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High lift rudder for ship

阅读:604发布:2024-01-19

专利汇可以提供High lift rudder for ship专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a high lift rudder for a ship for maintaining high propelling efficiency together with high maneuvering performance, restraining yawing, heaving, and pitching, and having high propelling efficiency and safety even in waves by using an advance directional component as thrust by converting rotational energy of a propeller slip stream into lift.
SOLUTION: In this high lift rudder 2 for the ship, fins 11 and 15 are arranged in the almost same level position as the axis of a propelling propeller on the left and right broadsides of a rudder blade 3. The broadside fin 11 for rotating a propelling propeller blade in the rising direction has an attack angle αbecoming maximum in the ratio of drag to the advance directional component of the lift generated by the propelling propeller slip stream, and an end surface is provided with an end plate 14 bending upward or downward or in both upward and downward directions. The broadside fin 15 for rotating the propelling propeller blade in the descending direction has an attack angle α becoming maximum in the ratio of drag to an advancing directional component of the lift generated by the propelling propeller slip stream, and an end surface is provided with an end plate 18 bending upward or downward or in both upward and downward directions.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是High lift rudder for ship专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 推進プロペラの後方に同軸心上に配設し、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ頂端板と底端板を有し、舵ブレードが水平断面の輪郭において前方へ半円形状に突出させた前縁部と前縁部に連続して流線型に幅を最大幅部まで増大させた後に最小幅部に向けて徐々に幅を減少させた中間部と中間部に連続して所定幅の後方端に向けて徐々に幅を増大させた魚尾後縁部からなる形状を有する船舶用高揚力舵において、 舵ブレードの左右舷側の面上で推進プロペラの軸心とほぼ同じ水準位置に前縁部から後方に向けて所定の翼弦長を有するフィンを設け、 推進プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する舵ブレードのフィンは流れの上向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、かつフィンの端面に所定長さだけ上方または下方に、または上下両方に屈曲する端板を設け、 推進プロペラ翼が下降方向に回転する舷側に対向する舵ブレードのフィンは流れの下向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、かつフィンの端面に所定長さだけ上方または下方に、または上下両方に屈曲する端板を設けたことを特徴とする船舶用高揚力舵。
  • 【請求項2】 双方の端板は推進プロペラの後流の端板の部位における流線ベクトルと平行になるように配設したことを特徴とする請求項1に記載の船舶用高揚力舵。
  • 【請求項3】 双方の端板はそれぞれ翼断面形状をなし、端板の部位における推進プロペラの後流の流線ベクトルによって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となるような迎え角をなす姿勢に配設することを特徴とする請求項1に記載の船舶用高揚力舵。
  • 【請求項4】 左右舷フィンはその翼断面形状がほぼ半円形をなす前縁部、前縁部に接続して後方へ流線型にいったん幅を増大させて後で徐々に幅を直線的に最小幅まで小さくする中間部、および最小幅部分の後端から後方へ徐々に幅を直線的に若干大きくした魚尾後縁部からなることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の船舶用高揚力舵。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は船舶用高揚に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、船舶の操縦性を向上させる一手段として、図10〜図11に示すように、推進プロペラ1
    の後方に高揚力舵2を配設している。 この高揚力舵2は舵ブレード3の頂端部と底端部にそれぞれ左右両舷側に張り出した平板状の頂端板4と底端板5を設けており、
    底端板5は両側縁部が下方に若干屈曲する形状をなし、
    舵ブレード3に舵軸2aを接続している。

    【0003】頂端板4と底端板5は推進プロペラ後流を効果的に舵ブレード3の側面に取り込み、舵ブレード3
    の頂端部と底端部における翼端面影響を減少させて高い揚力を発生させるとともに、高揚力舵2に流入する推進プロペラ1の後流を整流して舵効きを良くし、また、推進効率を高めるものである。

    【0004】舵ブレード3はその平断面の輪郭が前方へ半円形状に突出させた前縁部6と前縁部6に連続して流線型に幅を最大幅部まで増大させた後に最小幅部7a
    に向けて徐々に幅を減少させた中間部7と中間部7に連続して所定幅の後方端8aに向けて徐々に幅を増大させた魚尾後縁部8とからなる形状を有している。

    【0005】この構成により、舵ブレード3を例えば左舷側に転舵すると推進プロペラ1の後流は舵ブレード3
    の左舷側の面に当たり、流線型部において翼としての揚力を発生させ、あるいは水流の直圧力が舵ブレード3の左舷側の面に作用するとともに、魚尾後縁部8の左舷側の面に沿って後方に流れるときの水流の屈折の反力が作用して、舵ブレード3には流線型をなすだけの普通舵に比べて高い揚力が発生する。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】上記した従来の高揚力舵において、舵をとった場合には高い揚力を発生して船を操縦する力が大きくなる反面、舵を中立位置とする船の直進時には舵ブレードの主として魚尾後縁部の水流屈折部に作用する粘性抵抗によって抗力損失が大きくなり易く、従って推進効率が低下し易いという問題があった。

    【0007】近年は特に、推進プロペラを含む舵の系において推進効率を向上させて船舶の省エネルギー化を図ることが要請されている。 更に、荒天航行時において船の船首揺(ヨーイング)、上下揺(ヒービング)および縦揺(ピッチング)を減少させること、またそれによって波浪中の推進効率を向上させ、並びに安全性を高めることが求められている。

    【0008】ところで、推進プロペラが後方から見て時計方向に回転(右回転)する場合には、推進プロペラ後流の流束は右に回転しながら後方に流れることが知られている。 この推進プロペラ後流の流束の回転エネルギーを舵によって前進方向成分を推力として利用できるような揚力に変換すれば推進効率が向上する。

    【0009】また、高揚力特性を有する舵の固有の特性として船の船首揺(ヨーイング)が抑制されることに加えて、舵に船尾部の上下動に対する抵抗を与える機能を付与することにより、船の上下揺(ヒービング)および縦揺(ピッチング)が抑制され、波浪中の航行における推進効率が向上するとともに船の安全性が高まる。

    【0010】本発明は上記した課題を解決するものであり、推進プロペラ後流の流束の回転エネルギーを舵によって揚力に効率良く変換し、その前進方向成分を推力として利用できるようにすることによって、固有の高い操縦性能は維持しながら、推進効率も高いという舵であって、かつ船の船首揺(ヨーイング)、および上下揺(ヒービング)と縦揺(ピッチング)を舵によって抑制することによって、波浪中にあっても推進効率を向上させるとともに安全性を高め得る船舶用高揚力舵を提供することを目的とする。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、請求項1に係る本発明の船舶用高揚力舵は、推進プロペラの後方に同軸心上に配設し、舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ頂端板と底端板を有し、舵ブレードが水平断面の輪郭において前方へ半円形状に突出させた前縁部と前縁部に連続して流線型に幅を最大幅部まで増大させた後に最小幅部に向けて徐々に幅を減少させた中間部と中間部に連続して所定幅の後方端に向けて徐々に幅を増大させた魚尾後縁部からなる形状を有する船舶用高揚力舵において、舵ブレードの左右舷側の面上で推進プロペラの軸心とほぼ同じ水準位置に前縁部から後方に向けて所定の翼弦長を有するフィンを設け、推進プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する舵ブレードのフィンは流れの上向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、かつフィンの端面に所定長さだけ上方または下方に、または上下両方に屈曲する端板を設け、推進プロペラ翼が下降方向に回転する舷側に対向する舵ブレードのフィンは流れの下向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、かつフィンの端面に所定長さだけ上方または下方に、または上下両方に屈曲する端板を設けたものである。

    【0012】上記した構成により、例えば推進プロペラが後方から見て時計方向に回転(右回転)する場合に、
    推進プロペラの後流は推進プロペラ翼が上昇する側、すなわち舵ブレードの左舷側につけたフィン、および推進プロペラ翼が下降する側、すなわち舵ブレードの右舷側につけたフィンのそれぞれにおいて前進方向成分を有する揚力を発生し、これらの前進方向成分とこれらに対抗する抗力の成分との差分だけ推進力に寄与することになり、推進効率を向上させることができる。

    【0013】また、左右舷フィンの翼端面に端板を設けたことにより、フィンの翼端部における端面影響が少なくなり、フィンに発生する揚力が大きくなる。 さらに、
    フィン翼面上の揚力分布が端部まで延長されることにより、また、フィンの翼端部に発生する自由渦が弱められることにより、フィンに発生する揚力がより大きくなる。 すなわち、推力として利用できる前進方向成分もより大きくなる。 また、これらの端板は自由渦の一部を前進力に変換する効果がある。 これらの作用効果により推進効率をより向上させることができる。

    【0014】さらに、これらのフィンは乱流状態にある推進プロペラ後流を整流するように作用し、この点からも推進効率を向上させることができる。 また、船の上下揺(ヒービング)と縦揺(ピッチング)を抑制する効果があり、高揚力舵固有の船首揺(ヨーイング)抑制効果と併せて、荒天時における波浪中の推進効率を向上させることができ、燃料経済性を高めるとともに安全航行に寄与することができる。

    【0015】請求項2に係る本発明の船舶用高揚力舵では、双方の端板は推進プロペラの後流の端板の部位における流線ベクトルと平行になるように配設したものである。 上記した構成により、双方の端板の粘性抵抗が小さくなり、推進効率をさらに向上させることができる。

    【0016】請求項3に係る本発明の船舶用高揚力舵では、双方の端板はそれぞれ翼断面形状をなし、端板の部位における推進プロペラの後流の流線ベクトルによって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となるような迎え角をなす姿勢に配設したものである。

    【0017】上記した構成により、左右舷フィンの各端板もそれぞれ揚力を発生し、これら揚力は前進方向の成分を有することから、これら前進方向成分とこれらに対抗する抗力の成分との差分だけ推進に寄与する推力になり、推進効率をさらに向上させることができる。

    【0018】請求項4に係る本発明の船舶用高揚力舵では、左右舷フィンはその翼断面形状がほぼ半円形をなす前縁部、前縁部に接続して後方へ流線型にいったん幅を増大させて後で徐々に幅を直線的に最小幅まで小さくする中間部、および最小幅部分の後端から後方へ徐々に幅を直線的に若干大きくした魚尾後縁部からなるものである。

    【0019】上記した構成により、左右舷フィンには、
    迎え角による揚力発生に加えて魚尾後縁部における水流の屈折によって発生する反力の前進方向成分が作用するので、推進効率を更に高めることが可能となる。 また、
    翼断面形状が直線的であるために製造が容易になる。

    【0020】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 先に図10〜図11において説明したものと基本的に同様の作用を行う部材については同一番号を付して説明を省略する。

    【0021】図1〜図4において、推進プロペラ1は後方から見て時計方向に回転(右回転)する状態を示している。 推進プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する舵ブレード3の左舷側の面3a上には、推進プロペラ1の軸心とほぼ同じ水準位置に左舷フィン11を突設している。

    【0022】この左舷フィン11は前縁部12から後方に向けて所定の翼弦長を有する翼断面をなしており、迎え角αをなす姿勢に配設している。 この迎え角αは流れの上向き方向の成分を有する推進プロペラ1の後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる角度である。 左舷フィン11の端面13には平板状の端板1
    4を設けており、端板14は所定の長さだけ上方及び下方に屈曲している。

    【0023】推進プロペラ翼が下降方向に回転する舷側に対向する舵ブレード3の右舷側の面3b上には推進プロペラ1の軸心とほぼ同じ水準位置に右舷フィン15を突設している。

    【0024】この右舷フィン15は前縁部16から後方に向けて所定の翼弦長を有する翼断面をなしており、迎え角αをなす姿勢に配設している。 この迎え角αは流れの下向き方向の成分を有する推進プロペラ1の後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる角度である。 右舷フィン15の端面17には平板状の端板1
    8を設けており、端板18は所定の長さだけ下方及び上方に屈曲している。

    【0025】推進プロペラ1の後流の流束は船の船尾形状等によりその程度が影響されるが、一般的に後方に向かって上昇する。 従って左右舷フィン11,15の配設はこの推進プロペラ後流の上昇流を考慮に入れたものである。

    【0026】以下、上記した構成における作用を説明する。 推進プロペラ1の後流の流束は、上述したように推進プロペラ1が後方から見て時計方向に回転(右回転)
    する場合は右に回転しながら後方に流れる。

    【0027】従って、推進プロペラ1の後流は、左舷フィン11に対しては後方および上向きの速度ベクトルをもって迎え角αで流入し、右舷フィン15に対しては後方および下向きの速度ベクトルをもって迎え角αで流入し、左舷フィン11および右舷フィン15にそれぞれ揚力を発生させる。 これらの揚力は前進方向の成分を有することから、これらの前進方向成分とこれらに対抗する抗力の成分との差分だけ推進に寄与する推力になって推進効率が向上する。

    【0028】左右舷フィン11,15の端面13,17
    にそれぞれ端板14,18を設けたことにより、フィン11,15の翼端部における端面影響が少なくなり、フィン11,15に発生する揚力が大きくなる。 さらに、
    フィン翼面上の揚力分布が端部まで延長されることにより、また、フィン11,15の翼端部に発生する自由渦が弱められることにより、フィン11,15に発生する揚力がより大きくなる。 すなわち、推力として利用できる前進方向成分もより大きくなる。 また、これらの端板は自由渦の一部を前進力に変換する効果がある。 これらの作用効果により推進効率がより向上する。

    【0029】また、これら左右舷フィン11,15は、
    その端板14,18とともに、乱流状態にある推進プロペラ1の後流を整流するように作用し、この点からも推進効率を向上させることができる。

    【0030】また、左右舷フィン11、15は船の上下揺(ヒービング)と縦揺(ピッチング)を抑制する効果があり、高揚力舵固有の船首揺(ヨーイング)抑制効果と併せて荒天時における波浪中の推進効率を向上させることができ、燃料経済性を高めるとともに、安全航行に寄与することができる。

    【0031】尚、上記した実施の形態においては、左右舷フィン11、15のそれぞれの端板14、18は推進プロペラ1の軸心と平行に配設しているが、図5に示すように、端板14、18を推進プロペラ1の後流の端板14、18の部位における流線ベクトルと平行になるように配設しても良い。 このようにすることによって、端板14、18の粘性抵抗が小さくなり、推進効率をさらに向上させることができる。

    【0032】図6は本発明の他の実施の形態を示すものである。 左舷フィン11の端面13には水平断面が翼形状をした端板19を設けており、端板19は所定の長さだけ上方及び下方に屈曲している。 右舷フィン15の端面17には水平断面が翼形状をした端板20を設けており、端板20は所定の長さだけ下方及び上方に屈曲している。

    【0033】端板19,20はそれぞれ端板19、20
    の部位における推進プロペラ1の後流の流線ベクトルによって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となるような迎え角βをなす姿勢に配設している。

    【0034】このため、左右舷フィン11,15の端板19,20もそれぞれ揚力を発生し、これら揚力は前進方向の成分を有することから、これら前進方向成分とこれらに対抗する抗力の成分との差分だけ推進に寄与する推力になる。

    【0035】従って、端板19、20は先の実施の形態で述べた作用と効果を与えることのほかに、端板19,
    20による推進寄与推力が左右舷フィン11,15による推進寄与推力に加わることになり、推進効率がさらに向上する。

    【0036】図7は本発明のさらに他の実施の形態を示すものである。 左右舷フィン41、42は、その翼断面形状がほぼ半円形をなす前縁部43、前縁部43に接続して後方へ流線型にいったん幅を増大させて後で徐々に幅を直線的に最小幅まで小さくする中間部44、および最小幅部分の後端から後方へ徐々に幅を直線的に若干大きくした魚尾後縁部45からなる。

    【0037】これにより、フィン41、42には、迎え角αによる揚力発生に加えて魚尾後縁部45における水流の屈折によって発生する反力の前進方向成分が作用するので、推進効率を更に高めることが可能となる。 また、翼断面形状が直線的であるために製造が容易になる。

    【0038】尚、左右舷フィン11、15の端板14、
    18あるいは端板19、20は端面13、17から上下両方に屈曲させる代わりに、上方または下方の一方のみ屈曲するようにしても、本発明の目的を達成することができる。

    【0039】上記した本発明の実施の各形態は、高揚力舵2の形式がいわゆる釣舵型、すなわち舵ブレード3が舵軸2aにより吊り下げられる形式の場合についてのものであるが、本発明は舵の形式にかかわらず適用可能である。

    【0040】例えば、図8〜図9は本発明をいわゆるマリナー型の高揚力舵に適用した場合の実施の形態を示す。 すなわち、マリナー型の高揚力舵51は船尾52の底面中央から下方に突出して設けたピントル53により回動自在に舵ブレード54の上部が支承されており、舵ブレード54の頂面には頂端板55が、また底面には両舷張り出し部をそれぞれ下方に若干屈曲せしめた底端板56がそれぞれ設けてあり、舵ブレード54の水平断面の輪郭は上記した本発明の実施の各形態におけるものと同様である。

    【0041】図8〜図9において推進プロペラ1は後方から見て時計方法に回転(右回転)する状態を示している。 推進プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する舵ブレード54の左舷側の面54a上には、推進プロペラ1の軸心とほぼ同じ水準位置に上向きの迎え角αをもって左舷フィン11を突設し、左舷フィン11の端面13には端板14を設けている。 舵ブレード54の右舷側の面54b上には、推進プロペラ1の軸心とほぼ同じ水準位置に下向きの迎え角αをもって右舷フィン15を突設し、右舷フィン15の端面17には端板18を設けている。

    【0042】それぞれの端板14、18を有する左右舷フィン11、15の構成、作用、効果については、先に図1〜図4に基づいて説明したものと同じであるので、
    同一符号を付して説明を省略する。

    【0043】なお、本発明をマリナー型の高揚力舵に適用した場合においても、左右舷フィン11、15の端板14、18の構成を図5〜図7に基づいて説明したような構成にすることができる。

    【0044】

    【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、船舶用高揚力舵において、推進プロペラの軸心とほぼ同じ水準位置で舵ブレードの両舵側にそれぞれ推進プロペラ後流に対して迎え角を有する左右舷フィンを設け、かつ、
    フィン端面に端板を設けたことにより、推進プロペラ後流の回転エネルギーを効率よく前進推力に変換することができ、高揚力舵固有の高い操縦性を維持しながら推進効率も高い舵を提供できるという卓越した効果を発揮する。

    【0045】また、高揚力舵固有の船首揺抑制と併せて、左右舷フィンにより船の上下揺と縦揺を抑制して荒天時における波浪中の推進効率を向上させるとともに、
    安全航行に寄与するという効果がある。

    【0046】また、左右舷フィンの翼断面形状とした各端板もそれぞれ揚力を発生し、これら揚力は前進方向の成分を有することから、これら前進方向成分とこれらに対抗する抗力の成分との差分だけ推進に寄与する推力になり、推進効率を更に高めることが可能になる。

    【0047】また、迎え角による揚力発生に加えて魚尾後縁部における水流の屈折によって発生する反力の前進方向成分が作用するようにした左右舷フィンは、推進効率を更に高めることが可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態における船舶用高揚力舵を示す背面図である。

    【図2】同船舶用高揚力舵の図1におけるa−a矢視断面平面図である。

    【図3】同船舶用高揚力舵の図1におけるb−b矢視側面図である。

    【図4】同船舶用高揚力舵の図1におけるc−c矢視側面図である。

    【図5】本発明の他の実施の形態における船舶用高揚力舵を示し、左右舷フィン端板を推進プロペラ後流の流線ベクトルと平行になるようにしたことを示す部分断面平面図である。

    【図6】本発明のさらに他の実施の形態における船舶用高揚力舵の部分断面平面図である。

    【図7】本発明のさらに他の実施の形態における船舶用高揚力舵の左右舷フィンを示す垂直断面図である。

    【図8】本発明をマリナー型の高揚力舵において実施した形態を示す右側面図である。

    【図9】同左側面図である。

    【図10】従来の船舶用高揚力舵を示す鳥瞰図である。

    【図11】同船舶用高揚力舵の舵ブレードの水平断面輪郭を示す図である。

    【符号の説明】

    α 迎え角(左右舷フィン) β 迎え角(左右舷フィン端板) 1 推進プロペラ 2 高揚力舵 2a 舵軸 3 舵ブレード 3a 左舷側の面 3b 右舷側の面 4 頂端板 5 底端板 6 前縁部(舵ブレード) 7 中間部(舵ブレード) 7a 最小幅部 8 魚尾後縁部(舵ブレード) 8a 後方端 11 左舷フィン 12 前縁部(左舷フィン) 13 端面(左舷フィン) 14 端板(左舷フィン) 15 右舷フィン 16 前縁部(右舷フィン) 17 端面(右舷フィン) 18 端板(右舷フィン) 19 翼形状端板(左舷フィン) 20 翼形状端板(右舷フィン) 41 左舷フィン 42 右舷フィン 43 前縁部 44 中間部 45 魚尾後縁部 51 高揚力舵(マリナー型) 52 船尾 53 ピントル 54 舵ブレード(マリナー型) 54a 左舷側の面 54b 右舷側の面 55 頂端板(マリナー型舵) 56 底端板(マリナー型舵)

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 昌一 大阪府大阪市城東区鴫野西1丁目15番1号 パーク沢瀉ジャパン・ハムワージ株式会社 内

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