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Frequency modulation data determining device

阅读:724发布:2021-02-27

专利汇可以提供Frequency modulation data determining device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To carry out high performance computing for input signal frequency modulation determination, a chirp inclination (frequency fluctuation ratio), the number of encoding phase modulation bits and the like without causing any frequency error due to temperature fluctuation. SOLUTION: This frequency modulation data determination device is provided with a DRFM circuit sampling an input signal and storing a digital amplitude value measured by this sampling, a reading circuit sequentially reading the digital amplitude values stored in the DRFM circuit and outputting them in time sequence, an amplitude memory circuit storing the digital amplitude values outputted from the reading circuit in time sequence, and a frequency modulation data computing circuit determining frequency modulation data of the input signal on the basis of the digital amplitude values stored in the amplitude memory circuit.,下面是Frequency modulation data determining device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 入力信号をサンプルし、当該サンプリングにより計測されたディジタル振幅値を記憶するDRF
    M回路と、 前記DRFM回路に記憶されたディジタル振幅値を逐次読み出し、時系列に出力する読み出し回路と、 前記読み出し回路より出力されたディジタル振幅値を時系列に記憶する振幅メモリ回路と、 前記振幅メモリ回路に記憶されたディジタル振幅値に基づいて当該入力信号の周波数変調諸元を判定する周波数変調諸元算出回路とを備えた周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項2】 前記周波数変調諸元算出回路は、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がゼロとなる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項3】 前記周波数変調諸元算出回路は、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がピーク値をとる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項4】 前記周波数変調諸元算出回路は、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項5】 前記周波数変調諸元算出回路は、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項6】 前記周波数変調諸元算出回路は、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 【請求項7】 前記周波数変調諸元算出回路は、前記ディジタル振幅値に基づいて周期を算出する周期算出回路と、前記周期算出回路により算出された周期に基づいて、位相の反転の時刻及び反転の方向を推定する反転推定回路と、前記反転推定回路において推定された反転時刻における反転の方向と同時刻におけるディジタル振幅値に基づき算出された反転の方向とを比較することにより周波数変調諸元を判定する回路とを有することを特徴とする請求項1記載の周波数変調諸元判定装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明はレーダ等の電波を受信して、周波数変調諸元の判定を行う周波数変調諸元判定装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図12は従来のIF信号周波数測定装置(IFM:Instantaneous FrequancyMeasurment)の1
    構成図例であり、図において1はIF信号を入する入力端子,17は入力信号を複数の遅延回路に分配する分波器,18〜21は各々遅延長が1:m:m 2 :m 3となる遅延回路,22は位相検波器,23は周波数算出回路,24は出力端子である。

    【0003】次に図12に示される従来例の動作について説明する。 入力端子1に入力した電波は分波器17によって、8本の信号ラインに分波され、うち4本の信号は各遅延回路18〜21に出力される。 各遅延回路は所定の時間遅延(1:m:m 2 :m 3 )与えたのち、各々4
    個の位相検波器22に出力する。

    【0004】分波器17で出力された他の4本の信号は直接4個の位相検波器22に出力される。 位相検波器2
    2は分波器17からの直接信号と遅延回路18〜21からの遅延波を比較し、正弦波の位相差を検出する。 次いで、周波数算出回路23が各位相検波器22の出力した位相差情報から周波数値を算出し、出力端子24に周波数値を出力する。

    【0005】図22は従来のIF信号パルス内周波数変調測定装置の1構成図例であり、特にチャネライズド受信機を使用したパルス内周波数変調判定する場合である。 図において1はIF信号を入力する入力端子,38
    は入力信号を複数のフィルタ回路に分配する分波器,3
    9は各々中心周波数が異なるフィルタ回路,40はA/
    D変換器,41はA/D変換された信号から瞬間周波数を算出する瞬間周波数算出回路,42は瞬間周波数を記憶する瞬間周波数記憶メモリ,43はデジタル値に変換された各々のフィルタ回路出力情報からパルス内(またはCW信号)周波数変調判定を行うパルス内変調判定回路,44はパルス内変調諸元格納メモリである。

    【0006】次に図22に示される従来例の動作について説明する。 入力端子1に入力した電波は分波器38によって複数の信号ラインに分波され、各々中心周波数の異なるフィルタ回路39を通過する。

    【0007】各フィルタを通過したIF信号は、フィルタの特性(中心周波数,帯域幅,フィルタのパターン)
    に従い、振幅が変化する。 つまり、フィルタ中心周波数が入力信号に近接しているフィルタの通過出力は振幅が低下しないが、フィルタ中心周波数が入力信号から離れているフィルタの通過出力は振幅が低下する。

    【0008】各フィルタの通過信号はA/D変換器40
    によって振幅値,測定時刻がデジタル値に変換される。
    次いで瞬間周波数算出回路41が、同一時刻の各フィルタ通過後の振幅値(デジタル値)から当該時刻の瞬間周波数を算出し、瞬間周波数を時刻と対にして瞬間周波数記憶メモリに出力する。

    【0009】次いで、パルス内周波数変調判定回路43
    がパルス内の各時刻について、1単位時間前周波数変化量からチャープ信号傾斜を算出し、パルス内変調諸元格納メモリ44に出力する。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】従来の周波数変調諸元判定装置は以上のように構成されているので、波形の位相反転(バーカ信号等の符号化位相変調)を検出することができないといった問題点があった。 また、複数のフィルタの応答特性を中心周波数以外は均一(中心周波数を基準にした相対周波数対応の出力振幅値応答特性)にすべきであるが、これが非常に困難であり、中間段階での瞬間周波数算出誤差が大きくなり、結果として変調諸元誤差が大きいといった問題点があった。 更には、フィルタの特性が装置自体の温度変化の影響を受けるといった問題点があった。 また、入力信号をサンプリングする技術は、500kHz程度であり、レーダ等のIF信号等のように数100MHzの信号のサンプリングは後段の分析の為には目的を満たさないという問題点があった。

    【0011】この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、温度変化による周波数誤差が生じることがなく、入力信号の周波数変調判定,チャープ傾斜(周波数変化率),符号化位相変調ビット数等を高性能で算出する周波数変調諸元判定装置を得ることを目的とする。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】第1の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、入力信号をサンプルし、当該サンプリングにより計測されたディジタル振幅値を記憶するDRFM回路と、前記DRFM回路に記憶されたディジタル振幅値を逐次読み出し、時系列に出力する読み出し回路と、前記読み出し回路より出力されたディジタル振幅値を時系列に記憶する振幅メモリ回路と、前記振幅メモリ回路に記憶されたディジタル振幅値に基づいて当該入力信号の周波数変調諸元を判定する周波数変調諸元算出回路とを備えたものである。

    【0013】第2の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がゼロとなる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定するものである。

    【0014】第3の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がピーク値をとる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定するものである。

    【0015】第4の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、
    前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものである。

    【0016】第5の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものである。

    【0017】第6の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、
    前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものである。

    【0018】第7の発明に係る周波数変調諸元判定回路は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路は、前記ディジタル振幅値に基づいて周期を算出する周期算出回路と、前記周期算出回路により算出された周期に基づいて、位相の反転の時刻及び反転の方向を推定する反転推定回路と、前記反転推定回路において推定された反転時刻における反転の方向と同時刻におけるディジタル振幅値に基づき算出された反転の方向とを比較することにより周波数変調諸元を判定する回路とを有するものである。

    【0019】

    【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の一実施の形態に係る周波数測定装置を図について説明する。 尚、実施の形態1〜10は周波数測定装置に関する発明、実施の形態11〜18は周波数変調諸元判定装置に関する発明につき説明されている。

    【0020】図1において、1はIF信号を入力する入力端子,2は入力端子1より入力された入力信号を高速でサンプルし振幅値を記憶するDRFM(Digital RF M
    emory)回路,3はタイマ,4はDRFM回路2の記憶内容を逐次読み込み,振幅情報を時刻情報とともに出力する読み出し回路,5は読み出し回路4が出力した振幅値及び時刻に関する情報を時系列で記憶する振幅メモリ,6は振幅メモリ5に記憶した振幅値及び時刻を高速フーリエ変換するFFT回路,7は高速フーリエ変換後の規定スペクトラムレベル以上の値を記憶するFメモリである。

    【0021】次に動作について説明する。 入力端子1にIF信号が入力されると、DRFM回路2は入力信号を高速にサンプル、即ち、規定時間間隔で正弦波信号の振幅を計測し、nビットのデジタル値(nは2以上の整数)に変換し、デジタルメモリに記憶する。 この時のサンプリング周波数はIF周波数帯域幅の2倍以上とする。

    【0022】次いで、読み出し回路4が即座にDRFM
    回路2に記憶された振幅値を読みとり、同時にタイマ3
    の時刻を読みとって、振幅値及び時刻を一対のデータとして振幅メモリ5に書き込む。 この時読み出し回路4は一対のデータを振幅メモリ5に書き込む度に振幅メモリの書き込みアドレスを逐次更新する。

    【0023】上記の動作を所定時間(T)の間繰り返すと、振幅メモリ5には図2に示す例のように時系列の振幅及び時刻の情報が入力される。 図2の上図は、縦軸に振幅、横軸に時間をとった場合の入力信号を示し、それらをDRFM回路2により所定時刻においてサンプルし、求めた振幅値を示したのが図2の下図である。

    【0024】次いでFFT回路6が振幅メモリ5の情報を高速フーリエ変換を行う。 高速フーリエ変換の結果、
    規定スペクトラムレベル以上の周波数値があれば、この周波数値(複数あれば複数個)を当該時間(T)の周波数値としてFメモリ7に出力する。 これにより、第1時間区分(時刻0〜T)の周波数値が算出される。 同様に第2時間区分(時刻T〜2×T)以降の周波数値を算出し、Fメモリに逐次出力する。

    【0025】以上のようにこの実施の形態1に記載された発明によれば、入力したIF信号の正弦波形をデジタル化した振幅値列により再現し、もとの正弦波の周波数値を時間区分毎に算出する構成としており、また温度条件等で変動する要素が装置内に存在しないので、複数信号の正弦波成分を弁別できるとともに装置温度の影響を受けない高信頼性を保有した周波数測定が可能となる。

    【0026】実施の形態2. 実施の形態1では、振幅メモリ5の(振幅値,時刻)を高速フーリエ変換することにより周波数値を算出していたが、この実施の形態2では、ゼロポイントを検出等し正弦波の周期を算出し周波数に変換することにより周波数を求めている。 図3はこの実施の形態2に係る周波数測定装置を示すブロック図であり、図において、8は振幅メモリ5と接続されたゼロ検出回路、9はゼロ検出回路8と接続されたゼロポイント履歴メモリ、10はゼロポイント履歴メモリ9及びFメモリ7と接続されたF算出回路である。

    【0027】実施の形態2の動作について説明する。 入力IF信号の振幅値及び時刻に関するデータを振幅メモリ5に出力するまでは実施の形態1で説明した周波数測定装置と同一である。 次いでゼロ検出回路8が振幅メモリ5上の区分開始時刻(第1時間区分であれば時刻=
    0)から区分終了時刻(第1時間区分であれば時刻=
    T)までの間で、1単位時間(サンプリング間隔)前の振幅値から正負符号が変化した時刻を検索し振幅ゼロのクロスポイントを内挿して算出する。

    【0028】具体的要領は以下のとおりである。 (1)サンプル間隔をtとし、また、時刻0、t、2t
    ・・・における振幅値をP0,P1,P2としたときに、
    Pm>0,Pm+1<0となるmを検索する。 (2)(Pm,m×t),(Pm+1,(m+1)×t)を直線で近似し、振幅ゼロ相当時刻を算出する。 ゼロポイント時刻=m×t+(t×Pm)/|Pm+1−P
    m|

    【0029】ゼロポイント時刻として求めた時刻を逐次ゼロポイント履歴メモリ9に出力する。 こうして時刻0
    から時刻Tまでのゼロポイント時刻を全て記憶する。 0
    〜Tのゼロポイント時刻をZ0,Z1,Z2とし、次いでF
    算出回路10がゼロポイント時刻同士の間隔(Z1−Z
    0,Z2−Z1,‥)を計算し、これらの代表値(平均値,中央値等)を半周期とする周波数を算出し、Fメモリ7に出力する。

    【0030】この実施の形態2の場合、当該時間区分(T)での出力周波数は1つであるが、フーリエ変換を行わないので、実施の形態1より当該時間区分(T)を小さく設定することができ、細分化した区分毎の周波数を算出することができる。

    【0031】実施の形態3. 実施の形態2では、DRF
    M回路2の出力のゼロクロスポイントを内挿して求め、
    正弦波の半周期から周波数に変換したが、この実施の形態3では、ピークを検出等し、正弦波の周期を算出し周波数に変換する。 図4はこの実施の形態3に係る周波数測定装置を示すブロック図であり、図において、11は振幅メモリ5と接続されたピーク検出回路,12はピーク検出回路11と接続されたピーク履歴メモリ、13はピーク履歴メモリ12と接続されたF算出回路である。

    【0032】実施の形態3に係る周波数測定装置の動作について説明する。 入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5に出力するまでは実施の形態1で説明した周波数測定装置の動作と同一である。 次いでピーク検出回路11が振幅メモリ5上の区分開始時刻(第1
    時間区分であれば時刻=0)から区分終了時刻(第1時間区分であれば時刻=T)までの間で、1単位時間(サンプリング間隔)前の振幅値からの差分の正負符号が変化した時刻を検索し振幅値極大/極小ポイント(ピークポイント)とする。

    【0033】ピークポイント時刻として求めた時刻を逐次ピーク履歴メモリ12に出力する。 こうして時刻0から時刻Tまでのピーク時刻を全て記憶する。 0〜Tのゼロポイント時刻をZ0,Z1,Z2とし、次いでF算出回路13が極大ピーク時刻同士の間隔(Z2−Z0,Z3−Z
    1,Z4−Z2,‥)を計算し、これらの代表値(平均値,中央値等)を周期とする周波数を算出し、Fメモリ7に出力する。

    【0034】この実施の形態3の場合も、当該時間区分(T)での出力周波数は1つであるが、フーリエ変換を行わないので、Tを実施の形態1より小さく設定することができ、細分化した区分毎の周波数を算出することができる。

    【0035】実施の形態4. 実施の形態1では、振幅メモリ5の(振幅値,時刻)を高速フーリエ変換することにより周波数値を算出していたが、この実施の形態4ではFFT回路の代わりにカルマンフィルタ回路を設けて、正弦波の周期を算出し周波数に変換している。 図5
    は、この実施の形態4に係る周波数測定装置を示すブロック図であり、図において、14は、振幅メモリ5及びFメモリ7と接続されたカルマンフィルタ回路である。

    【0036】実施の形態4に係る周波数測定装置の動作について説明する。 入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5に出力するまでは実施の形態1で説明した周波数測定装置の動作と同一である。 次いでカルマンフィルタ回路14が以下の式を同定モデルとする拡張カルマンフィルタにより振幅データ列から正弦波周期(Tk)を算出する。 P=sin{(2πt/Tk)+α} 正弦波周期Tkを周波数に変換しFメモリ7に出力する。

    【0037】以上のように、ディジタル振幅値をカルマンフィルタ回路に基づき、周波数を算出するものなので、フーリエ変換を行わないので、時間区分(T)を小さく設定することができ、細分化した区分毎の周波数を算出することができる。

    【0038】実施の形態5. 実施の形態1では、1時間区分(時刻0〜T)の振幅値を単一の振幅メモリ5に記憶し、高速フーリエ変換することにより周波数値を算出していたが、振幅メモリ5を複数設けて第1の振幅メモリに時刻0〜Tの振幅値を、第2の振幅メモリに時刻t
    〜T+tの振幅値を、‥‥と記憶し、それぞれの区間(0〜T,t〜T+t,2×t〜T+2×t,‥)を高速フーリエ変換し、各区間毎の周波数値を算出し、隣接区間の周波数一致を検出し、当該両区間の周波数値とする構成としてもよい。 図6はこの実施の形態5に係る周波数測定装置の構成を示すブロック図である。 図において、15はFFT回路6に接続された区間Fメモリ、1
    6は区間Fメモリ15及びFメモリ7に接続された隣接F算出回路16である。

    【0039】実施の形態5の動作について説明する。 入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5に出力するのは実施の形態1と同様であるが、この際時刻0は振幅メモリ1に、時刻tは振幅メモリ1及び2に出力する。 このようにして振幅メモリ1には時刻0〜Tの振幅履歴を、振幅メモリ2には時刻t〜T+tの振幅履歴を出力し振幅メモリiには時刻(iー1)×t〜T+
    (i−1)×tの振幅履歴を出力する。

    【0040】次いでFFT回路6が各区間の高速フーリエ変換結果を実施の形態1と同様に、区間Fメモリ15
    に出力する。 次いで隣接F算出回路16が隣接区間の算出Fが一致する場合、当該周波数を連続区間Fとして、
    Fメモリ7に出力する。

    【0041】この実施の形態により特定部分の周波数成分の影響を低減し、かつ各周波数成分の発生開始,終了時刻が算出することができる。

    【0042】実施の形態6. 実施の形態2では、1時間区分(時刻0〜T)のゼロクロスポイントを検索し、ゼロクロスポイント間隔の代表値(平均値,中央値等)1
    個から周波数値を算出していたが、図7に示すように区間Fメモリ15を複数設けて第1の区間Fメモリに時刻0〜TのF代表値を、第2の区間Fメモリに時刻t〜T
    +tのF代表値を、‥‥と記憶し、この後で実施の形態5と同様に連続区間Fを算出してもよい。

    【0043】この場合F代表値算出のサンプル数を変更するだけでは、DRFMの性能に応じてフレキシブルにF精度,ノイズ低減性能調整が可能となる。

    【0044】実施の形態7. 実施の形態3では、1時間区分(時刻0〜T)のピーク(極大/極小ポイントを検索し、ピークポイント間隔の代表値(平均値,中央値等)1個から周波数値を算出していたが、図7に示すように区間Fメモリ15を複数設けて第1の区間Fメモリに時刻0〜TのF代表値を、第2の区間Fメモリに時刻t〜T+tのF代表値を、‥‥と記憶し、この後で実施の形態5と同様に連続区間Fを算出してもよい。

    【0045】この場合実施の形態6と同様にF代表値算出のサンプル数を変更するだけでは、DRFMの性能に応じてフレキシブルにF精度,ノイズ低減性能調整が可能となる。

    【0046】実施の形態8. 実施の形態4では、1時間区分(時刻0〜T)の振幅値履歴を拡張カルマンフィルタを用いて周波数値を1データを算出していたが、図9
    に示すように振幅メモリ5及び、区間Fメモリ15を各々複数設けて第1の振幅メモリに時刻0〜Tの振幅値を、第2の振幅メモリに時刻t〜T+tの振幅値を、‥
    ‥と記憶し、それぞれの区間(0〜T,t〜T+t,2
    ×t〜T+2×t,‥)で拡張カルマンフィルタにより、各区間毎の周波数値を算出し、隣接区間の周波数一致を検出し、当該両区間の周波数値とする(各区間周波数算出後は実施の形態5と同様)構成としてもよい。

    【0047】実施の形態9. 実施の形態5では、複数区間の周波数値を1個のFFT回路6が逐次F算出を行い、各区間周波数を複数の区間Fメモリ15に出力していたが、図10に示すように振幅メモリ5,区間Fメモリ15と同数のFFT回路6を設けて、該当振幅メモリ5への入力が終了し次第、高速フーリエ変換を各々実行(まだ他の振幅メモリへの出力が実行されているうちに)する構成としてもよい。

    【0048】この構成を用いると、高速フーリエ変換処理が複数並列に実行され、高速に周波数が算出できるという効果がある。

    【0049】実施の形態10. 実施の形態8では、複数区間の周波数値を1個のカルマンフィルタ回路14が逐次F算出を行い、各区間周波数を複数の区間Fメモリ1
    5に出力していたが、図11に示すように振幅メモリ5,区間Fメモリ15と同数のカルマンフィルタ回路1
    4を設けて、該当振幅メモリ5への入力が終了し次第、
    拡張カルマンフィルタリングを各々実行(まだ他の振幅メモリへの出力が実行されているうちに)する構成としてもよい。

    【0050】この構成を用いると、拡張カルマンフィルタ処理が複数並列に実行され、高速に周波数が算出できるという効果がある。

    【0051】実施の形態11. 以下、この発明の一実施の形態を図について説明する。 図13はこの実施の形態11に係る周波数変調諸元判定装置を示すブロック図である。 図13において1はIF信号を入力する入力端子,2は入力信号を高速でサンプルし振幅値を記憶するDRFM(Digital RF Memory)回路,3はタイマ,4
    はDRFMの記憶内容を逐次読み込,振幅情報を時刻情報とともに出力する読み出し回路,5は読み出し回路が出力した(振幅値,時刻)情報を時系列で記憶する振幅メモリである。

    【0052】6は振幅メモリに記憶した(振幅値,時刻)を高速フーリエ変換するFFT回路,7は高速フーリエ変換後の規定スペクトラムレベル以上の範囲の中心値を時系列で記憶するFメモリ,25は時系列の(時刻,周波数)を一定速度で周波数変化するモデルに基づき周波数変化率を算出する最小自乗近似回路,26は最小自乗近似結果である周波数変化率を格納するチャープ諸元格納メモリである。

    【0053】次に動作について説明する。 入力端子1にIF信号が入力されると、DRFM(Digital RF Memor
    y)は入力信号を高速にサンプル(規定時間間隔で正弦波信号の振幅を計測)し、nビットのデジタル値(nは2以上の整数)に変換し、デジタルメモリに記憶する。
    この時のサンプリング周波数はIF周波数帯域幅の整数倍以上とする。

    【0054】次いで、読み出し回路4が即座にDRFM
    の振幅値を読みとり、同時にタイマ3の時刻を読みとって、(振幅値,時刻)を一対のデータとして振幅メモリ5に書き込む。 この時読み出し回路4は一対のデータを振幅メモリ5に書き込む度に振幅メモリの書き込みアドレスを逐次更新する。

    【0055】上記の動作を所定時間(T)の間繰り返すと、振幅メモリ5には図14に示す例のように時系列の(振幅,時刻)情報が入力される。 次いでFFT回路6
    が振幅メモリ5の情報を高速フーリエ変換を行う。 高速フーリエ変換の結果、規定スペクトラムレベル以上の周波数値があれば、この周波数範囲の中心値を当該時間区分(FFT対象時間帯)の中心時刻の周波数値としてF
    メモリ7に出力する。

    【0056】サンプリング周期Δt(Δtはサンプリング周波数の逆数になる)に対し、第1時間区分(時刻0
    〜m×Δt)のFFT結果の周波数範囲の中心周波数(f1)を時刻 m×Δt/2 の周波数値とする。 FF
    T回路はこの結果をFメモリ7に出力する。 出力内容は、(時刻:m×Δt/2,周波数:f1)である。

    【0057】FFT回路は更に、第2時間区分(時刻Δ
    t〜(m+1)×Δt),第3時間区分(時刻2×Δt
    〜(m+2)×Δt),‥‥についても高速フーリエ変換を行い、Fメモリに逐次出力する。 こうしてFメモリ7には時系列で(f1,m/2×Δt),(f2,(m+
    1)/2×Δt),(f3,(m+2)/2×Δt),
    ‥‥が出力される。

    【0058】次いで最小自乗近似回路25がFメモリ7
    の内容を以下の式をモデルとして最小自乗近似を行う。 式 f=k×t+f0 f:時刻tの周波数 f0:周波数初期値 k:周波数変化率 最小自乗近似回路25は最小自乗近似の結果(上式のk)をチャープ信号傾斜として、チャープ諸元格納メモリ26に出力する。 尚、入力信号が非チャープ信号の場合には、チャープ信号傾斜=0と設定される。

    【0059】以上のようにこの実施の形態に記載された発明によれば、温度変化による周波数誤差が生じることがなく、入力信号の周波数変調判定を行うことができる。

    【0060】実施の形態12. 実施の形態11では、振幅メモリ5の(振幅値,時刻)を高速フーリエ変換することにより周波数値を算出し、後段の最小自乗近似回路の入力をしていたが、この実施の形態12ではゼロポイントを検出等し正弦波の周期を算出し周波数に変換する。 図15はこの実施の形態12に係る周波数変調諸元判定装置を示すブロック図である。 図15はおいて、8
    はゼロ検出回路、9はゼロポイント履歴メモリである。

    【0061】実施の形態12に係る周波数変調諸元判定装置の動作について説明する。 入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5に出力するまでは実施の形態11で説明した周波数変調諸元判定装置の動作と同一である。 次いでゼロ検出回路8が振幅メモリ5上の区分開始時刻(第1時間区分であれば時刻=0)から区分終了時刻(第1時間区分であれば時刻=T)までの間で、1単位時間(サンプリング間隔)前の振幅値から正負符号が変化した時刻を検索し振幅ゼロのクロスポイントを内挿して算出する。

    【0062】具体的には以下のとおり動作する。 (1)サンプル間隔をt,時刻0,Δt,2Δt‥における振幅値をP0、P1、P2とした時に、Pm>0,Pm+
    1<0のmを検索する。 (2)(Pm,m×Δt),(Pm+1,(m+1)×Δt)
    を直線で近似し、振幅ゼロ相当時刻を算出する。 ゼロポイント時刻=m×Δt+Δt×Pm/|Pm+1−P
    m|

    【0063】ゼロポイント時刻として求めた時刻を逐次ゼロポイント履歴メモリ9に出力する。 こうして時刻0
    から時刻Tまでのゼロポイント時刻を全て記憶する。 0
    〜Tのゼロポイント時刻をZ0,Z1,Z2‥‥とし、次いで最小自乗近似回路25がゼロポイント履歴メモリ9の内容を以下の式をモデルとして最小自乗近似を行う。

    【0064】 式 f=k×t+f0 f:時刻tの周波数 f0:周波数初期値 k:周波数変化率 ti=(Zi-1+Zi)/2 fi=1/2(Zi−Zi-1)

    【0065】最小自乗近似回路25は最小自乗近似の結果(上式のk)をチャープ信号傾斜として、チャープ諸元格納メモリ26に出力する。 尚、入力信号が非チャープ信号の場合には、チャープ信号傾斜=0と設定される。 この実施の形態12場合、実施の形態11のようなフーリエ変換を行わないので、Tを実施の形態11より小さく設定することができ、細分化した区分毎のチャープ諸元を算出することができる。

    【0066】実施の形態13. 実施の形態12では、D
    RFM出力のゼロクロスポイントを内挿して求め、正弦波の半周期相当時間(Zi−Zi-1)から最小自乗近似によってチャープ信号傾斜を算出したが、図16に示すようにゼロ検出回路8,ゼロポイント履歴メモリ9の代わりにピーク検出回路11,ピーク履歴メモリ12を設けて、正弦波の1周期相当時間から最小自乗近似によって、チャープ信号傾斜を算出してもよい。

    【0067】実施の形態13の動作について説明する。
    入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ(5)に出力するまでは実施の形態1と同一である。 次いでピーク検出回路11が振幅メモリ(5)上の区分開始時刻(第1時間区分であれば時刻=0)から区分終了時刻(第1時間区分であれば時刻=T)までの間で、1
    単位時間(サンプリング間隔)前の振幅値からの差分の正負符号が変化した時刻を検索し振幅値極大/極小ポイント(ピークポイント)とする。

    【0068】ピークポイント時刻として求めた時刻を逐次ピーク履歴メモリ12に出力する。 こうして時刻0から時刻Tまでのピーク時刻を全て記憶する。 0〜Tのピークポイント時刻をP0,P1,P2‥‥とし、次いで最小自乗近似回路25がピーク履歴メモリ12の内容を以下の式をモデルとして最小自乗近似を行う。 この時、極小ポイントの時刻列,極大ポイントの時刻列で各々最小自乗近似を行い、平均値を用いる。

    【0069】 式 f=k×t+f0 f : 時刻tの周波数 f0 : 周波数初期値 k : 周波数変化率 ti=(Pi-1+Pi)/2 fi=1/(Pi−Pi-1)

    【0070】最小自乗近似回路25は最小自乗近似の結果(上式のk)をチャープ信号傾斜として、チャープ諸元格納メモリ26に出力する。

    【0071】尚、入力信号が非チャープ信号の場合には、チャープ信号傾斜=0と設定される。 この実施の形態13場合も、実施の形態11のようなフーリエ変換を行わないので、Tを実施の形態11より小さく設定することができ、細分化した区分毎のチャープ諸元を算出することができる。

    【0072】実施の形態14. 実施の形態12では、D
    RFM出力のゼロクロスポイントを内挿して求め、正弦波の半周期相当時間(Zi−Zi-1)から最小自乗近似によってチャープ信号傾斜を算出したが、図17に示すように最小自乗近似回路25,チャープ諸元格納メモリ2
    6の代わりに周期変化検出回路27,位相反転ポイント履歴メモリ28,符号化位相変調判定回路29,符号化位相変調諸元格納メモリ30を設ければ、半周期相当時間の時系列での変化を検出して、位相化符号変調を判定することができる。

    【0073】実施の形態14の動作について説明する。
    入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5
    に出力し、ゼロポイント履歴メモリ9にゼロクロス時刻を出力するまでは実施の形態2と同一である。 次いで周期変化検出回路27が正弦波の半周期相当時間の変化(周期値のJUMP)を判定する。 判定方法は以下のとおりである。

    【0074】1. 半周期相当時間(Zi−Zi-1)を各i
    について算出する。 (ゼロクロスポイント時刻の1階差を算出する) 2. 半周期時間の差[(Zi+1−Zi)−(Zi−Zi-
    1)]を算出する(ゼロクロスポイント時刻の2階差を算出する) 3. 半周期時間差の絶対値が規定値以上の場合この期間で位相反転が発生したと判定する。 (Zi〜Zi-1 or
    Zi+1〜Zi) 4. 近傍で算出された半周期時間との差がより大きい区間を位相反転発生時刻とする。

    【0075】周期変化検出回路27は上記要領で位相反転時刻を求め、位相反転ポイント履歴メモリ28に出力(区間Zi〜Zi-1で反転した場合、区間の中心時刻((Zi+Zi-1)/2)を変化ポイント時刻として出力)する。 次いで符号化位相変調判定回路29が位相反転時刻間隔を符号化位相変調諸元格納メモリ30に出力する。

    【0076】この実施の形態に記載された発明によれば、フーリエ変換を行わないので、Tを実施の形態1より小さく設定することができ、細分化した区分毎のチャープ諸元を算出することができる。

    【0077】実施の形態15. 実施の形態14では、D
    RFM出力のゼロクロスポイントを内挿して求め、正弦波の半周期相当時間(Zi−Zi-1)から時系列の周期値のJUMPを判定し、位相反転時刻を算出したが、図1
    8に示すようにゼロ検出回路8,ゼロポイント履歴メモリ9の代わりにピーク検出回路11,ピーク履歴メモリ12を設けて、正弦波の1周期相当時間の時系列での変化を検出して、位相化符号変調を判定することができる。

    【0078】実施の形態15の動作について説明する。
    入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ5
    に出力し、振幅の極大,極小ポイントを判定しピーク履歴メモリ12に出力するまでは実施の形態3と同一である。 次いで周期変化検出回路27が正弦波の1周期相当時間(極小〜極小,極大〜極大の変化(周期値のJUM
    P)を判定する。 判定方法は以下のとおりである。

    【0079】1.1周期相当時間(Pi−Pi-1)を各i
    について算出する。 (ピークポイント時刻の1階差を算出する) 2.1周期時間の差[(Pi+1−Pi)−(Pi−Pi-
    1)]を算出する(ピークポイント時刻の2階差を算出する) 3.1周期時間差の絶対値が規定値以上の場合この期間で位相反転が発生したと判定する。 (Pi〜Pi-1 or P
    i+1〜Pi) 4. 近傍で算出された1周期時間との差がより大きい区間を位相反転発生時刻とする。 周期変化検出回路27は上記要領で位相反転時刻を求め、位相反転ポイント履歴メモリ28に出力(区間Pi
    〜Pi-1で反転した場合、区間の中心時刻((Pi+Pi-
    1)/2)を変化ポイント時刻として出力)する。 次いで符号化位相変調判定回路29が位相反転時刻間隔を符号化位相変調諸元格納メモリ30に出力する。

    【0080】この実施の形態に記載された発明によれば、フーリエ変換を行わないので、Tを実施の形態1より小さく設定することができ、細分化した区分毎のチャープ諸元を算出することができる。

    【0081】実施の形態16. 実施の形態14,15では、ゼロクロスポイントのみまたは、ピークポイントのみの間隔から半周期または1周期を算出し、その周期J
    UMPポイントから、位相反転ポイントを判定していたが、図19に示すようにゼロ検出回路8,ピーク検出回路9の両者を並列に保有し、ゼロポイント履歴メモリ9,ピーク履歴メモリ12の代わりに1/2π時刻メモリ31を設けて、ゼロクロスポイント,極小/極大ポイント時刻を出現順に1/2π時刻メモリ31に記憶し、
    1/2πの周期値JUMPから位相反転時刻を判定し、
    符号化位相変調諸元を算出してもよい。

    【0082】この実施の形態を用いれば、位相判定時刻の時刻誤差が実施の形態14,実施の形態15の1/2
    に低減することができる。

    【0083】実施の形態17. 実施の形態14では、対象時間区分内全てについて、ゼロクロスポイント検出による隣接する正弦波の半周期値の差が規定値以上のポイントを位相反転ポイントとしたが、図20に示すように周期算出回路32,周期外挿回路33,クロスポイント推定メモリ34,クロス方向反転判定回路35を設けて、対象時間区分内の一部で、半周期値の差が連続して規定値以内の時間区分において、相加平均を算出し、以降のゼロクロスポイント推定時刻を外挿により算出し、
    クロス方向反転(推定値+→−に対し測定値−→+)のポイントを位相反転時刻と判定してもよい。

    【0084】実施の形態17の動作について説明する。
    入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ(5)に出力し、ゼロポイント履歴メモリ9にゼロクロス時刻を出力するまでは実施の形態4と同一である。 次いで周期変化検出回路27が連続して半周期差が規定値以内の時間区分(T1〜T2とする)を算出し、周期算出回路32に出力する。

    【0085】次いで、周期算出回路32がこの時間区分の半周期値の相加平均値(tavとする)を算出する。 次いで周期外挿回路33がT2以降のゼロクロスポイント推定時刻(T2+tav,T2+2×tav,‥‥),クロス方向(振幅のマイナス→プラス or プラス→マイナス)
    を順次推定し、クロスポイント推定メモリ34に出力する。

    【0086】次いでクロス方向反転判定回路35がゼロポイント履歴メモリ9上の当該時刻でのクロス方向と、
    クロスポイント推定メモリ34のクロス方向を比較し、
    方向が反転している時刻と1ポイント前のゼロクロスポイントの中間時刻を位相反転時刻と判定する。 (位相が180°反転するとゼロクロス方向が反転する。)また、一旦反転した後は位相が元に戻る(クロス方向が同一に戻る)時刻を位相反転時刻と同様にして判定し、反転時間間隔を符号化位相変調緒言格納メモリ30に出力する。

    【0087】実施の形態14では位相反転時刻がゼロ近傍では、位相判定を判定できないことがあるのに対し、
    当実施の形態では、判定可能という効果がある。

    【0088】実施の形態18. 実施の形態17では、ゼロクロスポイント履歴で求めた半周期値を外挿し、ゼロクロス方向の外挿推定方向との比較で位相反転時刻を算出したが、図21に示すように、クロスポイント推定メモリ34,クロス方向反転判定回路35の代わりにピーク推定メモリ36,極小/極大反転判定回路37を設けて、極小または極大ピークポイントで算出した1周期値を用いて外挿を行い、推定極大ポイントがピーク履歴メモリ12で極小ピークポイント,推定極小ポイントがピーク履歴メモリ12で極大ピークポイントとなる時刻を位相反転時刻と判定してもよい。

    【0089】実施の形態18の動作について説明する。
    入力IF信号の(振幅値,時刻)データを振幅メモリ(5)に出力し、ピーク履歴メモリ12へ出力するまでは実施の形態5と同様である。 次いで周期変化検出回路27が連続して1周期差が規定値以内の時間区分(T
    1〜T2とする)を算出し、周期算出回路32に出力する。

    【0090】次いで、周期算出回路32がこの時間区分の1周期値の相加平均値(tavとする)を算出する。 周期算出は極小ポイント時刻列から,極大ポイント時刻列から各々算出し、全ての周期値の相加平均を用いる。
    T1〜T2間の最終極小ポイントをTV,最終極大ポイントをTHとすると、次いで周期外挿回路33がTV以降の極小ポイント推定時刻(TV+tav,TV+2×tav,
    ‥),TH以降の極大ポイント推定時刻(TH+tav,T
    H+2×tav,‥‥)を順次推定し、ピーク推定メモリ36に出力する。

    【0091】次いで極小/極大反転判定回路37がピーク履歴メモリ12上の極小/極大ポイント時刻とピーク推定メモリ36の推定極小極大ポイント時刻を比較し、
    極小と極大が反転している時刻と1ポイント前のゼロクロスポイントの中間時刻を位相反転時刻と判定する。
    (位相が180°反転すると極小→極大,極大→極小となる。)

    【0092】また一旦反転した後は位相が元に戻る(推定と履歴の極小/極大が再び一致する)時刻を位相反転時刻と同様にして判定し、反転時間間隔を符号化位相変調緒言格納メモリ30に出力する。

    【0093】実施の形態14では位相反転時刻がピーク近傍では、位相判定を判定できないことがあるのに対し、当実施の形態では、判定可能という効果がある。

    【0094】

    【発明の効果】以上のように、第1の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、入力信号をサンプルし、当該サンプリングにより計測されたディジタル振幅値を記憶するDRFM回路と、前記DRFM回路に記憶されたディジタル振幅値を逐次読み出し、時系列に出力する読み出し回路と、前記読み出し回路より出力されたディジタル振幅値を時系列に記憶する振幅メモリ回路と、前記振幅メモリ回路に記憶されたディジタル振幅値に基づいて当該入力信号の周波数変調諸元を判定する周波数変調諸元算出回路とを備えたものなので、温度変化による周波数誤差が生じることがなく、入力信号の周波数変調判定を行うことができる。

    【0095】第2の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がゼロとなる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定するものなので、フーリエ変換を行わないため、時間区分(T)を小さく設定することができ、細分化した区分毎の諸元を判定することができる。

    【0096】第3の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、複数の前記ディジタル振幅値より振幅値がピーク値をとる時刻を算出し、当該時刻に基づいて周波数変調諸元を判定するものなので、フーリエ変換を行わないため、時間区分(T)を小さく設定することができ、細分化した区分毎の諸元を判定することができる。

    【0097】第4の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、
    前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものなので、フーリエ変換を行わないため、
    時間区分(T)を小さく設定することができ、細分化した区分毎の諸元を判定することができる。

    【0098】第5の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものなので、フーリエ変換を行わないため、時間区分(T)を小さく設定することができ、
    細分化した区分毎の諸元を判定することができる。

    【0099】第6の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値がゼロとなる第1の時刻と、
    前記ディジタル振幅値がゼロとなる第2の時刻との時間差の変化と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第1の時刻と、前記ディジタル振幅値がピーク値をとる第2の時刻との時間差の変化に基づき、位相の反転を検出し周波数変調諸元を判定するものなので、位相反転時刻の誤差を低減することができる。

    【0100】第7の発明に係る周波数変調諸元測定装置は、第1の発明に係る周波数変調諸元算出回路において、前記ディジタル振幅値に基づいて周期を算出する周期算出回路と、前記周期算出回路により算出された周期に基づいて、位相の反転の時刻及び反転の方向を推定する反転推定回路と、前記反転推定回路において推定された反転時刻における反転の方向と同時刻におけるディジタル振幅値に基づき算出された反転の方向とを比較することにより周波数変調諸元を判定する回路とを有するものなので、位相反転時刻がゼロ近傍でも、位相の判定を行うことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 この発明の一実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図2】 この発明の一実施の形態による振幅メモリ入力例を示す図である。

    【図3】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図4】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図5】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図6】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図7】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図8】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図9】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図10】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図11】 この発明の他の実施の形態による周波数測定装置の構成図である。

    【図12】 従来の周波数測定装置の構成図である。

    【図13】 この発明の一実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図14】 この発明の一実施の形態による振幅メモリ入力例を示す図である。

    【図15】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図16】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図17】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図18】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図19】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図20】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図21】 この発明の他の実施の形態による周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【図22】 従来の周波数変調諸元判定装置の構成図である。

    【符号の説明】

    1 IF信号入力端子、2 DRFM回路、3 タイマ、4 読み出し回路、5 振幅メモリ、6 FFT回路、7 Fメモリ、8 ゼロ検出回路、9 ゼロポイント履歴メモリ、10 F算出回路、11 ピーク検出回路、12 ピーク履歴メモリ、13 F算出回路(ピーク使用)、14 カルマンフィルタ回路、15 区間F
    メモリ、16 隣接F算出回路、17 分波器、18
    遅延回路A、19 遅延回路B、20 遅延回路C、2
    1 遅延回路D、22 位相検波器、23 IFM周波数算出回路、24 出力端子、25 最小自乗近似回路、26 チャープ諸元格納メモリ、27 周期変化検出回路、28 位相反転ポイント履歴メモリ、29 符号化位相変調判定回路、30 符号化位相変調諸元格納メモリ、31 π/2時刻メモリ、32 周期算出回路、33 周期外挿回路、34 クロスポイント推定メモリ、35 クロス方向反転判定回路、36 ピーク推定メモリ、37 極小/極大反転判定回路、37 分波器、38 フィルタ回路、39 A/D変換器、40
    瞬間周波数算出回路、41 瞬間周波数記憶メモリ、4
    2 パルス内変調判定回路、43 パルス内変調諸元格納メモリ。

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