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Master for thermal stencil printing and manufacturing method thereof

阅读:138发布:2024-01-13

专利汇可以提供Master for thermal stencil printing and manufacturing method thereof专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a master for thermal stencil printing and the manufacturing method of the same, obtained by applying a coating liquid for forming a porous resin film, whose principal body is the water-in-oil type emulsified liquid of a resin, on one side of a thermoplastic resin film, reduced in coating wrinkle and high in smoothness. SOLUTION: In the master for thermal stencil printing, which is constituted of at least the porous resin film formed by applying and drying a coating liquid for forming the porous resin film on one side of the thermoplastic resin film and the thermoplastic resin film, the transferring method from a time immediately after the applying to the time of a drying process is effected not only by the transferring through rolls but also effected by attaching a belt onto the rolls.,下面是Master for thermal stencil printing and manufacturing method thereof专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布、乾燥して形成された多孔性樹脂膜を有する少なくとも多孔性樹脂膜と熱可塑性樹脂フィルムで構成された感熱孔版印刷用マスターにおいて、塗布直後から乾燥工程までの搬送方法がロールのみの搬送ではなく、ロール上にベルトを取り付け行われたことを特徴とする感熱孔版印刷用マスター。
  • 【請求項2】 多孔性樹脂膜形成用塗布液が樹脂の油中水型乳濁液を主体としたものであることを特徴とする請求項1記載の感熱孔版印刷用マスター。
  • 【請求項3】 ロール上にベルトを取り付ける位置が、
    多孔性樹脂膜形成用塗布液の塗布直後から200mm以内であることを特徴とする請求項1又は2記載の感熱孔版印刷用マスター。
  • 【請求項4】 熱可塑性樹脂フィルムの自由表面側の面の平滑度が15000秒以上(王研式平滑度測定器による)であることを特徴とする請求項1又は2記載の感熱孔版印刷用マスター。
  • 【請求項5】 熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に樹脂の油中水型乳濁液を主体とした多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布、乾燥して多孔性樹脂膜を形成することからなる少なくとも多孔性樹脂膜と熱可塑性樹脂フィルムで構成された感熱孔版印刷用マスターの製造方法において、
    多孔性樹脂膜形成用塗布液を熱可塑性樹脂フィルムに塗布直後から乾燥工程までの搬送方法が、ロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送されることを特徴とする感熱孔版印刷用マスターの製造方法。
  • 【請求項6】 ロール上にベルトを取り付ける位置が、
    多孔性樹脂膜形成用塗布液の塗布直後から200mm以内であることを特徴とする請求項5記載の感熱孔版印刷用マスターの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法に関し、詳しくは、熱可塑性樹脂フィルム上に多孔性樹脂膜を形成した感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】いままで多くの塗布方式、塗布液が知られてきた。 それらは基本的に、フィルム、紙、金属薄板などの支持体上に所定量の塗布液を乗せ、平準化して乾燥するものであった。 熱可塑性フィルム上に乗る前の塗布液は分散、撹拌されて均一化されており、移動している熱可塑性フィルム上に乗れば塗布液は乾燥され多孔性樹脂膜が形成される。

    【0003】先に熱可塑性フィルムの一方の面に多孔性樹脂膜を設けた感熱孔版印刷用マスターが提案されている(特開平11−235885号公報)。 このとき使用された多孔性樹脂膜用塗布液は塗布液粘度が高く、液安定性が高い塗布液でこれであれば公知の塗布方法で問題はなかった。 しかし、最近のように多種、高度な機能の製品に対する要求が増大すると、それらを満足するさせるために意図的に分離、沈降、凝集などの発生しやすい粘度の低い不安定な液を塗布し、多孔性樹脂膜を設ける必要が生じてきた。

    【0004】従来は多孔性樹脂膜用塗布液を熱可塑性フィルムに塗布後、乾燥炉内にロールで搬送し、上方から熱風を吹かせ乾燥させていたが、粘度の低い不安定な塗布液を塗工しようとすると熱風によってロール間で熱可塑性フィルムが支持されていない部分のばたつきや、多孔性樹脂用塗布液の乾燥過程での収縮により多孔性樹脂膜にシワが発生したり、熱可塑性フィルムの自由表面側の面の平滑度が低下する問題がある。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来技術の問題点の解決し、塗工シワが少なく、平滑度の高い熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に樹脂の油中型乳濁液を主体とした多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布し得られた感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法を提供することをその課題とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布、乾燥して形成された多孔性樹脂膜を有する少なくとも多孔性樹脂膜と熱可塑性樹脂フィルムで構成された感熱孔版印刷用マスターにおいて、多孔性樹脂膜用塗布液を塗布し、塗布直後から乾燥工程例えば乾燥炉内までの搬送方法がロールのみで搬送され、上方から熱風により乾燥され形成した多孔性樹脂膜はロール間で熱可塑性フィルムが支持されていない部分の多孔性樹脂膜にシワが発生したり、
    熱可塑性樹脂フィルムの自由表面側の面の平滑度が低下するが、塗布直後から乾燥工程までの搬送方法がロールのみの搬送ではなく、ロール上にベルトを取り付け搬送されることによって乾燥することにより、平滑度の高い感熱後孔版刷用マスターが得られた。

    【0007】その理由は、従来のコーターでは多孔性樹脂膜用塗布液を塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみで搬送されて(図1)上方から熱風により乾燥され形成した多孔性樹脂膜はロール間で熱可塑性樹脂フィルムが支持されていない部分がばたつき多孔性樹脂膜にシワが発生したり、熱可塑性樹脂フィルムの自由表面側の面の平滑度が低下する。 また、感熱孔版印刷用マスターに塗工ジワが入ると製版時にシワの部分がサーマルヘッドとの接触が悪くなるため印刷白抜けの原因となるが、本発明では、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送されて(図2)上方から熱風により乾燥され形成した多孔性樹脂膜は熱可塑性樹脂フィルム全面がベルトにより支持されているため上方から熱風を吹きつけてもばたつきが少ないため、多孔性樹脂膜のシワが少なく、熱可塑性フィルムの自由表面側の面の平滑度が高くできることが可能である。

    【0008】すなわち、本発明の第1は、熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布、乾燥して形成された多孔性樹脂膜を有する少なくとも多孔性樹脂膜と熱可塑性樹脂フィルムで構成された感熱孔版印刷用マスターにおいて、塗布直後から乾燥工程までの搬送方法がロールのみの搬送ではなく、ロール上にベルトを取り付け行われたことを特徴とする感熱孔版印刷用マスターにある。

    【0009】本発明で使用される多孔性樹脂膜形成用塗布液としては、樹脂の油中水型乳濁液、特にポリウレタン系樹脂の油中水型乳濁液が好ましい。 すなわち、本発明の第2は、多孔性樹脂膜形成用塗布液が樹脂の油中水型乳濁液を主体としたものであることを特徴とする前記第1の感熱孔版印刷用マスターにある。

    【0010】多孔性樹脂膜形成用塗布液の塗布後はできるだけ早く熱可塑性樹脂フィルムを支持することが必要である為、塗布後からベルトまでの距離を200mm以内にしないとその部分でシワが発生する。 シワが少なく平滑度が高ければ良好に穿孔が行われ、この穿孔の品質がよくかつ均一である。 この感熱孔版印刷用マスターにより良質で鮮明な画像が得られる。 すなわち、本発明の第3は、ロール上にベルトを取り付ける位置が、多孔性樹脂膜形成用塗布液の塗布直後から200mm以内であることを特徴とする前記第1又は2の感熱孔版印刷用マスターにある。

    【0011】本発明は前記のような構成としたことから塗工時のシワが少なく、熱可塑性樹脂フィルムの自由表面側の面の平滑度が15000秒以上(王研式平滑度測定器による)の感熱孔版印刷用マスターを得ることができる。 すなわち、本発明の第4は、熱可塑性樹脂フィルムの自由表面側の面の平滑度が15000秒以上(王研式平滑度測定器による)であることを特徴とする前記第1〜2の感熱孔版印刷用マスターにある。

    【0012】本発明の第5は、熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に樹脂の油中水型乳濁液を主体とした多孔性樹脂膜形成用塗布液を塗布、乾燥して多孔性樹脂膜を形成することからなる少なくとも多孔性樹脂膜と熱可塑性樹脂フィルムで構成された感熱孔版印刷用マスターの製造方法において、多孔性樹脂膜形成用塗布液を熱可塑性樹脂フィルムに塗布直後から乾燥工程までの搬送方法がロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送されることを特徴とする感熱孔版印刷用マスターの製造方法にある。

    【0013】本発明の第6は、ロール上にベルトを取り付ける位置が、多孔性樹脂膜形成用塗布液の塗布直後から200mm以内であることを特徴とする前記第5の感熱孔版印刷用マスターの製造方法にある。

    【0014】

    【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態に基づき、更に具体的に説明する。 本発明の感熱孔版印刷用マスターは、熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に樹脂を主体とした多孔性樹脂膜を有することを特徴とするものである。 本発明で使用されるW/Oエマルジョン樹脂としては、各種ポリマーのW/Oエマルジョンが使用できるが、アクリル系ポリマー、エステル系ポリマー、
    ウレタン系ポリマー、ポリビニルブチラール系ポリマー、オレフィン系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、エポキシ系ポリマー、アミド系ポリマー、スチレン系ポリマー及びこれらの変性物、共重合体のW/Oエマルジョンが好ましく使用出来る。 中でも、ウレタン系ポリマー及びポリビニルブチラール系ポリマーのW/Oエマルジョンが特に好ましい。 すなわち、樹脂としてはポリウレタン系及びポリビニルブチラール系ポリマーが好ましく、それらのなかでも特に、ポリウレタン系樹脂の油中水型乳濁液から形成した多孔性樹脂膜が好ましく、
    またポリビニルブチラール樹脂の乳化剤添加による油中水型乳濁液から形成した多孔性樹脂膜が好ましい。

    【0015】本発明で使用されるポリウレタン系樹脂の油中水型乳濁液の1例としては、有機溶媒中に含有させたポリウレタン系樹脂(A)、活性水素含有多官能性化合物と有機ポリイソシアネートを反応して得られる不溶性の微粒子(B)、この(A)(B)の混合物からなるポリウレタン系分散体(C)を油中水型に乳化して得られるものがある。 ポリウレタン系分散体(C)中に含有する微粒子(B)は、官能基1個あたりの分子量が50
    以下の活性水素含有多官能性化合物と有機ポリイソシアネートを反応させて得られる微粒子であり、ポリウレタン系樹脂(A)の有機溶剤溶液には溶解しない。

    【0016】本発明で使用されるポリウレタン系樹脂(A)それ自体は、従来公知の製造方法により、ポリオール、有機ポリイソシアネート及び鎖伸長剤を反応させて容易に得る事が出来る。 ポリオールとしては、末端基が水酸基であり分子量が300〜4000のポリエチレンアジペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチレンブチレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンセパケート、ポリブチレンセパケート、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ−ε−カプロラクトンジオール、カーボネートポリオール、ポリプロピレングリコール等、及び上記ポリオール中に適当量のポリオキシエチレン鎖を含有するものが挙げられる。 これらのポリオールの中でも比較的硬い皮膜が得られるカーボネートポリオール等が好適である。

    【0017】有機ポリイソシアネートとしては、4,4
    −ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水添MDI、イソホロンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−
    トリレンジイソシアネート、1,5−ナフタリンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、P−フェニレンジイソシアネート、あるいはこれらの有機イソシアネートと低分子量ポリオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなるように反応させたウレタンプレポリマー等も使用できる。

    【0018】鎖伸長剤としては、エチレングリコール、
    プロピレングリコール、ジエチレングリコール、1,4
    −ブタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミド、トリメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、イソホロンジアアミン、m−キシリレンジアミン、ヒドラジン等がある。

    【0019】ポリウレタン系樹脂(A)の合成に使用される有機溶剤としては、後に油中水型に乳化するために水とある程度相互溶解性のある有機溶剤中で合成することが有利である。 このような有機溶剤としては、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等が使用できる。
    これらの有機溶媒中で水との相互溶解に限界の無いもの、あるいは溶解しないものは疎水性溶媒、あるいは親水性溶媒と混合して使用することが出来る。 また、これらの有機溶剤は、沸点が120℃以下の乾燥速度の速いものが好ましい。

    【0020】微粒子(B)は、官能基1個あたりの分子量が50以下の活性水素含有多官能性化合物と、前記有機ポリイソシアネートとを任意の比率、好ましくは両者が当量に近い割合で混合し、0〜150℃の温度で2〜
    15時間反応させることにより得られる。 官能基1個あたりの分子量が50以下の活性水素含有多官能性化合物としては、前記鎖伸調剤のほか、次の活性水素含有多官能性化合物も使用できる。 モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラメチレンテトラミン、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリストールが有用である。

    【0021】ポリウレタン系分散体(C)は、活性水素含有多官能性化合物と、有機ポリイソシアネートを反応させて得られた微粒子(B)をポリウレタン系樹脂溶液(A)に添加しても良いが、好ましくはポリウレタン系樹脂溶液(A)中で活性水素含有多官能性化合物と、有機ポリイソシアネートを反応させて微粒子を生成させた方が工程的に有利であり好ましい。 微粒子(B)の粒子径は特に限定されないが、0.1〜5μmが好ましい。
    また、微粒子(B)の含有量は、樹脂分としてポリウレタン系樹脂100重量部あたり微粒子30〜300重量部が好ましい。

    【0022】ポリウレタン系樹脂分散体(C)からポリウレタン系樹脂の油中水型乳濁液を調製するには、前記ポリウレタン系樹脂分散体(C)に、必要に応じて油中水型乳化剤を添加し、強に撹拌しつつ、樹脂固形分1
    00重量部当たり約50〜800重量部の水を添加することにより得られる。 乳化剤としては、従来公知の油中水型乳化剤が使用できるが、分子中にポリオキシエチレン鎖を有するポリウレタン系界面活性剤が好ましい。 油中水型乳化剤の添加量は、ポリウレタン系樹脂溶液固形分100重量部当たり1〜10重量部の割合で使用するのが好ましい。 ポリウレタン系樹脂分散体(C)、及びポリウレタン系樹脂の油中水型乳濁液は、前記した方法で容易に製造できるが、ハイムレン(商品名)として大日精化工業(株)からも入手可能である。

    【0023】多孔性樹脂膜を形成する樹脂は、基本的には、溶媒・非溶媒・乳化剤の組み合わせにより、いずれの熱可塑性樹脂も使用できるが、特に前記したポリウレタンの他に、ポリビニルブチラール(PVB)が優れた多孔性樹脂膜を形成することが見出された。 本PVBは次の構造式を示し、ビニル結合の骨格にアセチル基、ブチラール基、ヒドロキシル基を含み、重合度、これらラジカル基の含有率の割合により、粘度、耐熱性、溶媒への溶解性などが大きく変わってくる。 それ故、アセチル基、ブチル基、ヒドロキシル基の含有率組成と溶媒と非溶媒との適切な組み合わせを適宜選択する。

    【0024】

    【化1】

    【0025】油中水型乳濁液は、親油性の強いHLB
    (Hydrophile-Lipophile Balance)が4〜8の乳化剤が有効であるが、水層にもHLBが8〜20の親水性乳化剤を使うと、より安定で均一な油中水型乳濁液が得られる。 また、高分子乳化剤の使用も、また、より安定で均一な油中水型乳濁液を得る方法の一つである。 また、高分子化合物と低分子乳化剤の併用も、両者の性質を同時に発揮させることができ、安定な乳濁液を調製するのに有効である。

    【0026】代表的乳化剤を以下に列記する。 低分子乳化剤として、一般に知られている非イオン系では、ポリオキシエチレン及びその誘導体、ソルビタン誘導体、エーテル変性シリコーンオイル、アニオン系では、スルホネート型、サルホネート型、ホスフェート型乳化剤などである。 また、高分子乳化剤として、部分鹸化ポリビニルアルコール、アルキルハライド4級化ポリビニルピリジン、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸メチル、アルブミン、スチレン・アクリル酸共重合、エチレン・アクリル酸共重合体、スチレン・マレイン酸共重合体、カルボキシル基含有スチレン・マレイン酸エステル共重合体、メチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ(CMC)などである。

    【0027】本発明に記載の乳化剤は、低分子乳化剤、
    及び高分子乳化剤共に有効である。 これらの乳化剤の使用は、溶媒・非溶媒の一方に、又は両方に異なる乳化剤を溶解して利用される。 乳化剤の決定に際して溶媒・非溶媒の組み合わせに適した乳化剤を、溶解性、HLB
    (親水親油バランス)などを考慮して実験的に選定する。

    【0028】なお、本発明においては、多孔性樹脂膜形成用塗布液に顔料のようなフィラーを添加させることによりインキの通りがさらに良くなり、もって印刷濃度が高くなる。 またカールも少なくなる。 更に、多孔性樹脂膜形成用塗布液には、必要に応じて架橋剤、帯電防止剤、スティック防止剤、湿潤剤、防腐剤、消泡剤などを添加することができる。

    【0029】本発明の感熱孔版印刷用マスターは、熱可塑性フィルムと多孔性樹脂膜を有し、孔としては多孔性樹脂膜の表面における、真円換算時の直径が5μm以上である孔の開口面積の合計が全表面積中に占める割合(以下面積率と表示)は、4〜80%であることが好ましい。 4%未満の場合には、サーマルヘッドによる穿孔やインキの通過が阻害されやすくなる。 一方80%超過の場合は、インキの通過が多くなり裏汚れやにじみが発生する。 多孔性樹脂の付着量は、2〜30g/m が好ましく、より好ましくは5〜15g/m である。 30
    g/m 超過ではインキの通過を妨げて画質を悪くし、
    2g/m 未満では感熱孔版印刷用原紙の曲げ剛度が低くなり、印刷機内での搬送が困難になる。

    【0030】また、多孔性樹脂膜のインキ転写量抑制効果は膜が厚いほど大きく、印刷時の紙へのインキ転写量は多孔性樹脂膜の厚みによって調節できる。 多孔性樹脂膜の密度は、通常0.1〜1g/cm で、望ましくは0.3〜0.7g/cm である。 密度が0.1g/c
    未満だと膜の強度が不足し、所望のコシが得られにくく、また膜自体も壊れやすい。 1g/cm を超えるとインキ通過性が悪くなる。

    【0031】本発明における多孔性樹脂膜は、従来の感熱孔版印刷用マスター(特開平3−240596号公報)に見られるようなインクジェットに用いられる粘度の極めて低いインキを使用する多孔性支持体とは全く異なる構造を有するものである。 多孔性樹脂膜は、インキの通過性の点から多孔性膜内において厚さ方向に貫通構造であるものが望ましい。

    【0032】本発明の多孔性樹脂膜を有する感熱孔版印刷用マスターは、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、樹脂の油中水型乳濁液に更に有機溶剤及び水を加え、適宜な粘度に調整した塗布液を、塗布し塗布面を乾燥、必要により、もう一方の面にシリコーン等のスティック防止層を設けることにより得られる。 また、多孔性樹脂膜は、
    必要により他の架橋剤、顔料、帯電防止剤、消泡剤等を添加することも出来る。 なお、この場合使用されるスティック防止剤としては、従来の感熱孔版印刷用マスターで一般に使用されているシリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、リン酸エステル系界面活性剤などが使用できる。

    【0033】本発明に使用されるフィルムは従来、感熱孔版印刷用原紙に用いられているものが使用できるが、
    融解エネルギーが3〜11ca1/gのポリエステルフィルム(特開昭62−149496号公報)、結晶化度が30%以下のポリエステルフィルム(特開昭62−2
    82983号公報)、ブチレンテレフタレート単位を5
    0mol%以上含むポリエステルフィルム(特開平2−
    158391号公報)等の低エネルギーで穿孔可能なポリエステルフィルムが好ましい。 フィルムの厚さは0.
    5〜5μm、好ましくは1.0〜3.5μmである。
    0.5μm未満では薄すぎて樹脂の塗布が困難であり、
    5μmを超えるとサーマルヘッドでの穿孔が困難となる。

    【0034】本発明において感熱孔版印刷用原紙は、感熱孔版印刷用マスターの熱可塑性樹脂フィルム面がベタ画像穿孔され、穿孔面積がベタ画像に対して40%以上であるとき、通気度が1.0〜157cm /cm
    秒、望ましくは10〜80cm /cm ・秒の範囲である。 通気度が1.0cm /cm ・秒に満たない場合には印刷濃度が低く、十分な印刷濃度を得るために低粘度インキを用いれば、画像のにじみや印刷中に印刷ドラムの側部や巻装されているマスターの後端から印刷インキがしみ出す現象が発する。 一方、通気度が157c
    /cm ・秒を超えた場合は印刷濃度が高くなりすぎ、裏汚れやにじみ等が発生する。 すなわち、通気性は小さすぎても大きすぎても良好な印刷品質は得られない。

    【0035】本発明における通気度は、次のようにして測定される。 得られた感熱孔版マスターのフィルム面をサーマルヘッド搭載孔版印刷機[プリポートVT382
    0(株)リコー製]で10cm×10cmのベタチャートを用いて穿孔し製版する。 このサンプルをperme
    ameter(通気度試験機、東洋精機製作所製)で通気度を測定する。 なお、通気性の測定を多孔性樹脂膜単体で行わないのは、薄すぎて多孔性樹脂膜をピーリングできず、単体にできないためである。

    【0036】なお、ここでいう穿孔面積率とは、感熱孔版印刷用マスターがサーマルヘッド、レーザー、フラッシュランプなどによりベタの製版を施されたときの感熱孔版印刷用マスターのフィルム面での貫通孔の合計面積が、ベタ部の全面積に占める割合のことである。 穿孔面積の測定は、次の要領で行う。 穿孔面を光学顕微鏡で1
    00倍の拡大写真を撮影し、ついで複写機[(株)リコー製イマジオMF530]で200倍に拡大コピーする。 この拡大コピーにOHPフィルムを重ね開口部をマーキングする。 マーキングしたOHPフィルムをスキャナー(300DPI・256階調)にて読み取り、“A
    dobe Photoshop 2.5J”(Adobe Sy
    stem Incorporated製)で画像処理して2値化する。 次いで、画像解析ソフト“NIHimage”にてマーキングした穿孔部の面積を測定し、面積率を算出する。

    【0037】次に、感熱孔版印刷用原紙の製造法につき説明する。 基本成分は、多孔性樹脂膜を形成する熱可塑性樹脂と該樹脂の溶媒、乳化剤、及び非溶媒より構成される。 溶媒、非溶媒は、両者を混合したとき完全に2層に分離する関係にある。 例えばMEKと水、酢酸エチルと水、トルエンと水などである。

    【0038】本発明で使用されるベルトの材質は乾燥炉内にある為、熱変形が少なく、耐溶剤性で柔軟性のあるテフロン(登録商標)を使用している。 ベルト表面の摩擦係数はある程度高いほうが好ましい。 変形を極力防ぐためにガラス繊維が内添されている。 また、ベルトの搬送経路にRを付けておくとより幅方向に熱可塑性樹脂フィルムにテンションがかかる為熱可塑性樹脂フィルムのばたつきや樹脂の収縮が低減される。 ベルトの搬送経路にRをつけた場合、その部分のロールをつつみ状にすることによりさらに幅方向にテンションをかけることができる。

    【0039】塗布液の作成につき記述する。 多孔性樹脂膜を形成する、例えばPVBを撹拌しながら溶媒に溶解し、又は乳化剤を含む溶媒に溶解する。 フィラーを添加する場合は、ボールミル、サンドミル、超音波分散機などの分散手段により均一な分散液を作成する。 該PVB
    溶解液を撹拌しながら非溶媒又は乳化剤を含む非溶媒を滴下状に一定量添加して、粒径の揃った乳化状塗布液を作成する。 本乳化は、乳化剤を使っているために比較的小さいエネルギーで行うことができる。 乳化手段として、通常の撹拌分散機で均一な乳化液ができるのが特徴である。 例えば少量的には、マグネチックスターラー、
    中規模的にはホモミキサー、大規模的にはプロペラ式撹拌機などが用いられる。

    【0040】塗布液の塗布手段として、ブレードコーター、ワイヤバーコーター、リバースロールコーター、グラビアロールコーター、ダイコーターなどを用いて熱可塑性フィルムに均一に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法をロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送し、乾燥炉内では上方から熱風などの手段で乾燥する。 低沸点系溶媒を用いた塗布液の場合は、できるだけ密封系で塗布することが好ましく、ダイコーターなどが最適である。 塗布の一連の流れをコーター概略図(図3)に従って説明する。 巻き出しロール1
    から熱可塑性樹脂フィルムが繰り出され塗工部2で塗布液が塗布される。 その後、ドライヤー3に入り乾燥させ、巻き取りロール4で巻き取られる。

    【0041】

    【実施例】次に、本発明の感熱孔版印刷用マスターについて、実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 本実施例では、熱可塑性樹脂フィルムの上に、多孔性樹脂膜を積層したマスターを用いたが、
    補強の為、多孔性樹脂膜の上に繊維からなる多孔性繊維膜を更に積層しても良い。 なお、以下に示す部はいずれも重量基準である。

    【0042】 実施例1 PVB(積水化学工業社製 BH−S) 2.5部 低分子乳化剤(東邦化学工業社製 GF185) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 28.8部 上記処方量に従って、BH−S、GF185を撹拌しながら酢酸エチルに均一に溶解した。 該溶液を撹拌しながら非溶媒である水(HEC1%溶液)17.5部を滴状に添加して乳化液をつくり、塗布液とした。

    【0043】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送し、
    上方から熱風により乾燥させ付着量5.0g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04
    g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0044】 実施例2 PVB(積水化学工業社製 BH−S) 2.5部 高分子乳化剤 (ジョンソンポリマー社製 ジョンクリル352) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 28.8部 上記処方量に従って、BH−S、ジョンクリル352を酢酸エチル中に均一溶解した。 該溶液を撹拌しながら、
    鹸化度88.0%ポリビニルアルコール(クラレ社製ポバール205)の0.5%水溶液を滴状に20部添加して乳化液を作り、塗布液とした。

    【0045】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送し、
    上方から熱風により乾燥させ付着量5.0g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04
    g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0046】 実施例3 アセタール樹脂(積水化学社製 KS−1) 2.5部 タルク 1.9部 低分子乳化剤(日光ケミカル社製 SO15U) 0.1部 低分子乳化剤(信越化学社製 KF6012) 0.1部 低分子乳化剤(ジョンソン社製 J711) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 43.0部 上記処方量に従って、KS−1、タルク、SO15U、
    KF6012、J711を酢酸エチル中に均一溶解した。 該溶液を撹拌しながら非溶媒である水(HEC1%
    溶液)20.0部を滴状に添加して乳化液をつくり、塗布液とした。

    【0047】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみの搬送ではなくロール上にベルトを取り付け搬送し、
    上方から熱風により乾燥させ付着量5.0g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04
    g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0048】 比較例1 PVB(積水化学工業社製 BH−S) 2.5部 低分子乳化剤(東邦化学工業社製 GF185) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 28.8部 上記処方量に従って、BH−S、GF185を撹拌しながら酢酸エチルに均一に溶解した。 該溶液を撹拌しながら非溶媒である水(HEC1%溶液)17.5部を滴状に添加して乳化液をつくり、塗布液とした。

    【0049】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみで搬送され上方から熱風により乾燥し、付着量5.0
    g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0050】 比較例2 PVB(積水化学工業社製 BH−S) 2.5部 高分子乳化剤 (ジョンソンポリマー社製 ジョンクリル352) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 28.8部 上記処方量に従って、BH−S、ジョンクリル352を酢酸エチル中に均一溶解した。 該溶液を撹拌しながら、
    鹸化度88.0%ポリビニルアルコール(クラレ社製ポバール205)の0.5%水溶液を滴状に20部添加して乳化液を作り、塗布液とした。

    【0051】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみで搬送され上方から熱風により乾燥し、付着量5.0
    g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0052】 比較例3 アセタール樹脂(積水化学社製 KS−1) 2.5部 タルク 1.9部 低分子乳化剤(日光ケミカル社製 SO15U) 0.1部 低分子乳化剤(信越化学社製 KF6012) 0.1部 低分子乳化剤(ジョンソン社製 J711) 0.2部 溶媒(酢酸エチル) 43.0部 上記処方量に従って、KS−1、タルク、SO15U、
    KF6012、J711を酢酸エチル中に均一溶解した。 該溶液を撹拌しながら非溶媒である水(HEC1%
    溶液)20.0部を滴状に添加して乳化液をつくり、塗布液とした。

    【0053】上記、油中水型ポリウレタン系樹脂乳濁液を液温25℃に保温し、ダイコーターにて、長さ4.5
    mの乾燥炉を用いて、厚さ2.0μm、150℃における熱収縮率42%の共重合ポリエステルフィルム上に塗布し、塗布直後から乾燥炉内までの搬送方法がロールのみで搬送され上方から熱風により乾燥し、付着量5.0
    g/m の多孔性樹脂膜を形成した。 次いで、多孔性樹脂膜の反対面に帯電防止剤とシリコーンオイルからなるスティック防止剤をワイヤーバーで塗布し、乾燥させ付着量0.04g/m のスティック防止層を形成して感熱孔版印刷用マスターを得た。 評価結果を表1に示す。

    【0054】(評価)以上得られた感熱孔版印刷用マスターについて、通気度、印刷濃度、印刷白抜け、平滑度、塗工ジワを(株)リコー製孔版印刷装置プリポートVT3820及びインキ(2.0℃での粘度:15Pa
    ・s)を用いて試験し、下記の標準で評価した。 それらの結果を表1に示す。

    【0055】(1)通気度 プリポートVT3820[(株)リコー製]で10cm
    ×10cmのベタ部のチャートを読み込ませ、同ベタ部と対応する穿孔を行った感熱孔版印刷用マスターを試料として、permeameter〔通気性試験器(株)
    東洋精機製作所製品〕にて測定する。 (2)印刷濃度 ベタ部の画像濃度をdensitometerにて測定する。 (3)印刷白抜け(印刷ムラ) 印刷面を肉眼で観察し、印刷白抜けがほとんど無いものを○、白抜けがやや有るが実用上支障の無いものを△、
    白抜けが多いものを×で示す。 (4)平滑度 王研式平滑度試験機(熊谷理機工業社製KY−55型)
    を用い、サンプルは20℃、65%RHの雰囲気で24
    時間調湿し、3個所の測定値を平均して測定値とする。 (5)塗工ジワ マスターを肉眼で観察し、シワのないものを○、シワがややあるが実用上支障のないものを△、シワが多いものを×で示す。

    【0056】

    【表1】

    【0057】

    【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性フィルムの自由表面側の面の平滑度が高い、例えば15000秒以上(王研式平滑度測定器による)で、穿孔感度が高く、印刷ムラがなく、塗工時にできるシワが少ない感熱孔版印刷用マスターが得られる。 また、熱可塑性樹脂フィルムのばたつきや樹脂の収縮が少なくなるため乾燥時の風量を大きくできるので、乾燥時間を短縮することができ生産効率が高い感熱孔版印刷用マスターの製造方法が得られる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】従来の搬送方法の説明図である。

    【図2】本発明の搬送方法の説明図である。

    【図3】塗布の一連の流れを説明するコーター概略図である。

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