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Tbm facing, and method and device for evaluating peripheral geology at real time

阅读:223发布:2020-10-14

专利汇可以提供Tbm facing, and method and device for evaluating peripheral geology at real time专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a TBM facing and a method and a device for evaluating peripheral geology at a real time, in which data regarding a TMB such as mechanical data, geological data, muck observed data, etc., are collected at the real time, various dispersed and collected data are unitary-controlled, evaluation is conducted in consideration of the correlation of each data, the evaluation is fed back to the execution of works and excavation is performed stably. SOLUTION: The method of evaluating peripheral geology at the real time consists of a mechanical-data evaluation process B1 measuring and processing mechanical data at the real time and evaluating geology in the periphery of a tunnel boring machine 1, a drilling-logging evaluation process B5 surveying and evaluating geology in front of a facing by a drilling logging, and muck evaluation processes B2-B4 measuring the state of excavated muck and quantitatively evaluating the state and predicting and evaluating the state of a ground. Data collected and valuated by these each process B1-B5 are batch-controlled and the mutual correlation of each data is analyzed at the real time and evaluated.,下面是Tbm facing, and method and device for evaluating peripheral geology at real time专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びTBM周辺の地質を評価する評価方法であって、機械データをリアルタイムで計測・処理してトンネルボーリングマシン周辺の地質を評価する機械データ評価工程と、削孔検層によって切羽前方の地質を探査・評価する削孔検層評価工程と、掘削ズリの状態を計測して定量的に評価し地山の状態を推定評価するズリ評価工程とを含み、これらの各工程で収集評価したデータを一括管理し各データ相互の関連をリアルタイムで解析して評価を行うことを特徴とするTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法。
  • 【請求項2】 前記機械データ評価工程は、トンネルボーリングマシンのカッタトルク及びスラスト速度・推力を含む機械データから判定した機械情報と、グリッパから検出算定した弾性係数を判定したグリッパ情報とで評価する評価工程である請求項1に記載のTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法。
  • 【請求項3】 前記削孔検層評価工程は、削孔機による削孔データを解析して破壊エネルギーを算出し評価する評価工程である請求項1または2のいずれかに記載のT
    BM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法。
  • 【請求項4】 前記ズリ評価工程は、ズリを撮影したカメラ画像及びベルトスケールの計測値から検出したズリ性状と、湧水量と、地山データベースの記憶値とによるズリ情報を評価する評価工程である請求項1〜3のいずれかに記載のTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法。
  • 【請求項5】 トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びTBM周辺の地質を評価する評価装置であって、機械データをリアルタイムで計測する機械データ計測手段及びその計測値を処理しトンネルボーリングマシン周辺の地質を評価する機械データ評価手段と、削孔機を設けてその削孔データを解析し切羽前方の地質を評価する削孔検層評価手段と、掘削ズリの状態を定量的に計測する掘削ズリ計測手段及びそのデータを評価し地山の状態を推定評価するズリ評価手段とを設け、これらの各評価手段を互いに連結して一括管理し各データ相互の関連をリアルタイムで解析して評価を行う機能を有していることを特徴とするTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルボーリングマシン(以下、TBMと記す)を用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し評価するTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法及び装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】TBMによるトンネル掘削においては、
    地山の評価、切羽の状態の把握が非常に重要である。 特に、日本のような破砕帯、膨脹性地山等が多く点在する地域においてTBM工法の適用性を拡大しするためには、切羽の状態、掘削ズリの状態等からリアルタイム、
    かつ高い精度で地山の状態を推定し、掘進の予測や、不安定な地質に突入した際の補助工法の選定等に利用することが必要である。

    【0003】しかし、従来、TBM工法においては、切羽がTBM機体で塞がれているために切羽の直接的な観察に基づく地山状態の判断を常時、リアルタイムで実施することは難しく、オペレータの操作勘に頼っていることが多かった。

    【0004】また、TBM工法の掘削能率を予測するための指標として、各種岩盤評価式が提案されているが、
    これらの指標は、機械データと地質データとを掘削後に比較検討した結果である。 そして、地山の評価を掘削ズリ等を用いて行うものもあるが、これも、処理はオフラインとなっており、リアルタイムに地山の評価を行うものではないため、これらの指標をそのまま実施工に利用することはできないのが現状である。

    【0005】例えば、本出願人は、TBM工法における先進ボーリングや前方探査、切羽や壁面の画像撮影、あるいは掘進制御に関する技術として、特願平9−123
    779号、特願平9−192368号、特願平9−23
    9380号、特願平9−289529号、特願平9−2
    89531号、特願平9−289532号、特願平9−
    344785号、特願平9−356917号、特願平1
    0−93034号等で提案しているが、いずれも各種取得情報から、リアルタイムで地山の評価をするものではない。

    【0006】また、本出願人は、特公平7−49756
    号公報に、油圧パーカッションドリルで削孔し、削孔深度に対する破壊エネルギーを算出して岩盤評価及び切羽前方の地質を予測する削孔検層の技術を開示している。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は、機械データ、地質データ、ズリ観測データ等のTB
    Mに関するデータをリアルタイムで収集しかつ分散収集された各種データを一元管理して各データの相関を考慮した評価を行い、施工にフィードバックして安定した掘進を行うTBM切羽及び周辺地質リアルタイム評価方法及び装置を提供することを目的としている。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明のTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法によれば、トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びTB
    M周辺の地質を評価する評価方法であって、機械データをリアルタイムで計測・処理してトンネルボーリングマシン周辺の地質を評価する機械データ評価工程と、削孔検層によって切羽前方の地質を探査・評価する削孔検層評価工程と、掘削ズリの状態を計測して定量的に評価し地山の状態を推定評価するズリ評価工程とを含み、これらの各工程で収集評価したデータを一括管理し各データ相互の関連をリアルタイムで解析して評価を行う。

    【0009】また、前記機械データ評価工程は、トンネルボーリングマシンのカッタトルク、スラスト速度・推を含む機械データから判定した機械情報と、グリッパから検出算定した弾性係数を判定したグリッパ情報とで評価する評価工程である。

    【0010】また、前記削孔検層評価工程は、削孔機による削孔データを解析して破壊エネルギーを算出し評価する評価工程である。

    【0011】そして、前記ズリ評価工程は、ズリを撮影したカメラ画像及びベルトスケールの計測値から検出したズリ性状と、湧量と、地山データベースの記憶値とによるズリ情報を評価する評価工程である。

    【0012】本発明のTBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価装置によれば、トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びTBM周辺の地質を評価する評価装置であって、機械データをリアルタイムで計測する機械データ計測手段及びその計測値を処理しトンネルボーリングマシン周辺の地質を評価する機械データ評価手段と、削孔機を設けてその削孔データを解析し切羽前方の地質を評価する削孔検層評価手段と、掘削ズリの状態を定量的に計測する掘削ズリ計測手段及びそのデータを評価し地山の状態を推定評価するズリ評価手段とを設け、これらの各評価手段を互いに連結して一括管理し各データ相互の関連をリアルタイムで解析して評価を行う機能を有している。

    【0013】そして、前記機械データ計測手段は、TB
    Mに設けられたカッタトルク、スラスト速度・推力、及びメイン/フロント両グリッパ圧をそれぞれ計測するセンサ、機械データ評価手段は、それらのセンサと連結した第1のパソコン、削孔検層評価手段は、削孔機に取り付けられたセンサと連結された第3のパソコン、掘削ズリ計測手段は、ズリの形状・性状を撮影するカメラ、ズリ評価手段は、そのカメラと連結してリアルタイムで画像処理を行う第2のパソコンでそれぞれ構成するのが好ましい。

    【0014】したがって、本発明によれば、リアルタイムで取得される機械データ、削孔検層データ、及びズリ情報データから、下記のように地山情報をそれぞれ把握し評価することができ、迅速に施工にフィードバックされてTBMの安定した掘進を得ることができる。

    【0015】・切羽地山は下記の諸情報 準岩盤強度: 推力、トルク、及び貫入量(=TBMの掘進速度/回転速度)から下記により算出 σ cf =推力/(定数×貫入量) σ ct =トルク/(定数×貫入量の1.5乗) 掘削体積比エネルギー: 掘削体積比エネルギー=単位掘削量当たりの推進エネルギー+単位掘削量当たりのカッタ回転エネルギー グリッパから得る弾性係数: 弾性係数=(掘削径/2)×定数×荷重増分/変位増分 湧水量: 例えば、濁水処理設備の処理量の変動を自動観察して得る。 排出ズリの変化:ベルトコンベヤ上のズリの断面形状を計測し、ベルトスケールで重量を計測して排出ズリの比重を計測、ズリの形状・色を自動観察する。 ・前方地山は、削孔検層評価工程の破壊エネルギーの算出値 ・後方地山は、切羽後方のこれまで得てきたデータの変化 これらの情報からそれぞれ地山状況が把握されて地質の評価がなされる。

    【0016】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。 図1に本発明を実施する掘削装置の全体構成が示されている。 符号1で示すTBMには、その運転席付近に第1のパソコン3が設置されており、カッタトルク、スラスト速度・推力、及びメイン/フロント両グリッパ圧をそれぞれ計測する各センサ11〜13
    が設けられ、それらの各センサ11〜13から稼働状況押釦スイッチaを有するTBM操作盤2に配線され、さらに前記第1のパソコン3に配線されて各検出データがリアルタイムでパソコン3に収集されるように構成されている。 また、ズリを排出するベルトコンベヤ7には、
    ベルトスケール9が設けられて搬出ズリの重量とベルト速度とが計測されてパソコン3に入力されている。 そして、そのパソコン3は、掘進情報、地山情報等を収集解析してオペレータに表示すると共に、後記する他のパソコン4〜6と連結されてTBM掘進管理システムS0のオペレータ側システムS0aが構成されている。

    【0017】また、ベルトコンベヤ7の乗り継ぎ部には、カメラ8が配設され、撮影したズリの形状・性状が第2のパソコン4に収集されてリアルタイムで画像処理が行われ、ズリ形状計測システムS1が構成されている。

    【0018】さらに、TBM1の本体後方には削孔機2
    1が設けられ、その削孔機21に取り付けられたセンサによって深度、トルク、打撃圧、フィード圧、及び送水圧が検出されて第3のパソコン5に入力され、これらの削孔データから切羽前方の地質の評価を行う削孔検層システムS2が構成されている。

    【0019】一方、事務所50には、第4のパソコン6
    が設置され、濁水処理プラント25の濁水処理量が検出されて湧水量として入力されており、また、地山等の情報を記録したデータベースを備えて各種情報の表示・監視を行う事務所側システムS0bが構成されている。 そして、これらの第1〜第4のパソコン3〜6はイーサネットで相互に連結されてネットワークが形成され、取得した各種データの相互の関連を解析され、より高精度の地山評価を行って迅速に施工にフィードバックを行うT
    BM掘進管理システムS0が構成されている。

    【0020】次に、図2を参照して前記TBM掘進管理システムS0のオペレータ側システムS0aの機能をさらに詳しく説明する。 なお、以下の説明において、符号Hxは手操作入力、Fxはファイル、Dxは表示、Px
    は印刷、Mxは記憶データ、Jxは判断の各項目を示している。

    【0021】掘進情報A1関係は、TBM掘進中にオペレータが監視するために、機械データA2の、カッタ、
    スラストジャッキ、フロントグリッパ、メイングリッパ、ベルトコンベヤ等の情報が表示され(D1)、地山評価A3の、貫入量とトルクA4、及び貫入量と推力A
    5から地山評価指数が求められて同様に表示される(D
    2)。 そして、さらに、測量データA6のTBM姿勢、
    すなわち方位・ピッチ・ロールA8、及びTBM位置
    9、すなわち図3に示す計測装置の測定値A10から縦断・水平・TBM位置と姿勢・1プッシュ先目標位置とが表示される(D3)。

    【0022】また、測量データA6として、ダボ点測量結果が入力されて(H2a)、ファイルされ(E1)、
    ITVカメラ8からズリ形状A11が入力され、モニタMに、また、ITVカメラ8AからTBM1周辺が撮影入力され(A12)、モニタMにそれぞれ出力される。

    【0023】そして、地山情報A21関係は、岩種H1
    が情報として入力されており、切羽前方A22の情報が、削孔機21が検出した削孔情報システムS2から入力され、破壊エネルギーとして表示され(D4)、切羽A24の情報は、機械データA25から地山評価指数が求められて表示される(D5)。 そして、切羽後方A2
    6の情報は、支保タイプH2が入力され、グリッパ弾性係数A27が算出されて、グリッパ弾性係数レベルとして表示される(D6)。

    【0024】稼働実績A31関係は、機械データA32
    及び、トロ待ちズリ処理他のデータH3が押釦スイッチA33で入力されてこれらから日報が作成され、プリントアウトされる(P1)。

    【0025】また、図4及び図5を参照して前記TBM
    掘進管理システムS0の事務所側システムS0bの機能を詳しく説明する。 準備作業A101関係としては、地質縦断図の入力H101とそのファイルF101、地山等級の入力H102とそのファイルF102、計画線の入力H103とそのファイルF103、支保タイプの入力H104とそのファイルF104、TBM諸元H10
    5及び工事パラメータH106の入力とそれらのファイルF105が行われている。

    【0026】計測A102関係としては、ストロークナンバーが入力され(H107)、登録されている(M1
    01)。

    【0027】また、表示A103関係は、掘進情報A1
    04として、機械データA105から、地山評価A10
    6の貫入量とトルクA107、及び貫入量と推力A10
    8から、そして測量A109のTBM姿勢A110すなわち方位・ピッチ・ロールA111、及びTBM位置A
    112すなわちX、Y、Z値A113から、カッタ、スラストジャッキ、フロントグリッパ、メイングリッパ、
    ベルトコンベヤ、地山評価指数、TBM位置と姿勢、及び1プッシュ先目標位置の各情報が表示される(D10
    1)。

    【0028】地山情報A114は、切羽前方A115の削孔検層データA116、切羽A117の機械データA
    116、切羽後方A119のグリッパ弾性係数A120
    のそれぞれから、破壊エネルギー、地山評価指数、グリッパ弾性係数の各情報が表示される(D102)。

    【0029】保存A121関係は、時間A122のデータとして、1分経過毎(J101)に時系列データを保存(F106)して1日に1ファイル作成され、1日経過毎(J102)に時系列ファイルの代表値を保存(F
    107)して1日に1ファイル作成される。 また、ストロークA123のデータとして、10mm掘進毎(J1
    03)にストロークデータを保存(F108)して1ストロークに1ファイル作成され、1ストローク終了毎(J104)にストロークの代表値を保存(F109)
    して1ストロークに1ファイル作成される。 そして、ストロークナンバーA124のデータとして、1ストローク終了毎(J105)にストローク代表値のファイルF
    104の代表値をそのストロークナンバーで保存(F1
    10)して最大1000m分のファイルが作成され、または、任意の距離範囲を入力(H108)してそのストローク代表値ファイルF104の代表値を1ストローク終了時のストロークナンバーで保存(F111)し、任意の距離範囲のファイルが作成される。 また、グリッパA125のデータとして、グリッパの伸び開始毎(J1
    06)に、グリッパの変位量と圧力とを時系列で保存し、盛り替え毎、グリッパ毎のデータが作成される(F
    112)。 そして、そのグリッパ時系列ファイルから、
    変位量に対する圧力のファイルを、盛り替え毎、グリッパ毎(F113)に作成される。 また、削孔検層A12
    6データがファイルされ(F114)、地山情報画面で使用される。

    【0030】解析項目A127関係は、盛り替え終了毎(J107)に、グリッパ弾性係数の計算(単回帰)が行われる(A128)。

    【0031】日常作業A129関係は、自動測量システムがない場合には、TBM位置を手操作で入力される(H109)。 また、稼働実績が入力されて日報が編集され(H110)、自動印刷される(P101)。 そして、ダボ点測量結果が入力され(H111)、ファイル(F115)される。 地山評価A130は、地質縦断図A131、削孔検層データA132、機械データA13
    3、及び入力された地山状態H112から地山評価グラフが表示され(D103)、プリントアウトされる(P
    102)。

    【0032】モニタリングA134関係は、ズリ形状A
    135、及びTBM周囲状況A136がモニタMに表示される。 その他、音A137関係が、スピーカA138
    から出力される。

    【0033】以下、図5〜図8を参照して、TBM切羽及び周辺地質のリアルタイム評価方法の手順を説明する。 この評価方法の手順は図6に示すように、機械データB1、ズリ形状・性状B2、湧水量B3、地山データベースB4、削孔検層データB5の各項に大別でき、機械データB1の項によって機械データ評価工程が、ズリ形状・性状B2、湧水量B3、及び地山データベースB
    4の各項によってズリ評価工程が、そして削孔検層データB5の項によって削孔検層評価工程がそれぞれ構成されている。

    【0034】上記機械データB1の項では、図7に示すように、B11でカッタトルク、推力、掘削速度、振動、ピッチング、及びカッタ回転速度等の機械情報の取得を、また、B12でメイン/フロントグリッパストローク及びメイン/フロントグリッパ圧力のグリッパ情報の取得を行う。 そして、B11からはB13に進み、準岩盤強度、単位掘削電力量、及び掘削体積比エネルギーを算出する。

    【0035】そして、掘進速度の変化なしの場合(B1
    4)、推力・トルクが上昇(B21)、振動大(B2
    2)であれば、準岩盤強度高いと判定する(B23)。
    また、推力が小の場合には(B15)、図7に示すようにトルクの判定を行って、トルクが小の場合(B2
    4)、掘進速度が想定以上であれば(B28)、準岩盤強度は想定値より低いと判断し(B29)、一般的に問題ないが地山の崩落があり得ると判定する(B30)。
    トルクが標準の場合(B25)、掘進速度が想定値であれば(B31)、問題なし(B32)と判定する。 トルクが大の場合(B26)、軟弱土または粘性土であり(B33)、カッタの停止を判断し(B34)、切羽崩落と判定する(B35)。 トルクの振れが大の場合(B
    27)、準岩盤強度が高ければ(B36)、亀裂が多く崩落の可能性があると判定する(B37)。 また、B1
    6で推力が標準の場合には、トルク値によって、前記B
    26またはB27に進む。

    【0036】そして、B17で推力が大の場合には、トルクの判定を行い、トルクが小ないし標準の場合(B3
    8)、盛り替え力大であれば、膨脹性地山でTBM本体部分崩落と判断する(B42)。 トルクが大の場合(B
    39)、準岩盤強さによって(B43)、それが高かければ硬岩で崩落と判定し(B44)、低ければ軟弱土で切羽崩壊と判定する(B45)。 また、トルクが大で大きく変動する場合(B40)、硬岩で亀裂が多く崩落性と判定する(B46)。

    【0037】また、B18で推力が大きく変動する場合は、硬岩で本体の一部引っ掛かりと判定する(B4
    7)。 そして、B19の推進させるとトルクが急増する場合は、切羽自立できず玉石または大塊状礫が破砕と判定する(B48)。 さらに、B20で定勾配なのにピッチングが上下降する場合は、上昇であれば、硬岩と判定し(B49)、下降であれば、軟弱土と判定する(B5
    0)。

    【0038】そして、前記B42からは、膨脹性地山と判定し(B51)、前記B35、B44、B45、及びB48からは、切羽崩落と判定し(B52)、前記B3
    7及びB46からは崩落の可能性と判定し(B53)、
    それぞれ後記する図6のB80に進む。

    【0039】一方、B12のグリッパ情報の取得からは、図9に示すようにメイン/フロント両グリッパ弾性係数を算出し(B54)、その弾性係数の判定を行って(B55)、レベル1〜4(B56〜B59)に区分する。 レベル1(B56)は、特に問題なしと判定する(B60)。 そして、レベル2(B57)は、注意を要す(B61)、レベル3(B58)は、要セグメント(B62)と判定してそれぞれ後記する図5のB80に進む。 また、レベル4(B59)は、検討範囲外と判定する(B63)。

    【0040】次に、前記図6のズリ形状・性状B2の項では、CCDカメラ8の画像、及びベルトスケール9の計測値から(B71)、ズリが粒土状、砂状、チップ状、あるいは大塊混じりであるかの性状の判定をし、ズリ比重・体積を算出して(B72)、B76に進む。

    【0041】湧水量B3の項では、濁水処理設備25の処理水量を計測して(B73)、湧水量を算出する(B
    74)。

    【0042】地山データベースB4の項では、地山等級、岩種等のデータを記憶しておく(B75)。

    【0043】そして、上記のズリ性状データB72、湧水量B74、及び地山データB75の整合を当たりズリの性状判定を行って(B76)、さらにB80に進む。

    【0044】削孔検層データB5の項では、削孔機21
    から深度・トルク・打撃圧・給進力・送水圧力等の諸データを収集して(B77)、破壊エネルギーを算出し(B78)、B79にて前方地山/切羽の判定をして、
    切羽であればB80に進み、前方地山であればB82において前方地山の地質評価及び崩落性の有無の判定を行う。

    【0045】上記のように、B51〜B53から機械情報を、B61またはB62からグリッパ情報を、B76
    からズリ情報を、そしてB79から削孔検層情報をそれぞれB80に集めて切羽の地質評価及び崩落の有無の判定をリアルタイムで行う(B81)。

    【0046】

    【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され、以下の効果を奏する。 (1) TBMが崩落性地山に遭遇した場合に、TBM
    の地山による拘束が生じて身動きがとれなくなり掘進が止まるケースがあり、このような場合に素早く切羽前方地山の崩落性有無が察知できれば、崩落性地山に対応した運転でそれを回避することが可能である。 かかる崩落性地山に対しては、一般にカッタに対しては高トルク低回転で低速度掘進が適しており、本発明のリアルタイムの評価によれば、前方崩落性地山を事前に察知することができ、素早くこのような運転に切り替えることで不具合を回避することができる。

    【0047】(2) また、TBMによる施工では、T
    BMテール部での支保・吹付け作業が掘進サイクル短縮の大きなポイントであり、本発明のリアルタイムの評価によれば、事前に岩盤等級が分かり、急な地山の変化に対しても地山に応じた支保材を遅滞なくタイムリーに運搬供給することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明を実施する掘削装置の全体構成を示す図。

    【図2】本発明を実行するTBM掘進管理システムのオペレータ側システムの機能を示すブロック図。

    【図3】図2中の符号A10で示す計測装置の一覧を示す図。

    【図4】本発明を実行するTBM掘進管理システムの事務所側システムの機能を示すブロック図。

    【図5】図4の続きを示すブロック図。

    【図6】本発明のTBM切羽及び周辺地質リアルタイム評価方法の手順を示す図。

    【図7】図6に示す機械データの評価方法の手順を示す図。

    【図8】図7の機械データの評価方法の続きを示す図。

    【図9】図7のグリッパ情報の評価方法の手順を示す図。

    【符号の説明】

    1・・・TBM 2・・・操作盤 3〜6・・・第1〜第4のパソコン 7・・・ベルトコンベヤ 8・・・カメラ 9・・・ベルトスケール 11・・・カッタトルクセンサ 12・・・スラスト速度・推力センサ 13・・・メイングリップ圧センサ 14・・・フロントグリップ圧センサ 21・・・削孔機 25・・・濁水処理プラント

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成11年5月24日(1999.5.2
    4)

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】特許請求の範囲

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【特許請求の範囲】

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0008

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明によれば、トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、
    地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びトンネルボーリングマシン周辺の地質をリアルタイムで評価する評価方法において、カッタトルクと推力と掘削速度と、カッタ回転速度から機械データを取得し、その機械データから準岩盤強度を算出し、CCDカメラの画像とベルトスケールからズリの形状・性状を判定してズリ比重、体積を算出し、濁水処理設備の処理水量から湧水量を求め、地山等級、岩種のデータを地山データベースに記憶させ、削孔機から深度とトルクと打撃力と給進力のデータを収集して破壊エネルギーを算出し、メイングリッパのストロークおよび圧力とフロントグリッパのストロークおよび圧力からそれらのグリッパの弾性係数を算出し、それらの情報から地質を評価するようになっている。

    【手続補正3】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0009

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0009】さらに本発明によれば、トンネルボーリングマシンを用いてトンネルを掘削する際に、地山の状態情報を取得して解析し、切羽前方の地質及びトンネルボーリングマシン周辺の地質をリアルタイムで評価する評価装置において、カッタトルクと推力と掘削速度と、カッタ回転速度を計測するセンサと、それらのセンサからの機械データの計測値を処理してトンネルボーリングマシンの地質を評価する機械データ評価手段を備え、削孔機に設けた深度とトルクと打撃力と給進力とを計測するセンサと、それらのセンサから削孔データを解析して切羽前方の地質を評価する削孔検層評価手段を備え、搬出ズリを排出するベルトコンベヤには搬出ズリの重量とベルト速度とを計測するベルトスケールを設け、さらにズリの形状・性状を撮影するCCDカメラを設け、それらの搬出ズリのデータを評価して地山の状態を推定評価するズリ評価手段を備え、さらにメイングリッパとフロントグリッパとの圧力をそれぞれ計測するセンサを設け、
    それらの圧力と両グリッパのストロークから弾性手段を求めて弾性係数のレベルを判定する手段を備え、それらの各手段から情報および湧水量の表示および監視するパソコンが事務所に設けられている。

    【手続補正4】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0010

    【補正方法】削除

    【手続補正5】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0011

    【補正方法】削除

    【手続補正6】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0012

    【補正方法】削除

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 本 拓 治 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 廣 瀬 素 久 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2D054 AC20 DA02 GA06 GA15 GA25 GA63 GA64 GA65 GA68 GA70 GA74 GA81 GA95

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