Magnetic tunneling junction element

阅读:533发布:2021-11-13

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SOLUTION: An element is constituted in such a way that a first magnetic metal layer 1 and a second magnetic metal layer 2 are formed so as to be ferromagnetically tunnel-junctioned via an insulating layer and that the electric conductivity of a tunnel current is changed by the relative angle of the magnetization of the magnetic metal layers 1, 2. In this case, in order to surely regulate the junction of a ferromagnetic tunnel junction, the insulating layer is constituted of a first insulating layer 3 for the ferromagnetic tunnel junction and of a second insulating layer 8 which is formed on the first insulating layer 3 and which regulates the junction area of the ferromagnetic tunnel junction.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Magnetic tunneling junction element专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 第1の磁性金属層と第2の磁性金属層とが絶縁層を介して強磁性トンネル接合されてなり、これら磁性金属層の磁化の相対角度によってトンネル電流の導電率が変化する磁気トンネリング接合素子において、 上記絶縁層が、強磁性トンネル接合のための第1の絶縁層と、この第1の絶縁層上に形成され強磁性トンネル接合の接合面積を規制する第2の絶縁層からなることを特徴とする磁気トンネリング接合素子。
  • 【請求項2】 上記第1の磁性金属層がNiFe合金よりなり、第2の磁性金属層がCoよりなることを特徴とする請求項1記載の磁気トンネリング接合素子。
  • 【請求項3】 上記第1の絶縁層がAl 23よりなり、
    第2の絶縁層がSiO 2よりなることを特徴とする請求項1記載の磁気トンネリング接合素子。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、磁性金属層/絶縁層/磁性金属層よりなる3層構造を有し、絶縁層の厚さが数十Å程度の場合に流れるトンネル電流の導電率(コンダクタンス)が両磁性金属層の磁化方向の相対度に依存して変化する,いわゆる磁気トンネリング効果を発現する磁気トンネリング接合素子に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】磁性金属層/絶縁層/磁性金属層よりなる3層構造において、絶縁層の厚さが数十Å程度の場合に流れるトンネル電流の導電率が両磁性金属層の磁化の相対角度に依存する磁気トンネリング効果が報告されている。

    【0003】この現象では、両磁性金属層の磁化の分極率により磁気抵抗比を理論的に計算することができ、例えば両磁性金属層にFeを用いた場合には、非常に大きな磁気抵抗比が得られると予測されていた。

    【0004】この予測は、長い間実現されずにいたが、
    近年、Fe/Al 23 /Feの組み合わせにより、室温で約18%という大きな抵抗変化比が実現されるに至り、その物理的な発現機構のみならず、例えば新しい電磁変換素子としての応用等を含めて大きな注目を集めている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、この磁気トンネリング効果を利用した磁気トンネリング接合素子においては、スパッタ酸化による絶縁層の形成や、フォトリソグラフィによる微細接合の作製等、素子化に関する基礎的な検討が始まったばかりである。

    【0006】このような状況下、最も大きな問題となっているのが、接合部分の欠陥により抵抗変化が生じない場合が多々あることである。 磁気トンネリング効果における絶縁層に構造的に絶縁が破壊され易い形状が存在する場合には、電気的なリークが生じ、たちどころに抵抗変化を生じなくなる。

    【0007】本発明は、このような問題に鑑み提案されたものであって、安定的に磁気トンネリング効果を発現させることができる磁気トンネリング接合素子を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を達成するために、第1の磁性金属層と第2の磁性金属層とが絶縁層を介して強磁性トンネル接合されてなり、これら磁性金属層の磁化の相対角度によってトンネル電流の導電率が変化する磁気トンネリング接合素子において、上記絶縁層が、強磁性トンネル接合のための第1の絶縁層と、この第1の絶縁層上に形成され強磁性トンネル接合の接合面積を規制する第2の絶縁層からなることを特徴とするものである。

    【0009】磁気トンネリング効果における絶縁層に、
    ピンホール等の欠陥がある場合や、構造的に絶縁が破れ易い形状が存在する場合に、電気的なリークを発生し、
    抵抗変化を生じない場合が多くある。

    【0010】そこで、第2の絶縁層により、接合以外の部分を覆い、強磁性トンネル接合の接合面積を規制するとともに、絶縁をより確実なものとする構造が必要となるが、この場合に、例えば第2の絶縁層を先に形成し、
    これに開口部を設けてこの上にトンネル障壁となる第1
    の絶縁層を成膜した構造とすると、段差部分を非常に薄い第1の絶縁層で覆う必要があり、スパッタ等の成膜方法では、開口縁に沿った部分で欠陥部分が生じる。 また、段差近傍でトンネル障壁となる絶縁層の厚さも、テーパ部分を含むために、接合面積全体に亘り一様な厚みとはならない。

    【0011】本発明においては、絶縁層を、強磁性トンネル接合のための第1の絶縁層と、この第1の絶縁層上に形成され強磁性トンネル接合の接合面積を規制する第2の絶縁層とから構成しているので、これにより、強磁性トンネル接合の接合面積が確実に規制され、しかも絶縁性の良い構造となって、より安定的に磁気トンネリング効果が発現される。 具体的には、予め平坦な磁性金属層上にトンネル障壁となる第1の絶縁層を形成することで、接合領域内で一様な膜厚を実現することができる。
    また、第2の絶縁層を後から形成するので、段差部を覆って第1の絶縁層を形成する必要がなく、段差近傍部での欠陥も解消される。

    【0012】

    【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した磁気トンネリング接合素子の具体例について、図面を参照しながら説明する。

    【0013】磁気トンネリング接合素子は、図1及び図2に示すように、基本的には、直交配置される一対の磁性金属層1、2を、非常に薄い絶縁層3を介して接合してなるものである。

    【0014】本例では、基板4の上にAl 23よりなる下地層5を形成し、この上に第1の磁性金属層1、強磁性トンネル接合のための絶縁層3、第2の磁性金属層2
    が順次形成されている。

    【0015】上記第1の磁性金属層1は、NiFe合金により形成されており、その厚さは1000Åである。

    【0016】上記第2の磁性金属層2は、Coにより形成されており、その厚さは、やはり1000Åに設定されている。

    【0017】また、絶縁層3は、Al 23により形成されており、その厚さは、トンネル電流が流れるに必要な厚さとされている。 具体的には、数十Å、本例では50
    Åとされている。

    【0018】各磁性金属層1、2には、その両端部に幅広の電極部1a、2aが形成されており、その上には導電材料、例えばCuからなる電極6、7が形成されている。

    【0019】一方、上記絶縁層3上には、SiO 2からなる第2の絶縁層8が積層形成されており、この第2の絶縁層8に設けられた開口部8aによって絶縁層3による強磁性トンネル接合の接合面積が規制されている。

    【0020】図3は、前記磁気トンネリング接合素子の平面構造を模式的に示すものであり、上記接合面積S
    は、第2の絶縁層8に設けられた開口部8aの縦横寸法の積(L×W)によって求められる。

    【0021】このような構造を有する磁気トンネリング接合素子において得られた磁界−抵抗変化曲線の一例を図4に示す。 両磁性金属層1、2の間の磁化の相対角度に応じて抵抗値が変化しており、磁気トンネリング効果が観測された。

    【0022】次に、上述の構成の磁気トンネリング接合素子の製造方法について説明する。

    【0023】本例では、センサ等への実用化を考慮して、磁性金属層の材料としては、小さな磁界変化で抵抗変化が得られる期待されるNiFeとCoの組み合わせを選択し、強磁性トンネル接合のための絶縁層には、酸化したAl膜を用いた。 なお、磁性金属層の材料については、磁気トンネリング効果が得られる材料であれば、
    特にこの材料に限定されるものではない。

    【0024】各層の成膜は、スパッタ法により行った。
    基板には、ガラス基板を用い、基板表面の平坦度を向上させるために、厚さ2000ÅのAl 23を成膜して下地層とし、これをバフ研磨によって厚さ1000Åまで研磨した。

    【0025】そして、先ず、図5に示すように、前記下地層を形成した基板上に、NiFe膜をスパッタ法により厚さ1000Åに成膜し、これをArイオンによるミリングで所定の形状とし、これを第1の磁性金属層11
    とした。

    【0026】次に、図6に示すように、この上にAl膜を成膜し、リフトオフにより所定のパターンとした後、
    これを酸化して第1の絶縁層12とした。 Al膜の酸化は、成膜後に大気中に48時間放置することで行った。
    この第1の絶縁層12は、強磁性トンネル接合のために絶縁層である。

    【0027】このように第1の絶縁層12を成膜した後、図7に示すように、接合領域を規定し、さらには接合端部における短絡防止のために、SiO 2により第2
    の絶縁層13を形成した。 この第2の絶縁層13には、
    前記接合領域を規定するための開口部13aが形成されるが、ここではリフトオフによってこの開口部13aを形成した。 勿論、これに限らず、エッチング等、他のフォトリソグラフィの手法を用いて形成することも可能である。

    【0028】以上のように、予め平坦な磁性金属層11
    上にトンネル障壁となる第1の絶縁層12を形成することで、接合領域内で一様な膜厚を実現することができる。 また、第2の絶縁層13の段差近傍部での欠陥も解消される。 例えば、予め第2の絶縁層に開口部を形成しておき、この中に絶縁層を成膜してトンネル障壁となる第1の絶縁層を形成しようとすると、開口部の内周縁部において、第1の絶縁層の厚さが薄くなる傾向にあり、
    欠陥によるリークが発生し易くなる。

    【0029】次いで、図8に示すように、この上に上部磁性層となるCoを成膜し、これを先の第1の磁性金属層11と同様にミリングによりパターンを形成し、第2
    の磁性金属層14とした。 さらに、各磁性金属層11、
    14の電極部分の最表面にCu15を成膜し、例えば測定の際に端子との接触状態を良好に保つことができるようにした。

    【0030】以上によって、図1及び図2に示す構成を有する磁気トンネリング接合素子が作製される。

    【0031】

    【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明においては、トンネル障壁となる第1の絶縁層の上に接合面積を規定するための第2の絶縁層を形成しているので、第1の絶縁層の膜厚を一様なものとすることができ、膜厚ムラによる欠陥を防止することができるとともに、強磁性トンネル接合部以外の部分の絶縁をより確実なものとすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明を適用した磁気トンネリング接合素子の一構成例を示す分解斜視図である。

    【図2】本発明を適用した磁気トンネリング接合素子の一構成例を示す要部概略断面図である。

    【図3】本発明を適用した磁気トンネリング接合素子の一構成例を模式的に示す平面図である。

    【図4】磁界−抵抗変化曲線の一例を示す特性図である。

    【図5】磁気トンネリング接合素子の製造方法の一例を工程順に示すものであり、第1の磁性金属層の形成工程を示す平面図及び断面図である。

    【図6】トンネル障壁となる第1の絶縁層の形成工程を示す平面図及び断面図である。

    【図7】第2の絶縁層の形成工程を示す平面図及び断面図である。

    【図8】第2の磁性金属層の形成工程を示す平面図及び断面図である。

    【符号の説明】

    1,11 第1の磁性金属層、2,14 第2の磁性金属層、3,12 第1の絶縁層、8,13 第2の絶縁層、8a,13a 開口部

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