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Horizontal monitor device and method for main steam line plug device

阅读:1027发布:2020-10-14

专利汇可以提供Horizontal monitor device and method for main steam line plug device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a horizontal monitor device such that a tilt of a main steam line plug device at a water depth position exceeding 10 m can be visually monitored from above when the main steam line plug device is suspended in cooling water at the height of a main steam nozzle in a state where a reactor pressure vessel is filled with the cooling water.SOLUTION: A horizontal monitor device 20 includes: a scale plate 22 fixed to an upper surface of a main steam line plug device; and a rod-like pendulum device 24 which has an upper end 24a suspended above the device to swing and extended perpendicularly downward and also has a lower end located at the center O of the scale plate 22 with its own weight when the device is positioned horizontally. The device is suspended so that when the pendulum device 24 is viewed from perpendicularly above, the lower end (a tip of tip hardware) of the pendulum device 24 overlaps the center O of the scale plate 22, and the device is monitored to be held horizontally.,下面是Horizontal monitor device and method for main steam line plug device专利的具体信息内容。

  • 吊り具によって吊り下げられた主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置であって、
    主蒸気ラインプラグ装置の上面に固定された目盛り板と、
    上端が主蒸気ラインプラグ装置の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延び、主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、下端が目盛り板の中心に自重で位置する棒状の振り下げ装置と、を備え、
    前記振り下げ装置を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置の下端が目盛り板の中心と重なるように主蒸気ラインプラグ装置を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置を水平に維持するように監視する、ことを特徴とする主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置。
  • 前記吊り具と主蒸気ラインプラグ装置は、前記主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、吊り具で吊り下げられる吊金物が目盛り板の中心の鉛直上方に位置するように連結されており、
    前記振り下げ装置は、内輪と外輪の接触面が球面であり外輪が吊金物の下部に固定された球面軸受と、球面軸受の内輪に上端が固定され下方に直線状に延びる棒部材と、棒部材の下端に固定され下端に尖端部を有する先端金物と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置。
  • 前記目盛り板の上面は、前記主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、水平又は中央が凹んだ球面であり、
    目盛り板の上面には、その中心を同心に囲む複数の円形マークが表示されており、各円形マークの半径は主蒸気ラインプラグ装置の傾斜角度に比例する、ことを特徴とする請求項1に記載の主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置。
  • 吊り具によって吊り下げられた主蒸気ラインプラグ装置の水平監視方法であって、
    主蒸気ラインプラグ装置の上面に固定された目盛り板と、
    上端が主蒸気ラインプラグ装置の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延び、主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、下端が目盛り板の中心に自重で位置する棒状の振り下げ装置と、を備え、
    前記振り下げ装置を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置の下端が目盛り板の中心と重なるように主蒸気ラインプラグ装置を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置を水平に維持するように監視する、ことを特徴とする主蒸気ラインプラグ装置の水平監視方法。


  • 说明书全文

    本発明は、主蒸気ラインプラグ装置を平に維持するように監視する主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置と方法に関する。

    沸騰水型原子炉(BWR)の主蒸気(MS)ラインは、原子炉圧容器(RPV)内で発生した蒸気をタービンに導く4本の主蒸気管から構成されている。 また、各主蒸気管には、原子炉圧力容器の主蒸気ノズルに主蒸気流量制御器と逃がし安全弁が設けられ、かつ格納容器の貫通部前後に主蒸気隔離弁(MSIV)が設けられている。

    主蒸気(MS)ラインは、予め設定された周期(例えば1年半)で実施される定期点検において、主蒸気ラインを構成する逃がし安全弁、主蒸気隔離弁、等の検査(リーク試験、耐圧試験、機能試験、等)が必要となる。
    この定期点検において、原子炉圧力容器の内側から主蒸気ノズルを閉鎖するために、主蒸気ラインプラグ装置(MSLP)が用いられる。

    主蒸気ラインプラグ装置は、原子炉圧力容器内の同一高さに設けられた4つの主蒸気ノズルを内側から閉鎖する4つのプラグを有し、各プラグを主蒸気ノズル内に押し込む機能を有する。 そのため、主蒸気ラインプラグ装置の4つのプラグとその押し込み機構は、原子炉圧力容器の内面に近接して位置している。

    主蒸気ラインプラグ装置による主蒸気ノズルの閉鎖作業は、原子炉圧力容器内に冷却水(純水)が満たされた状態で実施される。 この際、原子炉圧力容器の上部に設けられたクレーンにより主蒸気ラインプラグ装置を吊り上げ、水平を維持したまま、主蒸気ノズルの高さまで冷却水中をクレーンにより吊り降ろす必要がある。

    そこで、主蒸気ラインプラグ装置の外周部に複数(例えば4つ)の水深センサーを取り付け、各水深センサーによる検出値(水深)が一致するように監視して、主蒸気ラインプラグ装置の水平維持を図っていた。

    なお、水平に対する傾斜を計測する手段は、例えば特許文献1、2に開示されている。

    特許文献1は、ボーリング孔が削孔予定線に対して、どの程度だけ変位しているかを調べるための方法及び装置であり、水平に対する傾斜を計測する計測装置である気泡式水準器を有するものである。
    特許文献2は、制御棒駆動機構ハウジングを設置するための整列装置において、電子式水準器を用いることによって、炉心に対する正確な傾斜を遠隔的に操縦者に伝達するものである。

    特開2008−14893号公報

    特開平2−264890号公報

    原子炉圧力容器の内径は大きく(例えば6m以上)、主蒸気ラインプラグ装置(MSLP)の位置する水深は深い(例えば10m)。 そのため、冷却水中での主蒸気ラインプラグ装置の吊上げ、吊降ろしの際に原子炉圧力容器内で主蒸気ラインプラグ装置が傾斜すると、主蒸気ラインプラグ装置が原子炉圧力容器内面にスティックする可能性がある。
    しかし、水深10m位置での吊上げ、吊り降ろしの際には上からの監視しかできず傾斜検知が困難であった。

    またこのスティックを回避するため、従来は、上述したように、複数(例えば4つ)の水深センサーによる検出値(水深)が一致するように監視して、主蒸気ラインプラグ装置の水平維持を図っていた。
    しかしこの手段の場合、水深センサーと原子炉圧力容器の上部を結ぶ10m以上の長いセンサーケーブルを同時に扱うため作業性が悪化するとともに、水中で水圧等により水深センサーやセンサーケーブルが損傷を受けやすく、水深検知精度が悪化しやすい問題点があった。

    本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。 すなわち本発明の目的は、原子炉圧力容器内に冷却水が満たされた状態で、主蒸気ラインプラグ装置を主蒸気ノズルの高さまで冷却水中を吊り降ろす際に、10mを超える水深位置での主蒸気ラインプラグ装置の傾斜を上方からの目視で監視することができる主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置と方法を提供することにある。

    本発明によれば、吊り具によって吊り下げられた主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置であって、
    主蒸気ラインプラグ装置の上面に固定された目盛り板と、
    上端が主蒸気ラインプラグ装置の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延び、主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、下端が目盛り板の中心に自重で位置する棒状の振り下げ装置と、を備え、
    前記振り下げ装置を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置の下端が目盛り板の中心と重なるように主蒸気ラインプラグ装置を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置を水平に維持するように監視する、ことを特徴とする主蒸気ラインプラグ装置の水平監視装置が提供される。

    本発明の実施形態によれば、前記吊り具と主蒸気ラインプラグ装置は、前記主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、吊り具で吊り下げられる吊金物が目盛り板の中心の鉛直上方に位置するように連結されており、
    前記振り下げ装置は、内輪と外輪の接触面が球面であり外輪が吊金物の下部に固定された球面軸受と、球面軸受の内輪に上端が固定され下方に直線状に延びる棒部材と、棒部材の下端に固定され下端に尖端部を有する先端金物と、を有する。

    また、前記目盛り板の上面は、前記主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、水平又は中央が凹んだ球面であり、
    目盛り板の上面には、その中心を同心に囲む複数の円形マークが表示されており、各円形マークの半径は主蒸気ラインプラグ装置の傾斜角度に比例する。

    また本発明によれば、吊り具によって吊り下げられた主蒸気ラインプラグ装置の水平監視方法であって、
    主蒸気ラインプラグ装置の上面に固定された目盛り板と、
    上端が主蒸気ラインプラグ装置の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延び、主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、下端が目盛り板の中心に自重で位置する棒状の振り下げ装置と、を備え、
    前記振り下げ装置を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置の下端が目盛り板の中心と重なるように主蒸気ラインプラグ装置を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置を水平に維持するように監視する、ことを特徴とする主蒸気ラインプラグ装置の水平監視方法が提供される。

    上記本発明の装置及び方法によれば、振り下げ装置の上端が主蒸気ラインプラグ装置の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延びるので、水中においても、強い水流を受けない限り、常に下端が上端の真下に自重で位置する。
    また、目盛り板は、主蒸気ラインプラグ装置の上面に固定されており、振り下げ装置は、主蒸気ラインプラグ装置が水平に位置するときに、下端が目盛り板の中心に自重で位置するようになっているので、主蒸気ラインプラグ装置が水平から外れて傾斜すると、その傾斜角度に比例する距離だけ、主蒸気ラインプラグ装置の下がっている方向に振り下げ装置の下端が目盛り板の中心から離れるので、その距離と方向により主蒸気ラインプラグ装置の傾斜の大きさと方向を目視で確認することができる。

    従って、振り下げ装置を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置の下端が目盛り板の中心と重なるように主蒸気ラインプラグ装置を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置を水平に維持するように監視することができる。

    これにより、原子炉圧力容器内に冷却水が満たされた状態で、主蒸気ラインプラグ装置を主蒸気ノズルの高さまで冷却水中を吊り降ろす際に、10mを超える水深位置での主蒸気ラインプラグ装置の傾斜を上方からの目視で監視することができ、かつ水深センサーを用いる場合のような作業性の悪化や、水深センサーやセンサーケーブルの損傷や水深検知精度の悪化に伴うトラブル(例えばスティック)を未然に回避することができる。

    主蒸気ラインプラグ装置による主蒸気ノズルの閉鎖作業を示す模式図である。

    図1のA−A矢視図である。

    図1の主要部拡大図である。

    図3の主蒸気ラインプラグ装置を分離して示す図である。

    図3の部分拡大図である。

    本発明による水平監視装置の模式図である。

    本発明による水平監視装置の使用状態を示す図である。

    以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。 なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。

    図1は、主蒸気ラインプラグ装置10による主蒸気ノズル2の閉鎖作業を示す模式図である。

    この図において、1は原子炉圧力容器(RPV)、2は主蒸気ノズル、3は原子炉圧力容器1の上部に設けられた上部水槽、4は原子炉圧力容器1の上部に設けられた天井クレーン、5は天井クレーン4で吊り下げられた吊り具、6は吊り具5と主蒸気ラインプラグ装置10を連結する連結ビーム、7は吊り具5で吊り下げられる吊金物である。

    原子炉圧力容器1の上蓋1aは、この図では既に撤去されている。 また、原子炉圧力容器1の内部と上部水槽3には冷却水(純水)が溜められており、上部水槽3の上部は開放されている。
    また、主蒸気ノズル2の外側に連結されている主蒸気管、主蒸気流量制御器、逃がし安全弁、主蒸気隔離弁、等は図示を省略している。

    冷却水は、閉鎖作業の開始時において、流れや渦がなく、常温であり、上部から主蒸気ノズル2の高さ(水深約10m)まで目視で良く見える透明度を有している。

    図2は、図1のA−A矢視図である。
    この例において、主蒸気ノズル2は4つ設けられ、そのうち主蒸気ノズル2A,2Cと主蒸気ノズル2B,2Dが、それぞれ原子炉圧力容器1の中心に対して対称位置に設けられている。

    図3は図1の主要部拡大図であり、図4は図3の主蒸気ラインプラグ装置10を分離して示す図である。
    図2〜図4において、主蒸気ラインプラグ装置10は、プラグ12、逆圧サポートリング14、及びXビーム16からなる。

    プラグ12は、主蒸気ノズル2に内側から挿入して主蒸気ノズル2を水封する機能を有し、空圧又は水圧のシールとOリングを備える。 プラグ12は、この例では、4つの主蒸気ノズル2(2A,2B,2C,2D)にそれぞれ1つずつ、計4つが用意されている。

    逆圧サポートリング14は、原子炉圧力容器1の内面に沿ってリング状に円形に延びるリング架台14aを有している。 リング架台14aの断面形状はこの例では矩形である。 この構成により、定期検査中、原子炉圧力容器1内に取り付けた状態でも、原子炉圧力容器1内の燃料移動ができる。
    逆圧サポートリング14のリング架台14aは、原子炉圧力容器1内に設けられたブラケット(図示せず)にセットされ、プラグ12の挿入、引出時に装置全体を支える架台として機能する。

    図4に示すように、逆圧サポートリング14は、リング架台14aの外周面から水平方向外方に移動可能なプラグ支持部材14bと、プラグ支持部材14bを水平方向外方に押し付けるプラグ押付ジャッキ14cを備えている。
    プラグ支持部材14bとプラグ押付ジャッキ14cは、4つのプラグ12にそれぞれ1つずつ、計4組がプラグ12に対向する位置に設けられている。
    この構成により、逆圧サポートリング14は、プラグ取付後は主蒸気ノズル2の高さにセットされ、主蒸気隔離弁(MSIV)のリーク試験時に、主蒸気配管側の圧力に対しプラグ12を原子炉圧力容器1の内側から押さえることができる。

    図2において、リング架台14aの外周面にはさらに複数のガイド14dが設けられている。 ガイド14dは、鉛直に延び外方が開口した鉛直溝を有している。
    一方、原子炉圧力容器1の内面には、鉛直に延びる複数のガイドロッド1bが固定されており、ガイド14dの鉛直溝にガイドロッド1bを嵌合させることにより、リング架台14aの周方向位置を案内し、4つのプラグ12がそれぞれ対応する主蒸気ノズル2の周方向位置を維持するようになっている。

    Xビーム16は、主蒸気ノズル2A,2Cに両端が近接する第1水平ビーム16aと、主蒸気ノズル2B,2Dに両端が近接する第2水平ビーム16bとからなり中央で交叉するX架台16cを有する。 第1水平ビーム16aと第2水平ビーム16bの高さは同一に設定されている。

    図4に示すように、Xビーム16は、第1水平ビーム16a及び第2水平ビーム16bの両端下部に連結ジャッキ17、両端上部にプラグ押し込みジャッキ18を有する。

    連結ジャッキ17は、第1水平ビーム16a及び第2水平ビーム16bの両端部がリング架台14aの上面に支持された状態で、リング架台14aの内面に設けられた嵌合孔にピンを挿入又は引き抜くようになっている。
    この構成により、嵌合孔にピンを挿入することでXビーム16を逆圧サポートリング14と一体化することができ、嵌合孔からピンを引き抜くことでXビーム16を逆圧サポートリング14から分離することができる。

    プラグ押し込みジャッキ18は、Xビーム16が逆圧サポートリング14と一体化された状態において、プラグ12を半径方向外方に押し込み、又は引き抜くようになっている。 また、プラグ12との着脱機構(図示せず)も備えている。
    この構成により、プラグ12が主蒸気ノズル2に対向する位置において、プラグ12を主蒸気ノズル2に半径方向外方に押し込み、又は主蒸気ノズル2から引き抜くことができる。

    なお、上述した例では、主蒸気ラインプラグ装置10を構成するプラグ12、逆圧サポートリング14及びXビーム16がそれぞれ分離可能に構成されているが、本発明はこの構成に限定されず、全体が一体に構成されてもよい。

    図6は、本発明による水平監視装置20の模式図である。
    この図において、本発明による水平監視装置20は、目盛り板22と振り下げ装置24とを備える。

    目盛り板22は、図2、図3に示すように、主蒸気ラインプラグ装置10(具体的にはXビーム16)の上面中央に固定されている。
    また、目盛り板22の上面は、主蒸気ラインプラグ装置10が水平に位置するときに、水平又は中央が凹んだ球面である。 さらに、目盛り板22の上面には、複数の円形マーク22aが表示されている。 各円形マーク22aは、その中心Oを同心に囲み主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜角度に比例する半径を有する この例で4つの円形マーク22aは、内側から例えば、1、2、3、4度の傾斜角度を示すようになっている。 なお、傾斜角度の代わりに、主蒸気ラインプラグ装置10又はXビーム16の両端間のレベル差を示すようにしてもよい。

    振り下げ装置24は、棒状の部材であり、上端24aが主蒸気ラインプラグ装置10の上方に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延び、主蒸気ラインプラグ装置10が水平に位置するときに、下端24bが目盛り板22の中心Oに自重で位置するようになっている。

    図6において、振り下げ装置24は、内輪と外輪の接触面が球面であり外輪が吊り具5で吊り下げられる吊金物7の下部に固定された球面軸受25aと、球面軸受25aの内輪に上端が固定され下方に直線状に延びる棒部材25bと、棒部材25bの下端に固定され下端に尖端部を有する先端金物25cとを有する。
    棒部材25bは、好ましくは曲げ剛性の高い金属部材であり、冷却水中の移動による抵抗により変形しないようになっている。

    図1、図3において、主蒸気ラインプラグ装置10(具体的にはXビーム16)は、主蒸気ラインプラグ装置10が水平に位置するときに、吊金物7が目盛り板22の中心Oの鉛直上方に位置するように複数(少なくとも3本)の連結ビーム6で連結されている。
    この連結ビーム6は、好ましくは曲げ剛性の高い金属部材であり、吊金物7は連結ビーム6を介してXビーム16と一体化するようになっている。

    さらに、この例では、吊金物7と主蒸気ラインプラグ装置10は、主蒸気ラインプラグ装置10が水平に位置するときに、吊金物7が目盛り板22の中心Oの鉛直上方に位置するように設定されている。

    図7(A)は、本発明による水平監視装置20の使用状態を示す図である。
    この図において、主蒸気ラインプラグ装置10は、それを構成するプラグ12、逆圧サポートリング14及びXビーム16が一体に連結されており、吊り具5によって吊り下げられた主蒸気ラインプラグ装置10が傾斜している状態を示している。
    主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜は、この例において右側が高く、左側が低くなっている。
    この場合、目盛り板22の中心Oは、振り下げ装置24の上端24aに対して図で右方向に移動するが、振り下げ装置24の下端24bは、自重により上端24aの真下に位置し続ける。
    すなわち、主蒸気ラインプラグ装置10が水平から外れて傾斜すると、その傾斜角度に比例する距離だけ、主蒸気ラインプラグ装置10の下がっている方向に振り下げ装置24の下端24bが目盛り板22の中心Oから離れるので、その距離と方向により主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜の大きさと方向を目視で確認することができる。

    図7(B)は、本発明による水平監視装置20の別の使用状態を示す図である。
    この図において、主蒸気ラインプラグ装置10を構成するプラグ12と逆圧サポートリング14は、原子炉圧力容器1内に残され、主蒸気ノズル2の高さにセットされ、主蒸気配管側の圧力に対しプラグ12を原子炉圧力容器1の内側から押さえた状態になっている。 この状態で主蒸気隔離弁(MSIV)のリーク試験を行うことができる。
    この例では、主蒸気ラインプラグ装置10を構成するXビーム16のみが吊り具5によって吊り下げられており、Xビーム16が傾斜している状態を示している。
    Xビーム16の傾斜は、この例において右側が高く、左側が低くなっている。
    この場合、目盛り板22の中心Oは、振り下げ装置24の上端24aに対して図で右方向に移動するが、振り下げ装置24の下端24bは、自重により上端24aの真下に位置し続ける。
    すなわち、Xビーム16が水平から外れて傾斜すると、その傾斜角度に比例する距離だけ、Xビーム16の下がっている方向に振り下げ装置24の下端24bが目盛り板22の中心Oから離れるので、その距離と方向により主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜の大きさと方向を目視で確認することができる。

    従って、上述した水平監視装置20を用いることにより、振り下げ装置24を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置24の下端24bが目盛り板22の中心Oと重なるように主蒸気ラインプラグ装置10を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置10を水平に維持するように監視することができる。

    上述した本発明の装置及び方法によれば、振り下げ装置24の上端24aが主蒸気ラインプラグ装置10の上方(吊り具5で吊り下げられる吊金物7の下部)に搖動可能に吊り下げられ、下方に鉛直に延びるので、水中においても、強い水流を受けない限り、常に下端24b(先端金物25c)が上端24aの真下に自重で位置する。
    また、目盛り板22は、主蒸気ラインプラグ装置10の上面に固定されており、振り下げ装置24は、主蒸気ラインプラグ装置10が水平に位置するときに、下端24bが目盛り板22の中心Oに自重で位置するようになっているので、主蒸気ラインプラグ装置10が水平から外れて傾斜すると、その傾斜角度に比例する距離だけ、主蒸気ラインプラグ装置10の下がっている方向に振り下げ装置24の下端24b(先端金物25c)が目盛り板22の中心Oから離れるので、その距離と方向により主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜の大きさと方向を目視で確認することができる。

    従って、振り下げ装置24を鉛直上方から見た場合において、振り下げ装置24の下端24b(先端金物25c)が目盛り板22の中心Oと重なるように主蒸気ラインプラグ装置10を吊り下げることによって、主蒸気ラインプラグ装置10を水平に維持するように監視することができる。

    これにより、原子炉圧力容器1内に冷却水が満たされた状態で、主蒸気ラインプラグ装置10を主蒸気ノズル2の高さまで冷却水中を吊り降ろす際に、10mを超える水深位置での主蒸気ラインプラグ装置10の傾斜を上方からの目視で監視することができ、かつ水深センサーを用いる場合のような作業性の悪化や、水深センサーやセンサーケーブルの損傷や水深検知精度の悪化に伴うトラブル(例えばスティック)を未然に回避することができる。

    なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。

    1 原子炉圧力容器(RPV)、
    1a 上蓋、1b ガイドロッド、
    2,2A,2B,2C,2D 主蒸気ノズル、
    3 上部水槽、4 天井クレーン、5 吊り具、
    6 連結ビーム、7 吊金物、
    10 主蒸気ラインプラグ装置、12 プラグ、
    14 逆圧サポートリング、
    14a リング架台、14b プラグ支持部材、
    14c プラグ押付ジャッキ、14d ガイド、
    16 Xビーム、
    16a 第1水平ビーム、16b 第2水平ビーム、
    16c X架台、17 連結ジャッキ、
    18 プラグ押し込みジャッキ、
    20 水平監視装置、
    22 目盛り板、22a 円形マーク、
    24 振り下げ装置、24a 上端、24b 下端、
    25a 球面軸受、25b 棒部材、25c 先端金物

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