首页 / 专利库 / 地板,天花板和屋顶 / 天花板 / 津波避難用浮遊体及び空気保持形成体

津波避難用浮遊体及び空気保持形成体

阅读:773发布:2024-01-09

专利汇可以提供津波避難用浮遊体及び空気保持形成体专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】巨大 地震 の3分後に来襲する高さ10m、最大34mの大きな津波にも、個人が迅速に避難できる身近、安全、簡易、安価で、 水 中で回転不可の津波避難用浮遊体を提供する。 【解決手段】堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体は、耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸で、下に開口2を有する袋状の形成体で、生存必要空気量を確保し、内部に人が避難し、水中では下部の開口から浸水を許すものの上部の空気で浮上し、安定を保つため水中での空気保有部の高さを2.5m以下としたことを特徴とする。また、前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の部屋では、天井までで浮上を制限し、かつ浮 力 と天井による反力との上下方向の圧着力、および天井面との密着力で回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする。 【選択図】図4,下面是津波避難用浮遊体及び空気保持形成体专利的具体信息内容。

耐破損性、防性、および気密性に優れた上に凸で、下に開口を有する袋状の形成体で、生存必要空気量を確保し、内部に人が避難し、水中では下部の開口から浸水を許すものの上部の空気で浮上し、安定を保つため水中での空気保有部の高さを2.5m以下としたことを特徴とする堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の部屋では、天井までで浮上を制限し、かつ浮と天井による反力との上下方向の圧着力、および天井面との密着力で回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の屋上や屋外では、屋上の床、その上の錘や地面のコンクリート塊、杭、または錘のこれらアンカーと4本以上のロープで結束、連結することで浮上を制限し、回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体2体を上下の正逆に組み合わせた蓋構成の複合体で、開口を上とした底のある内部に人が避難し、底で漂流物の直撃から保護し、避難当初の浸水がなく濡れないことを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面または下面に垂れ幕を設け、激流の漂流物から保護することを特徴とする請求項1から3または4のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体と、堅固な建物の部屋の天井、床、壁、建具、金具、枠組または錘をロープで結束、連結し、横揺らぎを緩和し、室外への流出を防止することを特徴とする請求項1、2、4または5のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面下部に小穴を設け、意図的に浸水を促すこととし、水中での回転を抑制することを特徴とする請求項1から3または5、6のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体を折りたたみ式としたことを特徴とする請求項1から6または7のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の内部に上に凸、下に開口を有する前記袋状の形成体を2重または3重に設けたことを特徴とする請求項1から7または8のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の下部または底部に錘を付加したことを特徴とする請求項1から8または9のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の縦方向に、横揺らぎを緩和し、堅固な建物の部屋の天井まで浮上するガイドとなる枠組を設けることを特徴とする請求項1から9また10のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸、下に開口を有する袋状の形成体で、内部に人が避難し、水中では下部の開口部から浸水を許し、上部に生存必要空気量を保持するとし、堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体の内部に離隔して用いることを特徴とする空気保持形成体。

耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸で、下に開口を有する袋状の形成体で、生存必要空気量を確保し、内部に人が避難し、水中では下部の開口から浸水を許すものの上部の空気で浮上し、安定を保つため水中での空気保有部の高さを2.5m以下としたことを特徴とする堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の部屋では、天井までで浮上を制限し、かつ浮力と天井による反力との上下方向の圧着力、および天井面との密着力で回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の屋上や屋外では、屋上の床、その上の錘や地面のコンクリート塊、杭、または錘のこれらアンカーと4本以上のロープで結束、連結することで浮上を制限し、回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体2体を上下の正逆に組み合わせた蓋構成の複合体で、開口を上とした底のある内部に人が避難し、底で漂流物の直撃から保護し、避難当初の浸水がなく濡れないことを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面または下面に垂れ幕を設け、激流の漂流物から保護することを特徴とする請求項1から3または4のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体と、堅固な建物の部屋の天井、床、壁、建具、金具、枠組または錘をロープで結束、連結し、横揺らぎを緩和し、室外への流出を防止することを特徴とする請求項1、2、4または5のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面下部に小穴を設け、意図的に浸水を促すこととし、水中での回転を抑制することを特徴とする請求項1から3または5、6のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体を折りたたみ式としたことを特徴とする請求項1から6または7のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の内部に上に凸、下に開口を有する前記袋状の形成体を2重または3重に設けたことを特徴とする請求項1から7または8のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の下部または底部に錘を付加したことを特徴とする請求項1 から8または9のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の内部に取手、手すりさらには吊りベルト、シートベルトを設けたことを特徴とする請求項1から9また10のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の縦方向に、横揺らぎを緩和し、堅固な建物の部屋の天井まで浮上するガイドとなる枠組を設けることを特徴とする請求項1から10または11のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸、下に開口を有する袋状の形成体で、内部に人が避難し、水中では下部の開口部から浸水を許し、上部に生存必要空気量を保持するとし、堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体の内部に離隔して用いることを特徴とする空気保持形成体。耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸、下に開口を有する袋状の形成体で、生存必要空気量を確保し、内部に人が避難し、水中では下部のその開口部から浸水を許すものの上部の空気で浮上し、安定を保つため袋状の形成体の下部から上部までの本体高さを2.5m以下としたことを特徴とする堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する袋状の形成体の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の部屋では、天井までで浮上を制限し、かつ浮力と天井による反力との上下方向の圧着力、および天井面との密着力で回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の屋上や屋外では、屋上の床、その上の錘や地面のコンクリート塊、杭、または錘と4本以上のロープで結束、連結することで浮上を制限し、回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする請求項1に記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体2体を上下の正逆に組み合わせた蓋構成の複合体で、開口を上とした底のある内部に人が避難し、底で漂流物の直撃から保護し、避難当初の浸水がなく濡れないことを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体自体の上部から張り出して、または部屋の天井から津波避難用浮遊体と離れて、側面に垂れ幕を設け、激流の漂流物から保護することを特徴とする請求項1から3または4のいずれかに記載の津波避難用浮遊体または津波避難用浮遊体を有する部屋構造。前記津波避難用浮遊体と、堅固な建物の部屋の天井、床、壁、建具、金具、枠組または錘をロープで結束、連結し、横揺らぎを緩和し、室外への流出を防止することを特徴とする請求項1、2、4または5のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面下部に小穴を設け、意図的に浸水を促すこととし、水中での回転を抑制することを特徴とする請求項1から3または5、6のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体を折りたたみ式としたことを特徴とする請求項1から6または7のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の内部に上に凸、下に開口を有する前記袋状の形成体を2重または3重に設けたことを特徴とする請求項1から7または8のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の下部または底部に錘を付加したことを特徴とする請求項1から8または9のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の内部に取手、手すり、吊りベルト、またはシートベルトを設けたことを特徴とする請求項1から9または10のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。前記津波避難用浮遊体の側面の縦方向に、横揺らぎを緩和し、堅固な建物の部屋の天井まで浮上するガイドとなる枠組を設けることを特徴とする請求項1、2、4、5、6、7、8、9、10または11のいずれかに記載の津波避難用浮遊体。耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸、下に開口を有する袋状の形成体で、内部に人が避難し、水中では下部のその開口部から浸水を許し、上部に生存必要空気量を保持するとし、堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体の内部に離隔して用いることを特徴とする空気保持形成体。

说明书全文

本発明は、巨大地震の3分後に来襲する高さ10m、最大34mの大きな津波にも、個人が迅速に避難できる身近、安全、簡易、安価で、中で回転不可の津波避難用浮遊体に関する。

来たる南海トラフ巨大地震では、最短3分後に高さ10m、最大34mの津波が襲うと想定されている。外に逃げる時間余裕はなく、一刻も早く身の安全を図らなければならない。遠くの公共避難所までたどり着けない。我が身は自身で守る発想が大切だ。一般に津波対策としては高い防潮堤、高台、高い建物が有効であるといわれている。しかし、高い防潮堤の構築、河川堤防、横断道路橋、鉄道橋の数kmに及ぶ嵩上げや高台移転には莫大な予算と長い歳月、住民の合意を要する。沿岸部に高台、高い建物があるとは限らない。しかも、いずれも大きな津波にどこまでなら絶対安全という保証はない。3階建て、高さ10mの屋上でそれ以上の高さに逃れられない恐怖は想像を絶する。明日かもしれない巨大地震の発生確率が高まっている。このため、ともかく逃げるしかも遠くへ、と提唱されている。しかし、津波警報のたびに避難するのは、車の運転はどうするのか、沿岸地域の住民は酒も飲めない、入浴中では着の身着のままである。空振り、オオカミ少年など、いざ津波来襲までに精神的、肉体的に疲弊する。夜中、大雨、大時や介護高齢者は行動を伴わない。付き添いの負担も相当である。病院のベッド患者、介護施設の寝たきり高齢者、彼らを避難させる看護師の負担、命を共にする自己犠牲は美談とかたづけていいものではない。幼稚園児も高台に誘導、てんでんに避難するとしている訓練映像も見るが、果たして体の弱い子は見殺しにしていいのか。幸いにして、津波は地震の後にしか来ない。到達時間も予想され、その制約範囲で余裕もある。ただ時間的余裕がない大きな津波では、すぐに避難、退避ができるところが身近にあることが最も重要となる。究極の身近は、明らかに建物の室内といえる。ところが、先の東日本大震災の津波では木造家屋のほとんどは破壊され流されることを目の当たりにした。それでも、命を守らなければならない。安全に、簡易に、安く、迅速に逃げられる個人家族用、少人数用が要求されるところ。そこで、身近な設置場所から、浮を利用して水上に浮上する密閉式の球体が提案されている。しかし、すぐ乗り込めるか、回転、衝突し、どこまで流されるか不安だし、密閉構造が衝突で破れると一挙に空気が抜け生存の余地がなくなる、まさしく致命傷となり、平時の収納場所、維持管理、制作設計費用の個人負担の限界、乗り組み可能人員の少なさなど課題が山積だ。特許庁電子図書館で、津波、浮、水、空気、開のキーワードで検索した結果、20件あり、(特許文献1)携帯式津波救命具では、頭部を包囲することで呼吸できるとしているが、激流でズボンが膨らんで持ち上がり、頭が上になるとは限らない、吸える空気体積が少なく水圧でバッグが口に吸い付く、体が漂流物との直接衝突にさらされるなど。(特許文献2)津波避難シェルターでは、密閉式で一見頑強にみえるが、例えば30mの津波では体積が1/4に圧縮されるので、全方向圧力に強い球体でないため容易に平らに潰されそうで、かつ高価で庶民の手が届かない。(特許文献3)津波シェルターでは、横に設けた入口までに連通路を通るため規模が大きく、避難室に海水面が入り込まないとしている。また、自重が浮力より大きく屋外の地盤に固定するとしていることから、浮力を利用して身近な室内で浮上する場合には不向き。(特許文献4)津波待避用救命装置では、密閉式の大きな球体に入って避難するが、費用も高価で庶民は購入できるレベルになく、耐圧の密閉設計、設置場所、維持管理も大変で、迅速にその中に避難できるかも不明。

特開2014−000937

特開2013−086789

特開2012−233385

特表2013−532089

津波対策として、避難所を設けることは有効であるが、南海トラフ巨大地震では、最短3分で10メートル、最大34メートルの津波の来襲が想定されている。避難所が遠くては到底、逃げる時間的余裕などない。そこで、個人個人で助かる方法、我が身は自身で守る方法を考える必要がある。また、身体障害者、車いす利用者、入院患者など弱者を救うことができなければならない。将来の津波来襲時に人はどこにいるか不明であるが、住居内にいる可能性は半分程度で、室内に置く身近な浮遊体であれば3分以内に迅速に避難するという問題を解決できる。個人分、または親子分とすれば小型となり居住スペースが少ない問題を解決できる。費用も格別に廉価で、個々人で備えるならば莫大な国家予算と長い年月を必要とする問題を解決できる。大きな津波で水没しても、流されても引き潮までの生存必要空気量を確保することができれば問題を解決できる。また、大きな津波では大水圧がかかることは明白で、完全密閉構造であればその水圧に耐える入口扉も高価で、かつ設計津波高さでの構造設計は想定外の高さの津波には当然に設計応力を超過し、また壁が厚く堅ければ漂流物の直接衝突でうける力は強大で、破損して必要空気が一瞬に抜ける致命的問題がある。そこで、浸水で濡れることを我慢するならば、浮遊体を上に凸で穴がなく、下に開口とする非密閉構造とすれば、水没時は外水圧と内部の空気圧は等しいため想定外の大津波でも浮遊体の壁には負荷がかからず、密閉扉は必要なく、それほどの板厚も必要でなく、特別な耐圧設計、設計難度、設計責任、材料費問題を解決できる。空気は水中では上昇する。浮遊体は、パラシュートやパラグライダー、さらに熱気球のように空気をはらんで水中のどこまでも上昇する。漂流の浮遊体は、傾いたり、回転したりする。そのとき、底のない開口のまま何もしなければ、空気は逸脱するので元も子もない。その中に人が避難し、漂流物の直接衝突がなく、堅固な建物内では上昇を天井で制限し、浮力を天井の強い圧縮耐力で受け止め、天井と浮遊体天端面の密着力で回転を抑制できるので空気が逸脱する問題を解決できる。堅固な建物の屋上や屋外でもロープで浮遊を制限すれば回転を抑制でき空気が逸脱する問題を解決できる。ただし、ボイルの法則から空気体積は外水圧に応じて縮小すること、開口からの浸水で体が濡れることは承知していなければならない。上に凸、下に開口の浮遊体を上下2体の蓋構成の複合体とすれば、浸水の当初は濡れる問題を解決できる。だだし、大きい津波では中の空気体積が圧縮されると水位が上がりやがて濡れる可能性がある。小さな穴を側面下部に開けその高さまで浸水させると、それより下が回転抑止翼として働き、体勢が安定し水中で傾く問題が多少解決できる。側面下部に錘を付けても効果がある。浮遊体の底部が開口していれば衝突を受けると中の空気は下に移動し、クッションの役割をし、直接の衝撃力をかわし、免れ、変形で受け流し緩和することで、例えば暖かい空気をはらんだ布団をたたくようなふわりとした感じで強く抵抗しないため、破損して必要空気が抜ける問題が多少解決できる。だだ、空気が抜けると致命傷であることは明らかで2重、3重の袋状で安全を講じるべきである。更なる安心のために、4面に壁の盾、または垂れ幕で囲み、少なくとも前面に壁の盾、または垂れ幕で浮遊体を保護する方法も場面により有効である。材料選定も大事だ。波にもまれても空気が漏れず、丈夫で、漂流物の衝突にも耐える必要がある。ところが生存必要空気量を保持するとなると、単に軽いと簡単に浮き上がり流されてしまう。あるいは、めくり上がり空気が逃げてしまう。そこで、浮遊体をできるだけ幅広、横長とすることが望ましいが、ロープや堅固な建物の天井を利用し浮上や傾斜、回転を制限することで空気量を逃がさない工夫が必要だ。現実には床上でかがんだ姿勢で待機し、かつ天井までの浮上に不安がある人もいる。立って、すぐ天井まで行きたい。この場合、浮力ですぐ上昇するも下方向の錘をぶら下げて横揺らぎを阻止することになる。身長1.5mから1.8m、首の長さが0.3m、天井まで3mとすると、背の低い人が立って天井に吊してある浮遊体を緊急的にとりあえず下ろさずに首を納められる長さは、3—(1.5—0.3)=1.8m、背の高い人は床置きとすれば当然1.8m。これ以上は横揺らぎが大きくなる。だが、頭がぎりぎりで余裕がない。2mは何とかほしい。そこで、浮遊体の4隅を囲むように天井までのパイプなどを組み立て、床、天井部の定着コネクターをねじ上げて圧縮力を導入すれば、その横方向の摩擦力で横揺れを阻止でき、かつ浮上のガイドとなりエレベーターのように天井までわずかの時間で浮上する。浮遊体の空気保有部の高さを2.5mまで確保できる。部屋の壁にも穴を開けなくて済む。下部の開口部を網目状とするか足がかりの部材があれば足場台は不要。枠組で水中での安定を保つことが出来れば高さの問題、浮上まで不安な人の問題を解決できる。浮遊体の自重が軽い材料とすれば浮力が自重に勝るので水中で浮上、浮遊体となり、浮力が自重に比べてやや勝る程度であれば浮遊体は安定的に浮遊し、自重が重い材料を選ぶと浮力が自重に比べて劣り浮上せず水中に留まる。例えば、1m3の空気だと浮力は1トンであり、浮き上がらないためには約1トンの乗用車のおもりを想像すればその大きさがつかめる。漂流物の直接衝撃がある屋外や屋上の設置では、コンクリートを主体に選ぶ。この浮力と自重の関係から多くの場面で対応でき問題が解決する。先の東日本大震災の津波では激しい濁流、漂流物があった。それらは、最初、建物の間や道路、路地を這うようにして抜けていった。やがて建物自体根こそぎ流されたが鉄筋コンクリート造の堅固な建物の多くは窓が破壊されるものの残っていた。逆に言えば窓が破壊されたから水流は筒抜けとなり、建物本体には影響が及ばなかったといえる。そのことは、鉄筋コンクリート壁の窓際に隠れた隅では、さほどの激流とはならず回遊流程度、手ではね除けることができる、方向を変えることができるかも知れない程度ともなり、本流の激流は海側の破れた窓から反対側の窓へと抜けていく。同様に堅固な建物の物置、押入れ、トイレ、浴室などの狭くて3面を壁で囲われている部屋では、漂流物の直撃を回避できる。直接衝突を避けることができるとなれば、状況により浮遊体を設計する材質を幅広く選定できるとともに、壁厚を薄くできる。金属製、プラスチック、強化プラスチックの耐損傷性、防水性、気密性に優れた材料、シートを浮遊体とすることができ、コンクリート以外の材料の選択性の問題を解決できる。開口していれば浸水してくる。また、堅固な建物内では、強力な浮力による上昇力を頑強なコンクリートの天井壁で反力を受け止め、上昇を制止することができる。漂流物の衝突のない物置部屋に浮遊体をセットすれば、車いす利用者を容易、迅速に避難させることができ、浸水時には天井まで浮上して密着するので安心だ。事前に天井にセットしておけばスペースを取らず引き下ろしていち早く避難できる。津波の来襲時やその引き潮時の激しい水流で、軽いままの浮遊体は建物室外に容易に流され、さらなる危険を伴う。その動きを床などの壁や堅固な金具に固定した短いロープなどで浮遊体の下部を結んでおけば、浮上して天井に密着した浮遊体の天端面の摩擦と相まって抵抗し、室外に流される問題を解決できる。部屋の中では、容易に迅速に装備できること、簡易なもので軽く、置き場がないため収納スペースを取らないという日本の狭い住宅事情、個々の場面での条件を満たすニーズもある。浮遊体を折りたたみ式、収納式とすることで、日常生活の邪魔にならず、設置による室内スペース不足の問題を解決できる。平時はその中に雑物を収納し物入れの役目も果たす。浮遊体にテーパーを付けると家族分の茶碗を重ねるようにスペースを省略できる。身体障害者、車いす利用者の避難の所要時間には、下が開口のままであればそのまま避難できるので緊迫した時間の問題を解決できる。マンションや多くの従業員の命を預かる職場の低い堅固な建物の屋上に設置すれば、それ以上の高さの津波に関係なく圧縮された生存必要空気量が保持できているので、そこからそれ以上逃れられない恐怖の問題を解決できる。さらに、授業中では教室の天井、校庭に、職場などでは広場に設置すれば、漂流物の衝突を回避し、浮遊することで衝突衝撃を緩和し浮上範囲を制限すればすくなからずの人命用への問題を解決できる。密閉式でないため最後に扉を閉める必要がなく、定員には密閉式では構造安全上の余裕がなく、非密閉では余裕があり、少々の定員オーバーで閉め出すような非情な行為、後悔を伴う問題を解決できる。

このような課題を解決するために、本発明の堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体は、耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸で、下に開口を有する袋状の形成体で、生存必要空気量を確保し、内部に人が避難し、水中では下部の開口から浸水を許すものの上部の空気で浮上し、安定を保つため水中での空気保有部の高さを2.5m以下としたことを特徴とする。本発明でいうロープとは、ロープ、ベルト、鎖、紐、帯または部材長さのあるもので結束、連結、吊し、または引っ張るために使うものをいう。

また、前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の部屋では、天井までで浮上を制限し、かつ浮力と天井による反力との上下方向の圧着力、および天井面との密着力で回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体は、堅固な建物の屋上や屋外では、屋上の床、その上の錘や地面のコンクリート塊、杭、または錘のこれらアンカーと4本以上のロープで結束、連結することで浮上を制限し、回転を抑制することで、上下の体勢を維持し生存必要空気量の逸失を防止することを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体2体を上下の正逆に組み合わせた蓋構成の複合体で、開口を上とした底のある内部に人が避難し、底で漂流物の直撃から保護し、避難当初の浸水がなく濡れないことを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体の側面または下面に垂れ幕を設け、激流の漂流物から保護することを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体と、堅固な建物の部屋の天井、床、壁、建具、金具、枠組または錘をロープで結束、連結し、横揺らぎを緩和し、室外への流出を防止することを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体の側面下部に小穴を設け、意図的に浸水を促すこととし、水中での回転を抑制することを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体を折りたたみ式としたことを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体の内部に上に凸、下に開口を有する前記袋状の形成体を2重または3重に設けたことを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体の側面の下部または底部に錘を付加したことを特徴とする。

また、前記津波避難用浮遊体の側面の縦方向に、横揺らぎを緩和し、堅固な建物の部屋の天井まで浮上するガイドとなる枠組を設けることを特徴とする。

また、本発明の空気保持形成体は、耐破損性、防水性、および気密性に優れた上に凸、下に開口を有する袋状の形成体で、内部に人が避難し、水中では下部の開口部から浸水を許し、上部に生存必要空気量を保持するとし、堅固な建物の部屋、屋上、もしくは屋外に設置する津波避難用浮遊体の内部に離隔して用いることを特徴とする。

小型、身近なので3分で避難できる。大津波の来襲にも、個人で迅速に避難でき命が助かる。身体障害者、車いす利用者など弱者が助かる。将来の津波来襲時に人はどこにいるか不明であるが、住居内にいる可能性は半分程度。我が身は自身で守るための最も身近で簡易な装置による津波対策、備えであり、迅速に避難でき、個人費用負担も格別に少ない。個々人が備えると防潮堤など莫大な国家予算や長い年月を要さない。浮遊体であるため水中で浸水を許すものの、生存必要空気量を保つことができる。水中の空気は上昇力が強いので、制御しなければ水面まで浮上するがその過程で傾斜、回転すると空気が容易に逸脱するので、ロープや堅固な建物の天井を利用して回転を制御する必要がある。浮上をガイドする枠組があればエレベーターのように天井までわずかの時間で浮上する。立って避難したい人には浮遊体の空気保有部の高さを2.5mまで確保できる。部屋の壁にも穴を開けなくて済む。下部の開口部を網目状とするか足がかりの部材があれば足場台は不要で水中での安定を保つことが出来、浮上までの不安を解消できる。開口としているので外の津波の水圧と形成体内部の空気圧とが釣り合って等しく、どんなに大きな津波で水没しても空気は圧縮されながらも必ず保持され、部材には特別な圧力差がかからず強度を必要としない。ただ漂流物の衝突に対しては、むやみな衝突を避ける工夫、耐破損性に優れる材料を選ぶ必要がある。底からの漂流物の直撃から保護しなければならない。開口としているので、密閉式のように定員オーバーで目の前で扉を閉めざるを得ない決断を迫られることもない。天井に吊しておけば無駄な室内スペースを取らない。ロープで下に引き降ろせば容易に車いす利用者も最も早い避難ができる。ロープで壁などにつないでおけばその長さの範囲内に浮遊を制限できるので建物からの流出を防止できる。側面下部の横に小穴をあけておけば、浸水し、むしろ浮遊体は安定する。平時は中に雑物を収納できるので意外と役に立つ。テーパーを付けると重ねて置きができスペースが倹約できる。折りたたみ式とすれば壁に立てかけたり、物置に収納ができたりで日常の占有スペースも少ない。日本の狭い住宅事情には大切なポイントとなる。また、堅固な建物の3階建など低い屋上ではそれ以上の高さに逃れられない恐怖を味わうことなく余裕をもって避難の頃合いを計れる。幼稚園児を連れて高台に駈ける訓練の様子もテレビで紹介され、てんでんに逃げろ、自分の命は自分で守れ、弱者はやむを得ないなどと大学教授が指導しているのでびっくりしたが、そんな信じられない教育上の問題もあり、本発明では身近に設置でき、弱者も簡易、迅速に避難でき弱者を見捨てることなく全員で助かるので良心の呵責の問題を解消できる。地震のたびの避難警報、日頃や夜間の避難訓練の精神的肉体的負担が少ないのは妊婦、高齢者には助かる。津波到達時間が数分という予想地域では、地域防災計画は移転案でしか立案できないが、個々の家庭で本発明の対策を協力依頼し、取り入れることで選択肢が広がるといえる。防災の固定概念を変えることをためらってはならない。すぐ避難できるので多くの人命は助かる。家族単位で避難できるので、バラバラで逃げて行方不明、その捜索に莫大な費用がかかることも少なくなる。従来の防潮堤の嵩上げや高台移転、津波避難ビルでは、高い建物の屋上の協力を得るとしても巨額の予算のみならず、30年以上の長い歳月を要し、想定外の津波高さに対して安全に際限がない。自然に生かされている人間。美しい海が見えなくなる悲しい弊害もない。災害は、時と場所を選ばない。それまで、明日まで待っていられない。本発明で、来る南海トラフ巨大地震の津波、さらに津波以外にも、高潮や大雨時の洪水、堤防決壊による河川氾濫時、海抜以下や天井川沿い地域の防災対策の一助としても有効である。いずれにしても、想定外の大津波で水没しても生存必要空気量を保つことができる身近の対策を、計画配置する公共避難所と組み合わせ、補完すれば、早急な地域防災総合計画の立案に役立つ。順次、個別に対応することができるので、防災予算計画の追いつかない地域などでは特に有効といえる。明日かもしれない津波には当然に、我が身は自身で守ることをためらってはならない。そうすることで行政に協力できる。全て行政頼みをしている場合ではない。簡易、安価、どの場面にも迅速に適用できるので、とても避難できないと諦めていた人、津波警報が出ても無視する人、津波が来てからやっと逃げ出す人にも光明といえる。危険と思われていたマンションが避難所として蘇るので、資産価値が上がり、逃げ場のない地域としても有り難い。多くの生徒や多くの従業員の命を預かっている学校や職場も安心。

上に凸、下に開口の一辺1mとした立方体の斜め下からの津波避難用浮遊体の透視図。

上に凸、下に50cmの円形の開口を設けた一辺1mとした立方体の斜め下からの津波避難用浮遊体の透視図。

上に凸、下の開口部に網目状にロープを張った一辺1mとした立方体の斜め下からの津波避難用浮遊体の透視図。

堅固な建物の物置部屋の天井に吊るした津波避難用浮遊体を床に下ろして中に避難し、津波来襲時の浸水を待って天井まで浮上した様子。当然、浸水して濡れる。

浮遊体2体を上下逆に組み合わせた蓋構成の複合の浮遊体が、堅固な建物の物置部屋の天井に浮上した様子。津波来襲時の当初は浸水がなく濡れなくて済む。上下2体は、パラシュートのように短いロープで結ぶ。上蓋が浅い場合は、側面下部に小穴を開けると上蓋から空気が抜けるので注意が必要。

堅固な建物の押入れの下段の空間に車いす利用者、上段に介護者が避難した様子。

津波避難用浮遊体の側面下部に小穴を設け意図的に浸水させた様子。浸水部が回転抑止翼として働く。底部を小穴位置より高くしているので少しは濡れなくて済む。

堅固な建物の物置部屋の、平時は天井に吊るした一辺1.5*1.5*高さ1.0mの避難体を引き下ろし、車いす利用者は内部に避難し、天端に吊るしたバンドをひじ掛けに結び、その後の浸水により浮遊体が天井まで浮上した様子。介護者はあとから浸水で浮上したときに脚立に乗り上体を挿入する。あるいは、脚立を中に入れておき、浮上とともに脚立に上がる。

堅固な建物の物置部屋の、平時は天井に蛇腹に折りたたんでセットしてある直径1.2mの浮遊体を1.0m高さに引き伸ばし、脚立を足場とし内部に上体を挿入して避難した様子。漂流物直撃を少しでも避けるため浮遊体の側面を囲む垂れ幕を下ろすと水の樽状の弾性域、反発域ができる。

浮遊体の側面の中間を折りたたみ式とした平面図。

浮遊体の側面の境界を折りたたみ式とした平面図。

浮遊体の天端面を中心に保ち折りたたみ式とした平面図。

蛇腹の折りたたみ式とした側面図。天井設置に適している。

提灯のような折りたたみ式とした側面図。天井設置に適している。

浮遊体の側面に斜めのテーパーを付け家族4人分を重ね置きした様子。

浮遊体の下部周りに錘を配置した図。

堅固な建物の教室の天井に、5m*10m*高さ1mの津波避難用浮遊体とその側面に垂れ幕を設置し、その囲んだ水体積の弾力性、反発で激流、水流の向きを変えるとともに、漂流物の衝撃を緩和、窓ガラスの破片の直撃を回避するとした平面図。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持ができる形成体を離隔して内蔵。

堅固な建物の教室の天井に、5m*10m*高さ1mの浮遊体とその側面全周に垂れ幕を利用して激流、水流を回避するとした天井吊り下げの浮遊体の天井まで浮上した様子の断面図。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持形成体を離隔して内蔵。

堅固だが低い3階建ての建物の屋上のコンクリート床にロープで結束した津波避難用浮遊体の浮上制限されている様子。入口は嵩上げしている。浮遊体であるため直接衝突の衝撃はある程度緩和されるが、浮遊体の側面全周に垂れ幕を設置し、激流、水流の向きを変えるとともに、その囲んだ水体積の弾力性、反発で漂流物の衝撃を緩和、直撃を回避するイメージ。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持形成体を離隔して内蔵。

屋外で、地面のコンクリート塊にロープで結束した津波避難用浮遊体が、水中で浮上制限されている様子。底部は避難入口のために、また泥土がたまり入口がふさがれないためにも嵩上げしている。浮遊体であるため直接衝突の衝撃はある程度緩和されるが、浮遊体の側面全周に垂れ幕を設置し、激流、水流の向きを変えるとともに、その囲んだ水体積の反発で漂流物の衝撃を緩和、直撃を回避するイメージ。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持形成体を離隔して内蔵。

浮遊体2体を上下に組み合わせた蓋構成の複合浮遊体で、堅固な建物の広い天井、屋上、屋外に設置する。津波の当初は浸水がなく濡れなくて心理的に安心。破損すれば致命傷となる上蓋の内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持形成体を離隔して内蔵。

生存必要空気量は、一人1時間あたり1m3を確保する。一辺1mの立方体のイメージである。この数値は津波来襲から引き潮までが1時間であると想定していることによる。想定と大きく異なる条件下、遠方、高台では適宜変えることができる。素潜りの世界記録は水深128mで、30mまでは浮力が働くが次第に重力が勝り苦しくなるといわれている。2013年12月のニュースでは、地中海の30mの海底に沈没した貨物船の、転覆した船底に60時間の生存者が元気で発見された。その程度の気圧なら体に影響がないといえる。浮遊体の外の水圧は津波高さの外水圧で、開口としているので中の空気圧は外と等しい。すなわち、10mの津波であれば2気圧であり、10mの深さに素潜りした状態といえ、内部空気は圧縮され0.5mまで浸水するが、空気は圧縮されながらも必ず保存されているため安心である。空気体積は1/2=0.5と半分になる。仮に、浮遊体が密閉構造体であれば0.5≒0.8*0.8*0.8、すなわち、単純には密閉構造体の寸法は0.8に縮小する大圧力がかかる計算だが、開口しているので水の侵入を許すため内外の圧力差がなく、浮遊体は縮小せず、空気体積の圧縮相当で水位が0.5m上昇するのみである。30m、それ以上のさらなる想定外の圧力に対しても内外の圧力がバランスしているので空気は1/4、それ以上に圧縮されるが、水中で上昇する空気は上に凸の天端に圧縮されて必ず残るので口を持っていけば心配なく、また密閉構造体のような特殊な構造設計は要さない。ところが空気容量、浮力、引っ張り力は計算できるとしても、漂流物の衝突、その鋭さには予想外の事態が心配される。したがって、なるべく漂流物の衝突を避ける方法、設置位置の選定、もし破れても2重3重の袋状として安全を図ることが賢明だ。当然に、空気が抜けては元も子もないので耐破損性が要求性能である。例え漂流物が衝突しても変形して受け流す柔軟な性能でもいい。底部が開口の浮遊体となることで、漂流物の衝突には運動量保存の法則が働き、移動、変形それに伴い内部の空気は下に動き衝撃を緩和することができる。密閉構造体では衝撃を直接受け、破損した場合一挙に空気が抜ける。2層構造としてもその内部体にも水圧に耐えるハッチなど特殊な装置が必要となり費用は相当に大きい。一方、開口式でも空気が抜けると致命傷であることは明らかで2重、3重の安全を講じるべきである。ただ極端にいえば3重目の内部はゴミのポリ袋程度の強度で十分である。更なる安心のためには、部屋の広さなどの状況により少なくとも前面の盾、垂れ幕、もしくは4面を囲むことで出来る水体積の弾力正、反発などで衝突緩和し、浮遊体を保護すればより有効である。衝撃緩和には、配送の割れ物を包む荷造り用のシート、水玉のような空気玉のシート、いわゆるプチプチシートやゴムが有効といえる。底部を開口としているので、水没中は浸水があり水面と接触しているが生存必要空気量は抜けないで穴のない上方に保持される。全体を密閉構造体とすれば大圧力がかかり壁厚が大となるが、開口していれば内外の圧力が等しくバランスしているのでさほどの壁厚を要さない。堅固な建物の漂流物が当たりにくい3面が壁に囲まれた窓のない物置部屋の天井に吊り下げれば、日常の邪魔なスペースを取らない。介護者が天井から下し、底部が開口していると身体障害者、車いす利用者は浮遊体の下にスムーズに移動でき、内部に吊るしたロープ、バンドをひじ掛けに引っかけるだけで迅速に避難体制が整う。余裕で浸水と床からの浮上を待つ。介護者も脚立などの足場にのり、上体をそこに挿入するだけで、最も早い避難完了となる。体重60kgの人の比重が1.0とすれば、人がその中に避難すると空気量は1−0.06=0.94m3に減るが、この程度は浸水直前に底部を閉じることで津波到達による実際時間を短縮できれば新鮮な空気を確保でき問題とならない。中の姿勢を保つ付属の取手位置、内に吊るすバンドも重要で、後加工で上部に穴を開けたり剥がれたりすると致命傷となるので、リブ補強をし、そこに穴あける方が無難。側面下部に小穴をあけておくと浸水し、浮遊体が回転するのを抑止する翼の働きをする。下部におもりを付けると上下の姿勢がさらに安定する。建物の上層階の人は下層階の人より浮遊体内の津波の水圧負荷が少ない。かつ津波の到着が遅く、早く引けるため水中時間が当然に短く必要空気量は少なくて済む。堅固な建物の室内では壁が一次的に漂流物衝撃防止として利用できる。窓を突破した激流は反対側の窓を突破し激流の道をつくる。そうなると逆に、窓際の壁と仕切り壁との片隅や3面を壁に囲われた狭い物置、浴室、トイレ、押し入れなどは回流程度で漂流物の直接衝突を避けるのに有効に働く。浮遊体には上に空気が溜まる。たとえ10m高さの津波がきても空気は圧縮されて上に残っている。理論的には、ボイルの法則から空気体積は1/2となるが必要酸素は確保できている。ただ、水中の1m3の空気に対しては、1トンほどの大きな浮力が掛かる。このため容易に水流に乗り室外に流されてしまう。浮き上がりを防止するには、およそ1トンの乗用車1台の重さで抵抗しなければならない。それほどに浮力は大きい。ところが、床にアンカーなどで固定して1トン相当を引っ張るとすれば、床への強力なアンカー打ち込み時のひびわれや浮遊体の取付け部に過大な力が集中する。そこで、強度の大きいコンクリート壁の天井で浮力を受け止めるとすれば、それ以上に上昇せず特別なおもりは必要ない。しかし、津波来襲時、引き潮時の水流で室外に持っていかれると危険となるので、移動を制限する長さ、室外までの長さのロープで結んでおくなど対策を講じれば安心。この場合のロープにかかる力は、浮遊体が天井に留まっている場合は強い力で密着しているので、横移動の心配はないが、浮遊している場合は人の体重程度の60kg程度の引っ張り力で手繰り寄せることもでき、この程度の張力は床のアンカーや建具金具へのロープ結束などで容易に確保できでるので流出することはないといえる。空気量を多く確保するために天井高さまでの長い浮遊体とすると水流の横方向の揺らぎと浮力で不安定となり足下からさらわれ、逆に空気が根こそぎ持っていかれる可能性があるので、浮遊体の高さは浮遊体の天端部の幅より短くするか、工夫が必要だ。現実には床上でかがんだ姿勢で待機し、かつ天井までの浮上に不安がある人もいる。立って、すぐ天井まで行きたい。この場合、浮力ですぐ上昇するも下方向の錘をぶら下げて横揺らぎを阻止することになる。身長1.5mから1.8m、首の長さが0.3m、天井まで3mとすると、背の低い人が立って天井に吊してある浮遊体を緊急的にとりあえず下ろさずに首を納められる長さは、3—(1.5—0.3)=1.8m、背の高い人は床置きとすれば当然1.8m。これ以上は横揺らぎが大きくなる。だが、頭がぎりぎりで余裕がない。2mは何とかほしい。そこで、浮遊体の4隅を囲むように天井までのパイプなどを組み立て、床、天井部の定着コネクターをねじ上げて圧縮力を導入すれば、その横方向の摩擦力で横揺れを阻止でき、かつ浮上のガイドとなりエレベーターのように天井までわずかの時間で浮上する。浮遊体の空気保有部の高さを2.5mまで確保できる。部屋の壁にも穴を開けなくて済む。下部の開口部を図3の網目状とするか図2の足がかりの部材があれば足場台は不要。枠組で水中での安定を保つことが出来れば高さの問題、浮上の不安の問題を解決できる。天井吊りの場合で蛇腹、提灯のような折りたたみ式などで収納するとさらにスペースを取らない。テーパーを付ければ家族分を積み重ねておくことができスペースを取らない。濡れるのが嫌な人のために、浮遊体2体を上下逆に組み合わせた蓋構成の複合の浮遊体とすれば、津波来襲時の当初は浸水がなく濡れなくて済む。上下2体は、パラシュートのように短いロープで結ぶ。上蓋が浅い場合や長いロープでは上からの大波で開口から浸水するので危険。当然に底の開口や側面下部に小穴を開けると上蓋から空気が押し出されるので危険。ただし、30mほどの津波高さでは空気体積が1/4に圧縮されるので、いずれ濡れることは覚悟しなければならない。津波避難用浮遊体の開口とする底部分を、図1、8、9のように丸々開口とするか、図2、4、7のように底部分の一部分を開口とするか、底部分を穴あき多孔質パネルとするか、図3、15、16、17、18のように網目状のロープとするかは、場面により選択する。丸々開口であれば当然に廉価で、かつ迅速に避難できる。比較的上部まで浮上する場合は底に人が座れたり、頼れたりする手がかり、足がかり、腰がかりとなる網目状のロープ、上の取手からロープがあった方が楽である。いずれも水中で回転しては空気が抜けて元も子もない。水中では空気の上昇力が強い。横波で揺らいだり、傾いたりしても空気が塊となって外に逃げやすい。回転しない条件下に、またはその条件に整えなくてはならない。堅固な建物の部屋内の窓際の壁の片隅に設置すれば、水没、浸水時に天井まで浮上し、天井に張り付いて留まる。床にロープで結束すれば来襲時や引き潮時に室外へもって行かれる流出の恐れを阻止できる。避難者は底部に体重がかかるように姿勢を保たなければならない。そのためにもシートベルトや取手、手すりが役立つ。避難者が背面にもたれ掛かると浮遊体は傾き開口部から空気が逃げるので注意が必要で、そのためにも取手は大事だ。水中では、尻が片隅に偏より重くなると底部が少し上に傾き空気が逃げやすくなる。堅固な建物の物置、押入れ、浴室、トイレなど3面が壁の狭い部屋に設置すれば、漂流物の直接衝突を避けることができ、かつ流出も阻止できる。なるべく壁沿いとすることで壁による拘束を利用することができ、水中での空気保有の膨らみ、形状の乱れが安定する。壁沿いとならず離隔が大きい場合は、浮遊体が水流の浮力で、横上に傾き、崩れようとし、あるいは開口部がめくりあがり天井にまで持ち上がって全空気量が逸失する可能性がある。その場合のためにも浮遊体の高さは天端の幅以下とすることが望ましい。もしくは下に錘、アンカーで引っ張り、形状の乱れ、浮上を制限させる、枠組で横移動を制限するなど工夫が必要である。建物の広い部屋、屋上、屋外など激流が予想される場所では、浮遊体であるため激流とその漂流物を受け流す効果があるが、さらに津波避難用浮遊体の側面に垂れ幕で囲むと、その囲んだ水体積の弾力性、反発で激流、水流の向きを変えるとともに、漂流物の衝撃を緩和、窓ガラスなどの鋭利な破片の直撃を回避することができる。漂流物衝突防止のためにコンクリートブロックで周囲を囲むことも考えられる。そして、津波避難用浮遊体の内部に、外殻破損時の安全のために上に凸、下に開口の空気保持ができる形成体を壁に離隔して内蔵しておけばさらに安心。浮輪、懐中電灯、スクーバ・タンク、ロープ、タオル、サイフォン作用で浸水を出したり、空気を吸ったりできるホースなどを必要に応じて用意しておけば何かと備えとなる。木造家屋内では家自体がバラバラになると浮遊体は水中に放り出され回転して天地が逆転、空気が一挙に抜けるので不適当。どうしても屋外の庭まで行かなくてはならない。

図1の浮遊体を、図6のように堅固な建物の押入れの狭い空間で、その中に浮遊体を入れる。回転もせず、天井までの浮遊もわずかで空気も抜けない。足元の隙間からの漂流物の衝突もない。押入れの高さ、空間寸法に合わせて浮遊体を設計する。浮遊体の高さは、押入れに入れる高さに合わせるとともに、浮遊体の高さが、浮遊体の高さの2乗と浮遊体の奥行き長さの2乗の和の平方根、すなわち浮遊体の対線長が押入れ天井高さを超えることにより回転を抑止する。下段の空間に、車いす利用者が避難する。押入れに入る手前で介護者に浮遊体を上から被せてもらい、押入れの中へと押してもらう。上段の空間には介護者が避難する。平時は開口部を横にして中にすぐ放り出せる布団などを収納するので邪魔にならない。余裕空間のない押入れが枠組として余分な動きを拘束しているといえる。

堅固な建物の3面壁で囲まれた狭い物置部屋で、浮遊体を天井に吊るしておくと、場所を取らない。天井に吊るした浮遊体を下し、床に置き全身を入れる。パラシュート、パラグライダーのような腰掛け部、図2のような部材部、図3のような網目状のロープ、あるいは穴あきパネルを設けると楽で、水没時に熱気球のように垂直に天井まで上昇し、安定し空気は保たれる。強度の強いコンクリートの天井で受け止めることができ、それ以上の上昇は制限されるので安心。10mの津波が来ると内部水位は半分ほど上がるので、なるべく頭部が浮遊体の天端部に届く程度とする。素人でも30m程度は素潜りできるといわれているので大きな津波の圧力下でも助かる。その場合は、内部空気は1/4に圧縮され、内部水位は3/4にまで上がるので、図4の取手をもって口を天端部に向け呼吸しなければならないが、そうなる時間は比較的短く、耐えられるといえる。中に浸水するので濡れることは我慢しなければならない。大きな津波でも生存必要空気量は保持されている。取手があれば安心。ただし、取手部分は、リブによる補強が必要。側面下部に小穴を開けておくと浸水部が回転抑止翼として働き安定する。図7の底部を小穴位置より高くすれば少しは濡れなくて済む。浮遊体には大きな浮力、上昇力が働くがこれを受け止めるのは容易でない。例えば一辺1mの立方体では体積が1m3で浮力は1トンとなる。これに抵抗するには乗用車1台を吊るさなければならない。天井はコンクリート壁であり、1m2の天端全体面積で受け止めるので、浮力を十分に受け止めることができる。上昇力の強い空気を型崩れなく保つためには、浮遊体は高さの高い縦長とするより横長とすると安定する。浮力の上昇力と天井で受け止める反力とで密着性がよく、横流れが抑制できるといえる。縦長とするとめくれあがり空気が逸失する可能性があるので工夫が必要だ。現実には床上でかがんだ姿勢で待機し、かつ天井までの浮上に不安がある人もいる。立って、すぐ天井まで行きたい。この場合、浮力ですぐ上昇するも下方向の錘をぶら下げて横揺らぎを阻止することになる。身長1.5mから1.8m、首の長さが0.3m、天井まで3mとすると、背の低い人が立って天井に吊してある浮遊体を緊急的にとりあえず下ろさずに首を納められる長さは、3—(1.5—0.3)=1.8m、背の高い人は床置きとすれば当然1.8m。これ以上は横揺らぎが大きくなる。だが、頭がぎりぎりで余裕がない。2mは何とかほしい。そこで、浮遊体の4隅を囲むように天井までのパイプなどを組み立て、床、天井部の定着コネクターをねじ上げて圧縮力を導入すれば、その横方向の摩擦力で横揺れを阻止でき、かつ浮上のガイドとなりエレベーターのように天井までわずかの時間で浮上する。浮遊体の空気保有部の高さを2.5mまで確保できる。部屋の壁にも穴を開けなくて済む。下部の開口部を図3の網目状とするか図4の足がかりの部材があれば足場台は不要。堅固な建物の天井部にはもともと全体的に空気が保持されている可能性があるので生存必要空気容量が大きくさらに助けとなるが、逆に地震でクラックが入っていたり思わぬところに換気口があったりコンクリート製の壁と思っていたのが石膏ボードやベニア板であったりで気密性、空気保持性が失われている可能性もある。天井は天井板、美装ボードである可能性もあり破れるかも知れないがその上の床はコンクリート壁となっているので強度は十分といえ、突き破っても心配はいらない。

車いす利用者用には、堅固な建物の3面壁で囲まれた狭い物置部屋で、図1の底部がなくすべてを開口とした浮遊体では、天井に吊しておき引き下ろせば装着が最も早い。図8のように介護者を同伴とすれば安心、浮遊体の中の天端から吊るしたバンドを車いすのひじ掛けなどに結べば、浸水、水没時に天井まで上昇し安定する。介護者は浮遊体の浮上後、脚立にのり浮遊体の中に上半身を挿入する、もしくは内装して浮上とともに脚立に上がる。一人であれば、図9のように浮遊体内に脚立などの足場で上半身、首を挿入し避難すれば、1分以内の避難が可能で最も早い避難といえる。平時は、天井に図9の蛇腹や提灯のような折りたたみ式とすれば日常の高さの支障にもならず、ロープを下に引っ張るだけで容積が増え、浮遊体が出来上がる。天井との収納の吊部分のを本体に取り付けると縫い穴の危険があり、浮遊体の外に取り付ける方がより無難だ。天井部にあるので床におく浮遊体より一瞬でも浸水余裕時間が稼げる。

図5のように浮遊体2体を上下逆に組み合わせた蓋構成の複合の浮遊体では、堅固な建物の物置部屋の天井に浮上しても、津波来襲時の当初は浸水がなく濡れなくて済む。一寸法師の茶碗に入っている感じで漂流物の直接衝突から保護される。ただし、30mほどの津波高さでは空気体積が1/4に圧縮されるので、いずれ濡れることは覚悟しなければならない。ただし、30mの津波高さでは空気体積が1/4に圧縮されるので、いずれ濡れることは覚悟しなければならない。場合によっては、複合の浮遊体の上下をロープで結んだ方が、上下が外れたり横方向にずれたりしなくて済む。上下2体は、パラシュートのように短いロープで結ぶ。上蓋が浅い場合や長いロープでは上からの大波で開口から浸水するので危険。当然に底の開口や側面下部に小穴を開けると上蓋から空気が押し出されるので危険。

図10のように浮遊体を折りたたみ式とする。aとb の中間とcとdの中間をくっ付けるように折りたたむ。あらかじめ折り目が必要。天端部材は省略しているが変形性能が必要で、天端面は上か下のいずれかに折れる。かさばらないためには上に折り、きれいに正方形内に収まるためには下に折る折り目をいれる。日常は壁沿いに折りたたんで立てかけておくのでスペースを取らない。物置部屋に収納も可能。

図11のように同様に避難体を折りたたみ式とし、aとcを離し、bとdをくっ付ける。あらかじめ折り目が必要。天端部材は省略しているが変形性能が必要で、天端の面材はaとc方向に2/√2=1.414倍伸び、bとd方向はゼロに縮む。したがって、少なくとも一方向には1.414mの長さである必要があるので、当初から上に膨らませるか下に引込ませるかすることになる。日常は壁沿いに折りたたんで立てかけておくのでスペースを取らない。物置部屋に収納も可能。

図12のように避難体の天端面を残し4側面を重ね折りする折りたたみ式とする。底部のaを天端部のhに45度方向の谷折りをし、底部のhを天端部中心のiに重なるようにし、同様に4隅をたためばダンボール箱をたたむように折りたためる。あらかじめ折り目が必要。最もかさ張らない。

4面を漂流物防護の壁とし、その内部に柔な浮遊体を収納して、4面を開くときに中の浮遊体も同時に開く組み合わせ浮遊体とすれば装着時間も短く、衝突にも強く自在に折りたたんで収納できる両者の特徴を生かせる。

図13のように蛇腹を縮めるようにたたむと円状に、あるいは図14のように提灯のようにたたむと同心円状に平らとなり、平時のスペースは最小で、天井に吊るすタイプとして、下から引っ張れば容易に必要空気容積に開くことができる。

図15のように浮遊体の側面に斜めのテーパーを付けると、家族分を重ね置きできスペースを取らず、収納にも利用できる。

図16のように浮遊体の下部周りに錘を配置する。錘を付ければ上下の姿勢がより安定する。この場合、内部の水位が上昇するものの安定的となり、回転による空気逸脱が抑制できるといえる。

図17、図18の堅固な建物の教室などの広い天井で、教室の壁を利用して激流、水流の直撃を回避できる部屋の天井まで浮上する幅広の上に凸、下に開口の天井吊り下げの例の浮遊体では、5m*10m*高さ1mで空気体積が50m3で一教室生徒分は十分に避難確保できる。天端に取手をつけバンドを吊り下げておくと役に立つ。天井から降ろし下から入るとき、底部を床からそれだけ浮かせるので、底部があれば逆に邪魔になるが、なければそのまま人がいるところに下せるし、図3の網目状のロープとすれば浸水の浮上まで床に足を出して立って待機できるので、ロープにはそれほどの負荷がかからず、浮上時には、ロープはたわむが沈んだ分、人の体に浮力がかかるのでロープの負荷は現実に耐えられるものとなる。天井に設置した垂れ幕を浮遊体の側面に下し、窓を突き破ってきた激流、水流の向きを変えるとともに、その囲んだ水体積の弾性、反発で漂流物の衝撃を緩和、直撃を回避する。あわせて破れた窓ガラス片から回避できる。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下が開口の空気保持形成体を内蔵すれば安心。

図19の堅固だが低い3階建ての建物の屋上の浮遊体では、浮遊体では、図3の網目状のロープを開口に配し、コンクリート床にロープで結束し入口は嵩上げしている。入口には足場を用意する。天端に取手をつけバンドを吊り下げておくと役に立つ。嵩上げで底部を床からそれだけ高くしているので、浮上の時間までの底部の網目状のロープに人荷重がかからぬよう、仮の台を用意してその上に膝または腰から下を出して立つ。上の取手にぶら下がるか、浸水とともに内部に避難するとすれば網目状のロープの強度を合理的に設計できる。屋上のコンクリート床の強度の検討が必要。住民合意で3階屋上床にアンカーが取れれば簡単。だが、コンクリート塊とすれば床への荷重が分散される。そこからロープで結べばよい。塊を高台とすれば仮台,嵩上げは必要でなくなる。浮遊体であるため直接衝突の衝撃はある程度緩和されるが、浮遊体の側面に垂れ幕を設置し、激流、水流の向きを変えるとともに、その囲んだ水体積の弾力性、反発で漂流物の衝撃を緩和、直撃を回避することができる。漂流物衝突防止のためにコンクリートブロックで周囲を囲むことも考えられる。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下が開口の空気保持形成体を離隔して内蔵すれば安心。

図20の屋外の浮遊体で、地面のコンクリート塊、錘、杭にロープで結束して津波で水没しても水面までに浮上させず、水中で漂流することを制限する。海岸線に向かって流線形の浮遊体とすれば漂流物の直撃を受け流し、かわしやすい。底部は避難入口のために、また泥土がたまり出入口がふさがれないためにも嵩上げする。入口下に足場があれば避難しやすい。天端に取手をつけバンドを吊り下げておくと役に立つ。嵩上げで底部を床からそれだけ高くしているので、浮上の時間までの底部開口部の図3の網目状のロープにかかる人荷重を少なくするために仮の台を用意してその上に膝または腰から下を出して立つ。浸水とともに内部に避難すれば網状のロープの強度を合理的に設計できる。コンクリート塊を高台とすれば仮台,嵩上げは必要でなくなる。屋外の地面に埋設したコンクリート塊、錘、杭にロープで結束、連結し浮上、浮遊の範囲を制限する。浮遊体であるため直接衝突の衝撃はある程度緩和されるが、浮遊体の側面に垂れ幕を設置し、激流、水流の向きを変えるとともに、その囲んだ水体積の弾力性、反発で漂流物の衝撃を緩和、直撃を回避することができる。漂流物衝突防止のためにコンクリートブロックで周囲を囲むことも考えられる。内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下が開口の空気保持形成体を離隔して内蔵すれば安心。

図21では浮遊体2体を上下に蓋構成で組み合わせた複合体で、堅固な建物の部屋、屋上、さらに屋外に適用でき、相当に大きな津波で浸水、水中となるまで濡れないで済む。小さい子供のいる幼稚園、小学校に適している。上蓋はできるだけ深くし、はずれないようにする。上蓋となる内部には、外殻破損時の安全のために上に凸、下が開口の空気保持形成体を離隔して内蔵すればさらに安心できる。この場合は、上下を結ぶ場合は、ロープで下部と結ぶ。下が見えないと不安があるが、下に透明部分を設けると構造上の弱点となり危険。

連動地震による大津波が数分で来襲すると想定される東南海沿岸地域においては、防潮堤など長期対策を待っている猶予はない。明日かもしれない来襲で、個人で我が身を守る危機感が必要だ。身近に安価で設置でき、簡単、迅速に避難できる。津波のほかに、高潮、洪水、竜巻など幅広い対策となり国土強靱化、地域防災対策との重ね合わせで、不安な生活から一変、より安全安心で平穏な日常生活が可能となる。

1底部が開口の津波避難用浮遊体 2底部の部材に設けた50cmの開口 3底部の開口部に張った網目状のロープ 4避難者 5取手 6補強リブ 7浸水 8水中、水没中 9車いす利用者 10内部の吊り下げバンド 11側面下部の小穴 12着脱部 13底上げした底部 14堅固な建物の物置部屋の天井 15堅固な建物の物置部屋の3面の壁の1面 16堅固な建物の物置部屋前の廊下 17堅固な建物の物置部屋のドア 18天井から吊るす収納ロープ 19引き下す底部のロープ 20蛇腹の折りたたみ式の津波避難用浮遊体 21津波避難用浮遊体の側面を囲む垂れ幕 22垂れ幕の立体形状保持の骨組み材 23脚立 30折りたたみ式とした津波避難用浮遊体 a〜i折りたたみ式の津波避難用浮遊体の角、辺、中心の要点 → 矢印が折りたたむ力の方向 31点線が折り返し線 32テーパー部 33蛇腹の折りたたみ 34提灯の折りたたみ 35側面下部に巻いた錘 40堅固な建物の教室 41内部に離隔して設置する上に凸、下に開口の空気保持形成体 42破れた窓のガラス片 → 矢印は津波の激流、水流の方向 43嵩上げ部 44堅固な建物の屋上の床 45床、コンクリート塊と連結するロープ 46階段 47地面、地盤 48コンクリート塊 49浮上まで人の荷重を支える仮足場 50浮遊体2体を上下に組み合わせた複合浮遊体 51堅固な建物の押入れの下段の天井 52堅固な建物の押入れの上段の天井 53堅固な建物の押入れの前面のふすま

高效检索全球专利

专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

申请试用

分析报告

专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

申请试用

QQ群二维码
意见反馈