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Air conditioning equipment

阅读:1019发布:2021-03-18

专利汇可以提供Air conditioning equipment专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide air conditioning equipment having a construction which enables simplification of a circuit for controlling a motor drive and wherein the structure of a fan scroll is not complicated and no lowering of the heat exchange efficiency of a heat exchanger is brought about. CONSTITUTION: First and second blower fans 74 and 75 are driven to rotate only in one direction by a double shaft motor 76 and PTC heaters 72 for auxiliary heating are so fitted as to be positioned outside a second fan scroll 69 and to face an inlet 70. In the case of a cool air operation, air cooled when it passes through an evaporator 64 is let out from a first outlet 49, while air heated by a capacitor 62 is discharged outdoors by connecting a discharge duct 77b to a second outlet 51. In the case of a warm air operation, the direction of a main body 41 is changed and the air heated when it passes through the capacitor 62 is let out from the second outlet 51, while the air cooled by the evaporator 64 is discharged outdoors by connecting a discharge duct 77a to the first outlet 49.,下面是Air conditioning equipment专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 冷媒を圧縮するコンプレッサ(61)と、空気との間で熱交換して前記コンプレッサ(61)からの冷媒を凝縮させるコンデンサ(62)と、前記コンデンサ(62)からの冷媒を断熱膨張させる膨張手段(63)と、空気との間で熱交換して前記膨張手段(63)からの冷媒を蒸発させるエバポレータ(64)とを有する冷房サイクル(60)が本体(4
    1)内に収納された空気調和装置において、 第1送風ファン(74)が内蔵され、前記本体(41)に形成した第1吸込口(48)から空気を吸引して前記本体(41)に形成した第1吹出口(49)から空気を吹き出す第1ファンスクロール(66)と、 第2送風ファン(75)が内蔵され、前記本体(41)に形成した第2吸込口(50)から空気を吸引して前記本体(41)に形成した第2吹出口(51)から空気を吹き出す第2ファンスクロール(69)と、 前記第1送風ファン(74)を一方向にのみ回転駆動する第1駆動手段(76a) と、 前記第2送風ファン(75)を一方向にのみ回転駆動する第2駆動手段(76b) と、 前記第1吹出口(49)に選択的に接続され当該第1吹出口
    (49)から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第1ダクト(77a) と、 前記第2吹出口(51)に選択的に接続され当該第2吹出口
    (51)から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第2ダクト(77b) と、を有し、 前記第1吸込口(48)から前記第1吹出口(49)に至る空気通路に前記エバポレータ(64)を配置し、 前記第2吸込口(50)から前記第2吹出口(51)に至る空気通路に前記コンデンサ(62)を配置してなり、 冷風運転の場合には、前記エバポレータ(64)を通過する際に冷却された冷風を第1吹出口(49)から吹き出す一方、前記第2吹出口(51)に第2ダクト(77b) を接続し、 温風運転の場合には、前記コンデンサ(62)を通過する際に加熱された温風を第2吹出口(51)から吹き出す一方、
    前記第1吹出口(49)に第1ダクト(77a) を接続して、冷風または温風を被空調空間に送風するようにしたことを特徴とする空気調和装置。
  • 【請求項2】 前記第2ファンスクロール(69)は、当該ファンスクロール(69)の外部で、かつ、吸気口(70)に臨むように、補助加熱用の電気ヒータ(72)が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  • 【請求項3】 前記第1と第2の駆動手段(76a,76b)
    は、両端面から駆動軸が突出した両軸モータ(76)から構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の空気調和装置。
  • 【請求項4】 前記第1と第2のダクト(77a,77b) は、
    前記第1吹出口(49)または前記第2吹出口(51)に選択的に接続自在な1つの排出ダクト(77)から構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和装置。
  • 【請求項5】 前記本体(41)は、その下面(47)に移動自在な移動手段(54)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の空気調和装置。
  • 【請求項6】 前記本体(41)は、その上面(46)に操作部
    (80)が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の空気調和装置。
  • 【請求項7】 前記本体(41)は、その4つの側面(42,4
    3,44,45) のうち2つの側面にリモコン操作用の受光部
    (81,82) が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    請求項6のいずれかに記載の空気調和装置。
  • 【請求項8】 前記2つの側面は、吹出口(49,51) が形成された側面(42,43) であることを特徴とする請求項7
    に記載の空気調和装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、冷風および温風を送風する空気調和装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】工場や店舗などにおいて冷風および温風を送風するために用いられる空気調和装置としては、図7および図8に示すものが知られている(特開平4−2
    25734号公報参照)。

    【0003】この空気調和装置10は、図7および図8
    (A)(B)に示すように、冷媒を圧縮するコンプレッサ11と、空気との間で熱交換してコンプレッサ11からの冷媒を凝縮させるコンデンサ12と、コンデンサ1
    2からの冷媒を断熱膨張させるキャピラリーチューブなどの膨張手段と、空気との間で熱交換して膨張手段からの冷媒を蒸発させるエバポレータ13と、を有する公知の冷房サイクルが本体14内に収納されている。 本体1
    4内は、仕切板15により上下に室内側空気調和室16
    と室外側空気調和室17とが区画形成されている。 また、本体14を構成する壁面には、室内側空気調和室1
    6に連通するように吸込口18と吹出口19とが形成され、室外側空気調和室17に連通するように吸込口20
    と排出口21とが形成されている。

    【0004】室内側空気調和室16には、吸気口22と排気口23とが形成されると共に室内側送風ファン24
    が内蔵された室内側ファンスクロール25が配置されている。 当該ファンスクロール25の吸気口22は室内側空気調和室16に開口し、排気口23は本体14の吹出口19に連通している。

    【0005】室外側空気調和室17も同様に、吸気口2
    6と排気口27とが形成されると共に室外側送風ファン28が内蔵された室外側ファンスクロール29が配置されている。 当該ファンスクロール29の吸気口26は室外側空気調和室17に開口し、排気口27は本体14の排出口21に連通している。

    【0006】各送風ファン24,28は、両端面から駆動軸が突出し正逆両方向に回転自在な両軸モータ30により駆動される。

    【0007】当該空気調和装置10は、冷風の吹出口と温風の吹出口との共用化を図っており、図8(A)に示すように、室内側ファンスクロール25は、送風ファン24正転時に吸気口22から排気口23に空気を案内する正転送風路31と、送風ファン24逆転時に吸気口2
    2から排気口23に空気を案内する逆転送風路32とを有し、正転送風路31と逆転送風路32とを選択的に遮蔽するシャッタ33が開閉自在に設けられている。 さらに、逆転送風路32には、空気を加熱する電気ヒータ3
    4が設けられている。

    【0008】そして、冷風運転のときには、コンプレッサ11を駆動して冷房サイクルを作動させ、モータ30
    を正転駆動する。 室内側送風ファン24の正転に伴い、
    本体14の吸込口18から室内側空気調和室16内に吸引された室内空気は、エバポレータ13を通過する際に冷却されて冷風となり、室内側ファンスクロール25の吸気口22→排気口23と流れ、本体14の吹出口19
    から室内に向けて吹き出される。 このとき、室内側ファンスクロール25内を流れる空気は正転送風路31を通過するため、その風圧によりシャッタ33が逆転送風路32を遮蔽している。 また、本体14の吸込口20から室外側空気調和室17内に吸引された空気は、コンデンサ12を通過し、室外側ファンスクロール29の吸気口26→排気口27と流れ、本体14の排出口21から排気される。

    【0009】一方、温風運転のときには、冷房サイクルを作動させずに、モータ30を逆転駆動し、さらに電気ヒータ34に通電する。 室内側送風ファン28の逆転に伴い、室内側空気調和室16内に吸引された室内空気は、室内側ファンスクロール25内に取り込まれ、逆転送風路32を通過する際に電気ヒータ34により加熱されて温風となり、本体14の吹出口19から室内に向けて吹き出される。 このとき、室内側ファンスクロール2
    5内を流れる空気は逆転送風路32を通過するため、その風圧によりシャッタ33が正転送風路31を遮蔽している。 この温風運転時においては、本体14の排出口2
    1から排気される空気量を低減する必要がある。 そのため、図8(B)に示すように、室外側ファンスクロール29には、室外側送風ファン28の逆転時に吸気口26
    から吸気した室外側空気調和室17内の空気を室外側空気調和室17に再度循環させるための開口部35が形成されている。 また、室外側送風ファン28の逆転時に、
    空気を前記開口部35に向けて案内すべく、ファンスクロール29のスロート部には膨出部36が形成されている。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の空気調和装置10は、モータ30を正転して冷風運転を行う一方、モータ30を逆転して温風運転を行う形態であるので、モータ30を単一方向に回転駆動する場合に比較して、モータ駆動の制御を司る回路が複雑になるという問題がある。

    【0011】また、電気ヒータ34を室内側ファンスクロール25内に設置してあるため、ファンスクロール2
    5の構造が複雑になり、電気ヒータ34の組み付け作業も煩雑になるという問題もある。

    【0012】また、室外側ファンスクロール29に設けた開口部35のために、モータ正転時の静圧が低下し、
    コンデンサ12における熱交換効率の低下を招くという問題もある。

    【0013】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、モータ駆動の制御を司る回路を簡素化でき、ファンスクロールの構造も複雑とならず、しかも、熱交換器の熱交換効率の低下を招くことのない空気調和装置を提供することを目的とする。

    【0014】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明は、請求項毎に次ぎのように構成される。

    【0015】請求項1に記載の発明の構成は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、空気との間で熱交換して前記コンプレッサからの冷媒を凝縮させるコンデンサと、前記コンデンサからの冷媒を断熱膨張させる膨張手段と、空気との間で熱交換して前記膨張手段からの冷媒を蒸発させるエバポレータとを有する冷房サイクルが本体内に収納された空気調和装置において、第1送風ファンが内蔵され、前記本体に形成した第1吸込口から空気を吸引して前記本体に形成した第1吹出口から空気を吹き出す第1ファンスクロールと、第2送風ファンが内蔵され、前記本体に形成した第2吸込口から空気を吸引して前記本体に形成した第2吹出口から空気を吹き出す第2ファンスクロールと、前記第1送風ファンを一方向にのみ回転駆動する第1駆動手段と、前記第2送風ファンを一方向にのみ回転駆動する第2駆動手段と、前記第1吹出口に選択的に接続され当該第1吹出口から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第1ダクトと、前記第2吹出口に選択的に接続され当該第2吹出口から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第2ダクトと、を有し、前記第1吸込口から前記第1吹出口に至る空気通路に前記エバポレータを配置し、前記第2吸込口から前記第2吹出口に至る空気通路に前記コンデンサを配置してなり、冷風運転の場合には、前記エバポレータを通過する際に冷却された冷風を第1吹出口から吹き出す一方、前記第2吹出口に第2ダクトを接続し、温風運転の場合には、前記コンデンサを通過する際に加熱された温風を第2吹出口から吹き出す一方、前記第1吹出口に第1ダクトを接続して、冷風または温風を被空調空間に送風するようにしたことを特徴とする。

    【0016】請求項2に記載の発明の構成は、前記第2
    ファンスクロールは、当該ファンスクロールの外部で、
    かつ、吸気口に臨むように、補助加熱用の電気ヒータが取り付けられていることを特徴とする。

    【0017】請求項3に記載の発明の構成は、前記第1
    と第2の駆動手段は、両端面から駆動軸が突出した両軸モータから構成されていることを特徴とする。

    【0018】請求項4に記載の発明の構成は、前記第1
    と第2のダクトは、前記第1吹出口または前記第2吹出口に選択的に接続自在な1つの排出ダクトから構成されていることを特徴とする。

    【0019】請求項5に記載の発明の構成は、前記本体は、その下面に移動自在な移動手段が取り付けられていることを特徴とする。

    【0020】請求項6に記載の発明の構成は、前記本体は、その上面に操作部が設けられていることを特徴とする。

    【0021】請求項7に記載の発明の構成は、前記本体は、その4つの側面のうち2つの側面にリモコン操作用の受光部が設けられていることを特徴とする。

    【0022】請求項8に記載の発明の構成は、前記2つの側面は、吹出口が形成された側面であることを特徴とする。

    【0023】

    【作用】このように構成した本発明にあっては、請求項毎に次ぎのように作用する。

    【0024】請求項1に記載の発明にあっては、空気は次ぎのように流れる。 つまり、コンプレッサを駆動して冷房サイクルを作動させて、第1、第2駆動手段を駆動すると、第1吸込口から吸引された空気は、第1ファンスクロールを流れると共にエバポレータを通過する際に冷却されて冷風となり、第1吹出口から吹き出される。
    一方、第2吸込口から吸引された空気は、第2ファンスクロールを流れると共にコンデンサを通過する際に加熱されて温風となり、第2吹出口から吹き出される。 したがって、冷房サイクル内の冷媒流れを同一にしたまま、
    本体の第1、第2吹出口を適宜方向に向ければ、第1吹出口から吹き出される冷風を利用して冷房を行ったり、
    第2吹出口から吹き出される温風を利用して暖房を行ったりすることができる。

    【0025】すなわち、冷風運転のときには、第1吹出口が被空調空間に向かうように、本体を移動し、第2吹出口に第2ダクトを接続すれば、冷風が第1吹出口から被空調空間に向けて吹き出され、コンデンサで暖められた空気が被空調空間以外の空間に排出される。 これにより、被空調空間が冷房される。

    【0026】一方、温風運転のときには、第2吹出口が被空調空間に向かうように、本体を移動し、第1吹出口に第1ダクトを接続すれば、温風が第2吹出口から被空調空間に向けて吹き出され、エバポレータで冷やされた空気が被空調空間以外の空間に排出される。 これにより、被空調空間が暖房される。

    【0027】このように第1送風ファンおよび第2送風ファンを単一方向にのみ回転駆動すればよいため、モータを正逆両方向に切り換えて回転駆動する場合に比較して、モータ駆動の制御を司る回路が簡素になる。

    【0028】請求項2に記載の発明にあっては、電気ヒータに通電すれば、温風運転中に温風の温度が高められる。 この電気ヒータは、第2ファンスクロールの外部に取り付けてあるため、スクロール内に設置した場合のようにファンスクロールの構造が複雑になることがなく、
    電気ヒータの組み付け作業も簡単になる。

    【0029】請求項3に記載の発明にあっては、1つのモータで第1送風ファンと第2送風ファンが駆動される。

    【0030】請求項4に記載の発明にあっては、第1ダクトと第2ダクトが1本の排出ダクトで共用され、設置の手間を削減でき、見栄えなどの点でも良好となる。

    【0031】請求項5に記載の発明にあっては、本体の移動が楽になる。

    【0032】請求項6に記載の発明にあっては、本体の向きを変えても操作部が本体の背面側に隠れてしまうことがない。

    【0033】請求項7に記載の発明にあっては、本体の向きを変えても遠隔操作の利便性が損なわれない。 この場合に、請求項8に記載の発明のように構成すれば、冷風運転または温風運転に拘らず受光部が使用者に常に面することになり、本体の向きを変えても遠隔操作の利便性が損なわれることがなくなる。

    【0034】

    【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

    【0035】図1は、本発明の一実施例に係る空気調和装置を示す斜視図、図2(A)(B)は、空気調和装置の内部を示す断面図、図3(A)は、図2(A)の3A
    −3A線に沿う概略端面図、図3(B)は、図2(A)
    の3B−3B線に沿う概略端面図、図4は、空気調和装置の本体内に収納される冷房サイクルの概略構成図、図5(A)(B)は、空気調和装置の使用状態の説明に供する図である。

    【0036】本発明に係る空気調和装置40は、本体4
    1内に公知の冷房サイクル60が収納されている。 また、本体41内には、当該本体41に形成した第1吸込口48から空気を吸引して本体41に形成した第1吹出口49から空気を吹き出す第1ファンスクロール66
    と、本体41に形成した第2吸込口50から空気を吸引して本体41に形成した第2吹出口51から空気を吹き出す第2ファンスクロール69とが組み込まれている。
    第1ファンスクロール66には第1送風ファン74が内蔵され、第2ファンスクロール69には第2送風ファン75が内蔵されており、第1送風ファン74は第1駆動手段76aにより一方向にのみ回転駆動され、第2送風ファン75は第2駆動手段76bにより一方向にのみ回転駆動されるようになっている。

    【0037】詳述すると、前記本体41は、図1および図2に示すように、正面パネル42と、後面パネル43
    と、右側面パネル44と、左側面パネル45と、上面パネル46と、底面パネル47とからなる箱形状を有する。 右側面パネル44における上方位置に第1吸込口4
    8が形成され、正面パネル42における上方位置に第1
    吹出口49が形成され、後面パネル43における下方位置に第2吸込口50が形成され、後面パネル43における上方位置に第2吹出口51が形成されている。 各吹出口49,51には、風向きを調節する羽根部材を備えたグリル52,53が取り付けられている。 底面パネル4
    7には、本体41の移動を容易にするために、キャスタ54などからなる移動自在な移動手段を取り付けてある。 また、本体41内は、仕切板(不図示)により上下に第1空気調和室55と第2空気調和室56とが区画形成されている。

    【0038】前記冷房サイクル60は、図4に示すように、冷媒を圧縮するコンプレッサ61と、空気との間で熱交換してコンプレッサ61からの冷媒を凝縮させるコンデンサ62と、コンデンサ62からの冷媒を断熱膨張させるキャピラリーチューブなどの膨張手段63と、空気との間で熱交換して膨張手段63からの冷媒を蒸発させるエバポレータ64と、液冷媒とガス冷媒を分離しガス冷媒のみをコンプレッサ61に帰還させるアキュームレータ65とを、冷媒配管で接続して構成されている。
    エバポレータ64を通過した空気は、冷媒との間の熱交換により冷却されて冷風となり、コンデンサ62を通過した空気は、冷媒との間の熱交換により加温されて温風となる。

    【0039】エバポレータ64は、第1吸込口48から第1吹出口49に至る空気通路に配置され、図示する実施例では、第1吸込口48に臨むように配置してある。
    また、コンデンサ62は、第2吸込口50から第2吹出口51に至る空気通路に配置され、図示する実施例では、第2吸込口50に臨むように配置してある。 エバポレータ64などの熱交換器の配置位置は図示例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。 例えば、ファンスクロール66,69の吸気口67,70に臨ませたり、吹出口49,51に臨ませたりして配置してもよい。

    【0040】第1ファンスクロール66には、吸気口6
    7と排気口68とが形成され、吸気口67は第1空気調和室55に開口し、排気口68は第1吹出口49に連通している。 第2ファンスクロール69も同様に、吸気口70と排気口71とが形成され、吸気口70は第2空気調和室56に開口し、排気口71は第2吹出口51に連通している。 特に、第2ファンスクロール69にあっては、図2(A)(B)に示すように、当該ファンスクロール69の外部で、かつ、吸気口70に臨むように、補助加熱用のPTCヒータなどからなる電気ヒータ72が支持部材73を介して取り付けてある。

    【0041】第1送風ファン74および第2送風ファン75は、空気調和装置で一般的に用いられる遠心式多翼ファンより構成されている。 本実施例では、第1と第2
    の駆動手段76a,76bを、両端面から駆動軸が突出した両軸モータ76から構成してある。 当該両軸モータ76は、駆動軸のそれぞれが第1と第2の空気調和室5
    5,56に臨むように、仕切板を貫通して取り付けられている。 各送風ファン74,75は、図3(A)(B)
    中矢印で示すように、両軸モータ76により一方向にのみ回転駆動される。

    【0042】なお、図示するファンスクロール66,6
    9は、吸気口67,70をスクロール上面または下面にのみ形成したものであるが、上面および下面の両方に吸気口を形成し、送風ファンとして両吸込タイプの遠心式多翼ファンを用いることも可能である。

    【0043】この空気調和装置40は、使用者の温感向上を図るために、冷風運転の場合にはコンデンサ62で暖められた空気を被空調空間(例えば、室内)以外の空間(例えば、室外)に排出し、温風運転の場合にはエバポレータ64で冷やされた空気を被空調空間以外の空間に排出するようにしてある。 このため、空気調和装置4
    0は、第1吹出口49に選択的に接続され当該第1吹出口49から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第1ダクト77aと、第2吹出口51に選択的に接続され当該第2吹出口51から吹き出された空気を被空調空間以外の空間に排出する第2ダクト77bとを備えている。

    【0044】本実施例では、図5(A)(B)に示すように、第1と第2のダクト77a,77bは、第1吹出口49または第2吹出口51に選択的に接続自在な1つの排出ダクト77から構成してある。 このため、第1吹出口49および第2吹出口51を同寸法に形成し、各吹出口49,51に設けた取付ブラケット78(図2
    (A)参照)に、排出ダクト77の連結部79を着脱自在に取り付け得るようにしてある。

    【0045】なお、各吹出口49,51および連結部7
    9を正方形形状とし、可撓性を有するフレキシブルホールを用いれば、図5(A)(B)に示したように、連結部79の向きを自由に選択でき、本体41の設置位置の自由度を高める上で好ましい。

    【0046】図5(B)に示すように、種々の操作スイッチが配置された操作部80が正面パネル42に設けられている。 この操作部80における操作により、空気調和装置40の始動や停止、運転モードの選択、風量あるいは温度の設定がなされる。 また、遠隔操作を可能として利便性を高めるために、本体41の4つの側面のうち2つの側面にリモコン操作用の受光部81,82を設けるのが好ましい。 図示例では、相互に向かい合った2側面である正面パネル42および後面パネル43のそれぞれに、前記受光部81,82を設けてある。 これらのパネル42,43には吹出口49,51が形成され、運転中は一方のパネル42,43が使用者に面していることから、前記受光部81,82を設ける位置として適している。

    【0047】なお、図6に示すように、本体41の上面パネル46に操作部80を設けてもよい。

    【0048】次ぎに、本実施例の作用を説明する。

    【0049】上述した構成を有する空気調和装置40では、空気は次ぎのように流れる。 つまり、コンプレッサ61を駆動して冷房サイクル60を作動させて、両軸モータ76を駆動すると、図2(A)に示すように、第1
    吸込口48から第1空気調和室55内に吸引された空気は、エバポレータ64を通過する際に冷却されて冷風となり、第1ファンスクロール66の吸気口67→排気口68と流れ、第1吹出口49から吹き出される。 一方、
    第2吸込口50から第2空気調和室56内に吸引された空気は、コンデンサ62を通過する際に加熱されて温風となり、第2ファンスクロール69の吸気口70→排気口71と流れ、第2吹出口51から吹き出される。 したがって、冷房サイクル60内の冷媒流れを同一にしたまま、本体41の吹出口49,51を適宜方向に向ければ、第1吹出口49から吹き出される冷風を利用して冷房を行ったり、第2吹出口51から吹き出される温風を利用して暖房を行ったりすることができる。

    【0050】すなわち、冷風運転のときには、図5
    (A)に示すように、第1吹出口49が被空調空間に向かうように、本体41を移動し、第2吹出口51に排出ダクト77を接続すれば、冷風が第1吹出口49から被空調空間に向けて吹き出され、コンデンサ62で暖められた空気が被空調空間以外の空間に排出される。 これにより、被空調空間が冷房される。

    【0051】一方、温風運転のときには、図5(B)に示すように、第2吹出口51が被空調空間に向かうように、本体41を冷風運転の状態から180度回転移動し、第1吹出口49に排出ダクト77を接続すれば、温風が第2吹出口51から被空調空間に向けて吹き出され、エバポレータ64で冷やされた空気が被空調空間以外の空間に排出される。 これにより、被空調空間が暖房される。 温風運転中に温風温度をさらに高める必要があるときには、電気ヒータ72に通電する。

    【0052】上述した本実施例の空気調和装置40によれば、第1送風ファン74および第2送風ファン75を単一方向にのみ回転駆動すればよいため、モータを正逆両方向に切り換えて回転駆動する場合に比較して、モータ駆動の制御を司る回路を簡素にすることができる。

    【0053】また、電気ヒータ72を、第2ファンスクロール69の外部で、かつ、吸気口70に臨むように取り付けてあるため、電気ヒータ72をスクロール内に設置した場合のようにファンスクロール69の構造が複雑になることがなく、電気ヒータ72の組み付け作業も簡単に行うことができる。

    【0054】また、冷風運転の場合にはコンデンサ62
    で暖められた空気を被空調空間以外の空間に排出し、温風運転の場合にはエバポレータ64で冷やされた空気を被空調空間以外の空間に排出するようにしてあるので、
    従来例で示したようにファンスクロール29に循環用の開口部35を設ける必要がない。 このため、静圧が低下せず、熱交換器62,64における熱交換効率の低下を招く虞もない。

    【0055】また、冷房サイクル60内の冷媒流れを同一にしたまま、本体41の向きを適宜方向に変えて冷暖房を切り替える形態であるため、四方弁などを設置することなくヒートポンプの機能を発揮でき、冷房サイクル60の経路が複雑になることがない。 このため、冷房サイクル60を安価に製造でき、これを通して、空気調和装置40の価格の低減を達成できる。 さらに、キャスタ54を設けてあるので、本体41の移動を楽に行うことができる。

    【0056】また、第1ダクト77aと第2ダクト77
    bを1本の排出ダクト77で共用するようにしたので、
    ダクトの設置の手間を削減でき、見栄えなどの点でも良好となる。

    【0057】また、吹出口49,51をそれぞれ形成した正面パネル42と後面パネル43にリモコン操作用の受光部81,82を設けたので、冷風運転または温風運転に拘らず受光部81,82が使用者に常に面しており、本体41の向きを変えても遠隔操作の利便性が損なわれることがない。

    【0058】また、上面パネル46に操作部80を設けた場合には、本体41の向きを変えても操作部80が本体41の背面側に隠れてしまうことがなく、設定操作の操作性が損なわれることがない。

    【0059】

    【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求項毎に次ぎのような効果を奏する。

    【0060】請求項1に記載の発明によれば、第1送風ファンおよび第2送風ファンを単一方向にのみ回転駆動すればよいため、モータを正逆両方向に切り換えて回転駆動する場合に比較して、モータ駆動の制御を司る回路を簡素にすることが可能となる。 また、冷風運転の場合にはコンデンサで暖められた空気を被空調空間以外の空間に排出し、温風運転の場合にはエバポレータで冷やされた空気を被空調空間以外の空間に排出するようにしてあるので、従来例で示したようにファンスクロールに循環用の開口部を設ける必要がなく、静圧が低下せず、熱交換器における熱交換効率の低下を招く虞がない。 また、冷房サイクル内の冷媒流れを同一にしたまま、本体の向きを適宜方向に変えて冷暖房を切り替える形態であるため、四方弁などを設置することなくヒートポンプの機能を発揮でき、冷房サイクルの経路が複雑になることがない。 このため、冷房サイクルを安価に製造でき、これを通して、空気調和装置の価格の低減を達成できる。

    【0061】請求項2に記載の発明によれば、電気ヒータをスクロール内に設置した場合のようにファンスクロールの構造が複雑になることがなく、電気ヒータの組み付け作業も簡単に行うことができる。

    【0062】請求項3に記載の発明によれば、1つのモータで第1送風ファンと第2送風ファンが駆動され、駆動手段の簡素化を図ることができる。

    【0063】請求項4に記載の発明によれば、第1ダクトと第2ダクトを1本の排出ダクトで共用するようにしたので、排出ダクトの設置の手間を削減でき、見栄えなどの点でも良好となる。

    【0064】請求項5に記載の発明によれば、本体の移動を楽に行うことができる。

    【0065】請求項6に記載の発明によれば、本体の向きを変えても操作部が本体の背面側に隠れてしまうことがなく、設定操作の操作性が損なわれることがない。

    【0066】請求項7に記載の発明によれば、本体の向きを変えても遠隔操作の利便性が損なわれない。

    【0067】請求項8に記載の発明によれば、冷風運転または温風運転に拘らず受光部が使用者に常に面することになり、本体の向きを変えても遠隔操作の利便性が損なわれることがなくなる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の一実施例に係る空気調和装置を示す斜視図である。

    【図2】 図2(A)(B)は、空気調和装置の内部を示す断面図である。

    【図3】 図3(A)は、図2(A)の3A−3A線に沿う概略端面図、図3(B)は、図2(A)の3B−3
    B線に沿う概略端面図である。

    【図4】 空気調和装置の本体内に収納される冷房サイクルの概略構成図である。

    【図5】 図5(A)(B)は、空気調和装置の使用状態の説明に供する図であり、(A)は冷風運転の状態を示し、(B)は温風運転の状態を示す図である。

    【図6】 操作部の他の設置例を示す斜視図である。

    【図7】 従来の空気調和装置の内部を示す断面図である。

    【図8】 図8(A)は、図7の8A−8A線に沿う概略端面図、図8(B)は、図7の8B−8B線に沿う概略端面図である。

    【符号の説明】

    40…空気調和装置 41…本体 42…正面パネル(本体41の側面) 43…後面パネル(本体41の側面) 44…右側面パネル(本体41の側面) 45…左側面パネル(本体41の側面) 46…上面パネル(本体41の上面) 47…底面パネル(本体41の下面) 48…第1吸込口 49…第1吹出口 50…第2吸込口 51…第2吹出口 54…キャスタ(移動手段) 60…冷房サイクル 61…コンプレッサ 62…コンデンサ 63…キャピラリーチューブ(膨張手段) 64…エバポレータ 66…第1ファンスクロール 69…第2ファンスクロール 70…第2ファンスクロールの吸気口 72…PTCヒータ(電気ヒータ) 74…第1送風ファン 75…第2送風ファン 76…両軸モータ(76a…第1駆動手段、76b…第2駆動手段) 77…排出ダクト(77a…第1ダクト、77b…第2
    ダクト) 80…操作部 81,82…リモコン操作用の受光部

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