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Organic electroluminescent element

阅读:569发布:2021-08-18

专利汇可以提供Organic electroluminescent element专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To improve emission lifetime characteristics in an organic electroluminescent element in which a light-emitting layer 4 is arranged between a hole injection electrode 1 and an electron injection electrode 6, and an electron transporting layer 5 is arranged between the electron injection electrode 6 and the light-emitting layer 4.
SOLUTION: This is the organic electroluminescent element in which the light-emitting layer is arranged between the hole injection electrode and the electron injection electrode, and the electron transporting layer is arranged between the electron injection electrode and the light-emitting layer, and in the cyclic-voltammetry measurement, a hole trap material which shows a reversible anode oxidation process, and in which an oxidation potential is smaller than that of an electron transporting material is made to be contained in the electron transporting layer.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Organic electroluminescent element专利的具体信息内容。

  • 正孔注入電極と電子注入電極の間に発光層を配置し、前記電子注入電極と前記発光層の間に電子輸送層を配置した有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
    サイクリックボルタンメトリー測定において、可逆な陽極酸化過程を示し、かつ前記電子輸送層中の電子輸送材料より酸化電位が小さい正孔トラップ材料を、前記電子輸送層中に含有させたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  • 前記電子輸送層中の前記正孔トラップ材料の濃度が、0.1〜30重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。

  • 说明书全文

    本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子に関するものであり、さらに詳細には、発光寿命特性に優れた有機エレクトロルミネッセンス素子に関するものである。

    有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)は、ディスプレイや照明への応用の観点から活発に開発が行われている。 有機EL素子の駆動原理は、以下のようなものである。 すなわち、正孔注入電極及び電子注入電極からそれぞれ正孔と電子が注入され、これらが有機薄膜中を輸送され、発光層において再結合し励起状態が生じ、この励起状態から発光が得られる。

    有機EL素子の実用化において、最も大きな問題は発光寿命特性である。 有機EL素子の劣化機構の内、有機物質の電気化学的な劣化は、最も重要な事項の1つである。 ここで、有機物質の電気化学的な劣化とは、有機物質が正孔を受け入れたときに生じるラジカルカチオン、あるいは有機物質が電子を受け入れたときに生じるラジカルアニオンが不安定であり、有機物質が化学的に変質してしまうことを意味する。

    一般に、電子輸送物質は、正孔を受け入れた状態(ラジカルカチオン状態)が不安定である。 例えば、現在広く用いられている電子輸送材料であるAlq(トリス−(8−キノリナト)アルミニウム(III))は、ラジカルカチオン状態が不安定であることが知られている。

    従って、有機EL素子の寿命特性を向上させるためには、有機物質の電気化学的な劣化を防ぐことが有効である。 非特許文献1においては、発光層を正孔輸送材料と電子輸送材料の混合物とすることにより、有機EL素子の寿命特性を向上できることが報告されている。 このように、発光層を数種の有機物質で構成することにより素子の耐久性を向上させる手法は、学術論文及び特許においてこれまでいくつも示されてきた。 しかしながら、有機EL素子の実用化をさらに進めるためには、発光寿命特性をさらに向上させる必要がある。
    Science,283号,1900ページ,1999年 A.Bard,L. R. Faulkner,Electrochemical Methods Fundamentals and Application,John Wiley & Sons;New York,2001;p240

    本発明の目的は、発光寿命特性に優れた有機EL素子を提供することにある。

    本発明は、正孔注入電極と電子注入電極の間に発光層を配置し、電子注入電極と発光層の間に電子輸送層を配置した有機EL素子であり、サイクリックボルタンメトリー測定において、可逆な陽極酸化過程を示し、かつ電子輸送層中の電子輸送材料より酸化電位が小さい正孔トラップ材料を、電子輸送層中に含有させたことを特徴としている。

    本発明においては、上記のように2つの条件を満たす正孔トラップ材料を、電子輸送層中に含有させている。

    第1の条件は、サイクリックボルタンメトリー測定において、可逆な陽極酸化過程を示すことである。 これは、サイクリックボルタンメトリーにおいて測定されるサイクリックボルタンモグラムの曲線から判断することができる。 例えば、陽極酸化過程を3回程度繰り返し、各回のサイクリックボルタンモグラムの曲線がほぼ重なって表れるものは可逆性を有しており、可逆な陽極酸化過程を示すと判断することができる。 これに対し、各回のサイクリックボルタンモグラムの曲線が重ならずに大きくずれるものは、可逆性を有しておらず、不可逆な陽極酸化過程を示すと判断される。

    また、サイクリックボルタンメトリーにおける可逆性は、非特許文献2に記載されている以下に示すニコルソンの式からも判定することができる。

    pc /I pa =Ipco/Ipao+0.485×Ipso/Ipao+0.086
    上記ニコルソンの式におけるIpco、Ipao、及びIpsoについて、図3を参照して説明する。 図3は、m−MTDATAのサイクリックボルタモグラムを示す図である。 まず、酸化が進むと上方の線に沿って電位(ポテンシャル)の絶対値が大きくなる。 曲線が最上端に位置するときの電流値がIpaoであり、このときの電位がE 1である。 さらに電位の絶対値が大きくなり、曲線の右端に位置したときの電流値がIpsoである。 次に、電位の絶対値が小さくなり曲線が下降し最下端に位置したときの電流値がIpcoであり、このときの電位がE 2である。 材料の酸化電位(E ox )は、次式により決定される。

    ox =(E 1 +E 2 )/2
    以上のようにしてサイクリックボルタモグラムから求められるIpco、Ipao、及びIpsoの値を上記ニコルソンの式に挿入して、I pc /I paを算出することができる。 このI pc /I paの値が1に近づく程、可逆性が高いと判断することができる。 本発明においては、1.2〜0.8の範囲内であることが好ましく、さらに好ましくは1.1〜0.9の範囲内である。

    第2の条件は、サイクリックボルタンメトリー測定において、酸化電位が電子輸送層中の電子輸送材料の酸化電位よりも小さいことである。 ここで、酸化電位が小さいとは、酸化電位の絶対値が小さいことを意味している。

    酸化電位と、最高被占分子軌道(HOMO)のエネルギー準位は相関関係を有しているので、酸化電位が小さいものは、最高被占分子軌道(HOMO)のエネルギー準位が高い。

    本発明において、電子輸送層中に含有させる正孔トラップ材料は、電子輸送材料より酸化電位が小さいものであるので、その最高被占分子軌道(HOMO)のエネルギーは電子輸送材料より高い。 このため、発光層から抜け出て電子輸送層中に移動してきた正孔を安定にトラップすることができ、この正孔によって電子輸送材料が破壊されるのを防止することができる。 また、正孔トラップ材料は、可逆な陽極酸化過程を示すものであるので、正孔トラップ材料自身が正孔によって劣化することもない。

    従来は、発光層から正孔が抜け出さないように電荷のバランスを向上させたり、正孔阻止層を設けたりすることが試みられている。 本発明においては、発光層から正孔が抜け出ることを完全に防止することが困難であることに着目し、発光層から抜け出た正孔を電子輸送層中で安定にトラップすることにより、発光寿命特性を向上させている。

    本発明における電子輸送層中の正孔トラップ材料の濃度は、0.1〜30重量%の範囲内であることが好ましく、さらに好ましくは、0.5〜10重量%の範囲内であり、さらに好ましくは、1〜5重量%の範囲内である。

    正孔トラップ材料の濃度が高すぎると、電子輸送層が正孔を輸送してしまうため、発光層から抜け出る正孔の量が多くなり、発光効率が低下するおそれがある。 また、正孔トラップ材料の濃度が低すぎると、発光寿命特性を向上させるという本発明の効果が十分に得られない場合がある。

    正孔トラップ材料は、電子輸送層の全体に含有されていてもよいし、電子輸送層の一部の領域にのみ含有されていてもよい。

    正孔トラップ材料は、上記第1の条件及び第2の条件を満たすものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、MTDATA誘導体、TPD(N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−N,N'−ジフェニルベンジジン)誘導体、NPB誘導体、トリフェニルアミン誘導体、フタロシアニン誘導体、ルブレン誘導体、フェロセン誘導体などの化合物の中で、上記第1の条件及び第2の条件を満たす化合物が挙げられる。

    本発明によれば、電子輸送層中に侵入してきた正孔を、正孔トラップ材料で安定してトラップすることができるので、正孔による電子輸送材料の劣化を防止することができる。 このため、発光寿命特性に優れた有機EL素子とすることができる。 また、これに付随して、発光効率の向上や駆動電圧の低下など、有機EL素子の特性の向上が期待できる。

    本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

    〔サイクリックボルタンメトリーの測定〕
    m−MTDATA、NPB、ルブレン、tBuDPN、DBzR、フェロセン、BCP、及び9−フェニルカルバゾールの各化合物について、サイクリックボルタンメトリーを測定した。

    サイクリックボルタンメトリーにおいては、対象の化合物を溶解した有機溶媒に仕事電極、対電極、及び参照電極を挿入し、仕事電極と対電極の間に電圧を印加して電位と電流量の変化を測定する。 測定機器としては、ポテンショスタット(北斗電工社製「HA−501」)及びファンクションジェネレーター(北斗電工社製「HB−104」)を用いた。

    サンプルは、化合物を10 -3 mol/リットル溶解させ、支持電解質としてターシャリー−ブチルアンモニウムパークロレートを10 -1 mol/リットル溶解させ、溶媒としてジクロロメタンを用いて調製した。 その他の条件は、以下の通りである。

    掃印速度:100mV/秒 掃印回数:3回 仕事電極:白金板 対電極 :白金線 参照電極:Ag/AgNO 3アセトニトリル溶液 図3は、m−MTDATAの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 m−MTDATAは、{3−メチルフェニル−(フェニル)−アミノ}4,4',4”−トリス(トリフェニルアミン)であり、以下に示す構造を有している。

    図4は、NPBの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 NPBは、N,N'−ジ(1−ナフチル)−N,N'−ジフェニルベンジジンであり、以下の構造を有している。

    図5は、ルブレンの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 ルブレンは、以下の構造を有している。

    図6は、tBuDPNの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 tBuDPNは、5,12−ビス(4−ターシャリー−ブチルフェニル)ナフタセンであり、以下の構造を有している。

    図7は、DBzRの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 DBzRは、5,12−ビス{4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)フェニル}−6,11−ジフェニルナフタセンであり、以下の構造を有している。

    図8は、フェロセンの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 フェロセンは、以下の構造を有している。

    図9は、BCPの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 BCPは、2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリンであり、以下の構造を有している。

    図10は、9−フェニルカルバゾールの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムである。 9−フェニルカルバゾールは、以下の構造を有している。

    上記各化合物について、それらのサイクリックボルタモグラムから、上述のようにして酸化電位及びI pc /I paを求め、表1に示した。

    図9及び図10から明らかなように、BCP及び9−フェニルカルバゾールは、陽極酸化過程において、不可逆であることがわかる。 これに対して、m−MTDATA、NPB、ルブレン、tBuDPN、DBzR、及びフェロセンは、図3〜図8から明らかなように、陽極酸化過程において可逆性を示している。 また、I pc /I paは、表1に示すように1.00〜1.04の範囲内である。

    〔有機EL素子の作製〕
    (実施例1)
    図1に示す構造を有する有機EL素子を作製した。 図1に示す有機EL素子は、正孔注入電極1の上に、陽極バッファ層2が設けられており、この上に正孔輸送層3が設けられており、この上に発光層4が設けられている。 発光層4の上には、電子輸送層5が設けられており、電子輸送層5の上に電子注入電極6が設けられている。 なお、この有機EL素子は、ガラス基板の上に作製されている。 正孔注入電極1はITO(インジウム錫酸化物)から形成されており、この上に、CFxを用いた陽極バッファ層2(厚み0.1nm)が形成されている。 この上に、正孔輸送材料としてNPBを用いた正孔輸送層3(厚み50nm)が形成されている。 この上に、Alqからなる発光層4(厚み30nm)が形成されている。

    Alqは、トリス−(8−キノリナト)アルミニウム(III)であり、以下の構造を有している。

    電子輸送層5(厚み20nm)は、電子輸送材料としてBCPを用い、正孔トラップ材料として5重量%のm−MTDATAを含有している。

    電子注入電極6(厚み200nm)は、Alから形成されている。

    陽極バッファ層CFxは、プラズマCVD法により形成されている。

    それ以外の各層は、真空蒸着法により形成されている。

    (比較例1)
    電子輸送層5中に、正孔トラップ材料であるm−MTDATAを含有させない以外は、上記実施例1と同様にして有機EL素子を作製した。

    (比較例2)
    電子輸送層5に含有させる正孔トラップ材料として、m−MTDATAに代えて、9−フェニルカルバゾールを用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして有機EL素子を作製した。

    〔初期特性の評価〕
    実施例1、比較例1及び比較例2の各有機EL素子について、色度及び発光効率を測定し、表2に示した。

    表2に示す結果から明らかなように、実施例1の有機EL素子は、比較例1及び2の有機EL素子に比べ、高い発光効率を示している。

    〔輝度−時間特性の測定〕
    実施例1、比較例1及び比較例2の各有機EL素子について、輝度−時間特性を評価した。 評価結果を図2に示す。

    図2に示す結果から明らかなように、本発明に従う実施例1の有機EL素子は、比較例1及び比較例2の有機EL素子に比べ、発光寿命特性に優れていることがわかる。

    本発明に従う実施例において作製した有機EL素子を示す断面図。

    本発明に従う実施例の有機EL素子の輝度−時間特性を示す図。

    m−MTDATAの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    NPBの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    ルブレンの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    tBuDPNの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    DBzRの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    フェロセンの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    BCPの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    9−フェニルカルバゾールの陽極酸化過程を示すサイクリックボルタモグラムの図。

    符号の説明

    1…正孔注入電極 2…陽極バッファ層 3…正孔輸送層 4…発光層 5…電子輸送層 6…電子注入電極

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