专利汇可以提供Charged-particle beam device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce the rate of entry of secondary electrons into an objective lens so as to further enhance the accuracy of positioning a beam by forming above the objective lens or a deflector a potential barrier for trapping secondary electrons.
SOLUTION: A potential distribution, as produced when a negative voltage of 50V is applied to a lower electrode 8, is such that potential drops from an upper electrode 6 where it is 0V to the electrode 8 where it is -50V, as shown by the equipotential lines 11. Thus electrons present between the electrodes 6, 8 are exerted with a force along a direction from the electrodes 8 to 6. When electrons 5 reflected from a sample 4 collide against the electrode 6, secondary electrons 10 are produced from the surface of the electrode 6. However, most of the electrons 10 are forced back toward the electrode 6 since they cannot pass through a potential barrier produced when a negative potential of, e.g. 50V, as determined with the electrode 6 as a reference, is applied to the electrode 8. Therefore, the number of the secondary electrons entering a lens is reduced. The electrons 5 from the sample 4 are not forced back into the lens by the potential barrier since they have a high energy.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Charged-particle beam device专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、例えば、荷電粒子ビームで試料面上に微細な回路パタン等を描画する荷電粒子ビーム露光装置などの荷電粒子ビーム装置に関するもので、特に、ビーム照射位置(露光装置では描画パターン位置)の精度向上が可能な荷電粒子ビーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超LSI技術の発展に伴って、高速かつ高精度に微細パタンを描画する荷電粒子ビーム露光装置の開発が進められてきた。 この種の装置では描画パターン位置精度が高いことが要求される。
【0003】荷電粒子ビーム露光装置では、レジストを塗布したウェハ等の試料に、細く絞られた荷電粒子ビームを照射しながら、所望のパタンを描画していく。 その際、ビームの照射熱によって、レジスト表面から有機物等が蒸発し、この蒸発したレジストが鏡筒内部に付着し汚れとなる。 その汚れに、試料へのビーム照射で生じた反射電子や二次電子が当たって電荷が蓄積される。
【0004】対物レンズ内のビーム通路の内面のチャージアップ低減を目指した従来技術として図4に示す装置が開示されている(特開平5−37499号公報)。 この従来技術では、ビームが通るための開口16を中央にもつ電極15を設置し、この開口16の内径を小さくする事により、試料4からの反射電子5のレンズ内への侵入を大幅に低減する。 さらに、この電極15に、試料4
を基準にして負の電圧を印加し鏡筒、試料間に電位障壁を設ける事によって試料4からの二次電子17のレンズ内への侵入を大幅に低減する。 その結果、レンズ内のビーム通路内面のチャージアップを低減できる。
【0005】結局上記従来技術においては、開口16を小さくすることによって反射電子5のレンズ内部への侵入量を小さくし、かつ、反射電子5が対物レンズ2または偏向器3に衝突するのを防いでいる。
【0006】上記従来技術においてはそれ以前の技術よりはビーム照射位置精度は向上している。 しかし、近時における半導体でばデバイス等のより一層の微細化にともないビーム照射位置精度のより一層の向上が望まれている。 しかるに、上記従来技術では、必ずしも所望するより高いビーム照射位置精度が達成されない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より一層のビーム照射位置精度の向上を達成した荷電粒子ビーム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
少なくとも対物レンズおよび偏向器を有する荷電粒子ビーム装置において、対物レンズまたは偏向器より上部に二次電子を捕捉するための電位障壁が形成されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置に存在する。
【0009】本発明の第2の要旨は、少なくとも対物レンズおよび偏向器を有する荷電粒子ビーム装置において、対物レンズまたは偏向器より上部に2枚の電極を有し、前記2枚の電極は試料からより遠い方の電極を基準として試料に近い電極に負の電圧が印加されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置に存在する。
【0010】本発明の第3の要旨は、対物レンズおよび偏向器を有する荷電粒子ビーム装置において、対物レンズまたは偏向器より上部に電極を有し、前記電極は前記電極に隣接する鏡筒部品を基準として正の電圧が印加されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置に存在する。
【0011】本発明の第4の要旨は、対物レンズおよび偏向器を有する荷電粒子ビーム装置において、対物レンズまたは偏向器より上部に金属と誘電体からなるコンデンサー形状をなす電極群を有し、前記コンデンサー形状の電極群のうち対物レンズまたは偏向器に面する側の電極を基準に前記コンデンサー形状の電極群のうち対物レンズまたは偏向器に面さない側の電極に正の電圧が印加されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置に存在する。
【0012】本発明の第5の要旨は、上記第1乃至第4
の要旨において、荷電粒子ビーム装置は荷電粒子ビーム露光装置であることを特徴とする荷電粒子ビーム装置に存在する。
【0013】
【作用】以下に本発明の作用を本発明をなすに際して得た知見などとともに説明する。
【0014】本発明者は、上記従来技術においてビーム照射位置精度のより一層の向上を阻害している原因を子細に調べた。 原因は数多く考えられるが、対物レンズ2
または偏向器3内への反射電子5の侵入量が完全にはゼロになっていないことにあるのではないかとの着想を得た。 つまり、開口16を通って侵入した一部の反射電子が、対物レンズ2または偏向器3より上部のビーム通路内面またはその上方にあたり、そこから二次電子が発生する。 その二次電子が対物レンズ内のビーム通路内面の汚れに当たり、その汚れに電荷が蓄積されてしまう。 その結果、チャージアップが生じて、ビーム位置が不安定になり、ビーム照射位置精度精度が劣化するのであろうとの着想を得た。
【0015】かかる着想のもとに、本発明者はさらに、
二次電子のエネルギー分布は数eVから20eV程度までに集中していることに着目した。 、ので、上記のように対物レンズ上方に設置した電極に電圧を印加して電位障壁を設けることによって、反射電子が対物レンズ上方に衝突するときに生じる二次電子のレンズ内ヘの再侵入を大幅に低減できる。 一方、試料からの反射電子は入射電子ビームと同程度の高いエネルギー(通常、数10k
eV)をもつので、電位障壁によって対物レンズ内に戻されるおそれはない。
【0016】従って、レンズ内のビーム通路内面に蓄積される電荷量は低減され、チャージアップによるビーム位置精度低下が抑えられる。 試料からの反射電子がレンズ内のビーム通路内面またはレンズの上方に当たった時に発生する二次電子を低減することにより、対物レンズ内のビーム通路内面の汚れに当たる二次電子の量を低減して、汚れに蓄積される電荷量を減らし、チャージアップによるビーム位置精度の向上を図ることができる。
【0017】
【実施の態様】二次電子を捕捉するための電位障壁を形成する手段としては、対物レンズまたは偏向器より上部に2枚の電極を有し、前記2枚の電極は試料からより遠い方の電極を基準として試料に近い電極に負の電圧を印加すればよい。 その作用の詳細は実施例において述べる。
【0018】また、対物レンズまたは偏向器より上部に電極を有し、前記電極は前記電極に隣接する鏡筒部品を基準として正の電圧を印加すればよい。 その作用の詳細は実施例において述べる。
【0019】さらに、対物レンズまたは偏向器より上部に金属と誘電体からなるコンデンサー形状をなす電極群を有し、前記コンデンサー形状の電極群のうち対物レンズまたは偏向器に面する側の電極を基準に前記コンデンサー形状の電極群のうち対物レンズまたは偏向器に面さない側の電極に正の電圧を印加すればよい。 その作用の詳細は実施例において述べる。
【0020】なお、荷電粒子ビーム装置は荷電粒子ビーム露光装置がその典型としてあげられるが、露光装置に限ることなく荷電粒子ビームを照射装置一般に適用できる。
【0021】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の構成図である。 上部電極6は対物レンズ2および偏向器3より上部に設置する。 上部電極6は上部電極開口7を有する。 下部電極8は対物レンズ2または偏向器3と上部電極7の間に設置する。 下部電極8は下部電極開口9を有する。
下部電極8には上部電極6を基準にして負の電圧を印加する。 負の電圧であれば何ボルトでもよいが、本実施例では上部電極6を接地し、下部電極8に50Vの負電圧を印加している。 対物レンズ2は試料4の上に入射電子ビーム1を集束させる。 偏向器3は四極や八極等の静電偏向器であり、印加電圧に応じて、入射電子ビーム1を試料4の上の所望の位置に照射する。 なお、本実施例では対物レンズ2は磁界型レンズ、偏向器3は静電偏向器としているが、対物レンズ2は静電型レンズでもかまわないし、偏向器3は磁界偏向器でもよい。 ここで、試料4とは、パタン描画時はレジストを塗布したウェハを指すが、偏向ひずみ測定時は移動ステージ上に固定されたビム測定用試料を指す。
【0022】下部電極8へ50Vの負電圧を印加した場合に生じる電位分布は、等電位線11で示したように、
電位0Vの上部電極6から電位−50Vの下部電極8に向って低下するように分布している。 従って、上部電極6と下部電極8の間に存在する電子には、下部電極8から上部電極6の方向に力が働く。 一方、二次電子のエネルギー分布は図5(大阪大学工学部電子ビーム研究施設編、電子ビームテスティングハンドブック(電子ビーム研究第7巻)、日本学術振興会 荷電粒子ビームの工業への応用第132委員会第98回研究資料、昭和62年5月、図4.8、117ページ)のようになる。 ここでE SE mは分布関数が最大値をとるエネルギーで、金属ではE SE m =1〜5eVとなる。 HWは分布関数の半値幅で、金属ではHW=3〜15eVである。 したがって、
二次電子のエネルギー分布は数eVから20eV程度までに集中している。 試料4からの反射電子5が上部電極6に当たると上部電極6表面から二次電子10が発生するが、この二次電子10は、上記のように下部電極8に上部電極6を基準にして例えば50Vの負電圧を加えたとき生じる電位障壁をほとんどが通過できず、上部電極6の方に引き戻される。 このため、レンズ内部に入る二次電子の数が低減される。 一方、試料4からの反射電子5は入射電子ビーム1と同程度の高いエネルギー(通常、数10keV)をもつので、上部電極6と下部電極8の間の電位障壁によってレンズ内に戻されるおそれはない。
【0023】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例の構成図である。 電極12は対物レンズ2または偏向器3より上部に設置する。 電極12はビームが通るための開口13を有する。 電極12に隣接する対物レンズ2、
鏡筒内壁等を基準として電極12に正の電圧を印加する。 正の電圧であれば何ボルトでもよいが、本実施例では電極12に50Vの正電圧を印加している。 すると、
電極12に隣接する対物レンズ2、鏡筒内壁等が、図1
に示す第1の実施例の下部電極8と等価的に作用し、試料4からの反射電子が電極12に当たるときに電極12
表面から発生する二次電子がレンズ内に入るのを抑制する。 一方、試料4からの反射電子5は入射電子ビーム1
と同程度の高いエネルギー(通常、数10keV)をもつので、電極12と電極12に隣接する対物レンズ2、
鏡筒内壁等の間の電位障壁によってレンズ内に戻される恐れはない。
【0024】本実施例は、第1の実施例に比べ電極の構造がよりコンパクトになっているが、電極12がつくる電場と、対物レンズ2や偏向器3がつくる電磁場が互いに影響を受けないような構造にすることが必要である。
【0025】または、電極12を接地電位とし、鏡筒全体を電気的に絶縁して全体に負の電圧をかけてもよい。
この場合も電極12に隣接する対物レンズ2、鏡筒内壁等が負の電圧を印加された電極と等価に作用する。
【0026】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例の構成図である。 コンデンサー14は対物レンズ2または偏向器3より上部に設置する。 コンデンサー14は開口を有するドーナツ型の平行平板コンデンサーで、薄い上部電極14(a)と下部電極14(c)の間は誘電体14(b)とする。 そして、コンデンサー14の上側電極14(a)に、下側電極14(c)を基準にして正電圧が印加する。 正の電圧であれば何ボルトでもよいが、
本実施例では50Vの正電圧を印加している。 すると、
コンデンサー内は図3において下から上に向かう電場が発生する。 このため、試料4からの反射電子がコンデンサー14に当たって誘電体14(b)内で二次電子が発生してもその大部分はコンデンサー14の外部に出られず、レンズ内部に侵入する二次電子を低減できる。
【0027】ただし、この構造では、下部電極14
(c)内で発生した二次電子がコンデンサー16外に出ることは防げないので、大部分の二次電子が誘電体14
(b)内で発生するように下部電極14(c)の厚さをできるだけ薄くした方が効果的である。
【0028】以上、電予ビーム露光装置を例に本発明を説明してきたが、電子ビーム検査装置等、他の電子ビーム装置にも本発明が適用できるのは自明である。 また、
入射粒子が電子の場合を例に本発明を説明してきたが、
イオン等の電子以外の荷電粒子の場合にも本発明が適用できるのは自明である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、二次電子のレンズ内部ヘの侵入を減らすことができる。 その結果、レンズ内のビーム通路内面でのチャージアップによるビーム位置不安定という問題を改善することでき、ビーム位置精度がより一層向上する。
【図1】本発明の第1の実施例による荷電粒子ビーム露光装置の試料付近の摸式的断面図(正面図)である。
【図2】本発明の第2の実施例による荷電粒子ビーム露光装置の試料付近の摸式的断面図(正面図)である。
【図3】本発明の第3の実施例による荷電粒子ビーム露光装置の試料付近の摸式的断面図(正面図)である。
【図4】従来技術、開口を有する電極を組込んだ電子ビーム露光装置の摸式的断面図(正面図)である。
【図5】二次電子のエネルギー分布図である。
1 入射電子ビーム、 2 対物レンズ、 3 偏向器、 4 試料、 5 反射電子、 6,14(a) 上部電極、 7 上部電極開口、 8、14(c) 下部電極、 9 下部電極開口、 10,17 二次電子、 11,18 等電位線、 12,15 電極、 13,16 開口、 14 コンデンサー、 14(b) 誘電体。
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