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Magnetic head

阅读:635发布:2021-01-05

专利汇可以提供Magnetic head专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To use a sensing current higher than the case of not using a magnetic bias magnetic field by correcting a bias magnetization direction of a magnetic bias magnetic field so as to linearize a response of the magnetic head as to an extended sensing current.
SOLUTION: A GMR(giant magnetoresistive) element 123 of a magnetic head 100 detects a fringe magnetic field of transition areas 52, 53 of a magnetic medium 50 to change the resistance of the GMR element itself for its reply. A magnetic bias element 180 forms a magnetic bias magnetic field in the X axis in the GMR element 123. A read circuit 160 supplies a sensing current IR to the GMR element 123 via contact elements 122, 124. A vertical component of the bias magnetic field reduces or eliminates a magnetic field generated by the sensing current to provide linearity to a response of the GMR with respect to an extended sensing current. Thus, a higher sensing current is used in comparison with the case of not using the magnetic bias magnetic field.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Magnetic head专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 磁気配向領域を有する磁気媒体中の磁束の遷移を検出するための磁気ヘッドであって、 前記磁気媒体中の磁気配向領域を感知する磁気抵抗要素と、 該磁気抵抗要素と結合することによって、所定のバイアス磁化方向を有する磁気バイアス磁界を該磁気抵抗要素内に発生させる磁気バイアス手段と、 前記磁気ヘッド内に磁界を発生させる感知電流を前記磁気抵抗要素へ供給することによって、前記磁気媒体の前記磁気配向領域に応じた前記磁気抵抗要素の抵抗変化を検出する感知手段とを備え、 前記磁気バイアス手段は、前記感知手段による前記磁気バイアス磁界への影響を効果的に軽減するために、前記磁気バイアス磁界の所定のバイアス磁化方向を修正する手段を有しており、 該磁気バイアス磁界の所定のバイアス磁化方向を修正する手段によって、比較的振幅の大きい感知電流が使用できるように、より拡大された感知電流値の範囲にわたって前記磁気ヘッド応答の線形化を実現するように構成されることを特徴とする磁気ヘッド。
  • 【請求項2】 前記磁気バイアス磁界の配向が、前記感知手段により発生する前記磁界の配向方向と反対になるような実質的な成分を有するように修正される請求項1
    記載の磁気ヘッド。
  • 【請求項3】 前記磁気抵抗要素が巨大磁気抵抗要素からなる請求項1記載の磁気ヘッド。
  • 【請求項4】 前記巨大磁気抵抗要素が、複数の平行な平面を有し、かつ、平面に直交する電流モードで動作する請求項3記載の磁気ヘッド。
  • 【請求項5】 前記磁気ヘッドが、さらに、第1の接触要素および第2の接触要素を備えており、該第1および第2接触要素は、前記巨大磁気抵抗要素をサンドイッチ状に挟み、 前記第1および第2接触要素は、前記巨大磁気抵抗要素の前記複数の平行な平面を通して、該平行な平面に対しほぼ垂直に流れる前記感知手段からの感知電流を前記磁気抵抗要素に供給するために、磁気的には非伝導性であって電気的には伝導性である請求項4記載の磁気ヘッド。
  • 【請求項6】 前記磁気ヘッドが、さらに、前記第1および第2接触要素、ならびに前記巨大磁気抵抗要素からなる組合せ体をサンドイッチ状に挟む第1のポール/シールド層および第2のポール/シールド層を備えており、 該第1および第2のポール/シールド層は、前記巨大磁気抵抗要素を漂遊磁束から遮蔽するために磁気的に伝導性であって、かつ、前記感知電流を前記巨大磁気抵抗要素に供給するために電気的に伝導性である請求項5記載の磁気ヘッド。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は薄膜形の磁気ヘッドに関し、さらに詳しくは、巨大磁気抵抗(GiantMagneto
    resistive:GMRと略記することもある)読出し用ヘッドを組み込んだ薄膜形の磁気ヘッドの構造に関する。

    【0002】

    【従来の技術、および、発明が解決しようとする課題】
    本願発明の出願人が1994年11月14日に出願した同時係属の米国特許願第08/337,878号(本願発明と同じ譲渡人に譲渡された同時係属出願)は、軟磁性要素によって磁区領域の配向に対しバイアス磁界を付与した構成の巨大磁気抵抗要素(GMR要素)を開示している。 この同時係属出願の主題は本願発明の主題と関連しているので、ここでの説明は省略する。

    【0003】従来の磁気ヘッドの代表例に関していえば、現在知られている薄膜形の磁気ヘッドまたはトランスデューサ(Transducer)は、信号を記録するための誘導形書込み要素と、記録した信号を読み出すための磁気抵抗(Magnetoresistive:MRと略記することもある)
    要素とを有している。 書込み動作は一対の磁気書込み用ポール(Magnetic Write Poles)によって行われる。 この磁気書込み用ポールは、磁路を形成すると共に、同磁気書込み用ポールの先端領域に非磁性の電気/磁気エネルギー変換用ギャップ(Transducing Nonmagnetic Gap
    )を形成する。 この電気/磁気エネルギー変換用ギャップは、回転する磁気ディスクのような隣接する記録媒体の表面近傍に浮上した状態で配置されている。 この場合、記録媒体上に記録される信号情報を表し、かつ、ポールの磁路内に磁束の流れを生じさせるような電流を形成するために、上記一対の磁気書込み用ポールの間には電気コイルが形成されている。

    【0004】ここで、読出し動作は、一対の磁気シールドから一定の間隔を置いて設けられる磁気抵抗要素(M
    R要素)によって行われる。 隣接する記録済みの媒体から受ける磁束の変化または磁束の遷移(Transitions )
    に応じて変化するようなMR要素の抵抗を感知するために、このMR要素に対し感知電流が流される。 従来の手法では、MR要素を一対の磁気シールドから電気的に絶縁すると共に、上記MR要素の一方の表面上に互いに独立した一組の導電体を設けることによって、平面内電流モード(Current-in-the-plane Mode )、すなわち、C
    IPモードにて上記MR要素に基準電流を流していた。
    しかしながら、このCIPモードは、エレクトロマイグレーション(Electromigration) に起因する短絡等の問題を起こしている。 また、CIPモードのMR要素は、
    そのサイズが比較的大きくなると共に、その構造が複雑なために大量生産を行うに際しては費用が嵩むという問題があった。

    【0005】より最近になって、小型のMRヘッドが開発されている。 この種のMRヘッドでは、磁気書込み用ポールがMR要素に対するシールドとしての役割を果たすと共に、さらにMR要素の感知電流を伝導する手段としての役割も果たしている。 上記のような小型のMRヘッド形成に係る構造、および同MRヘッド形成の方法は、アール・ロットメイヤ(R.Rottmayer )に付与された米国特許第5,446,613号に開示されているので、ここでの詳細な説明は省略する。

    【0006】前述の同時係属の米国特許願第08/337,878
    号に記載の発明によれば、小型の読出し/書込み用ヘッドは、読出し信号中のノイズを低減し、かつ、磁束を感知する際の線形性および利得を改善するような磁気的なバイアス磁界が付与されたGMR要素を有している。 典型的に、このGMR要素は、コバルトおよび銅といったように、磁気的に伝導性である材料、および非伝導性である材料からなる超薄形層を交互に積層して作られている。 上記GMR要素は、隣接する磁気記憶媒体によって励起磁界がかかっていない場合、GMR要素において交互に積層した層の主磁区は、シザー形(Scissor-type)の構造を形成する。

    【0007】隣接する磁気記憶媒体によって上記GMR
    要素に対し励起磁界がかけられると、この励起磁界は、
    同励起磁界の極性に応じて、直交状態(90°の状態)
    から接近した状態(0°の状態)の方へ上記シザー形の構造を回転させるか、または、直交状態から反平行状態(180°の状態)へ上記シザー形の構造を回転させる。 この結果、GMR要素の出に関係する余弦(GM
    R要素の抵抗は余弦の関数で表される)の値は、ゼロ(COS 90°)から正の1(COS 0°=+1)
    に変化するか、または、ゼロから負の1(COS 18
    0°=−1)に変化する。 それゆえに、GMR要素の抵抗に生じた変化は、上記励起磁界の変化の極性を示すことになる。

    【0008】しかしながら、上記の同時係属の米国特許願第08/337,878号に記載のシザー形の構造においては、
    GMR要素に流す感知電流によって発生する磁界には、
    使用し得る感知電流の大きさを制限する傾向があるという問題が生じていることが判明した。 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、磁気的なバイアス磁界が付与されたGMR要素を組み込んだ場合に、GMR要素に流す感知電流によって使用し得る感知電流の大きさが制限されることなく、より拡大された感知電流値の範囲にわたって磁気ヘッド応答の線形化を実現することが可能な磁気ヘッドを提供することを目的とするものである。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、磁気配向領域を有する磁気媒体中の磁束の遷移を検出するための本発明の磁気ヘッドは、上記磁気媒体中の磁気配向領域を感知する磁気抵抗要素と、この磁気抵抗要素と結合することによって、所定のバイアス磁化方向を有する磁気バイアス磁界を上記磁気抵抗要素内に発生させる磁気バイアス手段と、上記磁気ヘッド内に磁界を発生させる感知電流を上記磁気抵抗要素へ供給することによって、上記磁気媒体の磁気配向領域に応じた磁気抵抗要素の抵抗変化を検出する感知手段とを備えている。 さらに、上記磁気バイアス手段は、上記感知手段による上記磁気バイアス磁界への影響を効果的に軽減するために、上記磁気バイアス磁界の所定のバイアス磁化方向を修正する手段を有しており、この修正手段によって、比較的振幅の大きい感知電流が使用できるように、
    より拡大された感知電流値の範囲にわたって上記磁気ヘッド応答の線形化を実現するように構成される。

    【0010】好ましくは、上記磁気バイアス磁界の配向が、上記感知手段により発生する上記磁界の配向方向と反対になるような実質的な成分を有するようになっている。 さらに詳しく説明すると、本発明の磁気ヘッドでは、磁気バイアス磁界によるバイアス磁化の方向を、上記の同時係属の米国特許願第08/337,878号に記載の方向に対して傾斜させる。 この磁気バイアス磁界の傾斜は、
    感知電流に由来する磁界を効果的に減少させ、使用可能な感知電流を1.2倍から4倍に増加させることが可能になる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実施の形態(以下、実施例と称する)を詳細に説明する。
    図1は、本発明の磁気ヘッドの一実施例によるバイアス磁界付与形GMR磁気ヘッドの構造を示す側面断面図である。 すなわち、図1は、磁気ヘッド100の断面を、
    この磁気ヘッド近傍にある磁気媒体50と共に示す図である。 磁気媒体50は、磁気ヘッド構造に対してZ軸方向(+Zまたは−Z)沿って移動する。 この磁気ヘッド100の構造は、磁気媒体50からX方向に向かって、
    空気力学的に決まる浮上量(Flying Height )Hだけ離間している。 磁気媒体50は、その表面上に形成される複数の予め配向された磁束領域51を有しており、これらの磁束領域51の各々は+Z方向または−Z方向のいずれかに配向される。 例示の目的から、対向して配向された複数の磁束領域51によって規定される第1の遷移領域52は、媒体を越えて+X方向に延びる第1のフリンジ磁界(FringeField)を形成するように図示されている。 また一方で、対向して配向された複数の磁束領域51によって規定される第2の遷移領域53は、媒体を越えて─X方向に延びる第2のフリンジ磁界を形成するように図示されている。

    【0012】第1および第2の遷移領域52、53が磁気ヘッド100の構造を通過すると、磁気ヘッド100
    の構造内のGMR要素123は、磁束、すなわち、フリンジ磁界を検出し、GMR要素自体の抵抗を変化させて応答する。 セラミック等の磁気的非伝導性材料からなり、かつ、空気軸受スライダとして成形させる基板11
    0は、磁気ヘッド100のバルク(Bulk)の部分を形成すると共に、空気力学的な揚力を付与する。

    【0013】基板110は、X軸方向に延びる実質的に平らな上表面111と、この上表面111に対して実質的に直に、かつ、Z軸方向へ延在するように切断加工がなされた磁気媒体に対向する側壁115とを有している。 この基板側壁115と出会う上表面の端部を、以下、前縁部113とよぶこととする。 磁気的にも電気的にも伝導性である材料(EC/MC材料)から作製される第1のポール/シールド層121は、前縁部113まで延在する基板の上表面111上に適合するように形成される。 この第1のポール/シールド層121は、パーマロイのようなニッケル−鉄組成体でもよく、または、
    高い透磁率を有する強磁性体であってもよい。 第1のポール/シールド層のZ軸方向の好ましい厚さは0.5μ
    m(ミクロン)乃至10μmであり、さらに好ましい厚さは2μm乃至3μmである。 種々の材料の電気的および磁気的性質の記述にあたっては、以下、略式表示E
    x/Mxを用いる。 ここで、x=Cは伝導性であること、x=Nは非伝導性であること、x=Xは伝導性または非伝導性のいずれかであることを意味する。 したがって、EC/MCは電気的に非伝導性で、磁気的には伝導性であることを意味し、そしてEX/MNは電気的には伝導性または非伝導性のいずれかであり、磁気的には非伝導性であることを表す。

    【0014】EC/MN材料からなる第1接触要素12
    2は、基板の前縁部113近くの第1のポール/シールド層121の前方部上に形成される。 第1接触要素12
    2は、例えば銅、金、銀、およびこれらの金属の合金からなるグループから選定したEC/MN材料の一つまたは同EC/MN材料の任意の組合せにより構成することができる。 第1接触要素122のZ軸方向の好ましい厚さは100Å(0.01μm)から2000Å(0.2
    μm)の範囲にあり、そして、さらに好ましい厚さは3
    00Å(0.03μm)から1500Å(0.15μ
    m)の範囲にある。 GMR要素123は、第1接触要素122の上に形成される。 GMR要素123は、例えばコバルトおよび銅のような磁気的に伝導性および非伝導性である材料からなる厚さ約20Å(0.002μm)
    の複数層の超薄形層を交互に付着させて形成することができる。 GMR要素123のZ軸方向の全体の厚さは好ましくは60Å(0.006μm)から1000Å
    (0.1μm)の範囲であり、そしてさらに好ましい厚さは100Å(0.01μm)から500Å(0.05
    μm)の範囲である。

    【0015】GMR要素123の電気抵抗が、時間的に変化する磁束に晒されたときに変動することは、一般に知られていることである。 誘導形トランスジューサとは違って、磁気抵抗トランスジューサ(MRトランスジューサ)は、磁束遷移の変化の速さよりもむしろ磁束遷移の大きさに対して感応し易い。 このことは、例えばディスクの速度には非感応性であるといったような、誘導形トランスデューサに勝る利点を磁気抵抗要素(MR要素)に提供する。

    【0016】第1接触要素122の材料と同じか、または同第1接触要素122の材料と等価なEC/MN材料からなる第2の接触要素124は、GMR要素123上に形成される。 この第2接触要素124のZ軸方向の厚さは、第1接触要素122の厚さとほぼ同じである。 第1のポール/シールド層121の材料と同じか、または同第1のポール/シールド層121の材料と等価なEC
    /MC材料からなる第2のポール/シールド層126
    は、第2接触要素124上に形成されると共に、+X方向に延びて第1のポール/シールド層121との間に後方ギャップ130を形成する。 第2のポール/シールド層126のZ軸方向の厚さは、第1のポール/シールド層121の厚さにほぼ等しいかまたはそれよりも厚くなっている。

    【0017】後方ギャップ130には、Al 2 O 3酸化アルミニウム)、SiN (窒化珪素)、またはハード焼付(h
    ard-baked)型レジストのような電気的に非伝導性の材料が充填される。 第1のポール/シールド層121の上面と、第2のポール/シールド層126の底面との間の前縁部113における間隔は、前方書込みギャップ(図2
    のG)を規定する。 前方書込みギャップGの寸法は、第1接触要素122、GMR要素123、および第2接触要素124の各々のZ軸方向の厚さを組み合せたものによって決定される。 後方ギャップ130のZ軸方向の寸法は、前方書込みギャップより大きくなってはならず、
    かつ、第1のポール/シールド層121および第2のポール/シールド層126間の電気的絶縁性が保証される限りにおいて、できるだけ小さい寸法であるのが好ましい。

    【0018】次に、図2を参照する。 この図2は、Y−
    Z面31から見た磁気ヘッド構造100に関連する部分の前方から見た正面図である。 なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこととする。 第1のポール/シールド層12
    1から第2のポール/シールド層126までに含まれる要素121〜126はI字状ビーム(梁)のプロフィールを有しているのが好ましい。 このI字状ビームのプロフィールのY軸方向の幅は、要素(第1のポール/シールド層)121の上方部分、要素(第1接触要素、GM
    R要素および第2接触要素)122から124、および要素(第2のポール/シールド層)126の下方部分によって規定され、その幅は0.1μmから0.2μmの範囲にあるのが好ましい。 要素121の上部分と要素1
    26によってそれぞれ決定されるI字状ビームの底部キャップおよび上部キャップは、1.5乃至10倍だけ他の部分よりも広くなっているのが好ましい。

    【0019】図2の第2のポール/シールド層126の下方部分のZ軸方向の高さはGの1乃至10倍であるのが好ましく、Gの3約倍であるのがさらに好ましい。 同様に、要素(第1のポール/シールド層)121の上方部分、すなわち、茎部を形成する部分のZ軸方向高さは、Gの1乃至10倍であるのが好ましく、Gの約3倍であるのがさらに好ましい。

    【0020】詳細には図示されていないが、Al 2 O 3 、ハード焼付型レジスト、またはSiN のような材料を単独で、あるいは複数用いて構成したEN/MN充填・平坦化構造により、基板の上表面111から少なくとも第2
    のポール/シールド層126の底部に至るまでの範囲にわたってI字状ビームのプロフィールが覆われる。 さらに、もし望ましければ、第2のポール/シールド層12
    6を不活性化EN/MN材料によって覆うことができる。

    【0021】ここで、再び図1を参照する。 要素122
    から124のX軸方向の長さは、50μmから200μ
    mであるのが好ましく、さらに100μmから150μ
    mの範囲にあるのが好ましい。 図1からわかるように、
    第1および第2のポール/シールド層121、126
    は、サンドイッチ状の要素122から124の部分を超えてX軸方向に延在している。

    【0022】参照番号141から144で示される伝導性の巻線部材を有するプレーナ形コイル(Planar coil、
    またはフラットコイルともいう)140は、後方ギャップの周囲に形成されるが、EN/MN充填・平坦化構造によって第1および第2のポール/シールド層121、
    126からは絶縁される。 書込み回路150は、プレーナ形コイル140の対向端(例えば、上記プレーナ形コイルを上から見たときに同コイルが螺旋形である場合、
    巻線部材141と143)に結線される。 そして、上記書込み回路150は、書込みモードの動作中、後方ギャップ130の前方側に位置する巻線部材141、142
    を介して電流I Wを第1方向(+Y)に流すと共に、後方ギャップ130の後方側に位置する巻線部材143、
    144を介して電流I Wを第2方向(−Y)に流し、前方ギャップ(前方書込みギャップ)および後方ギャップを通して磁束の流れを誘導する。 書込み動作中、前方ギャップを横切る磁束の流れの変化は、磁性媒体50の磁束領域(すなわち、磁化領域)51に対し異なった磁気配向を生じさせる。

    【0023】読出し回路160は、第1および第2のポール/シールド層121、126の対向する後端部に接続される。 そして、上記読出し回路160は、読出しモードの動作中、サンドイッチ状の要素122から124
    までを介してZ軸方向に感知電流I Rを流す。 I R中の読出し−感知電流は、GMR要素(GMR素子)123
    を通して同GMR素子の面に垂直に流れるので、CIP
    動作に基づいて設計されたこれまでのものに付随していた問題、すなわち、面内エレクトロマイグレーション(I
    n-the-plane Electromigration) に関する問題や、磁気バイアス磁界に関する問題を解消することができる。

    【0024】電気的に非伝導性である磁気バイアス要素180は、第1接触要素122、GMR要素123、および第2接触要素124の組合せ体の背後に位置している。 また一方で、この磁気バイアス要素180は、第1
    および第2のポール/シールド層121、126の間に挟まれるようにして配置される。 磁気バイアス要素18
    0は、実質的にX軸方向(+Xまたは−X)に延びる磁気バイアス磁界をGMR要素123内に形成する。

    【0025】図3の拡大された側面図において、参照番号161はバイアスマグネット等の磁気バイアス要素1
    80によるバイアス磁化磁界を示す矢印であって、丸で囲んだX記号162は、バイアスマグネットの傾きによって誘導される磁界の磁力線(図4中にの矢印162によって示す)の端を示す。 底部の第1のポール/シールド層121や、GMR要素や、上部の第2のポール/シールド層126を流れる感知電流は、矢印163によって示されている。 上部の第2のポール/シールド層12
    6と、第2接触要素である導電体124とを取り除いた状態を示す図4の上面図は、本発明による磁気バイアス磁界の傾きを矢印161により示す。 この矢印161
    は、図4の平面に関して傾けられ、そのX−Y平面の成分は参照番号162aおよび162bによって示されている。

    【0026】上方に延びるバイアス磁界の垂直成分16
    2a(図3)は、矢印163によって示される感知電流によって形成される円形磁界を低減するかまたは除去する効果を有している。 磁気バイアス磁界161のY軸方向成分162aは、マグネット近傍で強められると共に、感知電流による磁界を消去する。 GMR要素123
    の他の側では、磁界162aはより小さくなり、感知電流による磁界に加えられる。 この結果、全体的な効果として、磁気バイアス磁界のY軸方向成分の傾きによって感知電流の正味の部分が消去される。

    【0027】図5は、本発明を適用しない場合の感知電流の振幅の変化に対するGMRヘッドの応答の様子を示すグラフである。 図5に図示のグラフは、感知電流の振幅の変化が、平面に直交する電流モード(Current-perp
    endicular-to-the-plane Mode )、すなわち、CPPモードで動作するGMRトランスデューサの出力に与える影響を示す。 0から4ミリアンペア(mA)の振幅の範囲の感知電流に関していえば、GMR出力信号は、遷移励起強さ(Transition Excitation Strength)が−0.
    5memu/cm 2から+0.2memu/cm 2まで完全に線形である。 しかし、感知電流の振幅が4mA以上になると、5mAおよび10mAのグラフが示すようにGMR出力信号は非線形となり、感知電流として上記の値を使用することは不適当である。

    【0028】この非直線性こそ、本発明に従って、図4
    に示すようにバイアスマグネット手段(例えば、バイアスマグネットである磁気バイアス要素180)による磁界に傾斜、すなわち、角度を与えることによって消去されるものである。 傾斜した磁気バイアス磁界の垂直成分は、感知電流によって生ずる磁界のバイアス磁界への影響を減少させると共に、感知電流の広範な値に対して、
    GMRトランスデューサの応答に対し線形性を付与する。 それゆえに、傾斜した磁気バイアス磁界を使用しない場合に比べて、1.2倍から4倍の振幅を有する感知電流の使用が可能になる。 図5の例では、形状寸法が1
    /2μm×1/4μmであり、浮上量が250Å以下(H≦250Å)である読出し要素の場合、GMR出力応答の線形動作を保証するための遷移励起強さの好ましい範囲は、−0.3memu/cm 2から+0.3me
    mu/cm 2である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の磁気ヘッドの一実施例によるバイアス磁界付与形GMR磁気ヘッドの構造を示す側面断面図である。

    【図2】図1に図示のバイアス磁界付与形GMR磁気ヘッドの構造の正面断面図である。

    【図3】新規なGMRヘッド構造の一部の拡大し、かつ、その内部の磁界方向を示す側面断面図である。

    【図4】本発明の実施例により構成されるGMRヘッド構造の一部を拡大し、かつ、バイアス磁界の傾きを示す平面断面図である。

    【図5】本発明を適用しない場合の感知電流の振幅の変化に対するGMRヘッドの応答の様子を示すグラフである。

    【符号の説明】

    50…磁気媒体 52…第1の遷移領域 53…第2の遷移領域 100…磁気ヘッド 111…基板 121…第1のポール/シールド層 122…第1接触要素 123…GMR要素 124…第2接触要素 126…第2のポール/シールド層 140…プレーナ形コイル 150…書込み回路 160…読出し回路 180…磁気バイアス要素

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