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Earthquake-resistant reinforced constriction and method used for repairing for existing veranda in common

阅读:454发布:2020-10-17

专利汇可以提供Earthquake-resistant reinforced constriction and method used for repairing for existing veranda in common专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To remodel and reconstruct an existing veranda without dismantling it for improving the earthquake-resisting performance of the existing building and their methods for the earthquake-resistant reinforced construction.
SOLUTION: A foundation 5 is built at an outer side of the veranda 2 of the existing building 1; on the top of the foundation 5, a precast column 18 and a precast beam 10 with a support for the veranda is constructed as the supporting column 18 united with the beam thereby forming an outer frame 30; and the support 12 for the veranda 2 united with the column 18 is located bellow the existing veranda 2; the existing veranda 2 is remodeled and reconstructed; and a seismic force acting on the existing building through the support 12 for the veranda can be born by the outer frame 30 as a feature.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Earthquake-resistant reinforced constriction and method used for repairing for existing veranda in common专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 既存建物のベランダの外側に、基礎を築造すると共に、前記基礎上に、プレキャスト製柱と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁が一体化された外フレームを構築し、かつ前記梁と一体のベランダ支持部を既存ベランダの下側に配置すると共に、前記ベランダ支持部と既設ベランダを一体化することにより、既設ベランダを改修して再構築し、前記ベランダ支持部を介して既存建物に作用する地震力を前記外フレームにも負担できるようにしたことを特徴とする既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項2】 既設ベランダの横方向に間隔をおいて貫通した縦孔が設けられると共に、前記ベランダ支持部に、前記貫通した縦孔に対向するように上向き開口凹部が設けられ、前記貫通した縦孔と上向き開口凹部とに渡って連結部材が配置され、前記連結部材を埋め込むようにグラウトが充填硬化されて、ベランダ支持部と既設ベランダとが一体化されていることを特徴とする請求項1
    に記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項3】 上下方向に、プレキャスト製ベランダ支持部付梁と、プレキャスト製柱とが交互に配置され、かつこれらに挿通されるように配置されたPC鋼材の緊張によりプレストレスが付与されて一体化されていると共に、左右方向に直列に配置されたプレキャスト製ベランダ支持部付梁に挿通されるように配置されたPC鋼材の緊張により、プレキャスト製ベランダ支持部付梁にプレストレスが付与されて一体化されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項4】 前記ベランダ支持部の凹部に露出している横鉄筋の端部が、既存建物に埋め込み固定されたアンカー部材に一端側を連結された連結鉄筋に連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項5】 前記ベランダ支持部と既設ベランダとの間に、間隙が設けられ、その間隙にグラウトが充填硬化されて一体化されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項6】 前記ベランダ支持部が既設ベランダの長手方向のほぼ全長に渡って配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造。 【請求項7】 既存建物のベランダの外側に、基礎を築造し、次いで前記基礎に支持させるように、プレキャスト製柱と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁とで外フレームを構築し、かつ前記梁と一体のベランダ支持部を既存ベランダの下側に配置し、さらに前記ベランダ支持部と既設ベランダを一体化することにより、既設ベランダを改修して再構築し、前記ベランダ支持部を介して既存建物に作用する地震力を前記外フレームにも負担できるようにしたことを特徴とする既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強工法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、既設建物に設けられている既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造および工法に関する。 【0002】 【従来の技術】既存建物に片持ち式に設けられている既設ベランダについては、ベランダにクラックが発生していたり、防が切れて雨漏りがするなどの対策としては、既存建物の補修時に、サポートにより補強したり、
    防水を施工しなおしたり、場合によっては、ベランダを解体し、新たにベランダを作り直すしかなかった。 【0003】ベランダを解体し、新たにベランダを作り直す場合は、居住空間を狭くするとともに、工事期間中建物の専用部分に作業者が立ち入ることになるので、居住者にとって、居住空間が悪くなり、居住者の一時移転等、問題点が多い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、既設のベランダを解体することなく、ベランダを再構築する場合、
    居住空間を狭くしないと同時に、工事期間中建物の専用部分に立ち入らないですみ、更に既存建物の耐震性能を向上させることができる既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造およびその工法を提供することを目的とする。 【0005】 【問題を解決するための手段】前記問題を有利に解決するために、請求項1の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造においては、既存建物のベランダの外側に、基礎を築造すると共に、前記基礎上に、プレキャスト製柱と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁とが一体化された外フレームを構築し、かつ前記梁と一体のベランダ支持部を既存ベランダの下側に配置すると共に、前記ベランダ支持部と既設ベランダを一体化することにより、既設ベランダを改修して再構築し、前記ベランダ支持部を介して既存建物に作用する地震を前記外フレームにも負担できるようにしたことを特徴とする。 【0006】また、請求項2の発明においては、請求項1に記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造において、既設ベランダの横方向に間隔をおいて貫通した縦孔が設けられると共に、前記ベランダ支持部に、前記貫通した縦孔に対向するように上向き開口凹部が設けられ、前記貫通した縦孔と上向き開口凹部とに渡って連結部材が配置され、前記連結部材を埋め込むようにグラウトが充填硬化されて、ベランダ支持部と既設ベランダとが一体化されていることを特徴とする。 【0007】さらに、請求項3の発明においては、請求項1または2のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造において、上下方向に、プレキャスト製ベランダ支持部付梁と、プレキャスト製柱とが交互に配置され、かつこれらに挿通されるように配置されたPC鋼材の緊張によりプレストレスが付与されて一体化されていると共に、左右方向に直列に配置されたプレキャスト製ベランダ支持部付梁に挿通されるように配置されたPC鋼材の緊張により、プレキャスト製ベランダ支持部付梁にプレストレスが付与されて一体化されていることを特徴とする。 【0008】さらにまた、請求項4の発明においては、
    請求項1〜3のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造において、前記ベランダ支持部の凹部に露出している横鉄筋の端部が、既存建物に埋め込み固定されたアンカー部材に一端側を連結された連結鉄筋に連結されていることを特徴とする。 【0009】なおまた、請求項5の発明においては、請求項1〜4のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造において、前記ベランダ支持部と既設ベランダとの間に、間隙が設けられ、その間隙にグラウトが充填硬化されて一体化されていることを特徴とする。 【0010】また、請求項6の発明においては、請求項1〜5のいずれかに記載の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造において、前記ベランダ支持部が既設ベランダの長手方向のほぼ全長に渡って配置されていることを特徴とする。 【0011】さらに、請求項7の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強工法においては、既存建物のベランダの外側に、基礎を築造し、次いで前記基礎上に、プレキャスト製柱と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁とが一体化された外フレームを構築し、かつ前記梁と一体のベランダ支持部を既存ベランダの下側に配置し、さらに前記ベランダ支持部と既設ベランダを一体化することにより、既設ベランダを改修して再構築し、前記ベランダ支持部を介して既存建物に作用する地震力を前記外フレームにも負担できるようにしたことを特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】次にこの発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。 図1〜図8は本発明の一実施形態を示すものであって、中高層等の鉄筋コンクリート造共同住宅等の既存建物1における鉄筋コンクリート製ベランダ2の外側に近接するように、地盤3に鉄筋コンクリート製杭等の基礎杭4が左右方向に間隔をおいて前記既存建物1と平行に複数設けられる。 なお、前記基礎5としては、基礎杭4を省略して直接基礎としてもよく、地盤条件および既設建物が低層・中高層であるかの条件により、布基礎または独立基礎にするかも含めて適宜設定され、後記のプレキャスト製部材(柱又は梁)が垂直面に沿って建て込まれる。 【0013】前記基礎杭4の上部にこれに結合一体化された鉄筋コンクリート製基礎5が設けられ、前記基礎5
    には、左右方向に間隔をおいて予めPC鋼棒からなる縦PC鋼材6a(6)の中間部が縦シース19内に配置され、前記縦PC鋼材6a(6)の下端部が鋼製支圧部材7に係合する雌ねじ部材からなる鋼製係止金具8により係止されて、基礎5に埋め込み固定されている。 また、
    前記縦PC鋼材6a(6)は基礎5の上面から所定の距離上方に突出させ、その突出寸法が、前記縦PC鋼材6
    (6a)を挿通しながら設置される後記のプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10から突出しない寸法の場合は、図7に示すように、前記縦PC鋼材6(6a)の上端部に設けられている雄ねじ部6cに、
    後記のカプラー26により適宜PC鋼材が接続されて、
    プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁1
    0から突出するような寸法に適宜設定される。 【0014】前記基礎5の上面全体に、無収縮モルタル等の高さ調整用モルタル9が設けられ、隣り合う基礎5
    の高さ調整用モルタル9の上面に渡って、断面ほぼ不等辺逆L字状のプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10における基端側梁部分11が載置され、
    その基端側梁部分11の下部に一体に横方向に張り出すようにベランダ支持部12が設けられており、そのベランダ支持部12が、既存ベランダ2の下側に間隙をおいて配置され、またベランダ支持部12の先端部が既存建物1の梁21の前面に近接して配置されている。 なお、
    隣り合うプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の端部間には、シース15を除いた部分に間隙調整および不陸調整を兼ねた目地調整用モルタル9が設けられる。 【0015】また、基端側梁部分11は既設ベランダ2
    の前面に近接するように配置され、ベランダ支持部12
    の先端部下面は、既存ベランダ2の基端側の既存建物1
    における梁21に固定された鋼製L形部材からなる支持部材23を備えた仮受金具24に載置されて仮支持される。 前記仮受金具24は、アンカー金具22とこれにボルト25により固定される支持部材23とのより構成されている。 前記仮受金具24は、後に梁21とベランダ支持部12の先端部間に下方からバックアップ材40を圧入設置するため支持部材23の横方向の長さは比較的短くされる。 前記仮受金具24を取り付ける場合は、、
    梁21に複数の横孔が間隔をおいて穿設されて、前記各横孔に雌ねじを有する拡径用楔を内側に備えた拡径片付アンカー金具22が挿入され、鋼製L形部材からなる支持部材23の縦部分のボルト挿通用透孔に挿通されて前記拡径用楔に螺合されたボルト25により拡径片が拡径変形されて、横孔内壁面に圧着されてアンカー金具22
    が固定され、また、同時に前記ボルト25により支持金具23が梁21に予め固定されている。 【0016】また、前記仮受金具24の上方の既存建物1における基礎梁21または梁21には、予め現場において、左右方向に間隔をおいて横孔が穿設され、後施工アンカー部材31が左右方向に所定の間隔をおいて固定され、その後施工アンカー部材31の雌ねじ部には、連結鉄筋32の基端部が螺合連結され、前記連結鉄筋32
    の先端部は、ベランダ2の下面に間隔をおいてベランダ巾方向の横方向に突出するように配置される。 また、前記連結鉄筋32の張り出し寸法は、ベランダ支持部12
    における後記の凹部13内に収まるように設定されている。 ベランダ2の巾方向(前後方向)中間部には、前後方向に間隔をおくと共に、左右方向に間隔をおいて、多数の連結用縦貫通孔33が設けられ、また、ベランダ支持部12には、前記連結用縦貫通孔33に対向するように多数の連結用凹部35が設けられ、さらに、ベランダ2には、グラウト注入用縦貫通孔34が設けられている。 【0017】さらに、この実施形態の前記プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の構成を説明すると、基端側梁部分11には、上下方向に間隔をおくと共に前後方向に間隔をおいて対方向の位置、すなわち前部の下部と、後部の下部に位置し、かつ左右端部まで左右方向に延長する横向き配置の複数の横シース1
    5が予め埋め込み固定されている。 (図2、図3参照) 【0018】また、前記ベランダ支持部12の先端側(既存建物側)上面には、左右方向に連続した凹部13
    がベランダ支持部12の巾方向前部側に向って設けられている。 前記各凹部13の部分には、異形鉄筋等からなる横鉄筋16の端部が露出した状態で、前記凹部13の先端部付近まで横鉄筋16の端部が位置するように配置されていると共に、その横鉄筋16の基端側は、前記ベランダ支持部12に埋め込み固定されている。 この実施形態では、ベランダ支持部12の上面は、基端側から先端部に向って低レベルになるように緩傾斜上面とされ、
    既設ベランダ2の下面の傾斜面とほぼ平行に対向できるようにされている。 【0019】また前記基端側梁部分11の端部には、上下両端部まで貫通するように上下方向に延長する縦向き配置の縦シース17が予め埋め込み固定されている。 前記縦シース17の配置位置は、後に説明するプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18に埋め込み配置されている縦シース19の中心軸線に一致するように設けられている。 また、前記基端側梁部分11の上面には、左右方向に間隔をおいて手摺脚部固定用の円柱状縦溝20が設けられている。 さらに前記ベランダ支持部12の上面には、前記のように、前後方向に間隔をおくと共に左右方向に間隔をおいて多数の連結用凹部35が設けられている。 【0020】なお、前記プレキャストコンクリート製ベランダ支持部付き梁10は、前記縦PC鋼材6a(6)
    を挿通しながら建て込まれ、前記PC鋼材6aを継ぎ足して長くする場合には、図7に示すように、適宜カプラー26により接続され、前記プレキャストコンクリート製ベランダ支持部付き梁10が建て込まれた状態では、
    縦PC鋼材6(6a)の接合端部を突出させた状態で、
    次に接続されるPC鋼材6とカプラー26により接続できるように配置される。 【0021】そして、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10が基礎5上に設置された後、前記各プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の横シース15に渡って、横PC鋼材6b(6)
    が挿通されて、緊張装置(図示を省略した)により緊張されて、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10にプレストレスが導入された状態で、図8
    (a)に示すように、横PC鋼材6b(6)の端部に係合されたナット等の定着金具27により定着され、また図8(b)に示すように、PC鋼材6の端部は、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の端部の凹部41にモルタル等の防食材料43が充填されて埋め込まれて防錆処理が施される。 【0022】このようにプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10が設置された後、前記プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の左右方向の端部上面に高さ調整用モルタル9が設けられる。 この前記高さ調整用モルタル9は、その上部に載置されるプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18における縦シース19と前記縦シース17に接続できるように、
    縦シース17を除く部分に設けられるか、適宜スペーサ(図示を省略した)が設置される。 【0023】このように高さ調整用モルタル9が設けられて、前記プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の端部、または隣合う前記プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の端部に渡って、前記縦PC鋼材6を挿通しながらプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18が載置され、図8の下部に示すように、前記柱18の上部から突出する縦PC鋼材6a
    (6)は、これに螺合されたナットなどの定着金具28
    が緊張用ジャッキからなる緊張装置(図示を省略)により回動されて緊張された状態で定着されて、柱18が所定の位置に建て込まれる。 この実施形態のプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18は前後方向の中央部で左右方向に間隔をおくと共に、上下方向に延長するように縦シース17が埋め込み固定されている。 【0024】以下、前記縦PC鋼材6a(6)に適宜カプラー26が介在されて新たなPC鋼材6が継ぎ足され、プレキャスト鉄筋コンクリート製柱18の上部に適宜高さ調整用モルタル9が設けられ、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の設置および横シース15に挿通配置される横方向のPC鋼材6bの緊張定着、およびプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18
    の設置および縦方向のPC鋼材6aの定着金具28による緊張定着を行ない、最上階のプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10に挿通された縦方向のPC鋼材6aの上端部は、緊張装置(図示を省略した)
    により縦方向のPC鋼材6全体が所定の値に緊張された状態で、図7の上部に示すように、縦PC鋼材6の上端部の凹部41内の上面に係合されたナット等の定着金具27により定着され、前記凹部41内に充填された防食材料43により防食処理される。 このようにして、基礎5上にプレキャスト製柱18と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁10とが一体化された外フレーム30が構築される。 【0025】次に、前記ベランダ支持部12と既存建物1との結合、および前記ベランダ支持部12と既存ベランダ2との結合について説明する。 【0026】先ず、例えば、前記連結鉄筋32と横鉄筋16を溶接により結合するために、適宜ベランダ2が部分的にはつられて(図示を省略した)、図2および図4
    (a)に示すように、前記連結鉄筋32と横鉄筋16が溶接により結合するか、あるいは前記のはつりと、前記連結鉄筋32と横鉄筋16の溶接による結合をしないで、これらに代えて、後記のグラウト39の充填硬化により鉄筋32,16がグラウト39を介して接合一体化され、また、ベランダ2の各連結用貫通孔33とベランダ支持部12の連結用凹部35に渡って、周側部に多数の貫通した横透孔37を備えている短管からなる連結部材38が配置され、また、ベランダ支持部12の先端部と既存建物1の梁21の先端部間に合成樹脂製発泡材からなるバックアップ材40が設置された状態で、グラウト注入用縦貫通孔34からモルタルからなるグラウト3
    9が充填されて、ベランダ2の下面とベランダ支持部1
    2の上面間、およびベランダ2の前面側ならびに前記連結部材38の内外を埋め込むようにモルタル等のグラウト39が充填されて硬化され、前記ベランダ支持部12
    と既存建物1との結合、および前記ベランダ支持部12
    と既存ベランダ2との結合一体化が図られる。 【0027】また、既設の手摺42が撤去されて、前記縦溝20に新たな手摺42の脚下端部が埋め込み固定される。 また、シース17,19とPC鋼棒6a,6bの間の間隙には、グラウトが充填される。 【0028】このように、前記ベランダ支持部12と既設ベランダ2を含む既存建物1を一体化して、既設ベランダ2を改修して再構築すると共に、前記ベランダ支持部12を介して既存建物1に作用する地震力を前記外フレーム30にも負担できることができるように構成されて、ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造とされている。 【0029】なお、この実施形態では、既設ベランダ2
    の手摺を撤去されて、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10側の位置に変更されるので、ベランダの巾方向寸法を大きくすることができる。 【0030】また、この実施形態では、前記ベランダ支持部12が既設ベランダ2の下面の長手方向のほぼ全長に渡って配置されて支持するようにしているので、強固に一体化させることができる。 【0031】なお、図示を省略するが、隣り合うプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10同士と、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10とプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18の目地等はコーキング材により埋められる。 また、図示を省略するが、適宜、雨どい、界壁(隣りとの隔壁板)などが取り付けられる。 【0032】次に本発明工法の施工手順について簡単に説明する。 既存建物1のベランダ2の外側に、必要に応じ杭基礎4を築造した後、これに一体に鉄筋コンクリート基礎5を築造するか、または地盤3に割り栗等を敷設して、鉄筋コンクリート製基礎5を築造し、次いで前記基礎5に支持させるように、適宜前記各調整用モルタル9を設けて、PC鋼材6を挿通するようにプレキャスト製ベランダ支持部付梁10を設置すると共にこれに挿通されるPC鋼材6を緊張して定着金具28により前記梁10にプレストレスを付与して設置し、またPC鋼材6
    を挿通するようにプレキャストコンクリート製柱18を設置してこれに挿通されるPC鋼材6を緊張して定着金具28により定着して柱18の安定を図り、以下順次、
    前記高さ調整用モルタル9と、プレキャスト製ベランダ支持部付梁10および隣り合う端部側の調整用モルタル9と、プレキャストコンクリート製柱18とを設けると共にPC鋼材6(6a,6b)を緊張定着して、外フレーム30を構築する。 【0033】この場合、既存建物1と外フレーム30の一体化は、複数階ごとに行なってもよいが、前記ベランダ支持部12と既存建物1を鉄筋相互の溶接による連結、また前記ベランダ支持部12と既設ベランダ2をグラウト39による一体化は、下部階から各階層ごとに順次行なうのが、下方から順次上方に順次築造されていく外フレーム30が既存建物1と一体化された状態で築造されていくので好ましい。 【0034】本発明を実施する場合、前記プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10を仮支持する仮受金具24は、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10と既存ベランダ2とが一体化された後に、撤去してもよい。 また、バックアップ材40
    は、グラウト39が硬化した後に撤去してもよい。 【0035】PC鋼材6としては、端部に雄ねじ部を有するねじ付PC鋼棒またはPC鋼線を使用するのが、カプラー26により直列に連結できるので好ましい。 【0036】前記実施形態では、上下方向または左右方向の中間部に位置するプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10またはプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18を、カプラー26とは別個のPC鋼棒からなるPC鋼材6に螺合されるナットにより緊張しながら建て込むようにしたが、ナットを省略してカプラー2
    6のみにより緊張しながら建て込んでもよい。 【0037】また、基礎5上に最初にプレキャスト鉄筋コンクリート製柱18を建て込んだ後、プレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10を前記柱18
    に載置し、以下、プレキャスト鉄筋コンクリート製柱1
    8とプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10を交互に配設して一体化した外フレーム30を構築してもよい。 なお、プレキャスト鉄筋コンクリート製柱18を直列に配置して、隣り合うの柱18にプレキャスト鉄筋コンクリート製ベランダ支持部付梁10の基端側梁部分11を固定するようにしてもよく、この場合には、適宜プレキャスト鉄筋コンクリート製柱18に基端側梁部分11を支持するための横方向に突出する支持部を設けるとよい。 また、図示の実施形態では、グラウト注入用縦貫通孔34を適宜の間隔で複数箇所設けるようにしているが、グラウト注入用縦貫通孔34を設けないで、多数の連結用貫通孔33の中から適宜選択された連結用貫通孔33からグラウト材39を充填するようにしてもよい。 【0038】 【発明の効果】本発明によると、既設のベランダを解体することなく、既存建物の外側で基礎上に、プレキャスト製ベランダ支持部付梁とプレキャスト製柱とが一体化された強固な外フレームを構築でき、かつ外フレームと既設側ベランダとをベランダ支持部を介して一体化するので、既設ベランダを利用して比較的簡単な構造でベランダを改修して再構築することができ、しかも居住空間を狭くすることなく、既存建物に一体化された外フレームにより既存建物を耐震補強して、既存建物の耐震性能を向上させることができる。 【0039】また、請求項2のように、既設ベランダの横方向に間隔をおいて貫通した縦孔が設けられると共に、前記ベランダ支持部に、前記貫通した縦孔に対向するように上向き開口凹部が設けられ、前記貫通した縦孔と上向き開口凹部とに渡って多数の透孔を有する連結部材が配置され、前記連結部材を埋め込むようにグラウトが充填硬化されて、ベランダ支持部と既設ベランダとが一体化されていると、ベランダ支持部と既設側のベランダとを強固に一体化することができるため、既存建物と外フレームとを強固に一体化して、地震時に既存建物に作用する地震力(水平力等)を外フレームにも負担させて、既存建物の耐震補強することができ、既存建物の耐震性能を向上さえることができる。 【0040】さらに、請求項3のように、上下方向に、
    プレキャスト製ベランダ支持部付梁と、プレキャスト製柱とが交互に配置され、かつこれらに挿通されるように配置されたPC鋼材によりプレストレスが付与されて一体化されていると共に、左右方向に直列に配置されたプレキャスト製ベランダ支持部付梁に挿通されるように配置されたPC鋼材により、プレキャスト製ベランダ支持部付梁にプレストレスが付与されて一体化すると、容易に梁と柱をPC鋼材により一体化することができ、また横方向に直列配置の複数の梁を一体化することができ、
    柱と梁が一体化した外フレームを容易に構成することができる。 【0041】また、請求項4のように、前記ベランダ支持部の凹部に露出している横鉄筋の端部が、既存建物本体に埋め込み固定されたアンカー部材に一端側を連結された連結鉄筋に連結すると、ベランダ支持部と既存建物を容易連結することができる。 また連結鉄筋を凹部内に配置することができるため、ベランダ支持部により下階とのデッドスペースを小さく抑えることができる。 【0042】さらに、請求項5のように、前記ベランダ支持部と既設ベランダとの間に、間隙が設けられ、その間隙にグラウトが充填硬化されて一体化されていると、
    簡単な手段によって、ベランダ支持部と既設ベランダとを一体化することができる。 【0043】さらにまた、請求項6のように、ベランダ支持部が既設ベランダの長手方向全長に渡って配置されていると、既設ベランダ全体を安定した状態で、ベランダ支持部により支持することができる。 【0044】また、請求項7の発明によると、既存建物の外側で基礎に支持されたプレキャスト製ベランダ支持部付梁とプレキャスト製柱とで、外フレームを構築でき、かつ外フレームと既設側ベランダとをベランダ支持部を介して一体化するので、既設のベランダを解体することなく、既設ベランダを利用して容易に短工期で経済的にベランダを再構築することができ、さらに居住空間を狭くしないと同時に、工事期間中建物の専用部分に立ち入らないですみ、更に既存建物に一体化された外フレームにより既存建物を耐震補強して、既存建物の耐震性能を向上させることができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の既設ベランダの改修を兼ねた耐震補強構造を実施した建物の正面図である。 【図2】図1の縦断側面図である。 【図3】グラウト注入孔および連結用凹部付近で示す図1の縦断側面図である。 【図4】(a)は図2の一部を拡大した縦断側面図、
    (b)は図3の一部を拡大した縦断側面図、(c)は(b)の一部を拡大して示す図である。 【図5】注入孔および連結用縦貫通孔の配置状態を示すためのベランダ付近を拡大して示す一部切欠平面図である。 【図6】図1の概略横断平面図である。 【図7】縦方向のPC鋼材の上端部付近および中間継手付近を示す一部縦断側面図である。 【図8】(a)は横方向のPC鋼材の一端部付近を示す縦断正面図、(b)は防錆処理をした状態を示す縦断正面図である。 【図9】既存建物のベランダ付近を示す縦断側面図である。 【符号の説明】 1 既存建物2 鉄筋コンクリート製ベランダ3 地盤4 基礎杭5 鉄筋コンクリート製基礎6 PC鋼材6a 縦PC鋼材6b 横PC鋼材6c 雄ねじ部7 支圧部材8 係止金具9 高さ調整用モルタル10 プレキャストコンクリート製ベランダ支持部付梁11 基端側梁部分12 ベランダ支持部13 左右方向に連続した凹部15 横シース16 横鉄筋17 縦シース18 プレキャスト鉄筋コンクリート製柱19 縦シース20 縦溝21 梁(既存建物側) 22 アンカー金具23 支持部材24 仮受金具25 ボルト26 カプラー27 定着金具28 定着金具30 外フレーム31 後施工アンカー部材32 連結鉄筋33 連結用貫通孔34 グラウト注入用縦貫通孔35 連結用凹部37 横透孔38 連結用短管39 グラウト40 バックアップ材41 凹部42 手摺43 防食材料

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