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Language computer, language processing method, and program

阅读:696发布:2020-05-19

专利汇可以提供Language computer, language processing method, and program专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a language computer, etc., which uses a semiotic base.
SOLUTION: A context base 111 of the semiotic base 102 of the language computer 101 stores state description knowledge explaining features of a state, in-state knowledge explaining knowledge used in a certain state, and a user profile explaining items concerned with a user in the description form of a natural language and a state dependency dictionary 116 holds state features and vocabulary information and meaning information of the language in the certain state; and an input acceptance part 103 accepts input of a speech from the user, a state identification part 104 identifies the state of the speech by reference to the semiotic base 102, and a text generation part 105 generates a text of an answer by referring to the state description knowledge, in-state knowledge, and user profile described in the natural language, made correspond to the identified state and stored in the context base 111 and the vocabulary information, meaning information, etc., of the language held in the state dependency dictionary.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO,下面是Language computer, language processing method, and program专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】セミオティックベースと、入力受付部と、
    状況同定部と、テクスト生成部と、を備える言語コンピュータであって、 (a)前記セミオティックベースは、コンテクストベースと、意味ベースと、語彙文法ベースと、コーパスベースと、汎用辞書と、を有し、 当該コンテクストベースは、 状況の特徴を説明する状況記述知識、与えられた状況の下で使用される知識を説明する状況内知識、当該言語コンピュータを使用するユーザに関する事項を説明するユーザプロファイルを自然言語で記述して格納し、 当該意味ベースは、言語の意味特徴とこれに対応する意味役割とを保持し、 当該語彙文法ベースは、言語の語彙文法特徴を保持し、 当該コーパスベースは、言語のやりとりの実例としての言語テクストを意味特徴と、状況特徴と、語彙文法特徴と、ともに保持し、 当該汎用辞書は、言語の語彙情報および意味情報を保持し、 (b)前記入力受付部は、ユーザからの発話の入力を受け付け、 (c)前記状況同定部は、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力についての状況を、前記セミオティックベースを参照して同定し、 (d)前記テクスト生成部は、当該同定された状況に対応付けて当該コンテクストベースに自然言語で記述して格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルを含む前記セミオティックベースに格納された情報を参照して、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力に対する応答のテクストを生成するを備えることを特徴とするもの。
  • 【請求項2】請求項1に記載の言語コンピュータであって、 前記テクスト生成部が生成する応答のテクストは、当該コンテクストベースに格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルの自然言語による記述に含まれる文章を含むことを特徴とするもの。
  • 【請求項3】請求項1または2に記載の言語コンピュータであって、 前記セミオティックベースは、状況依存辞書をさらに備え、 当該状況依存辞書は、与えられた状況の下での言語の語彙情報および意味情報を保持し、 前記テクスト生成部は、当該状況依存辞書に保持された当該同定された状況の下での言語の語彙情報および意味情報をさらに参照して、当該応答のテクストを生成することを特徴とするもの。
  • 【請求項4】前記言語処理と、入力受付工程と、状況同定工程と、テクスト生成工程と、を備え、セミオティックベースを用いる言語処理方法であって、 前記セミオティックベースは、コンテクストベースと、
    意味ベースと、語彙文法ベースと、コーパスベースと、
    汎用辞書と、を有し、 当該コンテクストベースは、状況の特徴を説明する状況記述知識、与えられた状況の下で使用される知識を説明する状況内知識、ユーザに関する事項を説明するユーザプロファイルを自然言語で記述して格納し、 当該意味ベースは、言語の意味特徴とこれに対応する意味役割とを保持し、 当該語彙文法ベースは、言語の語彙文法特徴を保持し、 当該コーパスベースは、言語のやりとりの実例としての言語テクストを意味特徴と、状況特徴と、語彙文法特徴と、ともに保持し、 当該汎用辞書は、言語の語彙情報および意味情報を保持し、 (a)入力受付工程では、当該コンテクストベースに事項が記憶されているユーザからの発話の入力を受け付け、 (b)状況同定工程では、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力についての状況を、前記セミオティックベースを参照して同定し、 (c)テクスト生成工程では、当該同定された状況に対応付けて当該コンテクストベースに自然言語で記述して格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルを含む前記セミオティックベースに格納された情報を参照して、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力に対する応答のテクストを生成するを備えることを特徴とする方法。
  • 【請求項5】コンピュータを、請求項1から3のいずれか1項に記載の言語コンピュータとして機能させることを特徴とするプログラム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、言語コンピュータ、言語処理方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するプログラムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】発明者らは、従来から自然言語、特に、
    コンピュータに詳しくない一般ユーザが日常的に会話で用いている言語(「日常言語」ともいう。)によってコンピュータを操作する手法について研究を進めており、
    このための基礎的な技術として、特願2001−334
    64号においてセミオティックベースを利用する言語コンピュータ等について提案している。

    【0003】セミオティックベースとは、当該出願に開示されるように、日常言語の意味の体系を構造化したものである。 当該出願では、セミオティックベースを利用して、一般ユーザが発した会話文を解釈・理解して、会話文の内容にしたがった処理を行う技術が開示されている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】このような自然言語・
    日常言語の処理においては、発話をした一般ユーザがおかれている状況に応じて、必要があれば一般ユーザへの問い合わせを行い、対話によって一般ユーザが求めている処理を解釈・理解する必要があるが、一般ユーザへの問い合わせには、やはり自然言語・日常言語を用いることが望ましい。

    【0005】本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、セミオティックベースを用いる言語コンピュータ、言語処理方法、ならびに、これらを実現するためのプログラムを提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。

    【0007】本発明の第1の観点に係る言語コンピュータは、セミオティックベースと、入受付部と、状況同定部と、テクスト生成部と、を備え、以下のように構成する。

    【0008】すなわち、セミオティックベースは、コンテクストベースと、意味ベースと、語彙文法ベースと、
    コーパスベースと、汎用辞書と、を有する。

    【0009】ここで、当該コンテクストベースは、状況の特徴を説明する状況記述知識、与えられた状況の下で使用される知識を説明する状況内知識、当該言語コンピュータを使用するユーザに関する事項を説明するユーザプロファイルを自然言語で記述して格納する。

    【0010】一方、当該意味ベースは、言語の意味特徴とこれに対応する意味役割とを保持する。

    【0011】さらに、当該語彙文法ベースは、言語の語彙文法特徴を保持する。

    【0012】そして、当該コーパスベースは、言語のやりとりの実例としての言語テクストを意味特徴と、状況特徴と、語彙文法特徴と、ともに保持する。

    【0013】一方、当該汎用辞書は、言語の語彙情報および意味情報を保持する。

    【0014】さらに、当該状況依存辞書は、状況特徴と、与えられた状況の下での言語の語彙情報および意味情報を保持する。

    【0015】一方、入力受付部は、ユーザからの発話の入力を受け付ける。

    【0016】さらに、状況同定部は、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力についての状況を、セミオティックベースを参照して同定する。

    【0017】そして、テクスト生成部は、当該同定された状況に対応付けて当該コンテクストベースに自然言語で記述して格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルを含むセミオティックベースに格納された情報を参照して、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力に対する応答のテクストを生成する。

    【0018】また、本発明の言語コンピュータにおいて、テクスト生成部が生成する応答のテクストは、当該コンテクストベースに格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルの自然言語による記述に含まれる文章を含むように構成することができる。

    【0019】また、本発明の言語コンピュータにおいて、セミオティックベースは、状況依存辞書をさらに備え、以下のように構成することができる。

    【0020】すなわち、当該状況依存辞書は、状況特徴と、与えられた状況の下での言語の語彙情報および意味情報を保持する。

    【0021】一方、テクスト生成部は、当該状況依存辞書に保持された当該同定された状況の下での言語の語彙情報および意味情報をさらに参照して、当該応答のテクストを生成する。

    【0022】本発明の第2の観点に係る言語処理方法は、言語処理と、入力受付工程と、状況同定工程と、テクスト生成工程と、を備え、上記の言語コンピュータにおけるものと同様のセミオティックベースを用い、以下のように構成する。

    【0023】すなわち、入力受付工程では、当該コンテクストベースに事項が記憶されているユーザからの発話の入力を受け付ける。

    【0024】一方、状況同定工程では、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力についての状況を、
    セミオティックベースを参照して同定する。

    【0025】さらに、テクスト生成工程では、当該同定された状況に対応付けて当該コンテクストベースに自然言語で記述して格納された状況記述知識、状況内知識、
    ユーザプロファイルを含むセミオティックベースに格納された情報を参照して、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力に対する応答のテクストを生成する。

    【0026】本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータを、上記の言語コンピュータとして機能させ、もしくは、コンピュータに、上記の言語処理方法を実行させるように構成する。

    【0027】当該プログラムは、情報記録媒体に記録することによりコンピュータとは独立して配布・販売できるほか、インターネットなどのコンピュータ通信網を介して直接ユーザに配布・販売することができる。

    【0028】

    【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明する。 なお、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。 したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。

    【0029】(第1の実施形態)図1は、本発明の実施形態の一つに係る言語コンピュータの概要構成を示す模式図である。 図2は、当該言語コンピュータによって実行される言語処理方法の処理の流れを示すフローチャートである。 以下、これらの図を参照して説明する。

    【0030】言語コンピュータ101は、セミオティックベース102と、入力受付部103と、状況同定部1
    04と、テクスト生成部105と、を備える。

    【0031】図3は、セミオティックベース102の概要構成を示す説明図である。 以下、本図を参照して説明する。

    【0032】セミオティックベース102は、コンテクストベース111と、意味ベース112と、語彙文法ベース113と、コーパスベース114と、汎用辞書(汎用電子化辞書)115と、状況依存辞書116と、を有する。

    【0033】コンテクストベース111は、状況の特徴を説明する状況記述知識、与えられた状況の下で使用される知識を説明する状況内知識、当該言語コンピュータを使用するユーザに関する事項を説明するユーザプロファイルを自然言語で記述して格納する。 このように、コンテクストベース111内に、知識を自然言語・日常言語で記述して格納する点は、本実施形態の特徴の一つである。

    【0034】一方、意味ベース112は、言語の意味特徴とこれに対応する意味役割とを保持する。

    【0035】さらに、語彙文法ベース113は、言語の語彙文法特徴を保持する。

    【0036】そして、コーパスベース114は、言語のやりとりの実例としての言語テクストを意味特徴と、状況特徴と、語彙文法特徴と、ともに保持する。

    【0037】一方、汎用辞書115は、言語の語彙情報および意味情報を保持する。

    【0038】さらに、状況依存辞書116は、状況特徴と、与えられた状況の下での言語の語彙情報および意味情報を保持する。 このように、状況依存辞書116に与えられた状況の下での情報が保持される点も、本実施形態の特徴の一つである。

    【0039】さて、言語処理方法が開始されると、まず、入力受付部103は、ユーザからの発話の入力を受け付ける(ステップS201)。

    【0040】ついで、状況同定部104は、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力についての状況を、セミオティックベース102を参照して同定する(ステップS202)。

    【0041】そして、テクスト生成部105は、当該同定された状況に対応付けて当該コンテクストベース11
    1に自然言語で記述して格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルを含むセミオティックベース102に格納された情報を参照して、当該入力を受け付けられたユーザからの発話の入力に対する応答のテクストを生成する(ステップS203)。

    【0042】ここで、本実施形態では、テクスト生成部105が生成する応答のテクストは、コンテクストベース111に格納された状況記述知識、状況内知識、ユーザプロファイルの自然言語による記述に含まれる文章を含むようにする。 これは、コンテクストベース111に格納される自然言語・日常言語で記述された知識を利用することによって行う。

    【0043】また、本実施形態では、テクスト生成部1
    05は、当該状況依存辞書116に保持された当該同定された状況の下での言語の語彙情報および意味情報をさらに参照して、状況に応じた発話の理解や対話の進行を適切かつ高速に行って、当該応答のテクストを生成する。

    【0044】以下では、これらの実施形態における各要素について詳細に説明する。

    【0045】(コンテクストベース)以下では、本実施形態のコンテクストベース111について、図3等を参照しつつ、詳細に説明する。 なお、理解を容易にするため、特願2001−33464号において開示した事項については、適宜説明を省略する(以下同様。)。

    【0046】まず、コンテクストベース111は、以下の3つに分類することができる。 ・コンテクスト系。 状況とそれに関係する知識を取り扱う。 ・テクスト系。 テクストの進行を取り扱う。 ・インタラクション系。 リアルタイムで行われるインタラクションの進行を取り扱う。

    【0047】そして、コンテクストベース111のコンテクスト系では、状況と、与えられた状況に関する知識を格納する。

    【0048】一方、セミオティックベース102の構成要素のそれぞれは、以下の3つの役割を持つ。 ・観念構成的機能に関連する役割。 ・対人的機能に関連する役割。 ・テクスト形成的機能に関連する役割。

    【0049】コンテクストベース111に記憶される知識も、これらの役割によって分類される。

    【0050】まず、コンテクスト系のうち、状況そのものの知識は、3つの役割すべてに対応する状況タイプ、
    観念構成的機能に対応する活動領域(Field)、対人的機能に対応する役割関係(Tenor)、テクスト形成的機能に対応する伝達様式(Mode)に分類される。

    【0051】また、与えられた状況に関する知識は、以下の3つに分類できる。 ・状況記述知識。 状況の特徴を説明する。 ・状況内知識。 与えられた状況下で使用される知識を説明する。 ・ユーザプロファイル。 ユーザの基本的情報、コンピュータに関する知識レベル、コンピュータを用いた過去の作業に関する記録、その他、当該ユーザがコンピュータを操作する上で必要な事項を説明する。

    【0052】これらの3種の知識は、自然言語で記述され、さらにセミオティックベースのタグが付与されている。

    【0053】たとえば、コンピュータを用いた過去の作業に関する記録には、当該ユーザが過去の作業において用いた自然言語・日常言語による発話の内容などが含まれる。

    【0054】与えられた状況下で使用される知識の概念は、動詞的概念と名詞的概念とに分類され、概念フレームと概念コネクタを通じて連結されている。 また、「動詞的概念と名詞的概念とを連結した結果に相当する事象」もまた、相互に連結されて、概念ネットワークが形成されている。

    【0055】一方、テクスト系にはジャンル構造やステージ、ムーブといった知識が分類される。 ジャンル構造は、テクストの場面およびその中での発話の展開を記述したものである。

    【0056】また、インタラクション系には、談話管理知識と発話管理モジュールが含まれ、対話管理知識、発話内容、発話機能、主題構造が、それぞれ分類される。

    【0057】談話管理知識は、話し手および聞き手のテクスト・プランニングの際に利用される。 発話管理モジュールは、現在のインタラクションの状態を認識・管理する。 これらは連携して動作する。

    【0058】図4は、状況記述知識の概要を示す模式図である。 本図に示される状況記述知識は、タスクに関する知識であり、「文字のフォントを変える」ことに関連するものである。

    【0059】この知識では、上記の構造に応じて活動領域、役割関係、伝達様式などの情報が含まれる。

    【0060】また、「Overall Wordings」では、「ユーザがコンピュータ上で文章を作成する」「データはディスプレイ上に表示される」などの自然言語・日常言語表現が、「<Sphere of action1>」「</Sphere of action1
    >」や「<Sphere of action4>」「</Sphere of action4
    >」などのタグを付与されて格納されている。

    【0061】図5は、状況内知識の概要を示す模式図である。 以下、本図を参照して説明する。

    【0062】本図に示される状況内知識は、タスクに関する知識であり、「文字のフォントを変える」ことに関連するものである。

    【0063】この知識では、上記の構造に応じて活動領域、役割関係、伝達様式、解釈構築方略、部分的意味プランなどの情報が含まれる。

    【0064】また、「wordings」の「Partial wordin
    g」として「文字のフォントを変える」対象となる「文字列を選択する」という自然言語・日常言語表現や、
    「Overall wordings」として、タグが付けられた自然言語・日常言語表現が格納されている。 たとえば、「<タスク>文字列のフォントを変換する</タスク>」のごときである。

    【0065】このほか、本実施形態においては、セミオティックベース102内に状況依存辞書116が用意されている。 状況依存辞書116は、上記のように状況特徴と、与えられた状況の下での言語の語彙情報および意味情報を保持するものである。

    【0066】図6は、状況依存辞書116に記憶される語彙項目の例を示す説明図である。 以下、本図を参照して説明する。

    【0067】本図に示す項目は、「変える」に対するものであり、表記のゆれや品詞情報などの情報のほか、状況についての項目が含まれている。

    【0068】活動領域(フィールド)として、状況の値
    F1_1(質疑応答)とF2_1(ワープロ操作)とが記憶されている。 また、役割関係(テナー)や伝達様式(モード)については、特別な状況の値は記録されておらず、
    nullが格納されている。

    【0069】また、これらの状況の値に対応するステージとしてSXU1 & goalやSXS & PSM、UXU1 & Previous_Ac
    tionなども格納されている。

    【0070】これらの図には、ほかに、語彙項目として「字体」や「たいのだけど」などが示されている。

    【0071】以下では、これらセミオティックベース1
    02を用いた発話の理解とテクストの生成の過程について詳細に説明する。

    【0072】(理解過程)図7は、理解過程の処理の流れを示すフローチャートである。 以下、本図を参照して説明する。

    【0073】ユーザからの発話が入力されると(1)、
    パージングが行われ(2)、発話予測の確認を実行する(3)。

    【0074】発話予測の確認では、以下の処理が行われる。 ・形態素解析の結果とコーパスに使われている形態素のマッチング(4)。 ・形態素解析結果と状況依存辞書116のマッチング(5)。 ・形態素解析結果と言語化知識の形態素をマッチング(6)。 ・形態素解析結果とネットワークの概念ラベルのマッチングと、その結果と知識コーパスの概念ラベルのマッチング(7、8)。

    【0075】このように、コーパスベース114に含まれるテクストの語彙、コンテクストベース111に含まれる状況内知識の自然言語・日常言語表現の語彙、状況依存辞書116に含まれる語彙項目や、これらの語彙項目の概念ラベルを用いて状況の特定を行う。 特に、コンテクストベース111に含まれる自然言語・日常言語表現は、過去に使った表現など、当該ユーザ特有のものにも対応しているため、より正確に状況の同定ができる。

    【0076】以降は、資源のセットアップ(10)、ショートカット探索(11)、と処理が行われ、さらに、
    語彙文法的特徴、意味的特徴の同定(12)、ステージ、ムーブの同定(13)によって意味の追加を行い、
    これとユーザプロファイルを対象して、文脈が理解されることとなる(14)。

    【0077】なお、ショートカット探索(11)の際には、状況依存辞書116を利用することができる。 これにより、特定の状況下での語彙の語彙文法特徴、意味特徴の同定が高速に行われる。 さらに、ステージやムーブの同定の高速化にも資することができる。

    【0078】(生成過程)図8は、生成過程の処理の流れを示すフローチャートである。 以下、本図を参照して説明する。

    【0079】上記の理解過程によって、文脈が理解されると、当該文脈に応じた状況タイプが同定される(1)。

    【0080】そして、生成過程で用いられる各種の資源をセットアップし(2)、概念ネットワークにて概念を活性化させる(3)。 この後、処理は2つに分かれる。

    【0081】まず、発話管理モジュールを参照して、発話タイプの同定(4)、発話インスタンスの特定(5)
    を行う。

    【0082】さらに、発話インスタンスから意味特徴を特定し(6)、コンテクストベース111内のユーザプロファイルを参照して、文脈を照合する(7)。

    【0083】ついで、状況依存辞書116等を参照して、生成テクストに利用すべき語彙を選択し(8)、助詞や助動詞の接続形を特定する(9)。

    【0084】一方、コンテクストベース111に格納された状況内知識とコーパスベース114を参照してテクストプランを生成し(11)、生成されたプランとコンテクストベース111内のユーザプロファイルを参照して、文脈を照合する(12)。

    【0085】その後に、文字列を生成し(13)、特定された助詞や助動詞の接続形と合わせてテクストを生成し、これをユーザに向けて配信する(10)。

    【0086】この後は、次にどのような内容のテクストを理解しなければならないかを予測することとなるが、
    この際にはコンテクストベース111に格納されているステージベースや談話管理知識を利用することができる。

    【0087】また、語彙の選択や助詞・助動詞の特定において、状況依存辞書116を用いることにより、そのユーザの現在の状況に応じた適切な語彙を効率良く高速に選ぶことができる。

    【0088】以下では、状況タイプの同定に相当するつなぎ過程について説明する。

    【0089】(つなぎ過程)図9は、つなぎ過程の処理の流れを示すフローチャートである。 以下、本図を参照して説明する。

    【0090】まず、理解過程が完了すると、処理は2つに分かれる。

    【0091】まず、コンテクストベース111内のステージベースの発話管理モジュールを利用して、ステージを認識する(1)。 これによって状況タイプを更新する(2)。

    【0092】また、コンテクストベース111内の談話管理知識を利用して、発話したユーザのプランを認識し(4)、状況タイプを更新する(5)。

    【0093】生成過程では、これらの更新された状況タイプを利用する。

    【0094】さて、状況タイプが更新されると(2、
    5)、コンテクストベース111内のステージベースとユーザプロファイルを参照して発話候補の検索を行う(3)。 また、談話管理知識を参照して聞き手のプランを選択する(6)。

    【0095】このほか、コーパスベース114とコンテクストベース111内の状況内知識を検索して、役割関係・伝達様式を調べ、状況との照合を行う(8)。

    【0096】これらにより、ユーザの発話行為の同定が行われる。

    【0097】さて、本実施形態では、つなぎ過程において、コンテクストベース111とコーパスベース114
    に格納された自然言語・日常言語表現を用いて事例推論を行う。 これにより、聞き手のプラン生成や上記のテクスト生成の高速化を図ることができる。

    【0098】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    セミオティックベース102を用いる言語コンピュータ、言語処理方法、ならびに、これらを実現するためのプログラムを提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の言語コンピュータの実施形態の一つの概要構成を示す模式図である。

    【図2】言語コンピュータにて実行される言語処理方法の処理の流れを示すフローチャートである。

    【図3】セミオティックベースの構造を示す模式図である。

    【図4】状況記述知識の例を示す模式図である。

    【図5】状況内知識の概要を示す模式図である。

    【図6】状況依存辞書に記憶される語彙項目の例を示す説明図である。

    【図7】理解過程の処理の流れを示すフローチャートである。

    【図8】生成過程の処理の流れを示すフローチャートである。

    【図9】つなぎ過程の処理の流れを示すフローチャートである。

    【符号の説明】

    101 言語コンピュータ102 セミオティックベース103 入力受付部104 状況同定部105 テクスト生成部111 コンテクストベース112 意味ベース113 語彙文法ベース114 コーパスベース115 汎用辞書116 状況依存辞書

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤城 浩子 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内(72)発明者 菅野 道夫 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内Fターム(参考) 5B081 AA08 BB03

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