首页 / 专利库 / 变压器和转换设备 / 传感器 / 传感器 / 环境传感器 / Electric load limiter for electric automobile

Electric load limiter for electric automobile

阅读:716发布:2022-04-06

专利汇可以提供Electric load limiter for electric automobile专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To control the operation of electric automobile to travel over a desired distance with minimum necessary load limitation. CONSTITUTION:Electric load 1 of an electric automobile is detected through a load condition detector 2 and a power supply 3 is detected through a residual capacity detector 4. Furthermore, an environment sensor 7 detects the environment of the electric automobile and an ALU 5 determines load control data based on thus detected data and a controller 6 controls the electric load 1 according to thus determined data. On the other hand, control state is displayed on a display 8.,下面是Electric load limiter for electric automobile专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】電気自動車において、 走行手段と、 該走行手段を駆動するバッテリーと、 該バッテリーの放電深度を検出するバッテリー状態検出手段と、 予定走行距離を入力する予定走行距離入力手段と、 前記バッテリー状態検出手段によるバッテリーの放電深度と、前記予定走行距離入力手段により入力された予定走行距離と、自動車の周囲環境データとを入力し、走行条件判定演算を行う演算装置と、 その判定結果に基づいて車両の電気負荷制御を行う負荷制御手段と、 を有することを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 【請求項2】請求項1記載の装置において、電気自動車の走行開始時に予定走行距離入力手段により予定走行距離が入力されない状態で走行した時、バッテリーの放電深度に対応して、電気負荷制御を行うことを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 【請求項3】請求項1記載の装置において、電気負荷制御は、バッテリーの放電深度に対応して段階的に制御することを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 【請求項4】請求項1記載の装置において、電気負荷制御は、バッテリーの放電深度に対応して段階的に制御して予定走行距離に達しない時、充電指示をすることを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 【請求項5】請求項1記載の装置において、電気負荷制御は、バッテリーが満充電の時にバッテリーの放電深度に対応して段階的に制御して予定走行距離に達しない時、予定走行距離の修正指示をすることを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の装置において、電気負荷制御は、負荷制御状態によりドライバに指示を与えることを特徴とする電気自動車の電気負荷制限装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の電気負荷制限装置に関し、特に希望到達距離に対するバッテリーの放電深度との関係で電装品等の電気負荷を制限することを可能とする電気自動車の電気負荷制限装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】電気自動車において、従来から開発されているバッテリーでは、走行距離を延ばすために大きなバッテリーを積載しなければならないため、バッテリー重量が増大する。

    【0003】しかしながら、少ない電気エネルギで所望の距離を走行しようとする電気自動車では、バッテリーも軽量であることが望ましい。 この場合、必然的にバッテリーの容量が制限されてしまうのが実状である。 そのため、一回の充電で走行距離を少しでも延ばすために車載電装負荷を自動的に制限する技術が必要である。

    【0004】最近の自動車は、電装品の種類並びに数が増大し、バッテリーの負荷が大となっているため、それを制限する技術が種々開発されている。 以下に示す従来例は電気自動車に関するものではないが、例えば、実公昭56−30524号公報には、バッテリー電圧が低下した時にファンモータの電流を減少させるもの、実公昭57−53702号公報には、バッテリー電圧が規定値以上低下した場合に、バッテリーに直結された負荷を切断するためにヒューズを溶断させるようにしたもの、また、特開昭62−241733号公報には、バッテリーが過放電状態の場合は負荷を遮断するようにしたものが開示されている。 さらに、特開昭63−255152号公報には、バッテリー電圧が低下した時に一部の電気負荷に対する給電を遮断するようにしたもの、一方、特開昭63−284052号公報には、バッテリー電圧が一定値以上低下した時に負荷に対する給電を遮断するとともに、警報を発するようにした技術が、さらにまた、実開昭63−61360号公報には、エンジンの動作状態により供給電圧を変えるようにしたものが開示されている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの従来技術では、いずれも、ある一定の制限モードでしか負荷の制限がなされていないため、電気自動車にこのような技術を適用しても、ドライバが希望する到達地点まで走行距離を延ばすことができるとは限らず、また、
    時によっては必要以上に負荷を制限し、それによって本来の機能が達成されなくなり、ドライバが希望するような走行状態が得られないという不都合が存在する。

    【0006】本発明は、ドライバが希望の到達距離を入することにより、この走行距離を走行するため、必要最小限の適切な負荷の制限を、自動車の使用環境に応じて自動演算し実行する電気自動車の電気負荷制限装置を提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するために、本発明は、電気自動車において、走行手段と、該走行手段を駆動するバッテリーと、該バッテリーの放電深度を検出するバッテリー状態検出手段と、予定走行距離を入力する予定走行距離入力手段と、前記バッテリー状態検出手段によるバッテリーの放電深度と、前記予定走行距離入力手段により入力された予定走行距離と、自動車の周囲環境データとを入力し、走行条件判定演算を行う演算装置と、その判定結果に基づいて車両の電気負荷制御を行う負荷制御手段と、を有することを特徴とする。

    【0008】

    【作用】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置では、ドライバが希望到達距離を入力することにより、この距離の走行を実現するための必要最小限の適切な負荷制限を、その時のバッテリーの残存容量と自動車の使用環境に応じて自動演算するようにしたので、精度の高い消費エネルギ予測ができ、希望走行距離の走行が可能か否かの判定が行え、適切な指示をドライバに与えることができる。

    【0009】

    【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10を参照して説明する。

    【0010】図1は、本発明の実施例の構成を示すブロック図である。

    【0011】本実施例の装置は、電気的負荷1と、負荷状態検出装置2と、電源3と、残存容量検出装置4と、
    演算装置5と、負荷制御装置6と、使用環境センサ7
    と、表示装置8とから構成される。 負荷状態検出装置2
    は、電気自動車に搭載された電気的負荷である各種電装品の状態を検出した検出信号Wを演算装置5に供給し、
    残存容量検出装置4は、バッテリーからなる電源3の残存容量を検出して、その検出信号Wを演算装置5に供給する。 さらに、演算装置5には、電気自動車の使用環境に応じた各種センサからの検出信号(例えば、自動車の使用環境である自動車の周囲の明るさ、温度、湿度、風速、天候等のセンサ出力)も入力される。

    【0012】演算装置5は、このような検出信号Wを受け、信号処理することにより、負荷制御装置6に対して制御信号Pを供給し、負荷制御装置6で電気的負荷1を制御する。 また、電気的負荷1の駆動制限状況を運転者等に知らせるために、負荷制御装置6から出力される負荷制御信号Pに応じて表示装置8でその状態を表示する。

    【0013】電気自動車においては、電気的負荷1を構成する各種の電装品の重要性に応じて各々の駆動順位が予め定められる。

    【0014】電装品は、例えば、A、B、C、Dの4グループに分類される。 Aグループは、安全上、法規上等の理由から負荷制限の対象にできないグループであり、
    Bグループは、負荷制限の対象となるグループで、制限量が調整できるグループである。 また、Cグループは、
    電源3の残存容量や負荷の状態のみならず、電気自動車の使用環境(天候、昼夜等)に応じて、不必要な時に当該負荷を使用しないように制御するグループであり、例えば、トンネル通過後のライトの消し忘れの時に自動消灯したり信号待ちで車が停止した時にワイパーを間欠作動したりする。 Dグループは、負荷制御の対象になるグループで、制限量が調整できないものを対象としたグループである。 Dグループは大きくとに分かれ、のグループに属する電装品はに属する電装品よりもその負荷制御条件がゆるやかである。 換言すれば、に属する電装品はに属する電装品よりも先に、またはよりゆるやかな条件で制限を受ける。

    【0015】以下に、各グループに属するものの例を挙げる。 Aグループ(制限不可)ハザード、パワーブレーキ、ストップライト、ターンライト、ポジションライト、モータコントローラ、バックライト、回生エネルギシステム、ライセンスライト、ホーン、メーター類、ウインドウォッシャ、ラジオ、時計Bグループ(性能制限)ブロアモータ、ヒータ熱線、コンデンサファン、エアコ<br>ンCグループ(負荷節約)ヘッドライト、テールライト、ライセンスライト、フォグライト、ワイパー、リアデフロスタDグループ(制限可能)インテリアライト、リモコンミラー、オートアンテナ、パワードアロック マップライト、ヒーテッドミラー、カーテシーライト、トランクライト、パワーシート、キーライト、サンルーフ、グローブボックスライト、シガーライター ここで、従来のエンジンを積載したオートマティック車(AT車)と電気自動車(E車)の操作の違いについて簡単に説明する。

    【0016】AT車は、先ず、シフトレバーをパーキングポジションにし、イグニッションキー(エンジンキー)をONすることによりエンジンをかけ、次いでブレーキペダルを踏みながらシフトレバーを操作し、アクセルペダルを踏むことにより走行する。 なお、シフトレバーロックキーを設けた自動車の場合には、自動車に乗ってからシフトレバーを操作するまでの任意の時間にそれを解除すればよい。

    【0017】E車は、シフトレバーロック解除を行った上でシフトレバーをパーキングポジションに保持し、エンジンキー(電源スイッチ)をONする。 次いでブレーキペダルを踏みながらシフトレバーを操作した後、アクセルペダルを踏むことにより走行する。 このように、A
    T車も、E車も操作上本質的な差はないが、AT車では、エンジンをONしてシフトレバーを操作した時点で車に動力が伝わるが、E車においては、シフトレバーを操作しても、アクセルペダルを踏まなければ走行用モータに電力が供給されることはない。 従って、E車は、アクセルペダルを踏まない限り、エンジンが動作しない。

    【0018】次に、上記実施例の動作状態を図2乃至図4に示すフローチャートに基づいて説明する。

    【0019】ステップS1において、E車は停止して走行待機状態にある。 この時、電源スイッチSW1がOF
    Fの状態では、E車の運行に必要なデータを記憶しておく部分にのみ電源を供給しておく。 この時、車速を変更するシフトレバーは動かすことができない状態にある。
    すなわち、シフトロックキーはロックした状態である。

    【0020】ステップS2において、電源スイッチSW
    1がONされると、自動車制御回路に電源が供給される他は、従来の自動車のイグニッションキーをONした状態と同じになる。

    【0021】電源スイッチSW1がONされると、ステップS3でバッテリーが満充電のときからどの程度放電しているかを表すバッテリーの放電深度Yを演算する。
    このバッテリーの放電深度Yの演算は電源スイッチSW
    1がONされている間は一定時間間隔で常に演算を繰り返す。

    【0022】そのバッテリーの放電深度YをステップS
    4で判定し、それが80%よりさらに放電している状態であれば、ステップS5で警告音を発するとともに警告ランプを点灯し、且つ「充電をして下さい」とのメッセージを行い、電源スイッチSW1をOFFし(ステップS6)、充電しない限りはその状態を維持する。

    【0023】放電深度が80%に満たない程度でバッテリーの残存容量が大であれば、ステップS7でフラグn
    を0にセットする。 n=0は、E車が走行開始前で停止状態にあることを示す。

    【0024】次いで、ステップS8でドライバがこれから走行する予定走行距離(L 0 )の入力指示を行う。 例えば、音声合成装置を用い、「予定走行距離を入力して下さい。」の如き指示を行う。

    【0025】予定走行距離(L 0 )が入力されると、これをステップS9で判定し、ステップS10、S11を通り(ステップS10、S11は、後述する)、ステップS12の走行条件判定演算サブルーチンで走行条件を選択する。

    【0026】走行条件判定演算サブルーチンでは、入力した予定走行距離によって、図5に示すエネルギ消費予測マップにより、 A:バッテリーの負荷を制限しないで到達できるゾーン B:バッテリーの負荷を制限することによって到達できるゾーン C:バッテリーに充電を行わないと到達できない充電必要ゾーン D:バッテリーを満充電しても到達不可能なゾーン の4つのゾーンのうち、どのゾーンに該当するかを判定する。

    【0027】この判定は、照度センサ、温度センサ、雨滴センサ等によって電装品の使用予測を立て、消費するエネルギの消費量を推定し、またテーブルに記憶された過去の走行データ(平均車速、車を走行させるために消費したエネルギ(電装品は除く)のテーブル)に基づいて総合的な消費予測マップを予め用意しておき、A、
    B、C、Dのどのゾーンに該当するかを選定することにより行う。 また、ドライバ個人の好みの車速データ等を記憶させておき、それを判定の条件として用いることにより、より正確な判定をすることができる。

    【0028】図5に示すエネルギ消費予測マップの関数f 1 (L)はバッテリーの放電深度がYのときに、負荷を制限しないで走行した場合のカーブであり、関数f
    2 (L)はバッテリーの放電深度がYのときに負荷を制限して走行した場合のカーブであり、関数f 3 (L)はバッテリーが満充電のときに負荷を制限して走行した場合のカーブである。 これらを式で表すと、

    【0029】

    【数1】

    【0030】である。

    【0031】 但し、E B :満充電のバッテリーエネルギ Eα(L):距離Lまでの累積走行消費エネルギ E P (L):距離Lまでの累積負荷消費エネルギ P 6 ×L/V:距離Lまでの負荷制限による節約エネルギ 上記[数1]に基づく消費予測マップから、予定走行距離(L 0 )を引数として、バッテリーの放電深度が80
    %のときに、どの関数が予定走行距離(L 0 )以下で、
    予定走行距離(L 0 )に近いかを図7のフローに基づきmの初期値を1としてf m (L 0 )を演算し、どのゾーンに該当するかを判定する。

    【0032】Aのゾーンに該当している場合、ステップS13でn=0か否かを判定し、n=0であれば、ステップS14でシフトロックを解除する旨の指示を与え、
    ステップS15でメインスイッチをONし、パネル内に「GO!」を青色で表示する(ステップS16)。 この「GO!」の表示でドライバはアクセルを踏み、E車は走行状態となる。 この走行状態で、エネルギ消費予測値と現在のエネルギ消費量との偏差ΔEを演算し(ステップS17)、この偏差ΔEと予め設定された規定偏差Δ
    0とを比較し(ステップS18)、ΔE<ΔE 0であれば、ステップS17へ戻り、偏差ΔEの演算を再び行う。

    【0033】前記ステップS13において、n=0でない場合、すなわち、E車が走行中である時、ステップS
    17にスキップしてエネルギ消費予測値と現在のエネルギ消費量との偏差ΔEを求める演算を行う。

    【0034】また、ステップS18における偏差ΔEと規定偏差ΔE 0との比較結果がΔE<ΔE 0でない場合は、ステップS19でフラグnに1を立て、ステップS
    10へ戻る。

    【0035】ステップS10では、入力した予定走行距離から実際の走行距離(L)を減算し、ステップS11
    では、実際の走行距離(L)が入力した予定走行距離(L 0 )に達したか否かを判定する。

    【0036】ステップS11で予定走行距離(L 0 )が0より大きい場合、すなわち、実際の走行距離(L)が予定走行距離(L 0 )に達していない場合には、ステップS12で、新たにバッテリー放電深度とエネルギ消費予測値マップと電装品の予想消費マップと平均車速を読み込み、これらを基に再度走行条件の判定を行う。

    【0037】入力された予定走行距離(L 0 )と放電深度f(L)とから判定されたゾーンが、図5に示すBのゾーンに該当したとすると、図3に示すステップS20
    で負荷制限量P iと制限を開始する放電深度Xとを演算し、ステップS21でパネル内に「GO!」を黄色で表示するとともに、「放電深度X%から点滅中の機能を制限することがあります。」とメッセージを流し、且つ制限対象の負荷を示すランプを点滅させる。

    【0038】次いで、ステップS22でn=0か否かを判定し、n=0であれば、ステップS23でシフトロック解除指示を与え、ステップS24ではメインスイッチをONし、E車はドライバの操作で走行を開始し、ステップS25でステップS17と同様に、エネルギ消費予測値と現在のエネルギ消費量との偏差ΔEを演算によって求め、この偏差ΔEと予め設定された規定偏差ΔE 0
    とを比較して(ステップS26)、ΔE<ΔE 0であれば、検出した放電深度f(L)と、設定された放電深度X%とを比較する(ステップS27)。 この比較結果がf(L)≧Xであれば、電気的負荷1の制限を開始し(ステップS28)、制限状態を表示して(ステップS
    29)、フラグnに1を立てる(ステップS19)。

    【0039】前記ステップS26において、ΔE<ΔE
    0でない場合は、E車が走行中であることを示すフラグnに1を立てる(ステップS19)。

    【0040】また、ステップS27において、f(L)
    ≧Xではない時、ステップS25に戻り、エネルギ消費予測値と現在のエネルギ消費量との偏差ΔEを求める演算を行う。

    【0041】一方、ステップS22において、n=0でない時、これは、E車が既に走行状態にあることを意味することから、ステップS25にスキップする。

    【0042】このBゾーンは、負荷の制限を、図6から明らかな通り、バッテリーの放電深度f(L)が70%
    になってから制限レベルを大なる方向にP 1からP 6まで(図8参照)切り替えることにより、予定走行距離(L 0 )まで到達可能なB 1ゾーン(第1次負荷制限ライン)と、最大制限レベルP 6で制限してもバッテリーの放電深度f(L)が70%からでは予定走行距離(L
    0 )に到達不可能なB 2ゾーン(第2次負荷制限ライン)に分けられる。 B 2ゾーンの場合には、予定走行距離(L 0 )に到達可能となるまで負荷の制限を開始するバッテリーの放電深度f(L)を70%より早める。

    【0043】ここで、図6において、第1次負荷制限ラインf' 1 (L)を求める式は、

    【0044】

    【数2】

    【0045】但し、i=1、2、3、4、5、6 L 1 =f' 1 (X 1 ) 上記[数2]にL 0を代入し、f' 1 (L 0 )≦80ならB1ゾーン、f' 1 (L 0 )>80ならB2ゾーンと判定し、f 1 '(L 0 )>80であれば、第2次負荷制限ラインf' 2 (L 0 )を求める。

    【0046】[数3]に第2次負荷制限ラインf'
    2 (L)を求める式を示す。

    【0047】

    【数3】

    【0048】上記[数3]にL 0を代入し、f'
    2 (L 0 )=80としてL 2について解くと、

    【0049】

    【数4】

    【0050】よって、X 2 =f' 1 (L 2 )よりX 2が求まる。 ここで、X 2はバッテリの負荷制限を開始するバッテリ放電深度を表す。

    【0051】これらの数式を求めるフローチャート、すなわち、ステップS20のサブルーチンとしては、図4
    に示すようになり、ステップS30でiを1にセットし、ステップS31で放電深度Xを70とする。 次いで、ステップS32でiを判定し、iが6以下であれば、ステップS33で上記[数2]を演算する。 ステップS34で第1次負荷制限f' 1 (L 0 )が80以上であれば、ステップS35でiに1を加え、ステップS32
    へ戻る。 第1次負荷制限f' 1 (L 0 )が80よりも小であれば、ステップS36で負荷制限量P iと制限を開始する放電深度Xを出力する。 iが6よりも大であれば、
    ステップS37で上記[数3]を演算する。 次いで、ステップS38でXを求め、ステップS36で負荷制限量P iと制限を開始する放電深度Xを出力し、ステップS
    21に移る。 なお、負荷の制限は、図1の負荷制御装置6に、そのデータを供給することにより実行される。

    【0052】図5に示すCゾーンに該当した場合は、バッテリーを充電しないと指示された予定走行距離(L 0 )を走ることができないので、ステップS39で必要充電時間を演算する。 バッテリーを充電する際、走行に必要な分だけ充電するか、満充電にするか、それともその中間にするかは任意に選択可能である。 例えば、
    図10に示すように、予定走行距離(L 0 )がCゾーンに該当する場合に、負荷制限をしてもよいからぎりぎりで到達できる分だけを充電しようとするならば、Y'まで充電すればよいし、負荷を制限しなくても予定走行距離(L 0 )を走れるようにするためには、Y”まで充電すればよい。ここでバッテリーの放電深度Y'およびY”とそこまで充電するための充電時間を求めると、
    Y'までの充電の場合には、

    【0053】

    【数5】

    【0054】但し、Kは充電電力 また、Y”まで充電の場合には、

    【0055】

    【数6】

    【0056】となる。

    【0057】そして、ステップS40でn=0か否かを判定して、n=0ならば走行前の状態なのでステップS
    41でシフトロックの解除を禁止する。 そして、ステップS42でドライバに「充電をして下さい。」というように、メッセージを流すとともにランプを点灯して知らせて、ステップS43の強制停止を実行し、終了する。

    【0058】ステップS40において、n=1ならば、
    走行中であるので、ステップS44で、ドライバに「バッテリーの残存容量が少なくなりました。お近くの充電ステーションにお寄り下さい。」等のメッセージを流す。 ステップS45において、バッテリーの放電深度Y
    が規定値Zよりも小であれば、ステップS44に戻り、
    ドライバに「バッテリーの残存容量が少なくなりました。お近くの充電ステーションにお寄り下さい。」等のメッセージを流し続ける。 放電深度Yが規定値Zよりも大であれば、車を停止するように呼びかける警報を再度出す。

    【0059】図5に示すDゾーンに該当したとすると、
    バッテリーが満充電状態でも予定走行距離(L 0 )を走ることができないので、ステップS47で警告を発するとともに、予定走行距離(L 0 )を訂正するための入力指示を行う(ステップS8)。 Dゾーンに該当する理由としては、E車の最大走行距離よりも大なる距離を入力した場合やバッテリーが劣化して最大走行距離が短くなった場合が想定される。 従って、予定走行距離(L 0
    を訂正するために、ステップS8に戻る。

    【0060】一方、予定走行距離(L 0 )を入力しないで走行する場合は、ステップS48でn=0か否かを判定し、n=0であれば、シフトロック解除ボタンが押されたか否かをステップS49で判定する。 そして、シフトロック解除ボタンが押されていれば、ステップS50
    でメインスイッチをONする。 その後、バッテリーの放電深度f(L)が70%以上か否かをステップS51で判断し、70%以上であればステップS52へ移行する。

    【0061】もし、これが70%以上でなければ、ステップS53へ移行し、nを1にセットし、ステップS8
    へ戻る。

    【0062】ステップS49でシフトロック解除ボタンが押されていない場合にも、同様にステップS8へ戻り、予定走行距離(L 0 )の入力を待つ。

    【0063】ステップS57とステップS54の説明は後にして、次に、予定走行距離(L 0 )を走行してしまった場合について説明する。

    【0064】ステップS11で予定走行距離(L 0 )が0以下になった場合には、ステップS55で予定走行距離(L 0 )だけ走行したことを告知し、あとどれ位走行するか入力するよう指示を行う。 この時、ステップS5
    6でnを2にセットする。 そして、ドライバの新たな予定走行距離(L 0 )の入力をステップS9で待つ。

    【0065】ステップS48でn=0でない時、ステップS57では、n=1なのか、n=2なのか、すなわち走行中であり、予定走行距離(L 0 )をクリアしたかどうかを判定する。 n=1、つまり予定走行距離(L 0
    をクリアしていない場合、ステップS51で放電深度Y
    が70%より小であれば、ステップS53でn=1としてステップS8に戻り、放電深度Yが70%より大であれば、ステップS52で規定の段階的制限ルールに基づいて負荷制限を行う。 ステップS58で制限内容のメッセージを出し、さらにステップS59で制限内容の表示をし、終了する。

    【0066】また、n=2で、すなわち予定走行距離(L 0 )をクリアしても走り続けている場合には、ステップS54で放電深度Yが70%より小であれば、ステップS55で「予定走行距離が終了しました。予定走行距離の追加を入力して下さい。」等のメッセージを出し、n=2とし(ステップS56)、ステップS9に戻り、ドライバの新たな入力を待つ。

    【0067】前記ステップS54で放電深度f(L)が70%より大であれば、ステップS51のY≧70のY
    ESと同様に、ステップS52以下の処理を実行する。

    【0068】また、メモリーに複数のドライバ別のマップを持たせることにより、メモリーにドライバの走り方の特長を加味させておき、現在運転中のドライバの判別機能を付加すれば、そのドライバに合わせた、さらに精度のよい消費エネルギ予測ができる。

    【0069】

    【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動車の走行条件により負荷を制限するようにしたので、自動車のスタート時に希望の走行距離を入力することによって、その距離の走行が可能か否かを使用環境に応じて精度よく判定できる。 また、希望の距離の走行が実現不可能な場合、予め適切な指示(充電が必要等)をドライバに与えることができる。 さらに、希望走行距離と自動車の使用環境に応じて負荷制限量をコントロールできるので、負荷制限制御の自由度が大きく、また過剰な負荷制限をすることがない。 さらにまた、予想エネルギ消費量と実際の消費量の差を常にフィードバックして監視しているために、精度のよい負荷制限が可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のブロック図である。

    【図2】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のフローチャートである。

    【図3】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のフローチャートである。

    【図4】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のフローチャートである。

    【図5】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のエネルギ消費予測マップである。

    【図6】図5において、負荷制限をした場合を示すエネルギ消費予測マップである。

    【図7】図3における走行条件判定演算サブルーチンを示すフローチャートである。

    【図8】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置の負荷制限レベルを示す図である。

    【図9】図3における負荷制限量P iと制限を開始する放電深度Xのサブルーチンを示すフローチャートである。

    【図10】本発明に係る電気自動車の電気負荷制限装置のエネルギ消費予測マップである。

    【符号の説明】

    1…電気的負荷 2…負荷状態検出装置 3…電源 4…残存容量検出装置 5…演算装置 6…負荷制御装置 7…使用環境センサ 8…表示装置

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈