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Arrangement control method

阅读:636发布:2023-03-19

专利汇可以提供Arrangement control method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To prevent the arrangement of moving robots from being disabled even if a disturbance is generated.
CONSTITUTION: The moving robots 2-1-2-5 are constituted independently and avoid the disturbance individually if the disturbance is generated. The actual positions of the moving robots 2-1-2-5 after avoiding the disturbance are detected by an absolute position measuring instrument 5. A planet 3 consisting of a mutual coupling type neural network is previously stored with plural arrangement patterns of the moving robots 2-1-2-5 and recalls the specific stored position pattern corresponding to position information from the absolute position measuring instrument 5 to command the stored arrangement pattern to the respective moving robots 2-1-2-5 through a radio communication device 4 at a target destination. The respective moving robots 2-1-2-5 moves to the specific destination corresponding to the command.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Arrangement control method专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 複数の制御対象を所定の空間内の所定の位置に配置する配置制御方法において、 前記制御対象の配置に関する複数の所定のパターンを記憶し、 前記制御対象を、記憶した前記パターンのいずれかに対応して配置するとともに、 実際の前記制御対象の配置状態を検出し、その配置状態が設定した状態から乱れたとき、記憶した前記パターンのうち、他のパターンのいずれかに対応して前記制御対象を配置することを特徴とする配置制御方法。
  • 【請求項2】 前記制御対象は移動ロボットであることを特徴とする請求項1に記載の配置制御方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、例えば倉庫に配置されている複数の移動ロボットや、ビデオゲームにおける複数のキャラクタを群行動させる場合に適用して好適な配置制御方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】倉庫に複数の移動ロボットを配置し、この移動ロボットにより種々の物品を搬送するような場合、種々の条件を考慮して、複数の処理ステップを組み合わせたプログラムを構築し、このプログラムに従って各移動ロボットを制御するようにしている。 これにより、移動ロボットを効率的に制御することができ、作業を能率的に遂行することが可能になる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全ての条件を考慮してプログラムを設計することは実質的に不可能である。 そこで、できるだけ多くの条件を考慮するようにするのであるが、そのためプログラムの処理ステップ数が膨大なものとなり、その制作に多くの時間と労が必要となる。 このことは、複数の移動ロボットを孤立的に行動させるのではなく、全体のバランスを考慮して、群行動させるような場合に、特に顕著となる。 また、予期せぬ外乱が発生すると、制御が不可能になってしまう課題があった。

    【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、外乱に対しても簡単かつ確実に対処することができるようにするものである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明の配置制御方法は、例えば、移動ロボット2−1乃至2−5などよりなる複数の制御対象を所定の空間内の所定の位置に配置する配置制御方法において、移動ロボット2−1乃至2−
    5の配置に関する複数の所定のパターンを記憶し、移動ロボット2−1乃至2−5を、記憶したパターンのいずれかに対応して配置するとともに、移動ロボット2−1
    乃至2−5の実際の配置状態を検出し、その配置状態が設定した状態から乱れたとき、記憶したパターンのうち、他のパターンのいずれかに対応して移動ロボット2
    −1乃至2−5を配置することを特徴とする。

    【0006】

    【作用】上記構成の配置制御方法においては、移動ロボット2−1乃至2−5の配置状態が外乱などにより設定した状態から乱れたとき、記憶したパターンのうち、他のパターンのいずれかに対応して移動ロボット2−1乃至2−5が配置される。 従って、外乱が発生した場合においても、配置不能になることが防止される。

    【0007】

    【実施例】図1は本発明の配置制御方法を応用した移動ロボット制御システムの一実施例の構成を示すブロック図である。 配置空間(フィールド)1には複数の(この実施例の場合、5個の)移動ロボット2−1乃至2−5
    が配置されるようになされている。 プランネット3は相互結合型ニューラルネットにより構成されており(その具体的構成例は図9、図11、図12、図13および図15を参照して後述する)、無線通信装置4を介して各移動ロボット2−1乃至2−5に、それぞれの目的位置(目標移動(配置)位置)を電波で指令するようになされている。 また、絶対位置測定装置5は、例えばビーコン、磁場測定、エンコーダによる測定などにより、各移動ロボット2−1乃至2−5の現在位置及び姿勢をリアルタイムで測定し、プランネット3にフィードバックするようになされている。

    【0008】図2は移動ロボット2−1(2−2乃至2
    −5も同様)の具体的構成例を示している。 前輪11はモータ20に駆動され、所定の方向に指向される。 また、後輪12,13は、モータ18,19により駆動されて回転するようになっている。 外周に複数個(実施例の場合、8個)配置された障害物センサ14は障害物3
    1(図3)を検出するようになされており、障害物感知システム15は各障害物センサ14の出力をモニタし、
    その検出結果をコントローラ16に出力するようになされている。 無線通信機17は無線通信装置4が出力する電波を受信し、これを復調してコントローラ16に出力している。 CPUなどよりなるコントローラ16は、図3に示すように、障害物感知システム15の出力に対応してモータ18,19,20を駆動して、移動ロボット2−1が障害物31に接触しないように自立的に回避させるとともに、無線通信機17からの出力に対応して、
    移動ロボット2−1を所定の目的位置32に移動させるようになされている。 なお、目的位置32と障害物31
    の位置が重複した場合、障害物31から距離をおくことが目的位置32に向かうことよりも絶対優先される。

    【0009】図4は本実施例により構成されるシステムの概略を示している。 相互結合ニューラルネットにより構成されるプランネット3には、各ニューロン間に適当な結合重みを設定することにより、移動ロボット2−1
    乃至2−5の群としての行動パターン(行動制約)が記憶されている(埋め込まれている)。

    【0010】このプランネット3は外部入力、つまりオペレータによるオペレーショナル入力、または現在位置測定装置5から入力される現在の移動ロボット2−1乃至2−5の状態に対して、最適と考えられる達成目標状態パターンをネットワークのエネルギー最小化の過程から生成する。 この達成目標状態パターンは目的位置への移動指令の形に変換され、無線通信装置4を介して各移動ロボット2−1乃至2−5に送信される。 各移動ロボット2−1乃至2−5はこの指令を無線通信機17を介して受信し、受信した指令に対応する目的位置に移動すべく、行動する。 個々の行動制御はそれぞれの移動ロボット2−1乃至2−5の内部において自立的になされる。 移動ロボット2−1乃至2−5の状態は絶対位置測定装置5を介してプランネット3にフィードバックされている。 予期せぬ外乱(障害物31の進入)などにより、移動ロボット2−1乃至2−5のうちのいずれかが目的位置に到達できない場合、プランネット3は指令したパターンが実現されないので不安定化し、新たな代替プランを状態遷移にともない想起する。

    【0011】プランネット3が想起した目的状態パターンと、実際に達成された移動ロボット2−1乃至2−5
    の物理的状態パターン(絶対位置測定装置5により測定された実際の状態パターン)が最終的に一致した場合、
    プランネット3の状態はエネルギー平衡点の最小解(準最小解を含む)に到達し、状態は新たな外乱またはオペレータ入力があるまで落ち着く。 このとき移動ロボット2−1乃至2−5を含むシステム全体のエネルギ状態も平衡点の最小解(準最小解を含む)にある。

    【0012】図5に示すように、本システムの特徴は、
    フィールド1における移動ロボット2−1乃至2−5の行動プランを立てるプランネット3(相互結合型ニューラルネット)に、各移動ロボット2−1乃至2−5の物理的状態が絶対位置測定装置5を介してフィードバックされる点にある。 これにより制御レベル(プランネット3から移動ロボット2−1乃至2−5の方向)とプランレベル(移動ロボット2−1乃至2−5からプランネット3の方向)の双方向において、情報のやり取りが行なわれ、予期せぬ外乱などに対して制御レベルだけでなく、プランレベルでのリアルタイムの対応が可能となり、システム全体は非常に強いものとなる。

    【0013】本実施例においては、プランニング部分及び移動ロボット2−1乃至2−5の物理的制御系を含む全体のシステムについての状態のエネルギーが考慮される。 このとき目的プランを達成する(移動ロボット2−
    1乃至2−5を目的位置に配置する)ことは、このシステムの状態を、複数のエネルギー準最小解のうちの適当な1つに落ち着つかせることを意味する。

    【0014】このことを図6を参照して説明する。 いま、例えば、p1乃至p6の6つの状態パターン(移動ロボット2−1乃至2−5の配置パターン)がプランネット3に記憶されており、初期状態の運転モードにおいて、
    そのいずれのパターンも取り得るものとする(6つの最小解が存在する)。 現時点において、移動ロボット2−
    1乃至2−5はp2の状態パターンを取っている(図6
    (A))。

    【0015】その後、運転モード変更の入力がなされ、
    ネットワークの最小解のトポロジーが変化して、パターンp2が安定状態ではなくなり、パターンp1,p3,p5,p6がこの運転モードで採り得るパターンになると、システム全体は状態遷移し、安定なp3の状態パターンを取る(移動ロボット2−1乃至2−5は移動し、p3の状態パターンをとる)(図6(B))。

    【0016】その後、フィールド1に外乱が発生すると(例えば障害物31が侵入すると)、各移動ロボット2
    −1乃至2−5は障害物31に衝突しないように自立的に行動する。 その結果、p3の状態パターンを維持できなくなる。 このとき、システム全体でパターンp3はエネルギー平衡点ではなくなる。 その結果、システムは状態遷移し、他の安定な最小解であるパターンp5の状態を取る(移動ロボット2−1乃至2−5はp5の状態パターンをとる)(図6(C))。

    【0017】システム全体のエネルギーEは以下のように表わされる。 E = plan(Ld,Lr,op_mode) + control1(||Ld - Lr||) + control2(Lr,dist)

    【0018】ここでLdは、移動ロボット2−1乃至2−
    5の目的状態を表すベクタであり、プランネット3の発火状態で表わされる。 Lrは移動ロボット2−1乃至2−
    5の現在の状態を示すベクタである。 op_modeはオペレーショナルモードを示す。 plan( )はプランネット3のエネルギー関数であり、結合重みを適当な値に調節することにより、エネルギー最小値平衡点及び複数の準最小値平衡点に、望むべき複数の状態パターンLdを埋め込むことができる。 また、これら平衡点においてLd=Lrを満たすようにネットワークの結合重みを構成する。

    【0019】control1( )は単調増加関数であり、これを最小化することにより、移動ロボット2−1乃至2−
    5の状態を、プランネット3の活性化の状態(目的状態)に追従させることができる。 control2( )は、移動ロボット2−1乃至2−5の状態に対する外乱の影響を示す関数であり、移動ロボット2−1乃至2−5の状態はこの外乱の影響を減少させる方向に遷移する。 例えば障害物を外乱とした場合、移動ロボット2−1乃至2−
    5と障害物の距離が離れるほどこの関数の値は小さくなる。 distは外乱の状態を表わすものである。

    【0020】次に、移動ロボットを所定の位置に配置する具体例を示す。 最初に移動ロボット2−1乃至2−5
    のそれぞれを区別しない場合の例について説明する。

    【0021】この場合、以下のような配置のタスクを想定する。 (1)各運転モードに対して複数の配置パターンがある。 (2)各配置パターンに対してどの移動ロボット2−1
    乃至2−5がフィールド1上のどの位置に配置されても良い。 (3)フィールド1上の1つの位置(コマ)に複数の移動ロボット2−1乃至2−5を配置することはできない。

    【0022】図7に示すように、プランネット3には、
    各移動ロボット2−1乃至2−5の測定位置Lr[i](i
    =1,2,・・・,n。 実施例の場合n=5)が絶対位置測定装置5より入力される。 そしてプランネット3のニューロンの発火状態から、各移動ロボット2−1乃至2−5の目的移動位置Ld[i]が出力される。 この目的移動位置Ld[i]は無線通信装置4を介して各移動ロボット2−1乃至2−5に指令される。

    【0023】プランネット3には現在所定の運転モードが入力されており、プランの上ではp1,p2,p3の3つの配置パターンのいずれかを採ることが可能である。 パターンp1においては、3台の移動ロボットがフィールド1内の下方中央に垂直に配列され、その最も下の1台の左右に1台づつ他の移動ロボットが配置されている。 パターンp2においては、フィールド1の上方中央に1台の移動ロボットが配置され、その左右にそれぞれ2台の移動ロボットが、順次1コマづつ下方に配置されている。 パターンp3においては、各移動ロボットが「コ」字状になるように、フィールド1の右側中央に配置されている。

    【0024】これらの3つのパターンのうち、パターン
    p1は、フィールド1内に障害物31が存在するため、達成不可能である。 そこで、残りのパターンp2,p3のいずれか(例えば、パターンp3)の配置状態になるように、
    各移動ロボット2−1乃至2−5は移動する。 このとき、パターンp2またはp3のどちらが達成されるかは、移動ロボット2−1乃至2−5の前の状態などに依存する。 例えば、障害物31が進入する前の状態において移動ロボット2−1乃至2−5の位置状態がパターンp3に相対的に近ければ、障害物31が進入した後の状態においてパターンp3が達成され易くなる。

    【0025】図8に、障害物31がフィールド1内に侵入した場合に、移動ロボット2−1乃至2−5が自立的に配置状態を再生成する様子について示す。 初期状態では、パターンp1の配置状態で安定している(図8
    (A))。 その後、移動型の障害物31がフィールド1
    内に侵入してくるという外乱が発生すると(図8
    (B))、各移動ロボット2−1乃至2−5は障害物3
    1に接触しないように自立的に徐々に移動する。 移動した位置状態がプランネット3にフィードバックされ、プランネット3上において想起されているパターンp1が不安定化する。 そして、プランエット3に想起されているパターンはついにパターンp1からp3へ状態遷移し、これに対応して移動ロボット2−1乃至2−5はパターンp3
    の配置を生成し、安定化する(図8(C))。

    【0026】次に、図9を参照してプランネット3の構成例を説明する。 プランネット3はネットワーク層構造とされ、全体で1つの相互結合型ネットワークを構成する。 各ネットワーク層は大きく次の2つの層に区分される。

    【0027】(1)群全体プラン層(レアH、レア0) レアHは、P1乃至P5のパターンを記憶しており、オペレータから入力された指令に対応するパターンをレア0に展開させる。 従って、レア0には、移動ロボット2−1
    乃至2−5の全体の選択された配置パターン(指令された群としての配置パターン)が想起される。 レア0の各ニューロンはxy平面上に並べてあり、移動ロボット2−
    1乃至2−5のフィールド1の各地点(コマ)(移動ロボット2−1乃至2−5が取り得る位置)に対応している。 すなわち、このレアHとレア0は入力部分付き連想記憶ネットワークを構成している。

    【0028】(2)個々の移動ロボット2−1乃至2−
    5に対応する層(レア1乃至5) レア1乃至5は移動ロボット2−1乃至2−5にそれぞれ対応する層である。 各レア1乃至5のニューロンは、
    レア0と同様にxy平面上に並べられている。 移動ロボット2−1乃至2−5の現時点の物理的位置に対応するニューロンに正の入力がなされる。 各レア1乃至5において、ニューロンはそれぞれ1つだけ発火でき、そのニューロンは対応する移動ロボット2−1乃至2−5の移動目的位置を表す。

    【0029】図9に示す実施例においては、レア0に「コ」字状のパターンp3が想起されており、レア1乃至5は、レア0のこの文字「コ」を構成する各ニューロンに対応する1つのニューロンが発火した状態にある。 そして、レア1乃至3においては、移動ロボット2−1乃至2−3の現在位置が目的位置と一致している。 これに対して、レア4およびレア5においては、移動ロボット2−4と2−5の現在位置が目的位置と異なっている。
    従って、この場合、図10に示すように、移動ロボット2−4と2−5がレア0で指定されるニューロンの位置(目的位置)に移動することになる。

    【0030】ネットワークの制約として、レア0において位置(i,j)のニューロン(以下これをA-gl[i,j]と示す)が発火している場合、レア1乃至5のいずれか1つにおいて、位置(i,j)のニューロン(以下これをA[i,j,
    k]と示す。 但しkはレア1乃至5のうちk番目のものを表わす)が発火するようにする。 このとき、レア0では、
    各移動ロボット2−1乃至2−5を区別することなく、
    移動ロボット2−1乃至2−5としての位置を示す。 すなわち、移動ロボット2−1乃至2−5のうちの特定のものが所定の位置に配置される必要はなく、移動ロボット2−1乃至2−5のいずれかが所定の位置に配置され、全体として所定のパターンが実現されておればよいものとされる。 換言すれば、移動ロボット2−1乃至2
    −5のいずれが、いずれの位置に移動するかは、自立的に行動する各移動ロボット間の協調動作により実行される。

    【0031】この協調動作は、図11および図12に示すように、相互抑制及び相互興奮の結合の組合せを設定することにより実現可能である。 このような設定は、例えば次のような結合により行なわれる。

    【0032】(1)ニューロンA[i,j,k]とA[i,j,l](但しl≠k)の結合は負結合である。 ここで、負結合とは、
    各ニューロンが同時に発火することを抑制する(同時に発火するとエネルギーが高くなる)結合である。 すなわち、レア1乃至5のうち、所定のレア(例えばレア3)
    の位置(i,j)のニューロンが発火しているとき、他のレア(例えばレア1,2,4,5)の対応する位置(i,j)
    のニューロンは発火が抑制される(図11)。 (2)レアi(i=1乃至5)内において、各ニューロン間の結合は負結合である。 (3)レアi(i=1乃至5)の各ニューロンは負のバイアスを持つ。 (4)レア0のニューロンA-gl[i,j]と、レア1乃至5
    のニューロンA[i,j,k]の結合は正である。 ここで、正結合とは、各ニューロンが同時に発火することを励起する(同時に発火するとエネルギーが低くなる)結合である。 すなわち、レア0の位置(i,j)のニューロンA-gl[i,
    j]が発火すると、レア1乃至5のニューロンA[i,j,k]も発火しようとする(図12)。 (5)レア0においては、オペレーション入力(各移動ロボットの目的位置)と配置パターン(記憶パターン)
    が一致したとき、エネルギーが極小になるように、各ニューロンの結合重みが調節されている。

    【0033】次に、図13乃至図16を参照して、個々の移動ロボットの位置関係に制約を課す配置の例について説明する。 ケース1:移動ロボットを4台とし、移動ロボット2−11と移動ロボット2−12は常に近接するように配置する(例えば、1コマ以内に配置する)。
    かつ移動ロボット2−13と移動ロボット2−14は常にお互いに所定の距離(例えば、5コマ以上の距離)を保つように配置する。

    【0034】このような制約は、例えば図13に示すようなプランネット3に埋め込むことができる。 このプランネット3は、4台の移動ロボット2−11乃至2−1
    4に対応するレア11乃至14により構成されている。
    ただし、この実施例においては、前述したような群全体プラン層としてのレアHやレア0は設けられていない。
    そして上述した制約は以下の結合を取ることによりネットに埋め込まれる。

    【0035】(1)レア11乃至14は相互抑制結合される。 (2)レア11と12の各ニューロン間においては、両者の距離(コマ距離)が1の場合、正結合とする。 (3)レア13と14の各ニューロン間においては、両者の距離(コマ距離)が5の場合、正結合とする。 (4)上記した(1)乃至(3)以外には結合を設けない。

    【0036】このような状態において、図13に示すように、運転(オペレーショナル)モード入力として、例えばレア13に正の入力を加えると、移動ロボット2−
    11乃至2−14は、例えば図14(A)乃至(D)に示すように、上記した条件(移動ロボット2−11と移動ロボット2−12は、常に1コマ以内の距離に近接して配置し、かつ移動ロボット2−13と移動ロボット2
    −14は、常に5コマ以上離間して配置する)を満足するように所定の位置に配置される。

    【0037】ケース2:移動ロボット2−11乃至2−
    14を、図16(A)乃至(D)に示すように、ループパターンを常に形成するように配置する。

    【0038】この場合、ケース1における場合と同様に、レア11乃至14間の結合を次のように設定することにより、本ケースの制約がプランネット3に埋め込まれる。 (1)ニューロンA[i,j,1]とA[i+1,j-1,2]の結合は正結合とする。 (2)ニューロンA[i,j,2]とA[i+1,j+1,3]の結合は正結合とする。 (3)ニューロンA[i,j,3]とA[i-1,j+1,4]の結合は正結合とする。 (4)ニューロンA[i,j,4]とA[i-1,j-1,1]の結合は正結合とする。

    【0039】このように結合を設定することにより、図16(A)乃至(D)に示すように、移動ロボット2−
    11乃至2−14が常にループパターンを形成するように配置することができる。

    【0040】なお、プランネット3としてのニューラルネットは、基本的にはホップフィールドネットに代表される相互等価重み結合のものを使うのが好ましい。 そのようにすると、ネットワークのエネルギー場に多数の平衡点を持つことができ、それらにプランのパターンを多数埋め込むことができるからである。 このように平衡点を多くすると、プランニングの過程において、望まないエネルギー極小点に状態が落ち込み、そこから脱出できなくなる可能性が高くなる。 そこで、このような場合、
    通常のアナログ及び2値のホップフィールドネットのアルゴリズムのほかに、熱力学的アルゴリズムまたはカオス的最急降下法を利用して、局所的なエネルギー極小状態から脱出して、最小値を探索することができるようにするのが好ましい。 このカオス的最急降下法については、電子通信情報学会、1991年8月号、論文誌A、
    Vol. J74−ANo. 8,P1208−P121
    5、「カオス的最急降下法を適用したニューラルネットにおける学習および記憶想起の動特性について」、あるいは、特願平3−240467号(特願平2−2989
    84号、特願平2−414907号および特願平3−1
    49688号の国内優先出願)などに本出願人により開示されている。

    【0041】以上においては、本発明を移動ロボットを所定の位置に配置する場合に適用したが、本発明は、ビデオゲームにおける複数のキャラクタを制御対象として群行動させる場合などにも適用することができる。 さらに本発明は、2次元空間だけでなく、3次元空間に制御対象を配置する場合においても応用することが可能である。

    【0042】

    【発明の効果】以上の如く、本発明の配置制御方法によれば、制御対象の配置状態が設定した状態から乱れたとき、記憶したパターンのうち、他のパターンのいずれかに対応して制御対象を配置するようにしたので、外乱が発生した場合においても、配置不能になることがなく、
    制御対象を簡単かつ確実に所定の位置に配置することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の配置制御方法を応用した移動ロボット制御システムの一実施例の構成を示すブロック図である。

    【図2】図1における移動ロボットの構成例を示すブロック図である。

    【図3】移動ロボットが障害物を回避して移動する様子を示す図である。

    【図4】図1の実施例において、外乱が発生した場合の制御系を説明するブロック図である。

    【図5】図1の実施例において、外乱が発生した場合の制御状態を説明する概念図である。

    【図6】移動ロボットの配置パターンの状態遷移を説明する図である。

    【図7】移動ロボットを記憶した配置パターンに対応して配置する動作を説明するブロック図である。

    【図8】移動ロボットが外乱に対して自立的に移動する様子を説明する図である。

    【図9】図1におけるプランネット3の構成例を示す図である。

    【図10】図9の実施例に対応して移動ロボットが移動する様子を説明する図である。

    【図11】図1におけるプランネット3を構成する各レアの相互抑制結合を説明する図である。

    【図12】図1におけるプランネット3を構成する各レアの相互励起結合を説明する図である。

    【図13】移動ロボットを相互に所定の関係を保持するように配置する場合のニューラルネットの構成例を説明する図である。

    【図14】図13の実施例に対応して移動ロボットが相互に所定の関係を保持して移動する様子を説明する図である。

    【図15】移動ロボットを相互に所定の関係を保持するように配置する場合の他のニューラルネットの構成例を説明する図である。

    【図16】図15の実施例に対応して移動ロボットが相互に所定の関係を保持して移動する様子を説明する図である。

    【符号の説明】

    1 配置空間(フィールド) 2−1乃至2−5 移動ロボット 3 プランネット 4 無線通信装置 5 絶対位置測定装置 11 前輪 12,13 後輪 14 障害物センサ 15 障害物感知システム 16 コントローラ 17 無線通信機 31 障害物 32 目的地点

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