首页 / 专利库 / 建筑材料 / 建筑材料 / 加工型木材产品 / 刨花板 / Floor structure for house and laying method for formaldehyde adsorption sheet for house

Floor structure for house and laying method for formaldehyde adsorption sheet for house

阅读:2发布:2021-07-16

专利汇可以提供Floor structure for house and laying method for formaldehyde adsorption sheet for house专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a floor structure for a house capable of effectively lowering the formaldehyde concentration in a room by using a formaldehyde adsorption sheet and a spreading method of the adsorption sheet for the house.
SOLUTION: The floor 10 of a Japanese style room is provided with a floor substrate member 12 constituted of particle boards and a floor finishing member 14 constituted of tatami, and a formaldehyde adsorption sheet 16 is interposed in between the floor substrate member and the floor finishing member, and the sheet is left not only during construction of the house but also it is permanently left even after the construction of the house. Therefore, since the formaldehyde diffused from the floor substrate member 12 is continuously adsorbed by the sheet 16, the formaldehyde concentration in a Japanese room is kept low.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Floor structure for house and laying method for formaldehyde adsorption sheet for house专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、ホルムアルデヒドを放散する床下地材と、 この床下地材の上に載置され、畳表及び畳床から成る畳によって構成された床仕上げ材と、 この床仕上げ材と床下地材との間に介在され、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートと、 を有することを特徴とする住宅用床構造。 【請求項2】 床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、 床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、 を有する住宅に適用される住宅用床構造であって、 前記和室の床を構成する床下地材と床仕上げ材との間にのみ、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを介在させた、 ことを特徴とする住宅用床構造。 【請求項3】 床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、 床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、 を有する住宅に、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを敷設する際に適用される住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法であって、 洋室の場合は、住宅の施工中は床仕上げ材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し住宅の施工後に当該ホルムアルデヒド吸着シートを剥すか、或いは、住宅の施工中から床にホルムアルデヒド吸着シートを全く敷設せず、 和室の場合は、床下地材の上に床仕上げ材を載置させる前の任意のときに床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し、その後も恒久的にその状態を維持する、 ことを特徴とする住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ホルムアルデヒドの除去対策として有効な住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、各種研究によって、建材及び家具等から飛散された化学物質の一部(特に、ホルムアルデヒド(HCHO))が、人体に悪影響を及ぼす可能性があることが明らかにされてきており、所謂シックハウス症候群という呼び名で知られるに至った。 さらに、最近の住宅の場合、気密性が高い設計となっており、室内に飛散した化学物質が除去されにくくなっていることから、以前にも増して、シックハウス症候群に対する対策が大きな関心事となっている。 【0003】上記を背景として、シックハウス症候群の主たる原因物質と目されるホルムアルデヒドを除去するための技術が種々提案されている。 その一つがホルムアルデヒド吸着シートを使うというものである(特開20
    00−246827号公報、特開2001−13842
    1号公報等参照)。 具体的には、建築工事の施工中に、
    床の仕上げ材(フローリング等)の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷いておき、かかる仕上げ材から放散された初期(施工中)のホルムアルデヒドを該シートに吸着させることにより、少しでも室内のホルムアルデヒド濃度を低減させようというものである。 【0004】このように従来では、「一般に、ホルムアルデヒド室内濃度の影響は、室内に面する材料からの放散が支配的である」と考えられていることから、床仕上げ材にホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材を使用する場合には、施工期間中だけ当該床仕上げ材の表面にホルムアルデヒド吸着シートを敷き、床仕上げ材に特定木質建材を使用しない場合には、ホルムアルデヒド吸着シートは使用しないという用い方をしていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の用い方をしただけでは、ホルムアルデヒド室内濃度を充分に低減させることができないことが測定結果等から判ってきた。 つまり、実験室でホルムアルデヒド吸収シートの効果をいくら確認できたとしても、実際の住宅に使用したときの効果的な使い方までは解明されていない、というのが現状である。 【0006】本発明は上記事実を考慮し、ホルムアルデヒド吸着シートを使ってホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができる住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法を得ることが目的である。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に係る住宅用床構造は、ホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、ホルムアルデヒドを放散する床下地材と、この床下地材の上に載置され、
    畳表及び畳床から成る畳によって構成された床仕上げ材と、この床仕上げ材と床下地材との間に介在され、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートと、を有することを特徴としている。 【0008】請求項2記載の本発明に係る住宅用床構造は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、
    床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に適用される住宅用床構造であって、前記和室の床を構成する床下地材と床仕上げ材との間にのみ、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを介在させた、
    ことを特徴としている。 【0009】請求項3記載の本発明に係る住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを敷設する際に適用される住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法であって、洋室の場合は、住宅の施工中は床仕上げ材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し住宅の施工後に当該ホルムアルデヒド吸着シートを剥すか、或いは、住宅の施工中から床にホルムアルデヒド吸着シートを全く敷設せず、和室の場合は、床下地材の上に床仕上げ材を載置させる前の任意のときに床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し、その後も恒久的にその状態を維持する、ことを特徴としている。 【0010】請求項1記載の本発明によれば、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成されているため、床下地材からホルムアルデヒドが住宅の室内に放散される。 一方、床仕上げ材は畳表及び畳床から成る畳によって構成されているため、通気性が良い。 従って、本来であれば、床下地材から放散されたホルムアルデヒドは畳を通過して室内へ放散される。 しかし、本発明では、床仕上げ材と床下地材との間にホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを介在させたので、床下地材から放散されたホルムアルデヒドはホルムアルデヒド吸着シートによって吸着される。 従って、床仕上げ材である畳をホルムアルデヒドが通過して室内へ放散されるのを効果的に抑制又は防止することができる。 【0011】請求項2記載の本発明に係る住宅用床構造は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、
    床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に適用される。 【0012】本発明では、上記を前提条件とする住宅において、和室の床を構成する床下地材と床仕上げ材との間にのみホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートが介在される。 従って、和室においては、上述した請求項1記載の発明と同様の作用によって、ホルムアルデヒドの室内への放散が効果的に抑制又は防止される。 すなわち、本発明では、床仕上げ材自体にはホルムアルデヒドを放散する材料が含まれていないが、床下地材にホルムアルデヒドを放散する材料が使われた場合においても、ホルムアルデヒド室内濃度が高くなることに着目し、これを改善しようとするものである。 更に換言すれば、本発明は、洋室と和室の組み合わせから成る住宅において、和室については従来から特別な対策が施されていないことから、和室のホルムアルデヒド室内濃度改善を図ることで、住宅の施工後の和室の居住者の身体への影響を軽減或いは排除しようというものである。 【0013】なお、本発明の場合、住宅の施工後に洋室にホルムアルデヒド吸着シートが存置されることはないが、従来通り、住宅の施工中にホルムアルデヒド吸着シートを敷いて初期に放散されるホルムアルデヒドについては可能な限り吸着し、住宅の施工後にホルムアルデヒド吸着シートを剥すという手法を採用することも可能である。 【0014】請求項3記載の本発明に係る住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを敷設する際に適用される。 【0015】本発明では、洋室の場合は、次のいずれかの手法が採られる。 一つは、住宅の施工中は床仕上げ材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設しておき、住宅の施工後に当該ホルムアルデヒド吸着シートを剥すというものである。 この場合、住宅の施工中に床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方から放散されたホルムアルデヒドを住宅の施工中だけでも吸着して、ホルムアルデヒド室内濃度を下げようというものである。 他の一つは、住宅の施工中からホルムアルデヒド吸着シートを全く敷設しないというものである。 ホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材といっても、使用する材料によってホルムアルデヒドの放散量は異なる。 従って、
    ホルムアルデヒドの放散量が比較的少ない材料が床下地材や床仕上げに使用されている場合には、このような手法で対応することも可能である。 いずれにしても、洋室の場合は、住宅の施工後においても、ホルムアルデヒド吸着シートが敷かれたままになることはない。 【0016】一方、和室の場合は、床下地材の上に床仕上げ材を載置させる前の任意のときに、床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートが敷設され、その後も恒久的にその状態が維持される。 つまり、和室の場合は、床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設した後、床仕上げ材を載せ、住宅の施工後においても、そのままホルムアルデヒド吸着シートを恒久的に存置させることに特長がある。 このようにすれば、通気性の良い畳が床仕上げ材として使用されても、床下地材から放散されるホルムアルデヒドはホルムアルデヒド吸着シートに吸着されるため、ホルムアルデヒド室内濃度を下げることが可能となる。 すなわち、本発明は、洋室と和室の組み合わせから成る住宅において、和室については従来から特別な対策が施されていないことから、和室のホルムアルデヒド室内濃度改善を図ることで、住宅の施工後の和室の居住者の身体への影響を恒久的に軽減或いは排除しようというものである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法の一実施形態について説明する。 【0018】図1には、本実施形態に係る住宅用床構造の概略構成図が示されている。 この図に示されるように、本実施形態に係る住宅用床構造では、住宅(一例として、ユニット住宅)の和室の床10が、本来的には、
    床下地材12とその上に載置される床仕上げ材14とによって構成されている。 床下地材12はパーチクルボード等によって構成されており、かかるパーチクルボードには通常ホルムアルデヒド系接着剤が使用されているため、ホルムアルデヒドを放散する特定木質建材である。
    一方、床仕上げ材14は畳表及び畳床から成る畳によって構成されており、かかる畳は通気性が良いため、床下地材12から放散されたホルムアルデヒドを通過させ、
    室内にホルムアルデヒドを放散させてしまうことが調査結果から判っている。 【0019】ここで、本実施形態では、上述した床下地材12と床仕上げ材14との間に、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シート16
    が介在されており、この点に本実施形態の特徴がある。 【0020】また、本実施形態では、洋室と和室を備えた住宅(より具体的にはユニット住宅)を適用の対象としており、ホルムアルデヒド吸着シート16を下記表1
    のようにして使い分ける点にも特徴がある。 【0021】 【表1】

    上記表1を参照しつつ、本実施形態の特徴を説明すると、上段の欄が、ホルムアルデヒド吸着シート16を何ら使用しなかった場合である。 この例では、洋室では、


    床下地材12としてパーチクルボードが使用され、床仕上げ材18としてフローリングが使用されている。 一方、和室では、床下地材12としてパーチクルボードが使用され、床仕上げ材14としては畳が使用されている。 この場合の室内空気質は、「×」、即ち不良である。 【0022】次に、中段の欄が、一般的な、ホルムアルデヒド吸着シート16を使った住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法を現わしている。


    この表に記されているように、一般には、洋室であれば、床下地材12と床仕上げ材18とで床が構成される場合、住宅の施工中にのみ、ホルムアルデヒド吸着シート16が床仕上げ材14の表面に敷設され、住宅の施工後に当該ホルムアルデヒド吸着シート16が剥される。


    一方、和室の場合、ホルムアルデヒド吸着シート16は全く使用しないのが一般的である。 この場合の室内空気質は、「△」、即ち施工中に発生した洋室のホルムアルデヒドについては、ホルムアルデヒド吸着シート16によって吸着されるため、ホルムアルデヒド室内濃度がある程度下がり、それに応じた効果が認められる。 【0023】次に、下段の欄が、ホルムアルデヒド吸着シート16を本発明のやり方で使用した場合である。 洋室であれば、床下地材12と床仕上げ材18とで床20


    が構成される場合、住宅の施工中も施工後も、ホルムアルデヒド吸着シート16は一切使用しない。 一方、和室の場合、床下地材12と床仕上げ材14との間にホルムアルデヒド吸着シート16を恒久的に介在させる。 つまり、ホルムアルデヒド吸着シート16を含めて和室の床10が構成されている。 この場合の室内空気質は、


    「○」、即ち和室において施工中に発生したホルムアルデヒドだけではなく、施工後に発生し続けるホルムアルデヒドについても、ホルムアルデヒド吸着シート16によって吸着し続けるため、ホルムアルデヒド室内濃度がかなり下がり、室内空気質が格段に改善された。 【0024】次に、発明者らによる実験結果について説明し、当該説明を通して本実施形態の作用並びに効果について説明する。 【0025】本実験では、外気、和室、LDK、MB


    R、洋室1、洋室2の合計6箇所の測定部位について、


    ホルムアルデヒドの濃度を測定した。 【0026】測定方法は、5時間閉鎖測定法による容器採取法・吸着濃度法を用いた。 図2には、5時間閉鎖測定法手順及び作業スケジュールが示されている。 まず、


    10時から10時30分まで換気した後、10時30分から15時30分まで閉鎖し、その後、15時30分から16時までの30分間に亘って各測定部位におけるホルムアルデヒドの濃度を測定した。 【0027】上記測定方法によって各測定部位における測定結果をまとめたのが下記表2であり、これをグラフ化したものが図3である。 なお、図3は、各測定部位での測定結果(室温25℃に換算)をグラフ化したものである。 また、測定日はA、B、Cの三種類である。 測定日Aの時点ではホルムアルデヒド吸着シート16は使用しておらず、測定日Bからホルムアルデヒド吸着シート16を使用した。 なお、測定日Aから測定日Bまでは二ヶ月弱(55日)開いており、測定日Bから測定日Cまでは20日開いている。 【0028】 【表2】 上記表2及び図3のグラフから、和室は居室の中でホルムアルデヒド濃度が一番高かったが、ホルムアルデヒド吸着シート16を施工中及び施工後のいずれにおいても使用することにより、ホルムアルデヒド室内濃度が一番低くなったことが判読できる。 また、和室に着目すると、ホルムアルデヒド吸着シート16の施工後、2週間経っても、ホルムアルデヒド室内濃度の変化は殆ど無く、ホルムアルデヒド吸着シート16によるホルムアルデヒド吸着効果が持続していることが判る。 【0029】なお、上記ホルムアルデヒド吸着シート1


    6が、吸着したホルムアルデヒドを再放出することも考えられるが、下記表3及び図4のグラフから、40日以上、ホルムアルデヒド室内濃度の低下が継続することが判っている。 【0030】なお、このデータは、住宅の三階の和室の測定結果である。 【0031】 【表3】 上記表3及び図4のグラフから、和室にホルムアルデヒド吸着シート16を敷設することにより、ホルムアルデヒド吸着濃度が下がり傾向にあることが判読できる。 なお、このグラフにおいて、6日後と35日後の二箇所で、25℃換算濃度が上昇しているが、これは住宅外部の環境条件の変化が影響したものであり、「下がり傾向」というグラフ特性に変わりはない。 例えば、ホルムアルデヒドの放散量は湿度の影響を受ける。 また、ホルムアルデヒドの放散量は、日射による床下地材12の表面温度によっても異なる。 さらに、住宅外部の外気の風速・風量によって居室(和室)の実質的な換気量が変化する。 従って、これらの環境条件によって、ホルムアルデヒド室内濃度がときに上昇することもあるが、全体としては下がり傾向を示していると理解してよい。 【0032】以上より、従来では放置されていた和室のホルムアルデヒド室内濃度が意外に高く、かかる和室で恒久的にホルムアルデヒド吸着シート16を使用することにより、かなりの程度、ホルムアルデヒド室内濃度を下げることができることが検証された。 【0033】このように本実施形態に係る住宅用床構造では、和室の畳(床仕上げ材)の下にホルムアルデヒド吸着シート16を敷設する床構造としたので、大掛かりな特殊使用の床構造にすることなく、低廉な構成で、和室のホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができる。 【0034】また、本実施形態に係る住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法では、洋室については施工中も施工後もホルムアルデヒド吸着シート16を敷設せず、和室についてのみ施工中だけでなく施工後も恒久的にホルムアルデヒド吸着シート16を敷設することとしたので、和室のホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができる。 換言すれば、本実施形態は、洋室と和室の組み合わせから成る住宅において、和室については従来から特別な対策が施されていないことから、和室のホルムアルデヒド室内濃度改善を図ることで、住宅の施工後の和室の居住者の身体への影響を軽減或いは排除することができる。 【0035】この点について補足すると、調査結果によれば、和室は、他の居室よりもホルムアルデヒド室内濃度が高い傾向にある。 また、和室は、特に畳が施工される前はホルムアルデヒド室内濃度が非常に高くなる。 従って、施工中だけでなく、施工後においても恒久的にホルムアルデヒド吸着シート16を敷設することにより、


    ホルムアルデヒド室内濃度を極めて低く維持することができる。 【0036】さらに、本実施形態に係る住宅用床構造の場合、床仕上げ材14である畳自体の構成を変更するものではないので、ホルムアルデヒド対策用の専用の畳を製造する場合に比べて、非常に低コストで済むという利点がある。 【0037】なお、上述した本実施形態に係る住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法では、洋室については施工中もホルムアルデヒド吸着シート16を敷設しない方法を採ったが、施工中だけ床仕上げ材18の上にホルムアルデヒド吸着シート16を敷設するようにしてもよい。 【0038】また、上述した本実施形態に係る住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法では、ユニット住宅を対象にして本発明を適用したが、これに限らず、ユニット住宅以外の住宅に対して本発明を適用してもよい。 【0039】さらに、上述した本実施形態に係る住宅用床構造及び住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法において使用したホルムアルデヒド吸着シート16には、種々の構成のシートが適用可能である。 換言すれば、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するシートであれば、すべて適用可能である。 【0040】また、請求項3記載の「(和室の場合は、)床下地材の上に床仕上げ材を載置させる前の任意のときに(床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し、)」とは、床下地材の組付けを終えた時点から床仕上げ材の組付けを行う時点までの任意の時点からホルムアルデヒド吸着シートを敷設し、という意味である。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る住宅用床構造は、ホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、ホルムアルデヒドを放散する床下地材と、この床下地材の上に載置され、畳表及び畳床から成る畳によって構成された床仕上げ材と、この床仕上げ材と床下地材との間に介在され、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートと、を有するので、ホルムアルデヒド吸着シートを使ってホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができるという優れた効果を有する。 【0042】請求項2記載の本発明に係る住宅用床構造は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、


    床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に適用され、和室の床を構成する床下地材と床仕上げ材との間にのみ、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを介在させたので、ホルムアルデヒドを放散する洋室と和室との組合せから成る住宅において、和室に重きを置くことで、従来よりも、ホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができるという優れた効果を有する。 【0043】請求項3記載の本発明に係る住宅用ホルムアルデヒド吸着シート敷設方法は、床下地材及び床仕上げ材の少なくとも一方がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成された床を備えた洋室と、床下地材がホルムアルデヒド系接着剤を使用した特定木質建材によって構成され、床仕上げ材が畳表及び畳床から成る畳によって構成された床を備えた和室と、を有する住宅に、ホルムアルデヒドを吸着する性質を有するホルムアルデヒド吸着シートを敷設する際に適用され、洋室の場合は、住宅の施工中は床仕上げ材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し住宅の施工後に当該ホルムアルデヒド吸着シートを剥すか、或いは、住宅の施工中から床にホルムアルデヒド吸着シートを全く敷設せず、和室の場合は、床下地材の上に床仕上げ材を載置させる前の任意のときに床下地材の上にホルムアルデヒド吸着シートを敷設し、その後も恒久的にその状態を維持することとしたので、ホルムアルデヒドを放散する洋室と和室との組合せから成る住宅において、和室に重きを置くことで、従来よりも、ホルムアルデヒド室内濃度を効果的に下げることができるという優れた効果を有する。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態に係る住宅用床構造を示す概略構成図である。 【図2】実験の手順及び作業スケジュールを示すタイムチャートである。 【図3】合計6箇所の測定部位での測定結果を示すグラフである。 【図4】本実施形態で使用したホルムアルデヒド吸着シートの持続効果を示すグラフである。 【符号の説明】 10 床12 床下地材14 床仕上げ材16 ホルムアルデヒド吸着シート18 床仕上げ材20 床

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈