Production of powdery flavor

阅读:94发布:2020-08-28

专利汇可以提供Production of powdery flavor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a powdery flavor which suffers less from a loss and deterioration during production and storage and when applied to food, etc., and can give sustained flavor or taste when taken in the mouth by using a powdering base comprising specified substances.
CONSTITUTION: A flavor is powdered by using a powdering base comprising a gelatin, a water-soluble high-molecular polysaccharide and neohesperidindihydrochalcone. In an example, the powdering base, water and optionally an excipient an excipient such as dextrin are uniformly mixed with each other to form a solution, the flavor and optically an eddible oil or fat, etc., are added to this solution, and the resulting mixture is homogenized and dried to form a powder. Examples of the gelatins used include acid-treated gelatin and alkali-treated gelatin. Desirable examples of the water-soluble high- molecular polysaccharides used include ghatti gum, pectin, tragacanth gum, CMC and xanthan gum. The gelatin/water-soluble high-molecular polysaccharide ratio is desirably 1:10 to 10:1 by weight. When this flavor is applied to food or the like, the amount of the neohesperidindihydrochalcone used is desirably 0.1-10000ppm based on the food or the like.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Production of powdery flavor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ゼラチンと水溶性高分子多糖類とネオヘスペリジンジヒドロカルコンとを粉末化基材として香料を粉末化することを特徴とする粉末香料の製造法。
  • 【請求項2】 水溶性高分子多糖類が、ガッティガム、
    ジェランガム、ペクチン、キサンタンガム、カラギナン、トラガントガム、カラヤガム、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、アルギン酸誘導体、水溶性ヘミセルロースから選ばれる1種または2種以上である請求項1記載の粉末香料の製造法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は粉末香料の製造法に関する。 より詳しくは香味の持続性が改良された粉末香料の製造法に関し、同時に製造工程を通しての香料の残存率が高く、保管時の香料の残存率が高く、食品等に応用した場合、食品等の中での香料の残存率も高く、該食品のシェルフライフの延長に寄与できる、粉末香料の製造法に関する。 本発明に係る粉末香料は、香料としてチューインガムやグミ、スナック類といった菓子類や冷菓、飲料、調味料をはじめ広く食品一般に使用できるほか、歯磨き粉や芳香剤などにも広く使用することができる。 なお本発明で香味とは食品等を口に入れ咀嚼した時に感じる香味だけでなく、口に入れることなく感じられる香気をも香味の意味の中に含むものとする。

    【0002】

    【従来の技術】ゼラチンを用い、カプセルを調製し、その内部に香料等を包含させ、カプセルが破れることで香料等が放出され、したがって、カプセルが残る限り、香料等の風味、効果等が持続するという技術が知られている。 また、香料、甘味料を含む飲食品にゼラチンを添加して飲食品の風味を改良する方法が知られている。 しかし、粉末香料においては次の3段階における香料の減少、劣化が以前からの課題であり、十分な解決策は見いだされていなかった。 1. 粉末香料の製造時での香料の減少、劣化。 2. 粉末香料を保管している間の香料の減少、劣化。 3. 粉末香料を食品等に応用した場合の該食品等に含まれる粉末香料の香料の減少、劣化。 また、粉末香料を直接あるいは間接に口に入れた場合の香味の持続性の改良も以前からの課題であり、十分な解決策は見いだされていなかった。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は次の1〜3の課題を解決した粉末香料の製造法も提供することを目的とする。 粉末香料の製造時において、香料の残存率を高め、また、香料の劣化を抑制すること。 粉末香料の保管中での経時変化による香料の消失、減少を抑制すること。 粉末香料を食品等に応用した場合の該食品等に含まれる粉末香料の香料の減少、劣化を抑制 すること。 粉末香料を直接、あるいは間接に口に入れた場合の香味に持続性を付与すること。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは、香料をゼラチンと溶性高分子多糖類とネオヘスペリジンジヒドロカルコンとを粉末化基材とし粉末化することで上記課題を解決できることを発見し、発明に至った。 本発明者らは以前に同じ課題の解決を目的としてゼラチンと水溶性高分子多糖類を粉末化基材とすることを特徴とする技術を開発したが、本発明に係る粉末香料の製造法はさらに香料の残存率が高く、製造時、保管中、粉末香料を食品等に応用した場合の該食品等の中での香料の残存率が高まり、よい香味を示すことがわかった。 粉末化の方法は、ゼラチンと水溶性高分子多糖類と水と、必要に応じデキストリン等の賦形剤を加え均一に溶解した中に、香料と必要に応じ食用油脂等を加え均質化した後、乾燥させて粉末化させればよい。 このとき香料は水溶性、油溶性を問わず、また液状、粉末状などの形態も問わない。
    乾燥の方法は、特に限定されることなく、噴霧乾燥法、
    凍結乾燥法、真空乾燥法、遠赤外線乾燥法などを用いることができる。

    【0005】また、ゼラチンは一般に市販されているものがよく、酸処理ゼラチンやアルカリ処理ゼラチンもゼラチンの中に含むものとする。 水溶性高分子多糖類は特にガッティガム、ジェランガム、ペクチン、キサンタンガム、カラギナン、トラガントガム、カラヤガム、カルボキシメチルセルロース(以下CMCと呼ぶ)、アルギン酸塩、アルギン酸誘導体から選ばれる1種または2種以上が好ましく、これらは一般に市販されているものを用いることができる。 NHDCは、柑橘類などの植物中の天然フラボノイドであるネオヘスペリジンを原料に水素添加処理だけで製造されたものを使用することができる。 ゼラチンと水溶性高分子多糖類の混合比率は、特に限定はないが、いずれか一方が過剰になると本発明の目的である製造時、保管中等での香料の減少、劣化の抑制の度合いが低くなり、粉末香料を口に入れた場合の香味の持続性の度合いも低くなるため、ゼラチン:水溶性高分子多糖類=1:10〜10:1(重量基準)が好ましい。 また、NHDCの添加量が多すぎると甘味が強くなりすぎ、応用した食品等によっては不適なものも生じるのでその点を考慮に入れなくてはならず、該食品等に対し0.1〜10000ppmでよい。 0.1ppmでの効果は認められるが、0.1ppm未満では効果が弱い。

    【0006】尚、本発明に係る粉末香料を製造後、その粉末香料にさらにNHDC含有溶液を用いて再び粉末化することや、本発明に係る粉末香料にNHDC含有の粉末を加えることは自由であるが、本発明に係る技術でN
    HDCを加えずに製造した粉末香料にNHDC含有溶液を用いて再び粉末化したりNHDC含有の粉末を加えたりしても風味の保持率は本発明に係る粉末香料に及ばず、本発明は単に加工デンプンとNHDCの効果にとどまらず、明らかに両者の相乗効果が生じ、従来にない香味の保持、香味の質に優れた粉末香料が得られることがわかった。 香料を粉末化する際には必要に応じ賦形剤としてデキストリンなどを加えることもできる。 また食用油脂等も加えることができる。 さらに調味料や有機酸、
    色素なども自由に加えられる。 本発明に係る粉末香料により、製造時での香料の減少、劣化が抑制され、保管中での経時変化における香料の消失、減少が抑制され、さらに、粉末香料を食品等に応用した場合の該食品等に含まれる粉末香料の香料の減少、劣化を抑制することができるようになった。 同時に、本発明に係る粉末香料は直接あるいは間接に口に入れた場合に、持続性のある香味を示し、また、香味のエンハンス、不快な臭い、苦み、
    渋み等のマスキングができることがわかった。

    【0007】

    【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明するが、実施例は本発明を説明するためのものであり本発明を制限するものではない。 なお以下でNHDC製剤とはNHDCの水溶液にデキストリンを加え粉末化したもので、NHDCの含有率0.001%のものをいう。

    【0008】実施例1 まず桜のチップを用い定法によりくん液を得た。 次に以下の処方でくん液の粉末香料を調製した。 くん液 0.2g 食用油脂 5g デキストリン 74g ゼラチンとガッティガムの2:1混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まずデキストリンとゼラチン、ガッティガムの2:1混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にくん液と食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180kg/cm
    2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてくん液の粉末香料を得た(以下粉末香料1と呼ぶ)。 なおガッティガムとNHDCは市販品を用いた。

    【0009】実施例2 以下の処方でくん液の粉末香料を調製した。 くん液 0.2g 食用油脂 5g デキストリン 74g ゼラチンとガッティガムの1:1混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g
    (固形分100g) まず、デキストリンとゼラチン、ガッティガムの1:1
    混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30
    分間攪拌しながら溶解させた。 次にくん液と食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180kg/c
    m2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてくん液の粉末香料を得た(以下粉末香料2と呼ぶ)。 なおガッティガム、NHDCは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0010】実施例3 以下の処方でくん液の粉末香料を調製した。 くん液 0.2g 食用油脂 5g デキストリン 74g ゼラチンとガッティガムの5:1混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まず、デキストリンとゼラチン、ガッティガムの5:1
    混合物、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にくん液と食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてくん液の粉末香料を得た(以下粉末香料3と呼ぶ)。 なおガッティガムは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0011】実施例4 実施例1、2、3で得られた粉末香料を等量ずつ粉体混合し均一にし、粉末香料を得た(以下粉末香料4と呼ぶ)。

    【0012】実施例5 以下の処方でくん液の粉末香料を調製した。 くん液 0.2g 食用油脂 5g デキストリン 74g ゼラチン 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分100g) まずデキストリン、ゼラチン、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にくん液と食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180k
    g/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてくん液の粉末香料を得た(以下対照品1と呼ぶ)。 なおゼラチンは実施例1と同じ市販品を用いた。 こうして得られた粉末香料と実施例1、2、3で得られた粉末香料とを等量ずつ粉体混合し均一にし、粉末香料を得た(以下粉末香料5と呼ぶ)。

    【0013】実験例1 以下の処方でくん液の粉末香料を調製した。 くん液 0.2g 食用油脂 5g デキストリン 75g ガッティガム 20g 水 200g 合計 300g(固形分100g) まずデキストリン、ガッティガム、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にくん液と食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで18
    0kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてくん液の粉末香料を得た(以下対照品2と呼ぶ)。 なおガッティガムは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0014】次にイカの足と頭および内蔵を除いたものを天日で1週間乾燥させたもの(以下乾燥イカと呼ぶ)
    を5%砂糖液につけ、軽く水切りをした後これに実施例1〜5で得られた粉末香料1〜5と実施例5および上記で得られた対照品1〜2をそれぞれまぶし、40℃で3
    0分間乾燥させ、一夜室温で放置し、翌日30名のパネラーに100秒間噛んでもらい、香味の評価をした。 表1に評価値の平均値を記号によって示す。 結果は対照品1〜2に比べ粉末香料1〜3は明らかに香味の出方が遅くなり、粉末香料4は粉末香料1〜3を合計した香味の出方を示すことが認められた。 また粉末香料5は噛みはじめから安定した持続した香味を示すことが認められた。 また、対照品1では、大豆由来水溶性ヘミセルロース独特の風味が少し感じられたが、粉末香料1〜5については大豆由来水溶性ヘミセルロースの嫌味は感じず、
    それとは逆にメントールの香味が強く感じられた。

    【0015】

    【表1】

    凡例 +++ : 香味がよくでている ++ : 香味がでている + : 香味が感じられる ± : 香味がわずかに感じられる − : 香味はほとんど感じられない

    【0016】実施例6 以下の処方でl−メントールの粉末香料を調製した。 l−メントール 25g 食用油脂 5g デキストリン 49g ゼラチンとガッティガムの10:1混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まずデキストリンとゼラチン、ガッティガムの10:1
    混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30
    分間攪拌しながら溶解させた。 次にl−メントールと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180
    kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてl−メントールの粉末香料を得た(以下粉末香料6と呼ぶ)。 なおガッティガム、NHD
    Cは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0017】実施例7 以下の処方でl−メントールの粉末香料を調製した。 l−メントール 25g 食用油脂 5g デキストリン 49g ゼラチンとガッチィガムの1:2混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まずデキストリンとゼラチン、ガッティガムの1:2混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にl−メントールと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180k
    g/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてl−メントールの粉末香料を得た(以下粉末香料7と呼ぶ)。 なおガッティガム、NHDCは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0018】実施例8 以下の処方でl−メントールの粉末香料を調製した。 l−メントール 25g 食用油脂 5g デキストリン 49g ゼラチンとガッティガムの1:5混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まずデキストリンとゼラチン、ガッティガムの1:5混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にl−メントールと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180k
    g/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてl−メントールの粉末香料を得た(以下粉末香料8と呼ぶ)。 なおガッティガム、NHDCは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0019】実施例9 以下の処方でl−メントールの粉末香料を調製した。 l−メントール 25g 食用油脂 5g デキストリン 49g ゼラチンとガッティガムの1:10混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分10
    0g) まずデキストリンとゼラチン、ガッティガムの1:10
    混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30
    分間攪拌しながら溶解させた。 次にl−メントールと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180
    kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてl−メントールの粉末香料を得た(以下粉末香料9と呼ぶ)。 なおガッティガム、NHD
    Cは実施例1と同じ市販品を用いた。

    【0020】実験例2 実施例1〜3で得られた粉末香料1〜3と実験例6〜9
    で得られた粉末香料6〜9をそれぞれ3%ずつ市販の無香料練り歯磨き粉に練り込み、30名のパネラーに5分間歯を磨いてもらい、香味発現および香味消失の官能評価をみた。

    【0021】

    【表2】

    香味の強さ 香味の持続性 ◎>○>△>× ◎>○>△>× 強い←→弱い 持続する←→持続しない

    【0022】実施例10 以下の処方でオレンジオイルの粉末香料を調製した。 オレンジオイル 60g 食用油脂 5g デキストリン 14g ゼラチンとシュガービートペクチンの10:1混合物
    20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g
    (固形分100g) まずデキストリンとゼラチン、シュガービートペクチンの10:1混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にオレンジオイルと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてオレンジオイルの粉末香料を得た(以下粉末香料10と呼ぶ)。 なおシュガービートペクチン、NHDCは市販品を用いた。

    【0023】実施例11 実施例10と同様の方法で、ゼラチンとシュガービートペクチンの混合物だけがゼラチンとシュガービートペクチンの比率が5:1のものにかえた粉末香料を調製した(以下粉末香料11と呼ぶ)。

    【0024】実施例12 実施例10と同様の方法で、ゼラチンとシュガービートペクチンの混合物だけがゼラチンとシュガービートペクチンの比率が1:1のものにかえた粉末香料を調製した(以下粉末香料12と呼ぶ)。

    【0025】実施例13 実施例10と同様の方法で、ゼラチンとシュガービートペクチンの混合物だけがゼラチンとシュガービートペクチンの比率が1:5のものにかえた粉末香料を調製した(以下粉末香料13と呼ぶ)。

    【0026】実施例14 実施例10と同様の方法で、ゼラチンとシュガービートペクチンの混合物だけがゼラチンとシュガービートペクチンの比率が1:10:4のものにかえた粉末香料を調製した(以下粉末香料14と呼ぶ)。

    【002】実験例3 以下の処方でオレンジオイルl−メントールの粉末香料を調製した。 オレンジオイル 60g 食用油脂 5g デキストリン 15g アラビアガム 20g 水 200g 合計 300g(固形分100g) まずデキストリン、アラビアガム、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にアラビアガムと食用油脂を加え、70℃に調整し、ホモジナイザで180kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてアラビアガムの粉末香料を得た(以下参照品1と呼ぶ)。

    【0028】実施例10〜14で得られた粉末香料10
    〜14と上記参考品1とを、製造直後、製造後40℃で1 月保管後、製造後40℃で3カ月保管後にそれぞれ1000倍容の水に希釈し、30名のパネラーに香味を官能評価してもらった。 官能評価は製造直後の粉末香料10の香味の残存度を10とし、これを基準として1〜
    10の10段階で評価する方法をとった。 その結果を表3に示す。 結果はアラビアガムを用いた通常の粉末香料に比べ、本発明に係る粉末香料は製造工程を通しての香料の残存率が高く、経時変化での香料の残存率も高くなることが示された。

    【0029】

    【表3】

    香味の強さ ◎>○>△>× 強い←→弱い

    【0030】実施例15 以下の処方で1−メントールの粉末香料を調製した。 1−メントール 25g 食用油脂 5g デキストリン 49g ゼラチン、グァーガム、ペクチンの5:1:1混合物
    20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分1
    00g) まずデキストリンのゼラチン、グァーガム、ペクチンの5:1:1の混合物、NHDC製剤、水を混ぜて85℃
    に加熱し30分間攪拌しながら溶解された。 次に1−メントールと食用油脂を加え、70℃に調製し、ホモジナイザで180kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させて1−メントールの粉末香料を得た。 (以下粉末香料15と呼ぶ)。 なおグァーガム、ペクチン、NHDCは市販品を用いた。

    【0031】実験例3 実施例15と同じ処方、調製法でゼラチン、グァーガム、ペクチンの5:1:1混合物およびNHDC製剤の代わりにアラビアガムのみを用いて調製した。 (以下対照品3と呼ぶ)。 粉末香料15と対照品3とを20名のパネラーを用い製造直後、製造後40℃にて1カ月、および3カ月保管後に1000倍容の水で希釈し、また製造後チューインガムのガムベースに練りこんで半年間保管後に3分間かんでもらって、官能評価をした。 その結果を表4に示す。 香味の強さは対照品、従来品と比べて製造直後から明らかに強い香味を示し、香料の残存率がより高いことがわかった。 40℃での保管でも対照品に比べ香料がよく残存しよい香味を保持していることがわかった。 また香味の持続性は対照品では認められず、本発明品のみが持続性を示すことが明らかになった。

    【0032】

    【表4】

    【0033】実施例16 以下の処方でレモンオイルの粉末香料を調製した。 レモンオイル 60g 食用油脂 5g デキストリン 14g ゼラチン、タマリンド種子多糖類の1:2混合物 20
    g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分1
    00g) まず、デキストリンとゼラチン、タマリンド種子多糖類1:2混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にレモンオイルと食用油脂を加え、70℃に調製し、ホモジナイザで1
    80kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてレモンオイルの粉末香料を得た(以下粉末香料16と呼ぶ)。 なおNHDC、タマリンド種子多糖類は市販品を用いた。

    【0034】実験例4 実施例16と同じ処方、調製法でゼラチン、タマリンド種子多糖類の1:2混合物およびNHDC製剤の代わりにアラビアガムのみを用いて調製した(以下対照品4と呼ぶ)。 粉末香料16と対照品4とを20名のパネラーを用い製造直後、製造後40℃にて1カ月、および3カ月保管後に1000倍容の水で希釈し、また製造後チューインガムのガムベースに練りこんで半年間保管後に3
    分間かんでもらって、官能評価をした。 その結果を表5
    に示す。 香味の強さは対照品、従来品と比べて製造直後から明らかに強い香味を示し、香料の残存率がより高いことがわかった。 40℃での保管でも対照品、従来品に比べ香料がよく残存しよい香味を保持していることがわかった。 また香味の持続性は対照品では認められず、本発明品のみが持続性を示すことが明らかになった。

    【0035】

    【表5】

    【0036】実施例17 以下の処方でレモンオイルの粉末香料を調製した。 レモンオイル 60g 食用油脂 5g デキストリン 14g ゼラチン、トラガントガム、CMCの3:4:5混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分100g) まず、デキストリンとゼラチン、トラガントガム、CM
    C、の3:4:5混合物、NHDC製剤、水を混合し8
    5℃に加熱し30分間攪拌しながら溶解させた。 次にレモンオイルと食用油脂を加え、70℃に調製し、ホモジナイザで180kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてレモンオイルの粉末香料を得た。 (以下本発明品6と呼ぶ)なおトラガントガム、CMC、NHDCは市販品を用いた。

    【0037】実験例5 実施例17と同じ処方、調製法でゼラチン、トラガントガム、CMCの3:4:5混合物およびNHDC製剤の代わりにアラビアガムのみを用いて調製した(以下対照品5と呼ぶ)。 粉末香料17と対照品5とを20名のパネラーを用い製造直後、製造後40℃にて1カ月、および3カ月保管後に1000倍容の水で希釈し、また製造後チューインガムのガムベースに練りこんで半年間保管後に3分間かんでもらって、官能評価をした。 その結果を表6に示す。 香味の強さは対照品、従来品と比べて製造直後から明らかに強い香味を示し、香料の残存率がより高いことがわかった。 40℃での保管でも対照品、従来品に比べ香料がよく残存しよい香味を保持していることがわかった。 また香味の持続性は対照品、従来品では認められず、本発明品のみが持続性を示すことが明らかになった。

    【0038】

    【表6】

    【0039】実施例18 以下の処方でレモンオイルの粉末香料を調製した。 とうがらしエキス 60g 食用油脂 5g デキストリン 14g ゼラチン、キサンタンガムの2:1混合物 20g NHDC製剤 1g 水 200g 合計 300g(固形分100
    g) まず、デキストリンとゼラチン、キサンタンガム2:1
    混合物、NHDC製剤、水を混合し85℃に加熱し30
    分間攪拌しながら溶解させた。 次にオレンジオイルと食用油脂を加え、70℃に調製し、ホモジナイザで180
    kg/cm2の条件で均質化した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥させてレモンオイルの粉末香料を得た。
    (以下粉末香料18と呼ぶ)なおキサンタンガム、NH
    DCは市販品を用いた。

    【0040】実験例6 実施例18と同じ処方、調製法でゼラチン、キサンタンガムの2:1混合物およびNHDC製剤の代わりにアラビアガムのみを用いて調製した。 (以下対照品6と呼ぶ)調味料液に漬けたイカの一夜干しに粉末香料18,
    対照品6を同じ量だけ振りかけたものを、20名のパネラーを用いて官能検査した結果、香味の強さは対照品と比べて製造直後から明らかに強い香味を示し、香料の残存率がより高いことがわかった。 また香味の持続性は対照品では認められず、本発明品は持続性を示すことが明らかになった。

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