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Image recording apparatus, storage box and method for maintaining the same

阅读:760发布:2024-02-06

专利汇可以提供Image recording apparatus, storage box and method for maintaining the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image recording apparatus which is robust even when intense vibration is added to the apparatus during traveling in a car or the like, which is free from dewing even when it is used in a cold place, and which is simple and inexpensive.
SOLUTION: The image recording apparatus is equipped with a loading tray 5 which houses a sheet type recording material for image recording, an exposure processing unit 11 to form an image on the recording material, and a heat developing unit 15 to heat and develop the recording material after an image is formed. The image recording apparatus is further equipped with an attaching/detaching mechanism to attach/detach at least one of the loading tray 5 and the exposure process unit 11 to and from the image recording apparatus so that when the apparatus is not used, the loading tray 5 and the exposure processing unit 11 are demounted from the image recording apparatus, and sealed and kept in a storage box.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Image recording apparatus, storage box and method for maintaining the same专利的具体信息内容。

  • 画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置であって、
    前記画像記録装置に、前記装填トレイおよび前記露光処理部の少なくとも一方を前記画像記録装置から着脱自在とする着脱機構を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  • 画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置であって、
    前記装填トレイおよび前記露光処理部を一体ユニット化し、前記画像記録装置に、前記一体ユニットを前記画像記録装置から着脱自在とする着脱機構を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  • 前記着脱機構は前記画像記録装置側および前記画像記録装置から着脱される着脱物側の一方にスライドレールを他方にスライドレールに沿って滑動する滑動体を備えてなることを特徴とする請求項1または2記載の画像記録装置。
  • 画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置から取り外した前記装填トレイ若しくは前記露光処理部または前記一体ユニット(以下、「装填トレイ等」という。)を密閉状態に収納することを特徴とする保管箱。
  • 前記保管箱は、少なくともその一部が断熱部材で構成されていることを特徴とする請求項4記載の保管箱。
  • 前記保管箱は、少なくともその一部が防湿部材で構成されていることを特徴とする請求項4または5記載の保管箱。
  • 前記保管箱は、少なくともその一部が衝撃吸収材で構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載の保管箱。
  • 請求項1〜3のいずれか1項記載の画像記録装置を車両に搭載してなる画像記録装置の保全方法において、
    前記画像記録装置を電源オフにするステップと、
    前記装填トレイ等を前記画像記録装置から取り外すステップと、
    前記取り外された装填トレイ等を請求項4〜7のいずれか1項記載の保管箱に収納し、保管するステップと、
    から成ることを特徴とする画像記録装置の保全方法。
  • 说明书全文

    本発明は、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料に対して、レーザ照射等による露光処理と、加熱による熱現像処理とを実施して、画像形成した記録材料を得る画像記録装置に関し、特に、画像記録装置の移送運搬時に受ける大きな振動や、寒い場所で使用する際の画像記録装置の結露から保全することのできる装置を実現するための改良に関する。

    近年、医療分野において、環境保全、省スペースの観点から処理廃液の減量が強く望まれている。 そこで、レーザ・イメージセッター又はレーザ・イメージャーにより効率的に露光させることができ、高解像度及び鮮鋭度を有する鮮明な黒色画像を形成することができる医療診断用及び写真技術用途の光感光性熱現像写真材料に関する技術が必要とされている。 これら光感光性熱現像写真材料は、溶液系処理化学薬品の使用をなくし、顧客に対して、より簡単で環境を損なわない熱現像処理システムを供給することができる。

    一般画像形成材料の分野でも同様の要求はあるが、医療用画像は微細な描写が要求されるため、鮮鋭性、粒状性に優れる高画質が必要である上、診断のし易さの観点から、冷黒調の画像が好まれる特徴がある。 現在、インクジェットプリンタ、電子写真等顔料、染料を利用した各種ハードコピーシステムが一般画像形成システムとして流通しているが、医療用画像の出システムとしては、満足できるものがない。

    これに対して、近年、湿式処理を行うことがなく、廃液処理の問題を解消することができるドライシステムによる画像記録装置が注目されている。
    図16は、このようなドライシステムによる画像記録装置例を示したものである。

    この画像記録装置1は、感光性及び感熱性を有する熱現像感光材料で形成した画像記録用のシート状の記録材料3を収容した装填トレイ5、6と、レーザ露光ユニット9からのレーザ照射により記録材料3に画像の潜像を形成する露光処理部11と、加熱手段13による加熱によって露光処理済みの記録材料3に対し熱現像処理を実施する熱現像部15と、装填トレイ5、6から取り出した記録材料3を露光処理部11を経由して熱現像部15に送る搬送機構17とを備えた構成で、記録材料3に画像を記録する。

    露光処理部11におけるレーザ露光時に記録材料3を支持する支持機構21は、記録材料3の搬送方向に沿って離間した前後2位置のそれぞれに、記録材料3を挟む一対のローラ23、24を装備した構成である。
    この構成では、記録材料3の中間部は、固定がなされておらず、それ故、装置に加わる振動等で振幅が発生し易く、振幅の発生によって露光精度の低下を招く虞がある。 そこで、露光処理部11は、一般的に、振動の影響を受け難い装置下部に配置している。

    また、熱現像部15は、加熱処理時に生じる排ガスや熱が装置内に籠もり難いように、装置の最上部に配置して、装置上部に配置された排熱・排気用スリット(図示略)から排気・排熱を行うようにしている。
    そして、以上のように、露光処理部11及び熱現像部15の配置レイアウトを決定した結果、あるいは、記録材料3を装填トレイ5、6に装填する際のユーザ操作性の観点から、装填トレイ5、6は装置の中間部に装備された構成となっている。

    搬送機構17は、各装填トレイ5、6から記録材料3を一枚ずつ取り出す取り出し手段31と、各装填トレイ5、6から取り出された記録材料3を露光処理部11に送る第1搬送手段32と、露光処理済み記録材料3を露光処理部11から熱現像部15に搬送する第2搬送手段34a、34b、34cと、現像処理を終えた記録材料3を排出トレイ36上に排出する第3搬送手段38a、38bとから構成されている。

    第3搬送手段38a、38bの途中には、熱現像処理を終えた記録材料3を所定温度まで冷却する冷却部39が設けられている。 冷却部39は、搬送される記録材料3に接触する搬送ローラやガイド板からの放熱、或いは冷却ファンによる送風によって、記録材料3の冷却や除熱を行っている。

    上記画像記録装置1では、装置の中間部にレイアウトした装填トレイ5、6を挟んで、上下に、熱現像部15と露光処理部11とが離間された配置のため、搬送機構17は、記録材料3を一旦装置の下部まで搬送して、露光処理部11における処理後に、記録材料3を上方に送り戻して、熱現像部15に渡す方式で、記録材料3の搬送パス長が長くなるために、処理時間が長くなるという問題があった。 また、装置の大型化を招いていた。

    これを解決するものとして、本出願人は、装置内での記録材料の搬送パス長を短縮して処理時間の短縮及び装置の小型化を実現することのできるドライシステムによる、以下に詳述する第2の画像記録装置を発明し、出願している。

    図17は、第2の画像記録装置を示している。
    41はこの第2の画像記録装置である。 第2の画像記録装置41は医療診断用等に好適な高解像度及び鮮鋭度を有する鮮明な黒色画像を記録することができるドライシステムによる画像記録装置で、具体的には、装置筐体42内に、感光性及び感熱性を有する熱現像感光材料で形成した画像記録用のシート状の記録材料103を収容した単一の装填トレイ43と、レーザ露光ユニット47におけるレーザ照射48による露光処理で記録材料103に画像の潜像を形成する露光処理部49と、加熱手段51による加熱によって露光処理済みの記録材料103に対して熱現像処理を実施する熱現像部53と、装填トレイ43から取り出した記録材料103を熱現像部53を経由して排出する搬送機構55とを備えている。

    露光処理部49は、レーザ照射48を行うレーザ露光ユニット47が、図に矢印(イ)で示すように、装填トレイ43と並行状態のまま平移動可能に装備されていて、記録材料103が装填トレイ43内に収容・保持されている状態で、記録材料103に対する露光処理を実施する。
    本実施の形態の場合、レーザ露光ユニット47は、出射するレーザ光を装填トレイ43内の記録材料103の幅方向(主走査方向)に走査可能になっている。 また、レーザ露光ユニット47の水平移動は、装填トレイ43内の記録材料103の長さ方向に沿って一定速度で行われる。 このレーザ露光ユニット47の定速移動動作がレーザ露光時の副走査を実現する。
    即ち、レーザ露光ユニット47は、記録すべき画像データに基づいて変調されたレーザ光で、記録材料103の表面に主・副走査することで、装填トレイ43内の記録材料103に対し潜像の形成を行う。

    装填トレイ43は、複数枚のシート状の記録材料103を水平載置の積層状態に集積したパック状態で収容する箱形の容器で、装置筐体42内の定位置に装着固定される。 そして、収容されている記録材料103の内、最上位の記録材料103がレーザ露光ユニット47によって露光処理可能なように、装填トレイ43の上面はレーザ光線の照射を許容する窓部又は開口になっている。
    また、装填トレイ43の上面の少なくとも前半部は、露光処理した記録材料103を取り出すための開口になっている。

    装填トレイ43に収容された記録材料103は、記録材料103の収容枚数に拘わらず最上位の記録材料103の位置が常に一定に保持されるように、可動床43aによって支えられている。 可動床43aは、バネ43bによってレーザ露光ユニット47側に付勢されていて、最上位の記録材料103の表面を、レーザ露光ユニット47によるレーザ露光の焦点位置に保持する。

    なお、装填トレイ43は、例えば、内部の可動仕切を調整することで、装填する記録材料103として、6ツ切、B4、半切などの数種のサイズを選択することができる。 そのため、装填トレイ43には図示せぬ識別情報が付されていて、この識別情報の外部読取装置による自動読み取りや、ユーザのマニュアル操作による制御装置への入力によって、露光処理が開始される。

    装填トレイ43に積層状態で収容される記録材料103は、最上位の記録材料103を露光するレーザ光が、2枚目以降の記録材料103に被らないように、図18に示すように、励起光カットフィルタ膜103aを装備したものが使用される。
    記録材料103は、レーザ露光によって画像の潜像を記録する記録層を表面側に形成したものである。 裏面に装備した励起光カットフィルタ膜103aは、表面に照射されたレーザ光の透過を防止する。

    なお、励起光カットフィルタ膜103aを装備した記録材料103の代わりに、レーザ露光時に伸長して最上位の記録材料103と2枚目の記録材料103との間に入り込む伸縮構造の遮蔽板を装填トレイ43に装備した構成とすることもできる。 しかし、このような構成は、装置筐体42が発する露光処理の開始又は終了の信号に応じて遮蔽板が伸縮動作する必要から、装置筐体42と装填トレイ43とを繋ぐ電気的、機械的な接続構造が複雑化する。

    熱現像部53の加熱手段51は、プレート状で、記録材料103を円筒ドラムの周囲に沿って搬送する複数個の搬送ローラ54の外周側に配置されている。 しかし、加熱手段51としては、ドラム円周上を搬送する記録材料103の内側から記録材料103を加熱する方式のものを採用することも可能である。

    搬送機構55は、制御回路からの指令に従って装填トレイ43から記録材料103を一枚ずつ取り出す取り出し手段71と、取り出し手段71が取り出した記録材料103を熱現像部53に渡す第1搬送手段75と、熱現像部53での処理を済ませた記録済み記録材料103を、装置筐体42の上面の排出トレイ77に排出する第2搬送手段79とを備えた構成である。

    取り出し手段71は、装填トレイ43内に積層状態に収容されているシート状の記録材料103の束から、最上位の記録材料103を吸着ヘッド71aによって吸着して取り出すと共に、この吸着ヘッド71aの首振り回動動作によって、図17に矢印(ロ)に示すように、吸着している記録材料103の先端を第1搬送手段75側に送る。

    第1搬送手段75は、吸着ヘッド71aによって繰り出された記録材料103の先端を、加熱手段51による加熱域の始端に誘導する一対のガイド板75a、75bから構成されている。
    ガイド板75a、75b相互は、対向配置されていて、記録材料103を、加熱域始端の加熱手段51と搬送ローラ54との間に送り込む誘導路75cを形成している。
    第2搬送手段79は、熱現像部53での処理を終えた記録材料103を排出トレイ77まで搬送するもので、各加熱手段51の加熱によって熱現像を済ませた記録材料103を所定速度で搬送しながら常温等に冷却する冷却部81と、この冷却部81によって冷却した記録材料103を排出トレイ77に導く排出誘導部83とを備えている。
    冷却部81は、適宜数の冷却ローラ対81aによる搬送時の放熱によって記録材料103を常温等の適宜温度に冷却する。
    排出誘導部83は、搬送する記録材料103の先端部の向きを排出トレイ77に向けるガイド板83aと、このガイド板83aに沿って記録材料103を移動させる搬出ローラ対83bとを備えている。

    以上の第2の画像記録装置41では、装填トレイ43は、露光処理中に記録材料103を所定の姿勢に支持する支持機構を備える露光処理部49を兼用するため、露光処理専用の支持機構を装備していた第1の画像記録装置と比較すると、構成部品の削減を図ることが可能になると同時に、露光処理専用の支持機構のための設置スペースの確保も不要になる。
    更に、記録材料103は装填トレイ43内に収容保持した状態のまま露光処理されるため、第1の画像記録装置での露光処理部49までの記録材料103の搬送が一切不要になり、その分だけ記録材料103の搬送パス長を短縮することができる。
    そして、露光処理専用の支持機構及び支持機構の設置スペースの省略、搬送パス長の短縮によって、装置を大幅に小型化することが可能になり、また、処理時間の短縮を実現することができる。

    ところで、第1および第2のいずれの画像記録装置においても、画像記録装置の露光処理部が振動の影響を受け易いので振動を受け難い装置にしているが、この場合の振動は画像記録装置内の駆動源が発生する振動を想定しており、この画像記録装置を車両に搭載して舗装のない凸凹道を走行するときに受ける振動とはその振幅(エネルギ)と振動周波数が大きく異なり、このような運転中の車両に搭載された場合における光学系への振動を抑制することはできなかった。
    また、車両は寒い屋外に放置されることが多く、このような場合、画像記録装置を使用すると、電源オンとともに画像記録装置内のヒータ設置箇所近傍の部材は早く所定の温度に達するが、ヒータから離れた位置に置かれている光学系や記録材料は冷えたままであり、そこに暖かい空気が触れるとたちまち表面に結露が生じてしまった。 記録材料に結露が発生すると、スムーズな搬送が困難となり、ジャムが発生したり、また、結露した記録材料にレーザ露光を行うと、記録材料表面の結露がレーザ光のエネルギを吸収し、所望の濃度が得られず、画像不良となる欠点があった。
    また、光学系に結露が発生すると、光学系の結露がレーザ光のエネルギを吸収するので、所望のエネルギが記録材料に到達することができず、画像不良となった。
    このように、第1および第2のいずれの画像記録装置においては、大きな振動対策や結露対策は何ら考慮されていなかった。

    近隣技術について従来公知の文献では、光学系への振動を抑制する振動抑制機構としては、特許文献1があり、光学系に生じる結露対策については特許文献2があった。

    特開平4−69430号公報

    特開平9−152662号公報

    特許文献1記載の発明によれば、ばね定数の大きな弾性部材とばね定数の小さな弾性部材とを直列接続してなる第1の振動吸収体とこれに併設してなる第2の振動吸収体を用いて、振動対策を講じるものである。
    特許文献2記載の発明によれば、静電写真複写機のメインスイッチを投入した時点で、導電線に通電をすることで導電線が発熱し、ミラーが加熱されることで、冬場や気温の低い朝の時間帯などで発生した結露を短時間の内に解消するというものである。

    しかしながら、特許文献1記載の発明では、第1の振動吸収体と第2の振動吸収体を用いたものであり、これらは高価でしかも結露対策には何の役にもたっていない。
    特許文献2記載の発明では、導電線に通電して発熱により結露を解消するもので、高価な導電線や通電機構などが必要であり、しかもこれらは高価でしかも振動に弱く、車両に搭載するには問題があった。 また、発熱のための電気エネルギが必要であり、省エネ上問題があった。 それ以上に、ミラーには現実に結露が生じてしまっているので、これを解消するにはある程度の時間がやはり必要であって、即使用というわけにはいかなかった。
    本発明は、このような欠点を解消するためになされたものであり、車両の走行中等に大きな振動を受けても大丈夫でかつ寒い場所において使用しても結露が生じない、しかも簡便でコストのかからない画像記録装置を提供することを目的としている。

    前記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は画像記録装置に係り、画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置であって、前記画像記録装置に、前記装填トレイおよび前記露光処理部の少なくとも一方を前記画像記録装置から着脱自在とする着脱機構を備えたことを特徴としている。
    請求項2記載の発明は画像記録装置に係り、画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置であって、前記装填トレイおよび前記露光処理部を一体ユニット化し、前記画像記録装置に、前記一体ユニットを前記画像記録装置から着脱自在とする着脱機構を備えたことを特徴としている。
    請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像記録装置において、前記着脱機構が前記画像記録装置側および前記画像記録装置から着脱される着脱物側の一方にスライドレールを他方にスライドレールに沿って滑動する滑動体を備えてなることを特徴としている。
    請求項4記載の発明は、保管箱に係り、画像記録用のシート状の記録材料を収容した装填トレイと、前記記録材料に画像を形成する露光処理部と、画像形成済みの記録材料を熱現像処理する熱現像部とを備える画像記録装置から取り外した前記装填トレイ若しくは前記露光処理部または前記一体ユニット(以下、「装填トレイ等」という。)を密閉状態に収納することを特徴としている。
    請求項5記載の発明は、請求項4記載の保管箱において、前記保管箱が少なくともその一部が断熱部材で構成されていることを特徴としてる。
    請求項6記載の発明は、請求項4または5記載の保管箱において、前記保管箱が少なくともその一部が防湿部材で構成されていることを特徴としている。
    請求項7記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項記載の保管箱において、前記保管箱が少なくともその一部が衝撃吸収材で構成されていることを特徴としている。
    請求項8記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の画像記録装置を車両に搭載してなる画像記録装置の保全方法に係り、前記画像記録装置を電源オフにするステップと、前記装填トレイ等を前記画像記録装置から取り外すステップと、前記取り外された装填トレイ等を請求項4〜7のいずれか1項記載の保管箱に収納し、保管するステップと、から成ることを特徴としている。

    本発明によれば、前記画像記録装置に、装填トレイおよび露光処理部の少なくとも一方を前記画像記録装置から着脱自在としたので、車両の移動時や寒冷地においてこれらを取り外すことができ、振動の小さな他の場所や結露の生じない他の場所に移送することが可能となる。
    また、装填トレイおよび露光処理部を一体ユニット化することで、これら両方の着脱が簡単に行えるようになる。
    また、着脱機構をスライドレールとこれに沿って滑動する滑動体とで構成することで、装填トレイおよび露光処理部の着脱がさらに簡単に行えるようになる。
    また、画像記録装置から取り外した装填トレイ等を保管箱に納めることで簡単に密閉状態に収納することができるようになる。
    また、その保管箱を断熱部材、防湿部材、衝撃吸収材などで構成することにより、収納された露光処理部や装填トレイに寒暖の差から生じる結露が生じなくなり、収納された露光処理部や装填トレイに黴が発生することのない、さらに、車両移動時に大きな振動が生じても露光処理部に破損が起きなくなる。
    また、画像記録装置を電源オフにしたら、装填トレイ等を画像記録装置から取り外して、これを保管箱に収納し、保管することで、寒冷地や冬季等の温度変化の激しい条件下で車両の室内に置かれている場合でも、保管箱の内部の温度を好適に保持することができ、保管箱に収納された装填トレイや露光処理部を温度変化から保護することができる。
    また、所定の動作温度に立ち上がった画像記録装置内に、保管箱から装填トレイや露光処理部を取り出して装填しても、断熱部材によって保たれていた保管箱内部温度と画像記録装置内温度とに差がないので、温度差が大きい場合に生じる結露がここでは生じなくなる。 さらに、露光処理部に振動及び衝撃が付与されることなく、高精度な光学系を有する露光処理部を安全かつ簡便に所望の場所へと輸送することが可能となる。

    本発明に係る画像記録装置と保管箱およびその保全方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
    〈第1の実施例〉
    図1〜図3は本発明の第1の実施例を示すである。
    図において、1'は本発明の第1の実施例に係る画像記録装置、1Aはヒンジ、1Bはヒンジ1Aに取付けられて、ヒンジ1Aを中心に上方約170度まで回動できる収容蓋、5Aは装填トレイ5、6を一体化したトレイ枠体、6Aは画像記録装置1'側に設けられたスライドレール、6Bはトレイ枠体5Aの底部に取付けられスライドレールの上を滑動するローラ(滑動体)である。 その他の符号で図16の従来装置1と同じ符号は従来装置1と同じ部材を指し同じ機能を有しているので、重複説明は省略する。

    第1の実施例に係る画像記録装置1'が図16の従来装置1と異なる点は、次の(1)〜(4)の通りである。
    (1) 記録材料3を収容した装填トレイ5、6が点線で示すトレイ枠体5Aに装填されて一体的に構成されており、枠体5Aの1カ所を掴んで引き出すと、上下2段の装填トレイ5、6が共に引き出されてくる。
    (2) 画像記録装置1'側にスライドレール6Aが設けられている。
    (3) 一方、トレイ枠体5Aの底部にスライドレール6Aの上を滑動するローラ6Bが取付けられている。
    (4) トレイ枠体5Aをスライドレール6Aに引き出して画像記録装置1'の外に取り出した後、画像記録装置1'側に生じる広い内部空間(図3の5B参照)を閉塞するための収容蓋1Bが画像記録装置1'側の上部にヒンジ1Aによって取付けられている。

    次に、以上の構成による第1の実施例に係る画像記録装置1'の使い方を説明する。
    画像記録装置1'は、図1の状態で、従来と同じ一連の画像記録・現像処理が行われる。 すなわち、シート状の記録材料3を収容した装填トレイ5、6のいずれかから所望のサイズの記録材料3を最上層から1枚取り出し、露光処理部11へ搬送し、レーザ露光ユニット9からのレーザ照射により記録材料3に画像の潜像を形成し、熱現像部15へ搬送し、加熱手段13による加熱によって露光処理済みの記録材料3に対し熱現像処理を実施し、現像処理を終えた記録材料3を排出トレイ36上に排出する。 この処理動作を所望回数繰り返し、所定の熱現像終了したら、装置の電源をオフにしてすべて終了する。 従来装置においては、すべての動作はこれで終了したのであるが、本発明においては、このあと、(1)〜(4)で示す画像記録装置の保全シーケンスが実行されるのが特徴である。

    〈第1の実施例の保全シーケンス〉
    (1)収容蓋1Bをヒンジ1A中心に上部へ回動し、図示しないラッチ機構でその位置に収容蓋1Bを固定して、画像記録装置1'の装填トレイ5、6側を大きく開口する。
    (2) 枠体5Aの手前のどこか1カ所を掴んで引き出すと、スライドレール6Aとローラ6Bとの作用で軽い力で上下2段の装填トレイ5、6が共に引き出されてくる。 図2はこの途中の状態を示している。
    (3) 枠体5Aが完全に画像記録装置1'の外に取り出された後、画像記録装置1'内に広い内部空間が外部に開口しているので、収容蓋1Bを元の状態に復帰させてここを閉塞し、内部に塵埃が入らないようにする。
    (4) 取り出された上下2段の装填トレイ5、6を一体化した枠体5Aは、例えば、ビニールの袋に包んで、暖かい室内に保管しておけば、防湿され、暖かい室温で保全されるので、次に使用するとき画像記録装置の内部温度との温度差がなく、結露が生じない。 また、暖かい室温で保管しなくても2重のビニールの袋に包んで、クッションの上に置いておくだけで、防湿・断熱・衝撃防止効果が生じる。

    この後、車両が目的地に到着し、又は寒い夜を過ごして朝早く、画像記録装置を使用したければ、ビニール袋から上下2段の装填トレイ5、6を取り出し、図3→図2→図1の順で逆操作を行い、画像記録装置1'内に装填トレイ5、6を戻すと、ビニール袋効果によって結露や衝撃による故障がないので、画像記録動作が支障なくすぐに使用可能となる。

    以上の説明では、画像記録装置から取り出した部品を2重のビニール袋に包む例で説明したが、この例よりも断熱効果および耐衝撃効果がさらに大きくなるものとして、図4及び図5で示す本発明に係る保管箱を使用すると一層よい。

    図4および図5は上記2重のビニール袋に代る本発明に係る保管箱を説明する図で、図4は断面図で、図5は斜視図である。
    両図において、900は本発明に係る保管箱で、保管箱900は、本発明によって装置から取り外された収納物Sを収納する保管箱本体910と、保管箱本体910の上部に開閉自在に設けられる蓋部920とから大きく構成されている。
    保管箱本体910及び蓋部920のそれぞれは、下ケース911・上ケース921と、下ケース911の外からの雨水、湿気等の浸入を防止する防湿部材912、922と、さらに、防湿部材912、922の内側にそれぞれ設けられ保管箱900内の温度を保持する断熱部材914、924と、さらに断熱部材914、924の内側にそれぞれ設けられ装填トレイ等Sを振動等から保護する緩衝部材916、926とから構成されている。

    防湿部材912、922は外からの雨水、湿気等の浸入を防止するものであれば何でもよく、例えば、ビニールシートなどが好適に用いられる。
    断熱部材914、924は、例えば、グラスウールや、発泡プラスチック等の断熱材からなり、保管箱900の内部の熱が外部へと流出することおよび外気の寒気が保管箱900の内部へと浸入することを断熱部材914、924によって防止し、保管箱900内の温度を恒温に保持する断熱機能を有している。
    断熱部材914は略一定の厚さで保管箱本体910における内壁面の全体を覆うように設けられ、断熱部材924は蓋部920における内壁面の全体を覆うように設けられている。 これによって、保管箱900における保管箱本体910及び蓋部920の内壁面が全て断熱部材914、924によって覆われている。

    緩衝部材916、926は、車両の走行中等において、車両からの振動が保管箱900へと加わった際に、前記振動を吸収可能な弾性体(例えば、ゴム、発泡材、ばね部材)から形成されている。 これによって、保管箱900に付与される振動等を吸収し、保管箱900の内部に収納された装填トレイ等Sへの大きな振動が伝達することを防止している。
    緩衝部材916の外壁面は断熱部材914の内壁面の形状と略同一形状に形成されると共に、緩衝部材926の外壁面が断熱部材924の内壁面の形状と略同一形状に形成されているので、緩衝部材916が断熱部材914を介して保管箱本体910と一体的に設けられた状態となり、同様に、緩衝部材926が断熱部材926を介して蓋部920と一体的に設けられた状態となる。
    また、緩衝部材916、926の内壁面916a、926aは、装填トレイ等Sの外形に沿った形状に形成され、一方、緩衝部材926は、装填トレイ等Sが緩衝部材916によって保持された状態で、装填トレイ等Sに設けられた把持部42a、42bを握り易い状態になるように形成されている。

    また、保管箱900の内部に、大気中の水分を吸収する吸湿性を有する乾燥剤(例えば、脱酸素剤、シリカゲル)を設けるとさらによい。
    これにより、保管箱900の内部における大気中の水分が好適に吸収されるため、前記保管箱900の内部に収納される装填トレイ等Sの内部に大気中の水分が浸入することを防止できる。
    そのため、保管箱900より装填トレイ等Sを取り出した際に、前記装填トレイ等Sが収納されていた保管箱900の内部温度に対して、車両の室内温度の方が高い場合においても、前記装填トレイ等Sの内部に水分が存在しないため該装填トレイ等Sの内部における結露の発生を防止することができる。

    以上、防湿部材912、922と、断熱部材914、924と、緩衝部材916、926との配設順序および配設位置、配設形状について説明したが、本発明はこの配設順序および配設位置、配設形状に限定されるものではない。

    次に、保管箱900の外部について、再度、図4および図5で説明する。
    保管箱本体910の上部は、上方に向かって開口するように形成され、その上部の一辺には複数のヒンジ930(図5)を介して蓋部920が回動自在に設けられている。 そして、蓋部920が当接する保管箱本体910の上端面に設けられた環状溝に環状シール部材932(図4)が装着される。 環状シール部材932は合成ゴム等の弾性材料から形成されている。

    さらに、蓋部920が装着される装填トレイ等Sの側面と反対側の側面には、蓋部920によって保管箱本体910が閉塞された際、蓋部920を閉塞状態で固定するロック機構934(図5)が設けられている。 ロック機構934は、保管箱本体910側に設けられるレバー部934aと、前記蓋部920においてレバー部934aと対向する位置に設けられる凸部934bとから成る。
    そして保管箱本体910が蓋部920によって閉塞された状態で前記レバー部934aを回動させ、その上端部を凸部934bに係合させた状態でロックすることにより、蓋部920と保管箱本体910とを一体的に固定している。

    このように、保管箱本体910に装填トレイ等Sが収納された後、蓋部920を回動させて保管箱本体910の上面を閉塞した際に、ロック機構934によって保管箱900の閉塞状態が保持される。 その際、保管箱本体910における蓋部920との当接面には環状シール部材932が装着されているため、保管箱900の内部の気密性が保持される。
    さらにまた、保管箱900の両側面には、該保管箱900を搬送する際に搬送者が把持する一組の取手部936が設けられている。

    従来装置にあっては、車両が目的地に到着しすぐに画像記録装置を使用したり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用したりするとき、画像記録装置全体が車両温度(外気温度)になってかなり冷えているので、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に温めると、装填トレイの記録材料表面に結露が生じてしまった。 結露が生じると、結露が解消するまで待つしかなく、したがって、従来装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用できなかったり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できないことが起こったが、本発明によれば、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に動作温度まで上げても、上記保管箱内の温度は元もと動作温度近くの温度に保たれているため、温度差がそれほどなく結露は生じない。 したがって、本発明に係る装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用でき、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できることとなる。
    また、車両で移送中の大きな衝撃に対しても、上記保管箱が衝撃吸収材を備えているので、内部の収容物は安全に保護される。

    図6は図4に示した保管箱の改良版で、(a)は第1実施例対応型の保管箱、(b)は第2実施例対応型(後述)の保管箱をそれぞれ示す断面図である。
    図6(a)において、図4に示した符号と同じものは同一部材を指すので、重複説明は省略する。 この保管箱900内に収納されている収納物は、図3で取り出された上下2段の装填トレイ5、6を一体化する枠体5Aである。
    保管箱内の最も内側に位置する緩衝部材916、926の内壁面916a、926aで形成される内部空間を、上下2段の装填トレイ5、6のなす外形の特徴部分に一致させているところが、図4と異なるところであり、これによって、上下2段の装填トレイ5、6が内部でガタなく固定保持されることができ、大きな衝撃に対して一層丈夫に保護されることができる。

    〈第2の実施例〉
    図7〜図9は本発明の第2の実施例を示すである。
    図において、1”は本発明の第2の実施例に係る画像記録装置、11'は本発明の第2の実施例に係る着脱可能な露光処理部、11Aはヒンジ、11Bはヒンジ11Aに取付けられて、ヒンジ11Aを中心に上方約170度まで回動できる収容蓋、11Cは着脱可能な露光処理部11'の底部に取付けられるローラ(滑動体)、11Dは画像記録装置1”側に設けられたスライドレールである。 その他の符号で図1の第1の実施例装置1と同じ符号はそれと同じ部材を指し同じ機能を有しているので、重複説明は省略する。
    第2の実施例に係る画像記録装置1”が図1の第1実施例の装置1'と異なる点は、次の(1)〜(4)の通りである。
    (1) 第1実施例の装置1'では、記録材料3を収容した装填トレイ5、6が引き出されたのに対して、ここでは着脱可能な露光処理部11'が引き出されるようにしている。
    (2) スライドレール11Dが露光処理部11'の下に設けられている。
    (3) 着脱可能な露光処理部5Aの底部にスライドレール11Dの上を滑動するローラ11Cが取付けられている。
    (4) 着脱可能な露光処理部11'をスライドレール11Dに沿って取り出してしまった後、画像記録装置1”側に生じる広い内部空間(図9の11E参照)を閉塞するための収容蓋11Bが画像記録装置1”側の上部にヒンジ11Aによって取付けられている。

    次に、以上の構成による第2の実施例に係る画像記録装置1”の使い方を説明する。
    〈第2の実施例の保全シーケンス〉
    (1)収容蓋11Bをヒンジ11A中心に上部へ回動し、図示しないラッチ機構でその位置に収容蓋11Bを固定して、画像記録装置1”の露光処理部11'側を大きく開口する。
    (2)露光処理部11'のどこか1カ所を掴んで引き出すと、スライドレール11Dとローラ11Cとの作用で軽い力で露光処理部11'が引き出されてくる。 図8はこの途中の状態を示している。
    (3) 露光処理部11'が完全に画像記録装置1”の外に取り出された後、画像記録装置1”内に広い内部空間が外部に開口しているので、収容蓋11Bを元の状態に復帰させてここを閉塞し、内部に塵埃が入らないようにする。
    (4) 取り出された露光処理部11'は、図6(b)で示す保管箱内に収納される。
    (5) 次に、車両が走行を開始するか又は寒い夜を過ごす。 このとき、保管箱内は断熱・防湿・衝撃吸収材を使用しているので、画像記録装置を搭載した車両がこの後いかなる環境の中を走行しても保管箱内部の収納物は装置使用終了時の環境下に保たれ、また大きな振動による衝撃も受けない。
    (6) 車両が目的地に到着しすぐに画像記録装置を使用したければ、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用したければ、保管箱から露光処理部11'を取り出し、図9→図8→図7の順で逆操作を行い、画像記録装置1”内に露光処理部11'を戻し、すぐに使用可能となる。すなわち、保管箱効果によって結露や衝撃による故障がないので、画像記録動作が支障なく再開される。

    従来装置にあっては、車両が目的地に到着しすぐに画像記録装置を使用したり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用したりするとき、画像記録装置全体が車両温度(外気温度)になっており、かなり冷えているので、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に温めると、露光処理部のレーザ露光ユニットは冷えたままの状態であって急な温度上昇に追随できず、レーザ露光ユニットに結露が生じてしまった。 結露が生じると、結露が解消するまで待つしかなく、したがって、従来装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用できなかったり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できないことが起こった。

    しかし、本発明によれば、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に動作温度まで上げても、保管箱内の温度は元もと動作温度近くの温度に保たれているため、温度差がそれほどなく結露は生じない。 したがって、本発明に係る装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用でき、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できることとなる。

    図6(b)は第2実施例対応型の保管箱を示す断面図である。
    図6(b)において、図4に示した符号と同じものは同一部材を指すので、重複説明は省略する。 この保管箱900内に収納されている収納物は、図9で取り出された露光処理部11'である。
    保管箱内の最も内側に位置する緩衝部材916、926の内壁面916a、926aで形成される内部空間を、露光処理部11'のなす外形の特徴部分に一致させているところが、図4と異なるところであり、これによって、露光処理部11'が内部でガタなく固定保持されることができ、大きな衝撃に対して一層丈夫に保護されることができる。

    〈第3の実施例〉
    図10および図11は本発明の第3の実施例を示している。
    図10は本発明の第3の実施例に係る画像記録装置、図11は第3の実施例に係る画像記録装置から取り出された着脱物を最適に収納することのできる保管箱である。
    図において、1'”は本発明の第3の実施例に係る画像記録装置で、第1の実施例と第2の実施例とを合体させた点が特徴である。すなわち、第1の実施例により、上下2段の装填トレイ5、6を一体化する枠体5Aが引き出され、図11の保管箱の下段に収納し、第2の実施例により、露光処理部11'が引き出され、図11の保管箱の上段に収納する。上下2段の装填トレイ5、6と露光処理部11'とが引き出された画像記録装置1'”は、内部に大きな空間5Bと11Eが生じるが、上下2段の装填トレイ5、6のあった空間5Bは蓋1Bによって、また露光処理部11'のあった空間11Eは収容蓋11Bによって閉塞するため、画像記録装置1'”の内部は外部からの塵埃の侵入から遮断される。

    図11は第3の実施例対応型の保管箱を示す断面図である。
    図において、図4に示した符号と同じものは同一部材を指すので、重複説明は省略する。 この保管箱900内に収納されている収納物は、図10で取り出された上下2段の装填トレイ5、6を一体化する枠体5A、および露光処理部11'である。
    保管箱900内の最も内側に位置する緩衝部材916、926の内壁面916a、926aで形成される内部空間で形成される内部空間を、枠体5A、および露光処理部11'のなす外形の特徴部分に一致させているところが特徴である。 ここでは、まず先に、露光処理部11'を保管箱900内の下部に収納し、露光処理部11'と保管箱900の間に出来る露光処理部11'周囲の隙間をスペーサ917で埋める。 スペーサ917の上部には、その上に載置される枠体5Aの下部形状に沿った形状を形成しておくとよい。
    以上の構成によって、上下2段の装填トレイ5、6が内部でガタなく固定保持されることができ、大きな衝撃に対して一層丈夫に保護されることができる。

    このように、第3の実施例に係る画像記録装置1'”によれば、第1の実施例と第2の実施例のそれぞれの長所を有するので、装填トレイ5、6と露光処理部11'を保管箱900に保管することにより、装填トレイ5、6と露光処理部11'は装置の動作時の温度に保温されるので、そこから取り出して装置に装填しても温度差が少ないため結露から保護されることができ、車両が寒い目的地に到着しても又は寒い夜を過ごした朝早くても、装填トレイ5、6の記録材料と露光処理部11'のレーザ露光部が結露しないため、すぐに使用できることとなる。

    以上説明した画像記録装置1'、1”、1'”はいずれも前述の第1の画像記録装置に対して本発明を適用した適用例であるので、第1の画像記録装置に対して本発明の効果である結露対策・衝撃対策を講じることができた。
    しかしながら、前述のように、第1の画像記録装置自体、装填トレイ5、6を挟んで、上下に、熱現像部15と露光処理部11とが離間された配置のため、搬送機構17は、記録材料3を一旦装置の下部まで搬送して、露光処理部11における処理後に、記録材料3を上方に送り戻して、熱現像部15に渡す方式であり、記録材料3の搬送パス長が長くなるために、処理時間が長くなり、かつ装置の大型化を招いていた。

    そこで、処理時間の短縮及び装置の小型化を実現することのできる前述の第2の画像記録装置に対して本発明を適用することで、第2の画像記録装置の持つ長所に本発明の効果である結露対策・衝撃対策を有する画像記録装置が得られる。
    そこで、第4の実施例は、第2の画像記録装置に本発明を適用するものである。

    〈第4の実施例〉
    図12〜図14は本発明の第4の実施例を示すである。
    図において、41'は本発明の第4の実施例に係る画像記録装置で、装置筐体42内に、感光性及び感熱性を有する熱現像感光材料で形成した画像記録用のシート状の記録材料103を収容した単一の装填トレイ43と、レーザ露光ユニット47におけるレーザ照射48による露光処理で記録材料103に画像の潜像を形成する露光処理部49と、加熱手段51による加熱によって露光処理済みの記録材料103に対して熱現像処理を実施する熱現像部53と、装填トレイ43から取り出した記録材料103を熱現像部53を経由して排出する搬送機構55とを備えている。 41Aはヒンジ、41Bはヒンジ41Aに取付けられて、ヒンジ41Aを中心に上方約170度まで回動できる収容蓋、47aは装填トレイ43と露光処理部49とを一体化した着脱可能な収納物である。 収納物47aの下部にはローラ47bが取付けられ、装置筐体42の下部に設けられたスライドレール42aの上に載置されている。 その他の符号で図17の第2の画像記録装置と同じ符号はそれと同じ部材を指し同じ機能を有しているので、重複説明は省略する。

    次に、以上の構成による第4の実施例に係る画像記録装置41'の使い方を説明する。
    画像記録装置41'を用いて所定の熱現像終了したら、装置の電源をオフにしてすべて終了する。 本発明においては、このあと、(1)〜(6)で示す画像記録装置の保全シーケンスが実行される。

    〈第4の実施例の保全シーケンス〉
    (1)収容蓋41Bをヒンジ41A中心に上部へ回動し、図示しないラッチ機構でその位置に収容蓋41Bを固定して、画像記録装置41'の収納物47a側を大きく開口する。
    (2) 収納物47aのどこか1カ所を掴んで引き出すと、スライドレール42aとローラ47bの作用で軽い力で引き出されてくる。 図13はこの途中の状態を示している。
    (3) 図14に示すように、収納物47aが完全に画像記録装置41'の外に取り出された後は、画像記録装置41'内に広い内部空間が外部に開口しているので、収容蓋41Bを元の状態に復帰させてここを閉塞し、内部に塵埃が入らないようにする。
    (4) 取り出された収納物47aは、本発明に係る図15で示す保管箱内に収納される。
    (5) 次に、車両が走行を開始するか又は寒い夜を過ごす。 このとき、保管箱内は断熱・防湿・衝撃吸収材を使用しているので、画像記録装置を搭載した車両がこの後いかなる環境の中を走行しても保管箱内部の収納物は装置使用終了時の環境下に保たれ、また大きな振動による衝撃も受けない。
    すなわち、保管箱内はそのときの室温(装置使用終了時は室温は通常の温度である。)で収納物47aを収納し、断熱材の効果によりこの温度で保管される。 したがって、この状態で、車両が寒い夜を過ごしたり、厳寒地を走行しても、保管箱内はそのときの室温で保管され続ける。
    また、この状態で車両が走行して、大きな振動を与えても保管箱内は衝撃吸収材を使用しているので、保管箱内部の収納物は衝撃を受けない。
    さらに、車両が湿気の多い雰囲気内を走行しても、吸湿材の効果により保管箱内は装置使用終了時の湿度に保たれている。
    (6) 車両が目的地に到着しすぐに画像記録装置を使用したければ、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用したければ、保管箱から収納物47aを取り出し、図14→図13→図12の順で逆操作を行い、画像記録装置41'内に収納物47aを戻し、すぐに使用可能となる。 すなわち、保管箱効果によって結露や衝撃による故障がないので、画像記録動作が支障なく再開される。

    図15は第4の実施例対応型の保管箱を示す断面図である。
    図において、図4に示した符号と同じものは同一部材を指すので、重複説明は省略する。 この保管箱900内に収納されている収納物は、図14で取り出された収納物47aで、装填トレイ43および露光処理部49である。
    保管箱900内の最も内側に位置する緩衝部材916、926の内壁面916a、926aで形成される内部空間を収納物47aのなす外形の特徴部分に一致させているところが特徴である。 以上の構成によって、装填トレイ43および露光処理部49が内部でガタなく固定保持されることができ、大きな衝撃に対して一層丈夫に保護されることができる。

    このように、第4の実施例に係る画像記録装置41によれば、処理時間の短縮及び装置の小型化を実現することのできる第2の画像記録装置に対してさらに本発明の効果である結露対策・衝撃対策を有する画像記録装置が得られることとなる。

    以上の各実施例では、画像記録装置側にスライドレールを設け、着脱物の底部にローラを設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。 画像記録装置側にローラを設けて、着脱物側にスライドレールを設けてもよい。
    また、滑動機構として、スライドレールとローラとの組み合わせを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。 スライドレールは省略して着脱物の底部とローラとの組み合わせでもよいし、摩擦係数の小さい材料であれば、ローラも省略してよい。

    以上の説明のように、従来装置にあっては、車両が目的地に到着しすぐに画像記録装置を使用したり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用したりするとき、画像記録装置全体が車両温度(外気温度)になっており、かなり冷えているので、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に温めると、装填トレイの記録材料や露光処理部は冷えたままの状態であって急な温度上昇に追随できず、記録材料表面や露光処理部に結露が生じてしまった。
    一旦結露が生じると、結露が解消するまで待つしかなく、したがって、従来装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用できなかったり、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できないことが起こった。
    これに対して、本発明によれば、画像記録装置の電源オンにして画像記録装置内を急に動作温度まで上げても、保管箱内の温度は元もと動作温度近くの温度に保たれているため、温度差がそれほどなく結露は生じない。
    したがって、本発明に係る装置にあっては、車両が寒い目的地に到着してもすぐに画像記録装置を使用でき、又は寒い夜を過ごした朝早く画像記録装置を使用しようとしてもすぐに使用できることとなる。
    また、保管箱に収納した状態で車両が走行して、大きな振動を与えても保管箱内は衝撃吸収材を使用しているので、保管箱内部の収納物は衝撃を受けない。
    さらに、車両が湿気の多い雰囲気内を走行しても、吸湿材の効果により保管箱内は装置使用終了時の湿度に保たれているので、湿気は内部まで浸入しなくなる。
    したがって、車両の走行中等に大きな振動を受けても大丈夫でかつ寒い場所において使用しても結露が生じない、しかも簡便でコストのかからない画像記録装置が得られることとなる。

    本発明の第1の実施例に係る画像記録装置を示す図である。

    図1の画像記録装置から枠体を取り出す途中の状態を示す図である。

    図1の画像記録装置から枠体を完全に取り出した状態を示す図である。

    本発明に係る保管箱を示す断面図である。

    本発明に係る保管箱を示す斜視図である。

    図4に示した保管箱の改良版で、(a)は第1実施例対応型の保管箱、(b)は第2実施例対応型の保管箱をそれぞれ示す断面図である。

    本発明の第2の実施例に係る画像記録装置を示す図である。

    図7の画像記録装置から枠体を取り出す途中の状態を示す図である。

    図7の画像記録装置から枠体を完全に取り出した状態を示す図である。

    本発明の第3の実施例に係る画像記録装置を示す図である。

    第3実施例対応型の保管箱を示す断面図である。

    本発明の第4の実施例に係る画像記録装置を示す図である。

    図12の画像記録装置から収納物を取り出す途中の状態を示す図である。

    図12の画像記録装置から収納物を完全に取り出した状態を示す図である。

    第4実施例対応型の保管箱を示す断面図である。

    ドライシステムによる第1の画像記録装置を示す図である。

    ドライシステムによる第2の画像記録装置を示す図である。

    励起光カットフィルタ膜を装備した記録材料を示す断面図である。

    符号の説明

    1、1'、1”、1'”、41、41' 画像記録装置 1A、11A、41A ヒンジ 1B、11B、41B 収容蓋 3 画像記録用シート状記録材料 5、6 装填トレイ 5A トレイ枠体 9 レーザ露光ユニット 6A、11D、42a スライドレール 6B、11C、47b ローラ11E 内部空間11、11' 露光処理部13 加熱手段15 熱現像部17 搬送機構21 支持機構39 冷却部41 画像記録装置42 装置筐体43 装填トレイ47 レーザ露光ユニット47a 収納物49 露光処理部51 加熱手段53 熱現像部55 搬送機構71 取り出し手段75 第1搬送手段79 第2搬送手段81 冷却部83 排出誘導部103 記録材料103a 励起光カットフィルタ膜900 本発明に係る保管箱910 保管箱本体911 下ケース912、922 防湿部材914、924 断熱部材916、926 緩衝部材920 蓋部921 上ケ930 ヒンジ932 シール部材934 ロック機構934a レバー部934b 凸部936 取手部S 収納物

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