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コンバイン

阅读:150发布:2020-05-15

专利汇可以提供コンバイン专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】脱穀装置から排出されるワラ屑がエンジンの排気管に引っ掛からないコンバインを提供する。 【解決手段】エンジン5が穀粒タンク9の前側に設けられている。穀粒タンク9と脱穀装置8とが機体横幅方向に横並び状態で設けられている。エンジン5の排気を排出する排気管15が後ろ上がり状態で、脱穀装置8と穀粒タンク9との間の空間を通されている。排気管15の排気口25は、空間のうち穀粒タンク9の後端部に対応する 位置 で開口している。 【選択図】図1,下面是コンバイン专利的具体信息内容。

機体前部に設けられ、圃場の作物を刈り取る刈取部と、 前記刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、 前記脱穀装置と機体横幅方向に横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、 前記穀粒タンクよりも前側に設けられたエンジンと、 前記エンジンの排気を排出する排気管と、が備えられ、 前記排気管は、後ろ上がりの状態で、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間を通されており、 前記排気管の排気口は、前記空間のうち前記穀粒タンクの後端部に対応する位置で開口しているコンバイン。前記排気口が、平方向よりも上向きに向くように開口しており、 前記排気口の上方を覆う上側排気管カバーが備えられている請求項1に記載のコンバイン。前記排気管の後端部が後上方向きに傾斜する状態で設けられ、 前記上側排気管カバーは前記排気管の後端部の傾斜方向に沿う傾斜状態で配置されている請求項2に記載のコンバイン。前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で作業台が設けられ、 前記上側排気管カバーは、前記作業台と連結されている請求項2又は3に記載のコンバイン。前記上側排気管カバーは、後端部が前記作業台よりも上側に突出するとともに、前記作業台に対して上方に膨出する形状にて構成され、 前記上側排気管カバーの後端部が前記排気口の後端部よりも後方に延ばされ、 前記排気口の吹き出し方向下手側の空間が、前記吹き出し方向に沿って開放された状態となっている請求項4に記載のコンバイン。前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁に上下方向に延びる縦向きフレームが備えられ、 前記排気管は、前記縦向きフレームから前記穀粒タンク側に突出する状態で前記縦向きフレームに支持されたブラケットに載置支持されている請求項1から5のいずれか1項に記載のコンバイン。前記穀粒タンクと前記排気管との間に、前記排気管を前記穀粒タンク側から覆う上下向きかつ板状の側部排気管カバーが備えられ、 前記排気管を支持する前記ブラケットとは異なる別のブラケットが前記側壁に支持され、 前記側部排気管カバーが前記別のブラケットにて支持されている請求項6に記載のコンバイン。前記排気管は、前記エンジンの排気を導入する導入口を有する第一排気管部と、前記第一排気管部の後部に接続され且つ後端に前記排気口を有する第二排気管部とを備え、 前記第一排気管部は、前部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第一傾斜部と、後部側に位置して水平姿勢で延びる第一水平部と、前記第一傾斜部と前記第一水平部とを一連に連なる状態で繋ぐ第一屈曲部とを備え、 前記第二排気管部は、前部側に位置して水平姿勢で延びる第二水平部と、後部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第二傾斜部と、前記第二水平部と前記第二傾斜部とを一連に連なる状態で繋ぐ第二屈曲部とを備え、 前記第一排気管部及び前記第二排気管部は、二重管部分を有する請求項1から7のいずれか1項に記載のコンバイン。前記第一排気管部は、前記第一傾斜部が一重管であり、かつ、前記第一屈曲部及び前記第一水平部が二重管であり、 前記第二排気管部は、前記第二水平部、前記第二屈曲部及び前記第二傾斜部の全てが二重管である請求項8に記載のコンバイン。前記排気管は、前記エンジンの排気を導入する導入口を有する第一排気管部、前記第一排気管部の後部に接続される第二排気管部、前記第二排気管部の後部に接続され、前記排気口を有する第三排気管部を備え、 前記第一排気管部と前記第二排気管部との間、及び、前記第二排気管部と前記第三排気管部との間のそれぞれに、前記排気管の外部から内部に空気を流入させる隙間が形成されている請求項1に記載のコンバイン。前記第一排気管部の前部及び後部は、前記脱穀装置に支持されており、 前記第二排気管部の前部及び後部は、前記脱穀装置に支持されており、 前記第三排気管部は、前記第二排気管部に支持されている請求項10に記載のコンバイン。前記空間に立設されるとともに前記脱穀装置の下部と前記穀粒タンクの上部とに連結され、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する揚穀装置と、 前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁の上部から前記揚穀装置の前方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の前部を支持する前支持部材と、 前記側壁の上部から前記揚穀装置の後方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の後部を支持する後支持部材と、 前記側壁と前記揚穀装置との間において、前記前支持部材と前記後支持部材とに亘って設けられた隙間埋め部材と、が備えられ、 前記第一排気管部の後部は、前記前支持部材に支持され、かつ、前記第二排気管部の前部は、前記後支持部材に支持されている請求項10又は11に記載のコンバイン。前記第一排気管部は、後上がりの傾斜姿勢で配管されており、 前記第二排気管部は、水平姿勢で配管されており、 前記第一排気管部及び前記第三排気管部は、一重管であり、 前記第二排気管部は、二重管である請求項10から12のいずれか一項に記載のコンバイン。前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で設けられた作業台が備えられ、 前記作業台は、前記排気口よりも後側まで延ばされており、 前記作業台の前記排気管の前記排気口に対応する部位に切欠き部が形成されている請求項10から13のいずれか一項に記載のコンバイン。前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁から上方向きに延出され、前記排気管及び前記作業台を支持する支持フレームが備えられている請求項14に記載のコンバイン。前記脱穀装置の脱穀機体は、機体本体と、前記機体本体の上部に支持される天板部と、を備え、 前記排気管は、前記空間のうち、前記機体本体と前記穀粒タンクとの間の空間部分を通されており、 前記排気口は、前記空間部分で開口している請求項1から15のいずれか一項に記載のコンバイン。前記穀粒タンクの後部に接続されると共に機体上下方向に沿う方向に延ばされ、前記穀粒タンクから穀粒を排出する穀粒排出装置と、 前記穀粒排出装置と隣り合う位置に立設され、前記穀粒排出装置を支持する支柱と、 前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁と前記支柱とを繋ぐ横向きフレームと、が備えられ、 前記排気口は、前記横向きフレームよりも前側に位置している請求項1から16のいずれか一項に記載のコンバイン。前記穀粒タンクと前記排気管との間に、前記穀粒タンクの前端部に対応する位置と前記穀粒タンクの後端部に対応する位置とに亘って設けられ、前記排気管を前記穀粒タンク側から覆う排気管カバーが備えられ、 前記排気管カバーは、前記排気口よりも後側まで延ばされている請求項1から17のいずれか一項に記載のコンバイン。前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で設けられた作業台と、 前記空間に立設されるとともに前記脱穀装置の下部と前記穀粒タンクの上部とに連結され、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する揚穀装置と、 前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁の上部から前記揚穀装置の前方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の前部を支持する前支持部材と、 前記側壁の上部から前記揚穀装置の後方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の後部を支持する後支持部材と、が備えられ、 前記側壁と前記揚穀装置との間において、前記前支持部材と前記後支持部材とに亘って設けられた隙間埋め部材と、が備えられ、 前記作業台は、前記前支持部材から前方に延びる前作業台部と、前記後支持部材から後方に延びる後作業台部と、を備えている請求項1から18のいずれか一項に記載のコンバイン。前記前作業台部の後部が前記前支持部材に支持され、前記後作業台部の前部が前記後支持部材に支持されている請求項19に記載のコンバイン。

说明书全文

本発明は、コンバイン、詳しくは、機体前部に設けられ、圃場の作物を刈り取る刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と機体横幅方向に横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、が備えられたコンバインに関する。

上記したコンバインにおいて、例えば、特許文献1に示されるように、穀粒タンクよりも前側にエンジンが設けられ、エンジンの排気を排出する排気管が後ろ上がりの状態で、脱穀装置と穀粒タンクとの間の空間を通されているものがある。

特開2015−128414号公報

上記したコンバインにおいて、排気管が脱穀装置から後方に突出する場合、脱穀装置から後方に排出されて舞い上がるワラ屑が排気管に引っ掛かりやすい。

本発明は、ワラ屑が排気管に引っ掛からないコンバインを提供する。

本発明によるコンバインは、機体前部に設けられ、圃場の作物を刈り取る刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と機体横幅方向に横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記穀粒タンクよりも前側に設けられたエンジンと、前記エンジンの排気を排出する排気管と、が備えられ、前記排気管は、後ろ上がりの状態で、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間を通されており、前記排気管の排気口は、前記空間のうち前記穀粒タンクの後端部に対応する位置で開口している。

本構成によると、排気管が脱穀装置から後方に突出しないので、脱穀装置から後方に排出されるワラ屑が排気管に引っ掛からない。また、排気口から出たエンジンの排気が穀粒タンクや脱穀装置の後端部付近を通って放熱してからコンバインの外部に出る。

本発明においては、前記排気口が、平方向よりも上向きに向くように開口しており、前記排気口の上方を覆う上側排気管カバーが備えられていると好適である。

本構成によれば、排気口から排気が上向きに排出されるので、脱穀装置と穀粒タンクとの間の空間内で滞留することなく、上方側から機体外方に放出させ易い。又、上側排気管カバーを設けることで、上向きに開放している排気口から雨水等が侵入することを防止できる。

本発明においては、前記排気管の後端部が後上方向きに傾斜する状態で設けられ、前記上側排気管カバーは前記排気管の後端部の傾斜方向に沿う傾斜状態で配置されていると好適である。

本構成によれば、傾斜する排気管によって排気が上方に向かうように案内され、排気口からそのまま後上方に流動排出される。上側排気管カバーは、傾斜状態で配置されるので、排気の流れを阻害することの無い状態で上方を覆うことができる。

本発明においては、前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で作業台が設けられ、前記上側排気管カバーは、前記作業台と連結されていると好適である。

本構成によれば、作業台の面積が広くなって作業を行いやすいものでありながら、作業台を利用することにより、特別な支持部材を設けることなく上側排気管カバーを支持することができる。

本発明においては、前記上側排気管カバーは、後端部が前記作業台よりも上側に突出するとともに、前記作業台に対して上方に膨出する形状に構成され、前記上側排気管カバーの後端部が前記排気口の後端部よりも後方に延ばされ、前記排気口の吹き出し方向下手側の空間が、前記吹き出し方向に沿って開放された状態となっていると好適である。

本構成によれば、排気管から排出される排気が、作業台に対して上方に膨出している上側排気管カバーの下側を通って作業台の上方へ抜け出るので、排気が作業台の下側に滞留することを防止できる。後端部が排気口の後端部よりも後方に延びている上側排気管カバーによって、雨水等が排気口を通して排気管の内部に侵入することを防止できる。吹き出し方向下手側の空間が開放されているので、吹き出された排気は、邪魔されるものがないので大気への放散が行われ易い。

本発明においては、前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁に上下方向に延びる縦向きフレームが備えられ、前記排気管は、前記縦向きフレームから前記穀粒タンク側に突出する状態で前記縦向きフレームに支持されたブラケットに載置支持されていると好適である。

本構成によれば、脱穀装置の側壁に備えられた支持強度の大きい縦向きフレームによって安定的に排気管を支持することができる。

本発明においては、前記穀粒タンクと前記排気管との間に、前記排気管を前記穀粒タンク側から覆う上下向き板状の側部排気管カバーが備えられ、前記排気管を支持する前記ブラケットとは異なる別のブラケットが前記側壁に支持され、前記側部排気管カバーが前記別のブラケットにて支持されていると好適である。

本構成によれば、メンテナンスのために、穀粒タンク側から排気管に作業者が近づいても、側部排気管カバーによって覆われるので、排気管が露出することがなく、作業が行い易いものになる。そして、側部排気管カバーが排気管を支持するブラケットとは異なる別のブラケットにて支持されるので、エンジンの振動に起因して発生する排気管の振動が側部排気管カバーに伝達さることを回避し易い。その結果、側部排気管カバーが微振動により騒音を発生したり、ボルト連結が緩む等の不利を回避できる。

本発明においては、前記排気管は、前記エンジンの排気を導入する導入口を有する第一排気管部と、前記第一排気管部の後部に接続され且つ後端に前記排気口を有する第二排気管部とを備え、前記第一排気管部は、前部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第一傾斜部と、後部側に位置して水平姿勢で延びる第一水平部と、前記第一傾斜部と前記第一水平部とを一連に連なる状態で繋ぐ第一屈曲部とを備え、前記第二排気管部は、前部側に位置して水平姿勢で延びる第二水平部と、後部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第二傾斜部と、前記第二水平部と前記第二傾斜部とを一連に連なる状態で繋ぐ第二屈曲部とを備え、前記第一排気管部及び前記第二排気管部は、二重管部分を有すると好適である。

本構成によれば、エンジンの排気は、第一傾斜部によって後上方に案内されたのち、第一水平部と第二水平部とにより水平方向に案内され、後端側において第二傾斜部により後上方に案内されて外方に排出される。そして、第一排気管部及び第二排気管部は、二重管部分を有するので、高温の排気の熱が二重管部分の断熱作用によって、空間外への放熱を抑制できる。

本発明においては、前記第一排気管部は、前記第一傾斜部が一重管であり、かつ、前記第一屈曲部及び前記第一水平部が二重管であり、前記第二排気管部は、前記第二水平部、前記第二屈曲部及び前記第二傾斜部の全てが二重管であると好適である。

本構成によれば、第一傾斜部は、後上がりの傾斜姿勢で延びるので、例えば、熱の影響を受けやすいワラ屑等の塵埃が上方に飛散しても、堆積することなく流下案内され易い。そこで、ワラ屑等の堆積による不利を回避しながらも、構成の簡素な一重管を用いて低コスト化が図れる。第一傾斜部を除く他の部分は二重管にすることで、高温の排気の熱が外周側に伝わることを回避して、熱による不具合の発生を回避できる。

本発明においては、前記排気管は、前記エンジンの排気を導入する導入口を有する第一排気管部、前記第一排気管部の後部に接続される第二排気管部、前記第二排気管部の後部に接続され、前記排気口を有する第三排気管部を備え、前記第一排気管部と前記第二排気管部との間、及び、前記第二排気管部と前記第三排気管部との間のそれぞれに、前記排気管の外部から内部に空気を流入させる隙間が形成されていると好適である。

本構成によれば、第一排気管部と第二排気管部との間、第二排気管部と第三排気管部との間のそれぞれにおいて、排気管の外部から流入する空気によって排気が冷却されるので、排気がより温度低下した状態でコンバインの外部に排出される。

本発明においては、前記第一排気管部の前部及び後部は、前記脱穀装置に支持されており、前記第二排気管部の前部及び後部は、前記脱穀装置に支持されており、前記第三排気管部は、前記第二排気管部に支持されていると好適である。

本構成によれば、第一排気管部、第二排気管部及び第三排気管部を穀粒タンクに支持させずに済むので、排気管が穀粒タンクに支持されるものに比べ、排気管と穀粒タンクとの連結を行ったり、解除したりする手間を掛けずに楽に穀粒タンクを開閉することができる。

本発明においては、前記空間に立設されるとともに前記脱穀装置の下部と前記穀粒タンクの上部とに連結され、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する揚穀装置と、前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁の上部から前記揚穀装置の前方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の前部を支持する前支持部材と、前記側壁の上部から前記揚穀装置の後方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の後部を支持する後支持部材と、前記側壁と前記揚穀装置との間において、前記前支持部材と前記後支持部材とに亘って設けられた隙間埋め部材と、が備えられ、前記第一排気管部の後部は、前記前支持部材に支持され、かつ、前記第二排気管部の前部は、前記後支持部材に支持されていると好適である。

本構成によれば、前支持部材と後支持部材との隙間にワラ屑などが入り込むことを回避しつつ揚穀装置を脱穀装置にしっかり支持させることができる。第一排気管部と脱穀装置とを連結する部材に前支持部材を活用した簡素な支持構造で第一排気管部を脱穀装置に支持できる。第二排気管部と脱穀装置とを連結する部材に後支持部材を活用した簡素な支持構造で第二排気管部を脱穀装置に支持できる。

本発明においては、前記第一排気管部は、後上がりの傾斜姿勢で配管されており、前記第二排気管部は、水平姿勢で配管されており、前記第一排気管部及び前記第三排気管部は、一重管であり、前記第二排気管部は、二重管であると好適である。

本構成によれば、第二排気管部は、空間のうち第二排気管部の放熱が空間外に出やすい高所の部位に位置するが、第二排気管部の内管部の放熱が外管部の断熱作用によって抑制されるので、第二排気管部の空間外への放熱を抑制できる。

本発明においては、前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で設けられた作業台が備えられ、前記作業台は、前記排気口よりも後側まで延ばされており、前記作業台の前記排気管の前記排気口に対応する部位に切欠き部が形成されていると好適である。

本構成によれば、作業台の面積が広くなって作業を行いやすいものでありながら、排気管から排出される排気が切欠き部を通って作業台の上方へ抜け出るので、排気が作業台の下側に滞留することを防止できる。

本発明においては、前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁から上方向きに延出され、前記排気管及び前記作業台を支持する支持フレームが備えられていると好適である。

本構成によれば、排気管の脱穀装置への支持と、作業台の脱穀装置への支持とに支持フレームを共用する簡素な支持構造で排気管及び作業台を脱穀装置に支持できる。

本発明においては、前記脱穀装置の脱穀機体は、機体本体と、前記機体本体の上部に支持される天板部と、を備え、前記排気管は、前記空間のうち、前記機体本体と前記穀粒タンクとの間の空間部分を通されており、前記排気口は、前記空間部分で開口していると好適である。

本構成によれば、天板部の点検など、天板部用の作業を行う際、排気管が障害になり難くて行いやすい。

本発明においては、前記穀粒タンクの後部に接続されると共に機体上下方向に沿う方向に延ばされ、前記穀粒タンクから穀粒を排出する穀粒排出装置と、前記穀粒排出装置と隣り合う位置に立設され、前記穀粒排出装置を支持する支柱と、前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁と前記支柱とを繋ぐ横向きフレームと、が備えられ、前記排気口は、前記横向きフレームよりも前側に位置していると好適である。

本構成によれば、排気管から排出される排気が排気口を出てから放熱しつつコンバインの外部に出るまで流れる距離が長くなるので、排気がコンバインの外部により温度低下した状態で排出される。

本発明においては、前記穀粒タンクと前記排気管との間に、前記穀粒タンクの前端部に対応する位置と前記穀粒タンクの後端部に対応する位置とに亘って設けられ、前記排気管を前記穀粒タンク側から覆う側部排気管カバーが備えられ、前記側部排気管カバーは、前記排気口よりも後側まで延ばされていると好適である。

本構成によれば、排気管に対して脱穀装置側と反対側に位置する部位において点検などの作業を行う際、排気管が側部排気管カバーによって覆われて作業側に露出しないので、かつ、排気管から排出される排気の作業側への流動が側部排気管カバーによって防止されるので作業を行いやすい。

本発明においては、前記空間の上部において、前記排気管の上方に位置する状態、かつ、前後方向に延びる状態で設けられた作業台と、前記空間に立設されるとともに前記脱穀装置の下部と前記穀粒タンクの上部とに連結され、前記脱穀装置によって得られた穀粒を前記穀粒タンクに供給する揚穀装置と、前記脱穀装置における前記穀粒タンク側の側壁の上部から前記揚穀装置の前方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の前部を支持する前支持部材と、前記側壁の上部から前記揚穀装置の後方を通されて前記穀粒タンク側に延出され、前記揚穀装置の後部を支持する後支持部材と、が備えられ、前記側壁と前記揚穀装置との間において、前記前支持部材と前記後支持部材とに亘って設けられた隙間埋め部材と、が備えられ、前記作業台は、前記前支持部材から前方に延びる前作業台部と、前記後支持部材から後方に延びる後作業台部と、を備えていると好適である。

本構成によれば、揚穀装置を前支持部材及び後支持部材を介して脱穀装置にしっかり支持させつつ、前支持部材と後支持部材との隙間にワラ屑などが入り込むことを隙間埋め部材によって防止できる。作業台において、前作業台部と後作業台部との間に作業台隙間ができるが、作業台隙間が隙間埋め部材によって塞がれる状態になるので、作業を行いやすい。

本発明においては、前記前作業台部の後部が前記前支持部材に支持され、前記後作業台部の前部が前記後支持部材に支持されていると好適である。

本構成によれば、揚穀装置を支持する前支持部材を前作業台部の支持部材に活用し、かつ、揚穀装置を支持する後支持部材を後作業台部の支持部材に活用した簡素な支持構造で作業台を支持できる。また、作業台を脱穀装置に簡素な支持構造で支持させることができる。

コンバインの全体を示す右側面図である。

コンバインの全体を示す平面図である。

コンバインの後面図である。

排気管、排気管カバー及び作業台を示す左側面図である。

排気管、排気管カバー及び作業台を示す右側面図である。

排気管、排気管カバー及び作業台を示す分解斜視図である。

図4のVII−VII断面矢視図である。

図4のVIII−VIII断面矢視図である。

隙間埋め部材の設置部を示す平面図である。

第二実施形態のコンバインの全体を示す右側面図である。

第二実施形態のコンバインの全体を示す平面図である。

排気管及び作業台を示す右側面図である。

排気管及び作業台を示す縦断右側面図である。

排気管の支持構造を示す分解斜視図である。

排気管カバー及び作業台の支持構造を示す分解斜視図である。

排気管の縦断背面図である。

排気管の縦断正面図である。

第二排気管部の平面図である。

〔第一実施形態〕 以下、本発明の一例であるコンバインの第一実施形態を図面に基づいて説明する。 なお、以下の説明では、普通型のコンバインの機体に関し、図1、図2に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、図1,3に示される矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、図2,3に示される矢印Lの方向を「機体左方」、矢印Rの方向を「機体右方」とする。

〔普通型のコンバインの全体の構成について〕 図1、図2に示されるように、普通型のコンバインの機体には、バー状のフレーム部材などを組み合わせて構成された枠状の機体フレーム1と、機体フレーム1の下部に装着された左右一対のクローラ式の走行装置2とが備えられている。機体の横一側部に運転部3が設けられている。運転部3の搭乗空間は、キャビン4によって覆われている。運転部3の下部にエンジン5を有するエンジンルーム6が設けられている。機体の前部に、圃場の作物としての稲、麦などの植立穀稈を刈り取る刈取部7が昇降可能に設けられている。機体フレーム1の後部に脱穀装置8及び穀粒タンク9が設けられている。脱穀装置8と穀粒タンク9とは、機体の横幅方向に横並び状態で設けられている。刈取部7と脱穀装置8とに亘ってフィーダ10が設けられている。刈取部7によって刈り取られた穀稈の株元から穂先までの全体がフィーダ10によって脱穀装置8に供給され、脱穀装置8において脱穀処理される。脱穀装置8と穀粒タンク9との間に揚穀装置11が立設されている。揚穀装置11は、脱穀装置8の下部に形成された穀粒排出部と、穀粒タンク9の上部に形成された穀粒供給部とに連結されている。脱穀装置8によって得られた穀粒が揚穀装置11によって穀粒タンク9に供給され、穀粒タンク9において貯留される。穀粒タンク9の後部に形成された穀粒排出部に第一の穀粒排出装置12Aが接続され、第一の穀粒排出装置12Aの上端部分から第二の穀粒排出装置12Bが延出されている。第一の穀粒排出装置12Aは、穀粒タンク9の穀粒排出部から機体上下方向に沿う方向に延ばされている。第二の穀粒排出装置12Bは、第一の穀粒排出装置12Aの上端部分から横向きに延ばされている。第一の穀粒排出装置12A及び第二の穀粒排出装置12Bによって穀粒タンク9から穀粒を取り出すことができる。

図1,2に示すように、エンジン5は、穀粒タンク9よりも前側に設けられている。エンジンルーム6のうち、エンジン5の上方に位置する箇所に、エンジン5の排気を浄化処理する排気浄化装置13が設けられている。排気浄化装置13においては、エンジン5の排気が導入され、導入された排気に含まれるディーゼル微粒子が捕集フィルター(図示せず)によって捕集されて、ディーゼル微粒子を減少させる排気の浄化処理が行われる。浄化処理後の排気が吐出筒14から排出される。

〔排気管の構成について〕 図1,2に示されるように、排気浄化装置13の吐出筒14に排気管15が接続されている。排気管15は、図1,2,3に示されるように、後上がりの状態で、脱穀装置8と穀粒タンク9との間の空間16を後方に向かって通されている。排気管15の排気口25は、空間16のうち穀粒タンク9の後端部に対応する位置で開口している。

脱穀装置8の脱穀機体は、扱室の下側部分を形成する機体本体8A、及び、機体本体8Aの上部に支持されて、扱室の上側部分を形成する天板部8Bを備えている。本実施形態では、排気管15は、図4,5,7,8に示されるように、空間16のうち、機体本体8Aと穀粒タンク9との間の空間部分16aを通されている。排気口25は、空間部分16aで開口している。

具体的には、排気管15は、図4,6に示されるように、第一排気管部17と、第二排気管部18と、第三排気管部19と、を備えている。

第一排気管部17は、図4,5に示されるように、前端側部分が後上がりの傾斜姿勢となり、後端側部分が水平姿勢となる状態で、エンジンルーム6の横外側の箇所と空間部分16aとにわたって配管されている。第一排気管部17は、前部及び後部で脱穀装置8に支持されている。

具体的には、図4,7に示されるように、第一排気管部17は、第一排気管部17の前部に形成された前連結部17fを備えている。前連結部17fと、脱穀装置8の穀粒タンク側の側壁8cに支持されているブラケット20とが連結ボルトによって連結されている。

第一排気管部17は、図6に示されるように、第一排気管部17の後部に形成された後連結部17rを備えている。図4,7,9に示されるように、後連結部17rと、揚穀装置11の前側に位置する前支持部材21とが連結ボルトによって連結されている。前支持部材21は、図7,9に示されるように、脱穀装置8の穀粒タンク側の側壁8cの上部に備えられたフレーム部8dから揚穀装置11の前方を通されて穀粒タンク側に延ばされ、延出端側部分で揚穀装置11の前部を支持している。第一排気管部17の後部の脱穀装置8への支持は、揚穀装置11を脱穀装置8に支持させる前支持部材21を第一排気管部17と脱穀装置8の側壁8cとの連結部材に活用して行われている。

第一排気管部17は、図4,5,6に示されるように、第一排気管部17の前部に排気の導入口として形成された導入筒部22を備え、導入筒部22で吐出筒14に接続されている。導入筒部22と吐出筒14との接続は、図4に示されるように、導入筒部22が吐出筒14に外嵌し、かつ、導入筒部22の内周部と吐出筒14の外周部との間に隙間S1が形成される状態で行われている。排気が吐出筒14から導入筒部22に吐出されて第一排気管部17に流入する。吐出筒14から導入筒部22に吐出された排気の流れによるエジェクター効果によって排気管15の外部の空気が隙間S1を通して第一排気管部17の内部に引き込まれ、引き込まれた空気が第一排気管部17の内部を流れる排気に混入して排気が空気によって冷却される。すなわち、吐出筒14と第一排気管部17との間に、エジェクター効果を利用した第一冷却部C1が構成されている。

第二排気管部18は、水平またはほぼ水平の姿勢で空間部分16aに配管される。発明の構成の水平姿勢は、ほぼ水平の姿勢を含む。第二排気管部18は、機体の前後方向に沿った直管状で配管されている。第二排気管部18においては、排気が第二排気管部18によって受ける流動抵抗が少ない状態で流れる。第二排気管部18は、図4に示されるように、内管部18aと、内管部18aに外嵌する外管部18bとによる二重管に構成されている。内管部18aが排気による加熱によって備える熱の周囲への伝わりが外管部18bの遮熱作用によって抑制される。内管部18aと外管部18bとの間には、遮熱効果を高める隙間が形成されている。

第二排気管部18は、前部及び後部で脱穀装置8に支持されている。具体的には、第二排気管部18は、図6に示されるように、第二排気管部18の前部に形成された前連結部18fを備えている。図4,9に示されるように、前連結部18fと、揚穀装置11の後側に位置する後支持部材23とが連結ボルトによって連結されている。後支持部材23は、図4,9に示されるように、脱穀装置8の穀粒タンク側の側壁8cの上部に備えられたフレーム部8dから揚穀装置11の後方を通されて穀粒タンク側に延ばされ、延出端側部分で揚穀装置11の後部を支持している。第二排気管部18の前部の脱穀装置8への支持は、揚穀装置11を脱穀装置8に支持させる後支持部材23を第二排気管部18と脱穀装置8の側壁8cとの連結部材に活用して行われている。

第二排気管部18は、図6に示されるように、第二排気管部18の後部に形成された後連結部18rを備えている。図4,8に示されるように、後連結部18rと、支持フレーム24の上部に設けられた第一支持部24aとが連結ボルトによって連結されている。支持フレーム24は、脱穀装置8における穀粒タンク側の側壁8cから上方向きに延出されている。第二排気管部18の後部は、支持フレーム24を介して脱穀装置8に支持されている。

第二排気管部18は、図4に示されるように、前部に形成された接続筒部18cを有し、接続筒部18cで第一排気管部17の後部に接続されている。接続筒部18cと第一排気管部17の後部との接続は、図4に示されるように、接続筒部18cが第一排気管部17の後部に外嵌し、かつ、接続筒部18cの内周部と第一排気管部17の外周部との間に隙間S2が形成される状態で行われている。排気が第一排気管部17から接続筒部18cに吐出されて第二排気管部18に流入する。第一排気管部17から接続筒部18cに吐出された排気の流れによるエジェクター効果によって排気管15の外部の空気が隙間S2を通して第二排気管部18の内部に引き込まれ、引き込まれた空気が第二排気管部18の内部を流れる排気に混入して排気が空気によって冷却される。すなわち、第一排気管部17と第二排気管部18との間にエジェクター効果を利用した第二冷却部C2が構成されている。

第三排気管部19は、空間部分16bに前後向きで配管されている。第三排気管部19の後部に、排気管15の排気口である排気口25が形成されている。排気口25は、図2,4,5,6に示されるように、空間部分16aのうち、穀粒タンク9の後端部に対応する部位に位置し、この位置で後方向きに開口している。排気口25は、図2,4に示されるように、穀粒タンク9よりも後側に設けられた横向きフレーム26よりも前側に位置している。横向きフレーム26は、図3,4,5,6に示されるように、機体の横幅方向に沿う状態で設けられ、脱穀装置8の穀粒タンク側の側壁8cと、穀粒タンク9の後側に位置する支柱28とを繋いでいる。支柱28は、第一の穀粒排出装置12Aと隣り合った位置で機体フレーム1に立設され、第一の穀粒排出装置12Aの搬送筒を回転可能に抱持する抱持部材29を介して第一の穀粒排出装置12Aを支持している。排気口25は、脱穀装置8より後側に突出せず、脱穀装置8から後方に排出されるワラ屑が排気管15の後部に引っ掛かりにくい。

図3,4,5に示されるように、機体フレーム1の後部にエンジン用の燃料タンク27が設けられている。排気口25は、燃料タンク27のうち、給油筒27aを有する後部よりも前側に位置している。図3,4,5,6に示されるように、横向きフレーム26の脱穀装置側の基部にカバー36が支持されている。カバー36は、排気口25から後方に離れた箇所に位置し、かつ、機体後面視で、排気口25の下部と重なっている。燃料タンク27に給油を行う際、作業者の頭部や手がカバー36などによって排気管15に触れないで行える。

第三排気管部19は、第二排気管部18に支持されている。具体的には、第三排気管部19は、図4,6に示されるように、第三排気管部19の前部における周方向での複数個所から前方向きに延出された連結部19aを備えている。複数の連結部19aのそれぞれが第二排気管部18の後端部の外周部に連結ボルトによって連結されている。第三排気管部19は、第二排気管部18などを介して脱穀装置8に支持されている。

第三排気管部19は、図4に示されるように、第三排気管部19の前部に形成された接続筒部19bを有し、接続筒部19bで第二排気管部18の後部に接続されている。接続筒部19bと第二排気管部18の後部との接続は、図4に示されるように、接続筒部19bが第二排気管部18の後部に外嵌し、かつ、接続筒部19bの内周部と、第二排気管部18の後部の外周部との間に隙間S3が形成される状態で行われている。排気が第二排気管部18から接続筒部19bに吐出されて第三排気管部19に流入する。第二排気管部18から接続筒部19bに吐出された排気の流れによるエジェクター効果によって排気管15の外部の空気が隙間S3を通して第三排気管部19の内部に引き込まれ、引き込まれた空気が第三排気管部19の内部を流れる排気に混入して排気が空気によって冷却される。 すなわち、第二排気管部18と第三排気管部19との間にエジェクター効果を利用した第三冷却部C3が構成されている。

エンジン5から排出される排気が排気浄化装置13によって浄化処理された後、排気浄化装置13の吐出筒14から排気管15の導入口としての第一排気管部17の導入筒部22に導入される。排気管15に導入された排気は、第一冷却部C1、第二冷却部C2及び第三冷却部C3のそれぞれにおいて排気管15の外部から導入された空気によって冷却されつつ空間部分16aのうちの穀粒タンク9の後端部に対応する部位に案内され、この部位に位置する排気管15の排気口としての第三排気管部19の排気口25から排出される。排気口25から排出された排気は、ガイド部材34によって上方向きに流動するように案内される。排気口25から排出された排気は、直ちにコンバインの外部に出ないで、穀粒タンク9や脱穀装置8の後端部付近を通って冷却作用を受けてからコンバインの外部に出る。

〔排気管カバー30の構成について〕 図4,5,7,8に示されるように、穀粒タンク9と排気管15との間に、排気管15を穀粒タンク側から覆う排気管カバー30が設けられている。排気管カバー30は、穀粒タンク9の前端部に対応する位置と、穀粒タンク9の後端部に対応する位置とにわたって設けられている。排気管カバー30は、排気管15の排気口25よりも後側まで延ばされている。排気口25から吐出される排気の穀粒タンク側への流動が排気管カバー30によって防止される。

排気管カバー30は、機体フレーム1と脱穀装置8とに支持されている。具体的には、排気管カバー30は、図4,5,6に示されるように、支持フレーム24から前方に延びる前カバー部30Fと、支持フレーム24から後方に延びる後カバー部30Rとを備えている。前カバー部30Fの前部は、前支柱31の第一支持部31aに支持されている。前支柱31は、穀粒タンク9の前部と脱穀装置8の前部との間で機体フレーム1に立設されている。前カバー部30Fの後部が支持フレーム24の第二支持部24bに支持されている。後カバー部30Rの前部が支持フレーム24の第三支持部24cに支持されている。後カバー部30Rの後部が横向きフレーム26の第一支持部26aに支持されている。

第二排気管部18を脱穀装置8に支持する支持フレーム24、及び、支柱28を補強する横向きフレーム26が排気管カバー30を支持する部材に活用されている。排気管カバー30は、穀粒タンク9に支持されていない。穀粒タンク9が第一の穀粒排出装置12Aのスクリュー軸芯Xを揺動中心にして揺動され、図2に実線で示される通常用の閉じ姿勢から二点鎖線で示されるメンテナンス用の開き姿勢に姿勢変更され、排気管15に対して脱穀装置側と反対側に解放スペースが形成されても、排気管15は、排気管カバー30によって覆われたままになって解放スペースに向けて露出しない。

〔作業台32の構成について〕 図2に示されるように、脱穀装置8と穀粒タンク9との間の空間16の上部に作業台32が設けられている。作業台32は、排気管15の上方に位置する状態で、かつ、前後方向に延びる状態で設けられている。作業台32は、脱穀装置8の前端部に対応する位置と、穀粒タンク9の後端部に対応する位置とに亘って設けられている。

作業台32は、図2,4に示されるように、排気管15の排気口25よりも後側まで延ばされている。図2に示されるように、作業台32の排気口25に対応する部位に切欠き部32c(図6参照)が形成されている。作業台32の面積を広くしつつ作業台32の下側に排気が滞留することを防止するために、排気管15から排出される排気が切欠き部32cを通って作業台32の上側に抜けるようにしてある。

作業台32は、図4,6に示されるように、前支持部材21から前方に延びる前作業台部32F、後支持部材23から後方に延びる後作業台部32Rを備えている。図9に示されるように、脱穀装置8の側壁8cにおけるフレーム部8dと揚穀装置11との間において、前支持部材21と後支持部材23とに亘って隙間埋め部材35が設けられている。前支持部材21と後支持部材23との間にできる支持部材隙間Hにワラ屑などが入り込まないように、支持部材隙間Hが隙間埋め部材35によって埋められている。支持部材隙間Hの隙間埋め部材35による埋めは、支持部材隙間Hの側壁8c側の端までと支持部材隙間Hの揚穀装置11側の端までとに亘って行われている。作業台32において前作業台部32Fと後作業台部32Rとの間に作業台隙間ができるが、平面視において、作業台隙間が隙間埋め部材35によって塞がれる。

前作業台部32Fの脱穀装置側の横側部は、脱穀装置8の側壁8cにおけるフレーム部8dに支持されている。前作業台部32Fの穀粒タンク側の横側部は、図4に示されるように、前支柱31に設けられた第二支持部31bに支持されている。前作業台部32Fの後部は、図9に示されるように、前支持部材21に設けられた支持部21aに支持されている。

後作業台部32Rの前部は、図9に示されるように、後支持部材23に設けられた支持部23aに支持されている。後作業台部32Rの後部は、横向きフレーム26に設けられた第二支持部26b(図6参照)に支持されている。後作業台部32Rの前後方向での中間部は、図8に示されるように、支持フレーム24の上部に設けられた第三支持部24cに支持されている。後作業台部32Rの脱穀装置側の横側部は、側壁8cのフレーム部8dに支持されている。後作業台部32Rの穀粒タンク側の横側部は、図4に示されるように、排気管カバー30の上端部に連結部材33を介して連結されている。

揚穀装置11を脱穀装置8に支持させる前支持部材21及び後支持部材23、第二排気管部18を脱穀装置8に支持させる支持フレーム24、支柱28を補強する横向きフレーム26のそれぞれが作業台32を支持する部材に活用されている。作業台32は、穀粒タンク9に支持されておらず、穀粒タンク9の開き姿勢への姿勢変更を可能にしている。

〔第二実施形態〕 次に、本発明の第二の実施形態を説明する。 この実施形態では、コンバインの機体の一部の構成、排気管15及び排気管カバーの構成等が第一実施形態と異なるが、その他の構成は第一実施形態と同じである。そこで、第一実施形態と同じ構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。

図10,11に示すように、本実施形態のコンバインの機体は、運転部3の搭乗空間がキャビン4に代えてキャノピー100によって覆われている。機体のその他の構成については、同一の部材には同一の符号を付すが、具体的な説明は省略する。

〔排気管の構成〕 排気管15の構成について説明する。図11に示すように、排気管15は、後上がりの状態で、脱穀装置8と穀粒タンク9との間の空間16を後方に向かって通されており、排気管15の排気口25は、空間16のうち穀粒タンク9の後端部に対応する位置で開口している点は、第一実施形態と同じである。

この実施形態では、排気管15が2分割される構成となっている。すなわち、図12,13に示すように、排気管15は、エンジン5の排気を導入する導入口を有する第一排気管部101と、第一排気管部101の後部に接続され、かつ、後端に排気口25を有する第二排気管部102とを備えている。

第一排気管部101について説明する。 第一排気管部101は、前部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第一傾斜部103と、後部側に位置して水平姿勢で延びる第一水平部105と、第一傾斜部103と第一水平部105とを一連に連なる状態で繋ぐ第一屈曲部104とを備えている。第一傾斜部103の前部に形成された導入筒部22と排気浄化装置13の吐出筒14とが、空気導入用の隙間S1を形成する状態で接続されている。

図13に示すように、第一傾斜部103は一重管に構成されている。第一屈曲部104及び第一水平部105は、二重管に構成されている。すなわち、第一実施形態の第二排気管部18と同様に、内管部の外周側に間隔(隙間)を隔てて外管部を有する構成であり、内管部と外管部とは、前後両端部において溶接にて一体的に連結されている。

第一排気管部101は、第一傾斜部103の前後途中部において脱穀装置8の側壁8cに支持されている。図12,14に示すように、脱穀装置8における穀粒タンク側の側壁8cに、前後方向に間隔をあけて複数(4つ)の上下方向に延びる補強用の縦向きフレーム106が備えられている。図14,16に示すように、4つの縦向きフレーム106のうちの前から2番目の縦向きフレーム106bから穀粒タンク側に向けて突出する状態で断面U字形の支持部材107が固定されている。支持部材107に側面視L字形のブラケット108がボルト連結されている。第一傾斜部103の前後途中部に溶接固定された正面視略U字形の連結部材109がブラケット108の上面にボルト連結されている。

第一排気管部101は、第一屈曲部104よりも少し後側箇所において、揚穀装置11の前側に位置する前支持部材21に支持されている。図14に示すように、前支持部材21に左右方向に延びる断面L字形の受止め部材110が固定されている。第一屈曲部104よりも少し後側箇所に溶接固定された正面視略U字形の連結部材111が、受止め部材110の下面側から当て付けた状態でボルト連結されている。 このように第一排気管部101は、前後2箇所において安定的に脱穀装置8の側壁8cに支持されている。

第二排気管部102について説明する。 図12,13,14に示すように、第二排気管部102は、前部側に位置して水平姿勢で延びる第二水平部112と、後部側に位置して後上がりの傾斜姿勢で延びる第二傾斜部114と、第二水平部112と第二傾斜部114とを一連に連なる状態で繋ぐ第二屈曲部113とを備えている。第二排気管部102は、前後方向の全域にわたって、すなわち、第二水平部112、第二屈曲部113、及び、第二傾斜部114の全てが、二重管に構成されている(図13参照)。すなわち、第一実施形態の第二排気管部18と同様に、内管部の外周側に間隔(隙間)を隔てて外管部を有する構成であり、内管部と外管部とは、前後両端部において溶接にて一体的に連結されている。

第二水平部112と第二傾斜部114とはそれぞれ、直管にて構成され、直管の端部を斜めに切断して、両者を溶接にて連結して第二屈曲部113を形成する状態で一連に連なる管路に構成されている。第二傾斜部114は、側面視において、後部側ほど上方に位置するように後上がりの傾斜姿勢で延びている。又、図18に示すように、第二傾斜部114は、平面視において、後部側ほど脱穀装置8から離れる側すなわち穀粒タンク側(右方向)に傾斜する状態で延びている。

第二排気管部102の排気口25は、直管にて構成される第二傾斜部114の後端が軸芯方向に対して略直交する切断面にて切断されて、軸芯方向視で略円形に開口する形状となっている。その結果、排気口25は水平方向よりも上向きに向くように開口する構成となっている。又、排気口25の吹き出し方向下手側の空間が、吹き出し方向に沿って開放された状態となっている。

脱穀装置8における穀粒タンク側の側壁8cに備えられる4つの縦向きフレーム106a〜106dのうちの前から3番目の縦向きフレーム106cと、前から4番目(最も後側)の縦向きフレーム106dとのそれぞれに、穀粒タンク側に向けて突出する状態でブラケット115,116が取り付けられている。前後のブラケット115,116は同じ構成であり、縦向き面部115a,116aと水平面部115b,116bとを有する正面視でL字状に成形された板体からなり、縦向き面部115a,116aと水平面部115b,116bとの間には、正面視で略三形状の補強リブ115c,116cが設けられている。

図17に示すように、第二水平部112の前部側箇所が前部側のブラケット115により載置支持されている。前部側のブラケット115は、縦向き面部115aが前から3番目の縦向きフレーム106cの右側面にボルト連結されている。第二水平部112の前部側箇所に溶接固定された正面視略U字形の連結部材117が、前部側のブラケット115の水平面部115bに上から載置支持された状態でボルトで連結されている。

第二傾斜部114の前部側箇所が後部側のブラケット116により載置支持されている。図12,14に示すように、後部側のブラケット116は、縦向き面部116aが前から4番目の縦向きフレーム106dの右側面にボルト連結されている。第二水平部112の前部側箇所に溶接固定された側面視で略L字形の連結部材118が、後部側のブラケット116の水平面部116bに上から載置支持された状態でボルトで連結されている。

〔側部排気管カバーについて〕 図12,13,15,17に示すように、穀粒タンク9と排気管15との間には、第一実施形態における排気管カバー30と同様な構成の、排気管15を穀粒タンク9側から覆う上下向き板状の側部排気管カバー119が備えられている。側部排気管カバー119は、前カバー部119Fと後カバー部119Rとに前後に分割される構成となっている。

第一実施形態では、排気管カバー30がブラケット(第二支持部24b)を介して支持フレーム24に支持され、かつ、第二排気管部18の後部側箇所がブラケット(第一支持部24a)を介して支持フレーム24に支持される構成となっている。

これに対して、本実施形態では、前カバー部119Fの後部、及び、後カバー部119Rの前部のそれぞれが、ブラケット(第二支持部24b)を介して支持フレーム24に支持される点は、第一実施形態と同じであるが、本実施形態の第二排気管部102は、上述したように、縦向きフレーム106cから延設されたブラケット115により載置支持されている。すなわち、図17に示すように、排気管15を支持するブラケット115とは異なる別のブラケット(第二支持部24b)が側壁8cに支持され、側部排気管カバー119が別のブラケット(第二支持部24b)にて支持されている。このように構成することで、振動や騒音等の発生を抑制するようにしている。又、後カバー部119Rは、片持ち状に延びる後部側が後側ほど幅狭になるように形成され、このことによっても、振動を抑制するようにしている。

〔上側排気管カバーについて〕 排気管15の後部に開口される排気口25の上方を覆う上側排気管カバー120が備えられている。 上側排気管カバー120は、作業台32のうちの後作業台部32Rと連結されている。すなわち、図13,15,17に示すように、上側排気管カバー120は、板材を略U字形に屈曲形成して構成され、左右両側の縦向き部120Aと、左右の縦向き部120Aの上部同士を連結する上側覆い部120Bとを備えている。そして、後作業台部32Rの後端部に形成された矩形状の切欠き部121を通して、上側排気管カバー120が上方に突出する状態で、かつ、左右の縦向き部120Aが切欠き部121の左右内縁に沿わせた状態で備えられ、左右の縦向き部120Aが切欠き部121の左右内縁に溶接にて連結されている。その結果、上側排気管カバー120は、後端部が後作業台部32Rよりも上側に突出するとともに、後作業台部32Rに対して上方に膨出する形状にて構成されている。

上側排気管カバー120における上側覆い部120Bが、側面視で、第二排気管部102の第二傾斜部114における後上がり傾斜姿勢に対して、それと略平行に沿うように後上がり傾斜姿勢に設けられている。つまり、上側排気管カバー120は排気管15の後端部の傾斜方向に沿う傾斜状態で配置されている。その結果、排気口25から排気が吹き出される吹き出し方向下手側の空間には、後作業台部32Rや上側排気管カバー120等が存在せず、吹き出し方向に沿って開放された状態となっている。

上側排気管カバー120の後端部が排気口25の後端部よりも後方に延ばされている。図13に示すように、上側排気管カバー120における上側覆い部120Bが排気口25の後端部よりも後方に向けて突出する状態で設けられ、左右両側の縦向き部120Aも上側覆い部120Bの端縁から連なる状態で上下に延ばされており、排気口25の上方側の領域のうち、吹き出し方向下手側の空間を除く領域、並びに、左右両側方の領域を覆うように設けられている。このように構成することで、上向きに開口している排気口25から雨水等が侵入することを防止している。

〔別実施形態〕 (1)上記した各実施形態では、排気管15は、空間16のうちの空間部分16aを通る構成を採用されているが、これに限らず、空間16のうち、空間部分16aよりも上側の空間部分を通る構成を採用してもよい。

(2)上記した第一の実施形態では、第一排気管部17と第二排気管部18との間、第二排気管部18と第三排気管部19との間のそれぞれに隙間S2,S3が形成される排気管15が採用された例を示したが、これに限らず、隙間が形成されない一連の排気管を備えるものであってもよい。

(3)上記した各実施形態では、排気管15が穀粒タンク9に支持されない例を示したが、開閉が不能な穀粒タンク9を採用するものであれば、穀粒タンク9に支持されるものであってもよい。

(4)上記した第一の実施形態では、第二排気管部18が二重管である構成を採用した例を示し、第二の実施形態では第一排気管部101及び第二排気管部102が二重管部分を有する構成を採用した例を示したが、これに限らず、排気管が一重管である構成を採用したものであってもよい。

(5)上記した各実施形態では、作業台32が設けられた例を示したが、作業台32が設けられていないものであってもよい。また、作業台32を設ける場合、前作業台部32Fと後作業台部32Rとに分離したものに限らず、前端から後端まで一連の作業台を採用してもよい。

(6)上記した各実施形態では、横向きフレーム26が備えられた例を示したが、横向きフレーム26を備えないものであってもよい。

(7)上記した各実施形態では、排気浄化装置13が備えられた例を示したが、排気浄化装置13を備えないものであってもよい。

(8)上記した第二実施形態では、上側排気管カバー120が作業台32(後作業台部32R)と連結される例を示したが、上側排気管カバー120が作業台32とは別の支持部材によって支持するようにしたものでもよい。

(9)上記した第二実施形態では、上側排気管カバー120は、後端部が作業台32よりも上側に突出するとともに、作業台32に対して上方に膨出する形状にて構成された例を示したが、上側排気管カバー120が、作業台32と同じ上下位置に設けられるものでもよい。

(10)上記した第二実施形態では、排気管15の後端部、すなわち、第二排気管部102の第二傾斜部114が後上方向きに傾斜する状態で設けられる例を示したが、この構成にかえて次にように構成するものでもよい。 例えば、排気管15の後端部が、水平姿勢で延びる直管にて構成され且つ上方側箇所が上方に向けて開口するように排気口25が形成される構成、あるいは、排気管15の後端部が、縦向き姿勢で延びる直管にて構成され、その上端部に上方に向けて開口するように排気口25が形成される構成等であってもよい。

本発明は、普通型のコンバインの他、自脱型のコンバインに適用できる。

5 エンジン 7 刈取部 8 脱穀装置 8A 機体本体 8B 天板部 8c 側壁 9 穀粒タンク 15 排気管 16 空間 16a 空間部分 17 第一排気管部 18 第二排気管部 19 第三排気管部 21 前支持部材 22 導入口(導入筒部) 23 後支持部材 24 支持フレーム 24b 第二支持部(ブラケット) 25 排気口 26 横向きフレーム 28 支柱 30 排気管カバー 32 作業台 32F 前作業台部 32R 後作業台部 32c 切欠き部 35 隙間埋め部材 101 第一排気管部 102 第二排気管部 103 第一傾斜部 104 第一屈曲部 105 第一水平部 106 縦向きフレーム 115,116 ブラケット 112 第二水平部 113 第二屈曲部 114 第二傾斜部 119 側部排気管カバー 120 上側排気管カバー

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