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Image plotting device

阅读:98发布:2024-02-18

专利汇可以提供Image plotting device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To speed up the operation of a laser printer by plotting images on a rotary drum with plural light beams at the same time.
CONSTITUTION: The rotary drum 1 is rotated by a stepping motor through a belt. A laser 14 consists of a semiconductor laser which emits, for example, 100 laser beams. The 100 laser beams emitted by the laser 14 are made incident on a lens group 16 through a beam splitter. The laser beams passed through the lens group 16 are reflected by a galvano-mirror to irradiate the rotary drum 1 through an fθ lens. The galvano-mirror is rotated by a motor. A driving circuit drives the motor and detects the rotational position of the motor (galvano-mirror). Consequently, spots S
1 -S
100 are formed on the rotary drum 1 and put in scanning motion in ranges up to, for example, right adjacent spots through the galvano-mirror.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Image plotting device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 複数の光ビームを発生する光源と、 前記光源により発生された複数の光ビームをスキャンするガルバノミラーと、 前記ガルバノミラーによりスキャンされた複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラムとを備えることを特徴とする画像描画装置。
  • 【請求項2】 複数の光ビームを発生する光源と、 前記光源により発生された複数の光ビームを偏向する偏向部と、 前記偏向部により偏向された複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラムとを備え、 前記光源より発生された複数の光ビームは、前記回転ドラムに対して前記偏向部による偏向の方向と平行な方向に配列されていることを特徴とする画像描画装置。
  • 【請求項3】 複数の光ビームを発生する光源と、 前記光源により発生された複数の光ビームをスキャンするミラーと、 前記ミラーによりスキャンされた複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラムと、 前記光源により発生された複数の光ビームの一部を分離するビームスプリッタと、 前記ビームスプリッタにより分離された複数の光ビームを受光するラインCCDと、 前記ラインCCDの出力に対応して前記光源を制御し、
    前記複数の光ビームの強度を制御する制御回路とを備えることを特徴とする画像描画装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザビームプリンタ、複写機などに用いて好適な画像描画装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来のレーザビームプリンタにおいては、1本のレーザビームをポリゴンミラーにより回転ドラム上に高速スキャンし、かつ回転ドラムを所定の速度で回転させることによって回転ドラム上に所定の画像を描画するようにしている。 ポリゴンミラーは、すべての面を回転軸と平行に設定することが困難であるので、補正レンズを用いてポリゴンミラーの面倒れを補正するようにしている。 また、画像の歪はfθレンズを用いて補正するようにしている。

    【0003】このようなプリンタにより高速プリントを実行するには、ポリゴンミラーの回転速度を高速にする必要がある。 例えば、A4の大きさを400DPIで1
    秒間で印字する場合、6面のポリゴンミラーの回転数は約50,000rpmとなる。 またこのとき、レーザ変調周波数は中間調の階調を256ステップとすると、約4GHzとなる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、このようにポリゴンミラーを高速回転することによりプリントの高速化を図るようにしているため、プリントの高速化に限界があった。 また、ポリゴンミラーの高速回転により発生する騒音が大きくなるばかりでなく、その寿命が短い課題があった。

    【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より高速化を可能にし、騒音を少なくし、
    かつ寿命を長くできるようにするものである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像描画装置は、複数の光ビームを発生する光源としてのレーザ14と、レーザ14により発生された複数の光ビームをスキャンするガルバノミラー17と、ガルバノミラー17によりスキャンされた複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラム1とを備えることを特徴とする。

    【0007】請求項2に記載の画像描画装置は、複数の光ビームを発生する光源としてのレーザ14と、レーザ14により発生された複数の光ビームを偏向する偏向部としてのガルバノミラー17あるいは音響光学素子と、
    ガルバノミラー17あるいは音響光学素子により偏向された複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラム1とを備え、レーザ14より発生された複数の光ビームは、回転ドラム1に対してガルバノミラー17あるいは音響光学素子による偏向の方向と平行な方向に配列されていることを特徴とする。

    【0008】また、請求項3に記載の画像描画装置は、
    複数の光ビームを発生する光源としてのレーザ14と、
    レーザ14により発生された複数の光ビームをスキャンするミラーとしてのガルバノミラー17と、ガルバノミラー17によりスキャンされた複数の光ビームにより所定の画像が描画される回転ドラム1と、レーザ14により発生された複数の光ビームの一部を分離するビームスプリッタ15と、ビームスプリッタ15により分離された複数の光ビームを受光するラインCCD21と、ラインCCD21の出に対応してレーザ14を制御し、複数の光ビームの強度を制御する制御回路としてのCPU
    およびDSP39とを備えることを特徴とする。

    【0009】

    【作用】請求項1に記載の画像描画装置においては、例えば100本のレーザビームがレーザ14より出射され、ガルバノミラー17により同時にスキャンされ、回転ドラム1上に所定の画像が描画される。 100本のレーザビームにより同時に描画されるため、描画速度が速くなり、結果的にレーザビームをスキャンする速度が遅くて済む。 その結果、ポリゴンミラーに代えてガルバノミラーの使用が可能となる。

    【0010】請求項2に記載の画像描画装置においては、複数の光ビームが偏向方向と平行な方向に配列されている。 従って、偏向が小さくて済み、また偏向速度も遅くすることができる。

    【0011】さらに請求項3に記載の画像描画装置においては、複数のレーザビームの一部がラインCCDにより受光される。 従って、簡単な構成で複数のレーザビームを容易にモニタすることができる。

    【0012】

    【実施例】図1は、本発明の画像描画装置を応用したレーザビームプリンタの一実施例の構成を示すブロック図である。 回転ドラム1は、ステッピングモータ11によりベルト12を介して回転されるようになされている。
    レーザ14は、例えば100本のレーザビームを発生する半導体レーザにより構成されている。 このようなレーザは、例えば「電子材料」(1990年12月号 第9
    5頁乃至第99頁)に開示されている。 レーザ14より出射された100本のレーザビーム(この実施例の場合、100本のレーザビームは縦方向に配列されている)は、ビームスプリッタ15を介してレンズ群16に入射される。 レンズ群16を経たレーザビームはガルバノミラー17により反射され、fθレンズ18を介して回転ドラム1上に照射される。 ビームスプリッタ15により分離された100本のレーザビームの一部(本数は100本のまま)は、検出レンズ群20を介して光強度検出素子としてのラインCCD21に入射される。

    【0013】ガルバノミラー17はモータ19により回転されるようになされている。 ドライブ回路36はモータ19を駆動するとともに、モータ19(ガルバノミラー17)の回転位置を検出するようになされている。 ドライブ回路36はA/D変換器およびD/A変換器を内蔵しており、CPUおよびDSP39より供給されたデジタルデータをD/A変換してモータ19を駆動するとともに、モータ19からの位置信号をA/D変換してC
    PUおよびDSP39に供給するようになっている。 C
    PUおよびDSP39は、内蔵するメモリに動作を制御するプログラムを記憶しており、このプログラムに従って各部を制御するようになっている。 制御部40はクロックや各種のタイミング信号を発生し、各部に出力している。 検出アンプ35は、ラインCCD21の出力をA
    /D変換してCPUおよびDSP39に供給するようになされている。

    【0014】レンズ位置ドライブ回路34は、CPUおよびDSP39からの出力をD/A変換し、レンズ群1
    6の少なくとも一部のレンズを駆動するようになされている。 また、レーザドライブ回路33はCPUおよびD
    SP39からのデータに対応してPWM信号を発生し、
    レーザ14を駆動するようになっている。 温度検出回路32はレーザ14、あるいは装置本体の内部の温度を検出し、そのデータをA/D変換してCPUおよびDSP
    39に出力している。 補正ROM37は、レーザ14あるいはレンズ群16を駆動するのに必要なデータを予め記憶している。 ドライブ31はCPUおよびDSP39
    の出力に対応して、ステッピングモータ11を駆動するようになっている。 信号メモリ38は、図示せぬ回路から供給される入力信号を記憶する。

    【0015】次に、その基本的な動作について説明する。 回転ドラム1に描画されるべき画像に対応したデータが信号メモリ38に入力され、記憶される。 CPUおよびDSP39は信号メモリ38に記憶されたデータを読み出し、これに対応してレーザドライブ回路33を介してレーザ14を駆動する。 これにより、レーザ14が100本のレーザビームを発生する。 この100本のレーザビームは、ビームスプリッタ15、レンズ群16を介してガルバノミラー17に入射される。 ガルバノミラー17により反射された100本のレーザビームは、f
    θレンズ18を介して回転ドラム1上に照射される。 C
    PUおよびDSP39はドライブ回路36を介してモータ19を駆動し、ガルバノミラー17を駆動させる。 これにより、縦方向に配列された100本のレーザビームが同時に回転ドラム1上を、図1において例えば左方向から右方向にほぼ平にスキャンする。 回転ドラム1はステッピングモータ11により、このガルバノミラー1
    7によるスキャンに対応して回転される。 これにより、
    回転ドラム1上には信号メモリ38に記憶された画像データに対応する画像が描画されることになる。

    【0016】回転ドラム1は、100本のレーザビームの水平方向のスキャンが完了した後、その100本のレーザビームの幅に対応する分だけ回転するようにすることができる。 しかしながらこのようにすると、回転ドラム1の回転が間欠的になり、その正確な回転位置の制御が困難となる。 そこで、回転ドラム1は一定の速度で連続的に回転するようにするのが好ましい。

    【0017】図2は、回転ドラム1に描画された画像が紙に転写される原理を示している。 即ち、回転ドラム1
    にはコロナ帯電器2により、例えば正の電荷が帯電される。 レーザビームが照射された位置においては(露光された位置においては)表面抵抗が下がり、その電荷が消滅する。 即ち、回転ドラム1に電荷による潜像が形成されることになる。 現像器3は化電状態のトナーを回転ドラム1の表面に付着させる。 潜像の電荷と反発や吸引力により、現像が行なわれることになる。 トナーが正に帯電しているか、あるいは負に帯電しているかによって、
    光の当った所が現像されたり、光の当らなかった所が現像されることになる。 転写器5は、回転ドラム1に付着されたトナーを紙4に転写させる。 この転写はトナーの電荷を利用して、紙4の裏側から静電力で引き付け、回転ドラム1上のトナーを紙4上に移動させることにより行なわれる。 この紙4上に転写されたトナーは、定着器6で定着される。 この定着は熱と圧力で行なわれる。 即ち、ヒートロールの間に紙4を通すことにより、紙4上のトナーが溶けて、圧力で紙4上に融着されることになる。

    【0018】除電器7は、回転ドラム1上の潜像をコロナチャージで消去する。 クリーナ8は、回転ドラム1に残っているトナーをブラシなどで清掃し、除去する。

    【0019】レーザ14より出射された100本のレーザビームのエネルギーの一部(例えば全体の数%のレーザビームとすることができる)は、ビームスプリッタ1
    5で反射され、検出レンズ群20を介してラインCCD
    21に入射される。 ラインCCD21は、入射された1
    00本のレーザビームに対応する信号を出力する。 この信号は検出アンプ35に入力され、A/D変換されてC
    PUおよびDSP39に供給される。 CPUおよびDS
    P39は、検出アンプ35より入力されたデータと、信号メモリ38より読み出し、レーザドライブ回路33に供給してレーザ14を駆動したデータとを比較し、その差が0になるようにレーザドライブ回路33を制御する。 このようにして、画像データに対応するレーザ強度が得られるようにサーボがかかることになる。

    【0020】ラインCCD21は100本のレーザビームを同時に(パラレルに)受光して、その出力をシリアルに出力することになる。 即ち、ラインCCD21は、
    1列に配列された多数の受光素子で100本のレーザビームを受光した結果発生した電荷を、順次隣の受光素子に転送して出力する。 従って、ラインCCD21の出力は受光タイミングより所定の遅延時間を有することになる。 その結果、フィードバック方式が困難となり、各ビーム強度から予測されるγカーブを補正ROM37から選択し、そのカーブに対応してレーザビームの強度が補正されることになる。 この補正特性は、例えば図3に示すように設定される。 図3に示すように、この実施例においては、温度T 1乃至T 3をパラメータとして異なる特性が設定されるようになされている。 即ち、レーザ14
    は通常温度が高くなるとその出力レベルが低下する。 そこで温度が高いほど(T 1 >T 2 >T 3 )、よりレーザ強度が強くなるように設定されている。 このため、温度検出回路32がレーザ14の温度を検出し、その温度をC
    PUおよびDSP39に出力しているのである。 CPU
    およびDSP39は、この温度に対応して所定のパラメータを選択することになる。

    【0021】尚、この補正は100本のレーザビームの各々について独立に行なわれることになる。 また、各ビームの周辺の影響も加味した履歴補正を併用することもできる。

    【0022】この実施例においては、fθレンズ18が用いられているので、糸巻き状の画像歪は基本的には除去される。 しかしながら本実施例の場合、100本のレーザビームは縦方向に配列されているため、その一部は図4に示すように、fθレンズ18のほぼ中央を透過するが、残りのレーザビームはその端部(図4(b)の上下の端部)を通過することになる。 fθレンズ18は通常、その中央については十分な精度が得られるように設計されているが、その端部における精度は中央における精度よりも劣化している。 その結果、垂直方向に配列された100本のレーザビームがいずれもfθ性がなくなるように補正される保証がない。 勿論、fθレンズ18
    を高精度に設計すれば100本のレーザビームについて十分な補正を行なうことも可能である。 しかしながらそのようにすると、fθレンズ18が極めて高価なものとなる。 そこで、本実施例においては、fθレンズ18の精度をそれほど高精度にせずに、この画像歪を補正するようにしている。

    【0023】このため、本実施例においては、レンズ群16の少なくとも一部のレンズを光軸方向(図4において左右方向)に移動するようにしている。 このようにレンズ群16を光軸方向に移動して、その拡大率を回転ドラム1の中央における場合と、左右端部における場合とにおいて同一となるように補正する場合においては、図5に示すようにfθレンズ18を省略することも可能である。

    【0024】レンズ群16のうち、コリメータレンズ1
    6aまたは結像レンズ16bの少なくとも一方を光軸方向に移動することにより行なう拡大率の補正は、ガルバノミラー17のスキャンに対応して行なう必要がある(即ち、スキャン位置に対応して行なう必要がある)。
    このため、CPUおよびDSP39はモータ19(ガルバノミラー17)の回転位置をドライブ回路36により検出し、その回転位置(スキャン位置)に対応して補正を行なう。 補正ROM37には、このスキャン位置に対応するレンズの駆動位置のデータが予め記憶されている。 CPUおよびDSP39は、このデータを読み出してレンズ位置ドライブ回路34を介してレンズを駆動する。

    【0025】即ち、補正ROM37は等ピッチ補正関数や拡大率補正関数を記憶している。 そして、拡大率補正関数に対応して、レンズ群16のうちの少なくとも一部のレンズを駆動し、スキャン位置に拘らず拡大率が一定になるようにする。 また、等ピッチ補正関数に対応して、信号メモリ38より読み出すとき用いる画像読出クロックの速度を制御する。 これにより、ガルバノミラー17の等角度の変化が等ピッチの変化となるように速度歪が補正される。 また、速度による露光量変化を輝度で補正するようにレーザビームの強度をガルバノミラー1
    7の回転位置に対応して制御する。 この輝度補正はレーザ14を駆動するPWMパルスのパルス幅を制御することにより行なわれる。

    【0026】ところで、拡大率が一定となるようにレンズ群16の少なくとも一部のレンズを光軸方向に移動させると、回転ドラム1上における画像がぼけることになる。 そこで、拡大率と結像点とを両立させるためには、
    レンズ群16の焦点距離を回転ドラム1の中央部では短くし、周辺部では長くする必要がある。 このため、例えば図6に示すように、レンズ群16のうち、レーザ14
    に近いレンズ16aを光軸方向に移動して拡大率を一定とし、なおかつ結像位置を移すことが可能である。 但し、この場合、拡大率の変化が0.1%以内である必要がある。 拡大率がそれ以上大きくなると、2つのレンズのうち、1つのレンズのみを移動させて拡大率と焦点との両方を満足するように調整することが困難になる。 図6の例においては、回転ドラム1の中央部において短い焦点Pcを形成せしめ、周辺部においては長い焦点Pe
    を形成せしめるようにする。

    【0027】このように拡大率と焦点距離の両方を満足させるためには、ズームレンズを用いることができる。
    図7および図8は、ズームレンズの簡単な例を示している。 図7の実施例においては、凸レンズ61と凹レンズ62とが組み合わされており、凹レンズ62の位置をA
    からBに移動させると、その焦点がaからbに移動するようになっている。

    【0028】また、図8の実施例においては、凸レンズ61と凹レンズ62の位置に対応して、拡大率と焦点距離が変化する様子を示している。 この実施例においては、回転ドラム1の中央部においてレーザ14と凸レンズ61の距離L 3が、周辺部における場合の距離L 1よりも短く設定される。 これにより、凹レンズ62から焦点までの距離は中央部(図8(b))における場合の距離L 4の方が、周辺部(図8(a))における場合の距離L 2より短くなる。 但し、L 2 /L 1 =L 4 /L 3と設定することにより拡大率は一定となる。

    【0029】図9は、レンズ群16のうちの少なくとも一部のレンズを駆動する構成例を示している。 この実施例においては、可動レンズ52がレンズホルダー53に支持されており、このレンズホルダー53が支持バネ材54を介して支持体55に支持されている。 磁石57の上面にはヨーク56が、またその下面にはヨーク59がそれぞれ取り付けられており、磁石57、ヨーク59、
    ヨーク56の経路で磁束が流れるようになされている。
    ヨーク56とヨーク59の間に形成されている磁気ギャップには、一端がレンズホルダー53に固定されているボビン60が配置され、このボビン60には可動コイル58が巻装されている。 このようにして可動レンズ52
    を駆動するアクチュエータ51が構成されている。

    【0030】可動コイル58に電流を流すと、電磁力が発生し、可動レンズ52が図中、上下方向に移動されることになる。

    【0031】上述したように本実施例においては、レーザ14より100本のレーザビームが出射されている。
    そしてこの100本のレーザビームにより同時に画像が描画されるようになっている。 従って、1本のレーザビームあるいはせいぜい数本のレーザビームで画像を描画する場合に比べて、極めて高速に画像を描画することができる。 従って、従来の場合と同一の速度で(例えばA
    4の大きさに1秒で画像を描くようにする場合)レーザビームの水平方向へのスキャン速度は遅くてよい(単純化すれば、1本の場合の1/100でよい)。 従って、
    従来の場合のように、高速で回転するポリゴンミラーを使わなくてすみ、低速で回動するガルバノミラーを用いることができる。 従って、ガルバノミラーの回転に対応して移動するレンズの速度も遅くてすみ、図9に示すような構成のアクチュエータによって画像歪を補正することが可能になる。

    【0032】このようにして図10(b)に示すように、fθレンズ18が存在しない場合において発生する糸巻き歪を図10(c)に示すように補正することができる。 さらにまた、図10(a)に示すように、fθレンズ18を設けることにより発生する樽型歪を図10
    (c)に示すように補正することが可能となる。

    【0033】図11は、信号処理のより詳細な回路構成を示している。 画像メモリ71(図1における信号メモリ38に対応する)には、例えば図14に示すように2
    10mm×295mmのA4の大きさの画像が3360×4
    700ドットで表され、この大きさの画像データが画像メモリ71に記憶される。 1ドットについて、例えば8
    ビットのデータが割り当てられる。 その書込クロックは、例えば(20/N)MHzとされる。 ここでNは並列処理される数を示している。 Nが例えば8ならクロックは2.5MHzとなる。

    【0034】補正ROM72(図1における補正ROM
    37に対応する)はN個設けられ、各補正ROMに対して画像メモリ71から画像データが読み出され、供給される。 そして補正回路74(図1における検出アンプ3
    5とCPUおよびDSP39に対応する)は、ラインC
    CD21の出力と画像メモリ71より読み出されたデータとを比較し、その比較結果に対応して補正ROM72
    よりデータを読み出す。 この補正データがIC73(図1におけるレンズ位置ドライブ回路34に対応する)に供給される。 IC73はパラレルシリアル変換器73
    a、ラインバッファメモリ73b、PWM回路73cおよびドライバ73dにより構成されている。

    【0035】補正ROM72より出力されたデータは、
    パラレルシリアル変換器73aによりパラレルデータからシリアルデータに変換され、ラインバッファメモリ7
    3bに記憶される。 1画素あたり8ビットのデータにより構成されており、またレーザビームは100本同時に出射されるため、ラインバッファメモリ73bは各レーザビームに対して8ビットのデータ、従って100本のレーザビームに対して合計8×100ビットのデータを記憶する。 この8×100ビットのデータは、PWM回路73cに供給される。

    【0036】PWM回路73cは100本のレーザビームに対応して100個設けられている。 個々のPWM回路は、対応する8ビットのデータをPWM信号に変換し、ドライバ73dに出力する。 ドライバ73dも10
    0本のレーザビームに対応して100個設けられており、対応するPWMデータに従ってレーザ14を駆動する。 これにより、100本のレーザビームの強度が独立して所定の強度に調整されることになる。 尚、ラインバッファメモリ73bとPWM回路73cのクロックは、
    それぞれ例えば20MHzまたは50MHzとされる。

    【0037】また、アナログ補正回路75(図1における温度検出回路32とCPUおよびDSP39に対応する)は、周囲の温度を検出し、その温度に対応してドライバ73dの基準電圧(V CC )を制御する。

    【0038】図12は、PWM回路73cの一実施例の構成を示している。 この実施例においては、比較器73
    1乃至73c 100と、階調カウンタ73c 0によりPW
    M回路73cが構成されている。 比較器73c 1乃至7
    3c 100には、ラインバッファメモリ73bからそれぞれ8ビットのデータ1乃至データ100が供給されているとともに、階調カウンタ73c 0のカウント値が供給されている。 各比較器はこれらの入力を比較し、入力データがカウンタ値と一致するまで論理1を出力し、その後論理0を出力する。 従って、例えば図13に示すように、階調カウンタ73c 0が50MHzのクロック(図1
    3(d))をカウントし、そのカウント値に対応する出力を各比較器に供給しているものとすると、各比較器に入力されるデータが例えば256であるとき、その比較器はその入力データに対応する期間(約5μ秒)論理1
    を出力する(図13(a))。 同様に、入力データがM
    である場合においては、M個のクロックに対応する期間論理Hとなり、例えば入力データが1である場合においては1個のクロックの期間論理HとなるPWM信号を出力する(図13(b),(c))。 このようにして入力データに対応するPWM信号が生成されることになる。
    そして、比較器73c 1乃至73c 100の出力がドライバ73d 1乃至73d 100に供給され、それぞれ対応するレーザ素子(発光点)を駆動することになる。

    【0039】図12に示すPWM回路はこの他、データロードのできるカウンタで構成することも可能である。

    【0040】図15は、ラインCCD21により100
    本のレーザビームをモニタする場合のより詳細な構成を示している。 レーザ14における複数のレーザビームを発生する発光点のピッチと、ラインCCD21のピッチが対応するように設定される。 例えば、検出レンズ群2
    0の拡大率はレーザ14のビームピッチの整数倍(例えば1乃至数10倍)となるようにする。 倍率を大きくすると、ラインCCD21の各素子のばらつきが平均化され、精度のよい検出ができるようになる。 尚、レンズ群16の一部を検出レンズ群として用いることも可能である。 検出レンズ群20の拡大率を大きく取り、ビームスポットがラインCCD21の複数の受光素子にまたがるようにすると、ビーム径の横幅も大きくなり、受光素子からはみ出してしまう。 ラインCCD21は光強度を検出するものであるため、光ビームの一部が受光できなくとも理論的にはそれほど問題にはならない。 しかしながら検出感度などをより向上させるには、横方向の拡大率を縦方向の拡大率に比べて小さくする必要がある(図2
    0参照)。 この場合、例えばシリンドリカルレンズあるいはアナモフィックプリズムなどを用いることもできる。

    【0041】図16は、複数のレーザビームが、多数の受光素子が1列に配列されているラインCCD21により受光されている状態を示している。 同図に示すように、1本の光ビームが複数の受光素子に受光されている。 そして複数のレーザビームの境界部においては、同一の受光素子に隣接する複数の光ビームが照射されることになる。 そこで、各光ビームの強度が分布している範囲のうち、周辺部を除く中央の範囲Wだけを検出するようにすることができる。 このようにすることにより、隣接ビームの影響を少なくすることができる。

    【0042】ビーム強度を補正するタイミングは、各行の印字を行なう前(有効画面の外側)とすることができる。 即ち、100本のビームの各々について所定の初期値を設定することにより補正が行なわれる。 初期値補正の際、何度か条件を代えて繰返し、そのときの状況を確認して補正係数をその状況に従って設定することもできる。

    【0043】さらに初期値による補正の他、印字中に(スキャン途中で)所定の間隔で数回から数10回補正をすることもできる。 印字途中においては、検出タイミング時の印字データが極端に小さかったり、あるいは印字していなかったりすると、正確な比較が困難になる。
    そこで、所定のレベル以上の検出出力(またはデータ入力)があった場合にのみ両者を比較し、その比較結果に対応して補正を行なうようにすることができる。 また、
    検出を1ドット分だけで行なうと、比較ができる確立が極端に小さくなる。 そこで検出ドットを複数(最大の場合、補正と補正の間の全ドット)としてその平均値を比較するようにすることができる。 この場合、比較対象とされる入力データも平均されることはもとよりである。

    【0044】補正は原理的に後追いであるので、補正と補正の間は補正が行なわれないことになる。 従って、補正と補正の間に大きな光強度変化があると、次の補正までの間にむらが発生することになる。 光強度が変化する主な原因は、レーザ14自身の自己発熱と考えられるので、印字履歴補正を行なうようにする。 マルチビームレーザの場合、周囲の発光点の影響も受けるので、自分自身のデータだけでなく、周囲のデータも参考にして補正を行なう。 履歴補正はそれまでに印字した自分自身のデータおよび周囲(隣あるいは数ドット先のドット)のデータから自分のレーザ素子(発光点)の状況(温度)を推測し、その分を補正したデータを与えることになる。
    履歴の影響はレーザの構造、取り付け構造、放熱状況、
    パワー、周囲温度などで大きく異なるので、実際の最終条件が決まった後に実測して補正係数を決定し、補正R
    OM37に記憶させる。

    【0045】このようなデータに対する補正と同様にして、周囲温度やレーザ14自身の温度に対する補正も行うことができる。 しかしながら全体に関わる補正まで同様に個々に補正するようにすると、補正のダイナミックレンジが大きくなる。 そこで、全体に関わる補正は別補正として、例えばレーザ14を駆動するV CC電圧(個々のレーザ素子ごとの電流)を制御することが好ましい。
    図11におけるアナログ補正回路75は、この補正を行なうものである。

    【0046】図17は、図1の実施例の光学系を上面から示している。 邪魔板22は回転ドラム1に対して不要なレーザビームが照射されないように、その照射範囲を制限するものである。 同図から、回転ドラム1の中央部と周辺部においてガルバノミラー17(レーザ14)からの距離が異なることが判る。 100本のレーザビームはこの図面に対して垂直な方向に配列され、この100
    本のレーザビームが図中、例えば左から右方向にスキャンする。

    【0047】その結果、回転ドラム1を所定の速度で連続的に回転すると、回転ドラム1上には例えば図18に示すようなラスタが形成されることになる。 同図に示すように、回転ドラム1を連続的に回転するとラスタが斜めになる。 そこで画像データをCPUおよびDSP39
    で適当に処理することにより、実際には画像が斜めにならないように制御することができる。 レーザ素子(発光点)のピッチを10μmとすると、100個で1mmとなり、レンズ群16における拡大率を例えば6.3とすると、回転ドラム1上における100本分の長さは約6.
    3mm(約400DPI)となる。 光強度検出系においては、ラインCCD21の長さを2cmとすると、拡大率は20倍となる。

    【0048】図19は、ガルバノミラー17の駆動波形の一例を示している。 この例においては、駆動波形は鋸歯状波とされている。 1枚のA4の大きさを1秒で描画するとすると、1mmあたり16ドットとすればA4の縦の行数は約47行となる(図18参照)。 従って、鋸歯状波の周波数は47Hzとなる。 この鋸歯状波の周期のうち、有効率を80%とすると、有効期間の長さは約1
    7msとなり、帰線区間は約4msとなる。 画素周波数は約200kHz(実際には198kHz=3360/1
    7)となる。 パルス幅変調時における最終パルス幅は、
    256ステップとして51MHz(19.5ns)となる。 上記有効率は、帰線区間におけるダンピングを考慮して決定する。

    【0049】図20は、回転ドラム1に照射される10
    0本のレーザビームのスポット形状を示している。 各スポットS 1乃至S 100は図20に示すように、シリンドリカルレンズ、アナモフィックプリズム等を用いて縦長の楕円形状とするのが好ましい。 即ち、縦方向と横方向の拡大率が異なるようにする。 真円だと、スポットが移動しながら印字するので、1ドット露光する時間が非常に短くないと横方向にぼけてしまう。

    【0050】図21は、レーザ14の発光源(発光点)
    の径とピッチとの関係を示している。 ビーム間ピッチp
    と発光源の径φとの比S(=p/φ)が100本のレーザビームを縦方向に配列する場合においては、比較的小さい(例えば20以下)であることが好ましい。 この比Sが大きいと、100本のレーザビームを水平方向にスキャンしたとき、スキャンされない範囲(隙間)が水平方向に発生するからである。

    【0051】図22は、レーザビームの配列の第2の実施例を示している。 この実施例においては、100本のレーザビームが水平方向に配列されている。 その結果、
    回転ドラム1上には100個のスポットS 1乃至S 100が所定の間隔で配列されている。 そして図23に示すように、各スポットは隣接するスポットまでの範囲をスキャンすることになる。 水平方向のドット数は3360であるので、スポットとスポットの間隔は33乃至34ドットとなる。 この34ドット分をスキャンするには、鋸歯状波の他、正弦波を用いることができる。 スキャン周波数は4.7kHzとなる。 鋸歯状波によりスキャンする場合においては振幅が小さいので、スキャン系81としてガルバノミラーに代えて音響光学素子などを用いることも可能である。

    【0052】またこの場合、ビーム間ピッチpと発光源の径φとの比Sは20以上(例えば30)である必要がある。 この比Sが小さいと回転ドラム1上においてスポットとスポットの間隔が狭くなり過ぎてしまうからである。 発光源の径φを例えば1μmとするとき、ピッチp
    は33μm以上、余裕をみて、約50μm程度とする。
    このとき、レーザ14のトータルの長さは5mm以上となるので、レンズ群16、検出レンズ群20の径をビームスポットを縦方向に配列した場合に比べて大きくする必要がある。 このレンズ径が大きくなるのを避けるには、
    例えば発光源を扇形に配列することができる。 また、このようにスポットを横方向に配列した場合においては、
    各スポット間のピッチが大きくなるので、隣接するビームスポットによる影響が少なくなる。 また、データの読み出し方が縦方向に配列した場合のように単純な時系列ではなくなるので、若干複雑となるが、基本的にはレーザビームに与えるデータの時系列で履歴を補正すればよい。

    【0053】図24は、100本のレーザビームを横方向に配置した場合と縦方向に配置した場合の差異を示している。 縦方向に配置した場合においては、ガルバノミラー17による偏向角度は数10度(例えば40度)となり、偏向周波数は47Hzとなる。 また、画素周波数は200kHzとなり、レーザ素子形状は短くなる(例えば0.5mm乃至1mm)。 またクロック周波数が約50
    MHzとなる。

    【0054】これに対して、スポットを横方向に配列した場合においては、偏向角度は数10分(例えば24
    分)、偏向周波数は4.7kHzとなる。 また画素周波数は鋸歯状波により偏向した場合200kHz、正弦波により偏向した場合450kHzとなる。 また、レーザ素子形状は長くなる(例えば5mm以上)。 さらに、クロック周波数は鋸歯状波偏向の場合50MHz、正弦波偏向の場合約110MHzとなる。

    【0055】

    【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の画像描画装置によれば、複数の光ビームにより回転ドラム上に同時に画像を描画するようにしたので、複数の光ビームをスキャンする速度が遅くて済み、そのスキャン手段として低速のガルバノミラーを用いることができる。 従って、
    高速プリントが可能となり、低騒音化、長寿命化を図ることができる。

    【0056】請求項2に記載の画像描画装置によれば、
    複数の光ビームを偏向方向に配列するようにしたので、
    偏向角が小さくなり、また偏向速度を遅くすることができる。 その結果、偏向部としてガルバノミラーや音響光学素子を用いることができる。 これにより、低騒音化、
    長寿命化、低コスト化を図ることができる。

    【0057】さらに請求項3に記載の画像描画装置によれば、複数の光ビームをラインCCDによりモニタするようにしたので、構成を複雑にすることなく、各ビームを独立にモニタすることができる。 従って、低コスト化、小型化が可能になる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の画像描画装置を応用したレーザビームプリンタの一実施例の構成を示すブロック図である。

    【図2】プリントプロセスを説明する図である。

    【図3】図1の実施例において入力データに対応してレーザの強度を補正する動作を説明する図である。

    【図4】fθレンズを用いた場合における画像の歪の補正を説明する図である。

    【図5】fθレンズを用いない場合における画像の歪の補正を説明する図である。

    【図6】拡大率を一定として結像位置を移動させる原理を説明する図である。

    【図7】ズームレンズの構成例を示す図である。

    【図8】ズームレンズを移動した場合における拡大率と像位置の関係を説明する図である。

    【図9】レンズ移動機構の構成例を示す断面図である。

    【図10】レンズを移動したことによる拡大率の補正の原理を説明する図である。

    【図11】信号処理系の構成例を示すブロック図である。

    【図12】図11におけるPWM回路73cの構成例を示すブロック図である。

    【図13】図12の回路の動作を説明するタイミングチャートである。

    【図14】図11の画像メモリ71に記憶されるデータを説明する図である。

    【図15】レーザ14とラインCCD21との関係を説明する図である。

    【図16】ラインCCD21に照射されるスポットとラインCCD21を構成する受光素子との関係を説明する図である。

    【図17】複数のビームスポットを縦方向に配列した場合におけるスキャンを説明する図である。

    【図18】図17の実施例において回転ドラム1を連続的に回転させた場合におけるラスタの形状を説明する図である。

    【図19】図17の実施例におけるガルバノミラー17
    の駆動波形を説明する図である。

    【図20】図17の実施例におけるスポット形状を説明する図である。

    【図21】発光源の径とビーム間ピッチとの関係を説明する図である。

    【図22】ビームスポットを横方向に配列した場合におけるスポットと回転ドラム1との関係を説明する図である。

    【図23】図22の実施例におけるスポットのスキャン動作を説明する図である。

    【図24】ビームスポットを横方向に配置した場合と縦方向に配置した場合における差を説明する図である。

    【符号の説明】

    1 回転ドラム 11 ステッピングモータ 14 レーザ 15 ビームスプリッタ 16 レンズ群 17 ガルバノミラー 18 fθレンズ 19 モータ 20 検出レンズ群 21 ラインCCD 32 温度検出回路 33 レーザドライブ回路 34 レンズ位置ドライブ回路 35 検出アンプ 36 ドライブ回路 37 補正ROM 38 信号メモリ 39 CPUおよびDSP

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成4年10月2日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0022

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0022】 ところで、ガルバノミラー17と回転ド
    ラム1の周辺部間の光路長は、ガルバノミラー17と回
    転ドラム1の中央部間の光路長に比べて長いため、周辺
    部での確率が大きくなり、fθレンズ18がない場合、
    図10(b)に示すような糸巻き状の画像歪が発生す
    る。 しかし、この実施例においては、fθレンズ18が
    用いられているので、糸巻き状の画像歪は基本的には除
    去されるはずである。 しかしながら本実施例の場合、1
    00本のレーザビームは縦方向に配列されているため、
    その一部は図4に示すように、fθレンズ18のほぼ中央を透過するが、残りのレーザビームはその端部(図4
    (b)の上下の端部)を通過することになる。 fθレン
    ズ18は通常、1本のレーザビームのみを想定している
    ため、その中央横方向については十分な精度が得られる
    ように設計されているが、縦方向の歪は考慮されていな
    いため、その端部における精度は中央における精度より
    も劣化している。 その結果、垂直方向に配列された10
    0本のレーザビームがいずれもfθ性がなくなるように補正される保証がなく、かえって糸巻き状態の歪を増長
    したり、図10(a)に示すような樽型の歪を発生させ
    るおそれがる。 勿論、fθレンズ18を高精度に設計すれば100本のレーザビームについて十分な補正を行なうことも可能である。 しかしながらそのようにすると、
    fθレンズ18が極めて高価なものとなる。 そこで、本実施例においては、fθレンズ18の精度をそれほど高精度にせずに、この画像歪を補正するようにしている。

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0026

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0026】 ところで、拡大率と結像点とを両立させるためには、レンズ群16の焦点距離を回転ドラム1の中央部では短くし、周辺部では長くする必要がある。
    密にこれを実現するためには、レンズ群16の2枚のレ
    ンズの両方を動かす必要があるが、0.1%以上の拡大
    率歪の許容範囲をみとめれば、例えば図6に示すように、 2枚のレンズ群16のうち、レーザ14に近いレンズ16a のみを光軸方向に移動して拡大率をほぼ一定とし、なおかつ結像位置を移すことが可能である 6の例においては、回転ドラム1の中央部において短い焦点Pcを形成せしめ、周辺部においては長い焦点Peを形成せしめるようにする。

    【手続補正3】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0032

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0032】 このようにして図10(b)に示すように、fθレンズ18が存在しない場合において発生する糸巻き歪を図10(c)に示すように補正することができる。 さらにまた、図10(a)に示すような樽型歪を図10(c)に示すように補正することが可能となる。

    【手続補正4】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0050

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0050】 図21は、レーザ14の発光源(発光点)の径とピッチとの関係を示している。 ビーム間ピッチpと発光源の径φとの比S(=p/φ)が100本のレーザビームを縦方向に配列する場合においては、比較的小さい(例えば20以下)であることが好ましい。 この比Sが大きいと、100本のレーザビームを水平方向にスキャンしたとき、スキャンされない範囲(隙間)が水平方向に発生するため、光学系を大きくしたり、特殊
    な光学系で隙間をうめる等の対策が必要となる。

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