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Visual feedback device and method

阅读:697发布:2021-05-17

专利汇可以提供Visual feedback device and method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a visual feedback device and method capable of moving a subject of movement to a moving target at high speed while using images picked up by an image pickup means, and of increasing operational efficiency by increasing the accuracy of detecting position as the position of the subject of movement approaches the position of the moving target.
SOLUTION: The visual feedback device has an image pickup means 101 for picking up images of a scene containing the subject of movement and the moving target, and guides the subject of movement to the moving target by performing template matching using the images of the scene and a template image 2514 previously stored. The visual feedback device has a distance computing means 105 for computing the distance between the subject of movement and the position of the moving target. When the distance computed by the distance computing means 105 is greater than a predetermined speed requirement distance, the subject of movement is moved at high speed; when the distance is smaller than the speed requirement distance, the subject of movement is guided as the template matching is performed.
COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI,下面是Visual feedback device and method专利的具体信息内容。

  • 移動対象物と移動目標を含むシーン画像を撮像する撮像手段を備え、前記シーン画像とを予め保存しておいたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングを行い、前記移動対象物を前記移動目標に誘導する視覚フィードバック装置において、
    前記移動対象物と前記移動目標位置の距離を演算する距離演算手段を備え、前記距離演算手段で求めた距離が、所定の速度条件距離より大きい場合には、前記テンプレートマッチングを行わないで、前記移動対象物を高速で移動させ、前記距離が前記速度条件距離よりも小さい場合にはテンプレートマッチングを行いながら、前記移動対象物を前記移動目標に誘導することを特徴とする視覚フィードバック装置。
  • 前記撮像手段を複数個備えるとともに、前記複数の撮像手段を固定する固定台と、前記シーン画像と前記テンプレート画像を用いてテンプレートマッチングを行い、前記移動対象物の位置と前記移動目標位置を検出する複数のマッチング手段と、前記複数のマッチング手段の出力を受けて、前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標の3次元位置を演算するステレオ演算手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の視覚フィードバック装置。
  • 前記距離演算手段で求めた距離に応じて高速移動指令を生成する高速指令生成手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の視覚フィードバック装置。
  • 前記撮像手段に、焦点距離を可変にできるズームレンズと、パン・チルト機構を備えるととともに、前記ズームレンズの焦点距離に応じて、前記テンプレート画像のサイズを変更するテンプレートサイズ変更手段と、
    前記移動対象物と前記移動目標の中点が、前記シーン画像の中央に位置するように、前記パン・チルト機構を制御するパン・チルト制御手段と、
    前記移動対象物と前記移動目標の各位置が、前記シーン画像の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、前記ズームレンズの焦点距離を制御するズーム制御手段とを備えることを特徴とする視覚フィードバック装置。
  • 前記撮像手段と前記ズームレンズを複数個備えるとともに、前記複数の撮像手段を固定する固定台と、前記ステレオ演算手段で必要となる各々の前記撮像手段の位置関係を表す行列であって、各々の前記ズームレンズの焦点距離に応じて前記行列を出力できるように構成されたキャリブレーションテーブルとを備えることを特徴とする請求項4に記載の視覚フィードバック装置。
  • 前記テンプレートサイズ変更手段は、前記テンプレート画像を予め保存する際の前記ズームレンズの焦点距離に対する、前記ズーム制御手段によって変更された前記ズームレンズの焦点距離の比を用いて前記テンプレート画像のサイズを変更することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の視覚フィードバック装置。
  • 撮像手段で移動対象物と移動目標を含むシーン画像を撮像し、前記シーン画像と予め保存しておいたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングを行い、前記移動対象物を前記移動目標に誘導する視覚フィードバック方法において、
    前記移動対象物と前記移動目標位置の距離を演算するステップと、
    前記距離が、所定の速度条件距離より大きい場合に、前記テンプレートマッチングを行わないで、前記移動対象物を高速で移動させるステップと、
    前記距離が前記速度条件距離よりも小さい場合にはテンプレートマッチングを行いながら、前記移動対象物を前記移動目標に誘導するステップを有することを特徴とする視覚フィードバック方法。
  • 異なる複数の方向から複数のシーン画像を撮像するステップと、
    前記複数のシーン画像についてテンプレートマッチングを行うステップと、
    前記テンプレートマッチングの結果に基づいて前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標の3次元位置を演算するステップを備えることを特徴とする請求項7に記載の視覚フィードバック方法。
  • 前記距離に応じて高速移動指令を生成することを特徴とする請求項7または8に記載の視覚フィードバック方法。
  • 前記撮像手段に、焦点距離を可変にできるズームレンズと、パン・チルト機構を備えるととともに、
    前記ズームレンズの焦点距離に応じて、前記テンプレート画像のサイズを変更するステップと、
    前記移動対象物位置と前記移動目標位置の中点が、前記シーン画像の中央に位置するように、前記パン・チルト機構を制御するステップと、
    前記移動対象物と前記移動目標の各位置が、前記シーン画像の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、前記ズームレンズの焦点距離を制御するステップを備えることを特徴とする視覚フィードバック方法。
  • 異なる複数の方向から複数のシーン画像を撮像し、前記複数のシーン画像についてテンプレートマッチングを行い、前記テンプレートマッチングの結果に基づいて前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標の3次元位置を演算するステップを備えることを特徴とする請求項10に記載の視覚フィードバック方法。
  • 前記テンプレート画像のサイズを変更するステップは、前記テンプレート画像を予め保存する際の前記ズームレンズの焦点距離に対する、前記ズーム制御手段によって変更された前記ズームレンズの焦点距離の比を用いて前記テンプレート画像のサイズを変更することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の視覚フィードバック方法。

  • 说明书全文

    本発明は、撮像手段によって撮像された画像を用いて、移動対象物を移動目標位置に移動させる視覚フィードバック装置及び方法に関する。

    撮像手段によって撮像された画像を用いて、移動対象物を移動目標位置に誘導させる視覚フィードバックに関する発明が特許文献1に開示されている。 特許文献1には、ロボットハンドが把持したペグをホールに誘導する、いわゆるペグインホールの例が記載されており、特に、カメラで取得したシーンの画像を元に、ペグをホールに移動させる際のペグとホールの位置を正確に検出・追跡する技術について記載されている。

    特開2002−208009号公報 図11は、特許文献1に開示された装置のシステム構成図である。 図において、2501はペグであり、ロボット2505に固定されたロボットハンド2504に把持されて3次元空間を移動する。 2502はホールであり、ワーク2503に貫通した穴である。 2506は左カメラ、2507は右カメラであり、それぞれがカメラ台2508に固定され、ペグ2501とホール2502を含むシーン画像2509を撮像する。 シーン画像2509には、左カメラ2506によって撮像される左シーン画像2510と、右カメラ2507によって撮像される右シーン画像2511がある。 2512は左画像処理装置、2513は右画像処理装置で、それぞれが予め記憶手段に保存されているテンプレート画像2514を用いて、左シーン画像2510、右シーン画像2511に対してテンプレートマッチングを行い、左シーン画像2510、右シーン画像2511内のテンプレート画像2514の位置を検出する。 テンプレート画像2514は、ペグ2501先端に対応するペグテンプレート画像2515とホール2502に対応するホールテンプレート画像2516から構成されているため、左画像処理装置2512、右画像処理装置2513は、左シーン画像2510、右シーン画像2511内のペグ2501先端位置とホール2502位置を検出する。 2517は制御装置で、左シーン画像2510内のペグ2501の位置とホール2502の位置、右シーン画像2511内のペグ2501の位置とホール2502の位置から、ペグ2501とホール2502の3次元位置を演算し、それら3次元位置に基づいてロボット2505を動作させる指令を生成し、ロボット2505を動作させる。 ペグ2501とホール2502の3次元位置は、一般に広く知られている三測量の原理に基づいたステレオ視により求めることができる。 このように、左カメラ2506、右カメラ2507によって撮像された左シーン画像2510、右シーン画像2511を用いて、ペグ2501先端位置とホール2502位置の3次元位置を逐次演算し、その3次元位置に基づいてペグ2501を移動させるので、ペグ2501をホール2502まで移動させることができる。

    しかしながら、特許文献1に記載された視覚フィードバック装置では、移動対象物(ペグ)を移動目標(ホール)まで誘導させるにあたり、逐次、テンプレートマッチングにより移動対象物と移動目標を追跡し続ける必要があるため、移動対象物の移動の速度は、テンプレートマッチングによる追跡速度によって制限されるので、あまり大きな速度で移動させることができず、作業効率の低下を招くという問題があった。
    また、特許文献1に記載の装置では、撮像手段に固定焦点距離のレンズを装着しているため、移動対象物と移動目標の間の距離に関わらず、撮像される画像の視野が固定されているので、前記画像の1画素当たりの位置分解能が、前記距離に関わらず、常に同じとなる。 一方、移動対象物が移動目標に近付くにつれ、位置の検出精度を高くすることが望まれている。 しかし、位置分解能が一定なので検出精度を高くすることができず、その結果、挿入作業等の成功率が低いという問題があった。
    本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像手段によって撮像された画像を用いた移動対象物の移動目標への移動を、高速に行い、また、移動対象物位置が移動目標位置に近付くにつれて、位置検出精度を高くして、作業効率を向上させることができる視覚フィードバック装置及び方法を提供することを目的とする。

    上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は移動対象物と移動目標を含むシーン画像を撮像する撮像手段を備え、前記シーン画像と予め保存しておいたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングを行い、前記移動対象物を前記移動目標に誘導する視覚フィードバック装置において、前記移動対象物と前記移動目標位置の距離を演算する距離演算手段を備え、前記距離演算手段で求めた距離が、所定の速度条件距離より大きい場合には、前記テンプレートマッチングを行わないで、前記移動対象物を高速で移動させ、前記距離が前記速度条件距離よりも小さい場合にはテンプレートマッチングを行いながら、前記移動対象物を前記移動目標に誘導するものである。

    また、請求項2に記載の発明は前記撮像手段を複数個備えるとともに、前記複数の撮像手段を固定する固定台と、前記シーン画像と前記テンプレート画像を用いてテンプレートマッチングを行い、前記移動対象物の位置と前記移動目標位置を検出する複数のマッチング手段と、前記複数のマッチング手段の出を受けて、前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標位置の3次元位置を演算するステレオ演算手段を備えるものである。

    また、請求項3に記載の発明は前記距離演算手段で求めた距離に応じて高速移動指令を生成する高速指令生成手段を備えるものである。

    また、請求項4に記載の発明は前記撮像手段に、焦点距離を可変にできるズームレンズと、パン・チルト機構を備えるととともに、前記ズームレンズの焦点距離に応じて、前記テンプレート画像のサイズを変更するテンプレートサイズ変更手段と、前記移動対象物位置と前記移動目標位置の中点が、前記シーン画像の中央に位置するように、前記パン・チルト機構を制御するパン・チルト制御手段と、前記移動対象物位置と前記移動目標位置の各位置が、前記シーン画像の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、前記ズームレンズの焦点距離を制御するズーム制御手段とを備えるものである。

    また、請求項5に記載の発明は前記撮像手段と前記ズームレンズを複数個備えるとともに、前記複数の撮像手段を固定する固定台と、前記ステレオ演算手段で必要となる各々の前記撮像手段の位置関係を表す行列であって、各々の前記ズームレンズの焦点距離に応じて前記行列を出力できるように構成されたキャリブレーションテーブルとを備えるものである。

    また、請求項6に記載の発明は前記テンプレート画像を予め保存する際の前記ズームレンズの焦点距離に対する、前記ズーム制御手段によって変更された前記ズームレンズの焦点距離の比を用いて前記テンプレート画像のサイズを変更するものである。

    また、請求項7に記載の発明は撮像手段で移動対象物と移動目標を含むシーン画像を撮像し、前記シーン画像と予め保存しておいたテンプレート画像を用いて、テンプレートマッチングを行い、前記移動対象物を前記移動目標に誘導する視覚フィードバック方法において、前記移動対象物と前記移動目標位置の距離を演算するステップと、前記距離が、所定の速度条件距離より大きい場合に、前記テンプレートマッチングを行わないで、前記移動対象物を高速で移動させるステップと、前記距離が前記速度条件距離よりも小さい場合にはテンプレートマッチングを行いながら、前記移動対象物を前記移動目標に誘導するステップを有するものである。

    また、請求項8に記載の発明は異なる複数の方向から複数のシーン画像を撮像するステップと、前記複数のシーン画像についてテンプレートマッチングを行うステップと、
    前記テンプレートマッチングの結果に基づいて前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標位置の3次元位置を演算するステップを備えるものである。

    また、請求項9に記載の発明は前記距離に応じて高速移動指令を生成するものである。

    また、請求項10に記載の発明は前記撮像手段に、焦点距離を可変にできるズームレンズと、パン・チルト機構を備えるととともに、前記ズームレンズの焦点距離に応じて、前記テンプレート画像のサイズを変更するステップと、前記移動対象物位置と前記移動目標位置の中点が、前記シーン画像の中央に位置するように、前記パン・チルト機構を制御するステップと、前記移動対象物位置と前記移動目標位置の各位置が、前記シーン画像の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、前記ズームレンズの焦点距離を制御するステップを備えるものである。

    また、請求項11に記載の発明は異なる複数の方向から複数のシーン画像を撮像し、前記複数のシーン画像についてテンプレートマッチングを行い、前記テンプレートマッチングの結果に基づいて前記移動対象物の3次元位置と前記移動目標の3次元位置を演算するステップを備えるものである。

    また、請求項12に記載の発明は前記テンプレート画像のサイズを変更するステップは、前記テンプレート画像を予め保存する際の前記ズームレンズの焦点距離に対する、前記ズーム制御手段によって変更された前記ズームレンズの焦点距離の比を用いて前記テンプレート画像のサイズを変更するこものである。

    本発明は、移動対象物と移動目標の間の距離が大きい場合には、テンプレートマッチングを行わないで、前記移動対象物を高速で移動させ、前記距離が小さい場合にはテンプレートマッチングを行なって前記移動対象物を前記移動目標に誘導するので、全体として前記移動対象物を高速かつ高精度に前記移動目標に移動できる効果がある。
    また、パン・チルト機構およびズーム制御手段を備えたので、前記移動対象物と前記移動目標をシーン画像の中央に大きくとらえられ、その結果、前記移動対象物と前記移動目標の位置関係を正確に検出できる効果がある。

    以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。 ここでは、従来の技術の例と同様にペグインホール作業を例に説明する。 ロボット、カメラなどの基本的なハードウェアは従来技術の例と共通するので、図11に付した符号を引用して詳細な説明を省略する。

    本発明の第1の実施例について、図1から図3までを用いて説明する。
    図1は本発明の第1の実施例を示す2次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。 図において、101は撮像手段(左カメラ2506または右カメラ2507に相当)であり、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を含むシーン画像2509を撮像する。
    102はマッチング手段であり、予め保存したテンプレート画像2514とシーン画像2509を用いてテンプレートマッチングを行い、シーン画像2509内の移動対象物と移動目標の位置を検出する。 ここで検出する位置は、一般にシーン画像2509の左上を原点とする画像座標系に関するものであり、画像座標系に関する移動対象物位置をUp、移動目標位置をUhとする。
    103は座標変換手段であり、画像座標系に関する移動対象物位置Upと移動目標位置Uhを、移動機構(ロボット2505)が認識できるワールド座標系に変換する。 ワールド座標系に関する移動対象物位置をWp、移動目標位置をWhとする。

    104は指令生成手段であり、ワールド座標系に関する移動対象物位置Wpと移動目標位置Whから移動機構(ロボット2505)を移動させる移動指令を生成する。 移動指令は、通常の位置のフィードバック制御を用いると、ゲインをKとした時、
    P=K(Wh−Wp) (1)
    で演算することができる。 ここでゲインKは、0から1までの任意の定数である。
    105は距離演算手段であり、ワールド座標系に関する移動対象物位置Wpと移動目標位置Whの距離を演算する。 この距離は、現在の移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)の距離であり、現在距離Lwとする。 Leは終了条件距離であり、移動対象物(ペグ2501)の移動を終了させるための条件を表しており、予め設定されている。 Lsは速度条件距離であり、移動対象物(ペグ2501)の、次に説明する高速指令生成手段106での移動を終了させるための条件を表しており、予め設定されている。 速度条件距離Lsは、終了条件距離Leより大きな値を設定する。

    106は高速指令生成手段であり、指令生成手段104で生成した移動指令Pよりも大きい移動量をもたらす高速移動指令Qを生成する。 高速移動指令Qは、マッチング手段102によるテンプレートマッチングで、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を追跡し続けられることを考慮することなく、高速な移動指令として良い。 これは、高速移動指令Qによる移動機構(ロボット2505)の動作中は、マッチング手段102による処理を実行しないからである。 高速移動指令Qは、装置構成時に予め決めた指令としても良いし、移動機構(ロボット2505)が持つ最高速度の指令としても良い。 但し、距離演算手段105で演算した移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)の距離、すなわち、現在距離Lwが速度条件距離Lsより小さくならないような指令とする必要がある。 また、高速移動指令Qは、現在距離Lwに応じて生成しても良い。 例えば、現在距離Lwが速度条件距離Lsとなるまでの移動時間をTとした場合、
    (Lw−Ls)/T (2)
    を高速移動指令Qの速度とする。 もし、移動機構(ロボット2505)が持つ最高速度がこの速度より小さければ、移動区間を分割して速度を決めてやれば良い。 このようにすれば、移動時間Tを与えれば、現在距離Lwが比較的大きい時には高速で、小さい時には低速(但し移動指令Pよりは高速)で移動することができる。

    107は速度条件比較手段であり、現在距離Lwと速度条件距離Lsを比較し、
    Lw>Ls (3)
    の場合に、指令切換信号108の高速指令生成側の信号を、
    Lw≦Ls (4)
    の場合に、指令切換信号108の指令生成側の信号を出力する。

    109は指令切換手段であり、速度条件比較手段107の指令切換信号108が高速指令生成側の信号の場合に、指令を高速移動指令Qにし、指令生成側の信号の場合に、指令を移動指令Pにする。 すなわち、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)との距離(現在距離Lw)が予め保存した距離(速度条件距離Ls)より大きければ、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)の追跡を考慮することなく、高速移動指令Qによって移動機構(ロボット2505)を動作させ、小さければ追跡を考慮した通常の移動指令Pによって移動機構(ロボット2505)を動作させる。

    110は終了条件比較手段であり、現在距離Lwと終了条件距離Leを比較し、
    Lw>Le (5)
    の場合に、指令ON信号111を、
    Lw≦Le (6)
    の場合に、指令OFF信号112を出力する。

    113は指令ON・OFF手段であり、終了条件比較手段110の出力が指令ON信号111の場合に、高速移動指令Qまたは移動指令PをONにし、指令OFF信号112の場合に、高速移動指令Qまたは移動指令PをOFFにする。 すなわち、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)との距離(現在距離Lw)が予め保存した距離(終了条件距離Le)より大きければまだ離れているものとして高速移動指令Qまたは移動指令Pを出力し移動機構(ロボット2505)を動作させ、小さければ充分に近付いたものとして高速移動指令Qまたは移動指令Pを切断し移動機構(ロボット2505)を停止させる。 これらを繰り返すことにより移動対象物(ペグ2501)を移動目標(ホール2502)に移動させる。

    図2は本発明の第1の実施例を示す2次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。
    ステップ201では、撮像手段101により、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を含むシーン画像2509を撮像する。 ステップ202では、マッチング手段102により、予め保存したテンプレート画像2514とシーン画像2509を用いてテンプレートマッチングを行い、シーン画像2509内の移動対象物位置Upと移動目標位置Uhを検出する。 ステップ203では、座標変換手段103により、画像座標系に関する移動対象物位置Upと移動目標位置Uhを、ワールド座標系に関する移動対象物位置Wpと移動目標位置Whに変換する。 ステップ204では、距離演算手段105により、ワールド座標系に関する移動対象物位置Wpと移動目標位置Whの距離(現在距離Lw)を演算する。

    ステップ205では、終了条件比較手段110と指令ON・OFF手段113により、現在距離Lwと終了条件距離Leを比較し、式(6)を満たす場合に高速移動指令Qまたは移動指令PをOFF(終了)にし、式(5)を満たす場合にはステップ206に移行する。 ステップ206では、速度条件比較手段107と指令切換手段109により、現在距離Lwと速度条件距離Lsを比較し、式(4)を満たす場合に移動指令Pを演算するステップ207に移行し、式(3)を満たす場合に高速移動指令Qを演算するステップ208に移行する。

    式(4)を満たす場合は、ステップ207で移動指令Pを生成し、ステップ209で移動指令Pに基づいて移動機構(ロボット2505)を動作させる。 そして、ステップ205で式(6)を満たすまで以上のステップを繰り返し、移動対象物(ペグ2501)を移動目標(ホール2502)に移動させる。

    式(3)を満たす場合のステップ208では、高速指令生成手段106により、移動指令Pよりも大きい移動量をもたらす高速移動指令Qを生成する。 その後、ステップ210で高速移動指令Qに基づいて移動機構(ロボット2505)を動作させ、ステップ205において式(6)を満たすまで繰り返す。

    図3は、本発明の第1の実施例を示すシーン画像の説明図である。 図において、301は高速移動状態、302は通常移動状態、303は終了状態のシーン画像2509の例である。 尚、説明を分かり易くするため、ロボットハンド2504及びロボット2505は図示していない。

    まず、高速移動状態301では、式(5)を満たすため、ステップ205で“Y”となり、指令ON・OFF手段113はONとなる。 更に、式(3)を満たすため、ステップ206で“Y”となり、指令切換手段109は指令を高速移動指令Qとする。 つまり、高速移動状態301は、移動対象物(ペグ2501)の移動目標(ホール2502)への移動を、移動対象物位置(ペグ2501先端位置)と移動目標位置(ホール2502位置)の追跡を行うことなく、高速に行う状態である。

    次に、通常移動状態302では、式(5)を満たすため、ステップ205で“Y”となり、指令ON・OFF手段113はONとなる。 更に、式(4)を満たすため、ステップ206で“N”となり、指令切換手段109は指令を移動指令Pとする。 つまり、通常移動状態302は、移動対象物(ペグ2501)の移動目標(ホール2502)への移動を、移動対象物位置(ペグ2501先端位置)と移動目標位置(ホール2502位置)の追跡を行いながら、高速移動状態301より遅い速度で行う状態である。

    更に、終了状態303では、式(6)を満たすため、ステップ205で“N”となり、指令ON・OFF手段113はOFFとなる。 つまり、終了状態303は、移動対象物(ペグ2501)の移動目標(ホール2502)への移動が終了している状態である。

    次に、本発明の第2の実施例について、図4、図5を用いて説明する。
    図4は本発明の第2の実施例を示す3次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。 図1の2次元視覚フィードバック装置と共通する構成要素については同一の符号を付しているので説明を省略する。 図において、401は右撮像手段(右カメラ2507に相当)であり、402は左撮像手段(左カメラ2506)であり、共に、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を含むシーン画像(右シーン画像2511、左シーン画像2510)を撮像する。 403は固定台(カメラ台2508)で、右撮像手段401と左撮像手段402を固定している。 404は右マッチング手段、405は左マッチング手段であり、予め保存したテンプレート画像2514と右シーン画像2511、左シーン画像2510を用いてテンプレートマッチングを行い、右シーン画像2511、左シーン画像2510内の移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を検出する。 ここで検出する位置は、一般に右シーン画像2511、左シーン画像2510の左上を原点とする画像座標系に関するものであり、画像座標系に関する右撮像手段E01の移動対象物位置をURp、移動目標位置をURh、左撮像手段402の移動対象物位置をULp、移動目標位置をULhとする。 406はステレオ演算手段であり、画像座標系に関する右移動対象物位置URp、右移動目標位置URhと左移動対象物位置ULp、左移動目標位置ULhから、一般に広く知られている三角測量の原理に基づいたステレオ視により、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)の3次元位置を演算する。 ここで演算する3次元位置は、通常、両撮像手段(401と402)の中央、またはどちらかの撮像手段に固定されたカメラ座標系に関するものであり、カメラ座標系に関する移動対象物位置をCp、移動目標位置をChとする。 座標変換手段103は、移動機構(ロボット2505)が認識できるワールド座標系に、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cp、移動目標位置Chを変換する。 その他のブロックの機能は、図1を用いて説明した2次元視覚フィードバック装置と同じである。

    また、図5は本発明の第2の実施例を示す3次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。 図2の2次元視覚フィードバック方法と共通するステップには同一の符号を付しているので説明を省略する。 ステップ501では、右撮像手段401、左撮像手段402により、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)を含むシーン画像2509を撮像する。 ステップ502では、右マッチング手段404、左マッチング手段405により、予め保存したテンプレート画像2514と右シーン画像2511、左シーン画像2510を用いてテンプレートマッチングを行い、右シーン画像2511、左シーン画像2510内の右移動対象物位置URp、右移動目標位置URh、左移動対象物位置ULp、左移動目標位置ULhを検出する。 ステップ503では、ステレオ演算手段406により、画像座標系に関する右移動対象物位置URp、右移動目標位置URhと左移動対象物位置ULp、左移動目標位置ULhから、三角測量の原理に基づいたステレオ視により、3次元の、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cp、移動目標位置Chを演算する。 ステップ203では、座標変換手段103により、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cp、移動目標位置Chを、ワールド座標系に関する移動対象物位置Wpと移動目標位置Whに変換する。 その他のステップの処理は、図2を用いて説明した2次元視覚フィードバック方法と同じである。

    次に、本発明の第3の実施例について、図6から図8までを用いて説明する。
    図6は本発明の第3の実施例を示す2次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。 図1に示した2次元視覚フィードバック装置と共通する構成要素には同一の符号を付している。 図において、601は撮像手段101に装着されるズームレンズであり、焦点距離609が可変である。 また、ズームレンズ601は焦点距離609の値を示す信号を出力できるように構成されている。 602はパン・チルト機構であり、一体化された撮像手段101とズームレンズ601を上下左右に振ることができる。 603はテンプレートサイズ変更手段であり、テンプレート画像2514のサイズを焦点距離609に応じて変更してリサイズテンプレート画像606を作成する。 今、テンプレート画像2514を取得した時の焦点距離609をf 、現在の焦点距離609をf とすると、テンプレート画像2514に対するリサイズテンプレート画像のスケールSを、
    S=f /f (7)
    で演算する。 テンプレートサイズ変更手段603は、シーン画像2509を撮像した時の焦点距離f を入力して式(7)によりスケールSを演算し、このスケールSをテンプレート画像2514に掛けることによって、テンプレート画像2514のサイズを拡大・縮小する。 これがリサイズテンプレート画像606となる。

    マッチング手段102では、リサイズテンプレート画像606とシーン画像2509を用いてテンプレートマッチングを行い、シーン画像2509内の移動対象物(ペグ2501)位置Upと移動目標(ホール2502)位置Uhを検出する。
    604はパン・チルト制御手段で、シーン画像2509内の移動対象物位置Upと移動目標位置Uhからそれらの中点を求め、その中点がシーン画像2509の中央に位置するようなパン・チルト制御信号607を生成する。 すなわち、撮像手段101は、常に移動対象物位置Upと移動目標位置Uhの中央を向いていることになる。
    605はズーム制御手段であり、シーン画像2509内の移動対象物位置Upと移動目標位置Uhから、それぞれがシーン画像2509の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、ズームレンズ601の焦点距離を制御するズーム制御信号608を出力する。
    これらパン・チルト制御手段604、ズーム制御手段605により、パン・チルト機構602、ズームレンズ601が制御され、撮像手段C01によって撮像されるシーン画像2509は図7に示すようになる。

    図7は、本発明の第3の実施例を示すシーン画像の説明図である。 図において、701は第1の移動状態で、ある時点での移動対象物(ペグ2501)の移動目標(ホール2502)への移動状態を表している。 702は第2の移動状態で、第1の移動状態701より移動対象物(ペグ2501)が移動目標(ホール2502)へ接近している状態を表している。 703は第3の移動状態で、第2の移動状態702より更に移動対象物(ペグ2501)が移動目標(ホール2502)へ接近している状態を表している。 図7に示すように、ズーム制御手段605とズームレンズ601によりシーン画像2509がズームアップされ、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)のそれぞれの位置が、視野の広範囲を占めるようになっていることが分かる。 しかし、例えば、第1の移動状態701を考えると、第1の中点704が視野の中央にあるため、これをズームアップしただけでは、第1の中点704を中心とするシーン画像2509しか得られない。 そこで、本実施の形態では、第2の移動状態702のようなシーン画像2509を得るために、パン・チルト制御手段604とパン・チルト機構602により、撮像手段101の視線を、移動対象物(ペグ2501)と移動目標(ホール2502)のそれぞれの位置の中点(第2の中点705)に向くようにしている。 第3の移動状態703の場合も同様、第3の中点706に撮像手段C01の視線が向くようにパン・チルト機構602を制御する。
    このように、パン・チルト制御手段604、ズーム制御手段605により、パン・チルト機構602、ズームレンズ601が制御される結果、シーン画像2509がズームアップされ、移動対象物(ペグ2501)が移動目標(ホール2502)に近付くにつれ、位置分解能が高くなり、更に、それに応じてテンプレートサイズ変更手段603でテンプレート画像2514のサイズを変更するので、正しい移動対象物(ペグ2501)の位置と移動目標(ホール2502)の位置が検出できる。

    図8は本発明の第3の実施例を示す2次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。 図2の2次元視覚フィードバック方法と共通するステップには同一の符号を付しているので説明を省略する。 ステップ801では、テンプレートサイズ変更手段603により、焦点距離609から式(7)を演算してスケールSを求め、このスケールSをテンプレート画像2514に掛けることによってサイズを変更してリサイズテンプレート画像606を作成する。 ステップ202では、リサイズテンプレート画像606を用いてテンプレートマッチングを行う。 ステップ802では、パン・チルト制御手段604とパン・チルト機構602により、シーン画像2509内の移動対象物位置Upと移動目標位置Uhからそれらの中点を求め、その中点がシーン画像2509の中央に位置するように、撮像手段101を駆動する。 ステップ803では、ズーム制御手段605とズームレンズ601により、シーン画像2509内の移動対象物位置Upと移動目標位置Uhから、それぞれがシーン画像2509の広範囲に位置付けられるように、ズームレンズ601の焦点距離を制御する。

    最後に、本発明の第4の実施例について、図9、図10を用いて説明する。
    図9は本発明の第4の実施例を示す3次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。 図1、図4あるいは図6に示した視覚フィードバック装置と共通する構成要素には同一の符号を付している。 図において、901は右撮像手段401に装着された右ズームレンズであり、902は左撮像手段402に装着された左ズームレンズである。 右ズームレンズ901、左ズームレンズ902は焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)が可変であり、右焦点距離908、左焦点距離909の値を示す信号を出力できるように構成されている。 パン・チルト機構602は、固定台403(カメラ台2508)を上下左右に振ることができる。
    903は右テンプレートサイズ変更手段、904は左テンプレートサイズ変更手段であり、テンプレート画像2514のサイズを右焦点距離908、左焦点距離909に応じて変更して右リサイズテンプレート画像912、左リサイズテンプレート画像913を作成する。 右テンプレートサイズ変更手段903、左テンプレートサイズ変更手段904は、右シーン画像2511、左シーン画像2510を撮像した時の焦点距離f を入力して式(7)によりスケールSを演算し、このスケールSをテンプレート画像2514に掛けることによって、テンプレート画像2514のサイズを拡大・縮小する。 これが右リサイズテンプレート画像912、左リサイズテンプレート画像913となる。
    右マッチング手段404、左マッチング手段405では、右リサイズテンプレート画像912、左リサイズテンプレート画像913と右シーン画像2511、左シーン画像2510を用いてテンプレートマッチングを行い、右シーン画像2511内の移動対象物(ペグ2501)URpと移動目標(ホール2502)URh、左シーン画像2510内の移動対象物(ペグ2501)位置ULpと移動目標(ホール2502)位置ULhを検出する。 パン・チルト制御手段604は、右シーン画像2511内の移動対象物位置URpと移動目標位置URh、左シーン画像2510内の移動対象物位置ULpと移動目標位置ULhから各シーン画像において移動対象物位置と移動目標位置の中点を求め、その中点が各シーン画像の中央に位置するようなパン・チルト制御信号607を生成する。 すなわち、右撮像手段401、左撮像手段402は、常に移動対象物位置と移動目標位置の中央を向いていることになる。
    905は右ズーム制御手段で、右シーン画像2511内の移動対象物位置URpと移動目標位置URhから、それぞれが右シーン画像2511の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、右ズームレンズ901の焦点距離を制御する右ズーム制御信号910を出力する。 906は左ズーム制御手段で、左シーン画像2510内の移動対象物位置ULpと移動目標位置ULhから、それぞれが左シーン画像2510の縦方向または横方向の広範囲に位置付けられるように、左ズームレンズ902の焦点距離を制御する左ズーム制御信号911を出力する。
    907はキャリブレーションテーブルであり、ステレオ演算手段406の演算で必要となる右撮像手段401と左撮像手段402の位置関係を表すキャリブレーション行列を、右ズームレンズ901、左ズームレンズ902の焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)に応じて出力できるように構成している。 以下では、このキャリブレーションテーブル907について説明する。

    ステレオ演算手段406は、画像座標系に関する右移動対象物位置URp、右移動目標位置URhと左移動対象物位置ULp、左移動目標位置ULhから、一般に広く知られている三角測量の原理に基づいたステレオ視により、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cpと移動目標位置Chの3次元位置を演算する。 この3次元位置の演算には、右撮像手段401と左撮像手段402に関して予めキャリブレーションを行っておく必要があり、各々の撮像手段の画像座標系に関する位置、例えば、URpとULpと、カメラ座標系に関する3次元位置、この場合Cpとがキャリブレーション行列として関係付けられている。 この関係付けに必要なパラメータとしては、撮像手段(右撮像手段401、左撮像手段402)の撮像面の大きさや、それぞれの撮像手段の位置関係等があり、その中の重要なパラメータとして、撮像手段(右撮像手段401、左撮像手段402)の焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)がある。 キャリブレーションテーブル907は、予め、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)に応じたキャリブレーション行列を保存しておき、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)の入力に応じて必要なキャリブレーション行列を出力するものである。 これによって、ズーム制御手段(右ズーム制御手段905、左ズーム制御手段906)でズームレンズ(右ズームレンズ901、左ズームレンズ902)が制御され、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)が変わっても、それに応じたキャリブレーション行列がキャリブレーションテーブル907から出力され、ステレオ演算手段406では、そのキャリブレーション行列を用いて3次元位置を演算することができる。
    尚、本実施の形態では、キャリブレーションテーブル907として、予め、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)に応じたキャリブレーション行列を保存しておき、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)の入力に応じて必要なキャリブレーション行列を出力するように構成したが、本発明は、これに限るものではなく、焦点距離(右焦点距離908、左焦点距離909)に応じてキャリブレーション行列をその都度演算するように構成しても、全く同様の効果を奏することができる。

    座標変換手段103は、移動機構(ロボット2505)が認識できるワールド座標系に、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cp、移動目標位置Chを変換する。 カメラ座標系は、通常、両撮像手段(401と402)の中央、またはどちらかの撮像手段に固定されたものであり、パン・チルト機構602の動作により、ワールド座標系から見たカメラ座標系の位置・姿勢は変わってしまう。 従って、パン・チルト機構602の各回転角度(パン・チルト回転角914)を読み取り、パン・チルト回転角914からワールド座標系から見たカメラ座標系の位置・姿勢を演算する。 この演算は、一般に広く用いられている座標変換を用いれば容易に行うことができる。 これによって、パン・チルト機構602の動作によっても、ワールド座標系から見たカメラ座標系の位置・姿勢をパン・チルト回転角914によって演算することができ、カメラ座標系に関する移動対象物位置Cp、移動目標位置Chを、ワールド座標系に関する位置に変換することができる。

    図10は本発明の第4の実施例を示す3次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。 図8に示したフローチャートと共通するステップには同一の符号を付している。
    ステップA01では、右焦点距離908、左焦点距離909から式(7)を演算してそれぞれのスケールSを求め、このそれぞれのスケールSをテンプレート画像2514に掛けることによってサイズを変更して右リサイズテンプレート画像912、左リサイズテンプレート画像913を作成する。
    ステップA02では、右ズーム制御手段905と右ズームレンズ901、左ズーム制御手段906と左ズームレンズ902により、右シーン画像2511、左シーン画像2510内の移動対象物位置URp、ULpと移動目標位置URh、ULhから、それぞれが右シーン画像2511、左シーン画像2510内の広範囲に位置付けられるように、右ズームレンズ901、左ズームレンズ902の焦点距離を制御する。

    本発明は、視覚フィードバックによってロボットを高速かつ高精度に動作させる装置及び方法として有用である。

    本発明の第1の実施例を示す2次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。

    本発明の第1の実施例を示す2次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。

    本発明の第1の実施例を示すシーン画像の例である。

    本発明の第2の実施例を示す3次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。

    本発明の第2の実施例を示す3次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。

    本発明の第3の実施例を示す2次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。

    本発明の第3の実施例を示すシーン画像の例である。

    本発明の第3の実施例を示す2次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。

    本発明の第4の実施例を示す3次元視覚フィードバック装置の機能ブロック図である。

    本発明の第4の実施例を示す3次元視覚フィードバック方法のフローチャートである。

    従来例を示すペグインホールを行う装置の構成図である。

    符号の説明

    101 撮像手段、102 マッチング手段、103 座標変換手段、104 指令生成手段、105 距離演算手段、106 高速指令生成手段、107 速度条件比較手段、108 指令切換信号、109 指令切替手段、110 終了条件比較手段、111 指令ON信号、112 指令OFF信号、113 指令ON・OFF手段、401 右撮像手段、402 左撮像手段、403 固定台、404 右マッチング手段、405 左マッチング手段、406 ステレオ演算手段、601 ズームレンズ、602 パン・チルト機構、603 テンプレートサイズ変更手段、604 パン・チルト制御手段、605 ズーム制御手段、606 リサイズテンプレート画像、607 パン・チルト制御信号、608 ズーム制御信号、609 焦点距離、901 右ズームレンズ、902 左ズームレンズ、903 右テンプレートサイズ変更手段、904 左テンプレートサイズ変更手段、905 右ズーム制御手段、906 左ズーム制御手段、907 キャリブレーションテーブル、908 右焦点距離、909 左焦点距離、910 右ズーム制御信号、911 左ズーム制御信号、912 右リサイズテンプレート画像、913 左リサイズテンプレート画像、914 パン・チルト回転角、2501 ペグ、2502 ホール、2503 ワーク、2504 ロボットハンド、2505 ロボット、2506 左カメラ、2507 右カメラ、2508 カメラ台、2509 シーン画像、2510 左シーン画像、2511 右シーン画像、2512 左画像処理装置、2513 右画像処理装置、2514 テンプレート画像、2515 ペグテンプレート画像、2516 ホールテンプレート画像、2517 制御装置

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