがない場合、各光学素子18に関して同じ相対位置を有する入力平面14における点32に対応する検出器26,28,30における結像点34間に僅かの距離が存在する。 しかしながら、システム11の精度は今まで通り十分なものであり、システム11の実際のサイズに依存する。

    図5において、図1に示す変位センサの画像形成がさらに示され、光検出器素子28と入射光24との間の交差位置が、入力平面14に入射する電磁波16の範囲に無関係であることが分かる。 それは、入力平面14と、隣接する光学素子18に対する入力波16との間の相対交差位置32にのみ依存する。

    図6は図1に示すセンサに類似した変位センサを示し、ここでは、シリンドリカルレンズの直線アレイがフレネルレンズアレイ42と置換されている。 シリンドリカルレンズの直線アレイはまた、回折光学素子42によって置換されてもよい。

    また、図7は図1に示すセンサに似た変位センサを示し、ここでは、シリンドリカルレンズの直線アレイがサイン曲線変調のフィルム厚さを有するフォトレジストフィルムのような直線位相回折格子に置換されている。 位相回折格子は交差する2本のレーザビームによって作られる干渉パターンで(厚手の)フォトレジスト板を露光することにより作成される。 入射光は主にプラスファースト(plus first)とマイナスフィスト(minus fist)の順序で回折される。 また、非回折光は位相回折格子を直接通過する。

    図8において、図3に示す変位センサの異なる実施態様が示され、ここではシリンドリカルレンズの直線アレイがプリズムの直線アレイによって置換されている。 各プリズムの2つの側面が入射光を2つの各検出器素子26,30の方へ屈折させる。

    図8の変位センサの動作原理が図9にさらに明瞭に示され、図9はスペックル変化が直線プリズムアレイ44をその長手方向に沿って横切るときに、スペックル変化が2つの各検出器素子26,30の方へ交互に導かれることを示している。

    図10において、変位センサの類似の実施態様が示され、ここでは、シリンドリカルレンズの直線アレイがプリズムスタブの直線アレイ45によって置換されている。 前述のように、各プリズムの2つの側面は入射光を2つの各検出器素子26,30の方へ屈折させ、上面は入射光を第3の検出器素子28へ伝播又は屈折させる。

    図10の変位センサの動作原理が図11にさらに明瞭に示され、図11はスペックル変化が直線プリズムスタブアレイ44をその長手方向に沿って横切る時、スペックル変化が3つの各検出器素子26,28,30の方へ交互に導かれることを示している。

    なお、プリズムによって屈折した波の伝播方向は、入射光の伝播方向の傾きに依存する。 検出器信号間の位相差は固定される。 この発明のこれらの実施態様の重要な利点は、位相差が、光学部材の幾何学的配列によって測定され、検出器素子の位置に無関係であることである。 プリズムの利用が小さい検出器の利用を助けることが、他の利点である。

    図12はレーザドプラー風力計のように作動するこの発明の実施態様80を示す。 点光源レーザ84から出射した光82はレンズ86によりコリメート光に変換され、コリメート光はシリンドリカルレンズのアレイ12を照明する。 レンズ88と90は、測定ボリューム(measuring volume)92の中にシリンドリカルレンズ12の焦点スポットを結像する望遠鏡を形成し、それによって、一組の直線および等距離フリンジ平面94が測定ボリューム92の中に形成される。 フリンジ94によって示される第1領域は、レーザ光源84において同じ第2領域96に写像されることが分かる。

    図13は図12に示す実施態様80に類似したこの発明の他の実施態様100を示すが、この実施例では、球面レンズのアレイ12が図12のシリンドリカルレンズアレイと置換されている。 これは、等距離で直線状のシリンドリカル焦点線94に導かれる。

    測定ボリュームの中に形成されたフリンジを通過する粒子又は固体表面は光を散乱する。 任意の位置における検出器の位置は変調信号を生成するが、変調信号の周波数はフリンジの距離で分割されたフリンジに直交する速度成分によって与えられる。

    図14は、粒子速度106を測定するための図1に示す実施態様102を示す。 レーザビーム104は測定ボリューム108に集光され、レンズf 1を有するシステムの入力平面15に結像される。 粒子110が測定ボリューム108を横切る時、その画像112はシリンドリカルレンズのアレイ12を横切り、そして、検出器26,28,30の各々は、レーザドプラー風力計におけるフリンジによって形成される信号に類似した振動光学信号を受けとる。 従って、各検出器素子26,28,30は、あたかも粒子110が、下記に示す仮想フリンジにおける一組のフリンジを横切るかのように、粒子110からの光を受ける。 図15は振動光学信号に応じて生成された検出器素子の1つからの出力信号114の図である。 隣接する検出器素子からの対応信号116は図16に示される。 この信号116は、検出器素子の物理的変位のために、図15に示される信号114に対して位相がシフトしている。

    2つの信号の低周波ペデスタル(pedestals)はほぼ同じであるので、2つの信号11
    4,116間の差は、図17に示すようなAC信号118である。 2つの検出素子26,28間、28,30間の位相のずれはほぼ90°に等しくて粒子速度を導き出すことができ、それによって高価なブラッグセル(Bragg-cell)の必要がなくなることは好ましいことである。 レーザビームの入射角は重要ではない。 前方散乱システムは最も大きい信号を与えるが、後方散乱システムが場合によっては好ましいことがある。

    この発明のこの実施態様102において、測定ボリウム108の第1領域は、仮想フリンジに対応して、検出器素子の同じ第2領域に描かれることが分かる。

    図18はこのシステムの入力平面14の定義を示す。 図1に示す実施態様10において、出力平面15は、検出器素子26,28,30の表面によって形成され、レンズアレイ12とレンズ22の組合せによって入力平面14に結像される。 従って、出力平面15から出射される光120は光学部材12の素子18により入力平面14に集光される。

    図19は、図13に示す実施態様11用の入力平面14の定義を示す。 この実施態様11においては像形成システムはないが、出力平面15から出射される光120は、光学部材の素子18により入力平面14に集光される。

    図20は図8に示す実施態様の入力平面の定義を示す。 この実施態様においても、像形成システムはないが、出力平面15から出射された光120は光学部材44の素子によって入力平面14に集光される。

    図21〜23は前に示す変位センサの光学要素の種々の組合せ方法を示し、量産に適したコンパクトなシステムを提供する。

    図24と25において、光学要素がプリズムと組合され、システムの直線的な延長を制限している。 図25において、図13に示すレンズ22が凹面鏡23によって置換されている。

    図26は、2次元におけるスペックルの変位を決定するためのプリズムスタブの2次元アレイ46の形をした反復性の光学部材を示す。 図27は、プリズムスタブにより屈折した波50の電磁波伝播を示す。 頂上が平坦なプリズムが入射光ビームを5つの方向に5つの異なる各検出器素子へ屈折することが分かる。 検出器素子の出力信号間の位相差は、頂上が平坦なプリズムアレイにのみ依存する。 それは検出器素子に依存しない。 プレイズムアレイ44,46,48は小さい検出器素子の使用を助ける。

    図28は、図1に示す変位センサ10の入力平面14に移動する対象物58の一部を結像させる像形成システム54を備えた、この発明による変位センサシステム52を概略的に示す。 対象物58は平行レーザビーム30によって照明され、入力平面14と、入力平面14において測定される図28の平面との交差に沿った速度成分が、表面56の対応する速度の像形成システム54の倍率倍となる。

    図29は、変位センサシステム62を概略的に示し、システム62は像形成システム54を備えない点と、対象物58が入力平面14に設置された点光源、例えば、VCSELから出射された発散レーザビーム64によって照明される点で、図28に示す変位センサシステムと異なる。 当該技術分野でよく知られたことであるが、入力平面におけるスペックル変化の変位は、対象物と入力平面間の距離に関係なく対象物の表面における対応する変位の2倍である。 従って、入力平面14と入力平面14で決定される図29の平面との交差に沿った速度成分は、表面56の対応する速度成分の2倍である。

    図30はこの発明によるさらに他の変位センサシステム66を概略的に示し、システム66は、フーリエ平面、つまりレンズ70の後焦平面が図1に示す変位センサ10の入力平面14に一致するように配置されたフーリエ変換レンズ70を備える。 対象物68はコリメートレーザビーム60で照明され、入力平面14と図18の平面との交差に沿った、入力平面におけるスペックルの速度成分が対象物68の角速度に対応する。

    なお、対象物68の移行変位は、入力平面におけるスペックル変化の移行に至らない。 しかしながら、対象物68の移行変位は通常、スペックルボイリングに至る。

    図31は、屈折部材12を有する直線変位決定用変位センサシステム75を概略的に示し、屈折部材12は、例えば図1に示すシリンドリカルレンズの光学機能に似た光学機能を有するシリンドリカル凹面鏡18の直線アレイを備える。 変位センサは、図31に示す光学部材12が光を反射し、図3に示す対応光学部材12が光を屈折させるということを除けば、図3に示すセンサの動作に類似した動作を行う。

    図32は、シリンドリカル凹面鏡18の直線アレイからなる反射部材12を有する回転変位決定用の、この発明の他の反射形態76を概略的に示す。 示されるシステムは、図30に示すシステムと類似した動作を行うが、システム76においては、図30に示すシステムのレンズ22と70の機能が結合して1つのレンズ22になっていることに留意すべきである。

    図33は、2次元の回転を決定するための変位センサシステム77を概略的に示す。 システム77は図32に示す一次元システム76に似ているが、シリンドリカル凹面鏡の直線アレイが球面凹面鏡18の2次元アレイによって置換され、2つの光検出器素子27,29が追加され、光検出器素子26,28,30の組合せによって検出される移動方向にほぼ直交する方向におけるスペックルの動きの検出を、検出器素子28と共同して助ける。

    同様に、図34は2次元における変位を決定するための変位センサシステム78を概略的に示す。 システム78は図31に示す1次元システム75に似ているが、シリンドリカル凹面鏡の直線アレイが球面凹面鏡18の2次元アレイ12によって置換され、2つの光検出器素子27,29が追加され、光検出器26,28,30の組合せによって検出される動きの方向にほぼ直交する方向におけるスペックルの動きを、検出器素子28と共同して助ける。

    図35は、2次元の変位と平面における回転を同時に測定するための変位センサシステム130の前面図である。 システム130はコリメートレンズ134の後に設置されたVCSEL132を備え、対象物が平行光ビームによって照明される。 3つの両凸シリンドリカルレンズアレイ136,138,140は約120°の相互角度分離によって同一平面上に配置され、各矢印142,144,146によって示す速度成分を決定する。 検出器148,150,152は、各両凸レンズアレイの後に配置され、受取った光を電気信号に変換する。 速度成分VxとVyは共通座標系154によって規定される。 VxとVyおよび回転速度Vφは式156により算出される。

    図36は、2次元の変位および平面回転を同時に決定するための変位センサシステム160の前面図である。 システム160は、コリメートレンズ164の後に配置されたVCSEL162を備え、対象物が平行光ビームによって照明される。 4つの両凸レンズのシリンドリカルレンズアレイ166,168,170,172が、約90°の相互角度分離により同一平面に配置され、各矢印174,176,178,180によって示す速度成分を決定する。 検出器182,184,186,188は各両凸レンズアレイの後に配置され、受入れた光を電気信号に変換する。 速度成分VxおよびVyと回転速度Vφは式190により算出される。

    図37は、この発明の実施態様の基本的な検出器素子の形態80を示す。 図38は検出器信号82を表したものであり、図39は検出信号のパワースペクトル84を表したものである。 スペクトル84の低周波数部分86と第2高調波88とがきわめて重要であることに留意すべきである。 低周波ノイズは、ゼロクロス検出に基づく速度決定において重大な誤りを導く概略の平均値の変化に至る。 検出器の幅は、基本周波数の第3高調波の最適な抑制のために選択される。 検出器素子は方形の形状を有すると仮定されるので、検出器関数のパワースペクトルは、サイン関数である。 検出器出力信号のすべての第3高調波を除去するために、各検出器素子の幅は、入力平面を横切るスペックルによってくり返し掃引される幅に等しくなるように選択された検出器アレイの全幅の3分の1にほぼ等しくなるように選択される。 図40において、2つの釣り合った検出器素子92,94が示されている。 それらの素子間の距離は180°の位相ずれに対応する。 検出器素子からの出力信号は、信号の低周波数部分と基本周波数の偶数高調波周波数を抑制するために減算される。 差の信号96は図41に示され、パワースペクトル98は図42に示される。 低周波数部分86と第2高調波88の抑制は図39に比較して明瞭に示されている。

    概略直角位相検出器の形態100が図43に示され、そこでは同じサイズの6つの検出器が2つの減算信号102,104を形成する。 2つの減算信号102,104は位相で60度ずれているので、例えばスペックル移動の方向やサブラジアンの位相の分解能を決定するのに適している。 この形態100においては、正確な直角位相は、検出器幅106を変えずに達成され得ないので、第3高調波の抑制を減ずる。 減算された概略直角位相信号108,110は図44に表され、図45は信号108,110の位相図112である。 位相図112は楕円形を有し、スペックル移動の方向や最終的なサブラジアン測定の精度の決定を助ける。 しかしながら、位相図が楕円形であることにより、この形態はノイズに敏感である。

    図46に示す検出器の形態114は、ほぼ正確な直角位相検出器の構成を提供する。 3つの異なるサイズの7つの検出器は2つの減算信号116,118を形成する。 2つの信号116,118は位相が90度ずれているので、対象物の速度の方向やサブラジアン位相の解像度の決定を助ける。 図47は減算された直角位相信号120,122の図であり、図48は対応する位相図124である。 位相図124は対象物の速度の方向やサブラジアン測定精度の決定を助ける円である。 位相図の円形の線は、この形態をノイズに対する感受性を低減させる。

    図49と50は、この発明の好ましい小型化された実施態様を示す。 入力平面と目標表面との間の作業距離は40mmである。 シリンドリカルレンズアレイのピッチは30μmで焦点距離は3.7μmである。 検出器素子26,28間の距離は1.6mmで、レンズ22と検出器素子26,28との間の距離は3.2mmである。

    下記において、図51〜54を参照してこの発明の実施態様200が開示され、そこでは、光学部材12がシリンダーレンズアレイ12であり、対象物204へのコヒーレント光の伝送と対象物204から出射する光の受入れとの両方に利用される。 この実施例において、VCSEL202から出射された光ビームはレンズ22によってコリメートされ、対象物204を照明するためにシリンダーレンズアレイ12によって複数のビームに分割される。 これによって2つの大きい利点が導かれる。 1)スペックルによって生じた信号は複数のビームによって変調され、それによってスペックルスペクトルが、システムを最適化する周波数範囲に集中される。 2)システムの安全分類が個々のビームの各々におけるパワーに基づく。

    多くの用途において、出射される発光は、問題を提起するかも知れない。 というのは、波長が近赤外線領域(約850nm)であり、安全性の規則が非常に厳しいからである。 これは、眼は網膜上に光を集めることができるが、眼の感受性はこの波長領域ではきわめて低いという事実によるものである。 これは、損傷を与える放射が知覚システムからの適当な警告、例えば視覚的衝撃なしに生じることを意味する。 従って、この論点はレーザをベースとするシステムの使用者に対して、特に消費者の生産品において、非常に重要である。

    レーザ安全基準、「レーザ製品の安全性(パート1、1EC60825−1、Ed.1.1,1998−01)」は網膜損傷に対する可視および近赤外領域のための主な安全障害について記述している。 最大許可放射レベル(AEL)は、レーザ製品の特定なクラスに対して割り当てられる。 レーザ製品の最も低いクラスは、クラス1である。 消費者市場用のレーザ基本製品はクラス1以内にあることが望ましい。

    1mmの直径を有する850nmのコリメート光ビームに対して、AELは、網膜損傷が見られたことのない0.24mWとしている。 しかしながら、多くの用途に対して、これは受入れ可能な信号を生成するためには不十分である。

    しかしながら、上述の実施態様に関して、VCSEL202は0.4mmの直径を有する850nmの光ビームを出射する。 眼の直径が約50mmであるとすると、網膜における回折制限スポットは約0.12mmである。 コリメート光ビームが図54に示すように約3°の角度分離で出射されると、分離スポットが約2.5mmの相互距離を有して網膜上に形成される。 重なり合うスポットは実質的にないので、AELの最大の要求は個々のスポットの各々に対して満たされるべきである。 しかしながら、VCSELによって出射される。 全パワーは、AEL値の数倍になるかも知れない。

    複数のビームで対象物を照明することによって、スペックルは、レンズアレイの周期的な構造に適合する周期的構造で変調される。 これによって、結果として期待された強い信号を有するモアレ状効果が生じる。 この実施態様は図51に概略的に示される。 照明された対象物における強度分布は図53に示され、次のパラメータを有する。
    Asはレンズアレイ位置における開口径、
    Wdは対象物までの距離、
    λは出射光の波長、
    Λ 0はアレイにおける個々のレンズ幅、つまりアレイのピッチ、
    cはレンズアレイの焦点距離である。
    As=1mm、Wd=3mm、λ=1μm、Λ 0 =15μm、f c =30μmである実施態様に対して、平スポット分離は200μm、スポット高さは1.5mmである。 レンズアレイにおけるスペックルスペクトルは、波長と、対象物から図53の表現によって与えられるスポット分離によって分割されるレンズアレイまでの距離によって与えられるスペクトル位置においてピークを表す。

    2次元移動を決定するために、2つの直角に重なるレンズアレイが光路中に与えられてもよい。

    10 変位センサ 12 直線アレイ 14 入力平面 16 光 18 シリンドリカルレンズ 20 光 22 屈折レンズ 24 波 26 光検出素子 28 光検出素子 30 光検出素子 38 距離 40 領域

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