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ベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置

阅读:1027发布:2020-05-24

专利汇可以提供ベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且ベッド下に配置でき、簡単かつ確実に 排泄物 を回収でき、メンテナンス性に優れたベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置を提供すること。ベッド装置は、フレーム部と、フレーム部に載置されるマットレスとを有するベッド本体と、ベッド本体におけるマットレスの下方に配置される排泄物処理部と、を備える。マットレスは、殿部に対応した第2部分に貫通孔が設けられる。排泄物処理部は、第2部分に設けられた貫通孔に取り付けられる排泄物回収部と、排泄物回収部で回収した排泄物を収納する排泄物収納部と、排泄物回収部に取り付けられ、貫通孔を介して上方に洗浄 水 を噴射する洗浄部と、を有する。排泄物回収部は、マットレスの第2部分に設けられた貫通孔に嵌められるカップと、カップと排泄物収納部との間に設けられた回収用パイプと、カップの縁から上方に延出するよう設けられ、利用者の左右殿部の間に挿入される凸部と、を有する。,下面是ベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置专利的具体信息内容。

フレーム部と、前記フレーム部に載置されるマットレスとを有するベッド本体と、 前記ベッド本体における前記マットレスの下方に配置される排泄物処理部と、 を備えたベッド装置であって、 前記マットレスは、 背に対応した第1部分と、 殿部に対応し、貫通孔が設けられた第2部分と、 膝上に対応した第3部分と、 膝下に対応した第4部分と、を有し、 前記フレーム部は、 前記第1部分を支持し、前記第1部分の度を調整する第1支持部分と、 前記第2部分を支持する第2支持部分と、 前記第3部分を支持し、前記第3部分の角度を調整する第3支持部分と、 前記第4部分を支持し、前記第4部分の角度を調整する第4支持部分と、を有し、 前記排泄物処理部は、 前記貫通孔に取り付けられる排泄物回収部と、 前記排泄物回収部で回収した排泄物を収納する排泄物収納部と、 前記排泄物回収部に取り付けられ、前記貫通孔を介して上方に洗浄を噴射する洗浄部と、を有し、 前記排泄物回収部は、 前記貫通孔に嵌められるカップと、 前記カップと前記排泄物収納部との間に設けられた回収用パイプと、 前記カップの縁から上方に延出するよう設けられ、利用者の左右殿部の間に挿入される凸部と、を有する ことを特徴とするベッド装置。前記第1支持部分および前記第3支持部分を傾斜させた際、前記第1支持部分に対する前記第3支持部分の角度が90度未満になる、請求項1記載のベッド装置。ベッド本体のフレーム部に載置されるマットレスであって、 背に対応した第1部分と、 殿部に対応し、排泄物処理装置を取り付ける貫通孔が設けられた第2部分と、 膝上に対応した第3部分と、 膝下に対応した第4部分と、を有し、 前記第1部分は、 下側部分と、 前記下側部分とは分離して設けられた上側部分と、 前記下側部分に対して前記上側部分をスライドさせるスライド機構と、 を備えたことを特徴とするマットレス。ベッド本体のフレーム部に載置されるマットレスの下方に配置される排泄物回収装置であって、 前記マットレスに設けられた貫通孔に嵌められるカップと、 前記カップに接続される回収用パイプと、 前記カップの縁から上方に延出するよう設けられ、利用者の左右殿部の間に挿入される凸部と、 を備えたことを特徴とする排泄物回収装置。

说明书全文

本発明は、ベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置に関する。

高齢や怪我、病気などによって身体的な不具合を抱えた人がベッドを利用する場合、ベッドに寝たままの状態で排便や排尿を処理(排泄処理)することが多く行われている。寝たままでの排泄処理を容易にする技術として、特許文献1〜3には介護用ベッドが開示されている。これらの介護用ベッドでは、ベッド本体の下方に排泄物を溜めるタンクが設けられており、床部分に設けた孔から排泄物を下方のタンクに溜められるようになっている。

特許文献4〜7には、装着型の排泄物処理装置が開示される。この装置では、患者や介護者の腰部に装置を装着しておき、ベッドから起きることなくこの装置によって排泄物を回収できるようになっている。また、装着した装置から温などを噴射して肛門等を洗浄したり、温風などで乾燥したりできるようになっている。

特許文献8〜9には、介護用のマット(マットレス)が開示される。このマットレスでは、中央部に孔が設けられている。この孔からベッド本体の下方に設けた排泄物回収装置へパイプなどを通している。

特開2016−172056号公報

特開2012−503520号公報

特開2009−045151号公報

特開2013−085827号公報

特開2001−079028号公報

特開2007−330760号公報

特開2008−237420号公報

特開2017−000371号公報

特開2007−319335号公報

排泄処理は欠かさず行う必要があり、介護の現場においてには介護を受ける側、介護する側の双方にとって負担軽減が望まれる。また、排泄処理は個人で行いたいものであり、ベッドから降りることなく排泄処理を行うシステムとして個々に用意しておくことが望ましい。このため、大がかりな設備よりもベッドごとにコンパクトに設置できる構成が必要である。また、毎日使用するものであるため、メンテナンス性も重要である。

本発明は、ベッド下に配置でき、簡単かつ確実に排泄物を回収でき、メンテナンス性に優れたベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本発明の一態様は、フレーム部と、フレーム部に載置されるマットレスとを有するベッド本体と、ベッド本体におけるマットレスの下方に配置される排泄物処理部と、を備えたベッド装置である。 マットレスは、背に対応した第1部分と、殿部に対応し、貫通孔が設けられた第2部分と、膝上に対応した第3部分と、膝下に対応した第4部分と、を有する。 フレーム部は、マットレスの第1部分を支持し、第1部分の度を調整する第1支持部分と、マットレスの第2部分を支持する第2支持部分と、マットレスの第3部分を支持し、第3部分の角度を調整する第3支持部分と、マットレスの第4部分を支持し、第4部分の角度を調整する第4支持部分と、を有する。 排泄物処理部は、マットレスの第2部分に設けられた貫通孔に取り付けられる排泄物回収部と、排泄物回収部で回収した排泄物を収納する排泄物収納部と、排泄物回収部に取り付けられ、貫通孔を介して上方に洗浄水を噴射する洗浄部と、を有する。 排泄物回収部は、マットレスの第2部分に設けられた貫通孔に嵌められるカップと、カップと排泄物収納部との間に設けられた回収用パイプと、カップの縁から上方に延出するよう設けられ、利用者の左右殿部の間に挿入される凸部と、を有する。

このような構成によれば、利用者はベッド本体から降りることなく排泄物を処理できる。例えば、利用者が排泄を行う際、マットレスの第2部分に設けられた貫通孔に取り付けられる排泄物回収部によって排泄物が回収され、ベッド本体の下方に設けられた排泄物処理部へ排泄部が送られる。 必要に応じてフレーム部の第1支持部分および第3支持部分を傾斜させることで、利用者の身体を起こして排泄しやすい角度に調整することができる。 また、カップの縁から上方に延出する凸部が利用者の左右殿部の間に挿入されるため、左右殿部を適度に開いておくことができ、殿部に邪魔されることなく排泄した便を回収することができる。

上記ベッド装置において、第1支持部分および第3支持部分を傾斜させた際、第1支持部分に対する第3支持部分の角度が90度未満になるよう設けられていてもよい。これにより、利用者は背を起こしつつ、膝上を折り曲げて殿部を突き出すような体勢をとることができる。この体勢によれば、排泄を容易に行うことができる。

本発明の一態様は、ベッド本体のフレーム部に載置されるマットレスである。このマットレスは、背に対応した第1部分と、殿部に対応し、排泄物処理装置を取り付ける貫通孔が設けられた第2部分と、膝上に対応した第3部分と、膝下に対応した第4部分と、を有する。 第1部分は、下側部分と、下側部分とは分離して設けられた上側部分と、下側部分に対して上側部分をスライドさせるスライド機構と、を備えている。

このような構成によれば、第2部分に設けられた貫通孔に排泄物処理装置を取り付けることができ、貫通孔を介して排泄物を回収することができる。また、第1部分における上側部分が下側部分に対してスライド可能に設けられているため、第1部分を起こした際に、第1部分と第2部分との境目で殿部などが挟まれることがなく、利用者の違和感を軽減することができる。

本発明の一態様は、ベッド本体のフレーム部に載置されるマットレスの下方に配置される排泄物回収装置である。この排泄物回収装置は、マットレスに設けられた貫通孔に嵌められるカップと、カップに接続される回収用パイプと、カップの縁から上方に延出するよう設けられ、利用者の左右殿部の間に挿入される凸部と、を備える。

このような構成によれば、利用者が排泄を行う際、マットレスに設けられた貫通孔に嵌められたカップで排泄物を受けて、回収用パイプへ送ることができる。この際、カップの縁から上方に延出する凸部が利用者の左右殿部の間に挿入されるため、左右殿部を適度に開いておくことができ、殿部に邪魔されることなく排泄した便を回収することができる。

本実施形態に係るベッド装置を例示する斜視図である。

(a)および(b)は、本実施形態に係るマットレスを例示する模式図である。

(a)および(b)は、排泄物回収部を例示する模式図である。

(a)および(b)は、回収用パイプの途中に設けられた弁について例示する模式断面図である。

排泄物回収部を例示する斜視図である。

利用者とカップとの位置関係を例示する模式図である。

(a)および(b)は、マットレスの第1部分を例示する模式図である。

排泄処理を例示する模式図である。

マットレスの角度を例示する模式図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。

(ベッド装置) 図1は、本実施形態に係るベッド装置を例示する斜視図である。 図2(a)および(b)は、本実施形態に係るマットレスを例示する模式図である。図2(a)にはマットレス30の斜視図が示され、図2(b)にはマットレス30を曲げた状態が示される。 なお、ベッド装置100にはマットレス30が含まれるが、説明の便宜上、図1にはマットレス30は示されていない。

本実施形態に係るベッド装置100は、ベッド本体10と、排泄物処理部20とを備える。ベッド本体10は、矩形の外枠111を有するフレーム部11と、フレーム部11の上に載置されるマットレス30とを有する。フレーム部11の外枠111は長方形型に組まれており、外枠111の四隅には下方に延びる脚部12が取り付けられている。また、外枠111の一端には、必要に応じてヘッドボード115が設けられる。

外枠111の内側には、第1支持部分111A、第2支持部分111B、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dが設けられる。これらの支持部分111A〜111Dの上にマットレス30が載置され、マットレス30を下から支える。

マットレス30は、利用者の背の部分に対応した第1部分31と、利用者の殿部に対応した第2部分32と、利用者の膝上の部分に対応した第3部分33と、利用者の膝下の部分に対応した第4部分34とを有する。マットレス30は、これらの部分31〜34の境目で容易に折り曲げられるようになっている。

マットレス30をフレーム部11の上に載置すると、フレーム部11の第1支持部分111Aはマットレス30の第1部分31を支持し、フレーム部11の第2支持部分111Bはマットレス30の第2部分32を支持し、フレーム部11の第3支持部分111Cはマットレス30の第3部分33を支持し、フレーム部11の第4支持部分111Dはマットレス30の第4部分34を支持する位置関係となる。

フレーム部11の第1支持部分111Aは、マットレス30の第1部分31の角度を調整することができる。第3支持部分111Cは、マットレス30の第3部分33の角度を調整することができる。また、第4支持部分111Dは、マットレス30の第4部分34の角度を調整することができる。なお、第2支持部分111Bは外枠111に固定され、角度調整はされない。

これら第1支持部分111A、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dのそれぞれの角度調整は、図示しない駆動機構(例えば、電動モータおよびリンク機構)によって、水平位置から所定の角度まで傾斜できるようになっている。また、リンク機構によって角度調整とともに平行移動できるようになっている。

第1支持部分111A、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dのそれぞれの角度調整は連動して行われてもよいし、独立して角度調整できるようになっていてもよい。本実施形態では、第1支持部分111Aは独立して角度調整可能となっており、第3支持部分111Cと第4支持部分111Dとは連動して角度調整される。

このようなフレーム部11の上にマットレス30を載置し、第1支持部分111A、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dを水平にすることで、マットレス30全体は水平となる。これにより、利用者は平らに寝ることができる。

一方、第1支持部分111A、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dを傾斜させることで、これらの傾斜に合わせてマットレス30の第1部分31、第3部分33および第4部分34も傾斜することになる。利用者は、マットレス30の第1部分31、第3部分33および第4部分34の傾斜によって身体を起こしたり、座るような姿勢をとったりすることができる。

例えば、第1支持部分111Aを傾斜させるとマットレス30の背に対応した第1部分31が起き上がり、利用者の背を起こすことができる。また、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dを山型になるように傾斜させると、マットレス30の第3部分33および第4部分34が山型に折れ曲がり、利用者の膝を持ち上げるようになる。図2(b)には、マットレス30の傾斜状態の一例が示されている。

マットレス30の第2部分32には貫通孔32hが設けられている。また、第2部分32を支持するフレーム部11の第2支持部分111Bには貫通孔32hに対応して孔111hが設けられている。フレーム部11の上にマットレス30を載置すると、第2部分32の貫通孔32hと、その下の第2支持部分111Bの孔111hとが合うようになっている。この貫通孔32hおよび孔111hを介して利用者の排泄物をベッド本体10の下方に配置された排泄物処理部20へ送ることができる。

図3(a)および(b)は、排泄物回収部を例示する模式図である。 図3(a)にはベッド本体10の横から見た模式図が示され、図3(b)にはベッド本体10の上から見た模式図が示される。

排泄物処理部20は、貫通孔32hに取り付けられる排泄物回収部40と、排泄物回収部40で回収した排泄物を収納する排泄物収納部21と、排泄物回収部40に取り付けられ、貫通孔32hを介して上方に洗浄水を噴射する洗浄部22と、を有する。

排泄物回収部40は、マットレス30の貫通孔32hに嵌められるカップ41と、カップ41に接続される回収用パイプ45とを有する。カップ41と回収用パイプ45とは分離しており、カップ41の下方に延びるパイプが回収用パイプ45の上端部から差し込まれている。カップ41は、利用者Pが装着するおむつカバー500に取り付けられている。これにより、利用者Pがおむつカバーを装着することで、カップ41を利用者の殿部Hの位置に当てておくことができる。

洗浄部22は、洗浄水を溜める洗浄水タンク220と、洗浄水タンク220から洗浄水をカップ41の位置まで送り込む送水ホース221とを有する。送水ホース221の先端はカップ41の途中に差し込まれており、洗浄水を殿部Hに噴射できるようになっている。洗浄水は洗浄水タンク220で温められて温水になっていてもよい。また、送水ホース221と並列に、空気や温風を送り込むための送風ホース222がカップ41の途中に差し込まれていてもよい(図5参照)。洗浄後に空気や温風を殿部Hに吹き付けることで、洗浄水で濡れた殿部Hを乾燥させる。

図4(a)および(b)は、回収用パイプの途中に設けられた弁について例示する模式断面図である。 回収パイプ45の途中には弁451が設けられている。図4(a)に示すように、通常の状態では錘452の作用によって弁451が閉じている。弁451が閉じていることで、排泄物収納部21に溜められた排泄物から発生する臭いを止めることができる。

利用者Pが排泄した場合には、図4(b)に示すように、排泄物の重さによって弁451が開き、回収パイプ45から排泄物収納部21に排泄物が送られる。排泄物が送られた後は、再び錘452の作用によって弁451が閉じるようになる。

ここで、錘452の動きや弁451の開閉の状態をセンサ(例えば、リミットスイッチ、光電センサ等)によって検出し、弁451が開いたことを検知した際に送水ホース221から洗浄水を噴射したり、送風ホース222から空気や温風を吹き付けたりする制御を行ってもよい。

(排泄物回収部) 図5は、排泄物回収部を例示する斜視図である。 図6は、利用者とカップとの位置関係を例示する模式図である。 排泄物回収部40のカップ41は漏斗型になっており、上方の開口で排泄物を受けて、下方に接続された回収用パイプ45に排泄物を送るようになっている。本実施形態では、カップ41の縁から上方に延出する凸部42が設けられる。利用者がマットレス30の上に仰向けで寝た際、凸部42が利用者Pの左右の殿部Hの間に挿入される。殿部Hへの当たりを優しくするため、凸部42の先端部は丸みを帯びた形状に設けられている。

また、カップ41の縁に、シート50の円形開口部縁が接合される。接合方法は融着としてもよいし、接着としてもよい。また、カップ41とシート50を一体として成型してもよい。シート50は、例えばシリコーン樹脂製のシート体であり、柔軟性や肌触りに優れ、汚れが付着しにくいものとなっている。シート50の材質を他のプラスチックやラテックスゴム等とすることも考えられるが、材質によっては、アレルギーを発生させる等の問題が生じうるため、シリコーン樹脂を用いることが特に好ましい。また、カップ41もシート50と同様にシリコーン樹脂製とするとよい。なお、通常、シリコーン樹脂は疎水性(親油性)であるため、油分を含む排泄物が付着し流れにくくなってしまう。そこで、カップ41及びシート50における排泄物と接する面のシリコーン樹脂をコーティング等によって親水性に改質することが好ましい。

先に説明したように、カップ41は、シート50とともにおむつカバー500に取り付けられる。おむつカバー500は、例えば耐水性を備えたプラスチックフィルムによって形成されている。このおむつカバー500のほぼ中央にはカップ41を取り付けるための開口部が設けられている。図6に示されているように、カップ41の周囲において、シート50とおむつカバーとの隙間には尿取りパッド510が挟まれる。

このような構成によって、利用者Pがおむつカバーを装着することで、カップ41が殿部Hにセットされる状態になる。おむつカバー500を装着した利用者Pがマットレス30の上に仰向けで寝ると、利用者Pの殿部Hが丁度貫通孔32hの上に位置するようになり、カップ41が貫通孔32h内に収まる。カップ41の下方には回収用パイプ45が設けられ、弁451を介してベッド本体10の下方の排泄物処理部20まで達している。カップ41の途中には洗浄水タンク220から延びる送水ホース221の先端が差し込まれるとともに、送風ホース222の先端が差し込まれている。

利用者Pがマットレス30に仰向けで寝ると、殿部Hの位置と第2部分32とが対応する。この際、肛門Aの下方に第2部分32の貫通孔32hに嵌めたカップ41が配置される。また、カップ41の凸部42が左右の殿部Hの間に差し込まれる。これにより、凸部42の幅に応じて左右の殿部Hが拡げられることになる。

凸部42によって左右の殿部Hが拡げられると、肛門Aから出された排泄物が殿部Hに付着しにくくなる。また、排泄が終わった後に送水ホース221から洗浄水を噴射する際、左右の殿部Hが拡げられていることで、肛門周辺の洗浄領域を広く確保することができ、肛門Aおよびその周辺の殿部Hを洗浄しやすくなる。また、送風ホース222から空気や温風を吹き付けて乾燥させる際にも、左右の殿部Hが拡げられていることで乾きやすくなる。

(マットレス) 次に、本実施形態に係るマットレス30の第1部分31について説明する。 図7(a)および(b)は、マットレスの第1部分を例示する模式図である。 図7(a)には第1部分31の斜視図が示され、図7(b)には第1部分31の側面図が示される。

マットレス30の第1部分31は、上側部分311と下側部分312とに分離されている。また、上側部分311と下側部分312との間にはスライド機構315が設けられる。スライド機構315によって第1部分31の上側部分311は、下側部分312に対してマットレス30の長手方向にスライド移動できるようになっている。図3に示す例では、上側部分311と下側部分312との間の左右に、マットレス30の長手方向に延びる段差が設けられる。この段差がスライド機構315としての役目を果たす。

図7(b)に示すように、マットレス30の第1部分31が水平になっている状態では、上側部分311と下側部分312との間にずれは生じない。一方、第1部分31を起こすように傾斜させると、折り曲げの内側になる上側部分311が、折り曲げの外側になる下側部分312に対して先端が延びるようにスライドすることになる。

マットレス30の第1部分31と第2部分32との間は、利用者の腰の辺りと当接している。このため、マットレス30の第1部分31を起こす際に、スライド機構315が設けられていないと、第1部分31の内側での曲率が大きくなり(曲がりがきつくなり)、利用者Pの腰の辺りを圧迫して、挟まれるような違和感を与える可能性が生じる。

上記のように、スライド機構315が設けられていることで、第1部分31を起こして利用者Pの背を起こすようにした場合、第1部分31の上側部分311が下側部分312に対してスライドして、第1部分31の内側(上側部分311)と第2部分32との間での曲がりのきつさを抑制することができる。これにより、利用者Pの腰の辺りの圧迫感が解消され、背を起こした際の腰周りの違和感を与えないようにすることができる。

(排泄処理) 図8は、排泄処理を例示する模式図である。 図9は、マットレスの角度を例示する模式図である。 利用者Pは、水平なマットレス30に仰向けに寝たまま排泄処理することもできるが、図8に示すように、マットレス30の第1部分31を起こして背を立てるようにして排泄処理することもできる。

第1支持部分111Aを傾斜させてマットレス30の第1部分31を起こす場合、図9に示すように、第1支持部分111Aに対する第3支持部分111Cの角度θ1を90度未満(鋭角)にすることが好ましい。また、第1支持部分111Aの水平に対する角度θ2は70度程度にする。第4支持部分111Dは第3支持部分111Cと連動して足先が下がるように傾斜させる。第2支持部分111Bは傾斜しない。

第1支持部分111A、第3支持部分111Cおよび第4支持部分111Dの傾斜に合わせて、マットレス30の第1部分31が立ち上がり、利用者Pの背が起きる。また、マットレス30の第3部分33および第4部分34の傾斜によって利用者Pの膝が上がる状態になる。

このようなマットレス30の角度によって、利用者Pの腰はトイレの便座に座っているような角度(鋭角)に曲げられる。腰が鋭角に曲がることで、肛門が拡がりやすくなり、肛門に向かう腸の向きも排泄しやすい角度になる。本実施形態のようなマットレス30の角度にすることで、利用者Pは真っ直ぐ仰向けで寝ている状態に比べて、楽に排泄できることになる。

さらに、本実施形態ではカップ41に設けられた凸部42によって左右の殿部Hが拡げられている。したがって、排泄物が殿部Hに付着しにくく、カップ41で確実に回収できるようになる。

また、排泄が終わった後は、洗浄部22の送水ホース221から殿部Hに向けて洗浄水を噴射する。この際、排泄の際と同様なマットレス30の角度のまま洗浄を行う。利用者Pの殿部Hは下方(カップ41側)に向けて突き出した格好になっており、しかも凸部42によって左右の殿部Hが拡げられた状態になっている。したがって、洗浄水を的確に殿部Hや肛門Aに向けて噴射し、洗浄できることになる。

また、殿部Hが下方に突き出していることで、洗浄した後の水が殿部Hよりも上(背中や太ももも側)に回りにくくなる。洗浄した後の水は、利用者Pの最も下方である殿部Hから垂れて、カップ41で回収されることになる。

洗浄水による洗浄を行った後は、必要に応じて送風ホース222から空気や温風を吹き付ける。これにより、洗浄水が吹き飛ばされ、殿部Hを乾燥させることができる。

以上説明したように、実施形態によれば、ベッド下に配置でき、簡単かつ確実に排泄物を回収でき、メンテナンス性に優れたベッド装置100、マットレス30および排泄物回収部40を提供することが可能となる。

なお、上記に本実施形態およびその変形例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその変形例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。

10…ベッド本体 11…フレーム部 12…脚部 20…排泄物処理部 21…排泄物収納部 22…洗浄部 30…マットレス 31…第1部分 32…第2部分 32h…貫通孔 33…第3部分 34…第4部分 40…排泄物回収部 41…カップ 42…凸部 45…回収用パイプ 50…シート 100…ベッド装置 111…外枠 111A…第1支持部分 111B…第2支持部分 111C…第3支持部分 111D…第4支持部分 111h…孔 115…ヘッドボード 220…洗浄水タンク 221…送水ホース 222…送風ホース 311…上側部分 312…下側部分 315…スライド機構 451…弁 452…錘 500…おむつカバー 510…尿取りパッド A…肛門 H…殿部 P…利用者

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