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Video signal converting device and lcd device

阅读:773发布:2024-02-22

专利汇可以提供Video signal converting device and lcd device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a video signal converting device capable of deciding the optimum frequency and phase of a sampling clock of an A/D converting means converting analog video signal into digital video signal in a short time and an LCD device using the device.
SOLUTION: This LCD device 100 is provided with an A/D converter 21 converting output analog video signals of a video amplifier 20 into digital video signals, a PLL part 4 generating a sampling clock K which is to be supplied to the converter, a horizontal display period counter 8 counting the number HD of the sampling clocks in a period when the digital video signals are higher than a slice level and a CPU 5 which adjusts the slice level so as to become smaller a little than the maxium level of the digital video signals at the time of adjusting a phase and the maximum level and the bottom level of the digital video signals and decides the frequency and the phase of the sampling clock based on count values of the counter 8 as to plural candidates of the frequency and the phase of the sampling clock.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Video signal converting device and lcd device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 入力アナログビデオ信号を増幅して出力アナログビデオ信号を出力するビデオ増幅手段(20)
    と、前記出力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段(21)と、そのA/D変換手段(21)に供給するサンプリングクロック(K)を発生するサンプリングクロック発生手段(4)と、前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号がスライスレベルより高い期間のサンプリングクロック数(HD)をカウントする水平表示期間カウンタ(8)
    と、位相調整時に前記スライスレベルが前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さいか又は前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号のボトムレベルより僅かに大きくなるように前記スライスレベルおよび前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベルおよびボトムレベルの少なくとも一つを調整する水平表示期間カウント調整手段(5)と、前記サンプリングクロック(K)の周波数と位相の複数の候補についての前記水平表示期間カウンタのカウント値を検出し該カウント値を基に前記サンプリングクロック(K)の周波数と位相とを決定するサンプリングクロック制御手段(5)とを具備したことを特徴とするビデオ信号変換装置(101)。
  • 【請求項2】 LCDパネル(P)と、LCDパネル駆動回路(A)と、請求項1に記載のビデオ信号変換装置(101)とを具備したことを特徴とするLCD装置(100)。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号変換装置およびLCD(Liquid Crystal Display)装置に関し、さらに詳しくは、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段のサンプリングクロックの周波数および位相を短時間で最適化できるビデオ信号変換装置およびそのビデオ信号変換装置を備えたL
    CD装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】図16は、従来のLCD装置の一例を示す構成図である。 このLCD装置500は、例えばパソコンからの入アナログビデオ信号を増幅して出力アナログビデオ信号を出力するビデオアンプ20と、出力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/
    D変換器21と、デジタルビデオ信号に応じてLCDパネルPを駆動するLCDパネル駆動回路Aと、画像を表示するLCDパネルPとを具備している。

    【0003】また、LCD装置500は、前記A/D変換器21に供給するサンプリングクロックKを発生する発生するPLL(Phase-Locked Loop)部4と、サンプリングクロックKの周波数を指令するプリスケーラ値p
    およびサンプリングクロックKの位相を指令する位相値φを前記PLL部4に供給するサンプリングクロック制御部51と、図17の(a)に示す平周期Thを計測すると共に図17の(b)に示す水平表示期間(水平走査期間内で画像表示に有効な波形期間)Tdを計測する水平周期・水平表示期間計測部52とを具備している。

    【0004】前記ビデオアンプ20と、A/D変換器2
    1と、PLL部4と、サンプリングクロック制御部51
    と、水平周期・水平表示期間計測部52とが、ビデオ信号変換装置501を構成する。

    【0005】上記サンプリングクロック制御部51の動作は、次の(1)〜(5)の通りである。 (1)サンプリングクロック制御部51は、水平同期周波数fhおよび垂直同期周波数fvに対応する水平解像度iを取得する。 例えば、水平同期周波数fhが35.
    1kHz,垂直同期周波数fvが56Hzのときの水平解像度iは“800”である。 (2)サンプリングクロック制御部51は、前記水平周期Thおよび前記水平表示期間Tdを取得する。 そして、プリスケーラ値pの初期値を、p=i×{Th/T
    d}により算出し、前記PLL部4に設定する。 例えば、水平解像度iが800,水平周期Thが28.49
    μs,水平表示期間Tdが22.792μsのとき、p
    =1000となる。 なお、前記PLL部4は、前記水平周期Thの期間内に、プリスケーラ値pの回数分だけサンプリングクロックKを発生するが、A/D変換器21
    がエッジサンプリングを行う関係上、水平表示期間Td
    内のサンプル数が水平解像度iと等しくなることは保証されない。 (3)サンプリングクロック制御部51は、前記水平表示期間Td内のサンプリングクロック数をカウントする。 サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと異なれば、新たなプリスケーラ値pをp=p'×{i/
    HD}により算出し、前記PLL部4に設定し直す。
    p'は、設定し直す前のプリスケーラ値である。 例えば、p'が1000で、水平解像度iが800で、サンプリングクロック数HDが“801”のとき、p=99
    8となる。 (4)新たなプリスケーラ値pに設定し直した後でも、
    前記サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと異なれば、上記(3)の処理を繰り返して、プリスケーラ値pを再び設定し直す。 (5)プリスケーラ値pの再設定を規定回数だけ行った後でも前記サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと異なれば、サンプリングクロックKの位相を微小量だけ順にずらせるように位相値φを設定する。 そして、この操作を繰り返し、前記サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと等しくなったときのプリスケーラ値pおよび位相値φを最適値として設定する。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】上記従来のビデオ信号変換装置501では、水平表示期間Td内のサンプリングクロック数を水平解像度iと等しくするようにプリスケーラ値pの値を調整し、それに何回か失敗すると位相値φを変更し、再び水平表示期間Td内のサンプリングクロック数を水平解像度iと等しくするようにプリスケーラ値pの値を調整することを繰り返しているが、この方式では繰り返し回数が多くなるため、最適なプリスケーラ値pおよび位相値φを決定するまでの処理時間が長くかかる問題点があった。 そこで、本発明の目的は、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/
    D変換手段の最適なサンプリング周波数および位相を短時間で決定することが出来るビデオ信号変換装置およびLCD装置を提供することにある。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明は、入力アナログビデオ信号を増幅して出力アナログビデオ信号を出力するビデオ増幅手段(20)と、前記出力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段(21)と、そのA/D変換手段(2
    1)に供給するサンプリングクロック(K)を発生するサンプリングクロック発生手段(4)と、前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号がスライスレベルより高い期間のサンプリングクロック数(H
    D)をカウントする水平表示期間カウンタ(8)と、位相調整時に前記スライスレベルが前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さいか又は前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号のボトムレベルより僅かに大きくなるように前記スライスレベルおよび前記出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベルおよびボトムレベルの少なくとも一つを調整する水平表示期間カウント調整手段(5)と、前記サンプリングクロック(K)の周波数と位相の複数の候補についての前記水平表示期間カウンタのカウント値を検出し該カウント値を基に前記サンプリングクロック(K)の周波数と位相とを決定するサンプリングクロック制御手段(5)とを具備したことを特徴とするビデオ信号変換装置(101)を提供する。 上記第1の観点のビデオ信号変換装置(101)では、サンプリングクロック(K)
    の周波数と位相の複数の候補についての水平表示期間カウンタのカウント値を基にサンプリングクロック(K)
    の周波数と位相とを決定するが、その水平表示期間カウンタは出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信号がスライスレベルより高い期間のサンプリングクロック数(HD)をカウントする。 そして、位相調整時に、
    スライスレベルおよび出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信号の最大レベルおよびボトムレベルの少なくとも一つは、スライスレベルが出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さいか又はボトムレベルより僅かに大きくなるように調整される。 このため、発明の実施の形態で詳述するように、ビデオ信号の立上り,立下りの「なまり」に起因してビデオ信号を適正にサンプリングできなくなる状態を水平表示期間カウンタのカウント値の変化として検出可能となり、A/D変換手段(21)の最適なサンプリング周波数および位相を短時間で決定できるようになる。

    【0008】なお、上記構成において「僅かに」とは、
    電源のドリフト等を考慮すると、0.1V以上が好ましい。 また、位相調整の精度を考慮すると、出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信号の振幅に対して位相調整の±1単位分すなわち2単位分に相当する電圧(サンプリングクロックKの周期をM分割して位相調整する場合、(振幅/M)×2)未満が好ましい。 ここで、Mは、デジタル処理の都合上、“2”の倍数が好ましい。

    【0009】第2の観点では、本発明は、LCDパネル(P)と、LCDパネル駆動回路(A)と、上記第1の観点のビデオ信号変換装置(101)とを具備したことを特徴とするLCD装置(100)を提供する。 上記第2の観点のLCD装置(100)では、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段(21)の最適なサンプリング周波数および位相を短時間で決定できるので、画面上での水平方向の表示精度を高くすることが出来る。

    【0010】

    【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本発明をさらに詳細に説明する。 なお、これにより本発明が限定されるものではない。 図1は、本発明の一実施形態にかかるLCD装置100を示す構成ブロック図である。 このLCD装置100は、例えばパソコンから送られた入力アナログビデオ信号(R信号,G信号,B信号)を増幅して出力アナログビデオ信号を出力するビデオアンプ20と、出力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号(r信号,g信号,b信号)に変換するA/D
    変換器21と、デジタルビデオ信号に応じてLCDパネルPを駆動するLCDパネル駆動回路Aと、画像を表示するLCDパネルPとを具備している。

    【0011】また、LCD装置100は、前記A/D変換器21へ供給するサンプリングクロックKを発生するPLL部4と、前記デジタルビデオ信号の最大レベルを検出し保持しCPU5へ出力する最大レベル検出回路3
    と、前記A/D変換器21への入力に適合するように前記出力アナログビデオ信号のボトム電圧を指令するブライト値および前記出力アナログビデオ信号の振幅を指令するコントラスト値を前記ビデオアンプ20へ出力すると共にサンプリングクロックKの周波数を指令するプリスケーラ値pおよびサンプリングクロックKの位相を指令する位相値φを前記PLL部4に供給し且つ比較・合成回路2へスライスレベルを指令するスライスレベル値を供給するCPU5と、前記デジタルビデオ信号のr信号,g信号,b信号がそれぞれスライスレベルより高い期間の論理和の期間はイネーブル信号Eを“1”にし他の期間は“0”にする比較・合成回路2と、前記イネーブル信号Eが“1”の期間にサンプリングクロックKをカウントする水平表示期間カウンタ8と、水平周期(図3のTh)内のサンプリングクロックKの数をカウントする第1水平周期カウンタ7と、水平同期信号Hsyncの同期パルスの立ち下がりから水平表示期間の開始までの水平バックポーチ(図3のTb;水平方向の表示開始位置に対応する)内のサンプリングクロックKの数をカウントする水平バックポーチカウンタ9と、計時用パルスS(例えば20MHz)を発生する水晶発振器10と、
    水平周期内の計時用パルス数をカウントする第2水平周期カウンタ11と、垂直周期内の計時用パルス数をカウントする垂直周期カウンタ12とを具備している。

    【0012】前記ビデオアンプ20と、A/D変換器2
    1と、PLL部4と、最大レベル検出回路3と、CPU
    5と、比較・合成回路2と、水平表示期間カウンタ8とが、ビデオ信号変換装置101を構成する。

    【0013】なお、前記デジタルビデオ信号の伝送方式としては、r,g,bの各色のデジタルデータをそれぞれ1画素づつシリアルに伝送するシリアル伝送方式を採用してもよいし、複数画素のデジタルデータをパラレルに伝送するパラレル伝送方式を採用してもよい。

    【0014】図2は、前記CPU5が内蔵する水平解像度テーブル6の概念図である。 水平解像度テーブル6
    は、水平同期周波数fhおよび垂直同期周波数fvごとの水平解像度iを格納している。

    【0015】図3の(a)は、垂直同期信号Vsyncの波形図である。 図3の(b)は、水平同期信号Hsyncの波形図である。 図3の(c)は、画像表示に有効な波形期間を斜線領域として示したデジタルビデオ信号の存在期間を示す概念図である。 図3の(d)は、イネーブル信号Eの概念図である。 図3の(e)は、サンプリングクロックKの概念図である。

    【0016】図4および図5は、ビデオ信号変換装置1
    01によるサンプリング周波数および位相調整処理を示すフロー図である。 図4のステップS1では、サンプリングクロックKの位相を示すクロックフェイズ番号nを“0”に初期化する。 ステップS2では、第2水平周期カウンタ11にて計時用パルスSをカウントし、水平周期Thを計測する。 例えば、水平周期Thは、28.4
    9μsである。 また、垂直周期カウンタ12にて計時用パルスSをカウントし、垂直周期Tvを計測する。 例えば、垂直周期Tvは、17.85msである。 ステップS3では、水平同期周波数fh(=1/Th)および垂直同期周波数fv(=1/Tv)を算出する。 上記数値例では、水平同期周波数fhは、35.1kHzである。 垂直同期周波数fvは、56Hzである。 ステップS4では、水平解像度テーブル6(図2参照)から、水平同期周波数fhおよび垂直同期周波数fvに対応する水平解像度iを読み出す。 上記数値例では、水平解像度iとして、“800”が読み出される。 ステップS5では、水平解像度ごとのプリスケーラ値pの初期値が予め格納されたプリスケーラ初期値テーブル(図示せず)から、上記ステップS4で読み出された水平解像度iに対応するプリスケーラ値pを取り出し、PLL部4に設定する(この設定により、PLL部4からサンプリングクロックKが出力される)。 水平解像度i=800に対応するプリスケーラ値pの初期値は、例えば“1000”
    である。

    【0017】ステップS51では、最大レベル値を読み込む。 ステップS52では、スライスレベルが最大レベル値より僅かに小さいか又はボトム値より僅かに大きくなるように、スライスレベル値およびブライトネス値およびコントラスト値の少なくとも一つを調整する。 上記ステップS51,S52の意義については図8〜図14
    を参照して後述する。

    【0018】ステップS6では、位相値φ=0を、PL
    L部4に設定する。 なお、位相値φ=0は、例えば、水平同期信号Hsyncの同期パルスの立ち下がりと同時刻にサンプリングクロックKが立ち下がる位相を意味する。

    【0019】図5に進み、ステップS7では、第1水平周期カウンタ7にて水平周期Th内のサンプリングクロック数HCをカウントする。 また、水平表示期間カウンタ8にてイネーブル信号Eが“1”の間のサンプリングクロックKのカウント値HDを得る。 ステップS8では、プリスケーラ値pを、 p=i×{HC/HD} により算出し、PLL部4に設定する。 例えば、水平解像度iが800,水平周期Th内のサンプリングクロック数HCが“1000”,水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが“799”のとき、p=1001となる。 ステップS9では、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが水平解像度に連続して一致した回数をカウントするOK連続数カウンタnokを“0”に初期化する。 また、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが水平解像度に一致しなかった回数をカウントするNG数カウンタnngを“0”に初期化する。

    【0020】ステップS10では、水平表示期間カウンタ8にて、イネーブル信号Eが“1”の間のサンプリングクロックKのカウント値HDを得る。 ステップS11
    では、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが水平解像度iと等しいならステップS12へ進み、等しくなければステップS15へ進む。

    【0021】ステップS12では、OK連続数カウンタnokが“4”以上でないならステップS13へ進み、
    “4”以上ならステップS14へ進む。 ステップS13
    では、OK連続数カウンタnokを“1”だけインクリメントし、前記ステップS10に戻る。

    【0022】ステップS14では、設定中の位相値φを“OK”と判定し、設定中のプリスケーラ値pおよび位相値φの“OK”を保存する。 そして、ステップS19
    へ進む。

    【0023】ステップS15では、NG数カウンタnng
    が“8”以上でないならステップS16へ進み、“8”
    以上ならステップS18へ進む。 ステップS16では、
    新たなプリスケーラ値pをp=p'±1(p'は設定し直す前のプリスケーラ値)により算出し、前記PLL部4に設定し直す。 すなわち、カウント値HD<水平解像度iならばプリスケーラ値p=p'+1とし、カウント値HD>水平解像度iならばプリスケーラ値p=p'−
    1とする。 例えば、p'=1000,i=800のとき、HD=799ならばp=1001とし、HD=80
    1ならばp=999とする。 ステップS17では、OK
    連続数カウンタnokを“0”に初期化し、NG数カウンタnngを“1”だけインクリメントし、前記ステップS
    10に戻る。

    【0024】ステップS18では、設定中の位相値φを“NG”と判定し、設定中のプリスケーラ値pおよび位相値φの“NG”を保存する。 そして、ステップS19
    へ進む。

    【0025】ステップS19では、クロックフェイズ番号n≧15か否か判定し、n<15ならばステップS2
    0へ進み、n≧15となったらステップS22へ進む。
    ステップS20では、クロックフェイズ番号nを“1”
    だけインクリメントする。 ステップS21では、サンプリングクロックKをその周期に対してn/16だけずらせる(遅らせる)位相値φを、PLL部4に設定する。
    そして、上記ステップS7に戻る。

    【0026】ステップS22では、上記ステップS1
    4,S18で得られた結果から、最適なプリスケーラ値pおよび位相値φを決定し、前記PLL部4に設定する。 すなわち、上記ステップS14で位相値φが“O
    K”と連続して判定された回数が最大のクロックフェイズ番号nのグループ(クロックフェイズ番号n=15
    と、n=0は連続していると見なす)の中でクロックフェイズ番号nが中間のもの(中間のものが2つあるときは、小さな方)に対応するプリスケーラ値pおよび位相値φを最適値とする。 例えば、図6のような結果が得られた場合には、n=12に対応するプリスケーラ値“1
    000”および位相値φ(=12/16周期遅れ)を最適値として決定する。また、図7のような“OK”の連続する列が2つあるような結果が得られた場合には、
    “OK”の列の長い方のn=11に対応するプリスケーラ値“1000”および位相値φ(=11/16周期遅れ)を最適値として決定する。

    【0027】なお、CPU5は、水平バックポーチカウンタ9のカウント値に基づいて画像表示位置制御信号をLCDパネル駆動回路Aに送り、画像を常に一定位置に表示する。

    【0028】次に、図8〜図14を参照し、図4のステップS51,S52の意義について説明する。 なお、図6,図7の説明ではサンプリングクロックKの1周期を16分割(クロックフェイズ番号0〜15)して位相を調整したが、説明の都合上、図8〜図14ではサンプリングクロックKの1周期を8分割(位相a〜h)して位相を調整する場合を想定する。

    【0029】図8は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)であり、スライスレベルが“128”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して3V)であり、サンプリングクロックKが位相aの状態を表している。 出力アナログビデオ信号の立上りと立下りに「なまり」があるため、出力アナログビデオ信号のボトム値と最大レベル値とスライスレベルの関係によって、イネーブル信号E=“1”の期間が変化する。 従って、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが変化しうる。 また、出力アナログビデオ信号の最大レベルをサンプリングできる期間は、位相によって変化しうる。 図8の例では、カウント値HD=i
    となる。 そして、最大レベルを表示できる期間(位相a
    で出力アナログビデオ信号の最大レベルをサンプリングできる期間をサンプリングクロック数に換算した値)=
    iとなる。 この場合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間とが水平解像度iに合致し、問題はない。
    図9は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)であり、スライスレベルが“128”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して3V)であり、サンプリングクロックKが位相d
    の状態を表している。 この例では、カウント値HD=i
    となる。 一方、最大レベルを表示できる期間=i−1となる。 この場合、最大レベルを表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を生じる。 しかし、カウント値HDは水平解像度iに合致しているため、位相dで不具合が生じることをCPU5は検出できない。 つまり、スライスレベルが出力アナログビデオ信号のボトム値と最大レベル値の中間付近の場合、カウント値HDに基づいて位相を調整しても、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合が生じることがある。

    【0030】図10は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−“140〜153”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値を3.1〜3.2V)に調整し、スライスレベルが“12
    8”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して3V)
    であり、サンプリングクロックKが位相aの状態を表している。 この例では、カウント値HD=iとなる。 また、最大レベルを表示できる期間=iとなる。 この場合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間とが水平解像度iに合致し、問題はない。 図11は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−“1
    40〜153”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値を3.1〜3.2V)に調整し、スライスレベルが“128”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して3V)であり、サンプリングクロックKが位相dの状態を表している。この例では、カウント値H
    D=i−1となる。 また、最大レベルを表示できる期間=i−1となる。 この場合、最大レベルを表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を生じる。 ところが、カウント値HD
    も水平解像度iに合致しないため、この位相dが不適当であることをCPU5は検出できる。 つまり、スライスレベルが出力アナログビデオ信号の最大レベル値より僅かに小さくなるように、スライスレベル値またはコントラスト値を調整した上で、カウント値HDに基づいて位相を調整すれば、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を回避できる。 これが図4のステップS51,S5
    2の意義である。

    【0031】図12は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)であり、スライスレベルを“32”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して2.25V)に調整し、サンプリングクロックKが位相aの状態を表している。 この例では、カウント値HD=iとなる。 また、最大レベルを表示できる期間=iとなる。 この場合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間とが水平解像度iに合致し、問題はない。 図13は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)
    であり、スライスレベルを“32”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して2.25V)に調整し、サンプリングクロックKが位相dの状態を表している。 この例では、カウント値HD=i+1となる。 また、最大レベルを表示できる期間=i−1となる。 この場合、最大レベルを表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を生じる。 ところが、カウント値HDも水平解像度iに合致しないため、
    この位相dが不適当であることをCPU5は検出できる。 つまり、スライスレベルが出力アナログビデオ信号のボトム値より僅かに大きくなるように、スライスレベル値を調整した上で、カウント値HDに基づいて位相を調整すれば、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を回避できる。 これが図4のステップS51,S52の意義である。

    【0032】図14は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−“44〜57”(出力アナログビデオ信号のボトム値を1.5V、最大レベル値を2.
    35〜2.45V)に調整し、スライスレベルが“9
    7”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して2.2
    5V)であり、サンプリングクロックKが位相aの状態を表している。 この例では、カウント値HD=iとなる。 また、最大レベルを表示できる期間=iとなる。 この場合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間とが水平解像度iに合致し、問題はない。 図15は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−
    “44〜57”(出力アナログビデオ信号のボトム値を1.5V、最大レベル値を2.35〜2.45V)に調整し、スライスレベルが“97”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して2.25V)であり、サンプリングクロックKが位相dの状態を表している。 この例では、
    カウント値HD=i−1となる。 また、最大レベルを表示できる期間=i−1となる。 この場合、最大レベルを表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を生じる。 ところが、カウント値HDも水平解像度iに合致しないため、この位相dが不適当であることをCPU5は検出できる。 つまり、スライスレベルが出力アナログビデオ信号の最大レベル値より小さくなるように且つスライスレベルと出力アナログビデオ信号の最大レベル値の差が出力アナログビデオ信号の振幅に対して位相調整の2単位分に相当する電圧(サンプリングクロックKの周期を8分割して位相調整する場合、振幅×2/8)未満になるように、ブライトネス値およびコントラスト値を調整した上で、カウント値HDに基づいて位相を調整すれば、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合を回避できる。 これが図4のステップS51,S52の意義である。

    【0033】以上のLCD装置100およびビデオ信号変換装置101によれば、サンプリングクロックKの位相を“1/M”周期ずつ順にずらせながら、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが水平解像度iに一致するようにプリスケーラ値pを変更することを繰り返すので、サンプリングクロックKの最適な周波数および位相を短時間で決定することが出来る。 また、位相調整時に、スライスレベルが出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さいか又はボトムレベルより僅かに大きくなるように、スライスレベル値およびブライトネス値およびコントラスト値の少なくとも一つを調整するため、ビデオ信号の立上り,立下りの「なまり」に起因してビデオ信号を適正にサンプリングできなくなる状態を水平表示期間カウンタ8のカウント値の変化として検出可能となる。

    【0034】

    【発明の効果】本発明のビデオ信号変換装置およびLC
    D装置によれば、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段の最適なサンプリング周波数および位相を短時間で決定することが出来る。 また、ビデオ信号の立上り,立下りの「なまり」に起因してビデオ信号を適正にサンプリングできなくなる状態を水平表示期間カウンタのカウント値の変化として検出可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施形態にかかるLCD装置を示す構成ブロック図である。

    【図2】水平解像度テーブルの内容を示す説明図である。

    【図3】図1のLCD装置の各部の波形図である。

    【図4】図1のLCD装置におけるサンプリング周波数および位相調整処理を示すフロー図である。

    【図5】図4の続きのフロー図である。

    【図6】水平表示期間カウンタのカウント値が水平解像度と等しいか否かを示す判定結果の説明図である。

    【図7】水平表示期間カウンタのカウント値が水平解像度と等しいか否かを示す判定結果の別の説明図である。

    【図8】スライスレベルがボトム値と最大レベル値の中間であり且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図9】スライスレベルがボトム値と最大レベル値の中間であり且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図10】スライスレベルが最大レベル値より僅かに小さく且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図11】スライスレベルが最大レベル値より僅かに小さく且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図12】スライスレベルがボトム値より僅かに大きく且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図13】スライスレベルがボトム値より僅かに大きく且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図14】スライスレベルが最大レベル値より僅かに小さく且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図15】スライスレベルが最大レベル値より僅かに小さく且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図である。

    【図16】従来のLCD装置の一例を示す構成ブロック図である。

    【図17】水平同期信号およびビデオ信号を示す説明図である。

    【符号の説明】

    100 LCD装置 101 ビデオ信号変換装置 2 比較・合成回路 3 最大レベル検出回路 4 PLL部 5 CPU 6 水平解像度テーブル 7 第1水平周期カウンタ 8 水平表示期間カウンタ 9 水平バックポーチカウンタ 10 水晶発振器 11 第2水平周期カウンタ 12 垂直周期カウンタ 20 ビデオアンプ 21 A/D変換器 A LCDパネル駆動回路 K サンプリングクロック P LCDパネル Td 水平表示期間 Th 水平周期 Hsync 水平同期信号 Vsync 垂直同期信号

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA51 NC21 NC24 NC25 NC27 NC50 ND34 ND36 5C006 AA01 AA22 AF50 AF51 AF52 AF53 AF72 AF81 BF14 BF15 BF22 BF25 FA14 FA16 5C058 AA06 BA35 BB04 BB08 BB10 5C080 AA10 BB05 DD08 DD09 GG07 GG08 JJ02 JJ04 JJ05 JJ07

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