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Color image forming device

阅读:923发布:2024-01-06

专利汇可以提供Color image forming device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a color image forming device where a good image can be realized. SOLUTION: In this color image forming device, a developing roll 10-n feeding liquid developer 11 containing toner and solvent to a surface of an image carrier 1 where an electrostatic latent image is formed, first space maintaining means 22-n that are provided on both ends of the developing roll 10-n and maintaining distance between the developing roll 10-n and the image carrier 1 to be constant by being run over the image carrier 1, a solvent recovery roll 20-n recovering excessive liquid developer 11 from the surface of the image carrier 1 and second space maintaining means 23-n that are provided on both ends of the solvent recovery roll 20-n maintaining the distance between the solvent recovery roll 20-n and the image carrier 1 to be constant by being run over the photoreceptor 1, are provided and the solvent recovery roll 20-n is provided with a wider width than the developer roll 10-n.,下面是Color image forming device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】回転可能に設けられた像保持体と、 前記像保持体の周囲に前記像保持体の回転方向に沿って配置され、 前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段、 前記像保持体と対向するように及び前記像保持体と所定の間隙を隔てて回転可能に配置された現像ローラと、前記現像ローラの両端部に設けられ前記像保持体の対向面上を走行することにより前記現像ローラと前記像保持体との間の距離を実質的に一定に保つ第1の間隔維持手段とを有し、前記現像ローラを前記像保持体の回転方向に対して逆方向に回転させて前記現像ローラから前記像保持体の前記潜像が形成された表面にトナーと溶媒とを含有する液体現像剤を供給することにより現像剤像を形成する現像手段、及び前記像保持体と対向するように及び前記像保持体と所定の間隙を隔てて回転可能に配置された溶媒回収ローラと、前記溶媒回収ローラの両端部に設けられ前記像保持体の対向面上を走行することにより前記溶媒回収ローラと前記像保持体との間の距離を実質的に一定に保つ第2の間隔維持手段とを有し、前記溶媒回収ローラを前記像保持体の回転方向に対して同方向に回転させることにより前記像保持体の前記現像剤像が形成された表面から前記溶媒を回収する溶媒回収手段をそれぞれ有する複数の現像剤像形成手段と、 前記複数の現像剤像形成手段により形成されたそれぞれの現像剤像を前記像保持体の表面から被転写材上に転写して前記被転写材上にカラー画像を形成する転写手段とを具備し、 前記溶媒回収ローラは前記現像ローラに比べてより広い幅を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  • 【請求項2】 前記溶媒回収ローラの幅は、前記現像ローラと前記第1の間隔維持手段とが形成する幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  • 【請求項3】 前記溶媒回収手段は、前記感光体ドラムの前記第2の間隔維持手段が走行する表面から前記溶媒を回収する補助回収機構をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係り、特に液体現像剤を用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】トナーと溶媒とを含有する液体現像剤を用いた湿式の画像形成装置は、粉末状の現像剤を用いた乾式の画像形成装置では実現不可能な様々な利点を有している。 例えば、湿式の画像形成装置によると、サブミクロンオーダの極めて微細なトナーを使用することができるため、高画質を実現することが可能である。 また、
    少量のトナーで十分な画像濃度が得られるため、経済的であり且つオフセット印刷並みの質感を実現することができる。 さらに、比較的低温でトナーを用紙に定着させることができるため、省エネルギ化を図ることが可能である。

    【0003】湿式の電子写真技術は上述したような様々な利点を有する反面で、幾つかの本質的な問題を有している。 湿式の電子写真技術における問題の1つは、液体現像剤中のキャリア溶媒として、高抵抗率の或いは絶縁性の石油系溶媒を使用することに起因している。 以下、
    このような液体現像剤を使用することにより生ずる問題について、図6及び図7を参照しながら説明する。

    【0004】図6は、従来のカラー画像形成装置を概略的に示す図である。 また、図7(a)は図6に示すカラー画像形成装置の一部を拡大して示す図であり、図7
    (b)は図7(a)に示す構造を側方から描いた図である。

    【0005】図6に示す湿式のカラー画像形成装置において、感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の各色毎に帯電器2-n、レーザ露光部3-n、現像器、及び溶媒回収器が順次配置されている。 なお、簡略化のために、図6において転写部等は省略され、現像器は現像ローラ10-n
    のみを描かれ、溶媒回収器は溶媒回収ローラ20-n及びクリーニングブレード21-nのみを描かれている。 また、nは自然数である。

    【0006】現像ローラ10-nは、図7(a),(b)
    に示すように、その両端部に設けられたころ22-nにより感光ドラム1と極小の間隙を隔てて配置されている。
    また、現像ローラ10-nは、図示しない現像液溜りに収容された液体現像剤中に部分的に浸漬されている。

    【0007】感光ドラム1の表面への液体現像剤の供給は、図7(a)に示すように、現像ローラ10-nを感光ドラム1の回転方向に対して逆の方向に回転させることより行われる。 すなわち、現像ローラ10-nを上述したように回転させることにより、現像液溜り中の液体現像剤11は現像ローラ10-n上に巻き上げられ、感光ドラム1の表面へと供給される。

    【0008】なお、このとき、現像ローラ10-nにはトナー12の帯電極性と同極性のバイアス電圧が印加される。 また、感光ドラム1の表面には帯電器2-n及びレーザ露光部3-nにより静電潜像が形成されている。 したがって、感光ドラム1と現像ローラ10-nとの間に位置する現像液11中に電場が形成され、トナー12は電気泳動により感光ドラム1に向けて移動する。 その結果、感光ドラム1の表面には、静電潜像に対応するパターンで現像剤像が形成される。

    【0009】このようにして現像剤像が形成された感光ドラム1の表面には、上記現像剤像の形成に寄与していないトナー(浮遊トナー)12を含有する溶媒の膜が形成される。 回収ローラ20-n及びブレード21-nを有する溶媒回収器は、この溶媒の膜を感光ドラム1の表面から除去するために設けられている。

    【0010】感光ドラム1の表面からの溶媒膜の除去は、回収ローラ20-nにトナー12の帯電極性とは逆の極性のバイアス電圧を印加しつつ、図7(a)に示すように回収ローラ20-nを感光ドラム1の回転方向と同方向に回転させることより行われる。 すなわち、感光ドラム1の表面の溶媒及びこの溶媒中を浮遊するトナー12
    は、現像ローラ10-nに関して説明したのと逆のメカニズムにより回収ローラ20-n上に巻き上げられ、感光ドラム1の表面から除去される。 なお、回収ローラ20-n
    に巻き上げられた溶媒及びトナー12は、ブレード21
    -nにより掻き落とされ、図示しない回収容器内に回収される。

    【0011】従来、感光ドラム1上の余剰の溶媒は上述した方法等により除去されていた。 しかしながら、従来の方法によると、感光ドラム1上の余剰の溶媒を十分に除去することができなかった。 そのため、例えば、ある色の現像剤像を形成に伴って生じた余剰溶媒の膜が他の色の現像剤像を形成する際に感光ドラム1の表面に残留するため混色を生じていた。 すなわち、従来の方法によると、良好な画質を実現することが困難であった。

    【0012】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、良好な画質を実現することが可能なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、回転可能に設けられた像保持体と、前記像保持体の周囲に前記像保持体の回転方向に沿って配置され、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段、前記像保持体と対向するように及び前記像保持体と所定の間隙を隔てて回転可能に配置された現像ローラと、前記現像ローラの両端部に設けられ前記像保持体の対向面上を走行することにより前記現像ローラと前記像保持体との間の距離を実質的に一定に保つ第1の間隔維持手段とを有し、前記現像ローラを前記像保持体の回転方向に対して逆方向に回転させて前記現像ローラから前記像保持体の前記静電潜像が形成された表面にトナーと溶媒とを含有する液体現像剤を供給することにより現像剤像を形成する現像手段、及び前記像保持体と対向するように及び前記像保持体と所定の間隙を隔てて回転可能に配置された溶媒回収ローラと、前記溶媒回収ローラの両端部に設けられ前記像保持体の対向面上を走行することにより前記溶媒回収ローラと前記像保持体との間の距離を実質的に一定に保つ第2の間隔維持手段とを有し、前記溶媒回収ローラを前記像保持体の回転方向に対して同方向に回転させることにより前記像保持体の前記現像剤像が形成された表面から前記溶媒の余剰分を回収する溶媒回収手段をそれぞれ有する複数の現像剤像形成手段と、前記複数の現像剤像形成手段により形成されたそれぞれの現像剤像を前記像保持体の表面から被転写材上に転写して前記被転写材上にカラー画像を形成する転写手段とを具備し、前記溶媒回収ローラは前記現像ローラに比べてより広い幅を有することを特徴とするカラー画像形成装置を提供する。

    【0014】本発明のカラー画像形成装置において、溶媒回収ローラは現像ローラに比べてより広い幅を有している。 したがって、像保持体の現像剤像が形成される領域に付着した余剰の現像剤だけでなく、その外側に付着した余剰の現像剤までも除去することができる。 すなわち、本発明のカラー画像形成装置によると、混色等が防止されるため、良好な画質を実現することが可能となる。

    【0015】本発明のカラー画像形成装置において、上記溶媒回収ローラの幅は、上記現像ローラと第1の間隔維持手段とが形成する幅よりも広いことが好ましい。 この場合、像保持体の第1の間隔維持手段が走行する軌道上に帯状に付着した現像液の殆ど全てを溶媒回収ローラにより像保持体の表面から除去することができる。 したがって、より良好な画質を実現することが可能となる。

    【0016】また、本発明のカラー画像形成装置において、溶媒回収手段は、上記感光体ドラムの第2の間隔維持手段が走行する表面から上記溶媒の余剰分を回収する補助回収機構をさらに有することが好ましい。 この場合、さらに良好な画質を実現することが可能となる。

    【0017】

    【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照しながらより詳細に説明する。 なお、それぞれの図面において共通する部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。

    【0018】図1は、本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形成装置を概略的に示す図である。 図1において、筐体100内には像保持体である感光ドラム1等が収容されている。 感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1の表面を清掃するクリーナ8、帯電手段である帯電器2-n、現像・回収器4-n、及び転写手段5が配置されている。 なお、現像・回収器4-nは、それぞれ現像手段と溶媒回収手段とを兼ねている。

    【0019】感光ドラム1は、円筒状の導電性基体上に、光照射により帯電状態等に変化を生ずる有機系或いはアモルファスシリコン系の感光体を含有する感光体層が形成された構造を有している。 この感光体層は、コロナ帯電器やスコロトロン帯電器のような帯電器2-nにより所定の極性に帯電され得る。 感光ドラム1は、図示しない駆動機構により矢印に示す方向に回転され、その感光体層をクリーナ8、帯電器2-n、現像・回収器4-n、
    及び転写手段5等に対して相対的に移動させる。

    【0020】感光ドラム1の周囲には、さらに、画像書込み手段として、レーザ露光器を有する光学系ユニット(図示せず)が配置されている。 レーザ露光器から出されるレーザ光は、レーザ露光部3-nを介して、帯電器2-nにより所定の極性に帯電した感光ドラム1の表面に照射される。 それにより、照射部と非照射部との間で表面電位に差が生じ、感光ドラム1の表面に、イエロー、
    マゼンタ、シアン、及びブラックの画像情報に対応した静電潜像が形成される。 なお、潜像形成手段は、この画像書込み手段と上述した帯電手段とで構成されている。

    【0021】現像・回収器4-nは、静電潜像が形成された感光ドラム1の表面にトナーと溶媒とを含有する液体現像剤、すなわち現像液を供給する現像部と、感光ドラム1の表面に供給された現像液の余剰分を回収する溶媒回収部とで構成される。 この現像・回収装置4-nは、トナーの帯電極性を利用して、感光ドラム1の表面に静電潜像に対応するパターンで現像剤像を形成する。 なお、
    これら現像・回収器4-nは潜像形成手段と交互に配置されている。 したがって、図1に示すカラー画像形成装置によると、感光ドラム1上に、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの現像剤像を順次形成することができる。

    【0022】転写手段5は、感光ドラム1と接して配置された転写ローラ6と、転写ローラ6に圧力を印加する加圧ローラ7とで構成されている。 転写ローラ6には図示しない電圧印加手段により所定の電圧を印加することが可能である。 また、通常、転写ローラ6はヒータ(図示せず)を内蔵している。

    【0023】感光ドラム1の表面に形成された現像剤像は、例えば、以下に示すようにして用紙9へと転写される。 まず、用紙9を転写ローラ6と加圧ローラ7との間に挿入する。 転写ローラ6は、図示しないヒータにより、例えば40〜60℃程度の比較的低い温度に加熱しておく。 次に、感光ドラム1、転写ローラ6、及び加圧ローラ7を回転させて、感光ドラム1の表面に形成された現像剤像を転写ローラ6の表面に接触させるとともに、転写ローラ6にトナーと逆の極性の電圧を印加する。 その結果、現像剤像は、転写ローラ6との間の静電引力により、感光ドラム1の表面から転写ローラ6上に転写される。

    【0024】転写ローラ6上に転写された現像剤像は、
    転写ローラ6の回転に伴って移動し、用紙9と接触する。 このとき、加圧ローラ7から転写ローラ6に圧力が加えられているので、現像剤像は転写ローラ6表面から用紙9上に転写される。

    【0025】なお、上述した転写工程においては、感光ドラム1から転写ローラ6への現像剤像の転写に静電力を用い、転写ローラ6から用紙9への現像剤像の転写には圧力を用いた。 しかしながら、用紙9に溶媒を付着させることなく転写することが可能であれば、どのような方法を用いてもよい。 すなわち、双方の転写に、静電力或いは圧力のいずれかを用いることができる。

    【0026】また、液状の現像剤を用いた場合、一般に、加熱することなく用紙9への定着を行うことが可能であるが、転写ローラ6等を加熱して熱による定着を行ってもよい。 このような画像形成プロセスは、例えば、
    米国特許第5,570,173号明細書等において開示されている。

    【0027】図1に示すカラー画像形成装置(電子写真装置)の現像プロセス及び現像液回収プロセスについて、図2を参照しながらより詳細に説明する。

    【0028】図2は、図1に示す画像形成装置の現像部及び回収部を拡大して示す図である。 なお、図1において現像部及び回収部は現像・回収器4-nとして一体的に設けられているが、図2に示すようにそれぞれ別々に設けられてもよい。

    【0029】図2において、現像部15-nは、液体現像剤11を収容する容器14と、この容器14内の液体現像剤11中に部分的に浸漬された現像ローラ10-nとで構成されている。 また、現像ローラ10-nはその少なくとも一部を導電性材料で構成され、感光ドラム1と僅かな間隙を隔てて配置される。

    【0030】現像ローラ10-nの両端部には、第1の間隔維持手段として、ころ22-nが回転可能に設けられている。 ころ22-nは現像ローラ10-nと同軸上に配置され、図示しない圧接機構により感光ドラム1に対して押し付けられている。 また、ころ22-nは、現像ローラ1
    0-nよりも僅かに大きな径を有している。 すなわち、ころ22-nは感光ドラム1上の周縁部を転動し、現像ローラ10-nと感光ドラム1との間の距離を一定に保つ。 なお、ころ22-n及び現像ローラ10-nは、感光ドラム1
    の回転方向と逆方向に回転する。

    【0031】一方、溶媒回収部16-nは、溶媒回収ローラ20-nと、クリーニングブレード21-nと、感光ドラム1の表面から回収した溶媒13を収容する容器(図示せず)と、溶媒回収ローラ20-nを回転させる回転機構(図示せず)とで構成されている。 溶媒回収ローラ20
    -nも現像ローラ10-nと同様に、その少なくとも一部を導電性材料で構成され、感光ドラム1と僅かな間隙を隔てて配置される。

    【0032】現像ローラ10-nと同様に、溶媒回収ローラ20-nの両端部にも、第2の間隔維持手段として、ころ23-nが回転可能に設けられている。 ころ23-nは溶媒回収ローラ20-nと同軸上に配置され、図示しない圧接機構により感光ドラム1に対して押し付けられている。 また、ころ23-nは、溶媒回収ローラ20-nよりも僅かに大きな径を有している。 すなわち、ころ23-nは感光ドラム1上の周縁部を転動し、溶媒回収ローラ20
    -nと感光ドラム1との間の距離を一定に保つ。 なお、ころ23-nは、感光ドラム1の回転方向と逆方向に回転し、溶媒回収ローラ20-nは感光ドラム1の回転方向と同方向に回転する。 すなわち、ころ23-nと溶媒回収ローラ20-nとで回転方向が異なる。

    【0033】上記現像部15-nを用いた現像剤像の形成は、以下に示すようにして行われる。 まず、感光ドラム1の右回転に応じてこの現像ローラ10-nを左回転させる。 それにより、容器14に収容された現像液11は現像ローラ10-nへの表面吸着力により巻き上げられて、
    感光ドラム1と現像ローラ10-nとの間のギャップに供給される。 現像ローラ10-nには図示しない電圧印加装置からトナーの帯電極性と同極性の所定のバイアス電圧が印加される。 したがって、上記ギャップ間の現像液1
    1中に電場が形成され、トナーは電気泳動により感光ドラム1に向けて移動する。 その結果、感光ドラム1の表面には、静電潜像に対応するパターンで現像剤像が形成される。

    【0034】以上のようにして現像剤像が形成された感光ドラム1の表面には、余剰の現像液11が存在する。
    この余剰の現像液11は、以下に示す方法により回収される。 まず、感光ドラム1の右回転に応じて溶媒回収ローラ20-nを右回転させる。 溶媒回収ローラ20-nには、図示しない電圧印加装置からトナーの帯電極性と逆極性の所定のバイアス電圧が印加される。 その結果、感光ドラム1の表面の余剰の現像液11は、表面吸着力と静電引力とにより除去される。 溶媒回収ローラ20-nに付着した現像液11は、ブレード21-nにより掻き落とされ、図示しない容器内に回収される。

    【0035】このような方法により、感光ドラム1上の余剰の溶媒の多くを除去することができるが、それでもなお、上述したように混色を生ずることがある。 本発明者は、この現象について詳細に調べたところ、混色は用紙9の周縁部において多く発生し、その原因が現像ローラ10-nの両端部に設けられたころ22-nにあることを見出した。 これについて、図8を参照しながら説明する。

    【0036】図8(a)は従来のカラー画像形成装置の感光ドラム1をその回転軸に垂直な方向から描いた図であり、図8(b)はその側面図である。 図8(a),
    (b)に示すように、上述した現像プロセスを実施した場合、感光ドラム1ところ22-nとの接触部には、現像液11がメニスカス状に溜まる。 この現像液11は、感光ドラム1の回転に伴い、感光ドラム1のころ22-nが転動する軌道上に帯状の厚い膜を形成する。

    【0037】従来、現像ローラ10-nと溶媒回収ローラ20-nとには、部品点数低減のために同じ構成・形状のローラを用いていた。 すなわち、現像ローラ10-nと溶媒回収ローラ20-nとは、ほぼ等しい幅を有するように設計されていた。 そのため、上述した現像液11の帯状の膜は、溶媒回収ローラ20-nにより除去されることなく、溶媒回収ローラ20-nの両端部に設けられたころ2
    3-nと感光ドラム1との接触部にメニスカスを形成していた。 したがって、上述したのと同様に、感光ドラム1
    のころ23-nが転動する軌道上にも帯状の厚い膜が形成されてしまう。

    【0038】その結果、従来の方法によると、ある色の現像剤像の形成に用いた現像液11が、ころ22-nの近傍で他の色の現像液11と混合される。 そのため、用紙9の周縁部において混色が多く発生するのである。

    【0039】本実施形態に係るカラー画像形成装置によると、このような問題の発生を効果的に防止することができる。 図3を参照しながら説明する。

    【0040】図3は、図1に示すカラー画像形成装置の一部を示す側面図である。 なお、図3において溶媒回収ローラ20-n及びころ23-nは感光ドラム1から離れた位置に描かれているが、上述したように、実際には溶媒回収ローラ20-nはころ23-nが感光体ドラム1と接するように配置される。

    【0041】図3に示すように、溶媒回収ローラ20-n
    の幅L2は、現像ローラ10-nの幅L1に比べて広い。
    L1及びL2をこのように設定した場合、感光ドラム1
    のころ22-nが転動する軌道上に帯状に付着した現像液11の少なくとも一部を溶媒回収ローラ20-nにより感光体ドラム1の表面から除去できる。 したがって、本実施形態に係るカラー画像形成装置によると、混色の発生を抑制することができる。

    【0042】溶媒回収ローラ20-nの幅L2は、現像ローラ10-nところ22-nとの幅L3よりも広いことが好ましい。 この場合、感光ドラム1のころ22-nが転動する軌道上に帯状に付着した現像液11の殆ど全てを溶媒回収ローラ20-nにより感光体ドラム1の表面から除去できる。 したがって、混色の発生をより効果的に防止する。

    【0043】次に、本発明の第2の実施形態について説明する。 以下に説明する第2の態様においては、感光ドラム1のころ23-nが転動する軌道上の現像液11も感光ドラム11の表面から除去される。

    【0044】図4は、本発明の第2の実施形態に係るカラー画像形成装置を概略的に示す図である。 また、図5
    (a)は図4に示すカラー画像形成装置の一部を拡大して示す図であり、図5(b)はその側面図である。

    【0045】図4に示すカラー画像形成装置は、クリーニングブレード25-nが設けられていること以外は図1
    に示すカラー画像形成装置と同様の構造を有している。
    クリーニングブレード25-nは、図4及び図5(a)に示すように、溶媒回収ローラ20-nの下手で感光ドラム1と接するように配置される。

    【0046】クリーニングブレード25-nは、例えば、
    耐油性ウレタンゴムなどで作られており、溶媒に対する長期の耐久性と曲げ弾性を持つ平板である。 この平板の側面エッジ部分は鋭利な直線のを形成しており、このエッジ直線部分を感光体の表面に押し付けることにより、感光体ドラム1の表面上の異物、すなわちトナーや残留溶媒(残留現像液)を掻き落とすことができる。 ブレード25-nのエッジにより掻き落とされた残留現像液はブレード表面をつたって図示しない容器内に回収され、再利用または廃棄される。

    【0047】クリーニングブレード25-nは、図5
    (b)に示すように、感光ドラム1のころ23-nが転動する軌道上に設けられている。 したがって、図4に示すカラー画像形成装置によると、感光ドラム1のころ23
    -nが転動する軌道上に現像液11の帯状の膜が形成されたとしても、クリーニングブレード25-nで除去することが可能である。 すなわち、第2の実施形態に係るカラー画像形成装置によると、第1の実施形態に係るカラー画像形成装置に比べ、混色の発生をさらに効果的に防止できる。

    【0048】上述したように、クリーニングブレード2
    5-nは感光ドラム1と接するように配置される。 そのため、クリーニングブレード25-nが現像剤像と接触した場合、余剰の現像液11だけでなく現像剤像までも感光ドラム1の表面から除去されてしまう。 したがって、クリーニングブレード25-nは、感光ドラム1の現像剤像が形成される領域よりも外側に付着した現像液11のみを除去するように配置される。

    【0049】また、クリーニングブレード25-nは、ある色の現像剤像を形成した際に感光ドラム1のころ23
    -nが転動する軌道上に付着した現像液が、他の色の現像液と混合されるのを防止するために設けられる。 したがって、クリーニングブレード25-nは、溶媒回収ローラ20-nと現像ローラ10-nとの間にそれぞれ配置される。 なお、上述したように、クリーニングブレード25
    -nは、感光ドラム1の現像剤像が形成される領域よりも外側に付着した現像液11のみを除去するように配置される。 したがって、例えば、クリーニングブレード25
    -nと帯電器2-n等とを帯電器1の回転軸方向に並置させることも可能である。

    【0050】以上説明した第1及び第2の実施形態に係るカラー画像形成装置によると、ある色の現像剤像を形成するのに伴って感光ドラム1のころ22-nが転動する軌道上に形成された現像液11の帯状膜を、他の色の現像剤像を形成する前に感光ドラム1の表面から除去することが可能である。 したがって、特に用紙9の周縁部における混色が防止され、良好な画質を実現することが可能となる。

    【0051】また、上述したように、上記第1及び第2
    の実施形態に係るカラー画像形成装置によると、現像ローラ10-nの幅と溶媒回収ローラ20-nの幅との関係を最適化することにより、上記現像液11の帯状膜を除去することが可能である。 すなわち、従来のカラー画像形成装置の構造を大幅に変更することなく用紙9の周縁部における混色を防止し、良好な画質を実現することが可能となる。

    【0052】なお、第1及び第2の実施形態においては、各色の現像剤像を感光ドラム1上で重ね合わせた後に用紙9に転写した。 このような方法によると、高画質画像を高速で出力することが可能である。 しかしながら、各色毎に現像剤像を用紙に転写する方法を採用してもよいことは言うまでもない。

    【0053】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明においては、感光ドラムの現像剤像が形成される領域に付着した余剰の現像剤だけでなく、その外側に付着した余剰の現像剤までも除去することができる。

    【0054】すなわち、本発明によると、良好な画質を実現することが可能なカラー画像形成装置が提供される。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形成装置を概略的に示す図。

    【図2】図1に示す画像形成装置の現像部及び回収部を拡大して示す図。

    【図3】図1に示すカラー画像形成装置の一部を示す側面図。

    【図4】本発明の第2の実施形態に係るカラー画像形成装置を概略的に示す図。

    【図5】(a)は図4に示すカラー画像形成装置の一部を拡大して示す図、(b)はその側面図。

    【図6】従来のカラー画像形成装置を概略的に示す図。

    【図7】(a)は図6に示すカラー画像形成装置の一部を拡大して示す図、(b)はその側面図。

    【図8】(a)は従来のカラー画像形成装置の感光ドラムをその回転軸に垂直な方向から描いた図、(b)はその側面図。

    【符号の説明】

    1…感光ドラム ; 2-n…帯電器 ; 3-n…レーザ露光部 4-n…現像・回収器 ; 5…転写手段 ; 6…転写ローラ 7…加圧ローラ ; 8…クリーナ 9…用紙 ; 1
    0-n…現像ローラ 11…液体現像剤 ; 12…トナー ; 13…溶媒 14…容器 ; 15-n…現像部 ; 16-n…溶媒回収部 20-n…溶媒回収ローラ ; 21-n,25-n…クリーニングブレード 22-n,23-n…ころ ; 100…筐体

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