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Production of chalcogenide glass containing rare earth metal ion

阅读:0发布:2022-06-11

专利汇可以提供Production of chalcogenide glass containing rare earth metal ion专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a glass having low transmission loss and easily controllable fiber structure by mixing a glass-forming gas with a α-diketone complex of a rare earth element and reacting in vapor phase or on a substrate.
CONSTITUTION: Two or more kinds of gases selected from halides, hydrides, organometallic compounds, alkoxides and β-diketone complexes of S, Se, Te, As, P, Sb, Ga, Si, Al and Ge are mixed with gas of a β-diketone complex of a rare earth element and the gases are made to react with each other in vapor phase or on a substrate to obtain the objective glass. For example, AsCl
3 (in a bubbler 2), H
2 S and a β-diketone complex of Pr (in a bubbler 3) are supplied through an MFC (mass flow controller) to a reaction chamber 8 containing a quartz substrate 6 heated at a prescribed temperature (e.g. 200-300°C) with a substrate heater 7 and the components are made to react with each other at about 250°C under a pressure of about 100Torr for about 1hr to form a glass film having a thickness of about 100μm on the quartz.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio,下面是Production of chalcogenide glass containing rare earth metal ion专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスと希土類元素のβ−ジケトン錯体のガスを混合し、前記混合ガスを気相あるいは基板上で反応させることを特徴とする希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法。
  • 【請求項2】反応雰囲気に水素を添加することを特徴とする請求項1記載の希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法。
  • 【請求項3】前記希土類元素のβ−ジケトン錯体は一般式(1)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法。 【式1】 (ただし、一般式(1)中、RおよびR'のいずれか一方あるいは両方は炭素数1から7のアルキル基かまたは炭素数1から7のアルキル基の水素の一部あるいは全部をフッ素に置換したフルオロアルキル基、Mは金属、n
    は配位数を示す)
  • 【請求項4】中空円筒状の基板の該中空部に硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、
    アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスを導入し、該中空部にカルコゲナイドガラスの膜を作製し、しかる後に硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、
    β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスと希土類元素のβ−ジケトン錯体を含む混合ガスを導入し、該カルコゲナイドガラスの内部に屈折率が高くかつ希土類イオンを含むカルコゲナイドガラスを作製し、円筒状基板を取り除き、該カルコゲナイドガラスの円筒を回転しつつ加熱し中実化する工程よりなることを特徴とする希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法、さらに詳細にはレーザあるいは光アンプの媒体、光ファイバ型レーザあるいはファイバアンプに用いる希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】カルコゲナイドガラスは、構成している元素の蒸気圧が溶融温度で高いために通常、石英アンプルに封入し、10時間以上電気炉の中で揺藍し冷却することによって作製される。 この方法によれば、ガラスの純度は、出発原料に依存し、プロセスに精製が含まれないため高純度化が困難であった。 また、一般に希土類イオンは一部のガラス組成を除いて、カルコゲナイドガラスに不溶で、平衡状態下の溶融技術では均一に高濃度添加することが困難であった。 また、溶融過程では、石英アンプル内は高圧になっており、アンプルの破裂など安全面での問題もあった。

    【0003】また、上記作製法の問題点を解決する手段として、金属あるいは溶融法で作製したガラスをターゲットとするスパッタ法があるが、この方法は成長速度が最大1μmと遅いこと、基板の形状に制約がある等の問題があった。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を解決するために気相反応を用いるカルコゲナイドガラスの作製技術を提供することにある。

    【0005】

    【課題を解決する手段】上述の問題点を解決するため、
    本発明の希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法は、硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスと希土類元素のβ−ジケトン錯体のガスを混合し、前記混合ガスを気相あるいは基板上で反応させることを特徴とする。

    【0006】また、本発明による希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法は、中空円筒状の基板の該中空部に硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスを導入し、該中空部にカルコゲナイドガラスの膜を作製し、しかる後に硫黄、セレン、テルル、砒素、
    燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウムの元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体の群より選択された2種類以上のガスと希土類元素のβ−ジケトン錯体を含む混合ガスを導入し、該カルコゲナイドガラスの内部に屈折率が高くかつ希土類イオンを含むカルコゲナイドガラスを作製し、円筒状基板を取り除き、該カルコゲナイドガラスの円筒を回転しつつ加熱し中実化する工程よりなることを特徴とする。

    【0007】すなわち、本発明は揮発性の高い原料を出発原料として用い、かつ気相または基板上で分解あるいは反応させることによってカルコゲナイドガラスを作製するものである。 特に、化学量論的に反応する原料の組み合わせを選択すること、希土類イオンのソースとしてβ−ジケトン錯体を用いることを特徴としている。 本発明の方法によれば、気相あるいは基板上での反応で生成したイオンが成長表面での低い移動度のために凍結される。 その結果、均質度の高いガラスの作製が可能となる。 さらに、成長表面では非平衡状態が実現されており、平衡状態下では不溶のイオンをガラス中に添加できる。 したがって、希土類イオンを高濃度にかつ均一に添加したカルコゲナイドガラスの作製が可能となる。 また、原料の気化プロセスにおいて原料の精製が行なわれ、かつ閉じた系で合成が完結するため高純度化も達成できるという利点がある。

    【0008】

    【発明の具体的説明】本発明による希土類イオン含有カルコゲナイドガラスの製造方法によれば、硫黄、セレン、テルル、砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、
    アルミニウム、ゲルマニウムの少なくとも2種類以上の元素のハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体いずれか1種類あるいは2
    種類以上の混合物からなるガスと希土類元素のβ−ジケトン錯体のガスを混合する。

    【0009】本発明において、硫黄、セレン、テルル、
    砒素、燐、アンチモン、ガリウム、珪素、アルミニウム、ゲルマニウム元素の化合物の形態は基本的に上述の形態であれば基本的に限定されるものではない。 しかしながら、さらに具体的に述べれば、硫黄、セレンは水素化物、アルコキシド、有機金属化合物であるのがよく、
    砒素、燐は水素化物、ハロゲン化物、アルコキシド、有機金属化合物であるのがよい。 テルル、アンチモン、ガリウム、素、アルミニウム、ゲルマニウムはハロゲン化物、アルコキシド、有機金属化合物の形態であるのが好ましい。 これらのガスはハロゲン化物、水素化物、有機金属化合物、アルコキシド、β−ジケトン錯体のいずれか一種類のガスであることもでき、二種類以上の異なる化合物のガスであることもできる。

    【0010】前記ガラス形成用のガスと混合される希土類元素のβ−ジケトン錯体は、本発明において基本的に限定されるものではない。 たとえば、下記の一般式(1)のものを使用することができる。

    【式2】

    (ただし、一般式(1)中、RおよびR'のいずれか一方あるいは両方は炭素数1から7のアルキル基かまたは炭素数1から7のアルキル基の水素の一部あるいは全部をフッ素に置換したフルオロアルキル基、Mは金属、n


    は配位数を示す)

    【0011】上記一般式中、RおよびR'の炭素数が0
    であると、β−ジケトン錯体の分子の大きさが不十分で金属を取り囲めなくなるため隣接する金属との相互作用による気化性の定価が生じ、また、RおよびR'の炭素数が7を越えると、分子量が大きくなり過ぎ、さらにβ
    −ジケトン内部での分解および変質を生じる。

    【0012】さらに配位数nは金属のイオンの価数と等しいことが望ましく、金属イオンの価数よりも配位数が小さい場合、不純物が金属に配位し気化性を低下させ、
    金属のか数よりも配位数が大きい場合、錯体の熱安定性が低下し分解が生じる。 すなわち、希土類元素の場合、
    3であることが望ましい。

    【0013】希土類元素としては、たとえばPr、L
    a、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
    r、Tm、Yb、Luなどの一種以上を使用することができる。

    【0014】上述の混合ガスを気相あるいは基板上で反応させるわけであるが、この際、後述の図1より明らかなように、反応雰囲気中に水素を添加することができる。

    【0015】さらに基板を使用する場合、基板は一般的に円板など平板状が一般的であるが、中空円筒状の基板を使用し、基板中空部にガラスを形成する混合ガスを導入してカルコゲナイドガラス膜を形成した後、希土類元素のβ−ジケトン錯体を含む混合ガスを導入し、カルコゲナイドガラスの内部に屈折率が高くかつ希土類イオンを含むカルコゲナイドガラスを作製し、次いで、円筒基板を除去した後、前記カルコゲナイドガラスの円筒を回転させながら中実化して製造することも可能である。 この場合、光ファイバ用母材として使用することができる。

    【0016】上述のような反応のエネルギ源としては、
    熱、プラズマ、光の1種あるいは2種以上を使用することができる。

    【0017】

    【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれにより何等限定されるものではない。 また、以下、希土類元素のβ−ジケトン錯体をRおよびR'の組み合わせにより以下のように略記する。

    【0018】 R R' dpm:−C(CH 33 −C(CH 33 ppm:−C(CH 33 −C 25 hfa:−CF 3 −CF 3 dfhd:−CF 3 −C 37

    【0019】

    【実施例1】図1に本実施例で用いた作製装置の概略図を示す。 出発原料として、AsCl 3 、H 2 S、Pr(d
    pm) 3を用いた。 この図より明らかなように、H 2 Sはガスボンベ1収納されており、マスフローコントローラーを介して反応チャンバ8に供給される。 AsCl 3はバブラー2中に収納されており、マスフローコントローラーを介して供給されるキャリアガス(Ar)によって反応チャンバ8に搬送される。 さらにPr(dpm) 3
    は恒温槽4で加熱されたバブラー3中に収納されており、マスフローコントローラーを介して供給されるキャリアガス(Ar)によりラインヒーター5によってたとえば、200℃に加熱されたラインをへて反応チャンバ8に送られる。 さらに反応チャンバ8中には基板ヒーター7によって所定温度、たとえば200〜300℃に加熱された石英基板6が設けられている。

    【0020】また、反応チャンバ8には水素を供給することができ、この場合キャリアガス、たとえばArとともにマスフローコントローラーを介して供給する。

    【0021】AsCl 3 、H 2 Sは常温で気体であるため、H 2 Sはマスフローコントローラーで直接制御し、
    AsCl 3はキャリアガスの流量で供給量を制御した。
    Pr(ppm) 3は常温で固体であり、恒温槽4で18
    0〜200℃に加熱することにより供給量を制御した。
    反応温度は250℃とし、圧は約100Torrとした。 本実施例での反応は以下のように表すことができる。

    【0022】式1 2AsCl 3 (g)+3H 2 S(g)→As 23 (s)+6HCl(g)

    【0023】式2 2Pr(ppm) 3 (g)+3H 2 S(g)→Pr 23 (s)+6H(ppm)

    【0024】上記反応式において、(1)はガラスマトリックス生成反応であり、(2)はドーパントであるP
    rイオンの添加に関する反応である。 上記反応は低温から化学量論的に進行するため、未反応物の取込みが少ない高純度のガラスが作製できる。

    【0025】基板には石英を用いた。 1時間の合成で約100μmの膜が成長できた。 EPMA(Electron Pro
    be Micro Analyzer)およびICP分析の結果、生成したガラスの組成はAs42mol%−S58mol%であり、Pr0.01〜5mol%まで添加可能であり、
    この範囲ではPrの析出によるガラスの不均質性は観測されなかった。 また、ガラスの透過スペクトルの2.8
    3μmの吸収(OHイオン)、400μmの吸収から、
    ガラス中の水素化物イオン不純物は1ppm以下であることがわかった。

    【0026】図2にTiサファイアレーザの1.02μ
    mで励起することにより得られた1.3μm近傍の蛍光スペクトルを示す。 蛍光の中心波長は約1.33μmであり、半値幅は90nmであった。 溶融法ではPrの溶融は困難であり、1.02μmで励起しても蛍光は確認できなかった。 本実施例で作製した2000ppmPr
    を添加したガラスで測定した1.33μmの蛍光寿命は約300μsであり、濃度に対する蛍光寿命の測定において、5000ppmまで濃度消光による蛍光寿命の変化は認められなかった。 以上の結果から、従来法では得られないPrが高濃度まで均一に分散したカラコゲナイドガラスが合成できることが示された。

    【0027】

    【実施例2】原料としてGeCl 4 、H 2 S、Pr(pp
    m) 3を用いた以外は、実施例1と同様の方法でガラス膜を作製した。 反応温度は300℃とした。 基板には石英を用い1時間の合成で2mmの膜成長ができた。 組成分析の結果、Ge25mol%−S75mol%であり、Prの添加量は0.01〜7mol%であった。 実施例1と同様の測定を本実施例のガラスについても行ない、1.3μm近傍における蛍光を確認した。 本実施例において、POCl 3を出発原料とし、Geの10mo
    l%をPで置換してもガラスの作製が可能であった。 ただし、このガラスの短波長あるいは長波長の透過特性が低下し、2〜8μmとなった。 このため、励起光である1.02μm付近の光が透過せず、このためPrイオンからの蛍光を観測することができなかった。

    【0028】

    【実施例3】原料としてAsCl 3 、GeCl 4 、H 2
    eを用いた以外は、実施例1と同様の方法でガラス膜を合成した。 反応温度は300℃であり、1時間の合成でガラス膜が合成できた。 膜の組成はAs35mol%−
    Ge10mol%−Se55mol%であり、Pr5m
    ol%まで均質なガラスが作製できた。 また、SeをS
    に変えても同様に均質なガラスが合成できた。 また、この方法で、PrのかわりにLa、Nd、Sm、Eu、G
    d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luを用いてもPrと同様に均一にガラスに添加することができ、
    2種類以上の共添加も本実施例の方法により可能であった。

    【0029】

    【実施例4】原料としてGaCl 3 、La(hfa) 3
    2 S、Pr(hfa) 3を用い、反応の励起源としてマイクロ波プラズマを用いた以外は、実施例1と同様の方法でガラス膜を作製した。 基板温度は200℃とし、マイクロ波のパワーは100Wとした。 膜の組成はGa3
    8mol%−La4mol%−S58mol%であった。 Prはガラスの構成成分であるLaを完全に置換しても均質なガラスとして合成できた。 透過スペクトルから、水素化物イオン不純物濃度は1ppm以下であるが、プラズマ照射で生成する苛電欠陥による吸収の影響が短波長側に見られる。

    【0030】

    【実施例5】原料としてAs(OC 493 、Ge(O
    CH 34 、Se(i−OC 374 、Pr(dpm) 3を用い、反応ガスとして水素を導入した以外は実施例1と同様の装置でガラス膜を作製した。 ガラスの合成反応は以下の式に従う。

    【0031】式3 As(OC 493 (g)+Ge(OCH 34 (g)+Se(i−OC 374 (g)+11/2H 2 (g)→AsGeSe(s)+3C 49 OH(g)+4i −C 37 OH(g)

    【0032】式4 Pr(dpm) 3 (g)+3/2H 2 (g)→Pr(s)+3H(dpm)

    【0033】反応温度は200℃とした。 生成したガラス膜の組成はAs33mol%−Ge10mol%−S
    e58mol%であり、Pr5mol%まで均質なガラスが作製できた。 また、この方法で、PrのかわりにL
    a、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
    r、Tm、Yb、Luを用いてもPrと同様に均一にガラスに添加することができ、2種類以上の共添加も本実施例の方法により可能であった。

    【0034】

    【実施例6】原料としてGa(CH 33 、La(dfh
    d) 3 S(CH 32 、Pr(dpm) 3を出発原料として用い、水素を反応ガスとして用いた以外は、実施例1と同様の方法でガラス膜を作製した。 ガラスの生成反応は以下の式に従う。

    【0035】式5 Ga(CH 33 (g)+La(dfhd) 3 (g)+S(CH 32 (g)+4 H 2 (g)→GaLaS(s)+5CH 4 (g)+3H(dfhd)(g)

    【0036】式6 Pr(dpm) 3 (g)+3/2H 2 (g)→Pr(s)+3H(ppm)(g )

    【0037】

    【実施例7】原料としてAsCl 3 、H 2 S、Pr(dp
    m) 3を用いた。 装置は図1に示したものとほぼ同様であるが、反応部を石英管(内径15mm)とし、外部から電気炉で加熱する方式とした。 反応温度は250℃とし、圧力は約100Torrとした。 まず、AsC
    3 、H 2 Sのみを流し、As35S65のガラス相を5
    mm厚さまで合成し、その後、Pr(dpm) 3を加え、As38S62に0.1mol%のPr含んだガラスを5mm作製した。 合成の後、石英管を研磨により取り除き、Ar雰囲気で電気炉で加熱しつつ、回転させることで中実化した。 損失は3μm付近で最低となり、2
    5dB/kmであった。 また、比屈折率差は2.3%であった。 本実施例の方法によれば、コア、クラッド径比は合成時間によって任意に変えることが可能で、単一モードファイバの作製も可能であった。 図3に本実施例で作製したファイバの損失スペクトルを示す。 図中の2μ
    mおよび4μm付近の吸収は添加したPrイオンによるものである。 本実施例のファイバで注目すべき点はOH
    基およびSH基による吸収が従来のファイバに比べ極めて小さく、不純物の取込みが少ないものであることがわかる。

    【0038】また、Ge−S系、As−Ge−Se系でもファイバの作製を行ない、それぞれ最低損失120d
    B/km、100dB/kmを得た。

    【0039】

    【実施例8】原料としてGeCl 4 、SbCl 3 、H 2
    e、Pr(dpm) 3を出発原料とした以外は、実施例7の方法と同様の方法で、光ファイバを作製した。 コアガラスの組成がGe25Sb15Se60であり、クラッドガラスの組成がGe28Sb12Se60であった。 ここで、コアガラス中のPr濃度は0.1mol%
    であった。 反応管は石英ガラスを用い、実施例7と同様、合成後研磨により除去し、加熱によって中実化し母材を作製した。 このファイバの最低損失値は3μm付近で40db/kmであり、実施例7と同様、低損失ファイバが作製できた。

    【0040】

    【実施例9】原料としてAsCl 3 、H 2 S、H 2 Se、
    TeCl 2 、Pr(dpm) 3を用いた。 装置は実施例7
    で用いたものとほぼ同様であるが、石英管を取り巻くヒータを取り除き、楕円面鏡を配置した。 その楕円面鏡の一つの焦点には石英管を、もう一つの焦点には低圧水銀ランプを配置した。 この装置で、コアガラスAs35S
    10Se35Te10、クラッドガラスとしてAs50
    S20Se20Te10の構造を持つ母材を作製した。
    屈折率はそれぞれ2.70と2.51であり、比屈折率差は7%であった。 合成速度は、熱を用いた場合に比べわずかに遅く、700μm/hであった。 得られたファイバにはコアガラスにのみ0.8mol%のPrが添加された。 損失は、実施例8と同様3μm付近で最低損失値57dB/kmが得られた。

    【0041】

    【実施例10】実施例7と同様の方法でSiCl 4 、G
    eCl 4 、AsH 3 、TeCl 2 、Pr(dpm) 3を用いて、Si15Ge10As25Te50をコアガラス、
    Si25As25Te50をクラッドガラスとする光ファイバを作製した。 コアガラス中のPrイオン濃度は1
    mol%であった。 最低損失値は3μm付近で200d
    B/kmであった。 ここで、Siの一部をSnで置換してもファイバが作製でき、損失は270dB/kmであった。

    【0042】

    【実施例11】AlCl 3 、La(ppm) 3 、H 2 S、
    Pr(dpm) 3を用いた以外は、実施例4と同様の方法でガラスを作製した。 生成した膜の組成はAl35L
    a5S60であった。 AlをPrで置換した場合、Pr
    は10mol%まで均質なガラスが得られた。 透過スペクトルから推定される水素化物イオン不純物は1ppm
    以下であった。

    【0043】

    【発明の効果】以上実施例により説明したように、本発明によれば、従来は不可能であった高純度でかつ均質なカルコゲナイドガラスが作製でき、さらに希土類イオンを高濃度に均一に添加できる。 すなわち、揮発性原料の組み合わせで、低温から不純物の少ないガラスの作製が可能となり、希土類はβ−ジケトン錯体を用いることにより添加することが可能になり、さらに、成長表面で非平衡状態が実現されるため平衡条件下では添加が困難な濃度域まで均一に添加することが可能となった。 また、
    本発明によれば、従来困難であった低損失なカルコゲナイドファイバの作製が可能となり、ファイバの構造制御も容易にできる。 この結果、希土類を活性イオンとする固体レーザあるいは光ファイバアンプの作製が可能となり、特にイオンの分散性が高濃度まで維持できることから、高効率化、小型化が可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施例1において使用したCVD装置の概略図。

    【図2】実施例1で作製したガラスの1.3μm近傍の蛍光スペクトルの測定結果。

    【図3】実施例7で作製したファイバの損失スペクトルの測定結果。

    【符号の説明】

    1 H 2 Sガスボンベ 2 AlCl 3を充填したステンレスバブラー 3 Pr(dpm) 3を充填したステンレスバブラー 4 恒温槽 5 ラインヒータ 6 石英基板 7 基板ヒータ 8 反応チャンバ

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