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Light emitting/receiving unit and color estimating device

阅读:251发布:2024-01-13

专利汇可以提供Light emitting/receiving unit and color estimating device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a light emitting/receiving unit which is easy to reduce the size, can be manufactured at low cost, and can be used for estimating the color of an object accurately.SOLUTION: A light emitting/receiving unit 20 includes plural LEDs 21 for emitting light with mutually different wavelengths toward a color estimation object, and plural photo diodes 22 for receiving the light emitted from the plural LEDs 21 and reflected on the color estimation object. A substrate 23 of the light emitting/receiving unit 20 is mounted with the plural photo diodes 22 and also mounted with the plural LEDs 21 so that they have approximately the same positional relationship with respect to the plural photo diodes 22.,下面是Light emitting/receiving unit and color estimating device专利的具体信息内容。

  • 対象物に向けて互いに波長の異なる光を発する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子から発せられ前記対象物で反射される光を受ける少なくとも1つの受光素子と、
    前記少なくとも1つの受光素子が実装されるとともに、前記少なくとも1つの受光素子に対する位置関係が互いに略同じになるように前記複数の発光素子が実装される基板とを備えることを特徴とする受発光ユニット。
  • 前記少なくとも1つの受光素子として、1つの第1受光素子を備え、
    前記複数の発光素子が前記1つの第1受光素子を中心とする円周上に配置されることを特徴とする請求項1の受発光ユニット。
  • 少なくとも前記複数の発光素子を覆う透光性封止材料であり、前記複数の発光素子のそれぞれを覆う部分の断面が、前記1つの第1受光素子から遠い側より前記1つの第1受光素子に近い側が厚い1つ又は複数の楔形からなる透光性封止材料をさらに備えることを特徴とする請求項2の受発光ユニット。
  • 少なくとも前記複数の発光素子を覆う透光性封止材料であり、前記複数の発光素子のそれぞれを覆う部分の表面が、凸状に形成された透光性封止材料をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2の受発光ユニット。
  • 前記透光性封止材料が前記複数の発光素子とともに前記少なくとも1つの受光素子を一体で覆うことを特徴とする請求項3又は4の受発光ユニット。
  • 前記透光性封止材料にて前記少なくとも1つの受光素子のそれぞれを覆う部分の表面に、複数の凹部又は複数の凸部が形成されたことを特徴とする請求項5の受発光ユニット。
  • 前記少なくとも1つの受光素子として、複数の第2受光素子を備え、
    前記複数の発光素子が所定の円周上にて互いに略等間隔に配置され、前記複数の第2受光素子が前記所定の円周と同心円周上にて互いに略等間隔に配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれかの受発光ユニット。
  • 前記少なくとも1つの受光素子と前記複数の発光素子との周りを一体で囲む反射体をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかの受発光ユニット。
  • 請求項1から8のいずれかの受発光ユニットと、
    前記複数の発光素子のそれぞれを所定の時間ずつ順次点灯させ、前記複数の発光素子のそれぞれの点灯時における前記少なくとも1つの受光素子の受光量に基づき、前記対象物の色を推定する色推定部とを備えることを特徴とする色推定装置。
  • 说明书全文

    本発明は、受発光ユニット及び色推定装置に関するものである。 本発明は、特に、発光ダイオード(LED;Light・Emitting・Diode)を用いた物体色推定用受発光ユニット、及び、それを用いて物体の色状態を推定する装置に関するものである。

    これまで、物体の色状態を推定するための装置が数多く提案されており、LEDを用いたものも少なくない。 例えば、特許文献1に記載の装置は、物質の変位及び色調や濃淡等の特性を検出し、測定する光センサであり、受発光一体の反射型構造を有するものである。 この装置では、受光素子の受光面中央に貫通穴が設けられ、この穴に導光体又は遮光筒を通す構造がとられている。 そして、発光素子からの光を点光源で測定対象物に当て、反射光を受光素子面で受けられるように照射光と受光素子の光軸を一致させる構成がとられている。

    特許文献2では、カラー画像読み取り方式が提案されており、そのセンサ部を、3種光色の原稿照明用LED光源と、その反射光をロッドレンズアレイ等を介して受光する複数受光素子をもつイメージセンサとで構成する例が示されている。

    特開2004−61482号公報

    特開平9−289563号公報

    特許文献1の装置では、発光素子と、発光素子を中心に配置するために中心部をくり抜いた受光素子とが同一基板上に実装されているが(例えば、特許文献1の図6参照)、素子自体の加工や遮光壁の配設等が必要であり、製造が容易ではなく低コストでは実現しにくいという課題がある。 また、どの色相で色調変化が生じているか把握できないという課題がある(例えば、特許文献1では、発光素子の発光波長や受光素子の受光波長に関して何ら触れられていない)。

    特許文献2の方式では、砲弾型LEDやロッドレンズといった部品が用いられているが、物体からの反射光測定の際にLED自体が光の妨げとなって効果的な測定をすることが難しいという課題がある。 また、そのためにLED設置距離やロッドレンズの直径をある程度大きくとることが必要となるが、装置の受発光部が大型化するという課題が生じる。

    本発明は、例えば、小型化が容易で、低コストに製造でき、精度よく対象物の色を推定するために使用可能な受発光ユニットを提供することを目的とする。

    本発明の一の態様に係る受発光ユニットは、
    対象物に向けて互いに波長の異なる光を発する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子から発せられ前記対象物で反射される光を受ける少なくとも1つの受光素子と、
    前記少なくとも1つの受光素子が実装されるとともに、前記少なくとも1つの受光素子に対する位置関係が互いに略同じになるように前記複数の発光素子が実装される基板とを備える。

    本発明の一の態様では、受発光ユニットの基板に、少なくとも1つの受光素子が実装されるとともに、上記少なくとも1つの受光素子に対する位置関係が互いに略同じになるように、発光波長の異なる複数の発光素子が実装される。 このため、本発明の一の態様によれば、小型化が容易で、低コストに製造でき、精度よく対象物の色を推定するために使用可能な受発光ユニットを提供することが可能となる。

    実施の形態1に係る色推定装置の構成を示すブロック図。

    実施の形態1に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態1に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態1の変形例に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態1に係る色推定装置の色推定部による発光素子の発光制御を示すタイミングチャート。

    実施の形態1に係る色推定装置の受発光ユニットの発光素子及び受光素子の受発光スペクトルを示すグラフ。

    実施の形態1に係る色推定装置の色推定部による受光素子の受光量の解析結果を示すグラフ。

    実施の形態2に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態2に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態2の変形例に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態3に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態4に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態4の変形例に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態5に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態5に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態5の変形例に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態6に係る色推定装置の受発光ユニットの上面図。

    実施の形態6に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    実施の形態7に係る色推定装置の受発光ユニットの断面図。

    以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。 なお、各実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。

    実施の形態1.
    図1は、本実施の形態に係る色推定装置10の構成を示すブロック図である。

    図1において、色推定装置10は、色推定部11と受発光ユニット20とを備える。 受発光ユニット20は、複数のLED21と複数のフォトダイオード22とを備える。

    複数のLED21は、複数の発光素子の例であり、色推定の対象物に向けて互いに波長の異なる光を発する。 なお、複数のLED21の一部又は全部を、有機EL(エレクトロルミネッセンス)等、他の種類の発光素子に置き換えても構わない。

    複数のフォトダイオード22は、複数の受光素子の例であり、複数のLED21から発せられ色推定の対象物で反射される光を受ける。 なお、複数のフォトダイオード22の一部又は全部を、他の種類の受光素子に置き換えても構わない。

    色推定部11は、複数のLED21のそれぞれを所定の時間ずつ順次点灯させる。 色推定部11は、1つのLED21を点灯させる度に、複数のフォトダイオード22の受光量を内蔵メモリ(図示していない)に記録する。 そして、色推定部11は、複数のLED21のそれぞれの点灯時における複数のフォトダイオード22の受光量を内蔵メモリから読み出し、読み出した受光量に基づき、対象物の色を推定する。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図2は、受発光ユニット20の上面図である。 図3は、受発光ユニット20の断面図(図2のA−A断面図)である。

    図2及び図3に示す例において、受発光ユニット20は、複数のLED21と複数のフォトダイオード22とのほか、基板23と透光性樹脂24とを備える。

    基板23には、複数のフォトダイオード22として4個のフォトダイオード22p,22q,22r,22xが実装されるとともに、複数のLED21として3個のLED21a,21b,21cが実装されている。

    透光性樹脂24は、透光性封止材料の例であり、LED21a,21b,21cとともにフォトダイオード22p,22q,22r,22xを一体で覆っている。

    3個のLED21a,21b,21cは、1個のフォトダイオード22x(第1受光素子の例)を中心とする円周31(所定の円周の例)上に配置されている。 このため、LED21a,21b,21cのいずれからも、フォトダイオード22xまでの距離(円周31の半径に相当)が略等しくなっている。 即ち、LED21a,21b,21cは、フォトダイオード22xに対する位置関係が互いに略同じになっている。

    また、3個のLED21a,21b,21cは、円周31上にて互いに略等間隔に配置されている。 そして、3個のフォトダイオード22p,22q,22r(第2受光素子の例)は、1個のフォトダイオード22xを中心とする円周32(即ち、円周31と同心円周)上にて互いに略等間隔に配置されている。 例えば、LED21aからみて第1方向にフォトダイオード22p、第2方向にフォトダイオード22q、第3方向にフォトダイオード22rがあるとする。 このとき、LED21bからみて第1方向にはフォトダイオード22q、第2方向にはフォトダイオード22r、第3方向にはフォトダイオード22pがある。 同様に、LED21cからみて第1方向にはフォトダイオード22r、第2方向にはフォトダイオード22p、第3方向にはフォトダイオード22qがある。 そして、LED21a,21b,21cのいずれからも、第1方向にあるフォトダイオード22までの距離が略等しくなっている。 同様に、LED21a,21b,21cのいずれからも、第2方向にあるフォトダイオード22までの距離が略等しくなっている。 同様に、LED21a,21b,21cのいずれからも、第3方向にあるフォトダイオード22までの距離が略等しくなっている。 即ち、LED21a,21b,21cは、フォトダイオード22p,22q,22rに対する位置関係が互いに略同じになっている。

    上記のように、本例では、3個のLED21a,21b,21cが、4個のフォトダイオード22p,22q,22r,22xに対する位置関係が互いに略同じになるように、基板23に実装されている。 このため、LED21a,21b,21cのそれぞれの点灯時におけるフォトダイオード22p,22q,22r,22x全体の受光量の違いを評価する際に、LED21とフォトダイオード22との相対的な位置関係の違いを考慮する必要がなくなる。 したがって、本例によれば、色推定部11が精度よく対象物の色を推定することができる。

    また、本例では、LED21aがフォトダイオード22xからみて円周31上の0°の位置にあるとすると、LED21bが円周31上の120°の位置、LED21cが円周31上の240°の位置にある。 また、フォトダイオード22pが円周32上の60°の位置、フォトダイオード22qが円周32上の180°の位置、フォトダイオード22rが円周32上の300°の位置にある。 即ち、受発光素子(LED21及びフォトダイオード22)が基板23上で円周方向に分散するように配置されている。 さらに、本例では、LED21a,21b,21cが配置される円周31より外側の円周32上に、フォトダイオード22p,22q,22rが配置されている。 即ち、受発光素子が基板23上で半径方向にも分散するように配置されている。 このように、受発光素子を偏りなく一様に配置することで、受発光ユニット20の小型化が容易となり、また、受発光ユニット20を低コストに製造することが可能となる。

    ここで、変形例を図4(図2と同様に受発光ユニット20を上方からみた図)に示す。 この変形例において、基板23には、複数のフォトダイオード22として5個のフォトダイオード22p,22q,22r,22s,22xが実装されるとともに、複数のLED21として4個のLED21a,21b,21c,21dが実装されている。

    このように、LED21の数は、3個に限らず、任意の数とすることができる。 同様に、フォトダイオード22の数は、4個に限らず、任意の数とすることができる。 第1受光素子に相当するフォトダイオード22(図2ではフォトダイオード22x)の数と第2受光素子に相当するフォトダイオード22(図2ではフォトダイオード22p,22q,22r)の数とのいずれか一方は、0個であってもよい。 即ち、受発光ユニット20が第1受光素子と第2受光素子のいずれか一方のみを備えるようにしてもよい。 また、第2受光素子に相当するフォトダイオード22の数は、LED21の数と同じでなくてもよい。 例えば、LED21の数のm倍(mは2以上の整数)のフォトダイオード22が円周32上に配置されてもよい。

    また、第2受光素子に相当するフォトダイオード22が配置される円周32は、LED21が配置される円周31と同一であってもよいし、LED21が配置される円周31より内側の同心円周であってもよいし、LED21が配置される円周31より内側及び/又は外側の複数の同心円周であってもよい。 即ち、第2受光素子は、LED21が配置される円周31上に配置されてもよいし、LED21が配置される円周31の内側に配置されてもよいし、複数の円周上に配置されてもよい。

    以下、本実施の形態について、さらに詳述する。

    本実施の形態において、受発光ユニット20は、発光素子を、異なる色光(あるいは波長)を発する複数種LEDのチップとし、受光素子を、例えばシリコンフォトダイオードチップとし、これらの受発光素子を同一の基板23上に実装(配置)したものである。 図2及び図3に示した例では、中心をフォトダイオード22xとして、ある半径の円周31(内円周)上に色光の異なる3個のLED21a,21b,21cを等距離間隔で配置している。 さらに、その円の外側のより半径の大きい円周32(外円周)上に、LED21と同数の3個のフォトダイオード22p,22q,22rを配置している。 また、外円周のフォトダイオード22は、内円周に位置する2つのLED21の中間位置と中央のフォトダイオード22xとを結ぶ直線上に配置している。

    また、図4に示した例は、図2及び図3に示した例と同じ配置条件でLED21の個数を4個とした場合のものである。 中心にフォトダイオード22xを配置し、その周囲の内円周上に異なる波長の光を発する4個のLED21a,21b,21c,21dを、LED21間の距離を等しくして配置している。 さらに、その外円周にチップ間の距離を等しくしてフォトダイオード22p,22q,22r,22sを配置している。

    LED21の光色(あるいは発光波長)の種類については、色推定装置10の主目的が色状態推定であるため、基本的には可視波長域(380〜780nm(ナノメートル))に発光波長ピークを有するものを複数選定する。 例えば、図2及び図3に示した例では青、緑、赤色に発光する3種のLED21、図4に示した例では青、緑、橙、赤色に発光する4種のLED21とし、推定目的に応じてピーク波長や半値幅等の具体的仕様を定める。 推定目的が測定対象の劣化状態、鮮度、あるいは、腐食状態の把握のような場合には、対象物の特質次第では紫外、近紫外、あるいは、赤外波長の光を発するLED21を加えてもよい。

    基板23は、ガラスエポキシ、セラミック、あるいは、金属等を基材とするものである。 簡略化のため、図示しないが、基板23上には、各素子への通電を可能とする導電パタン、各素子を実装する実装パッドを形成し、実装パッドに各素子をダイボンド材やはんだ等を用いて実装し、各素子がフェースアップタイプであればワイヤボンド等を行う。 また、基板23の表面には、各受発光素子への外部からの通電(電流制御)を可能とする電極端子を設け(これも図示していない)、受発光ユニット20が色推定装置10の光センサ部として機能するように構成する。

    さらに、図2及び図3に示した例では、受発光素子を、保護と発光及び受光効率の向上を目的として透光性樹脂24で封止する。 図3は、図2の一点鎖線Aで切った受発光ユニット20の断面構造例を示したものである。 この例では、個々の素子を個別に封止するのではなく、受発光素子の実装領域全体を透光性樹脂24で一体的に覆っているため、製造が簡単になる。 ここで、透光性樹脂24の材料としては、主としてエポキシ、シリコーン等の熱硬化性材料を用いるが、低融点ガラスのようなものを用いてもよい。 各LED21から発せられた光(図3の細実線矢印)は測定対象の表面で反射し、その反射光の一部(図3の点線矢印)は受光素子で検出される。

    以上説明したような構成で、共通の基板23上で各素子の実装密度をできるだけ高くすることにより、図2に示した例では、1つのLED21の周りに3個のフォトダイオード22が所定の条件で隣接した状態で、受発光素子の実装領域を極小面積化できる。 例えば、各受発光素子を表面が□0.3mm(ミリメートル)程度(一辺が約0.3mmの正方形)のもので構成したとすれば、受発光ユニット20の外円周半径は余裕を持って3mm程度に抑えることができる(素子面積や実装密度次第ではさらに小径化もできる)。 また、受発光素子を実装する基板23を共通の一枚基板で構成しているため、基板23を含めて3mm程度の薄形化もでき、かなりコンパクトなユニットを得ることができる。

    したがって、上記配置条件から測定対象の表面状態が良好ではなくても(平坦でなく粗度が高くても)、外円周のフォトダイオード22は隣の2つのLED21と同じ間隔を空けて配置されているため、両方のLED21の光を略同じ受光条件で測定することが可能であり、物体面での反射光をいずれかのフォトダイオード22で検出する確率を極めて高くすることができる。 さらに、受発光領域を狭めたことで、受発光ユニット20を測定対象面に近づけるとともに被照明領域も狭めることができ、特に照明用集光レンズを備えない構成であっても測定対象面の略同じ領域での複数色のLED21に対する反射状態を把握することができ、安価なユニットを構成できる。

    受発光ユニット20を用いた色推定装置10では、同時に2つ以上のLED21が発光することのないように、各LED21の発光制御を行い、その光の物体表面での反射光量(各色相における反射光量)を基に、色状態の変化を推定する。 色推定のための各LED21の照明光の反射光量情報としては、推定目的に依存するが、各フォトダイオード22の受光量の平均を参照するようにしてもよいし、受光量を最大とするフォトダイオード22の値を参照するようにしてもよい。 上記のような構成によりコンパクトで安価な色推定用の受発光ユニット20を用いた色推定装置10を得ることができる。

    以下では、受発光ユニット20を用いた色推定装置10の機能について説明する。

    図5は、色推定部11によるLED21の発光制御を示すタイミングチャートである。 図6は、受発光ユニット20のLED21及びフォトダイオード22の受発光スペクトルを示すグラフである。 図7は、色推定部11によるフォトダイオード22の受光量の解析結果を示すグラフである。

    図5に示すように、色推定部11は、受発光ユニット20の各LED21を、複数のLED21の発光が重ならないように順番に、各フォトダイオード22がしっかり反射光を安定的に受光できる時間幅で点灯させる。 図6に示すように、各LED21は、異なる波長(例えば、青、緑、黄、赤)の光を発する。 各フォトダイオード22は、個々の発光波長のLED21が照射した光の反射光を受光する。 その際、物体表面が平坦ではなく乱反射光が多い場合等でも、一定条件で規則的に配置された複数のフォトダイオード22により反射光を検出するため、色推定部11は、推定目的に応じて、受光量の平均化処理をし、あるいは、受光量が最大となるフォトダイオード22の数値を参照して、それぞれのLED21の色光に対する対象物の反射光に関する情報を内部の情報記憶領域(メモリ)に格納する。

    図7に示すように、色推定部11は、各LED21の光に対して記憶した反射光に関する情報を基に、反射光の特性を波長軸で解析する。 例えば、色推定部11は、各波長に対する初期反射光強度からの、一定時間を経た時点での反射光強度の変化を分析する。 そして、色推定部11は、各波長での変化量(相対比)等に基づき、例えば物体の赤み(長波長)の鮮やかさが欠けているといった判定をすることができる。

    なお、フォトダイオード22の表面には、標準比視感度の特性を模擬したフィルタを装着してもよい。 この場合は、各波長域のLED21に対して、人間の波長に対する明るさ感度を考慮しての相対的受光が可能となり、色推定部11は、より実際の色状態の変化に近い色変化を推定することができる。

    また、標準反射板(対象物質の表面特性に合わせた拡散性、鏡面性のあるもの)で予め波長に対する各色の受光量を検出しておけば、色推定部11は、対象物体表面の反射量検出後にその相対変化をみることで、物体の絶対的な色状態を推定することも可能である。

    このように、本実施の形態によれば、コンパクトで安価な受発光ユニット20を用いた、シンプルな構成の色推定装置10により物体の表面色状態を推定することができる。 色推定装置10の用途は限定されるものではないが、例えば対象として試験片、紙面、食物、生体等の色推定を行うことができ、対象物の劣化や腐食等を検出することができる。 また、特に受発光ユニット20がコンパクトであることから、例えば色推定装置10自体を必要に応じ、湿気や霜に対する防護を行い、冷蔵冷凍庫等、他の機能製品に組み込んで使用することもできる。

    以上説明したように、本実施の形態では、色推定用受発光ユニットが、同一基板上に発光波長の異なる複数のLEDと複数の受光素子を有し、ある受光素子を中心とするある半径の円上に互いに等距離で個々のLEDを配置し、受発光素子全体を一体の透光性封止材料で被覆するように構成されている。 そのため、安価でコンパクトな色推定用受発光ユニットを提供することができる。 また、色推定装置が、このユニットの各LEDを順番にある時間点灯させ、複数の受光素子の平均受光量等を基に対象物の色を推定する色推定部を有するように構成されている。 そのため、用途に応じて精度の高い色推定が行える。

    実施の形態2.
    本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。

    実施の形態1では、受発光ユニット20の透光性樹脂24の表面全体が平坦であるが、本実施の形態では、透光性樹脂24において複数のLED21のそれぞれを覆う部分の表面が凸状に形成される。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図8は、受発光ユニット20の上面図である。 図9は、受発光ユニット20の断面図(図8のA−A断面図)である。

    図8及び図9に示す例では、3個のLED21a,21b,21cの上部において、透光性樹脂24が凸部25を形成している。 即ち、透光性樹脂24の表面のうち、LED21a,21b,21cの上部の封止形状を凸状にしている。 その他の構成については、図2及び図3に示した例と同様である。

    図3のように透光性樹脂24の表面を平坦にしてフォトダイオード22及びLED21を封止した場合、特にLED21から斜め上方や側方に放射された光が、透光性樹脂24の平坦な面で反射され(図3の太実線矢印で示した光線)、外部取り出し効率が低下する。 そのため、図9のように少なくともLED21の上部を凸形状となるように封止することで、透光性樹脂24の界面反射による光損失が低減され、放射状に透光性樹脂24の外部へ放射される光(図9の実線矢印)が増加するので、測定対象物の表面を明るく照らすことができる。 そして、必然的にその反射光も増加し、フォトダイオード22が効率よく受光することができる。

    このように、本例によれば、外部レンズを用いなくても、透光性樹脂24の形状によりLED21の外部照射効率を高めることができる。

    なお、上記のように凸形状(あるいは後述する微細凹凸形状)を持つように一体封止する方法としては、例えば樹脂転写型や金型を準備しておき、その型の窪みに透光性樹脂24を注入した状態で基板23の被モールド部を配置し、熱硬化させるといった方法をとることができる。

    ここで、変形例を図10(図9と同様に図8のA−A断面図)に示す。 この変形例では、図10に示すように、まずLED21上に凸部25が形成されるように透光性樹脂24でモールド成型する。 その後、凸部25以外の主にフォトダイオード22が配置される領域に透光性樹脂24を注入し、熱硬化させるといった方法をとる。 この方法は、設備上(製造工程上)、前述したような一体封止する方法がとれない場合に有効である。

    実施の形態3.
    本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。

    実施の形態2では、複数のLED21のそれぞれに対して個別に透光性樹脂24の凸部25が形成されるが、本実施の形態では、複数のLED21の全てを覆う凸部25が一体成形される。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図11は、受発光ユニット20の上面図である。

    図11に示す例では、3個のLED21a,21b,21cの配置領域全体をリング状の凸部25が覆っている。 その他の構成については、図8に示した例と同様である。

    本例においても、透光性樹脂24の形状によりLED21の外部照射効率を高めることができる。

    実施の形態4.
    本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。

    実施の形態2では、受発光ユニット20の透光性樹脂24において、複数のLED21のそれぞれを覆う部分の断面が湾曲状(略半楕円状)に形成されるが、本実施の形態では、複数のLED21のそれぞれを覆う部分の断面が、第1受光素子から遠い側より第1受光素子に近い側が厚い1つ又は複数の楔形からなる。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図12は、受発光ユニット20の断面図である。

    図12に示す例では、LED21aの上部において、透光性樹脂24が断面楔形の凸部25を形成している。 図示していないが、他のLED21b,21cについても同様である。 即ち、透光性樹脂24の表面のうち、LED21a,21b,21cの上部の封止形状を凸状、かつ、ユニット中心側で厚みのある楔形状にしている。 その他の構成については、図8及び図9に示した例と同様である。

    上記のように、本例では、凸部25の表面を平坦化し、その平坦部の高さがユニット中心側から外側にかけて低くなるように傾斜をもたせている(断面としては楔形である)。 樹脂屈折率は空気屈折率より高いため、このような形状でモールドすることで、受発光ユニット20の中央(フォトダイオード22x)の上側に向けてLED21の放射光線を制御し、対象物体に照射できる。 このため、中央に配置したフォトダイオード22xでの受光比率を高めることができる。 さらに、本例においても、発光色(波長)の異なるLED21a,21b,21cがフォトダイオード22xを中心とする同心円周上に配置されるため、全てのLED21の光色に対し、同様の効果が得られ、測定対象物体の表面に色むらがあったとしても略同じ領域を照射することができ、より確度の高い色状態推定を行うことができる。

    本例では、特に中心の受光素子(フォトダイオード22x)に反射光が集まりやすくなるため、中心の受光素子の表面(受光)面積を他の受光素子(フォトダイオード22p,22q,22r)より大きいものとすることで、受発光ユニット20の受光効率(感度)を効果的に高めることができる。

    ここで、変形例を図13に示す。 この変形例では、図13に示すように、凸部25を、その平坦部の高さがユニット中心側から外側にかけて低くなる楔形を複数連ねた形状としている。 この変形例においても、中央に配置したフォトダイオード22xでの受光比率を高めることができる。

    実施の形態5.
    本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。

    実施の形態2では、受発光ユニット20の透光性樹脂24において、複数のフォトダイオード22のそれぞれを覆う部分の表面が平坦であるが、本実施の形態では、複数のフォトダイオード22のそれぞれを覆う部分の表面に、複数の凹部又は複数の凸部が形成される。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図14は、受発光ユニット20の上面図である。 図15は、受発光ユニット20の断面図(図14のA−A断面図)である。

    図14及び図15に示す例では、4個のフォトダイオード22p,22q,22r,22xの上部において、透光性樹脂24が微細凹凸部26を形成している。 即ち、透光性樹脂24の表面のうち、フォトダイオード22p,22q,22r,22xの上部に微細凹凸が形成されている。 その他の構成については、図8及び図9に示した例と同様である。

    本例では、透光性樹脂24において、フォトダイオード22の配置領域に対応する部分に、微細凹凸部26として、円錐状の突起を連続して配置している。 対象物からの反射光は、透光性樹脂24の微細凹凸部26がある部分では、微細凹凸部26の隣り合う円錐状の突起の間で多重反射を繰返しながら入射するため、フォトダイオード22に集光しやすくなる。 このため、物体からの反射光の受光効率を高めることができる。

    ここで、変形例を図16に示す。 この変形例では、図16に示すように、透光性樹脂24において、フォトダイオード22の配置領域に対応する部分に、微細凹凸部26として、パラボラ状の凹部を連続して配置している。 パラボラ状の凹部では、単なる平坦面よりも光の屈折作用でフォトダイオード22に集光しやすくなる。 このため、物体からの反射光の受光効率を高めることができる。

    なお、微細凹凸部26を設ける領域は、フォトダイオード22の配置領域に対応する部分だけでなく、LED21の配置領域に対応する部分以外の領域全体としてもよい。 このような場合でも、特に受光の際、物体表面の反射光が透光性樹脂24の表面で正反射する比率を抑え、フォトダイオード22に入射する割合を高めることができる。 そのため、受光効率が向上する。 ここで、反射光は、物体の表面状態により広範囲に散乱し、ある方向に強く広がる可能性がある。 その際、本例のように、フォトダイオード22を一定条件で規則的に配置することで、微細凹凸部26を設ける領域の有無や広さに関係なく、また、隣接する2つのLED21との距離に依存した受光強度の偏りがなく、対象物体の表面の乱反射光を受光しやすくなるため、受光感度が良好なユニットを得ることができる。

    実施の形態6.
    本実施の形態について、主に実施の形態5との差異を説明する。

    実施の形態5では、受発光ユニット20がフォトダイオード22を複数備えるが、本実施の形態では、受発光ユニット20がフォトダイオード22を1個だけ備える。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図17は、受発光ユニット20の上面図である。 図18は、受発光ユニット20の断面図(図17のA−A断面図)である。

    図17及び図18に示す例では、受発光ユニット20の基板23に、1個のフォトダイオード22xのみが実装されている。 そして、このフォトダイオード22xの上部において、透光性樹脂24が微細凹凸部26を形成している。 その他の構成については、図14及び図15に示した例と同様である。

    本例では、LED21a,21b,21cの上部において、透光性樹脂24が断面楔形の凸部25を形成しているため、前述したように、フォトダイオード22xの上側に向けてLED21a,21b,21cからの照射方向を制御することができる。 さらに、フォトダイオード22xの上部において、透光性樹脂24が微細凹凸部26を形成しているため、フォトダイオード22xに集光しやすくなる。 このため、対象物からの反射光の大半をフォトダイオード22xで検出することができる。 したがって、本例の構成の場合には、フォトダイオード22が複数ある場合と比べて、反射光の検出精度がやや低下するが、それでも十分な受発光機能を有する低コストの受発光ユニット20を得ることができる。

    実施の形態7.
    本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。

    本実施の形態では、受発光ユニット20が、さらに、フォトダイオード22とLED21との周りを一体で囲む反射体を備える。

    以下、受発光ユニット20の構成例を示す。

    図19は、受発光ユニット20の断面図である。

    図19に示す例では、受発光ユニット20が、フォトダイオード22とLED21とのの全体を覆う透光性樹脂24の周辺に、反射率の高い拡散性あるいは鏡面性のある反射体27を備える。 その他の構成については、図8及び図9に示した例と同様である。

    上記のような構成とすることにより、受発光ユニット20を物体に近づけて状態測定(色推定)を行う際には、ユニット外部へ放射される光をユニット側へ集めることができるため、ユニット受光効率を高めることができる。

    以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。 あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。 あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。 なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。

    10 色推定装置、11 色推定部、20 受発光ユニット、21,21a,21b,21c,21d LED、22,22p,22q,22r,22s,22x フォトダイオード、23 基板、24 透光性樹脂、25 凸部、26 微細凹凸部、27 反射体、31,32 円周。

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